JPH0459516B2 - - Google Patents
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- JPH0459516B2 JPH0459516B2 JP2251482A JP25148290A JPH0459516B2 JP H0459516 B2 JPH0459516 B2 JP H0459516B2 JP 2251482 A JP2251482 A JP 2251482A JP 25148290 A JP25148290 A JP 25148290A JP H0459516 B2 JPH0459516 B2 JP H0459516B2
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- pipe
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- cover
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L57/00—Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、ガス管や水道管などのように地中
に埋設される配管系のうち、管継手による管接続
部分、つまり管継手及びこれに接続された被接続
管部分を防食カバーにより水密状に囲繞被覆する
ように配管現場で施工される管継手の防食カバー
の施工方法に関するものである。
に埋設される配管系のうち、管継手による管接続
部分、つまり管継手及びこれに接続された被接続
管部分を防食カバーにより水密状に囲繞被覆する
ように配管現場で施工される管継手の防食カバー
の施工方法に関するものである。
[従来の技術]
一般に、ガス管などの地中埋設配管系にあつて
は、その防食対策として、塩ビ管などの合成樹脂
管や外面に合成樹脂層をライニングした防食処理
管を使用するとともに、管継手による管接続部分
は防食カバーで囲繞被覆する手段が講じられる。
このような防食施工に用いられる従来の防食カバ
ーとしては、例えば、合成樹脂製のカバー本体が
中央部で二つ割りされていて、一方の分割カバー
本体部分の周縁部と他方の分割カバー本体部の周
縁部とを、管継手に接続された被接続管部分が貫
通する個所を除いて、接着剤により互いに衝合接
着させると共に、上記被接続管部分が貫通する個
所における両分割カバー本体部分の周縁部分を、
接着剤により被接続管部分に接着させ且つこの周
縁部分と被接続管部分とに跨つてそれらの外面に
巻付けた接着テープでもつて周縁部分を被接続管
部分に密封し固定させることで、両分割カバー本
体部分により管継手及びこれに接続された被接続
管部分を両側から水密状に囲繞被覆させて、所定
の防食処理が施工されていた。
は、その防食対策として、塩ビ管などの合成樹脂
管や外面に合成樹脂層をライニングした防食処理
管を使用するとともに、管継手による管接続部分
は防食カバーで囲繞被覆する手段が講じられる。
このような防食施工に用いられる従来の防食カバ
ーとしては、例えば、合成樹脂製のカバー本体が
中央部で二つ割りされていて、一方の分割カバー
本体部分の周縁部と他方の分割カバー本体部の周
縁部とを、管継手に接続された被接続管部分が貫
通する個所を除いて、接着剤により互いに衝合接
着させると共に、上記被接続管部分が貫通する個
所における両分割カバー本体部分の周縁部分を、
接着剤により被接続管部分に接着させ且つこの周
縁部分と被接続管部分とに跨つてそれらの外面に
巻付けた接着テープでもつて周縁部分を被接続管
部分に密封し固定させることで、両分割カバー本
体部分により管継手及びこれに接続された被接続
管部分を両側から水密状に囲繞被覆させて、所定
の防食処理が施工されていた。
また、この他にも、管接続部分を覆う殻の内部
空間に液状ゴム等を充填しおいて、この殻を管接
続部分に囲繞被覆させる場合(特開昭57−76396
号公報参照)や、管接続部分を防触カバーの内面
全体にブチルゴムを主体としてポリイソブチレン
低重合体を配合した自着層を0.2〜0.5mmの範囲で
薄く塗布しておいて、この防触カバーを管接続部
分に囲繞被覆させる場合(特開昭59−54892号公
報参照)などが知られている。
