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JPH0456849A - 立体写真カラー画像形成法 - Google Patents

立体写真カラー画像形成法

Info

Publication number
JPH0456849A
JPH0456849A JP16589790A JP16589790A JPH0456849A JP H0456849 A JPH0456849 A JP H0456849A JP 16589790 A JP16589790 A JP 16589790A JP 16589790 A JP16589790 A JP 16589790A JP H0456849 A JPH0456849 A JP H0456849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
color image
image forming
lenticular sheet
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16589790A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Shiba
柴 恵輔
Mitsuru Ito
充 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP16589790A priority Critical patent/JPH0456849A/ja
Publication of JPH0456849A publication Critical patent/JPH0456849A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レンチキュラー法による立体視できる、高画
質のカラー画像(スライドおよびプリント)を簡易にう
る方法に関する。
(従来技術) 立体視できる画像の作り方については、ユークリッド(
Euclid)が「両眼の視差により、遠近感が生れる
」ことを指摘して以来とくに17世世紀上り工夫されて
きた。例えば写真技術便覧 第20章(863〜881
頁)(コロナ社1987年1月発刊)などに記載されて
いる。
レンチキュラー・シートをもつ写真プリントの作り方、
とくにレンチキュラー・シートの作り方、レンチキュラ
ー・シートを写真プリントにはり合わせる方法などにつ
いては、いくつかの記載がある9例えば、米国特許第1
918705号、同2726154号、同375125
8号、同3960563号、同4037950号、同4
806407号、特開昭49−29640号、同62−
6245号、及び特公昭58−48890号などに記載
されている。
レンチキュラー法による撮影、焼付けまたは映写表示す
る方法についても多くの工夫がある。例えば、米国特許
第3852787号、同3895867号、同3953
869号、同4059354号、同4132468号、
同4650282号、同4766684号、同4852
972号及び特公昭53−33847号などに記載され
ている。
多色刷り印刷の工程において、カラー・オリジナルの色
分解フィルム、製版ならびに印刷の各工程で位置合せの
ために材料の「くわえ側Jにレジスタービンで位置を固
定するいわゆる「レジスタービンシステム」を用いる。
(平版印刷技術の79〜81頁平版印刷技術編纂委員会
昭和53年発刊に詳しい)、また位置合せマークを用い
ることが、知られている。
(本発明が、解決しようとするRWI)立体写真を撮影
するには、いわゆる特殊ステレオカメラを用いることが
しいられ、また高価である。にもかかわらず、該カメラ
で得たネガ像から得られる立体写真も、カラー画像のシ
ャープネス(鮮鋭感)が劣り、また色ズレ様の色ムラが
ある不自然なものであった。また、立体写真カラー感光
材料は、少くとも2ケの撮影レンズの視差をもって一つ
の主要被写体を撮影して得た少くとも2ケのフィルムオ
リジナルを、レンチクルを通して1ケの画像として焼付
けられる。従って、上記の如き不自然さを解決するには
、一つ一つのレンチクルを通して得た焼付は画像が、該
カラー感光材料の感光層の上に許容ボケ以下のシャープ
さで結像することが望まれる。
ところで、レンチキュラー・シートは、少くとも0.3
−以上の厚さを有し、かつその表面にレンチクルをもつ
ので、レンチキュラー・シートの裏面に所定の膜厚で均
一にカラー画像形成層を多層塗布することは、極めて難
しく格別の工夫が必要である。従来、可撓性の支持体に
カラー画像形成層を多層塗布し、その感光性フィルムを
レンチキュラー・シートに貼り合せる方法が実用されて
いる。しかしこの方法も、レンチクルとカラー画像形成
層との距離を一定に、安価に貼り合せることは難しい。
他の態様として、レンチキュラーシートとカラー画像形
成層をもつ感光材料を密に接合した状態で、レンチクル
を通して像露光した後、当該カラー写真感光材料をカラ
ー現像処理して得られたカラー画像を、試行錯誤的にレ
ンチクルと重ね合せて位置を定める方法が考えられる。
しかしこの位置合せに多(の人手と時間を要する。位置
合せの方法として多色刷り印刷におけるレジスタービン
・システム即ち、平台や版胴上に、一方の「くわえ側」
を、ビンで固定する方法を応用しても、第1にレンチキ
ュラー・シートとカラーN像形成層を位置合せを行って
像露光した後、剥離してのち現像処理によって得られた
カラー画像をレンチキュラー・シートと再度位置合せを
