JPH0453856A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0453856A JPH0453856A JP16281790A JP16281790A JPH0453856A JP H0453856 A JPH0453856 A JP H0453856A JP 16281790 A JP16281790 A JP 16281790A JP 16281790 A JP16281790 A JP 16281790A JP H0453856 A JPH0453856 A JP H0453856A
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- Japan
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- resin
- olefin resin
- olefin
- polycarbonate
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、オレフィン系樹脂とポリカーボネート樹脂と
の樹脂組成物に関するものである。さらに詳しくは本発
明は、オレフィン系樹脂にアジドシラン化合物を溶融反
応により付加したシラン化合物変性オレフィン系樹脂と
、ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂とを配合したこと
により、オレフィン系樹脂の特徴である成形性および耐
有機溶剤性、ならびにポリカーボネート樹脂の機械的特
性(曲げ弾性率および耐衝撃性)、寸法精度を兼ね備え
る高性能な熱可塑性樹脂組成物に関するものである。前
記のような特性を備える本発明の樹脂組成物は、ますま
す多様化、高度化しつつある自動車、電気、電子分野の
材料に広く応用されるものとして有用である。
の樹脂組成物に関するものである。さらに詳しくは本発
明は、オレフィン系樹脂にアジドシラン化合物を溶融反
応により付加したシラン化合物変性オレフィン系樹脂と
、ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂とを配合したこと
により、オレフィン系樹脂の特徴である成形性および耐
有機溶剤性、ならびにポリカーボネート樹脂の機械的特
性(曲げ弾性率および耐衝撃性)、寸法精度を兼ね備え
る高性能な熱可塑性樹脂組成物に関するものである。前
記のような特性を備える本発明の樹脂組成物は、ますま
す多様化、高度化しつつある自動車、電気、電子分野の
材料に広く応用されるものとして有用である。
オレフィン系樹脂は、成形加工性、耐有機溶剤性などが
優れ、低比重で安価であることがら広く成形品の製造に
利用されているが、耐熱性がそれほど高くなく、エンジ
ニアリング樹脂としての用途への利用には障害になって
いる。
優れ、低比重で安価であることがら広く成形品の製造に
利用されているが、耐熱性がそれほど高くなく、エンジ
ニアリング樹脂としての用途への利用には障害になって
いる。
一方、ポリカーボネート樹脂は、耐熱性、機械的強度、
寸法安定性等の物理的特性の優れたエンジニアリング樹
脂である。しかし、芳香族炭化水素、塩素化脂肪族炭化
水素、強アルカリ等の有機溶剤や薬品に対する耐性に劣
るため、その使用用途は制限されている。また良く知ら
れているように、ポリカーボネート樹脂の分子量が3万
を越えると、溶融粘度が非常に高くなり、射出成形等に
よる成形加工が困難であるという望ましくない性質を有
する。
寸法安定性等の物理的特性の優れたエンジニアリング樹
脂である。しかし、芳香族炭化水素、塩素化脂肪族炭化
水素、強アルカリ等の有機溶剤や薬品に対する耐性に劣
るため、その使用用途は制限されている。また良く知ら
れているように、ポリカーボネート樹脂の分子量が3万
を越えると、溶融粘度が非常に高くなり、射出成形等に
よる成形加工が困難であるという望ましくない性質を有
する。
このため、オレフィン系樹脂とポリカーボネート樹脂の
良好な性質を併せもち、望ましくない点を補う組成物が
得られれば、利用分野の広い優れた樹脂材料の提供が可
能となる。しかしながら、オレフィン系樹脂とポリカー
ボネート樹脂は、非相溶であり、親和性を有しないので
、単にこの2成分を混合した場合には、この2相構造の
界面の接着性は良好でない。そのため、得られた成形品
の2相界面が欠陥部となり、機械的強度および耐衝撃性
が低下する。
良好な性質を併せもち、望ましくない点を補う組成物が
得られれば、利用分野の広い優れた樹脂材料の提供が可
能となる。しかしながら、オレフィン系樹脂とポリカー
ボネート樹脂は、非相溶であり、親和性を有しないので
、単にこの2成分を混合した場合には、この2相構造の
界面の接着性は良好でない。そのため、得られた成形品
の2相界面が欠陥部となり、機械的強度および耐衝撃性
が低下する。
またこの2相は均一かつ微細な分散形態となり難く、射
出成形なとの成形加工時にせん断応力を受(Jた時、層
状壊]離(テラミネーショシ)を生しやすい。
出成形なとの成形加工時にせん断応力を受(Jた時、層
状壊]離(テラミネーショシ)を生しやすい。
一般的に非相溶のポリマーブレンドにおいて、上記の問
題を解決するために考えられる方法の一つは、2成分相
互の親和性を改良するために、各々の樹脂を互いに反応
が期待できる官能基で変性し、高温で溶融反応させるこ
とにより、化学結合を介したブロックまたはグラフ1へ
共重合体生成物を得る方法である。しかしオレフィン系
樹脂は、溶融反応で官能基を付加する場合、パーオキサ
イド等のラジカル開始剤を使用することが多く、官能基
モノマーの付加反応と同時に、グラフトされるべき幹ポ
リマーの分子切断や、架橋反応が生じやすく、またラジ
カル重合性モノマーの単独重合体が生成し易いために、
