JPH0452417Y2 - - Google Patents
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- JPH0452417Y2 JPH0452417Y2 JP2133187U JP2133187U JPH0452417Y2 JP H0452417 Y2 JPH0452417 Y2 JP H0452417Y2 JP 2133187 U JP2133187 U JP 2133187U JP 2133187 U JP2133187 U JP 2133187U JP H0452417 Y2 JPH0452417 Y2 JP H0452417Y2
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- Japan
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- exhaust
- pipe
- exhaust gas
- catalyst
- catalytic converter
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 17
- 238000000746 purification Methods 0.000 claims description 14
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 9
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、車両前部のエンジンルームに横置き
搭載されるV型内燃機関の排気ガス浄化装置に関
する。
搭載されるV型内燃機関の排気ガス浄化装置に関
する。
[従来の技術]
従来から、車両前部のエンジンルーム内に、V
型内燃機関を車両に対し横置き搭載する構造はよ
く知られている。このようなV型内燃機関に触媒
コンバータを接続する場合、通常第3図に示すよ
うに、V型内燃機関1の両バンク2a,2bに排
気マニホルド3a,3bをそれぞれ接続し、該一
対の排気マニホルド3a,3bに各々接続する排
気管4a,4bを集合部5で合流させた後集合部
5の下流側に触媒コンバータ6が配設される。排
気管は車両後方に向けて延設されるので、上記集
合部5に至る排気通路のうち車両前方側の排気通
路は、後方側の排気通路に比べ必然的に長くなる
構造となつている。
型内燃機関を車両に対し横置き搭載する構造はよ
く知られている。このようなV型内燃機関に触媒
コンバータを接続する場合、通常第3図に示すよ
うに、V型内燃機関1の両バンク2a,2bに排
気マニホルド3a,3bをそれぞれ接続し、該一
対の排気マニホルド3a,3bに各々接続する排
気管4a,4bを集合部5で合流させた後集合部
5の下流側に触媒コンバータ6が配設される。排
気管は車両後方に向けて延設されるので、上記集
合部5に至る排気通路のうち車両前方側の排気通
路は、後方側の排気通路に比べ必然的に長くなる
構造となつている。
[考案が解決しようとする問題点]
ところが、上記のような従来構造においては、
各排気マニホルド3a,3bに接続される排気管
のうち車両前方側に位置する排気管4aの長さ
が、後方に位置する排気管4bよりも長いので、
前側排気管4aにおける排気ガスの熱放出が後側
のそれよりも大きくなり、その分触媒コンバータ
6に至る排気ガスの温度が全体として低下する。
また、前側排気管4aは、後側排気管4bよりも
走行風等の影響を強く受けるので、この面からも
後側排気管4bよりも大気への熱放出が大きくな
り、触媒コンバータ6に至る排気ガスの温度が全
体として低下する。排気ガス温度が低下すると、
機関の冷間始動時、暖機中等における触媒昇温の
遅れを招き、触媒の浄化作用が十分に得られない
という問題が生じる。
各排気マニホルド3a,3bに接続される排気管
のうち車両前方側に位置する排気管4aの長さ
が、後方に位置する排気管4bよりも長いので、
前側排気管4aにおける排気ガスの熱放出が後側
のそれよりも大きくなり、その分触媒コンバータ
6に至る排気ガスの温度が全体として低下する。
また、前側排気管4aは、後側排気管4bよりも
走行風等の影響を強く受けるので、この面からも