行うこと、第2に現像処理工程で、カラー画像形成層を
担持した支持体が、レンチキュラー・シートに比し、著
しく大きく伸縮すること、第3にはレンチクルの曲率半
径に依存して位置合せの精確度が、多色刷り印刷におけ
るよりも著しく高く要求されること、第4に、カラー画
像形成層は、少くとも3層からなる多層カラー画像形成
層からなること、第5に、同し画面の中に、2ケまたは
それ以上のカラー画像が圧縮して焼き込まれることなど
の理由で、充分なる位置合せ精度かえられ難いという問
題があった。
本発明の目的は、レンチキュラーシートと、カラー画像
形成層を支持体上にもつ感光材料とを用いて簡易に、安
価に高画質の立体写真カラー画像(スライドまたはプリ
ント)を得る作成法を提供することである。
(課題を解決するための手段) 発明者らは、レジスターピンの合せ位置と合せ方法を工
夫することにより、レンチキュラー・シート並びにカラ
ー画像形成層を支持体上にもつ感光材料を用いて課題を
解決できること、また所定の支持体を併せ用いることに
より、いっそう高画質で立体感に優れた画像が得られる
ことが判った。
即ち、本発明は以下に述べるような立体写真カラー画像
形成法である。
(1)透明基質の表面にレンチクル(1enticul
e)の繰り返し構造をもつレンチキュラーシートの裏面
にカラー画像を形成する立体写真カラー画像形成法にお
いて、レジスタ・ピンまたはレジスタ・マークを、支持
体上にカラー画像形成層を有するハロゲン化銀カラー感
光材料の像露光面の上下の縁部の少なくとも一つで、且
つ両眼の配列の方向と同し左右(横)方向の辺の長さの
1/4〜3/4の距離に設けることからなるレジスター
機構によって、当該レンチキュラーシートとカラー画像
形成層(ハロゲン化銀カラー感光材料)とを係合し位置
合せをすることを特徴とする立体写真カラー画像形成法
(2)ハロゲン化銀カラー感光材料にレンチキュラーシ
ートを通して像露光するときに、レンチキュラーシート
の裏面とカラー画像形成層(ハロゲン化銀カラー感光材
料)とを、前記のレジスター機構を用いて位置合せし、
像露光後、剥離してカラー現像処理によりカラー画像形
成層にカラー画像を形成した後、再度、当該レンチキュ
ラーシートの裏面とカラー画像形成層とを前記と実質的
に同一のレジスター機構を用いて位置合せをし、両者を
終局的に固定することを特徴とする請求項(1)に記載
の立体写真カラー画像形成法。
(3)レンチキュラーシートの厚みが0.3〜2mmで
あり、且つカラー画像形成層を担持する支持体が下記の
A又はBの特徴をもつ反射支持体である、請求項(1)
または(2)記載の立体写真カラー画像形成法。
A:表面処理酸化チタン白色顔料を12重量%以上含有
する反射層をもつ支持体。
B:表面全反射率が0.7以上である鏡面反射性または
第2種拡散反射性表面をもつ支持体。
次に本発明について説明する。
本発明において立体写真とは、立体視できる機構をもつ
写真をいう。
レンチキュラー・シートとは、その表面にレンチクルを
配列したシートである。レンチクルとは、小さい凸型レ
ンズを、かまぼこ状にまたハエの目状に密に且つ規則的
に配列したシートである。
レンチクルの厚さ、その表面の曲率半径は、用いる材料
の屈折率に依存する。レンチクルの周期または、くりか
えし長さは、レンチクルの画角と屈折率に依存する。レ
ンチクルのくりかえし長(ピッチ)は、500μm以下
、好ましくは300μmないし50μmで、レンチクル
の厚さまたは、その曲率半径は、400ないし700n
m波長光による露光像が実質的に本発明のハロゲン化銀
感光層に合焦するように決定される。レンチキュラーシ
ートの厚みは、通常llll11以下であるが、300
μmないし100μmが好ましい、レンチクルまたはレ
ンチキュラーシートは、可視光による屈折率(例えばη
d)が1.40より高いのが好ましく、特に1.40な
いし1.70の樹脂から構成されるのが好ましい。材質
が異なる2種またはそれ以上のフィルムの接合された形
態をとることもできる。
レンチクルまたはレンチキュラーシートは、熱可塑性樹
脂を用いて、成形またはカレンダー加工により作るのが
よい、その他、液状モノマーを型に注入して重合反応を
起させて樹脂化して作ることもできる。本発明に用いら
れる樹脂は、ポリオレフイン類(とくにポリエチレンや
ポリプロピレンが好ましい)、ポリスチレン類(例えば
ポリスチレンやアクリロニトリル・ブタジェン・スチレ
ン・樹脂)、ポリ−p−キシリレン類、ポリアクリレー
ト類、ポリメタ・アクリレート類、ポリ塩化ビニール類
、ポリ塩化ビニリデン類、ポリアクリロニトリル類、ポ
リビニールエーテル類、ポリエーテル類、ポリカーボネ
ート類、ポリエステル類、ポリアミド類、ポリウレタン
類、などで「類」とはホモポリマーやコポリマーを含む
さらに具体的には、例えば米国特許第3.■48.05
9号、同2,763,551号、同3゜294.532
号、同3,275.494号、同3.484,403号
、同3,419.408号、英国特許第1133224
号、特公昭46−41116号、同47−14952号
、特開昭62−6245号などに記載されている方法が
用いられる。
本発明においては別途に、製造されたレンチキュラー・
シートを、レンチキュラーシートを通して像露光し、カ
ラー現像処理して得た画像形成層(現像済ハロゲン化銀
感光層をいう)の最上部に、接着層を設けて接合させる
ことが好しい。
レンチキュラーシートの接合方法としては、例えば、特
開昭62−6245号、同49−29640号及び特公
