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JPH0452248Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0452248Y2
JPH0452248Y2 JP1413887U JP1413887U JPH0452248Y2 JP H0452248 Y2 JPH0452248 Y2 JP H0452248Y2 JP 1413887 U JP1413887 U JP 1413887U JP 1413887 U JP1413887 U JP 1413887U JP H0452248 Y2 JPH0452248 Y2 JP H0452248Y2
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JP
Japan
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tower
lifting
pair
girders
structures
Prior art date
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JP1413887U
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English (en)
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JPS63121609U (ja
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Publication date
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Publication of JPS63121609U publication Critical patent/JPS63121609U/ja
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Publication of JPH0452248Y2 publication Critical patent/JPH0452248Y2/ja
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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、塔状構造物架設用吊揚げ装置に関す
るものである。
(従来技術) 従来、長大吊橋の主塔など1対の塔状構造物を
架設する場合には、架設途中の各塔状構造物の上
端近傍部に各種のクレーン装置を装着し、そのク
レーン装置により塔状構造物の分割ブロツクを吊
り揚げて搭載し、次にクレーン装置をせり上げ装
置によつて1段上方へせり上げ、これを順々に繰
返して塔状構造物を架設するのが一般的である。
上記クレーン装置のクレーンとして、例えば特
開昭53−89157号公報に記載のように各塔状構造
物に各ジブクレーンを装着する場合する場合もあ
るが、この場合1対の塔状構造物を架設するのに
2台のクレーンが必要となるが、架設時には分割
ブロツクの吊揚げ作業以外に分割ブロツクの吊揚
げ準備作業や搭載後における分割ブロツクのボル
トアツプ作業などの付随作業も少なくないので、
クレーン稼働率が低くなり設備経済性の面で不利
となる。
そこで、1対の塔状構造物に亙るクレーンガー
ダーを設け、このクレーンガーダーに沿つて走行
する天井クレーン等を設けたり(例えば、特公昭
51−33663号公報参照)、あるいはクレーンガーダ
ーのスパン中央部に非旋回式・非自走式のデリツ
ククレーンを設けたり(例えば、特開昭54−
96231号公報参照)する場合が多く、また上記ク
レーンガーダー上を走行するブーム旋回式ジブク
レーンを設ける場合もある(例えば、特開昭49−
111351号公報参照)。
一方、地上に吊揚げウインチを配設し、そのワ
イヤを塔状構造物の上端近傍部のガーダーのシー
ブを介してガーダー端部より地上へ延し、そのワ
イヤの先端のフツクに分割ブロツクを吊り、吊揚
げウインチで分割ブロツクを塔状構造物の上端近
くまで吊揚げ、最後にガーダーに装備したジブク
レーン等で分割ブロツクを塔状構造物の最上段に
搭載するようにした塔状構造物架設用吊揚げ装置