後側排気管4bよりも大気への熱放出が大きくな
り、触媒コンバータ6に至る排気ガスの温度が全
体として低下する。排気ガス温度が低下すると、
機関の冷間始動時、暖機中等における触媒昇温の
遅れを招き、触媒の浄化作用が十分に得られない
という問題が生じる。
このような問題に対し、車両前方側に位置する
排気管のみに、一般にスタートキヤツトと呼ばれ
ている小型の触媒コンバータを設ける構造が提案
されている(特開昭59−196918号公報)。この構
造により、前側排気管を流れる排気ガスが、スタ
ートキヤツトの触媒の反応熱で暖められるため、
メインの触媒コンバータ6に至る排気ガスの温度
は改善されるが、触媒コンバータ6の迅速な触媒
昇温の面からはまだ十分なものとはいえない。
排気管のみに、一般にスタートキヤツトと呼ばれ
ている小型の触媒コンバータを設ける構造が提案
されている(特開昭59−196918号公報)。この構
造により、前側排気管を流れる排気ガスが、スタ
ートキヤツトの触媒の反応熱で暖められるため、
メインの触媒コンバータ6に至る排気ガスの温度
は改善されるが、触媒コンバータ6の迅速な触媒
昇温の面からはまだ十分なものとはいえない。
本考案は、上記のような従来技術の限界に着目
し、さらに効率よくかつ迅速に触媒コンバータの
触媒を昇温できるようにすることを目的とする。
し、さらに効率よくかつ迅速に触媒コンバータの
触媒を昇温できるようにすることを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
この目的に沿う本考案の内燃機関の排気ガス浄
化装置は、車両前部に車両に対し横置き搭載され
るV型内燃機関の各バンクに排気マニホルドをそ
れぞれ接続し、該排気マニホルドにそれぞれ排気
管を接続し、該排気管を集合部で合流させるとと
もに、集合部の下流側に触媒コンバータを配設し
た内燃機関の排気ガス浄化装置において、上記集
合部上流側の排気管のうち、前側排気マニホルド
に接続される前側排気管のみにスタートキヤツト
を設け、かつ、上記集合部を、それぞれの管内を
流れる排気ガスが実質的に触媒コンバータの直上
流位置で合流する二重管構造に構成し、該二重管
構造の外管を前側排気管に接続し、二重管構造の
内管を後側排気マニホルドに接続される後側排気
管に接続したものから成つている。
化装置は、車両前部に車両に対し横置き搭載され
るV型内燃機関の各バンクに排気マニホルドをそ
れぞれ接続し、該排気マニホルドにそれぞれ排気
管を接続し、該排気管を集合部で合流させるとと
もに、集合部の下流側に触媒コンバータを配設し
た内燃機関の排気ガス浄化装置において、上記集
合部上流側の排気管のうち、前側排気マニホルド
に接続される前側排気管のみにスタートキヤツト
を設け、かつ、上記集合部を、それぞれの管内を
流れる排気ガスが実質的に触媒コンバータの直上
流位置で合流する二重管構造に構成し、該二重管
構造の外管を前側排気管に接続し、二重管構造の
内管を後側排気マニホルドに接続される後側排気
管に接続したものから成つている。
そして、上記二重管構造の内管は、触媒コンバ
ータのコンバータケース内に突出され、触媒入口
の直上流位置まで内管内の排気ガスが導かれるこ
とが望ましい。
ータのコンバータケース内に突出され、触媒入口
の直上流位置まで内管内の排気ガスが導かれるこ
とが望ましい。
[作用]
このような排気ガス浄化装置において、機関の
前側バンクからの排気ガスは、小型触媒を内蔵し
たスタートキヤツトを通過するので、触媒との反
応熱によつて高温になる。このスタートキヤツト
は機関に比較的近い位置に設置されるので、短時
間で暖機され、その触媒も短時間で活性化され
る。後側排気管からの排気ガスは、二重管部で内
管を流れ、上記温度の高められた前側排気管から
の排気カスが、その内管を包むように外管内を流
れる。後側排気管からの排気ガスは、後側排気管
長が比較的短く走行風の影響も受けにくいことか
ら、比較的高温状態に保たれている。したがつ
て、内管内を流れる後側排気管からの排気ガス
は、その外周側にスタートキヤツトを通過してき
た高温の排気ガスが流れるため、温度低下が抑え
られて高温状態で触媒コンバータに至る。そして
この内管からの排気ガスは、触媒コンバータの触