目的とする特性を有する官能基変性オレフィン系樹脂が
得られにくい等の解決すべき多くの課題を有する。
題を解決するために考えられる方法の一つは、2成分相
互の親和性を改良するために、各々の樹脂を互いに反応
が期待できる官能基で変性し、高温で溶融反応させるこ
とにより、化学結合を介したブロックまたはグラフ1へ
共重合体生成物を得る方法である。しかしオレフィン系
樹脂は、溶融反応で官能基を付加する場合、パーオキサ
イド等のラジカル開始剤を使用することが多く、官能基
モノマーの付加反応と同時に、グラフトされるべき幹ポ
リマーの分子切断や、架橋反応が生じやすく、またラジ
カル重合性モノマーの単独重合体が生成し易いために、
目的とする特性を有する官能基変性オレフィン系樹脂が
得られにくい等の解決すべき多くの課題を有する。
溶融反応でラジカル開始剤を用いた官能基付加反応ては
、これらの問題点が発生するため、これら諸問題を解決
する方法として、アジド基の高温励起状態におけるナイ
トレン構造によるオレフィン系重合体への付加反応が利
用できる。[デイニス、プレスロー、(D、S、Bre
slow)他、ラバーケミストリイ アンド テクノロ
ジー(Rubber chemTech、)、43巻6
05頁(1970年)参照コ。
、これらの問題点が発生するため、これら諸問題を解決
する方法として、アジド基の高温励起状態におけるナイ
トレン構造によるオレフィン系重合体への付加反応が利
用できる。[デイニス、プレスロー、(D、S、Bre
slow)他、ラバーケミストリイ アンド テクノロ
ジー(Rubber chemTech、)、43巻6
05頁(1970年)参照コ。
この反応を用いたものとしては、ビスアジドフォーメー
ト、アルコキシシランアジド等の化合物により、オレフ
ィン系重合体の架橋、加硫による機械的強度、および耐
熱性、耐熱老化性の改良、あるいは、オレフィン系重合
体の耐熱性、剛性の不足を補強する目的で配合されるガ
ラス繊維との密着性改良などに利用されているのは公知
である。
ト、アルコキシシランアジド等の化合物により、オレフ
ィン系重合体の架橋、加硫による機械的強度、および耐
熱性、耐熱老化性の改良、あるいは、オレフィン系重合
体の耐熱性、剛性の不足を補強する目的で配合されるガ
ラス繊維との密着性改良などに利用されているのは公知
である。
しかしながら、これらの方法により変性されたオレフィ
ン系重合体の性質も、本質的にオレフィン系樹脂の域を
出るものではない。
ン系重合体の性質も、本質的にオレフィン系樹脂の域を
出るものではない。
本発明者等は、上記の方法により変性されたオレフィン
系樹脂を利用して、さらにもう一方の、官能基で変性さ
れたポリカーボネート樹脂を溶融混練して反応させ、化
学結合を介したポリマーブレンド生成物を得ることによ
り、さらに改良された物性、とくに優れた耐熱性、寸法
精度、成形加工性、耐溶剤性、および機械的強度を有す
る、オレフィン系樹脂とポリカーボネー1−樹脂を配合
した樹脂組成物を得ることができることを見いだし本発
明に到達した。
系樹脂を利用して、さらにもう一方の、官能基で変性さ
れたポリカーボネート樹脂を溶融混練して反応させ、化
学結合を介したポリマーブレンド生成物を得ることによ
り、さらに改良された物性、とくに優れた耐熱性、寸法
精度、成形加工性、耐溶剤性、および機械的強度を有す
る、オレフィン系樹脂とポリカーボネー1−樹脂を配合
した樹脂組成物を得ることができることを見いだし本発
明に到達した。
すなわち本発明の樹脂組成物は、下記成分(A)および
成分(B)から構成される。
成分(B)から構成される。
成分(A):オレフィン系樹脂に、一般式N、−X−R
’−Si−R2n(OR3)3−nくここで、Xはスル
フォニル基またはカルボニル基を、R1およびR2は炭
素数1〜20の脂肪族または芳香族炭化水素基を、R3
は炭素数1へ−12の炭化水素基を、nはO21または
2を表す。R3が複数個あるときは、それぞれ同一また
は異なっていてもよい。)で表されるアジドシラン化合
物を、溶融反応により付加したシラン化合物変性オレフ
ィン系樹脂10〜90重量% 成分(B):ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂90〜
10重1% 本発明のオレフィン系樹脂にアジドシラン化合物を溶融
反応で付加したシラン化合物変性オレフィン系樹脂(以
下、変性オレフィン系樹脂)(A)とヒドロキシ化ポリ
カーボネート樹脂(B)との組成物は、両成分(A>と
(B)の官能基間の反応が期待され、それによる、オレ
フィン系樹脂の特徴と、ポリカーボネート樹脂の特徴を
兼ね備えた、優れた力学的特性、成形加工性、寸法精度
、耐薬品性等を有する成形材料として極めて有用なもの
である。
’−Si−R2n(OR3)3−nくここで、Xはスル
フォニル基またはカルボニル基を、R1およびR2は炭
素数1〜20の脂肪族または芳香族炭化水素基を、R3
は炭素数1へ−12の炭化水素基を、nはO21または
2を表す。R3が複数個あるときは、それぞれ同一また
は異なっていてもよい。)で表されるアジドシラン化合
物を、溶融反応により付加したシラン化合物変性オレフ
ィン系樹脂10〜90重量% 成分(B):ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂90〜
10重1% 本発明のオレフィン系樹脂にアジドシラン化合物を溶融
反応で付加したシラン化合物変性オレフィン系樹脂(以
下、変性オレフィン系樹脂)(A)とヒドロキシ化ポリ
カーボネート樹脂(B)との組成物は、両成分(A>と
(B)の官能基間の反応が期待され、それによる、オレ
フィン系樹脂の特徴と、ポリカーボネート樹脂の特徴を
兼ね備えた、優れた力学的特性、成形加工性、寸法精度
、耐薬品性等を有する成形材料として極めて有用なもの
である。