空間に液状ゴム等を充填しおいて、この殻を管接
続部分に囲繞被覆させる場合(特開昭57−76396
号公報参照)や、管接続部分を防触カバーの内面
全体にブチルゴムを主体としてポリイソブチレン
低重合体を配合した自着層を0.2〜0.5mmの範囲で
薄く塗布しておいて、この防触カバーを管接続部
分に囲繞被覆させる場合(特開昭59−54892号公
報参照)などが知られている。
[発明が解決しようとする課題]
上記従来の場合、次のような問題があつた。す
なわち、ガス管等が埋設される土壌中には針や
釘、破片等の尖端物が多く含まれている場合が多
く、配管後の覆土作業時において、土壌中に含ま
れている尖端物が防食カバー本体に付きささつて
破孔することがある。特に、従来の防食カバーに
あつては、両分割カバー本体部分の周縁部を除く
部分、つまり接着剤及び接着テープが施されてい
ない部分に尖端物が突きささつて、そこが破孔す
ると、この孔から土壌中の水等がカバー本体内に
侵入し、管継手に対する防食効果が損なわれる問
題がある。しかも、このようなカバー本体の尖端
物による破孔は、覆土作業時には気付かないのが
普通であり、上記問題はガス管等の配管系におけ
る防食対策止極めて深刻である。
なわち、ガス管等が埋設される土壌中には針や
釘、破片等の尖端物が多く含まれている場合が多
く、配管後の覆土作業時において、土壌中に含ま
れている尖端物が防食カバー本体に付きささつて
破孔することがある。特に、従来の防食カバーに
あつては、両分割カバー本体部分の周縁部を除く
部分、つまり接着剤及び接着テープが施されてい
ない部分に尖端物が突きささつて、そこが破孔す
ると、この孔から土壌中の水等がカバー本体内に
侵入し、管継手に対する防食効果が損なわれる問
題がある。しかも、このようなカバー本体の尖端
物による破孔は、覆土作業時には気付かないのが
普通であり、上記問題はガス管等の配管系におけ
る防食対策止極めて深刻である。
この発明は上記実情に鑑みてなされたもので、
覆土作業時にカバー本体に針等の尖端物により破
孔部が生じても、その孔を自動的に確実に封止し
て管継手による管接続部分の防食効果を充分に維
持することができ、しかも、施工性に優れた管継
手の防食カバーの施工方法を提供することを目的
とする。
覆土作業時にカバー本体に針等の尖端物により破
孔部が生じても、その孔を自動的に確実に封止し
て管継手による管接続部分の防食効果を充分に維
持することができ、しかも、施工性に優れた管継
手の防食カバーの施工方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、この発明に係る管
継手の防食カバーの施工方法は、カバー本体の内
面に、その全面に亘つて、粘着性及び粘度の高い
流動性を有する未加硫のブチルゴムなどの粘着層
を、少なくとも1.5mm程度の厚さで形成しておき、
前記カバー本体を前記管接続部分に囲繞被覆させ
るとき、前記の粘着性及び流動性を有する状態で
の粘着層を、管接続部分の外面に押圧する状態で
囲繞被覆させることを特徴とするものである。
継手の防食カバーの施工方法は、カバー本体の内
面に、その全面に亘つて、粘着性及び粘度の高い
流動性を有する未加硫のブチルゴムなどの粘着層
を、少なくとも1.5mm程度の厚さで形成しておき、
前記カバー本体を前記管接続部分に囲繞被覆させ
るとき、前記の粘着性及び流動性を有する状態で
の粘着層を、管接続部分の外面に押圧する状態で
囲繞被覆させることを特徴とするものである。
[作用]
上記構成によれば、配管後の覆土作業時にカバ
ー本体に針等の尖端物が突きささつて破孔した場
合、カバー本体の内面全面に亘つて、流動性及び
粘着性を有する状態で形成さてれいる粘着層部分
が破孔個所に流動し侵入してその孔を封止するか
ら、配管施工後においてカバー本体内への水等の
侵入が確実に防止される。また、カバー本体を管
接続部分に囲繞被覆させるときに粘着層が管接続
部分の外面に押圧されることにともない、その粘
着層が管接続部分の外面状態に合うように流動す
るので、カバー本体の囲繞姿勢のいかんにかかわ
らず、管接続部分の外面に隙間なく接着されて、
カバー本体による密閉が確実なものとなる。
ー本体に針等の尖端物が突きささつて破孔した場