昭58−48890号などに記載の方法も用いられる。
本発明のレンチキュラーシートの接合は、ホットメルト
形接着剤や重縮合形、無溶剤形接着剤の使用が好ましい
。接着層には、フェノール樹脂類、エポキシ樹脂類、酢
酸ポリビニール類、ポリウレタン類、ポリアクリレート
乳剤類、などが用いられる。
レンチクル形成素材の屈折率は、厚さ、レンチクルの曲
率に影響するが、比較的高く(例えば1゜50以上で)
かつ、安定なものが好ましい0例えば、塩化ビニリデン
樹脂(屈折率1.60〜1゜63)、硬質塩化ビニル樹
脂(屈折率1.52〜1.55)、高密度ポリエチレン
(屈折率1.54)、アクリル樹脂やメタアクリル樹脂
(屈折率1.50〜l、58)なとである。
本発明に用いるカラー画像形成層とは、通常に、カラー
写真感光材料に用いるハロゲン化銀感光層とくに、カラ
ー・カプラーを含有するハロゲン化銀感光層である。と
くに特願平2−64437号明細書、同2−76972
号、同2−94121号明細書に記載のカラー・カプラ
ーを含有するハロゲン化銀感光層である。また特開昭6
2−253159号や特開平1−13546号明細書に
記載された色素放出拡散型色材を含有するハロゲン化銀
感光層でもよい。この場合はレンチキュラー・シートの
裏面に透明な色素受像層を設けておくのがよい、前記の
各カラー画像形成層群は、通常用いる透明、半透明また
は反射支持体の上に、下塗り層を介して多層塗布されて
いる。とくに反射支持体には、酸化チタン白色顔料が1
2重量%以上、好ましくは15ないし60重%を含有す
る表層または反射層をもつ支持体、また表面全反射率が
0.7以上の鏡面反射性または第2種拡散反射性の支持
体は、顕著に画像のシャープネスに優れ、色像の彩度、
とくに赤色ないし黄色系の明度を高めて、本発明の構成
において顕著に、画像の立体感やシャープネスを改良す
るので本発明に有用である。
本発明に用いうる透明支持体としては通常、写真感光材
料に用いられているセルロースナイトレートフィルムや
ポリエチレンテレフタレートなどの透明フィルムが使用
できる。
本発明に使用しうる「反射支持体」とは、反射性を高め
てハロゲン化銀乳剤層に形成された色素画像を鮮明にす
るものをいい、このような反射支持体には、支持体上に
酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム等の光反射物質を分散含有する疎水性樹脂を被覆した
ものや光反射性物質を分散含有する疎水性樹脂を支持体
として用いたものが含まれる0例えば、バライタ紙、ポ
リエチレン被覆紙、ポリプロピレン系合成紙、反射層を
併設した、或は反射性物質を併用する透明支持体、例え
ばガラス板、ポリエチレンテレフタレート、三酢酸セル
ロースあるいは硝酸セルロースなどのポリエステルフィ
ルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム
、ポリスチレンフィルム、塩化ビニル樹脂等がある。
本発明に好ましく用いうる反射型支持体として、鏡面反
射性または第2種拡散反射性の金属表面をもつ支持体を
用いることができる。金属表面は可視波長域における分
光反射率が0. 5以上、更には0. 7以上のものが
よく、また金属表面を粗面化または金属粉体を用いて拡
散反射性にするのがよい。該金属としてはアルミニウム
、錫、銀、マグネシウムまたはその合金などを用い、表
面は圧延、蒸着、或いはメツキなどで得た金属板、金属
箔、または金属薄層の表面であってよい。なかでも、他
の基質に金属を蒸着して得るのがよい。金属表面の上に
は、耐水性樹脂とくに熱可塑性樹脂層を設けるのが好ま
しい。本発明の支持体の金属表面をもつ側の反対側には
帯電防止層を設けるのがよい。このような支持体の詳細
については、例えば、特開昭61−210346号、同
63−24247号、同63−24251号や同63−
24255号などに記載されている。
これらの支持体は使用目的によって適宜選択できる。
光反射性物質としては、界面活性剤の存在下に白色顔料
を高密度に、且つ均一に混練するために顔料粒子の表面
を2〜4価のアルコールで処理したものを用いるのが好
ましい。
白色顔料微粒子の規定された単位面積当りの占有面積比
率(%)は、最も代表的には観察された面積を、相接す
る6μm X 6μmの単位面積に区分し、その単位面
積に投影される微粒子の占有面積比率(%)(R4)を
測定して求めることが出来る。占有面積比率(%)の変
動係数は、R8の平均値(R)に対するR8の標準偏差
Sの比S/Rによって求めることが出来る。対象とする
単位面積の個数(n)は6以上が好ましい、従って変動
係数s / Rは によって求めることが出来る。
本発明において、顔料の微粒子の占有面積比率(%)の
変動係数は0.15以下とくに0.12以下が好ましい
。0.08以下の場合は、実質上粒子の分散性は「均一
である」ということができる。
/ / 本発明に用いられるハロゲン化銀としては、塩化銀、臭
化銀、(沃)塩臭化銀、沃臭化銀などを用いることがで
きるが、特に迅速処理の目的には沃化銀を実質的に含ま
ない塩化銀含有率が90モル%以上、更には95%以上
、特に98%以上の塩臭化銀または塩化銀乳剤の使用が
好ましい。
本発明に係わる感光材料には、画像のシャープネス等を
向上させる目的で親水性コロイド層に、欧州特許IEP
O0337,49OA2号の第27〜76頁に記載の、
処理により脱色可能な染料(なかでもオキソノール系染
料)を該怒材の680nmに於ける光学反射濃度が0.