以下、本発明の樹脂組成物の構成について説明する。
A オレフィン
本発明で使用される変性オレフィン系樹脂は、オレフィ
ン系樹脂にアジドシラン化合物を溶融反応により付加す
ることによって得られる。以下にその詳細を説明する。
ン系樹脂にアジドシラン化合物を溶融反応により付加す
ることによって得られる。以下にその詳細を説明する。
(オレフィン系樹脂)
本発明で使用する変性オレフィン系樹脂に提供されるオ
レフィン系樹脂は、エチレン、プロピレン、ブテン、ヘ
キセン等のα−オレフィン単独重合体またはこれらのα
−オレフィン同士の共重合体、およびこれらα−オレフ
ィンと共重合可能な他の不飽和モノマーとの共重合体を
含むものである。具体的には(極)低密度ポリエチレン
、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−くメタ)アクリル酸共重
合体およびそのイオン架橋体、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体、およびこれらの重合体の混合
物、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリル酸エステル等とのグラフト共重合体等も含むもの
である。さらにこれらの共重合成分としてジアルケニル
ベンゼン、メチルオクタジエン、メチルへキサジエン等
の多不飽和化合物を共重合成分とするオレフィン系樹脂
も含むものである。
レフィン系樹脂は、エチレン、プロピレン、ブテン、ヘ
キセン等のα−オレフィン単独重合体またはこれらのα
−オレフィン同士の共重合体、およびこれらα−オレフ
ィンと共重合可能な他の不飽和モノマーとの共重合体を
含むものである。具体的には(極)低密度ポリエチレン
、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−くメタ)アクリル酸共重
合体およびそのイオン架橋体、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体、およびこれらの重合体の混合
物、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリル酸エステル等とのグラフト共重合体等も含むもの
である。さらにこれらの共重合成分としてジアルケニル
ベンゼン、メチルオクタジエン、メチルへキサジエン等
の多不飽和化合物を共重合成分とするオレフィン系樹脂
も含むものである。
(アジドシラン化合物)
オレフィン系樹脂の変性に供することのできるアジドシ
ラン化合物は、一般式 %式%) で示される構造式を有する化合物を意味し、ここでXは
スルフォニル基またはカルボニル基を、RおよびR2は
炭素数1〜20の脂肪族または芳香族炭化水素基を、R
′は炭素数1〜12の炭化水素基を、nはOllまたは
2を表す、R″が複数個あるときは、それぞれ同一また
は異なっていてもよい。具体的には、γ−スルフォニル
アジドプロピルトリメトキシシラン、γ−スルフォニル
アジドプロビルトリエトキシシラン ニルアジドプロピルトリブトキシシラン、γースルフォ
ニルアジドブロピルトリブロボキシシラン、4−スルフ
オ二ルアジドフェニlレトリメトキシシラン、4−スル
フォニルアジドフェニルトリエトキシシラン トキシシラン 二lレトリブロボキシシラン、3−スルフォニルアジド
フェニルトリメトキシシラン ニルアンドフェニルトリエトキシシラン、3−スルフォ
ニルアジドフェニルトリブトキシシラン、3−スルフォ
ニルアジドフェニルトリプロポキシシラン、γーカルボ
ニルアジドプロピルトリメトキシシラン、γーカルボニ
ルアジドプロピルトリエトキシシラン、γーカルポニル
アジドブロピルトリプロボキシシラン、γーカルポニル
アジドフ。
ラン化合物は、一般式 %式%) で示される構造式を有する化合物を意味し、ここでXは
スルフォニル基またはカルボニル基を、RおよびR2は
炭素数1〜20の脂肪族または芳香族炭化水素基を、R
′は炭素数1〜12の炭化水素基を、nはOllまたは
2を表す、R″が複数個あるときは、それぞれ同一また
は異なっていてもよい。具体的には、γ−スルフォニル
アジドプロピルトリメトキシシラン、γ−スルフォニル
アジドプロビルトリエトキシシラン ニルアジドプロピルトリブトキシシラン、γースルフォ
ニルアジドブロピルトリブロボキシシラン、4−スルフ
オ二ルアジドフェニlレトリメトキシシラン、4−スル
フォニルアジドフェニルトリエトキシシラン トキシシラン 二lレトリブロボキシシラン、3−スルフォニルアジド
フェニルトリメトキシシラン ニルアンドフェニルトリエトキシシラン、3−スルフォ
ニルアジドフェニルトリブトキシシラン、3−スルフォ
ニルアジドフェニルトリプロポキシシラン、γーカルボ
ニルアジドプロピルトリメトキシシラン、γーカルボニ
ルアジドプロピルトリエトキシシラン、γーカルポニル
アジドブロピルトリプロボキシシラン、γーカルポニル
アジドフ。
ロピルトリブトキシシラン、4−カルボニルアンドフェ
ニルトリメトキシシラン、4−カルボニルアンドフェニ
ルトリエトキシシラン、4−カルボニルアジドフェニル
トリプロポキシシラン、4カルボニルアジドフエニルト
リブトキシシラン、3−カルボニルアジドフェニルトリ
メトキシシラン、3−カルボニルアジドフェニルトリエ
トキシシラン、3−カルボニルアジドフェニルトリプロ
ポキシシラン、3−カルボニルアジドフェニルトリブト
キシシラン、γースルフォニルアジドプロピルジメトキ
シシランメチル アジドプロピルジェトキシシランメチル、γ−スルフ才
二ルアジドプ口ビルジプ口ボキシシランメチル、γ−ス
ルフ方ニルアジドプロピルジブトキシシランメチル、4
−スルフオニルアジドフェニルジメl−’i−ジシラン
′メチル、4−スルフォニルアジドフエニルジエトキシ
