JPH0453166Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453166Y2 JPH0453166Y2 JP1985174196U JP17419685U JPH0453166Y2 JP H0453166 Y2 JPH0453166 Y2 JP H0453166Y2 JP 1985174196 U JP1985174196 U JP 1985174196U JP 17419685 U JP17419685 U JP 17419685U JP H0453166 Y2 JPH0453166 Y2 JP H0453166Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- turn
- winding
- wire
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Windings For Motors And Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 産業上の利用分野
本考案は、三相の交流発電機や交流電動機など
の固定子巻線において、接続線の本数を減らすよ
うにした巻線構造に関する。
の固定子巻線において、接続線の本数を減らすよ
うにした巻線構造に関する。
B 考案の概要
回転電機の固定子巻線において、亀甲型のコイ
ルをいわゆるオープンコイルとクロスコイルとの
二種類形成したことにより、従来のようにオープ
ンコイルのみでなくなり接続線のクロス接続がな
くなつたので接続線の配列が少なくできて軽量化
スペースの有効利用などの効果をもたらすもので
ある。
ルをいわゆるオープンコイルとクロスコイルとの
二種類形成したことにより、従来のようにオープ
ンコイルのみでなくなり接続線のクロス接続がな
くなつたので接続線の配列が少なくできて軽量化
スペースの有効利用などの効果をもたらすもので
ある。
C 従来の技術
第4図は三相交流発電機の部分断面を示す。第
4図において、1は固定子フレーム、2は固定子
鉄心、3は固定子コイル、4は固定子コイル3の
接続線、5はカバー、6はフアン、7は軸、8は
回転子鉄心、9は界磁コイル、10はフアンを示
す。かかる第4図に示す構造にて、固定子鉄心
2、固定子コイル3等は、第5図、第6図に示す
構造を有しており、固定子鉄心2内の溝11内に
は溝底14側に下コイル31、溝出口13側に上
コイル32がはめ込まれ、楔12によりこれらコ
イル31,32を溝11内に保持固定している。
上下コイル31,32がはめ込まれた状態は第7
図に示すように一定の溝数またがつて、亀甲型に
形成されるものであり、第7図の例では各溝のコ
イル導体が4個で二層巻を示している。第7図で
は三相巻線のうちある一相のN極コイルとS極コ
イルとの2極分をあらわしており、N極コイルと
S極コイルの各口線部分は両方共交差しないよう
にオープンコイルとなつている。すなわち、亀甲
形コイルを2ターンとしたとき、1ターン目の巻
き始め部分である入側口線と2ターン目の巻き終
り部分である出側口線とが交差しないようになつ
ており、図中N極コイルの入側口線(接続線イに
接続する部分)と出側口線(接続線ロにつながる
部分)とは交差せずいわゆるオープンコイルとな
つており、S極コイルの入側口線(接続線ロにつ
ながる部分)と出側口線(接続線ハにつながる部
分)とも交差せずオープンコイルとなつている。
したがつて、極性を作るためには、接続線ロとハ
を交差させる必要が生ずる。換言すれば、第7図
に示す例では、N極コイルの接続線イ,ロは交差
せずにオープン接続となつているのに対し、S極
コイルの接続線ロ,ハは交差してクロス接続とな
つている。
4図において、1は固定子フレーム、2は固定子
鉄心、3は固定子コイル、4は固定子コイル3の
接続線、5はカバー、6はフアン、7は軸、8は
回転子鉄心、9は界磁コイル、10はフアンを示
す。かかる第4図に示す構造にて、固定子鉄心
2、固定子コイル3等は、第5図、第6図に示す
構造を有しており、固定子鉄心2内の溝11内に
は溝底14側に下コイル31、溝出口13側に上
コイル32がはめ込まれ、楔12によりこれらコ
イル31,32を溝11内に保持固定している。
上下コイル31,32がはめ込まれた状態は第7
図に示すように一定の溝数またがつて、亀甲型に
形成されるものであり、第7図の例では各溝のコ
イル導体が4個で二層巻を示している。第7図で
は三相巻線のうちある一相のN極コイルとS極コ
イルとの2極分をあらわしており、N極コイルと
S極コイルの各口線部分は両方共交差しないよう
にオープンコイルとなつている。すなわち、亀甲
形コイルを2ターンとしたとき、1ターン目の巻
き始め部分である入側口線と2ターン目の巻き終
り部分である出側口線とが交差しないようになつ
ており、図中N極コイルの入側口線(接続線イに
接続する部分)と出側口線(接続線ロにつながる
部分)とは交差せずいわゆるオープンコイルとな
つており、S極コイルの入側口線(接続線ロにつ
ながる部分)と出側口線(接続線ハにつながる部
分)とも交差せずオープンコイルとなつている。
したがつて、極性を作るためには、接続線ロとハ
を交差させる必要が生ずる。換言すれば、第7図
に示す例では、N極コイルの接続線イ,ロは交差
せずにオープン接続となつているのに対し、S極
コイルの接続線ロ,ハは交差してクロス接続とな