70以上になるように添加したり、支持体の耐水性樹脂
層中に2〜4価のアルコール類(例えばトリメチロール
エタン)等で表面処理された酸化チタンを12ffi量
%以上(より好ましくは14重量%以上)含有させるの
が好ましい。
また、本発明に係わる感光材料には、カプラーと共に欧
州特許EP0 、277 、589A2号に記載のよう
な色像保存性改良化合物を使用するのが好ましい。
特にピラゾロアゾールカプラーとの併用が好ましい。
ff1lち、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系
現像主薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的
に無色の化合物を生成する化合物(F)および/または
発色現像処理後に残存する芳香族アミン系発色現像主薬
の酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的
に無色の化合物を生成する化合物(C)を同時または単
独に用いることが、例えば処理後の保存における膜中残
存発色現像主薬ないしその酸化体とカプラーの反応によ
る発色色素生成によるスティン発生その他の副作用を防
止する上で好ましい。
また、本発明に係わる感光材料には、親水性コロイド層
中に繁殖して画像を劣化させる各種の黴や細菌を防ぐた
めに、特開昭63−271247号に記載のような防黴
剤を添加するのが好ましい。
また、本発明に係わる感光材料に用いられる支持体とし
ては、デイスプレィ用に白色ポリエステル系支持体また
は白色顔料を含む層がハロゲン化銀乳剤層を有する側の
支持体上に設けられた支持体を用いてもよい、更に鮮鋭
性を改良するために、アンチハレーション層を支持体の
ハロゲン化銀乳剤層塗布側または裏面に塗設するのが好
ましい。
特に反射光でも透過光でもデイスプレィが観賞できるよ
うに、支持体の透過濃度を0.35〜0゜8の範囲に設
定するのが好ましい。
本発明に係わる感光材料は可視光で露光されても赤外光
で露光されてもよい、露光方法としては低照度n光でも
高照度短時間露光でもよく、特に後者の場合には一画素
光りの露光時間が10−4秒より短いレーザー走査露光
方式が好ましい。
また、露光に際して、米国特許第4.880,726号
に記載のバンド・ストップフィルターを用いるのが好ま
しい、これによって光混色が取り除かれ、色再現性が著
しく向上する。
露光済みの感光材料は慣用の白黒またはカラー現像処理
が施されうるが、カラー感材の場合には迅速処理の目的
からカラー現像の後、漂白定着処理するのが好ましい、
特に前記高塩化銀乳剤が用いられる場合には、漂白定着
液のPHは脱銀促進等の目的から約6.5以下が好まし
く、更に約6以下が好ましい。
本発明に係わる感光材料に適用されるハロゲン化銀乳剤
やその他の素材(添加剤など)および写真構成N(N配
置など)、並びにこの感材を処理するために適用される
処理法や処理用添加剤としては、下記の特許公報、特に
欧州特許EP0,355.66OA2号(特願平1−1
07011号)に記載されているものが好ましく用いら
れる。
また、シアンカプラーとして、特開平2〜33144号
に記載のジフェニルイミダゾール系シアンカプラーの他
に、欧州特許1!P0,333.185A2号に記載の
3−ヒドロキシピリジン系シアンカプラー(なかでも具
体例として列挙されたカプラー(42)の4当量カプラ
ーに塩素離脱基をもたせて2当量化したものや、カプラ
ー(6)や(9)が特に好ましい)や特開昭64−32
260号に記載された環状活性メチレン系シアンカプラ
ー(なかでも具体例として列挙されたカプラー例3.8
.34が特に好ましい)の使用も好ましい。
本発明の第1の特徴は、表面にレンチクルのくりかえし
構造をもつ透明シートの裏面に、カラー画像形成層とく
にカラー画像形成層群を設けたカラー写真感光材料のカ
ラー画像形成層を、レジスター・機構をもって係合し位
置合せされる工程をもつカラー画像の形成法にあり、と
くにレジスターピンをもって係合し、位置合わせさせて
像露光され、カラー画像形成後に、実質的に像露光され
た位置お同一の相対的位置に、同様のレジスター機構を
もって係合し合わさることにある本発明におけるレジス
ター機構は、レンチキュラーシートと、位置合わせして
用いる当該カラー感光材料のカラー画像形成層と相対的
位置を規定し、終局的には固定する格別の機構である。
レジスター機構の第1は、レジスターピンを用いる物理
的位置合せ機構である。
レジスター機構の第2は、光化学的位置合せ機構である
。例えば、画像とは別に、予めレンチキュラーシートに
位置合せのためのマークを設け、双方を合せて像露光の
ときに、当該カラー画像形成層に、転写または写しこみ
、カラー現像処理によって位置合せのためのマークをう