も実用化されている。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る塔状構造物架設吊揚げ装置は、架
設途中の左右1対の塔状構造物に設ける塔状構造
物架設用吊揚げ装置において、上記1対の塔状構
造物の上端近傍部の前後両側面側において両塔状
構造物に亙つて水平かつ平行に配設された前後1
対のガーダーと、上記各塔状構造物のガーダー長
方向と略直交する外側面側に配設され両ガーダー
の相対向する端部を連結する左右1対のビーム
と、上記1対のガーダー上を走行するブーム旋回
式ジブクレーンと、上記各塔状構造物の外側面に
その略全長に亙つて設けられたガイド部材と、上
記各外側面に配設されてガイド部材で上下方向に
案内され塔状構造物の分割ブロツクを載置支持す
る昇降台であつて、上記ジブクレーン又は地上に
配設された吊揚げウインチで昇降駆動される昇降
台とを備えたものである。
(作用) 本考案に係る塔状構造物架設用吊揚げ装置にお
いては、架設途中の左右1対の塔状構造物の上端
近傍部に左右の塔状構造物に亙る前後1対のガー
ダーとガーダーの相対向する端部を夫々連結する
左右1対のビームとが設けられ、上記1対のガー
ダー上を走行するブーム旋回式ジブクレーンとが
設けられている。
分割ブロツクの吊揚げの際には、分割ブロツク
を昇降台に載置支持し、上記ジブクレーン又は地
上に配設された吊揚げウインチで昇降台を吊揚げ
ていく。この吊揚げ時昇降台は塔状構造物の外側
面のガイド部材によつて上下方向に案内されるの
で、多少の風があつても揺動することなく吊揚げ
られてゆく。昇降台が塔状構造物の上端近傍の上
限位置に達したときには、上記ジブクレーンで昇
降台の分割ブロツクを吊り、それを塔状構造物の
最上段の所定位置へ搭載し、高力ボルト等で固定
する。
左右の昇降台を用いて上記のように、左右の塔
状構造物の最上段へ所定の分割ブロツク(複数の
ときもある)を夫々搭載後には、上記ジブクレー
ンを載せたまま1対のガーダーと1対のビームと
別途付設されているせり上げ装置で1段分上方へ
せり上げて再び塔状構造物に固定し、次段の分割
ブロツクの吊揚げ・搭載・固定の作業が実行され
る。
(考案の効果) 本考案に係る塔状構造物架設用吊揚げ装置によ
れば、上記のように塔状構造物の外側面に沿つて
ガイド部材で上下方向に案内される昇降台に分割
ブロツクを載置支持し吊揚げていくので、風によ
る分割ブロツクの揺動を確実に防止できる。従つ
て、安全に架設工事を進めることが出来ること、
分割ブロツクや構造物の損傷・足場の破損等を解
消できること、設備・人員の稼働率を向上させ、
工期を短縮させることが出来ること、などの効果
が得られる。
特に、地上に配設された吊揚げウインチで各昇
降台を昇降駆動する場合には、左右1対の昇降台
で交互に分割ブロツクを吊揚げていつて、ジブク
レーンで左右の塔状構造物に交互に搭載すること
により、ジブクレーンをフル稼働させ、工期を大
幅に短縮することが出来る。しかも、この場合ジ
ブクレーンのワイヤは比較的短いもので十分なの
で、ジブクレーンのウインチを小型化・軽量化
し、ガーダーとビームとジブクレーンとのせり上
げ重量を軽減できる。
(実施例) 以下、本考案を長大吊橋の架設に供する塔状構
造物架設用吊揚げ装置に適用した場合の実施例に
ついて図面に基いて説明する。
第1図・第2図に示すように、主塔Tは完成時
に例えば300m以上の高さとなるもので、主塔T
は左右1対の塔体1を斜材2で連結した構造であ
り、所定高さ毎に輪切り状に分割し更にそれを複
数個に分割した分割ブロツク3を順々に上方に搭
載し高力ボルトなどで固着することにより架設さ
れる。
上記主塔Tの左右1対の塔体1は、台形の両脚
のように上方にいくのにつれて互いに接近するご
とく緩傾斜状をなし、各塔体1の外側面1aは鉛
直面から僅かに内方へ傾いている。但し、各塔体
1が鉛直になつている場合もある。
上記主塔Tを架設するのに用いる塔状構造物架
設用吊揚げ装置は、ブーム旋回式ジブクレーン
4、ジブクレーン4を載置する為のステージング
5、ガイド部材6、吊揚げウインチ7、吊揚げウ
インチ7で昇降駆動される分割ブロツク昇降台8
などを備えている。
第1図〜第3図に示すように、上記ジブクレー
ン4はステージング5上に左右に走行移動可能に
設けられており、上記ステージング5は架設途中
の主塔Tの上端部に装着され、図示外のせり上げ
装置により主塔Tの高さ増加に応じて順々に上方