合、カバー本体の内面全面に亘つて、流動性及び
粘着性を有する状態で形成さてれいる粘着層部分
が破孔個所に流動し侵入してその孔を封止するか
ら、配管施工後においてカバー本体内への水等の
侵入が確実に防止される。また、カバー本体を管
接続部分に囲繞被覆させるときに粘着層が管接続
部分の外面に押圧されることにともない、その粘
着層が管接続部分の外面状態に合うように流動す
るので、カバー本体の囲繞姿勢のいかんにかかわ
らず、管接続部分の外面に隙間なく接着されて、
カバー本体による密閉が確実なものとなる。
[実施例]
以下、この発明に係る防食カバーの施工方法を
第1図〜第5図に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。この実施例は、管継手A及びこれにT
字状をなして接続された被接続管部分B…を被覆
するための防食カバーに適用した例を示すもので
ある。
第1図〜第5図に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。この実施例は、管継手A及びこれにT
字状をなして接続された被接続管部分B…を被覆
するための防食カバーに適用した例を示すもので
ある。
すなわち、この実施例の防食カバー1は、管継
手A及びこれに接続された各被接続管部分Bを袋
状をなして囲繞しうる合成樹脂製のカバー本体2
と、このカバー本体2を被接続管部分B…に夫々
緊縛固定させるための合成樹脂製の緊縛バンド3
…とからなる。
手A及びこれに接続された各被接続管部分Bを袋
状をなして囲繞しうる合成樹脂製のカバー本体2
と、このカバー本体2を被接続管部分B…に夫々
緊縛固定させるための合成樹脂製の緊縛バンド3
…とからなる。
カバー本体2は、第1図及び第2図に示す如
く、中央部の折曲げ線2aに沿つて二つ折り自在
に構成されたもので、折り曲げ線2aの両側部分
における両分割カバー本体部分4,4はその折曲
げ線2aを中心として対称形状にされている。各
分割カバー本体部分4の内面の中央部には、管継
手Aの一側部分を没入させうる管継手囲繞凹部4
bが、また周縁部4aには各被接続部分のBの一
側部分を没入させうる管囲繞凹部4c…が夫々形
成されており、また周縁部4aで、各管囲繞凹部
4cの両側近傍部位には各々一対の緊縛バンド挿
通孔4d,4dが穿設されている。なお、両分割
カバー本体部分4,4の周縁部4a,4aの内面
側の適所であつて、折曲げ線2aをはさんで対応
する部位には、相互に係合可能な一対の位置決め
用の凹部4e,4e及び凸部4f,4fが夫々形
成されている。ところで、この実施例では、カバ
ー本体2として、比較的薄肉の低密度ポリエチレ
ンの一枚の板状体を上記したように中央部で折曲
げ、かつ、凹凸加工を施して構成している。
く、中央部の折曲げ線2aに沿つて二つ折り自在
に構成されたもので、折り曲げ線2aの両側部分
における両分割カバー本体部分4,4はその折曲
げ線2aを中心として対称形状にされている。各
分割カバー本体部分4の内面の中央部には、管継
手Aの一側部分を没入させうる管継手囲繞凹部4
bが、また周縁部4aには各被接続部分のBの一
側部分を没入させうる管囲繞凹部4c…が夫々形
成されており、また周縁部4aで、各管囲繞凹部
4cの両側近傍部位には各々一対の緊縛バンド挿
通孔4d,4dが穿設されている。なお、両分割
カバー本体部分4,4の周縁部4a,4aの内面
側の適所であつて、折曲げ線2aをはさんで対応
する部位には、相互に係合可能な一対の位置決め
用の凹部4e,4e及び凸部4f,4fが夫々形
成されている。ところで、この実施例では、カバ
ー本体2として、比較的薄肉の低密度ポリエチレ
ンの一枚の板状体を上記したように中央部で折曲
げ、かつ、凹凸加工を施して構成している。
そして、第2図に示す如く、このカバー本体2
つまり、両分割カバー本体部分4,4の内面に
は、その全面に亘つて、粘着性及び粘度の高い流
動性を有する粘着層5を被覆形成している。この
粘着層5は、カバー本体2の内面の全面に未加硫
のブチルゴムを1.5mm程度の圧さに塗布して形成
されている。なお、第3図に示す如く、粘着層5
の表面には、運搬時における粘着層5の付着等を
防止するために、その全面に亘つて、約0.5mmの
塩化ビニル性の剥離フイルム6を添着している。