る。双方の位置合せのマークを重ね合せて双方の位置合
せを行う方法など。
第3は、磁気的位置合せ機構である。つまり予め双方に
磁気をもつマークを設け、磁気をもつマークを合せて位
置合せを行う方法などがある。またこれらの方法を組合
せた方法がある。
本発明の第2の特徴は、レンチキュラーシートとカラー
画像形成層をもつカラー写真感光材料の双方が可動性の
シートまたは可撓性のフィルムまたはペーパーであり、
カラー画像形成の過程で、互いに伸縮性が異なるものの
位置合せを高い正確率で行なうところにある。本発明の
カラー感光材料のカラー現像処理工程における伸縮率は
0.1ないし1%に及ぶ。
他方許容される位置合せの精度は、左右(横)方向で最
も厳しく要求され、約30μm以下好くは10μm以下
、さらには5μm以下である。
カマポコ型レンチクル(上下方向の曲率半径は5−以上
)の上下方向の位置合せに要求される精度は低く1〜5
圓で支障がない。多色刷り印刷における位置合せなどに
比し、本発明による立体写真作成法においては、2眼レ
ンズまたはそれ以上の複数レンズで擾られた映像が2倍
またはそれ以上の倍率で圧縮される。それ故に左右方向
については、位置合せの正確度が要求される。圧縮する
方向は、両眼の位置する方向即ち、左右(横)方向と一
致し、多くは、レンチクルの曲率半径の最小の方向と一
致する。
用いるカラー感光材料の伸縮差の、位置合せのずれに及
ぼす効果を小さくするために、左右、好しくは上下(縦
)方向の位置をも固定する少くとも1つの第1のレジス
ターピンは、片方の縁部に左右方向の辺長の特に中央部
に設けるのがよい。
少くとも、もう1つのレジスターピンは、他e1mO)
縁部の左右方向の位置を固定するように設けるのが好ま
しい0例えば、単純に他端の縁部の左右辺の中央部に、
第2の、レジスターピンを設けるとか、あるいは、第1
のレジスターピンの左右側に、上下方向の位置をも固定
するように第2のレジスタービンを設けるなどである。
(第3図e、d)本発明の第3の特徴は、レンチクルと
カラー画像形成層との距離を、一定に保つよう、密に、
とくに像露光のとき、密着させることにある。
そこで、レンチキュラー・シートと、カラー画像形成層
を重ねて、とくに像露光するとき、本発明によるレジス
ター機構による位置合せとともに機械的抑え機構、例え
ば、その周辺を、バネ付き抑え枠を用いて圧着、または
レンチキュラー・シートとカラー画像形成層、並びにカ
ラー感光材料と露光台面との間隙を、低気圧または真空
にして排除する、いわゆる真空密着などを用いることが
できる。
レンチキュラーシートとカラー画像形成層とを、本発明
のレジスター機構を用いて、終局的に固定するには、前
記の接着層や接着剤などを用いて、縁部だけ、または画
面全般に接合する方法を用いることができる。
次に、レジスター機構の具体例を示す。
第1図は、露光台(4)と実質的に、連結してレジスタ
ービン孔(5)を穿孔するカッター台(11)を設けた
焼付露光装置を示す。カラー印画紙のロール(12)か
ら、搬送されたカラー写真感光材料(3)がカッター刃
(10)によってカッター台でビン孔(5)が設けられ
る。さらに引伸し露光開口(1)部において露光台(4
)に設定されたレジスターピン(6)によって固定され
る。レンチキュラー・シート(2)を、予め設けられた
レジスタービン孔(5)によって、カラー写真感光材料
(3)の上に固定される。さらにレンチキュラーシート
抑え枠(7)により、加圧されて双方が密着する。
次に、引伸し露光開口(1)により、予め多眼レンズ付
、簡易包装体ユニットにより撮影されてえた2コマ以上
のカラーネガオリジナルが例えば特公昭53−3384
7号明細書に記載の機構をもつ光学系で、圧縮焼付けが
行われる。焼付けられたカラー写真感光材料は、自動カ
ラー現像機によりカラー現像処理乾燥されて裁断される
。得られたカラー・プリントは、レジスタービンを用い
て、露光のとき組合せて用いたのと同一のレンチキュラ
ーシートと位置合せして立体写真カラー画像をうる。同
一のレンチキュラーシートを選択しやすくするように、
予めレンチキュラーシートに焼付は可能のコードまたは
信号マークを入れておくのがよい。
第1図すは、第1図aの引伸し露光開口の平面図である
第2図aないしdは、前記のレジスター機構を、説明す
る断面図である、aないしCは、物理的位置合せ機構の
例である。bはaにおいてレンチキュラーシートのビン
孔を、凹部で作用されること、Cは、レジスタービンを
レンチキュラーシートの裏の表面に凸部を設けた例を示
す。
dは光化学的位置合せ機構の例を示す。
レジスターマーク(13)は、焼付け、カラー現像処理
により、カラー画像形成層にレジスタ・マークをうるこ
とかできる。
その他、特開平2−17208号明細書に記載の磁力に
よる案内機構を応用して位置合せ機構をうることもでき