シランメチル フォニルアジドフエニルジプロポキシシランメチル、4
−スルフォニルアジドフエニルジブトキシシラン′5メ
チル、3−スルフォニルアジドフエニルジメトキシシラ
ンメチル ドフエニルジエトキシシランメチル、3−スルフォニル
アジドフエニルジプロポキジシランメチル、3〜スルフ
オニルアジドフエニルジブトキシシランメチル、γーカ
ルボニルアジドプロピルジメトキシシランメチル、γー
カルボニルアジドプロピルジェトキシシランメチル、γ
ーカルポニルアジドブロビルジブロボキシシランメチル
、γーカルボニルアジドプロピルジブl−キシシランメ
チル、4−カルボニルアジドフエニルジメトキシシラン
メチル、4−カルボニルアジドフエニルジエトキシシラ
ンメチル、4−カルボニルアジドフエニルジエトキシシ
ランメチル、4−カルボニルアジドフエニルジブトキシ
シランメチル、3−カルボニルアジドフエニルジメトキ
シシランメチル、3カルポニルアジドフエニルジエl−
キシシランメチル、3−カルボニルアジドフエニルジエ
トキシシランメチル、3−カルボニルアジドフエニルジ
ブトキシシランメチル等が挙げられる。
ニルトリメトキシシラン、4−カルボニルアンドフェニ
ルトリエトキシシラン、4−カルボニルアジドフェニル
トリプロポキシシラン、4カルボニルアジドフエニルト
リブトキシシラン、3−カルボニルアジドフェニルトリ
メトキシシラン、3−カルボニルアジドフェニルトリエ
トキシシラン、3−カルボニルアジドフェニルトリプロ
ポキシシラン、3−カルボニルアジドフェニルトリブト
キシシラン、γースルフォニルアジドプロピルジメトキ
シシランメチル アジドプロピルジェトキシシランメチル、γ−スルフ才
二ルアジドプ口ビルジプ口ボキシシランメチル、γ−ス
ルフ方ニルアジドプロピルジブトキシシランメチル、4
−スルフオニルアジドフェニルジメl−’i−ジシラン
′メチル、4−スルフォニルアジドフエニルジエトキシ
シランメチル フォニルアジドフエニルジプロポキシシランメチル、4
−スルフォニルアジドフエニルジブトキシシラン′5メ
チル、3−スルフォニルアジドフエニルジメトキシシラ
ンメチル ドフエニルジエトキシシランメチル、3−スルフォニル
アジドフエニルジプロポキジシランメチル、3〜スルフ
オニルアジドフエニルジブトキシシランメチル、γーカ
ルボニルアジドプロピルジメトキシシランメチル、γー
カルボニルアジドプロピルジェトキシシランメチル、γ
ーカルポニルアジドブロビルジブロボキシシランメチル
、γーカルボニルアジドプロピルジブl−キシシランメ
チル、4−カルボニルアジドフエニルジメトキシシラン
メチル、4−カルボニルアジドフエニルジエトキシシラ
ンメチル、4−カルボニルアジドフエニルジエトキシシ
ランメチル、4−カルボニルアジドフエニルジブトキシ
シランメチル、3−カルボニルアジドフエニルジメトキ
シシランメチル、3カルポニルアジドフエニルジエl−
キシシランメチル、3−カルボニルアジドフエニルジエ
トキシシランメチル、3−カルボニルアジドフエニルジ
ブトキシシランメチル等が挙げられる。
(アジドシラン化合物の使用量)
前記の変性オレフィン系樹脂におけるアジドシラン化合
物の使用量は、オレフィン系樹脂100重量部に対し0
.01〜30重量部、好ましくは0、1〜20重量部で
ある。0.01重量部より少なくなると、ヒドロキシ化
ポリカーボネート樹脂(成分B)成分間の有効な親和性
改良効果を示さず、30重量部を超えると親和性改良効
果は飽和する一方で、むしろ成形品の色相の悪化による
着色不安定性等の支障が現れてくる。
物の使用量は、オレフィン系樹脂100重量部に対し0
.01〜30重量部、好ましくは0、1〜20重量部で
ある。0.01重量部より少なくなると、ヒドロキシ化
ポリカーボネート樹脂(成分B)成分間の有効な親和性
改良効果を示さず、30重量部を超えると親和性改良効
果は飽和する一方で、むしろ成形品の色相の悪化による
着色不安定性等の支障が現れてくる。
(アジドシラン化合物によるオレフィン系樹脂の変性方
法) 本発明で使用される変性オレフィン系樹脂は、上記のオ
レフィン系樹脂とアジドシラン化合物を、各種の混練機
を使用して溶融混練して反応さぜ、付加することにより
得られる。混練機としては、例えば、−軸押出機、二軸
押出機、バンバリーミキサ−、等が挙げられる。反応方
法としては、たとえば、オレフィン系樹脂とアジドシラ
ン化合物を予め混合したものを溶融混練してもよく、ま
たオレフィン系樹脂を先に溶融させた後、アジドシラン
化合物を間欠的に供給することもできる。反応温度は、
オレフィン系樹脂の融点以上の温度であれば適宜選ぶこ
とができる。また、反応に要する時間は、1分ないし5
時間、好ましくは、2分ないし2時間である.以上の方
法により、アジド基部位の脱N2反応によって、アジド
シラン化合物残基がオレフィン系樹脂に付加すると推定
される。
法) 本発明で使用される変性オレフィン系樹脂は、上記のオ
レフィン系樹脂とアジドシラン化合物を、各種の混練機
を使用して溶融混練して反応さぜ、付加することにより
得られる。混練機としては、例えば、−軸押出機、二軸
押出機、バンバリーミキサ−、等が挙げられる。反応方
法としては、たとえば、オレフィン系樹脂とアジドシラ
ン化合物を予め混合したものを溶融混練してもよく、ま
たオレフィン系樹脂を先に溶融させた後、アジドシラン
化合物を間欠的に供給することもできる。反応温度は、
オレフィン系樹脂の融点以上の温度であれば適宜選ぶこ
とができる。また、反応に要する時間は、1分ないし5
時間、好ましくは、2分ないし2時間である.以上の方
法により、アジド基部位の脱N2反応によって、アジド
シラン化合物残基がオレフィン系樹脂に付加すると推定
される。
(B):ヒドロキシ ポリカーボネート本発明において
使用されるヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂は、芳香