へせり上げられていくようになつている。
上記ステージング5は、主塔Tの既架設部分の
上端近くの前後両側面側に水平かつ平行に配設さ
れた1対のガーダー9と、左右の塔体1のガーダ
ー9の長さ方向に略直交する外側面1a側に配設
され且つ塔体1に支持されるとともにガーダー9
の相対向する端部を指示連結する左右1対の固定
ビーム10とからなり、各ガーダー9の各端部は
固定ビーム10の嵌合孔10aを摺動自在に挿通
して外方へ延び、主塔Tの高さ増加に応じて各塔
体1は内方へシフトしていくのでそれに応じて各
固定ビーム10も順次内方へ位置切換えされるよ
うになつている。尚、図示していないが、各塔体
1の前後側面において、各塔体1とガーダー9間
には、ガーダー9と固定ビーム10とを塔体1に
対して上方へせり上げるせり上げ装置が付設され
ており、左右1対の固定ビーム10はせり上げ装
置によりせり上げられる毎に塔体1の外側面1a
に突設された連結ピースなどにボルト・ナツトで
連結固定される。上記せり上げ装置としては、各
塔体1の前後側面に着脱可能に取付けられるガイ
ド枠とそのガイド枠の所定ピツチ毎の係合孔に着
脱自在に係合する係合部材をピストンロツドの先
端部に有する油圧シリンダなとからなるせり上げ
装置、ガーダー9側に配設された4台のせり上げ
用ウインチのワイヤーを搭載された分割ブロツク
3の上端の連結ピースに連結してせり上げるせり
上げ装置、などの外に既存の各種のせり上げ装置
を用いることが出来る。但し、地上の吊揚げウイ
ンチ7によりせり上げるようにすることも可能で
ある。
更に、上記せり上げ装置によりガーダー9と固
定ビーム10とをせり上げてから各固定ビーム1
0を塔体1側へ引き寄せる装置としては、各ガー
ダー9の塔体1側に臨まない前側や後側に水平る
付設した油圧シリンダであつてそのピストンロツ
ド先端部が固定ビーム10に連結された油圧シリ
ンダからなる装置、ジブクレーン4の1対の補巻
きウインチからのワイヤーを固定ビーム10に連
結してその補巻きウインチで引き寄せるようにし
た装置などを用いることが出来る。但し、補巻き
ウインチに代る専用ウインチを用いてもよい。
上記ジブクレーン4は、第1図・第4図に示す
ように走行台11と走行台11上に旋回駆動機構
により旋回駆動されるように設けられた旋回台1
2とを有し、走行台11は前後のガーダー9上の
レール9aに沿つて走行する走行駆動輪11aと
油圧シリンダ等で伸縮する4組の脚部11bとを
有し、また旋回台12にはブーム13や支柱14
や分割ブロツク3を吊揚げ可能なクレーン用ウイ
ンチ15と2台の補巻き用ウインチ15aとブー
ム13を起伏させる起伏状ウインチ及びそれらの
駆動モータ等が設けられている。4組の脚部11
bは、大荷重吊込時にかかる荷重を車輪にかけな
いために設けており、車輪部の重量を軽減するこ
とができる。また、4組の脚を伸縮する代わり
に、走行駆動輪11aを引込めるようにしても良
い。尚、図中省略したが、上記レール9aはI字
状断面のもので、ジブクレーン4の転倒防止のた
め走行台11の各脚部11bの近傍部にはレール
9aに常時摺動自在に係合している転倒防止用の
係合部材が設けられている。
一方、地上には2組の吊揚げ用ウインチ7及び
その駆動モータが設けられ、これらウインチ7か
ら延びたワイヤー7aはシーブ7bを介してガー
ダー9の中央部へ延び、一方のワイヤー7aはシ
ーブ7cを経てガーダー9の左端部へ延び、その
ガーダー9の左端近くのシーブ(図示略)を経て
固定ビーム10の両側に吊設されたシーブ7dへ
導設され、シーブ7dを介して下方へ延ばされ、
また他方のワイヤー7aは一方のワイヤー7aと
左右対称に配設されガーダー9の右端側の固定ビ
ーム10のシーブ7dを介して下方へ延ばされて
いる。
次に、架設途中の各塔体1の緩傾斜状外側面1
aに設けられる各2条のガイド部材6と、各塔体
1の外側面1aに夫々配設され上記各2条のガイ
ド部材6で上下方向に案内される分割ブロツク昇
降台8(以下、単に昇降台8という)について説
明する。
上記各塔体1の外側面1aには前後に所定間隔
あけて2条のガイド部材6が平行に固着され、こ
のガイド部材6は架設中の塔体1の外側面1aの
全長に延びている。上記各ガイド部材6はウエブ
材6aとフランジ材6bとからなる断面T字形の
もので、ウエブ材6aの端部が外側面1aに溶接
やボルトなどで固着されている(第8図参照)。
これらガイド部材6は、分割ブロツク3の搭載
