JPH0452858A - 文書データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ
等の文書データ処理装置に係わり、特に、オーバライド
（上書き）モードにおいて文字入力を行なった際に、上
書きされる以前の文字を復帰させる文字データの書込み
／読出し制御に関する。

［発明の概要］ 本発明の文書データ処理装置は、オーバライドモード時
における文字データの入力に際し、文書メモリの文字デ
ータ書込み位置に既に記憶されている文字データを退避
メモリに予め退避させた後、上記入力文字データの文書
メモリに対する書込みを行なうことにより、必要に応じ
上書き前の文字データを上記退避メモリから読出せるよ
うにするものである。

［従来の技術］ 一般に、ワードプロセッサ等の文書データ処理装置では
、文字データの入力に際し、挿入モードと上書きモード
とが選択できるようになっている。

前者、挿入モードで文字入力を行なうと、その入力以前
にカーソル位置以降に存在した文字データが下位桁方向
にずれ、該カーソル位置に新たな入力文字が書込まれる
ことになる。また、後者、上書きモードで文字入力を行
なうと、カーソル位置に既に文字データが存在していて
も、その文字は新たな入力文字に書き替えられることに
なる。

Ｃ発明が解決しようとする課顯コ しかしながら、上記従来の文書データ処理装置では、上
書きモードにより文字入力を行なった場合、その文字入
力確定後に上書き前の文字データを読出すことができな
いため、特に、文書途中の空白部分において、多数の仮
名文字を連続入力し、−括して仮名／漢字変換を行なう
ような場合、変換後の文字数が予想以上に多くなり、そ
の結果上記文書空内部以降に予め存在した必要な文字ま
でも書き替えられてまうと、その書き替えられる以前の
文字を復帰させることができないという欠点がある。

このような原因は、オーバライドモードにより文字入力
を行なった場合に、文書メモリ内の文字データ書込み位
置に予め存在する文字データが、新たな入力文字が書込
まれることによって消滅してしまうところにあると考え
られる。

してみれば、オーバライドモードにより新たに入力され
た文字データを文書メモリに書込む際に、その書込み位
置に予め存在している文字データを他のメモリに退避さ
せた後上記新入力文字データの書込みを行なうようにす
れば、文書書き替え後も上記能のメモリから必要に応じ
て書き替え前の文字データを読出せるようになるのは明
らかである。

本発明の課題は、オーバライドモードにより文字入力を
行なった場合でも、書き替え以前の文字データを必要に
応じて読出すことが可能になる文書データ処理装置を提
供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の手段は次の通りである。

（１）文書データを記憶する文書記憶手段。

例えば、ＲＡＭ等で構成された文書メモリである。ここ
で、文書データとは、１以上の文字データの集合によっ
て作成されるデータである。

（２）文字データを入力する文字入力手段。

例えば、キーボード等の入力部に設けられた仮名文字キ
ー、英数字キー、記号キー等である。ここで、文字デー
タとは、仮名、漢字、英数字、記号の他に、罫線９図形
を含むデータである。

（３）前記文書データ記憶手段に対する文字データの書
込み位置を指定する位置指定手段。

例えば、キーボード等の入力部に設けられたカーソルキ
ー等である。

（４）前記文字入力手段により入力された文字データを
前記文書記憶手段に書込む際に前記位置指定手段により
指定された文字データ書込み位置に既に文字データが記
憶されているか否かを判別する判別手段。

例えば、ＲＯＭに記憶されたプログラムに従って動作す
るＣＰＵである。

（５）前記判別手段により前記書込み位置に既に文字デ
ータが記憶されていると判別された際に該記憶文字デー
タを退避した後に前記文字入力手段により入力された文
字データを書込むデータ退避／書込み手段。

例えば、ＲＯＭに記憶されたプログラムに従って動作す
るＣＰＵである。

（６）前記データ退避／書込み手段により退避された文
字データを記憶する退避文字記憶手段。

例えば、ＲＡＭ等で構成されたスタックメモリである。

（７）前記退避文字記憶手段に記憶された文字データを
前記位置指定手段により指定される前記文書記憶手段の
文字データ書込み位置に読出す退避文字読出し手段。

例えば、ＲＯＭに記憶されたプログラムに従って動作す
るＣＰＵである。

［作用］ 本発明の手段の作用は次の通りである。

文字入力手段により新たな文字データが入力されると、
位置指定手段により指定される文書記憶手段内の文字デ
ータ書込み位置に、既に文字データか記憶されているか
否かが判別手段により判別される。ここで、前記文書記
憶手段内の文字データ書込み位置に既に文字データが記
憶されていると判別されると、データ退避／書込み手段
により、その記憶文字データを退避文字記憶手段に退避
記憶させた後、前記文字入力手段により入力された新た
な文字の書込みを行なう。この後、退避文字読出し手段
により、前記退避文字記憶手段に記憶された文字データ
が前記位置指定手段により指定される前記文書記憶手段
の文字データ書込み位置に適宜読出される。