族ヒドロキシ化合物、またはこれと少量のポリヒドロキ
シ化合物を、ホスゲンまたは、炭酸のジエステルと反応
させることによって作られる、分岐していてもよい熱可
塑性芳香族ポリカーボネート重合体であれば、いかなる
ものでもよい。例えば、特開昭63− 215752号
、特開昭61145329号、特開昭63− 3080
34号公報等に記載されている製造法により得られる重
合体が挙げられる。
使用されるヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂は、芳香
族ヒドロキシ化合物、またはこれと少量のポリヒドロキ
シ化合物を、ホスゲンまたは、炭酸のジエステルと反応
させることによって作られる、分岐していてもよい熱可
塑性芳香族ポリカーボネート重合体であれば、いかなる
ものでもよい。例えば、特開昭63− 215752号
、特開昭61145329号、特開昭63− 3080
34号公報等に記載されている製造法により得られる重
合体が挙げられる。
芳香族ジヒドロキシ化合物の一例は、2 2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフェノールA
)、テトラメチルビスフェノールA、テトラブロモビス
フェノールA、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p−
ジイソプロピルベンゼン、ハイドロキノン、レゾルシノ
ール、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド
、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(
4ヒドロキシフエニル)クトン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、などであり、特に、ビ
スフェノールAが好ましい。また、分岐した芳香族ポリ
カーボネート樹脂を得るには、フロログルシン、4.6
−シメチルー2.4.6トリ(4−ヒドロキシフェニル
)へブテン−2,2゜6−シメチルー2.4.6−)す
(4−ヒドロキシフェニル)へブテン−3,4,6−シ
メチルー2゜4.6−)す(4−ヒドロキシフェニル)
へブタン、1.3.5−1−リ(4−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゼン、1.1.1− )す(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタンなどで例示されるポリヒドロキシ化合物
、および3,3−ビス(4−ヒドロキシアリール)オキ
シインドール[−イサチン(ビスフェノール)コ、5−
クロロイサチン、5,7−ジクロルイサチン、5−ブロ
モイサチンなどを前記ジヒドロキシ化合物の一部、例え
ば、0.1〜2モル%をポリヒドロキシ化合物で置換す
る。さらに、分子量を調節するのに適した一価芳香族ヒ
ドロキシ化合物はmおよびp−メチルフェノール、m−
およびpプロピルフェノール、p−ブロモフェノール、
ptert−ブチルフェノールおよびp−長鎖アルキル
置換フェノールなどが好ましい。芳香族ポリカーボネー
ト樹脂としては代表的には、ヒス(4〜ヒドロキシフエ
ニル)アルカン系化合物、特にビスフェノールAを主原
料とするポリカーボネートが挙げられ、2種以上の芳香
族ジヒドロキシ化合物を併用して得られるポリカーボネ
ート共重合体、3価のフェノール系化合物を少量併用し
て得られる分岐化ポリカーボネートも挙げることが8来
る。
−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフェノールA
)、テトラメチルビスフェノールA、テトラブロモビス
フェノールA、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p−
ジイソプロピルベンゼン、ハイドロキノン、レゾルシノ
ール、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド
、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(
4ヒドロキシフエニル)クトン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、などであり、特に、ビ
スフェノールAが好ましい。また、分岐した芳香族ポリ
カーボネート樹脂を得るには、フロログルシン、4.6
−シメチルー2.4.6トリ(4−ヒドロキシフェニル
)へブテン−2,2゜6−シメチルー2.4.6−)す
(4−ヒドロキシフェニル)へブテン−3,4,6−シ
メチルー2゜4.6−)す(4−ヒドロキシフェニル)
へブタン、1.3.5−1−リ(4−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゼン、1.1.1− )す(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタンなどで例示されるポリヒドロキシ化合物
、および3,3−ビス(4−ヒドロキシアリール)オキ
シインドール[−イサチン(ビスフェノール)コ、5−
クロロイサチン、5,7−ジクロルイサチン、5−ブロ
モイサチンなどを前記ジヒドロキシ化合物の一部、例え
ば、0.1〜2モル%をポリヒドロキシ化合物で置換す
る。さらに、分子量を調節するのに適した一価芳香族ヒ
ドロキシ化合物はmおよびp−メチルフェノール、m−
およびpプロピルフェノール、p−ブロモフェノール、
ptert−ブチルフェノールおよびp−長鎖アルキル
置換フェノールなどが好ましい。芳香族ポリカーボネー
ト樹脂としては代表的には、ヒス(4〜ヒドロキシフエ