前に予め分割ブロツク3の外側面1aに取付ける
ことが望ましいが、分割ブロツク3の架設後に取
付けてもよい。
上記昇降台8は、第5図・第6図に図示のよう
に、塔体1の外側面1aに対して垂直状かつ立向
きに配した前後1対のA字形フレーム16同士を
外側面1a側に位置する連結フレーム17で連結
するとともに、1対のA字形フレーム16の下端
部に台枠18を着脱可能に取付けた構造のもの
で、A字形フレーム16の上端のシーブ19には
吊揚げウインチ7のワイヤー7aが掛装されてい
る。
上記連結フレーム17の前後の上下両端部には
第8図に示すように対応するガイド部材6に係合
する被ガイド部20が設けられ、各被ガイド部2
0にはガイド部材6のフランジ材6bの両側縁部
に両側から係合する係合部21とフランジ材6a
の外面に当接転動する遊輪22とが設けられてお
り、各被ガイド部20はフンラジ材6bにより前
後方向及び左右方向に移動しないように拘束され
るが、各被ガイド部20はガイド部材6に沿つて
上下方向に移動可能である。
但し、上記ガイド部材6によつて、昇降台8の
前後移動及び外側面1aから離れる方向への移動
を拘束するとともに、外側面1aに当接転動する
ローラ等で外側面1aへ接近する方向への移動を
拘束するようにしてもよい。
このように、昇降台8は4組の被ガイド部20
を介してガイド部材6で上下方向にのみ移動可能
に案内されるようになつている。
第5図・第6図に図示のように、上記昇降台8
の台枠18を下側に遊転輪を備えた台車23と併
用することによつて、この台枠18は分割ブロツ
ク3を搬送する搬送台車としても活用できるよう
になつており、塔体1の外側面1aの下端近傍か
ら海上クレーンあるいは水切クレーンなどのリー
チ範囲内まで搬送路24が設けられ、この搬送路
24上を台枠18を載置した台車23が移動可能
になつている。
次に、以上説明した吊揚げ装置を用いて主塔T
を架設するときの作動について説明する。
先ず、昇降台8の台枠18を外し、台枠18を
台車23上に載置した状態で搬送路24に沿つて
移動させて、海上クレーンあるいは水切クレーン
などのリーチ内へ移動させる。
次に、海上クレーンあるいは水切クレーンなど
で吊持した分割ブロツク3を台車23上の台枠1
8上に載置した状態で、その分割ブロツク3を塔
体1の下端近傍まで搬送する。そして、昇降台8
の台枠18以外の部分を下降させて、台枠18を
1対のA字形フレーム16の下端にボルト・ナツ
ト等で連結する。
次に、吊揚げウインチ7でワイヤー7aを巻取
つていくことにより昇降台8を塔体1の外側面1
aに沿つて吊揚げていく。
この吊揚げ時、昇降台8の被ガイド部20がガ
イド部材6で上下方向に案内されるので、風が吹
いていても昇降台8及びそこに載置された分割ブ
ロツク3は前後左右に搖動することなく、吊揚げ
られていく。
しかも、外側面1aが内方へ傾いており固定ビ
ーム10のシーブ7dは外側面1aから所定距離
の所にあるので昇降台8と分割ブロツク3には外
側面1aの側へ接近する力が作用し、遊輪22が
フランジ材6bの外面に略当接転動しつつ吊揚げ
られることになる。
上記昇降台8が塔体1の上端近傍に達するまで
に、ジブクレーン4はその吊揚げられてくる昇降
台8の方の端部へ移動し、4本の脚部11bを伸
長させて吊揚げ可能な状態で待機している。そし
て、昇降台8が上限位置まで昇降して来たとき
に、ジブクレーン4のフツクで分割ブロツク3を
吊持させ、その分割ブロツク3を塔体1の最上段
の所定位置に搭載し高力ボルトなどで固定する。
上記のように、一方の昇降台8から分割ブロツ
ク3をジブクレーン4へ移して搭載している間に
他方の昇降台8には分割ブロツク3を載せて吊揚
げていく。このように、2組の吊揚げウインチ7
で昇降台8を介して分割ブロツク3を交互に吊揚
げていくと、ジブクレーン4はアイドルなしに効
率よく搭載の作業を行なうようになり、工期の短
縮が可能となる。
左右の塔体1の最上段への分割ブロツク3の搭
載完了後には、図示外のせり上げ装置によつて全
体を支持しこの状態で左右の固定ビーム10の固
定を外し、せり上げ装置でステージング5とジブ
クレーン4とを最上段までせり上げてから、左右
の固定ビーム10を引き寄せ装置で塔体1側へ引
き寄せて塔体1へ固定する。以下同様に分割ブロ
ツク3の搬送・吊揚げ・搭載・せり上げ・引き寄
せを順々に繰返していくことにより、主塔Tを架
設していくことが出来る。
尚、斜材2の吊揚げの際には、昇降台8の台枠
