JPH0461832A - トースタ付き電子レンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は加熱調理器に係り、さらに詳しくは、電子レン
ジとトースタを組み合わせた、トースタ付き電子レンジ
に関するものである。

［従来の技術］ 第５図は電子レンジとオーブントースタを組み合わせた
従来の２ドア電子レンジの斜視図である。

図中（１）は高周波加熱装置（図示せず）により食品を
調理するレンジ調理室、（２）はレンジ調理室（１）を
開閉するレンジ用ド゛ア、（３）はレンジ調理室（１）
、レンジ用ドア（２）等からなる電子レンジ、（４）は
レンジ調理室（１）の上段に設けられたヒーター（図示
せず）により食品を調理するオーブン調理室、（５）は
オーブン調理室（４）を開閉するオーブン用ドア、（６
）はオーブン調理室（４）、オーブン用ドア（５）など
よりなるオーブントースタ、（７）はレンジ調理室（１
）及びオーブン調理室（４）の近傍に垂直方向に設けら
れた操作パネル、（８）は本体ケースである。

この２ドア電子レンジでは、上段のオーブン調理室（４
）で、トースト、パイ、グラタン、クツキー等を調理す
ることができ、また下段のレンジ調理室（１）で、コー
ヒー　スーブ、ごはん等を温めることかできる。さらに
、オーブントースタ（６）と電子レンジ（３）を同時に
使用することは可能で、例えば、トーストとコーヒ、パ
イとホットミルクなどを同時に調理することもできる。

［発明か解決しようとする課題］ ところでトースタを水平型とした上記従来の２ドア電子
レンジでは、オーブン調理室（４）でトースト以外にパ
イ、グラタン、クツキー等まで調理することができるよ
うにしているため、パンをトーストする場合に長時間を
要するだけでなく、パンを水平にして上下面から加熱す
るため、トーストされただパンが乾燥しすぎて味が落ち
るという難点がある。またオーブン調理室（４）からの
熱が操作パネル（７）に伝わりやすいため、操作パネル
（７）のスイッチの性能および寿命を低下させ、さらに
オーブントースタ（６）と電子レンジ（３）を同時に使
用する場合には、電力が分散してそれぞれに充分な電力
が供給できないのも問題である。加えてドアか縦開きで
あるため、ドアを開いた時ドアを水平に保持するための
装置が必要となる。

本発明は、従来の電子レンジの上記課題を解決するため
になされたもので、１台の装置に電子レンジの機能と、
専用のトースタの機能とを備えさせるとともに、過剰な
乾燥を防いでトーストされたパンの味をよくし、熱によ
る操作パネルのスイッチへの影響を減少させ、さらにレ
ンジ調理室とトースタそれぞれに充分な電力を供給する
ことのできるトースタ付き電子レンジを提供しようとす
るものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係るトースタ付き電子レンジは、食品を調理す
るレンジ調理室と、レンジ調理室の近傍に垂直方向に設
けられた操作パネルと、上記レンジ調理室を挾んで操作
パネルと反対側に、上部にパン出し入れ口を有し、下部
にパン屑トレイを備え、垂直に立てたパンの両側より加
熱するように構成したトースタと、レンジ調理室とトー
スタのパン屑トレイを覆う横開きのドアとを備えてなり
、 上記レンジ調理室とトースタに同時に通電しないための
通電切換え手段か設けられている。

なお上記トースタのパン出し入れ口の要部には金属板を
配置し、パン屑トレイはトースタに着脱自在である。

またトースタを電子レンジに着脱自在にすることもでき
る。

またトースタを電子レンジの側面に引出し式に係着する
こともできる。

［作用コ 本発明に係るトースタ付き電子レンジは、レンジ調理室
とともにトースタを備えているので、電子レンジとして
使用できることはもちろん、トースタとしてパンをトー
ストすることも可能である。

トースタは垂直に立てたパンを両側から加熱するように
構成されているので、トーストされたパンは過度に乾燥
しておらず美味となる。

ドアはレンジ調理室およびトースタのパン屑トレイを覆
う横開きとしたので、ドアを閉めたときの見栄えもよく
、パン屑トレイからトースタ内部への冷空気の吹き抜け
が防止されトースタの熱効率か向上する。それにドアを
水平に保持する装置か不要なので、そのぶん横方向の寸
法か少なくてすむ。