ニル)アルカン系化合物、特にビスフェノールAを主原
料とするポリカーボネートが挙げられ、2種以上の芳香
族ジヒドロキシ化合物を併用して得られるポリカーボネ
ート共重合体、3価のフェノール系化合物を少量併用し
て得られる分岐化ポリカーボネートも挙げることが8来
る。
芳香族ポリカーボネート樹脂は2種以上の混合物として
用いてもよい。
用いてもよい。
A および B の ム
本発明による樹脂組成物を規定する他の要因は、前記の
成分(A)および(B)の配合比である。
成分(A)および(B)の配合比である。
これら配合比の選択は、最終成形品の用途の要求性能に
よって決定される。
よって決定される。
成形加工性、機械的強度、耐溶剤性、寸法精度、高温剛
性等の性質は、各構成成分の特徴とその配合比で調整で
きる場合が多いものの、例えば剛性と衝撃強度のように
、発現機構の相反する性質は、両立させるのが困難な場
合が多い。実用上の目的のだめには、通常、成形性、機
械的強度、高温剛性等の諸性質の調和を適切にするとい
う観点から行われる。従って、本発明における組成物の
各成分の配合比には、本質的に限界的なものは存在しな
いが、実用的には下記の範囲が有用であると言える。
性等の性質は、各構成成分の特徴とその配合比で調整で
きる場合が多いものの、例えば剛性と衝撃強度のように
、発現機構の相反する性質は、両立させるのが困難な場
合が多い。実用上の目的のだめには、通常、成形性、機
械的強度、高温剛性等の諸性質の調和を適切にするとい
う観点から行われる。従って、本発明における組成物の
各成分の配合比には、本質的に限界的なものは存在しな
いが、実用的には下記の範囲が有用であると言える。
成分(A) ・変性オレフィン系樹脂10〜90重量%
成分(B):ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂90〜
10重量% ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂が10重量%未満で
は、高い弾性率が期待できず、90重量%を超えると、
耐有機溶剤性が得られない。
10重量% ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂が10重量%未満で
は、高い弾性率が期待できず、90重量%を超えると、
耐有機溶剤性が得られない。
また、本発明に用いられる成分(A)および成分(B)
はそれ単独であってもよいし、変性オレフィン系樹脂と
未変性オレフィン系樹脂との混合物、ヒドロキシ化ポリ
カーボネート樹脂と未変性ポリカーボネート樹脂との混
合物であってもよい。
はそれ単独であってもよいし、変性オレフィン系樹脂と
未変性オレフィン系樹脂との混合物、ヒドロキシ化ポリ
カーボネート樹脂と未変性ポリカーボネート樹脂との混
合物であってもよい。
(付加的成分)
本発明においては、前記の成分(A)および(B)以外
に、他の付加的成分を添加することがてきる。例えば、
オレフィン系樹脂に周知の酸化防止剤、耐候性改良剤、
造核剤、難熱剤、スリップ剤等の添加剤、あるいはポリ
カーボネート樹脂に周知の酸化防止剤、耐候性改良剤、
可塑剤、流動性改良剤、離型剤等を付加成分として使用
することができる。また有機、無機の充填材、補強材、
特にガラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナイト、チ
タン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等が剛性、耐
熱性、寸法精度、寸法安定性等の向上に有効である。実
際の配合においては、さらに各種の着色剤およびそれら
の分散剤なども、周知のものが使用できる。さらに、ゴ
ム成分の添加、特にスチレン−ブタジェン共重合体ゴム
およびそれの水素添加物、エチレン−プロピレン(−ジ
エン)共重合体ゴム等は、組成物の衝撃強度向上に特に
有効である。ゴムの配合量は、目標とする物性値により
異なるが、例えば、組成物の剛性と衝撃強度のバランス
改良の場合は、組成物の樹脂成分100重量部当たり、
5〜30重1部である。
に、他の付加的成分を添加することがてきる。例えば、
オレフィン系樹脂に周知の酸化防止剤、耐候性改良剤、
造核剤、難熱剤、スリップ剤等の添加剤、あるいはポリ
カーボネート樹脂に周知の酸化防止剤、耐候性改良剤、
可塑剤、流動性改良剤、離型剤等を付加成分として使用
することができる。また有機、無機の充填材、補強材、
特にガラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナイト、チ
タン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等が剛性、耐
熱性、寸法精度、寸法安定性等の向上に有効である。実
際の配合においては、さらに各種の着色剤およびそれら
の分散剤なども、周知のものが使用できる。さらに、ゴ
ム成分の添加、特にスチレン−ブタジェン共重合体ゴム
およびそれの水素添加物、エチレン−プロピレン(−ジ
エン)共重合体ゴム等は、組成物の衝撃強度向上に特に
有効である。ゴムの配合量は、目標とする物性値により
異なるが、例えば、組成物の剛性と衝撃強度のバランス
改良の場合は、組成物の樹脂成分100重量部当たり、
5〜30重1部である。
(組成物の混合方法)
本発明の樹脂組成物は、上記の各成分を、各種混練機、
例えば1lli押出機、2軸押用機、バンバリーミキサ
−等で混練混合する方法、各種成分の溶液または懸濁液
を混合した後に溶剤を除去するか、共通非溶媒を加えて
沈澱、濾別し回収する方法などいずれの方法も用いるこ
とができる。Jた混合の順序は、可能ないずれの順序に
よってもよいが、溶融混練法によって混合する場合には
、粘度の高いものから逐次混合する方法は好ましい方法
である。