従って、オーバライドモードにより新たに入力された文
字データは、その文書メモリ上の書込み位置に予め存在
している文字データを退避メモリに退避させた後に書込
まれることになるので、文書書き替え後も、必要に応じ
て書き替え前の文字データを読出せるようになる。

［実施例］ 以下図面により本発明の一実施例について説明する。

第１図は文書データ処理装置の構成を示すもので、同図
において、１１は中央処理装置（ＣＰ　Ｕ）であり、こ
の中央処理装置１１には入力部１２、ＲＯＭ１Ｂ、辞書
メモリ１４、表示部１５、印字部１６、そして、ＲＡＭ
を使用した記憶部１７が接続される。

入力部１２は、文書作成の際に操作される、仮名文字キ
ー、英数字キー、記号キーを始め、仮名／漢字変換キー
や入力位置の指定を行なうカーソルキー等の各種機能キ
ー、そして、オーｌくライトモードにおける文字入力に
より消滅した文字データを順次復帰させる際に操作され
る呼出しキー１２ａを備えるもので、上記中央処理装置
１１は、この入力部１２から供給されるキー入力操作信
号に応じて、上記ＲＯＭ１３に予め記憶される制御プロ
グラムに基づき、回路各部の動作制御を行なつ〇 辞書メモリ１４は、入力部１２における仮名／漢字変換
キーが操作された際の、中央処理装置１１による仮名／
漢字変換処理に対応する多数の漢字及び熟語データを予
め記憶するもので、この辞書メモリ１４から読出された
仮名／漢字変換後の文字データは記憶部１７における文
書メモリ１７ａに書込まれる。文書メモリ１７ａは、中
央処理装置１１を通して順次入力される仮名／漢字変換
後の文字データを、文書データとして記憶するもので、
この文書メモリ１７ａにおける入力文字データの書込み
先頭位置は、カーソルポインタ１７ｂにより指示され、
このカーソルポインタ１７ｂにおけるポインタ指示値は
、上記入力部１２におけるカーソルキーの操作に応じて
中央処理装置１１を通して増減制御される。

また、上記文書データの作成に際し、入力部１２におい
て仮名・漢字変換キーの操作前にキー入力される仮名文
字、英数字、記号等の文字データは、上記記憶部１７に
おける文字バッファ１７ｃに対して順次格納されるもの
で、仮名／漢字変換キーの操作により、この文字バッフ
ァ１７ｃに格納された各文字データが中央処理装置１１
に読出され、辞書メモリ１４に応じて仮名／漢字変換さ
れた後、上記文書メモリ１７Ｈに記憶される。

さらに、記憶部１７は、スタックメモリ１７ｄを備えて
いる。このスタックメモリ１７ｄには、上記文書メモリ
１７ａに対する文字データ書込みの際に、カーソルポイ
ンタ１７ｂが指示する文字データ書込み位置に既に以前
の文書作成時において書込まれた文字データが記憶され
ていると、その前回の書込みにより記憶された文字デー
タが退避転送されて記憶されるもので、このスタックメ
モリ１７ｄにおける退避文字データの書込みあるいは読
出し位置は、スタックポインタＳ。及びスタックポイン
タＳに基づき指示される。ここで、スタックポインタＳ
。は、スタックメモリ１７ｄにおけるスタックスタート
位置を示すもので、スタックポインタＳのポインタ値は
上記スタックポインタＳ。を基準にして増減制御される
。

一方、表示部１５は、入力部１２によりキー入力される
文字データや仮名／漢字変換後の文書データ等を中央処
理装置１１を通して順次表示するもので、この場合、例
えば上記キー入力文字データは文字バッファ１７ｃに格
納された文字データに基づき表示され、文書データは上
記文書メモリ１７ａに記憶された文書データに基づき表
示される。また、印字部１６は、入力部１２における印
字機能キーの操作に応じて中央処理装置１１を通し印字
動作するもので、この場合、被印字データは、上記文書
メモリ１７ａから読出され印字部１６に転送される。

次に、上記構成による文書データ処理装置の動作につい
て説明する。

第２図（Ａ）及び（Ｂ）はそれぞれ文書メモリ１７ａに
おける文書データの記憶状態を示すもので、例えば同図
（Ａ）で示すように文書メモリ１７ａに予め作成された
文書データｒＡＢＣＤＥ・・・」か記憶された状態で、
同図（Ｂ）に示すように該文書データｒＡＢＣＤＥ・・
・」の先頭から新たな文書データｒ１２３Ｊをオーバラ
イド（上書き）モードにて入力した場合のデータ書込み
処理について説明する。