る。
第3図aないしeは、レジスタービンの形状と焼付露光
面上の配Iを例示した図である。
レジスタービンの形状は円形(円柱、円錐など)、正方
形や長方形成など、何れでもよい、第1のレジスタービ
ンは少くとも左右(横)と上下(縦)方向について位置
を固定できる形状をとる。第2のレジスタービンあるい
は他のピンとビン孔は、一方向に、「ゆとり」をもたせ
た形状と大きさをもつこともできる。「ゆとり」とはレ
ジスタービンに対して所定の方向に(第2図と第3図で
↑をもって示す)許容される距離だけ、大きいビン孔を
設けてなることをいう、これは、レンチキュラー・シー
トとカラー画像形成層との位置合せの精確度に、実質的
に影響することなく、位置合せ作業を、行いやすくする
利点がある。
第3図a(比較例)とbは、それぞれレジスタービンを
左右方向の縁部と約左右方向の辺のl/4に設けたレジ
スタービンの配置を例示している。
Cとdは、第1のレジスタービン(6)と第2のレジス
タービンを同様の辺の1/2に設けた配置を例示してい
る。eは、第1のレジスタービンと第2のレジスタービ
ン(6′)の配置を示している。
本発明に用いられるカラー感光材料は、撮影用カラー感
光材料が、カラーネガ型か、カラー反転型か、直接ポジ
型かに応じて、任意のプリント用カラー感光材料を用い
ることができる0例えば、撮影用カラーネガ感光材料か
ら得たカラーネガオリジナルに適合して、カラー印画紙
、カラーデュラトランス型感光材料やカラー・ポジ感光
材料(フィルム)などを;また撮影用カラー反転感光材
料から得たカラーポジオリジナルに適合して、カラー反
転・印画紙や直接ポジ・感光材料(印画紙またはフィル
ム)などを;またカラーネガもしくはカラーポジオリジ
ナルに応じて色像拡散型や熱現像型カラー感光材料など
を用いることができる。
次に実施例について説明する。しかしこれに限るもので
はない。
実施例=1 (レンチキュラー・シートの作成) レンチキュラー・シートA ポリメチルメタアクリレート(屈折率ηdが1゜492
)を用い、ピッチ0.30m+、レンチキュラーレンズ
の曲率半径が0.31閣、厚さ0. 90閣のシートを
作成しAとした。
レンチキュラー・シートB ポリカーボネート(屈折率ηdが1.600)ヲ用い、
ピンチ0.30M、レンチキュラー・レンズの曲率半径
を0.261、厚さ0゜65閤のレンチキュラーシート
Bを得た。
(複眼レンズ付き、撮影機能付きカラー写真感光材料包
装ユニットの作成と撮影) 特開昭64−544号明細書に記載された製造方法に準
じ、また、実願平2−16507号と同2−16651
1号に記載されたレンズ付きフィルムユニットの構成を
もたせ、ただ次のように構成をかえて3眼レンズ付き撮
影機能付き包装ユニット本体を作成した。予め未露光の
感光フィルムを回巻し、収納する第1収納室と、撮影後
、パトローネに巻きとり収納する第2収納室をもち、そ
の間に、同一の光学系をもつ三つの開口部を設ける。該
光学系に、焦点距離が34閣の撮影用レンズ、絞り値(
F値)が11の絞り、さらにシャッター速度が17.0
秒のレンズ・シャッターが設定され、感光フィルムの感
光面の規制面がその曲率半径125■の円弧になるよう
に設定されている。
最も離れた光学系の光軸間の距離は76■であった。シ
ャッター・ボタンは、二つの光学系に連動し、巻きとり
ノブは共通し、1コマ撮影ごと約115■移動し固定す
る。ファインダーは三つの光学系のほぼ中央部に設置さ
れた。
該光学系の撮影可能距離は無限遠から至近距離1mであ
った。
本発明に用いる複眼レンズ付き撮影機能付き包装ユニッ
ト本体に、フジカラースーパーHG400フイルム(商
品名:富士写真フィルム■製)を135サイズに裁断し
、6コマ撮影できるよう、長さ115cmを回巻収納し
た。
なお、特開平1−152437号の記載に準じて補助照
明機構を設けることができる0発光部は、3つの光学系
の中部に設けるのがよい。
本発明に用いる3 11ffレンズ付き撮影機能付き、
カラー写真感光材料包装ユニットを用いて次のようにし
てプリント用オリジナルを作成した。
野外、晴天下、レンズの位置より約3.6m離れて、女
性とテストチャートと草花を被写体としてカメラを水平
に維持して撮影した。
撮影後、フィルムを巻きとり、パトローネとともに包装
ユニット本体からとり出して、富士写真フィルム■製ミ
ニラボ、チャンピオン23S型により、標準カラー現像
処理を行ってプリント用オリジナルをえた。
用いた標準カラー現像処理、富士写真フィルムカラー現
像処理CN−16Q処理であった。
(カラー感光材料の作成) ポリエチレンで両面ラミネートし、表面をコロナ放電処
理した紙支持体をもつハロゲン化銀カラ−感光材料とし
て、欧州特許EP0,355.66OA2号(対応二特
願平1−107011号、USS、N、07/393.
