JPH0453020B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453020B2 JPH0453020B2 JP59257572A JP25757284A JPH0453020B2 JP H0453020 B2 JPH0453020 B2 JP H0453020B2 JP 59257572 A JP59257572 A JP 59257572A JP 25757284 A JP25757284 A JP 25757284A JP H0453020 B2 JPH0453020 B2 JP H0453020B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- guide
- entrance
- flap
- branching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、磁気記録再生装置におけるテープ装
架装置に係り、特に構成の簡素化及び動作の確実
化が図れ、磁気記録再生装置の小形、軽量化に有
効なテープ装架装置に関する。 〔発明の背景〕 従来のVTRのテープ装架装置において、テー
プを案内するためのテープガイドあるいは、ピン
チローラ等を支持する複数の部材によりテープカ
セツト内部からテープを引き出し、シリンダに対
して所定の角度にわたつて巻付けるようにして装
架する方法として、特開昭57−20957号公報に記
載されているように、装架装置の小形化を図るた
めにテープ装架中において、各テープガイドを支
持する複数の部材が、案内経路途中における分岐
点まで案内経路を共有し、その後、分岐して各各
別々の案内経路を移動し、所定の位置に至つてテ
ープ装架が完了するという方法がとられていた。
この場合、分岐点における各テープガイド支持部
材の案内方法に関して、一定方向への付勢力を常
に支持部材に与えておき、所定の案内経路へ導く
という方法が提案されている。 しかしながら、上述のような各支持部材の案内
方法は、テープガイドの案内方法として確実かつ
有効な手段ではあるが、付勢力を与えるために、
ばね等の付勢部材を用いなければならないために
部品点数が増えてしまうとともに、付勢部材によ
る付勢力の調整が難しいという問題があり、また
装置の小形化および薄形化をさらに推しすすめた
場合、付勢部材を設けるスペースが確保できない
という問題がある。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を除
き、テープガイド部材の分岐点における分岐動作
を簡潔な機構で行なわせることにより、動作が確
実で安定し、且つ磁気記録再生装置の小形化及び
薄形化を可能としたテープ装架装置を提供するに
ある。 〔発明の概要〕 この目的を達成するために、本発明では、 (イ) 第1の位置から第2の位置へ案内経路によつ
て移動され磁気テープをシリンダに巻装するテ
ープガイド部材を有する磁気記録再生装置のテ
ープ装架装置において、 (ロ) 上記テープガイド部材が、互いに別個に移動
動作する第1及び第2のテープガイド部材(該
当一実施例符号11,16)を有し、 (ハ) 上記案内経路が、1つの経路(該当一実施例
符号51)が上記第1の位置から第2の位置へ
の途中において分岐用部材(該当一実施例符号
40)を間にはさみ複数の経路(該当一実施例
符号52,53)に分岐される構成を有し、 (ニ) 上記第1及び第2のテープガイド部材は、上
記分岐用部材で上記複数の経路のそれぞれへの
進入方向を選択された該複数の経路にそれぞれ
別個に案内される、 構成とする。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 第1図は本発明によるテープ装架装置の一実施
例のテープを装架した状態を示す平面図であつ
て、1はメインシヤーシ、2は磁気ヘツドを搭載
した回転シリンダ、3はカセツト、4はテープ、
5は供給側リール、6は巻取側リール、7はテー
プ1の走行時のテンシヨンを検出するテンシヨン
ピン、8はメインシヤーシに植立された固定ガイ
ド、9は入側第1傾斜ガイド、10は入側第1ガ
イドローラ、11は入側第1傾斜ガイド9と入側
第1ガイドローラ10を所定の位置関係で植立す
る第1のテープガイド部材としての入側第1フ
ネ、12は消去ヘツド、13はテープ4の縦振動
を吸収するためのインピーダンスローラ、14は
入側第2傾斜ガイド、15は入側第2ガイドロー
ラ、16は入側第2傾斜ガイド14と入側第2ガ
イドローラを所定の位置関係で植立する第2のテ
ープガイド部材としての入側第2フネ、17は出