媒の中心部に集中して流入することになるので、
触媒中心部にヒートスポツトが発生し、触媒がそ
の中心部から効率よく暖機される。しかもこのと
き、後側排気管からの排気ガスには未燃成分も含
まれているため、該未燃成分の触媒反応が加わ
り、その反応熱によつてさらに触媒は中心部から
効率よく急速に加熱される。
前側バンクからの排気ガスは、小型触媒を内蔵し
たスタートキヤツトを通過するので、触媒との反
応熱によつて高温になる。このスタートキヤツト
は機関に比較的近い位置に設置されるので、短時
間で暖機され、その触媒も短時間で活性化され
る。後側排気管からの排気ガスは、二重管部で内
管を流れ、上記温度の高められた前側排気管から
の排気カスが、その内管を包むように外管内を流
れる。後側排気管からの排気ガスは、後側排気管
長が比較的短く走行風の影響も受けにくいことか
ら、比較的高温状態に保たれている。したがつ
て、内管内を流れる後側排気管からの排気ガス
は、その外周側にスタートキヤツトを通過してき
た高温の排気ガスが流れるため、温度低下が抑え
られて高温状態で触媒コンバータに至る。そして
この内管からの排気ガスは、触媒コンバータの触
媒の中心部に集中して流入することになるので、
触媒中心部にヒートスポツトが発生し、触媒がそ
の中心部から効率よく暖機される。しかもこのと
き、後側排気管からの排気ガスには未燃成分も含
まれているため、該未燃成分の触媒反応が加わ
り、その反応熱によつてさらに触媒は中心部から
効率よく急速に加熱される。
[実施例]
以下に、本考案の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。
して説明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例に係
る内燃機関の排気ガス浄化装置を示している。図
において、11は車両を示しており、車両11の
前部のエンジンルーム12内に、V型内燃機関1
3が車両11に対し横置き搭載されている。
る内燃機関の排気ガス浄化装置を示している。図
において、11は車両を示しており、車両11の
前部のエンジンルーム12内に、V型内燃機関1
3が車両11に対し横置き搭載されている。
V型内燃機関13の各バンク14a,14bの
各シリンダヘツド15a,15bには、それぞれ
前側排気マニホルド16a、後側排気マニホルド
16bが接続されている。前側排気マニホルド1
6aには、下方に向かつて延びた後折れ曲がつて
車両後方に向かつて延びる前側排気管17aが接
続されており、後側排気マニホルド16bには、
下方に向かつて延びる後側排気管17bが接続さ
れている。この前側排気管17aと後側排気管1
7bとは、管自身は集合部18で合流し、排気管
19として車両後方へと延びている。排気管19
には、触媒コンバータ20が接続され、触媒コン
バータ20から排気管21が車両後方へと延びて
いる。触媒コンバータ20には、第2図に示すよ
うに触媒(触媒担体)22が内蔵されており、触
媒22はリテーナ23と網状ワイヤ24によつて
保持されている。
各シリンダヘツド15a,15bには、それぞれ
前側排気マニホルド16a、後側排気マニホルド
16bが接続されている。前側排気マニホルド1
6aには、下方に向かつて延びた後折れ曲がつて
車両後方に向かつて延びる前側排気管17aが接
続されており、後側排気マニホルド16bには、
下方に向かつて延びる後側排気管17bが接続さ
れている。この前側排気管17aと後側排気管1
7bとは、管自身は集合部18で合流し、排気管
19として車両後方へと延びている。排気管19
には、触媒コンバータ20が接続され、触媒コン
バータ20から排気管21が車両後方へと延びて
いる。触媒コンバータ20には、第2図に示すよ
うに触媒(触媒担体)22が内蔵されており、触
媒22はリテーナ23と網状ワイヤ24によつて
保持されている。
前側排気管17aの途中には、小型の触媒コン
バータであるスタートキヤツト25が介装されて
おり、該スタートキヤツト25内には、小型の触
媒(図示略)が収容されている。前記集合部18
から触媒コンバータ20までの排気管19は、第
2図に示すように二重管構造に構成されている。
この二重管構造の外管19aに、集合部18の管