またトースタはレンジ調理室をはさんで操作パネルと反
対側に配置されているので、トースタの熱は操作パネル
のスイッチに影響を与えることなく、さらにトー・スタ
はレンジ調理室に対し断熱材として機能するので、レン
ジ調理室の放熱が防止され、その熱効率が向上する。

またトースタのパン出し入れ口の要部には金属板を配置
しているので、トースタのヒータによる部品の焼損など
の恐れはない。

トースタ下部に備えたパン屑トレイによりパン屑を散ら
すこともなくなり、またトレイはトースタに着脱自在で
あるからトレイの掃除も簡単である。

さらに電子レンジとトースタとは同時に使用できないよ
うに構成されているので、電力の分散がなく、電子レン
ジとトースタに充分な電力が供給される。

またトースタは電子レンジに着脱自在に構成した場合は
、トースタを電子レンジの設置箇所を離れて自由に使用
できるのでべんりである。

またトースタを電子レンジ側面に引出し式とした場合は
、電子レンジの上面および側面に余分の突起物がなく、
外観上の見栄えがよくなる。

［実施例コ 第１図は本発明の一実施例を示すトースタ付き電子レン
ジの斜視図である。図中（１ｏ）はバントレイ、（ＩＩ
）は高周波加熱装置（図示せず）により食品を調理する
レンジ調理室、（１２）はドア、（１３）は操作パネル
、（１４）はトースタ、（１５）はパン出し入れ口、（
１Ｂ）は出し入れ日周辺部、（１−６ａ）はその縁、（
１７）はパン出し入れ口を開閉する蓋、（１８）は安全
スイッチ、（１９）はパン屑トレイである。

第１図にみるように、本発明に係るトースタ付き電子レ
ンジは、中央部に高周波加熱装置（図示せず）により食
品を調理するレンジ調理室（１１）を配し、レンジ調理
室（１１）を挾んで操作パネル（１３）と、トースタ（
１４）を配置し、レンジ調理室（１１）とトースタ（１
４）とに対するドア（１２）を備えて構成されている。

ドア（Ｉ２）は横開きで、レンジ調理室（１１）および
トースタ（１４）の前面を覆っており、パン屑トレイ（
１９）は半ば引き出されていても、ドア（１２）を閉じ
ることにより所定位置に押し込まれる。横開きドアは縦
開きドアと異なり、ドアを開いた時ドアを水平に保持す
る金具類が不要なので、コストも少なくて済み、その単
幅方向の寸法も小さくてすむ利点がある。

トースタ（１４）は、上部にパン出し入れ口（１５）を
、下部に着脱自在のパン屑トレイ（１９）を備え、パン
出し入れ口（１５）に続くパン収納室（図示せず）内に
配置されたヒータにより、垂直に置かれたパンを両側か
ら加熱するように構成されている。

第２図はパン出し入れ口（１５）の断面図で、図に示す
ように、パン出し入れ口（１５）は蓋（１７）を備え、
パンをトーストするときは蓋（１７）を開けて行い、ト
ースタを使用しないときは蓋（１７）は閉じておき、ト
ースタのパン収納室（２０）内にごみなどか浸入するの
を防止している。なおパン出し入れ口（１５）の上面に
安全スイッチ（Ｉ８）を配置して蓋（１７）の開閉を検
知し、パンがパン収納室（２ｏ）に装入されていないと
き、すなわち蓋（１７〉が閉じられているときは、ヒー
タ（２１）への通電を遮断し空焼きしないようにしてい
る。

パン出し入れ口（１５）の周辺部（１６）はプラスチッ
クにより形成されている。このため上記部品の形状、色
彩が自由に選択でき、意匠デザイン上の自由度を大きく
することが可能である。またトースタのヒータ（２１）
の熱による上記プラスチック部のダメージを回避するた
め、蓋（１７）の裏面に金属板（１７ａ）を、パン収納
室（２０）には金属板（２２）を装着している。

さらに蓋（１７）を開けてパンをトーストしている時、
パン出し入れ口や蓋裏面の加熱された金属板（１７ａ）
　（２２）に誤って手等が触れ火傷を負うのを防止する
ため、パン出し入れ口の周辺部（１６）の対向する縁（
１６ａ）は周辺より高く形成されている。