つている。
このような接続線のオープン接続とクロス接続
を用いて三相コイルを製作した一例を第8図に示
す。したがつて、第8図に示す各亀甲型コイルは
すべてオープンコイルとなつている。この第8図
に示すように三相巻線のうち各相ごとに三箇所の
クロス接続部分KA1〜KA3,KB1〜KB3,
KC1〜KC3が存在し、三相分の接続に当つて各
相の接続線がぶつかり合わないようにするために
は、接続線の配列が最大4列となつて第5図にも
示すように41,42,43,44の如く必要に
なる。
を用いて三相コイルを製作した一例を第8図に示
す。したがつて、第8図に示す各亀甲型コイルは
すべてオープンコイルとなつている。この第8図
に示すように三相巻線のうち各相ごとに三箇所の
クロス接続部分KA1〜KA3,KB1〜KB3,
KC1〜KC3が存在し、三相分の接続に当つて各
相の接続線がぶつかり合わないようにするために
は、接続線の配列が最大4列となつて第5図にも
示すように41,42,43,44の如く必要に
なる。
D 考案が解決しようとする問題点
接続線の配列数が多いので、材料がそれ丈多く
かかり、熱源も増え、スペースもとり、重さも重
くなるといつた種々の問題点がある。
かかり、熱源も増え、スペースもとり、重さも重
くなるといつた種々の問題点がある。
本考案は、上述の欠点に鑑み接続線の配列数を
減少させるようにした回転電機の固定個巻線の提
供を目的とする。
減少させるようにした回転電機の固定個巻線の提
供を目的とする。
E 問題点を解決するための手段
上述の目的を達成する本考案は、亀甲型コイル
を口線が交差するものと交差しないものとの二種
類形成してこれを交互に配置することにより、接
続線の交差をなくして接続線の配列を最大3列と
したものである。
を口線が交差するものと交差しないものとの二種
類形成してこれを交互に配置することにより、接
続線の交差をなくして接続線の配列を最大3列と
したものである。
F 実施例
ここで、第1図ないし第3図を参照して本考案
の実施例を説明する。なお、第4図〜第8図と同
一部分には同符号を付す。第1図において、一相
のN極コイルとS極コイルの2極分の亀甲形コイ
ルが形成されているのであるが、このうちN極コ
イルはいわゆるオープンコイルで下コイル31の
入側口線と上コイル32の出側口線とが交差しな
い従来から存在するコイルである。より詳しく述
べれば、上コイルに相応する1ターン目の巻き終
り部分を下コイルに相応する1ターン目の入側口
線に交差させることなく下コイルに相応する2タ
ーン目の巻き始め部分に接続し、更に上コイルに
相応する2ターン目の出側口線を下コイルに相応
する1ターン目及び2ターン目の巻き始め部分と
交差させることなく形成したものである。他方、
S極コイルは入側口線と出側口線とが交差されて
形成してあるクロスコイルとなつている。詳細に
は、下コイルに相応する1ターン目の入側口線に
上コイルに相応する1ターン目の巻き終り部分を
交差させ、更に上コイルに相応する2ターン目の
出側口線を上記1ターン目の入側口線と下コイル
に相応する2ターン目の巻き始め部分とに交差さ
せたものでる。この入側口線と出側口線とは上コ
イル32と下コイル31との関係にあるのでその
交差は容易にできる。このために、接続線との口
線との接続は、N極コイルのみならずS極コイル
も交差のないオープン接続にすることができる。
の実施例を説明する。なお、第4図〜第8図と同
一部分には同符号を付す。第1図において、一相
のN極コイルとS極コイルの2極分の亀甲形コイ
ルが形成されているのであるが、このうちN極コ
イルはいわゆるオープンコイルで下コイル31の
入側口線と上コイル32の出側口線とが交差しな
い従来から存在するコイルである。より詳しく述
べれば、上コイルに相応する1ターン目の巻き終
り部分を下コイルに相応する1ターン目の入側口
線に交差させることなく下コイルに相応する2タ
ーン目の巻き始め部分に接続し、更に上コイルに
相応する2ターン目の出側口線を下コイルに相応
する1ターン目及び2ターン目の巻き始め部分と
交差させることなく形成したものである。他方、
S極コイルは入側口線と出側口線とが交差されて
形成してあるクロスコイルとなつている。詳細に
は、下コイルに相応する1ターン目の入側口線に
上コイルに相応する1ターン目の巻き終り部分を
交差させ、更に上コイルに相応する2ターン目の
出側口線を上記1ターン目の入側口線と下コイル
に相応する2ターン目の巻き始め部分とに交差さ
せたものでる。この入側口線と出側口線とは上コ
イル32と下コイル31との関係にあるのでその
交差は容易にできる。このために、接続線との口
線との接続は、N極コイルのみならずS極コイル
も交差のないオープン接続にすることができる。
第3図は、第8図に対応する三相結線図であ
り、溝数18、極数6、毎極毎相の溝数1、毎溝導
体数4、コイルの口線がオープンコイルのもの9
個、コイルの口線がクロスコイルのもの9個を接
続したものである。各相について、オープンコイ
ルとクロスコイルとも交互に配列し、接続線によ
り三相接続をすると、互いにぶつかることなく最
大3列(第2図41,42,43も参照)の配列
となる。
り、溝数18、極数6、毎極毎相の溝数1、毎溝導
体数4、コイルの口線がオープンコイルのもの9
個、コイルの口線がクロスコイルのもの9個を接
続したものである。各相について、オープンコイ