を介して前側排気管17aが接続され、内管19
bに後側排気管17bが接続されている。本実施
例では、後側排気管17bと内管19bとは一体
の曲管に構成されている。この外管19aおよび
内管19bは、それぞれ触媒コンバータ20の直
上流位置まで延びているので、それぞれの管内を
流れる排気ガスは触媒コンバータ20の直上流位
置で実質的に合流する。そして本実施例では、内
管19bはさらに触媒コンバータ20のコンバー
タケース26内まで延び、触媒22の入口部の中
心部直上流位置にて開口されている。
バータであるスタートキヤツト25が介装されて
おり、該スタートキヤツト25内には、小型の触
媒(図示略)が収容されている。前記集合部18
から触媒コンバータ20までの排気管19は、第
2図に示すように二重管構造に構成されている。
この二重管構造の外管19aに、集合部18の管
を介して前側排気管17aが接続され、内管19
bに後側排気管17bが接続されている。本実施
例では、後側排気管17bと内管19bとは一体
の曲管に構成されている。この外管19aおよび
内管19bは、それぞれ触媒コンバータ20の直
上流位置まで延びているので、それぞれの管内を
流れる排気ガスは触媒コンバータ20の直上流位
置で実質的に合流する。そして本実施例では、内
管19bはさらに触媒コンバータ20のコンバー
タケース26内まで延び、触媒22の入口部の中
心部直上流位置にて開口されている。
上記のように構成された実施例装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
機関の冷間始動時、前側バンクからの排気ガス
は、スタートキヤツト25内の小型触媒を通過し
た後、集合部18から二重管構造の外管19aに
導かれ、触媒コンバータ20へと導かれる。スタ
ートキヤツト25は前側排気マニホルド16aに
近いため、その小型触媒は短時間で暖機され活性
化される。この小型触媒を通過する排気ガスは、
触媒の反応熱によつて温度が高められ、小型触媒
なしのときに比べ相当高温で排気管19に達す
る。
は、スタートキヤツト25内の小型触媒を通過し
た後、集合部18から二重管構造の外管19aに
導かれ、触媒コンバータ20へと導かれる。スタ
ートキヤツト25は前側排気マニホルド16aに
近いため、その小型触媒は短時間で暖機され活性
化される。この小型触媒を通過する排気ガスは、
触媒の反応熱によつて温度が高められ、小型触媒
なしのときに比べ相当高温で排気管19に達す
る。
後側バンクからの排気ガスは、排気管17bに
スタートキヤツトが配設されないためこの部分で
触媒反応熱による昇温作用はないが、後側排気管
17bが前側排気管17aに比べ短く、かつ走行
風も当りにくいことから、内部を通過する排気ガ
スの温度は比較的高温に維持され、その高温状態
のまま排気管19に達する。
スタートキヤツトが配設されないためこの部分で
触媒反応熱による昇温作用はないが、後側排気管
17bが前側排気管17aに比べ短く、かつ走行
風も当りにくいことから、内部を通過する排気ガ
スの温度は比較的高温に維持され、その高温状態
のまま排気管19に達する。
排気管19は二重管構造とされており、内管1
9b内を後側排気管17bからの排気ガスが、外
管19a内を前側排気管17aからの排気ガス
が、それぞれ流れる。内管19bを流れる排気ガ
スは、その外周側を上記小型触媒を通過すること
により高温になつた排気ガスが流れるため、温度
低下が抑えられ、高温のまま触媒コンバータ20
に至る。
9b内を後側排気管17bからの排気ガスが、外
管19a内を前側排気管17aからの排気ガス
が、それぞれ流れる。内管19bを流れる排気ガ
スは、その外周側を上記小型触媒を通過すること
により高温になつた排気ガスが流れるため、温度
低下が抑えられ、高温のまま触媒コンバータ20
に至る。
内管19b内の排気ガスは、触媒コンバータ2
0の触媒22の入口側中心部に流入する。とく
に、内管19bはコンバータケース26内まで突
出されているので、その開口端まで外管内の排気
ガスと混じることなく、効率よく触媒22の中心
部に導かれる。内管19b内の排気ガスが高温に
保たれているため、該排気ガスの流入により触媒
22の中心部にはヒートスポツトが発生し、該中