電子レンジの本体ケース（８）の上面はすこし窪ませて
パントレイ（１０）を形成し、トーストする前のパンや
、トーストしたパンを置くようにしている。なおレンジ
の上面にパントレイ（１０）を形成する代わりに、本体
ケース（８）の上面に着脱自在の専用のパントレイを準
備してもよい。また蓋（１７）の裏面に第３図に示すよ
うなパン立て（１７ｃ）を形成し、パンをトーストする
時の便に供してもよい。

なお操作パネル（１３）内には、レンジ調理室（１１）
とトースタ（１４）への通電切換えのための手段（図示
せず）を備え、レンジ調理室（１１）とトースタ（１４
）に同時に通電されるのを防止している。

一般にトースタ付き電子レンジにおいては、食品は通常
レンジ調理室（１１）により加熱調理され、パンは専用
のトースタ（１４）によりトーストされる。

パンをトーストする場合、あらかしめ操作パネル（１３
）のボタンをセットしておけば、ドア（１２）を閉じた
ままでもパンをトーストすることができる。

すなわちパンをパン収納室（２０）に装入し、操作パネ
ル（１３）のトーストスタートスイッチをＯＮにすれば
、パンは自動的にトーストされ、焼き上がれば自動的に
出てくる。このときパン収納室（２０）のパン屑はパン
屑トレイ（１９）に落下し収容されるので、トレイ（Ｉ
９）を取り出し掃除すれば、パン屑の処理は簡単にでき
ることとなる。

なおレンジ調理室（１１）とトースター（１４）を同時
に操作した場合は、前記通電切換え手段か機能し、内部
に設けられたタイマによって、一方の調理が終了した後
に他方の調理が始まるように設定されるので、レンジ調
理室（１１）とトースタ（１４）に同時に通電されるこ
とはなく、電力の分散は生じない。

本実施例においては、トースタ（１４）は電子レンジと
一体に組込まれているが、トースタ（１４）を電子レン
ジと別個に製作し、着脱具により電子レンジと着脱させ
るように構成すれば、電子レンジと離れてトースタのみ
使用できるので便利である。

ただしトースタは電子レンジと一体となっても別個に切
り離しても機能し得るように、トースタと電子レンジと
の着脱に当たって、電力及び制御のケーブルの接続を配
慮しておく必要がある。

またトースタを電子レンジの側面などに引出し式に係着
し、トースタを使用する時のみ引き出して使用し、使用
しない時は押し込んで置くように構成することも可能で
ある。第４図はその構成を示すもので、トースタ（１４
）は電子レンジの側部にその下辺（２３）を軸として回
転できるように係着されており、トースタ使用時は一点
鎖線で示すように引き出して、上部のパン出し入れ口（
１５）にパンを装入してトーストし、使用が終わればト
ースタ（１４）を電子レンジの側面に押し込み、側面と
同一平面となるように構成されている。トースタを引出
し式に構成すれば、電子レンジの側面および上面は平面
となり、余分な突起はなくなる。

また上記実施例は、レンジ調理室（１１）を加熱するの
に高周波加熱装置を使用する例を示しているが、レンジ
調理室（１１）の加熱装置は高周波加熱装置に限るもの
でなく、他のヒーターを選択使用するものであってもよ
い。

［発明の効果］ 本発明は、トースタ付き電子レンジ装置を上記のように
構成したので、次に述べるような優れた効果を挙げるこ
ととなった。

（１）パンをトーストする際、垂直においたパンをその
両側から加熱するので、過度の乾燥を防止しパンの味が
よくなる （２）ドアをレンジ調理室及びトースタの前面を覆う横
開きとしたので、ドアを閉めた時の体裁がよく、パン屑
トレイからパン収納室への冷空気の吹き抜けを防止でき
る。またドアを水平に保持する。

装置が不要となり、コストを下げるだけでなく幅寸法を
小さくできる。

（３）トースタをレンジ調理室を挾んで操作バネルと反
対側に配置したので、トースタの熱か操作パネルのスイ
ッチに影響を与えることはなくなる。

それにトースタはレンジ調理室に対し断熱材としての機
能を持つので、レンジ調理室の放熱が防止されその熱効
率か向上する。

（３）トースタのパン出し入れ口は蓋を備え、蓋の開閉
により０Ｎ１０ＦＦする安全スイッチを設けたので、ト
ースタ内への異物の浸入を防ぐとともに、トースタの空
焼きを防止した。