第３図はスタックメモリ１７ｄにおける退避文字データ
の記憶状態を示す図である。

第４図はオーバライドモードにおける新たな文書データ
の書込み処理を示すフローチャートであり、例えば表示
部１５に対し文書メモリ１７ａに予め記憶された文書デ
ータｒＡＢＣＤＥ・・・」を表示させた状態で、入力部
１２によりカーソルを文字データ「Ａ」の位置に表示さ
せ新たな文字データｒ１２３Ｊを入力すると、このキー
入力文字データ「１２３」は文字バッファ１７ｃに格納
されると共に、カーソルポインタ１７ｂが示す文書メモ
リ１７ａのデータ書込み位置に既に文字データが記憶さ
れているか否かが中央処理装置１１により判断される（
ステップＳｌ）。このステップＳ１において「有」、つ
まり、カーソルポインタ１７ｂが示す文書メモリ１７ａ
のデータ書込み位置には既に文字データ「Ａコが記憶さ
れていると判断されると、スタックポインタＳがまずス
タックポインタＳ。を基準にして＋、１される（ステッ
プＳ２）。

このとき、スタックポインタＳ””Ｓｏ、つまり、スタ
ックポインタＳがスタックポインタＳ。を基準にしてス
タックメモリ１７ｄ上を一巡した場合には、スタックポ
インタＳ。が＋１され該スタックメモリ１７ｄ上の最も
古い退避文字データが消去される（ステップＳ３．Ｓ４
）。

一方、上記ステップＳ３において「ＮＯ」、つまり、ス
タックポインタＳは朱だＳ。まで−巡しないと判断され
ると、上記ステップＳｌの判断処理により確認されたカ
ーソルポインタ１７ｂが示す文書メモリ１７ａ内の文字
データｒＡＪが、スタックメモリ１７ｄ内のスタックポ
インタＳの指示位置に退避格納される（ステップＳ５）
。そして、文字バッファ１７ｃに格納されている新たな
入力文字データ「１２３」の先頭文字「１」が文書メモ
リ１７ａ内のカーソルポインタ１７ｂの指示位置に書込
まれる（ステップＳ６）。

ここで、中央処理袋Ｗ１１で「、上記文字バッファ１７
ｃに未だ文書メモリ１７ａに書込んでいない新たな入力
文字データが有るか否かが判断される（ステップＳ７）
。このステップＳ７において「文字有り」、つまり、上
記文字バッファ１７ｃには未だ新たな入力文字データ「
２３」が有ると判断されると、カーソルポインタ１７ｂ
が＋１されて文書メモリ１７ａにおけるデータ書込み位
置が更新されると共に、文字バッファ１７ｃにおけるデ
ータ読出し位置が上記文字データ「２」の位置に更新さ
れる（ステップＳ８．Ｓ９）。

この後、ステップＳ１において、上記ステップＳ８にて
更新されたカーソルポインタ１７ｂが示す文書メモリ１
７ａのデータ書込み位置には既に文字データｒＢＪが記
憶されていると判断されると、スタックポインタＳが＋
１されて該文字データｒＢＪは上記文字データｒＡＪに
続いてスタックメモリ１７ａに退避格納される（ステッ
プＳ２゜５３−５５）。すると、文書メモリ１７ａには
、上記予め記憶された文字データｒＢＪに代って新たな
入力文字データ「２」が書込まれることになる（ステッ
プＳ６）　　この後さらに、ステップＳ７〜Ｓ９−３ｌ
〜Ｓ６を繰返すことで、文書メモリ１７ａに予め記憶さ
れた文字データ「Ｃ」がスタックメモリ１７ｄに退避格
納され、代って文字バッファ１７ｃに記憶されている新
たな入力文字データ「３」か書込まれる。

これにより、文書メモリ１７ａの文書データ記憶状態は
第２図（Ｂ）に示すようになり、また、スタックメモリ
１７ｄの退避文字データ記憶状態は第３図に示すように
なる。

第５図は退避文字データの呼出し処理を示すフローチャ
ートであり、例えば上記のように予め作成された文書デ
ータｒＡＢＣＤＥ・・・」に対し新たな文書データｒ１
２３Ｊを上書きした状態で、その上書き位置に予め存在
した文字データｒＡＢｃＪか必要になり再度文書メモリ
１７ａに呼出す場合には、まず、表示部１５におけるカ
ーソル位置を呼出しを行ないたい位置、例えば文字デー
タ「Ｄ」の位置にセットし呼出しキー１２ａを操作する
。