心部が効果的に加熱される。そして、内管19b
内を導かれてきた排気ガスは、それまでに触媒を
通過していないため未燃成分が残つており、その
未燃成分の触媒反応が加わつて、触媒22は中心
部から効率よく加熱され、その温度は急速に上昇
する。触媒22の迅速な暖機により、短時間のう
ちに所定の排気ガス浄化性能が得られる。
0の触媒22の入口側中心部に流入する。とく
に、内管19bはコンバータケース26内まで突
出されているので、その開口端まで外管内の排気
ガスと混じることなく、効率よく触媒22の中心
部に導かれる。内管19b内の排気ガスが高温に
保たれているため、該排気ガスの流入により触媒
22の中心部にはヒートスポツトが発生し、該中
心部が効果的に加熱される。そして、内管19b
内を導かれてきた排気ガスは、それまでに触媒を
通過していないため未燃成分が残つており、その
未燃成分の触媒反応が加わつて、触媒22は中心
部から効率よく加熱され、その温度は急速に上昇
する。触媒22の迅速な暖機により、短時間のう
ちに所定の排気ガス浄化性能が得られる。
なお、二重管構造の排気管19において、外管
側に後側排気管からの排気ガスを、内管側に前側
排気管からの排気ガスを流すことも考えられる
が、そうすると、触媒22の中心部に流入する内
管内排気ガスは既にスタートキヤツトを通過して
おりガス中の未燃成分が少ないため、上記の如き
触媒22における触媒反応熱が少なくなり、結果
として上記実施例の場合よりも触媒の暖機が遅れ
る傾向となる。したがつて、本考案の如くに、内
管、外管と、前後排気管との接続構造を特定する
が良い。
側に後側排気管からの排気ガスを、内管側に前側
排気管からの排気ガスを流すことも考えられる
が、そうすると、触媒22の中心部に流入する内
管内排気ガスは既にスタートキヤツトを通過して
おりガス中の未燃成分が少ないため、上記の如き
触媒22における触媒反応熱が少なくなり、結果
として上記実施例の場合よりも触媒の暖機が遅れ
る傾向となる。したがつて、本考案の如くに、内
管、外管と、前後排気管との接続構造を特定する
が良い。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案の内燃機関の排気
ガス浄化装置によるときは、前側排気管にスター
トキヤツトを設けて該排気管内を流れる排気ガス
を高温にし、集合部から触媒コンバータまでを二
重管構造として、後側排気管からの排気ガスを内
管内に流し前側排気管からの排気ガスを外管内に
流して、触媒コンバータの触媒中心部に流入する
排気ガスを高温に維持できるようにしたので、触
媒コンバータの触媒を中心部から効率よくかつ迅
速に暖機することができ、短時間で触媒コンバー
タに所定の排気ガス浄化性能を発揮させることが
できる。また、前後排気管からの排気ガスは、触
媒コンバータの直上流まで合流しないので、機関
の排気脈動効果が強められることになり、結果と
して機関の出力、燃費の向上をはかることができ
る。
ガス浄化装置によるときは、前側排気管にスター
トキヤツトを設けて該排気管内を流れる排気ガス
を高温にし、集合部から触媒コンバータまでを二
重管構造として、後側排気管からの排気ガスを内
管内に流し前側排気管からの排気ガスを外管内に
流して、触媒コンバータの触媒中心部に流入する
排気ガスを高温に維持できるようにしたので、触
媒コンバータの触媒を中心部から効率よくかつ迅
速に暖機することができ、短時間で触媒コンバー
タに所定の排気ガス浄化性能を発揮させることが
できる。また、前後排気管からの排気ガスは、触
媒コンバータの直上流まで合流しないので、機関
の排気脈動効果が強められることになり、結果と
して機関の出力、燃費の向上をはかることができ
る。
さらに、スタートキヤツトを管長の長い前側排
気管のみに設けたので、排気音からみた排気管不
等長度合が減少することになり、排気脈動の不揃
いによる不快なエンジン排気音成分を低減できる
という効果も得られる。
気管のみに設けたので、排気音からみた排気管不
等長度合が減少することになり、排気脈動の不揃
いによる不快なエンジン排気音成分を低減できる
という効果も得られる。
第1図は本考案の一実施例に係る内燃機関の排
気ガス浄化装置の全体側面図、第2図は第1図の
装置の触媒コンバータまわりの拡大縦断面図、第