747)公報の実施例2に記載の試料に214(多層カ
ラーペーパー)を使用した。ただし、ビスフェノール化
合物として該公報に記載の■−23の替りにII[−1
0を、又、イエローカプラー(ExY)、シアンカプラ
ー(ExC)、画像安定化剤(Cpd−8)、溶媒(S
olv−6)、オキソノール染料として、それぞれ下記
の化合物に変更した。更に、防腐剤(防菌防黴剤)とし
て下記の化合物を使用した。
(ExY)イエローカプラー zHs R=CH。
と R=C,l(。
と H との1: 1 : ■ (モル比) の混合物 (Cpd 8)色像安定剤 との工: (モル比)混合物 (Cpd−10)防腐剤 (CPd−11)防腐剤 (25゜ 0■/ボ) (50゜ 0■/ボ) との1= (モル比)混合物 (ExC) シアンカプラー (Solv−6)溶 (オキソノール染料) (10■/イ) および (10■/ITr) (40■/イ) (20*/n() (立体写真カラー画像の作成) 実施例−1で得たレンチキュラー・シートAと8を夫々
、約120mX82.5mに、「左右(横)方向にレン
チクの曲率が最小になり、上下(縦)方向にカマボコ状
の線が一致するよう」裁断し長辺側の中央の縁の部分に
、第1図aとbで示した露光台(4)に設けた二つの直
径3mのレジスターピンの形状と位置に合せて、直径3
−の円と上下方向に最長4閣の流れ円形のピン孔(6と
6′)を夫々設けた。
前記のカラー感光材料(多層カラー印画紙)のロール(
ロール巾782.5■)を、露光台/カッター台上に設
定した。先づカッター台(11)でレジスターピン孔(
6と6′)をあけて、次に引伸し露光開口のレジスター
ピン(6)に、ピン孔(6と6′)を合せて露光台に、
カラー感光材料を固定した。
さらにその上に、同じレジスターピン(6)を用いて、
先に準備したレンチキュラーシートを位置合せして固定
した。さらにレンチキュラーシート抑え枠(7)により
抑え、カラー感光材料のカラー画像形成層(赤感層、緑
感層、青怒層)をレンチキュラーシートの裏面に密着し
た。
前記の3眼レンズ付き撮影機能付きカラー写真感光材料
包装ユニットを用いて得た3コマ1組のカラーネガオリ
ジナルを圧縮・焼付けた。該レンチキュラー・シートを
はずし、コマ送りした。この操作を繰り返して一連の引
伸焼付を行い、露光済のカラー感光材料のロールを得た
用いたレンチキュラー・シートの番号と、焼付たカラー
感光材料のコマ番号は、後で組合せて用いられるように
記録した。
露光済カラー感光材料をペーパー自動現像処理機を使用
して前記の欧州特許EP0,355.66OA2号公報
の実施例2に記載の処理方法によってカラー像を得た。
現像処理し、乾燥して得たカラープリントをl17■(
82,5閣巾)に裁断した。
第1図すの露光台の上に位置した二つのレジスターピン
と同様に配置した接合台の上にカラープリントを位置せ
しめ、レンチキュラー・シートの裏面にエポキシ系接着
剤溶液を塗布し直ちにレンチキュラーシートをレジスタ
ーピンを用いて位置合せを行い、強く加圧し接着させた
。レンチキュラー・シートの表面側から、立体視可能の
カラー画像を観察した。
色ずれのない立体視可能のカラー写真プリントを得るこ
とができた。
比較例として第3図aに示すように、左右方向の一端部
にレジスターピンを設けて、位置合せを行い、同様にし
てカラー写真プリントを得た。
レジスターピンを設けた端に対し、中央部から他端部に
かけて、位置合せの不良により、立体写真画像のボケな
いし色ずれが発生しているのが観察された。
レンチキュラーシートAを用いてもBを用いても、同様
の傾向が見られた。
実施例−2 (白色顔料含有樹脂層をもつ反射支持体WP−1〜3の
作成) 白色顔料を下記の第1表に示すように含有したポリエチ
レン層を前記と同様に紙にラミネートして反射支持体を
得た。
第  1  表 (第2種拡散反射性支持体WP−4の作成)欧州特許第
253390A−2号および米国特許第4851327
号明細書に記載の方法に準じて作成した。即ち、基体と
して、平均粒径3μmのシリカを2%充填した25μm
のポリエチレンテレフタレートフィルムを真空蒸着装置
内に配置し真空度10−’torrのもとて真空蒸着を
行って、基体の表面に膜厚が600オングストロームの
アルミニウム蒸着膜を形成した。表面全反射率は可視域
において0.82であった。
次に示す組成の耐水性接着層を酢酸エチルで希釈して5
g/rrfになるように塗布して、乾燥した。
塩化ビニル/塩化ビニリデン/酢 酸ヒニル/無水マレイン酸の共 重合体(重量比66/10/2 0 / 4 ’)           −一一一一一
−56トリレンジイソシアネートとトリ メチロールプロパンの付加物 −−−−−37エボキシ
化脂肪酸アルキルエステ ル(分子量350)           7次に、L
BSP20部、LBKP80部からなる材木バルブをデ
ィスクリファイナ−により、カイデイランフリーネス3
00 ccまで叩解し、ステアリン酸ナトリウム1.0
部、アニオンポリアクリルアミド0.5部、硫酸アルミ
ニウム1.5部、ポリアミドポリアミンエピクロルヒド
リン0. 5部、アルキルケテンダイマー0.5部を、
いずれも木材パルプに対する絶乾重量比で添加し、長網
抄紙機により秤量160g/rrrの紙を抄造した。
密度はアシンキャレンダーによ?)1.0g/dとした
。この原紙をコロナ放電処理した後低密度ポリエチレン
(M1=7g/10分、密度0.923g/cc)を押
出しコーティングにより、厚さが30μmとなるよう、
ポリエチレン樹脂層を形成した。次いで基体の他の表面
(裏面)をコロナ放電処理した後、その上に、高密度ポ
リエチレン(MI=8g/10分、密度0. 950 
g/cc)を押出しコーティングして、厚さ30μmの
ポリエチレン樹脂層を形成し、両面ポリエチレンラミネ