例えば1lli押出機、2軸押用機、バンバリーミキサ
−等で混練混合する方法、各種成分の溶液または懸濁液
を混合した後に溶剤を除去するか、共通非溶媒を加えて
沈澱、濾別し回収する方法などいずれの方法も用いるこ
とができる。Jた混合の順序は、可能ないずれの順序に
よってもよいが、溶融混練法によって混合する場合には
、粘度の高いものから逐次混合する方法は好ましい方法
である。
以下、実施例により、本発明の詳細な説明するが、これ
により本発明の範囲は、特に限定されるものではない。
により本発明の範囲は、特に限定されるものではない。
製溝ul(変性オし・フィン系樹脂(1))ポリプロピ
レンのホモポリマーのパウダー(230”C2,16k
g荷重のMFR=1y/10分)44yに、ハーキュル
ス(flercu Ies)社製のアジドシラン化合物
の^Z−CUP MC(γ−スルフォニルアジドアルキ
ル1へリエトキシシラシ)を0.44&添加し、予めよ
く混合させた。これを内容積60ccの東洋精機社製の
ラボプラス1〜ミルにて、200°C1回転数6Q r
pmの条件にて6分間溶融混練した。これにより得られ
た生成物を変性オレフィン系樹脂(1)とする。
レンのホモポリマーのパウダー(230”C2,16k
g荷重のMFR=1y/10分)44yに、ハーキュル
ス(flercu Ies)社製のアジドシラン化合物
の^Z−CUP MC(γ−スルフォニルアジドアルキ
ル1へリエトキシシラシ)を0.44&添加し、予めよ
く混合させた。これを内容積60ccの東洋精機社製の
ラボプラス1〜ミルにて、200°C1回転数6Q r
pmの条件にて6分間溶融混練した。これにより得られ
た生成物を変性オレフィン系樹脂(1)とする。
試験のために、得られた変性オレフィン系樹脂(1)か
ら1gを取り出し、キシレン100m(中に入れ130
℃に昇温しで溶解させ、これをヘプタン中に投入して沈
澱させて濾過し、未反応アジドシラン化合物を除去し精
製した。これを乾燥して、プレス成形によりフィルム状
にして赤外分光スペクトル分析を行った結果、約218
0cm−’に帰属するアジドのピークは消滅し、]、
OO0〜1300cm−’付近にトリエトキシシランに
帰属するピークが観察されポリプロピレン樹脂にアジド
シラン化合物が付加反応していることが確認された。
ら1gを取り出し、キシレン100m(中に入れ130
℃に昇温しで溶解させ、これをヘプタン中に投入して沈
澱させて濾過し、未反応アジドシラン化合物を除去し精
製した。これを乾燥して、プレス成形によりフィルム状
にして赤外分光スペクトル分析を行った結果、約218
0cm−’に帰属するアジドのピークは消滅し、]、
OO0〜1300cm−’付近にトリエトキシシランに
帰属するピークが観察されポリプロピレン樹脂にアジド
シラン化合物が付加反応していることが確認された。
11」副 (変性オレフィン系樹脂(2))ハーキュル
ス社製のアジドシラン化合物のΔ2CLIP MCを2
.2y添加した以外は、製造例1と全く同一条件で溶融
反応を実施した。同様の方法で赤外分光スペクトルて分
析した結果、さらに強いl・リエトキシシランに帰属す
るピークが観察され、アジドシラン化合物が付加反応し
ていることが確認された。これにより得られた生成物を
、変性オレフィン系樹脂(2)とする。
ス社製のアジドシラン化合物のΔ2CLIP MCを2
.2y添加した以外は、製造例1と全く同一条件で溶融
反応を実施した。同様の方法で赤外分光スペクトルて分
析した結果、さらに強いl・リエトキシシランに帰属す
るピークが観察され、アジドシラン化合物が付加反応し
ていることが確認された。これにより得られた生成物を
、変性オレフィン系樹脂(2)とする。
■η−ユ(ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂)水酸化
ナトリウム3.4kgを水421に溶解し、20℃に保
ちながら、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン6.6kg、ハイドロサルファイド8FIを溶解
した。これにメチレンクロライド281を加えて撹拌し
つつ、4−ヒドロキシエチルフェノール258こを加え
、次いでホスゲン3.3kgを60分で吹き込んだ。
ナトリウム3.4kgを水421に溶解し、20℃に保
ちながら、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン6.6kg、ハイドロサルファイド8FIを溶解
した。これにメチレンクロライド281を加えて撹拌し
つつ、4−ヒドロキシエチルフェノール258こを加え
、次いでホスゲン3.3kgを60分で吹き込んだ。
ホスゲン吹き込み終了後、激しく撹拌して反応液を乳化
させ、乳化後、8gのトリエチルアミンを加え、約1時
間撹拌を続は重合させた。
させ、乳化後、8gのトリエチルアミンを加え、約1時
間撹拌を続は重合させた。
重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリン酸で中
和した後、洗液のpHが中性となるまで水洗を繰り返し
た後、インプロパツールを351加えて、重合物を沈澱
させた。沈澱物を濾過し、その後真空乾燥することによ
り、白色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
和した後、洗液のpHが中性となるまで水洗を繰り返し
た後、インプロパツールを351加えて、重合物を沈澱
させた。沈澱物を濾過し、その後真空乾燥することによ
り、白色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
このポリカーボネートの粘度平均分子量を測定した結果
、2.5X10’であった。
、2.5X10’であった。
これにより得られた変性樹脂をヒドロキシ化ポリカーボ