3図は従来の排気ガス浄化装置の全体側面図、で
ある。 11……車両、12……エンジンルーム、13
……V型内燃機関、14a,14b……バンク、
15a,15b……シリンダヘツド、16a,1
6b……排気マニホルド、17a……前側排気
管、17b……後側排気管、18……集合部、1
9……排気管、19a……外管、19b……内
管、20……触媒コンバータ、22……触媒、2
5……スタートキヤツト、26……コンバータケ
ース。
気ガス浄化装置の全体側面図、第2図は第1図の
装置の触媒コンバータまわりの拡大縦断面図、第
3図は従来の排気ガス浄化装置の全体側面図、で
ある。 11……車両、12……エンジンルーム、13
……V型内燃機関、14a,14b……バンク、
15a,15b……シリンダヘツド、16a,1
6b……排気マニホルド、17a……前側排気
管、17b……後側排気管、18……集合部、1
9……排気管、19a……外管、19b……内
管、20……触媒コンバータ、22……触媒、2
5……スタートキヤツト、26……コンバータケ
ース。
Claims (1)
- 車両前部に車両に対し横置き搭載されるV型内
燃機関の各バンクに排気マニホルドをそれぞれ接
続し、該排気マニホルドにそれぞれ排気管を接続
し、該排気管を集合部で合流させるとともに、集
合部の下流側に触媒コンバータを配設した内燃機
関の排気ガス浄化装置において、前記集合部上流
側の排気管のうち、前側排気マニホルドに接続さ
れる前側排気管のみにスタートキヤツトを設け、
かつ、前記集合部を、それぞれの管内を流れる排
気ガスが実質的に前記触媒コンバータの直上流位
置で合流する二重管構造に構成し、該二重管構造
の外管を前記前側排気管に接続し、二重管構造の
内管を後側排気マニホルドに接続される後側排気
管に接続したことを特徴とする内燃機関の排気ガ
ス浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2133187U JPH0452417Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2133187U JPH0452417Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63130614U JPS63130614U (ja) | 1988-08-26 |
JPH0452417Y2 true JPH0452417Y2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=30817678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2133187U Expired JPH0452417Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0452417Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3075756B2 (ja) * | 1991-03-20 | 2000-08-14 | マツダ株式会社 | エンジンの排気装置 |
JP4816165B2 (ja) * | 2006-03-14 | 2011-11-16 | 日産自動車株式会社 | V型多気筒エンジンの排気マニホールド構造 |
WO2017126125A1 (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | フタバ産業株式会社 | 排気合流管 |
JP2022012129A (ja) * | 2020-07-01 | 2022-01-17 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの排気装置 |
-
1987
- 1987-02-18 JP JP2133187U patent/JPH0452417Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63130614U (ja) | 1988-08-26 |
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