つまり、両分割カバー本体部分4,4の内面に
は、その全面に亘つて、粘着性及び粘度の高い流
動性を有する粘着層5を被覆形成している。この
粘着層5は、カバー本体2の内面の全面に未加硫
のブチルゴムを1.5mm程度の圧さに塗布して形成
されている。なお、第3図に示す如く、粘着層5
の表面には、運搬時における粘着層5の付着等を
防止するために、その全面に亘つて、約0.5mmの
塩化ビニル性の剥離フイルム6を添着している。
また各緊縛バンド3は、第1図及び第5図に示
す如く、一端側部分3aの表面に鋸刃状の係合凸
部7aを形成すると共に、他端部に一端側部分3
aを挿通係止させる環状の係止部3bを一体形成
してなるもので、カバー本体2の各緊縛バンド挿
通孔4d…に挿通されている。上記係止部3b内
には、一端側部分3aの挿通経路に面して鋸刃状
の係合凹部7bを形成した係止舌片7cが設けら
れていて、第5図に示す如く、係合凸7aと係合
凹部7bとの係合によつて、緊縛バンド3の一端
側部分3aの係止部3bからの引出しは自由に許
容するも、抜脱つまり引出し量の減少は阻止する
ようになつている。つまり、各緊縛バンド3は、
その一端側部分3aを係止部3bに挿通させた上
で係止部3bから引出すだけで、カバー本体2を
緊縛させ得ると共にその緊縛状態を解除不能に維
持させ得るようになされている。
す如く、一端側部分3aの表面に鋸刃状の係合凸
部7aを形成すると共に、他端部に一端側部分3
aを挿通係止させる環状の係止部3bを一体形成
してなるもので、カバー本体2の各緊縛バンド挿
通孔4d…に挿通されている。上記係止部3b内
には、一端側部分3aの挿通経路に面して鋸刃状
の係合凹部7bを形成した係止舌片7cが設けら
れていて、第5図に示す如く、係合凸7aと係合
凹部7bとの係合によつて、緊縛バンド3の一端
側部分3aの係止部3bからの引出しは自由に許
容するも、抜脱つまり引出し量の減少は阻止する
ようになつている。つまり、各緊縛バンド3は、
その一端側部分3aを係止部3bに挿通させた上
で係止部3bから引出すだけで、カバー本体2を
緊縛させ得ると共にその緊縛状態を解除不能に維
持させ得るようになされている。
次に、以上のように構成された防食カバー1
を、管継手A及びこれに接続された各被接続管部
分Bに水密状に囲繞被覆させるための施工要領に
ついて説明する。
を、管継手A及びこれに接続された各被接続管部
分Bに水密状に囲繞被覆させるための施工要領に
ついて説明する。
すなわち、粘着層5から剥離フイルム6を剥離
させた上、カバー本体2を折曲げ線2に沿つて折
曲げて、両分割カバー本体部分4,4の周縁部4
a,4aを衝合させ、両管継手囲繞凹部4b,4
bでもつて形成される空間内及び各両管囲繞凹部
4c,4cでもつて形成される各空間内に夫々管
継手A及び各被接続管部分Bを位置させる。この
とき、カバー本体2の内面に塗布された粘着層5
が被接続管部分Bの外面状態に合うように流動
し、これによつて、両分割カバー本体部分4,4
の周縁部4a,4aとそれらに対応する被接続管
部分Bの外面との間に接着層5が隙間なく入り込
んで、周縁部4a,4aどうしが相互に衝合接着
されると共に、各管囲繞凹部4c,4cが各被接
続管部分Bの外面にこれを抱持する如き状態で接
着されることになる。なお、両分割カバー本体部
分4,4,の適正に衝合は、各凹部4eと凸部4
fとの係合によつて確実且つ容易に行なわれる。
させた上、カバー本体2を折曲げ線2に沿つて折
曲げて、両分割カバー本体部分4,4の周縁部4
a,4aを衝合させ、両管継手囲繞凹部4b,4
bでもつて形成される空間内及び各両管囲繞凹部
4c,4cでもつて形成される各空間内に夫々管
継手A及び各被接続管部分Bを位置させる。この
とき、カバー本体2の内面に塗布された粘着層5
が被接続管部分Bの外面状態に合うように流動
し、これによつて、両分割カバー本体部分4,4
の周縁部4a,4aとそれらに対応する被接続管
部分Bの外面との間に接着層5が隙間なく入り込
んで、周縁部4a,4aどうしが相互に衝合接着
されると共に、各管囲繞凹部4c,4cが各被接
続管部分Bの外面にこれを抱持する如き状態で接
着されることになる。なお、両分割カバー本体部
分4,4,の適正に衝合は、各凹部4eと凸部4