すると、ます、スタックポインタ５−Ｓｏか否か、つま
り、文書メモリ１７ａからスタックメモリ１７ｄに対し
文字データの退避が無かったか否かが判断される（ステ
ップＡＩ）。このステップＡ１において「ＮＯ」、つま
り、スタックポインタＳはＳ。から更新されており文書
メモリ１７ａからの文字データ退避処理が行なわれたと
判断されると、文書メモリ１７ａにおける呼出し位置以
降から改行マークまでの文字データ、この場合、文字デ
ータｒＤＥＦ・・・」が１文字分ずつ右方向にシフトさ
れ、該呼出し位置に対応するメモリ領域が空き領域にセ
ットされる（ステップＡ２）。

このとき、文書メモリ１７ａにおける文書データの記憶
状態は、ｒ１２３　　ＤＥＦ・・・」となる。

すると、上記ステップＡ２における文書データ１文字ず
らし処理により得られたカーソルポインタ１７ｂが指示
する文書メモリ１７ａの空き領域に対して、スタックポ
インタＳが指示するスタックメモリ１７ｄ内の文字デー
タ「Ｃ」か呼出されて書込まれる（ステップＡ３）。こ
こで、スタックポインタＳは【−）更新され、スタック
メモリ１７ｄ上では退避文字データｒＢＪの位置が指示
される。（ステッ□プＡ４）。

この後、さらに入力部１２における呼出しキー１２ａを
操作すると、スタックポインタＳ　−Ｓ　。

になるまでステップＡ１〜Ａ４の処理が繰返され、スタ
ックメモリ１７ｄに退避記憶されている文字データが順
次ｒＢＪ　　ｒＡＪと呼出され、文書メモリ１７ａにお
けるカーソルポインタ１７ｂの指示位置に書込まれるよ
うになる。この場合、文書メモリ１７ａにおける文書デ
ータの記憶状態、及び表示部１５における文書データの
表示状態は、ｒ１２３ＡＢｃＤＥ・・・」となり、上書
き前の文書データが完全に復帰されたことになる。

したがって、上記構成の文書データ処理装置によれば、
新たな上書き処理により、予め作成された文書データが
書き替えられた場合でも、上書きにより抹消される書き
替え前の文字データをスタックメモリ１７ｄに予め退避
させ、呼出しキー１２ａの操作に応じて適宜呼出すこと
ができるので、上書き入力処理により誤って必要な文書
データを失ってしまうことはない。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、オーバライドモードによ
り文字入力を行なった場合でも、書き替え以前の文字デ
ータを必要に応じて読出すことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる文書データ処理装置
の構成を示すブロック図、第２図（Ａ）及び（Ｂ）はそ
れぞれ上記文書データ処理装置の文書メモリにおける文
書データの記憶状態を示す図、第３図は上記文書データ
処理装置のスタックメモリにおける退避文字データの記
憶状態を示す図、第４図は上記文書データ処理装置によ
るオーバライドモードでの文書データの書込み処理を示
すフローチャート、第５図は上記文書データ処理装置に
よる退避文字データの呼出し処理を示すフローチャート
である。 １１・・・中央処理装置（ＣＰＵ）　、１２・・・入力
部、１２ａ・・・呼出しキー　１３・・・ＲＯＭ、１４
・・・辞書メモリ、１５・・・表示部、１６・・・印字
部、１７・・・記憶部、１７ａ・・・文書メモリ、１７
ｂ・・・カーソルポインタ、１７Ｃ・・・文字バッファ
、１７ｄ・・・スタックメモリ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 文書データを記憶する文書記憶手段と、 文字データを入力する文字入力手段と、 上記文書データ記憶手段に対する文字データの書込み位
   置を指定する位置指定手段と、 上記文字入力手段により入力された文字データを上記文
   書記憶手段に書込む際に上記位置指定手段により指定さ
   れた文字データ書込み位置に既に文字データが記憶され
   ているか否かを判別する判別手段と、 この判別手段により上記書込み位置に既に文字データが
   記憶されていると判別された際に該記憶文字データを退
   避した後に上記文字入力手段により入力された文字デー
   タを書込むデータ退避／書込み手段と、 このデータ退避／書込み手段により退避された文字デー
   タを記憶する退避文字記憶手段と、この退避文字記憶手
   段に記憶された文字データを上記位置指定手段により指
   定される上記文書記憶手段の文字データ書込み位置に読
   出す退避文字読出し手段と、 を具備したことを特徴とする文書データ処理装置。