側ガイドローラ、18は出側ガイドローラを植立
する出側フネ、19はキヤプスタン、20はピン
チローラ、21はカセツト3内に入るテープ4の
位置を規制する幅規制ガイドである。 同図において、テープ装架開始前における各テ
ープガイド類は各々破線で示し、符号に上下のバ
ーを付して示した位置にある。 次にテープの装架動作について説明する。 テープ装架開始前においてカセツト開口部22
に位置していた入側第1フネ11、入側第2フネ
16はテープ装架の動作開始にともない、テープ
4を引き出すように二点鎖線で示したように移動
する。この時、入側第1フネ11と入側第2フネ
16は同時に同一経路に沿つて移動し、分岐点2
5まで矢印Aのようにその高さを変えることなく
移動していく。分岐点25において入側第2フネ
16は、矢印Bのように回転シリンダ2に近づく
経路に沿つて移動し、その高さを徐々に高くして
いき所定の位置に至り、テープ4を回転シリンダ
2に装架する。この時、テープ装架途中において
13の位置にあつたインピーダンスローラ13が
矢印Gのように移動する。また上述の入側第2フ
ネ16の動作と同時に、入側第1フネ11は、分
岐点25において矢印Cに示すように、回転シリ
ンダ2から遠ざかる方向の経路に沿つて、その高
さを変えることなく移動し、テープ装架終了時に
所定の位置に至り、回転シリンダ2のテープ入側
の走行経路を形成する。 一方、出側のテープガイド部材としての出側フ
ネ18は、入側第1フネ11と入側第2フネ16
の動きと並行して矢印Dのように移動し、ピンチ
ローラ20および幅規制ガイド21は、矢印E,
Fのように移動するとともに回転シリンダ2のテ
ープ出側のテープ走行経路を形成して、テープ装
架が終了するのである。 第2図は、テープ装架途中の状態を示す平面図
であつて、第1図と共通の部材には同一符号を示
して、その説明は省略するが、30はテープガイ
ド類を駆動するためのローデイングリング、31
はローデイングリング30を回動可能に支持する
複数個のリングホルダ、32はローデイングリン
グ30を駆動する駆動ギヤ、33は入側第2フネ
16とローデイングリング30を連結する第1連
結部材、34は入側第1フネ11とローデイング
リング30を連結する第2連結部材、35は第1
連結部材33と入側第2フネ16を連結する回転
ピン、36は第1連結部材33とローデイングリ
ング30を連結する駆動ピン、37は第2連結部
材34と入側第1フネ11を連結する回転ピン、
38は第2連結部材34とローデイングリング3
0を連結する駆動ピン、40は分岐用部材として
の分岐点凸起部、50はガイド板、50aは各フ
ネのメインガイド、50bは入側第1フネ11の
ブランチガイド、50cはサブガイド、51は入
側第1フネ11と入側第2フネ16のテープ装架
途中の移動を案内する案内経路としての第1の案
内溝、52は第1の案内溝51を延長した所定の
位置まで入側第2フネ16を案内する複数の経路
の1つとしての第2の案内溝、53は第1の案内
溝51と第2の案内溝52の接合点を分岐点とし
て入側第1フネ11を所定の位置まで案内する複
数の経路の1としての第3の案内溝である。 テープ装架動作は、駆動ギヤ32が矢印方向に
駆動源(図示せず)により回動し、ローデイング
リング30が矢印L方向に旋回する。入側第2フ
ネ16は第1連結部材33を介して、また入側第
1フネ11は第2連結部材34を介して各々ロー
デイングリング30に駆動される。この時、入側
第2フネ16と入側第1フネ11はメインガイド
50a、ブランチガイド50bにより形成される
第1の案内溝51に沿つて摺動移動する。分岐点
25において、この先端の側壁部(回転シリンダ
2と反対側)16aが、分岐点凸起部40の回転
シリンダ2側の側壁40aに当接し、入側第2フ
ネ16の先端部側壁部16aと分岐点凸起部40
の側壁40aが摺動し、入側第2フネ16が矢印
Mの方向に、破線16で示したように、メインガ
イド50aとサブガイド50cにより形成される
第2の案内溝52に沿つて移動する。 上述のごとく入側第2フネ16の移動に対して
入側第1フネ11は、分岐点25において回転シ
リンダ2から遠ざかる方向に移動する。すなわち
第3図に示したようにローデイングリング30の
回転に伴ない前記第1の案内溝51に沿つて移動
してきた入側第2フネ11は、分岐点25におい
て、先端部の回転シリンダ2に近い側の側壁部1
1aが分岐点凸起部40の回転シリンダ2と反対
側の側壁部40aに当接し、矢印の方向に破線
11で示したようにブランチガイド50bとサブ
ガイド50cにより形成される第3の案内溝53
に沿つて移動する。 次に、上述した分岐点25における各フネの移