オート樹脂とする。
オート樹脂とする。
1 2お び ]〜3
前記の製造例で得られた各種の変性オレフィン系樹脂、
ヒドロキシ化ポリカーボネ−1・樹脂、未変性のオレフ
ィン系樹脂、および未変性のポリカーボネーi−樹脂を
使用して、内容積60+n1の東洋精機社製のブラスト
ミルにて260°C1回転数60 rpmの条件にて6
分間溶融混練した6得られた組成物を260℃の条件で
プレス成形し、厚み2Iのシートを作成した。このシー
1〜より各種試験片を切り出し、物性評価に供した。
ヒドロキシ化ポリカーボネ−1・樹脂、未変性のオレフ
ィン系樹脂、および未変性のポリカーボネーi−樹脂を
使用して、内容積60+n1の東洋精機社製のブラスト
ミルにて260°C1回転数60 rpmの条件にて6
分間溶融混練した6得られた組成物を260℃の条件で
プレス成形し、厚み2Iのシートを作成した。このシー
1〜より各種試験片を切り出し、物性評価に供した。
(測定および評価法)
(1)分散形態
得られた組成物の二相分散状態を調べるために、日立製
作所製S −2400型走査型電子顕微鏡により、断面
を観察した。
作所製S −2400型走査型電子顕微鏡により、断面
を観察した。
(2)アイゾツト衝撃強度
耐衝撃強度は、JISK7110に準じて2I厚の試片
を3枚重ねにして、ノツチなしアイゾツト衝撃値を測定
した。
を3枚重ねにして、ノツチなしアイゾツト衝撃値を測定
した。
(3)耐有機溶剤性
ベルゲンの17′4楕円法(SPEジャーナル、667
、1962>に準じ測定した。具体的には、厚さ2I
の試験片を2長軸240mm、短軸80v1wlの四分
の一楕円治具に固定し、市販のガソリンに5分間浸漬し
たときの、亀裂の発生する最小歪みを限界歪みとして求
めた。
、1962>に準じ測定した。具体的には、厚さ2I
の試験片を2長軸240mm、短軸80v1wlの四分
の一楕円治具に固定し、市販のガソリンに5分間浸漬し
たときの、亀裂の発生する最小歪みを限界歪みとして求
めた。
この際、クラックの発生しないものを◎(極めて良好)
、限界歪みが1.5%以上のものを○(良好)、同10
〜1.5%のものを△く普通)、同1−.oqo未満の
ものを×(不良)と評価した。
、限界歪みが1.5%以上のものを○(良好)、同10
〜1.5%のものを△く普通)、同1−.oqo未満の
ものを×(不良)と評価した。
以上の試験結果を表1に示す。
表1の結果からも明らかな様に、変性オレフィン系樹脂
とヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂を配合した場合は
、非常に細かい球状に近いポリカーボネー1〜の均一な
分散が認められると共に、高い衝撃強度、優れた耐有8
!溶剤性を有する組成物が得られた。
とヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂を配合した場合は
、非常に細かい球状に近いポリカーボネー1〜の均一な
分散が認められると共に、高い衝撃強度、優れた耐有8
!溶剤性を有する組成物が得られた。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成分同士が優れた分散
形態を示し、オレフィン系樹脂の特徴と、ポリカーボネ
ート樹脂の特徴を兼ね備えた、優れた力学的特性、とく
に耐衝撃性、成形加工性、寸法精度、耐薬品性等を有す
る成形材料として極めて有用なものである。
形態を示し、オレフィン系樹脂の特徴と、ポリカーボネ
ート樹脂の特徴を兼ね備えた、優れた力学的特性、とく
に耐衝撃性、成形加工性、寸法精度、耐薬品性等を有す
る成形材料として極めて有用なものである。
特許出願人 三菱油化株式会社−
・、゛贋1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記成分(A)および(B)を含有することを特徴とす
る、熱可塑性樹脂組成物: 成分(A):オレフィン系樹脂に、一般式 N_3−X−R^1−Si−R^2_n(OR^3)_
3_−_n(ここで、Xはスルフォニル基またはカルボ
ニル基を、R^1およびR^2は炭素数1〜20の脂肪
族または芳香族炭化水素基を、R^3は炭素数1〜12
の炭化水素基を、nは0、1または2を表す、R^3が
複数個あるときは、それぞれ同一または異なっていても
よい。)で表されるアジドシラン化合物を、溶融反応に
より付加したシラン化合物変性オレフィン系樹脂10〜
90重量%; 成分(B):ヒドロキシ化ポリカーボネート樹脂90〜
10重量%。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16281790A JPH0453856A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16281790A JPH0453856A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0453856A true JPH0453856A (ja) | 1992-02-21 |
Family
ID=15761795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16281790A Pending JPH0453856A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453856A (ja) |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP16281790A patent/JPH0453856A/ja active Pending
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