（４）パン出し入れ口の露出部はプラスチックにより形
成するとともに、要部に金属板を配置したので、意匠設
計上の自由度を高め、かつ部品の過熱対策となる。

（５）パン出し入れ口の周辺部の対向する一対の周辺部
を他の部分より若干高く形成したので、パンをトースト
している際、誤って手がパン出し入れ口に触れても火傷
することはない。

（６）トースタ下部に着脱自在のパン屑トレイを設けた
ので、パン屑の処理が容易となる。

（７）電子レンジの上面にパンのトレイを形成し、ある
いは電子レンジの上面に着脱自在のバントレイを備えた
ので、パンをトーストする際便利となった。

（８）パン出し入れ口の蓋の裏面にパン立てを設けたの
で、パンをトーストする際便利となった。

（９）電子レンジとトースタとには同時には通電できな
いように構成したので、電力の分散がなく、電子レンジ
とトースタとに十分な電力を供給できるようになる。

（１０）トースタを電子レンジに着脱自在とすれば、電
子レンジの設置箇所と関係なくどこででもトースタが使
用できるので便利である。

（１１）またトースタを電子レンジ側面に引出し式に係
着した場合は、電子レンジの上面及び側面に余分な突起
部がなく、外観上体裁がよくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すトースタ付き電子レン
ジの斜視図、第２図はパン出し入れ口の断面図、第３図
は蓋裏面のパン立て、第４図は弓出し式トースタを備え
た電子レンジの斜視図、第５図は従来の２ドア電子レン
ジの斜視図である。 図において、（１０）はバントレイ、（１１）はレンジ
調理室、（１２）はドア、（１３）は操作パネル、（１
４）はトースタ、（１５）はパン出し入れ口、（１６）
はその周辺部、（ｌｅａ）はその縁、（１７）は蓋、（
１７ａ）は金属板、（１７ｃ）はパン立て、（１８）は
安全スイッチ、（１９）はパン屑トレイ、（２０）はパ
ン収納室、（２１）はヒータ、（２２）は金属板、（２
３）は引出し式トースタ、（２３ａ）はその下辺、（２
３ｂ）はパン出し入れ口である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示すものである
。 １５パン出し入れ目 １６その周辺部 １６ａ　その繰

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）食品を調理するレンジ調理室と、 該レンジ調理室の近傍に垂直方向に設けられた操作パネ
   ルと、 上記レンジ調理室を挾んで操作パネルと反対側に、上面
   にパン出し入れ口を有し、下部にパン屑トレイを備え、
   垂直に立てたパンの両側より加熱するように構成された
   トースタと、 上記レンジ調理室とトースタのパン屑トレイを覆う横開
   きドアとを備えてなり、 上記レンジ調理室とトースタとに同時に通電しないため
   の通電切換え手段を設けた ことを特徴とするトースタ付き電子レンジ。
2. （２）上記パン出し入れ口は、要部に金属板を装着して
   いる ことを特徴とする請求項１に記載のトースタ付き電子レ
   ンジ。
3. （３）上記パン屑トレイがトースタに着脱自在である ことを特徴とする請求項１に記載のトースタ付き電子レ
   ンジ。
4. （４）上記電子レンジの上面にパンを置くためのパント
   レイが形成されている ことを特徴とする請求項１に記載のトースタ付き電子レ
   ンジ。
5. （５）上記パン出し入れ口の蓋の裏面にパン立てを形成
   した ことを特徴とする請求項１に記載のトースタ付き電子レ
   ンジ。
6. （６）上記パン出し入れ口の周辺部の一部を他の部分よ
   り高く形成した ことを特徴とする請求項１に記載のトースタ付き電子レ
   ンジ。
7. （７）トースタのパン出し入れ口に蓋を備え、該蓋の開
   閉を検知してトースタへの通電を制御するように構成さ
   れている ことを特徴とするトースタ付き電子レンジ。
8. （８）トースタが電子レンジに着脱自在であることを特
   徴とするトースタ付き電子レンジ。
9. （９）トースタが電子レンジの側面に引出し式に係着さ
   れている ことを特徴とするトースタ付き電子レンジ。