動経路選択についての原理を説明する。第4図
a、第4図bは原理模式平面図である。すなわち
第4図aに示したように、第1の案内溝51に沿
つて矢印Nのように移動してきた入側第1フネ1
1の先端部11bが図示したように、分岐点凸起
部40の先端部40cの位置に対して、進行方向
にl1だけ偏位させて位置するようにすれば、入側
第1フネ11は矢印の方向に移動し、第3の案
内溝53に沿つて移動する。また第4図bに示し
たように入側第2フネ16の先端部16aが、分
岐点凸起部40の先端部40cに対して進行方向
右側にl2だけ偏位させて位置するようにすれば、
入側第2フネ16は矢印Mの方向に移動し、第2
の案内溝52に沿つて移動することになる。前記
偏位量l1、l2は各フネの移動時の案内用の溝51,
52,53に対するガタツキよりも大きくとつて
おれば、十分に上述の分岐点25における経路選
択の機能を行なわせることができる。 尚、以上説明した実施例において、分岐用部材
としての分岐点凸起部40は固定の三角柱状の部
材として示したが、円筒状のものであつても良
く、第4図a、第4図bに示した偏位量l1、l2を
確保できれば同様の効果が得られる。 また本実施例では、回転シリンダ2の入側のみ
に各テープガイド部材が上昇していく装架方法を
例として説明したが、入側、出側の両側において
各テープガイド部材が平行に移動していくなどの
他の装架方法においても本発明は適用できる。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、従来の
テープガイド類の案内方法のように、案内方向へ
付勢するためのバネ材などの付勢部材を用いる必
要がないので部品点数の削減が図れるとともに、
テープガイド類の支持部材自体に案内専用の凸起
部あるいは溝部を設ける必要がないのでテープガ
イド類の支持部材の幅を削減することができ、装
置のシヤーシ平面積の縮少を図ることができ、さ
らにテープガイド部材を案内する案内部材の簡略
化および薄形化が図れる。またテープガイドの案
内機構を確実かつ円滑に行なえるので信頼性の高
いテープ装架が行えるものであつて、上記従来技
術の欠点を除いて優れた機能の磁気記録再生装置
のテープ装架装置を提供することができる。
架装置に係り、特に構成の簡素化及び動作の確実
化が図れ、磁気記録再生装置の小形、軽量化に有
効なテープ装架装置に関する。 〔発明の背景〕 従来のVTRのテープ装架装置において、テー
プを案内するためのテープガイドあるいは、ピン
チローラ等を支持する複数の部材によりテープカ
セツト内部からテープを引き出し、シリンダに対
して所定の角度にわたつて巻付けるようにして装
架する方法として、特開昭57−20957号公報に記
載されているように、装架装置の小形化を図るた
めにテープ装架中において、各テープガイドを支
持する複数の部材が、案内経路途中における分岐
点まで案内経路を共有し、その後、分岐して各各
別々の案内経路を移動し、所定の位置に至つてテ
ープ装架が完了するという方法がとられていた。
この場合、分岐点における各テープガイド支持部
材の案内方法に関して、一定方向への付勢力を常
に支持部材に与えておき、所定の案内経路へ導く
という方法が提案されている。 しかしながら、上述のような各支持部材の案内
方法は、テープガイドの案内方法として確実かつ
有効な手段ではあるが、付勢力を与えるために、
ばね等の付勢部材を用いなければならないために
部品点数が増えてしまうとともに、付勢部材によ
る付勢力の調整が難しいという問題があり、また
装置の小形化および薄形化をさらに推しすすめた
場合、付勢部材を設けるスペースが確保できない
という問題がある。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を除
き、テープガイド部材の分岐点における分岐動作
を簡潔な機構で行なわせることにより、動作が確
実で安定し、且つ磁気記録再生装置の小形化及び
薄形化を可能としたテープ装架装置を提供するに
ある。 〔発明の概要〕 この目的を達成するために、本発明では、 (イ) 第1の位置から第2の位置へ案内経路によつ
て移動され磁気テープをシリンダに巻装するテ
ープガイド部材を有する磁気記録再生装置のテ
ープ装架装置において、 (ロ) 上記テープガイド部材が、互いに別個に移動
動作する第1及び第2のテープガイド部材(該
当一実施例符号11,16)を有し、 (ハ) 上記案内経路が、1つの経路(該当一実施例
符号51)が上記第1の位置から第2の位置へ
の途中において分岐用部材(該当一実施例符号
40)を間にはさみ複数の経路(該当一実施例