fとの係合によつて確実且つ容易に行なわれる。
しかる後、各緊縛バンド3の一端側部分3aを
係止部3bに挿通させると共に所定量引出して、
各緊縛バンド3を環状に緊張させることによつ
て、各管端側部分aを囲繞しているカバー本体2
の各部を該各管端側部分aに緊縛固定させる(第
4図参照)。なお、各緊縛バンド3の一端側部分
3aの余剰部分には緊縛後に切除するようにして
もよい。
係止部3bに挿通させると共に所定量引出して、
各緊縛バンド3を環状に緊張させることによつ
て、各管端側部分aを囲繞しているカバー本体2
の各部を該各管端側部分aに緊縛固定させる(第
4図参照)。なお、各緊縛バンド3の一端側部分
3aの余剰部分には緊縛後に切除するようにして
もよい。
このようにして、両分割カバー本体部分4,4
でもつて管継手A及びこれに接続された各被接続
管部分Bを両側から囲繞被覆させておくと、両カ
バー本体部分4,4,の周縁部4a,4aのうち
管囲繞凹部4c…が形成されている部分を除く部
分が、粘着層5,5同志の接着により強力に衝合
接着され、且つ上記周縁部4a,4aのち管囲繞
凹部4c…が形成されている部分が、粘着層5に
よる接着及び緊縛バンド3…による緊縛により被
接続管部分B…の外面に強力に密封固着されるこ
とから、管継手Aによる管接続部分を確実且つ良
好に防水ないし防食させることができる。しか
も、配管および防食カバー1の施工後の覆土作業
時にカバー本体2に土壌中の針等尖端部が突きさ
さつて破孔した場合は、粘着性及び流動性を有す
る未加硫のブチルゴムからなる粘着層5が速やか
に流動して、その孔に侵入し封止することにな
り、土壌中の水等がカバー本体2内に侵入して防
水ないし防食効果を損なうような事態が防止され
る。
でもつて管継手A及びこれに接続された各被接続
管部分Bを両側から囲繞被覆させておくと、両カ
バー本体部分4,4,の周縁部4a,4aのうち
管囲繞凹部4c…が形成されている部分を除く部
分が、粘着層5,5同志の接着により強力に衝合
接着され、且つ上記周縁部4a,4aのち管囲繞
凹部4c…が形成されている部分が、粘着層5に
よる接着及び緊縛バンド3…による緊縛により被
接続管部分B…の外面に強力に密封固着されるこ
とから、管継手Aによる管接続部分を確実且つ良
好に防水ないし防食させることができる。しか
も、配管および防食カバー1の施工後の覆土作業
時にカバー本体2に土壌中の針等尖端部が突きさ
さつて破孔した場合は、粘着性及び流動性を有す
る未加硫のブチルゴムからなる粘着層5が速やか
に流動して、その孔に侵入し封止することにな
り、土壌中の水等がカバー本体2内に侵入して防
水ないし防食効果を損なうような事態が防止され
る。
なお、防食カバーの構成は上記実施例に限定さ
れるものではなく、被覆しようとする管継手の形
状等に応じて適宜に設計変更しておくことができ
る。例えば、カバー本体2を三つ以上の分割カバ
ー本体部分に折り曲げできるようにしてもよく、
また複数のカバー本体部分に分離されたものでも
よい。
れるものではなく、被覆しようとする管継手の形
状等に応じて適宜に設計変更しておくことができ
る。例えば、カバー本体2を三つ以上の分割カバ
ー本体部分に折り曲げできるようにしてもよく、
また複数のカバー本体部分に分離されたものでも
よい。
また、緊縛バンド3としては、前記実施例の如
き構成のものではなく、単に紐状若しくは帯状部
材を環状に結んで緊縛させるようなものでもよ
い。しかし、前記実施例の如き構成のものとして
おくと、緊縛作業を極めて容易且つ迅速に行い得
る利点がある。緊縛部材の材質も合成樹脂に限ら
ず金属であつてもよい。
き構成のものではなく、単に紐状若しくは帯状部
材を環状に結んで緊縛させるようなものでもよ
い。しかし、前記実施例の如き構成のものとして
おくと、緊縛作業を極めて容易且つ迅速に行い得
る利点がある。緊縛部材の材質も合成樹脂に限ら
ず金属であつてもよい。
さらに、カバー本体2の構成材としては低密度
ポリエチレンのほか種々の合成樹脂を選択してお
くことができるが、前記実施例の如く低密度ポリ
エチレン製板を用いて成形する場合は、成形を容
易に行うことができ、製作面での経済上有利であ
る。
ポリエチレンのほか種々の合成樹脂を選択してお
くことができるが、前記実施例の如く低密度ポリ