ート紙を作成した。
次に、前述したアルミニウム蒸着フィルムの裏面側(蒸
着面と反対の面)に下記組成のポリウレタン系二液タイ
プの接着剤を乾燥後で3g/rrfとなるように塗布し
100℃で2分間乾燥し二の塗布面と、両面ポリエチレ
ンラミネート紙の低密度ポリエチレン面とを合わせ、8
0°C1圧力20kg/cmで加熱圧着を行いwp−4
をえた。
実施例−1で得たカラー感光材料の支持体に替りにWP
−1ないしWP−4を用い他は同様にして立体写真カラ
ープリントを得た。
WP−1,WP−3、とくにWP−4を用いて得た立体
写真カラー画像は、実施例1のカラー感光材料並びにW
P−2を用いて得たものに比して、シャープであり、立
体感に優れていた。
他方、第3図aに示した位置にレジスターピンを用いて
レンチキュラー・シートとカラープリントとを貼り合せ
たものは、却ってWP−1、WP−3、とくにWP−4
を用いて得た立体写真カラー画像の方がWP−2を用い
たものや実施例1の感光材料を用いたものに比べてボケ
でおり劣るものであった。これは、驚くべき結果といえ
る。
第2表に、その結果を、まとめて、示す。
(本発明による効果) 本発明により、レンチキュラー・シートと、これとは別
個の通常の支持体上設けたカラー画像形成層または特定
の支持体の上にカラー画像形成層を有するカラー写真感
光材料を用いて、容易に簡易に画像の鮮鋭感と立体感に
優れた立体視できる画像を得ることができる。
特に支持体に高輝度で第2種拡散反射性または類似の効
果がある酸化チタン高密度含有型の反射支持体を用いる
と、レンチキュラーとの位置合せずれが目立ち安くなる
欠陥を、本発明は克服し却って画像の鮮鋭感と立体感に
優れた画像を得ることができる。
本発明に記載の多眼レンズ付き、カラー感光材料包装ユ
ニットと併せ用いることにより、従来できなかった、立
体写真を、安価に普及させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図aは、本発明に用いるプリント用カラー写真感光
材料の焼付露光装置のレジスターピン孔の穿孔と引伸し
像露光開口並びに露光台の配置を例示した図である。第
1図すは露光台上のレンチキュラー・シート、カラー写
真感光材料並びにレジスターピンの配置を例示した図で
ある。 第2図3.b、c、、d、は各レジスター機構の断面図
である。 第3図a(比較)、b、c、d、及びeは、各レジスタ
ーピン(またはピン孔)の形状および配置を例示した図
である。 特許出願人 富士写真フィルム株式会社第 図 12−−−1.ンチNユラーンート 13−−−レジ゛′スタ・マー7 !:、#ン 図 6−−・ レジスターし′ノ ロ 0 ・・・6

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基質の表面にレンチクル(lenticul
    e)の繰り返し構造をもつレンチキュラーシートの裏面
    にカラー画像を形成する立体写真カラー画像形成法にお
    いて、レジスタ・ピンまたはレジスタ・マークを、支持
    体上にカラー画像形成層を有するハロゲン化銀カラー感
    光材料の像露光面の上下の縁部の少なくとも一つで、且
    つ両眼の配列の方向と同じ左右(横)方向の辺の長さの
    1/4〜3/4の距離に設けることからなるレジスター
    機構によって、当該レンチキュラーシートとカラー画像
    形成層(ハロゲン化銀カラー感光材料)とを係合し位置
    合せをすることを特徴とする立体写真カラー画像形成法
  2. (2)ハロゲン化銀カラー感光材料にレンチキュラーシ
    ートを通して像露光するときに、レンチキュラーシート
    の裏面とカラー画像形成層(ハロゲン化銀カラー感光材
    料)とを、前記のレジスター機構を用いて位置合せし、
    像露光後、剥離してカラー現像処理によりカラー画像形
    成層にカラー画像を形成した後、再度、当該レンチキュ
    ラーシートの裏面とカラー画像形成層とを前記と実質的
    に同一のレジスター機構を用いて位置合せをし、両者を
    終局的に固定することを特徴とする、請求項(1)に記
    載の立体写真カラー画像形成法。(3)レンチキュラー
    シートの厚みが0.3〜2mmであり、且つカラー画像
    形成層を担持する支持体が下記のA又はBの特徴をもつ
    反射支持体である、請求項(1)または(2)記載の立
    体写真カラー画像形成法。 A:表面処理酸化チタン白色顔料を12重量%以上含有
    する反射層をもつ支持体。 B:表面全反射率が0.7以上である鏡面反射性または
    第2種拡散反射性表面をもつ支持体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0560180A2 (en) * 1992-03-02 1993-09-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for recording stereoscopic images and lenticular recording material used therefor
EP1017224A1 (en) * 1998-12-30 2000-07-05 Eastman Kodak Company Skew correction in lenticular material printing
JP2010250144A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Fujifilm Corp 位置合わせ方法および装置

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