符号52,53)に分岐される構成を有し、 (ニ) 上記第1及び第2のテープガイド部材は、上
記分岐用部材で上記複数の経路のそれぞれへの
進入方向を選択された該複数の経路にそれぞれ
別個に案内される、 構成とする。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 第1図は本発明によるテープ装架装置の一実施
例のテープを装架した状態を示す平面図であつ
て、1はメインシヤーシ、2は磁気ヘツドを搭載
した回転シリンダ、3はカセツト、4はテープ、
5は供給側リール、6は巻取側リール、7はテー
プ1の走行時のテンシヨンを検出するテンシヨン
ピン、8はメインシヤーシに植立された固定ガイ
ド、9は入側第1傾斜ガイド、10は入側第1ガ
イドローラ、11は入側第1傾斜ガイド9と入側
第1ガイドローラ10を所定の位置関係で植立す
る第1のテープガイド部材としての入側第1フ
ネ、12は消去ヘツド、13はテープ4の縦振動
を吸収するためのインピーダンスローラ、14は
入側第2傾斜ガイド、15は入側第2ガイドロー
ラ、16は入側第2傾斜ガイド14と入側第2ガ
イドローラを所定の位置関係で植立する第2のテ
ープガイド部材としての入側第2フネ、17は出
側ガイドローラ、18は出側ガイドローラを植立
する出側フネ、19はキヤプスタン、20はピン
チローラ、21はカセツト3内に入るテープ4の
位置を規制する幅規制ガイドである。 同図において、テープ装架開始前における各テ
ープガイド類は各々破線で示し、符号に上下のバ
ーを付して示した位置にある。 次にテープの装架動作について説明する。 テープ装架開始前においてカセツト開口部22
に位置していた入側第1フネ11、入側第2フネ
16はテープ装架の動作開始にともない、テープ
4を引き出すように二点鎖線で示したように移動
する。この時、入側第1フネ11と入側第2フネ
16は同時に同一経路に沿つて移動し、分岐点2
5まで矢印Aのようにその高さを変えることなく
移動していく。分岐点25において入側第2フネ
16は、矢印Bのように回転シリンダ2に近づく
経路に沿つて移動し、その高さを徐々に高くして
いき所定の位置に至り、テープ4を回転シリンダ
2に装架する。この時、テープ装架途中において
13の位置にあつたインピーダンスローラ13が
矢印Gのように移動する。また上述の入側第2フ
ネ16の動作と同時に、入側第1フネ11は、分
岐点25において矢印Cに示すように、回転シリ
ンダ2から遠ざかる方向の経路に沿つて、その高
さを変えることなく移動し、テープ装架終了時に
所定の位置に至り、回転シリンダ2のテープ入側
の走行経路を形成する。 一方、出側のテープガイド部材としての出側フ
ネ18は、入側第1フネ11と入側第2フネ16
の動きと並行して矢印Dのように移動し、ピンチ
ローラ20および幅規制ガイド21は、矢印E,
Fのように移動するとともに回転シリンダ2のテ
ープ出側のテープ走行経路を形成して、テープ装
架が終了するのである。 第2図は、テープ装架途中の状態を示す平面図
であつて、第1図と共通の部材には同一符号を示
して、その説明は省略するが、30はテープガイ
ド類を駆動するためのローデイングリング、31
はローデイングリング30を回動可能に支持する
複数個のリングホルダ、32はローデイングリン
グ30を駆動する駆動ギヤ、33は入側第2フネ
16とローデイングリング30を連結する第1連
結部材、34は入側第1フネ11とローデイング
リング30を連結する第2連結部材、35は第1
連結部材33と入側第2フネ16を連結する回転
ピン、36は第1連結部材33とローデイングリ
ング30を連結する駆動ピン、37は第2連結部
材34と入側第1フネ11を連結する回転ピン、
38は第2連結部材34とローデイングリング3
0を連結する駆動ピン、40は分岐用部材として
の分岐点凸起部、50はガイド板、50aは各フ
ネのメインガイド、50bは入側第1フネ11の
ブランチガイド、50cはサブガイド、51は入
側第1フネ11と入側第2フネ16のテープ装架
途中の移動を案内する案内経路としての第1の案
内溝、52は第1の案内溝51を延長した所定の
位置まで入側第2フネ16を案内する複数の経路
の1つとしての第2の案内溝、53は第1の案内
溝51と第2の案内溝52の接合点を分岐点とし
て入側第1フネ11を所定の位置まで案内する複
数の経路の1としての第3の案内溝である。 テープ装架動作は、駆動ギヤ32が矢印方向に
駆動源(図示せず)により回動し、ローデイング
リング30が矢印L方向に旋回する。入側第2フ
ネ16は第1連結部材33を介して、また入側第
1フネ11は第2連結部材34を介して各々ロー