エチレン製板を用いて成形する場合は、成形を容
易に行うことができ、製作面での経済上有利であ
る。
[発明の効果]
以上のように、この発明によれば、少なくとも
1.5mm程度の厚さに形成した粘着性及び流動性を
有する状態の未加硫ブチルゴムなどからなる粘着
層を、その内面の全面に亘つて形成したカバー本
体を管接続部分に囲繞被覆させるので、配管後の
覆土作業時にカバー本体に針や釘等の尖端部物が
突きささつて破孔したような場合、その孔を粘着
層の流動により確実かつ速やかに封止できるた
め、孔からカバー本体内水等が侵入することを防
止して、所期の防食効果を確実且つ良好に保持さ
せることができる。
1.5mm程度の厚さに形成した粘着性及び流動性を
有する状態の未加硫ブチルゴムなどからなる粘着
層を、その内面の全面に亘つて形成したカバー本
体を管接続部分に囲繞被覆させるので、配管後の
覆土作業時にカバー本体に針や釘等の尖端部物が
突きささつて破孔したような場合、その孔を粘着
層の流動により確実かつ速やかに封止できるた
め、孔からカバー本体内水等が侵入することを防
止して、所期の防食効果を確実且つ良好に保持さ
せることができる。
また、カバー本体の囲繞被覆時において、流動
性及び粘着性のある粘着層を管接続部分の外面に
押圧する状態で囲繞被覆させることにより、防食
カバー本体が1枚の合成樹脂製板状体の折曲げ加
工により構成されたものであつても、その折曲げ
の進行にともない、粘着層が管接続部分の外面状
態に合うように流動することになり、カバー本体
と管接続部分との隙間が全周において一様に変化
しない状態での被覆施工であつても、被覆後は管
接続部分の外面に隙間なく、カバー本体を接着さ
せることができる。したがつて、防食カバーの被
覆施工に特別な技術および熟練等を要さず、容易
にかつ能率良く施工することができるものであり
ながら、管継手部の防食効果を著しく高めること
ができる。
性及び粘着性のある粘着層を管接続部分の外面に
押圧する状態で囲繞被覆させることにより、防食
カバー本体が1枚の合成樹脂製板状体の折曲げ加
工により構成されたものであつても、その折曲げ
の進行にともない、粘着層が管接続部分の外面状
態に合うように流動することになり、カバー本体
と管接続部分との隙間が全周において一様に変化
しない状態での被覆施工であつても、被覆後は管
接続部分の外面に隙間なく、カバー本体を接着さ
せることができる。したがつて、防食カバーの被
覆施工に特別な技術および熟練等を要さず、容易
にかつ能率良く施工することができるものであり
ながら、管継手部の防食効果を著しく高めること
ができる。
第1図〜第5図はこの発明に係る管継手の防食
カバーの施工方法の一実施例を示すもので、第1
図は防食カバーを展開した状態を示す平面図、第
2図は第1図の−線断面図、第3図は第2図
の部分の拡大詳細図、第4図は防食カバーでも
つて管継手による管接続部分を被覆させた状態を
示す外観斜視図、第5図は緊縛バンドの緊縛作用
状態を示す縦断面図である。 A……管継手A(管継手による管接続部分)、B
……被接続管部分(管継手による管接続部分)、
1……防食カバー、2……カバー本体、2a……
折曲げ線、3……緊縛バンド、4……分割カバー
本体部分、4a……周縁部、4b……管継手囲繞
凹部、4c……管囲繞凹部、5……粘着層、6…
…剥離フイルム。
カバーの施工方法の一実施例を示すもので、第1
図は防食カバーを展開した状態を示す平面図、第
2図は第1図の−線断面図、第3図は第2図
の部分の拡大詳細図、第4図は防食カバーでも
つて管継手による管接続部分を被覆させた状態を
示す外観斜視図、第5図は緊縛バンドの緊縛作用
状態を示す縦断面図である。 A……管継手A(管継手による管接続部分)、B
……被接続管部分(管継手による管接続部分)、
1……防食カバー、2……カバー本体、2a……
折曲げ線、3……緊縛バンド、4……分割カバー
本体部分、4a……周縁部、4b……管継手囲繞
凹部、4c……管囲繞凹部、5……粘着層、6…
…剥離フイルム。
Claims (1)
- 1 管継手による管接続部分を水密状に囲繞被覆
する管継手の防食カバーの施工方法において、カ
バー本体の内面に、その全面に亘つて、粘着性及
び粘度の高い流動性を有する未加硫のブチルゴム