ルとクロスコイルとも交互に配列し、接続線によ
り三相接続をすると、互いにぶつかることなく最
大3列(第2図41,42,43も参照)の配列
となる。
G 考案の効果
上述の説明の如く亀甲型コイルの口線をクロス
コイルとオープンコイル両方を作り交互に配置す
ることによつて三相結線を施した場合でも、接続
線の配列はクロス接続がなくて減少するので、接
続線の総本数の低減と材料や絶縁の減少、発熱源
の減少、軽量化、スペースの有効利用等多大な効
果を奏する。
コイルとオープンコイル両方を作り交互に配置す
ることによつて三相結線を施した場合でも、接続
線の配列はクロス接続がなくて減少するので、接
続線の総本数の低減と材料や絶縁の減少、発熱源
の減少、軽量化、スペースの有効利用等多大な効
果を奏する。
第1図ないし第3図は一実施例を示し、第1図
は2極分のコイルの説明図、第2図はコイルと接
続線との結線状態図、第3図aは三相巻線状態
図、第3図bは三相巻線結線図、第4図は三相交
流機の部分断面図、第5図は従来のコイルと接続
線との結線状態図、第6図は第5図の−線か
らみた断面図、第7図は従来の2極分のコイルの
説明図、第8図aは三相巻線状態図、第8図bは
三相巻線結線図である。 図面中、31は下コイル、32は上コイル、4
1,42,43は接続線である。
は2極分のコイルの説明図、第2図はコイルと接
続線との結線状態図、第3図aは三相巻線状態
図、第3図bは三相巻線結線図、第4図は三相交
流機の部分断面図、第5図は従来のコイルと接続
線との結線状態図、第6図は第5図の−線か
らみた断面図、第7図は従来の2極分のコイルの
説明図、第8図aは三相巻線状態図、第8図bは
三相巻線結線図である。 図面中、31は下コイル、32は上コイル、4
1,42,43は接続線である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 亀甲形に形成した一コイルが2ターンからな
り、1ターン目の巻き始め部分である入側口線と
2ターン目の巻き終り部分である出側口線とを有
し、一のコイルの出側口線と他のコイルの入側口
線とを接続線にて接続する固定子巻線において、 一のコイルであつて、1ターン目の入側口線に
1ターン目の巻き終り部分を交差させ、更に2タ
ーン目の出側口線を上記1ターン目の入側口線と
2ターン目の巻き始め部分とに交差させたクロス
コイルと、 他のコイルであつて、1ターン目の巻き終り部
分を1ターン目の入側口線に交差させることなく
2ターン目の巻き始め部分に接続し、更に2ター
ン目の出側口線を1ターン目及び2ターン目の巻
き始め部分と交差させることなく形成したオープ
ンコイルと、 を交互に配置した回転電機の固定子巻線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985174196U JPH0453166Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985174196U JPH0453166Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6284344U JPS6284344U (ja) | 1987-05-29 |
JPH0453166Y2 true JPH0453166Y2 (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=31112360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985174196U Expired JPH0453166Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453166Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4936117B2 (ja) * | 2006-12-12 | 2012-05-23 | 日本電産株式会社 | モータ |
US7576443B2 (en) * | 2006-12-15 | 2009-08-18 | General Electric Company | Method and apparatus for generating electric power |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5785540A (en) * | 1980-11-17 | 1982-05-28 | Toshiba Corp | Rotary electric machine |
-
1985
- 1985-11-14 JP JP1985174196U patent/JPH0453166Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5785540A (en) * | 1980-11-17 | 1982-05-28 | Toshiba Corp | Rotary electric machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6284344U (ja) | 1987-05-29 |
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