デイングリング30に駆動される。この時、入側
第2フネ16と入側第1フネ11はメインガイド
50a、ブランチガイド50bにより形成される
第1の案内溝51に沿つて摺動移動する。分岐点
25において、この先端の側壁部(回転シリンダ
2と反対側)16aが、分岐点凸起部40の回転
シリンダ2側の側壁40aに当接し、入側第2フ
ネ16の先端部側壁部16aと分岐点凸起部40
の側壁40aが摺動し、入側第2フネ16が矢印
Mの方向に、破線16で示したように、メインガ
イド50aとサブガイド50cにより形成される
第2の案内溝52に沿つて移動する。 上述のごとく入側第2フネ16の移動に対して
入側第1フネ11は、分岐点25において回転シ
リンダ2から遠ざかる方向に移動する。すなわち
第3図に示したようにローデイングリング30の
回転に伴ない前記第1の案内溝51に沿つて移動
してきた入側第2フネ11は、分岐点25におい
て、先端部の回転シリンダ2に近い側の側壁部1
1aが分岐点凸起部40の回転シリンダ2と反対
側の側壁部40aに当接し、矢印の方向に破線
11で示したようにブランチガイド50bとサブ
ガイド50cにより形成される第3の案内溝53
に沿つて移動する。 次に、上述した分岐点25における各フネの移
動経路選択についての原理を説明する。第4図
a、第4図bは原理模式平面図である。すなわち
第4図aに示したように、第1の案内溝51に沿
つて矢印Nのように移動してきた入側第1フネ1
1の先端部11bが図示したように、分岐点凸起
部40の先端部40cの位置に対して、進行方向
にl1だけ偏位させて位置するようにすれば、入側
第1フネ11は矢印の方向に移動し、第3の案
内溝53に沿つて移動する。また第4図bに示し
たように入側第2フネ16の先端部16aが、分
岐点凸起部40の先端部40cに対して進行方向
右側にl2だけ偏位させて位置するようにすれば、
入側第2フネ16は矢印Mの方向に移動し、第2
の案内溝52に沿つて移動することになる。前記
偏位量l1、l2は各フネの移動時の案内用の溝51,
52,53に対するガタツキよりも大きくとつて
おれば、十分に上述の分岐点25における経路選
択の機能を行なわせることができる。 尚、以上説明した実施例において、分岐用部材
としての分岐点凸起部40は固定の三角柱状の部
材として示したが、円筒状のものであつても良
く、第4図a、第4図bに示した偏位量l1、l2を
確保できれば同様の効果が得られる。 また本実施例では、回転シリンダ2の入側のみ
に各テープガイド部材が上昇していく装架方法を
例として説明したが、入側、出側の両側において
各テープガイド部材が平行に移動していくなどの
他の装架方法においても本発明は適用できる。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、従来の
テープガイド類の案内方法のように、案内方向へ
付勢するためのバネ材などの付勢部材を用いる必
要がないので部品点数の削減が図れるとともに、
テープガイド類の支持部材自体に案内専用の凸起
部あるいは溝部を設ける必要がないのでテープガ
イド類の支持部材の幅を削減することができ、装
置のシヤーシ平面積の縮少を図ることができ、さ
らにテープガイド部材を案内する案内部材の簡略
化および薄形化が図れる。またテープガイドの案
内機構を確実かつ円滑に行なえるので信頼性の高
いテープ装架が行えるものであつて、上記従来技
術の欠点を除いて優れた機能の磁気記録再生装置
のテープ装架装置を提供することができる。
図面は本発明により磁気記録再生装置のテープ
装架装置の一実施例を示すものであつて、第1図
は同実施例のテープ装架途中の平面図、第2図は
同実施例のテープ装架終了状態の平面図、第3図
は同実施例の平面図、第4図a、第4図bは本発
明の原理を説明する模式平面図である。 2……回転シリンダ、3……カセツト、4……
テープ、9……入側第1傾斜ガイド、10……入
側第1ガイドローラ、11……入側第1フネ、1
1a……先端部側壁、11b……先端部、14…
…入側第2傾斜ガイド、15……入側第2ガイド
ローラ、16……入側第2フネ、16a……先端
部側壁、16b……先端部、22……開口部、2
5……分岐点、30……ローデイングリング、3
3……第1連結部材、34……第2連結部材、3
5,37……回転ピン、36,38……駆動ピ
ン、40……分岐点凸起部、50……ガイド板、
51……第1の案内溝、52……第2の案内溝、
53……第3の案内溝。
装架装置の一実施例を示すものであつて、第1図
は同実施例のテープ装架途中の平面図、第2図は
同実施例のテープ装架終了状態の平面図、第3図