などの粘着層を、少なくとも1.5mm程度の厚さで
形成しておき、前記カバー本体を前記管接続部分
に囲繞被覆させるとき、前記の粘着性及び流動性
を有する状態での粘着層を、管接続部分の外面に
押圧する状態で囲繞被覆させることを特徴とする
管継手の防食カバーの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25148290A JPH03144194A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 管継手の防食カバーの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25148290A JPH03144194A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 管継手の防食カバーの施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03144194A JPH03144194A (ja) | 1991-06-19 |
JPH0459516B2 true JPH0459516B2 (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=17223464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25148290A Granted JPH03144194A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 管継手の防食カバーの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03144194A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BRPI0621402A2 (pt) * | 2006-02-27 | 2011-12-06 | Bell Helicopter Textron Inc | conduto de fluido com manga de proteção auto-regenerativa |
GB2486143B (en) * | 2009-09-28 | 2015-07-08 | Nils Mittet Skarbovig | A pipe coupling cover |
CN102809007A (zh) * | 2012-08-21 | 2012-12-05 | 江苏科技大学 | 一种管路与设备抗冲击连接装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776396A (en) * | 1980-10-28 | 1982-05-13 | Idemitsu Kosan Co | Sealing method of pipings joining part |
JPS5954892A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-29 | 日東電工株式会社 | 防蝕カバ−の製造方法 |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP25148290A patent/JPH03144194A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776396A (en) * | 1980-10-28 | 1982-05-13 | Idemitsu Kosan Co | Sealing method of pipings joining part |
JPS5954892A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-29 | 日東電工株式会社 | 防蝕カバ−の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03144194A (ja) | 1991-06-19 |
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