は同実施例の平面図、第4図a、第4図bは本発
明の原理を説明する模式平面図である。 2……回転シリンダ、3……カセツト、4……
テープ、9……入側第1傾斜ガイド、10……入
側第1ガイドローラ、11……入側第1フネ、1
1a……先端部側壁、11b……先端部、14…
…入側第2傾斜ガイド、15……入側第2ガイド
ローラ、16……入側第2フネ、16a……先端
部側壁、16b……先端部、22……開口部、2
5……分岐点、30……ローデイングリング、3
3……第1連結部材、34……第2連結部材、3
5,37……回転ピン、36,38……駆動ピ
ン、40……分岐点凸起部、50……ガイド板、
51……第1の案内溝、52……第2の案内溝、
53……第3の案内溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1の位置から第2の位置へ案内経路によつ
て移動され磁気テープをシリンダに巻装するテー
プガイド部材を有する磁気記録再生装置のテープ
装架装置において、 上記テープガイド部材が、互いに別個に移動動
作する第1及び第2のテープガイド部材を有し、 上記案内経路が、1つの経路が上記第1の位置
から第2の位置への途中において分岐用部材を間
にはさみ複数の経路に分岐される構成を有し、 上記第1及び第2のテープガイド部材は、上記
分岐用部材で上記複数の経路のそれぞれへの進入
方向を選択された該複数の経路にそれぞれ別個に
案内される、 ことを特徴とする磁気記録再生装置のテープ装架
装置。 2 上記テープガイド部材は、上記第1及び第2
のテープガイド部材が、その先端部で上記分岐用
部材により別個の経路に案内される構成である特
許請求の範囲第1項に記載の磁気記録再生装置の
テープ装架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59257572A JPS61137254A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 磁気記録再生装置のテ−プ装架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59257572A JPS61137254A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 磁気記録再生装置のテ−プ装架装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61137254A JPS61137254A (ja) | 1986-06-24 |
JPH0453020B2 true JPH0453020B2 (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=17308133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59257572A Granted JPS61137254A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 磁気記録再生装置のテ−プ装架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61137254A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63222362A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-16 | Hitachi Ltd | テ−プガイド案内機構 |
ATE211574T1 (de) * | 1989-10-13 | 2002-01-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Bandladevorrichtung für magnetaufzeichnungs- /wiedergabegerät |
JP2512566B2 (ja) * | 1989-10-13 | 1996-07-03 | 松下電器産業株式会社 | 磁気記録再生装置におけるテ―プロ―ディング装置 |
-
1984
- 1984-12-07 JP JP59257572A patent/JPS61137254A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61137254A (ja) | 1986-06-24 |
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