8を使用せずに、第7図のようにして吊揚げいく
ものとする。この場合ジブクレーン4のフツクで
吊る為の吊りピース25を斜材2の重心との関係
で決定される所定の位置に設けておけば、ジブク
レーン4で斜材2を吊つたときに斜材2が搭載に
適した所定の傾斜姿勢になる。
上記実施例に係る吊揚げ装置では、分割ブロツ
ク3を吊揚げる際に、ガイド部材6で昇降台8を
上下方向に案内することにより、分割ブロツク3
の前後方向及び左右方向への移動を拘束しなが
ら、分割ブロツク3を吊揚げるので、かなりの風
が吹いていても分割ブロツク3が搖動することが
なく、安全にかつ高速で吊揚げていくことが出来
る。
更に、地上に2組の吊揚げウインチ7を設ける
とともに各吊揚げウインチ7で昇降駆動される昇
降台8を各塔体1の外側面1aに夫々配設したの
で、各塔体1の分割ブロツク3を並行的に若しく
は交互に吊揚げて時間のかかう高所への吊揚げ作
業を能率よく実行することが出来、1台のジブク
レーン4をフルに稼働させて工期の短縮を図るこ
とが出来る。そして、ブーム旋回式ジブクレーン
4を用いるので、自由度が大きく作業性に優れ
る。
しかも、ジブクレーン4は塔体1の上端近傍ま
で吊揚げられた分割ブロツク3を塔体1の最上段
に搭載するだけでよいので、そのウインチ15に
は比較的短かいワイヤーを装備すればよい。
従つて、該ウインチ15並びにその駆動モータ
を小型化し、ジブクレーン4の軽量化とせり上げ
装置の小型化を図ることが出来る。
上記ガーダー9の端部が固定ビーム10の嵌合
孔10aに摺動自在に挿通しているので、1対の
ガーダー9と1対の固定ビーム10とは相互に支
持し得る関係になつているため、せり上げ装置で
ガーダー9をせり上げるときに固定ビーム10を
もせり上げることが出来るうえ、せり上げ後には
簡単な引き寄せ装置により各固定ビーム10を塔
体1側へ引き寄せ且つ外側面1aに対するシーブ
7dの位置を一定にすることが出来る。そして、
せり上げはガーダー9を介して行なう一方、塔体
1への固定は固定ビーム10を介して行なうの
で、せり上げ装置及び固定手段の構造が簡単化す
る。
尚、吊揚げウインチ7を省略し、ジブクレーン
4で昇降台8を吊揚げるようにしてもよい。
また、ガイド部材6は塔体1の外側面1aに溶
接するよりもボルト・ナツトなどで着脱可能に固
着することが望ましく、ガイド部材6は各外側面
1aに1条だけ設けてもよく、ガイド部材6の構
造としてはL形断面のものやロツド状のものV形
やH形レール状のものなど各種のものを用いても
よい。
但し、ガイド部材6は、塔体1の分割ブロツク
3製作時に、分割ブロツク3に一体的に形成し、
その架設完了後塔体1の一部として取外さずに恒
久的に残すようにしてもよい。側ち第5図・第6
図において塔体1の前面や後面の突条部1bをガ
イド部材6として用いてもよい。
そして、昇降台8は実施例のものに限らず、分
割ブロツク3を支持(載置により支持)する機能
とガイド部材6で案内される機能とを備えていれ
ばよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係るもので、第1図は
架設途中の主塔及び架設吊揚げ装置の正面図、第
2図は同側面図、第3図は同平面図、第4図はブ
ーム旋回式ジブクレーンの正面図、第5図は昇降
台に分割ブロツクをセツトする状態を示す斜視
図、第6図は昇降台により分割ブロツクを支持し
て吊揚げる状態を示す斜視図、第7図は台枠を外
した昇降台で斜材を支持して吊揚げる状態の斜視
図、第8図は塔体とガイド部材と昇降台の平面図
である。 T……主塔、1……塔体、1a……外側面、3
……分割ブロツク、4……ブーム旋回式ジブクレ
ーン、6……ガイド部材、7……吊揚げウイン
チ、8……昇降台、9……ガーダー、10……固
定ビーム、16……A字形フレーム、17……連
結フレーム、18……台枠、20……被ガイド
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 架設途中の左右1対の塔状構造物に設ける塔状
    構造物架設用吊揚げ装置において、 上記1対の塔状構造物の上端近傍部の前後両側
    面側において両塔状構造物に亙つて水平かつ平行
    に配設された前後1対のガーダーと、 上記各塔状構造物のガーダー長方向と略直交す
    る外側面側に配設され両ガーダーの相対向する端
    部を連結する左右1対のビームと、 上記1対のガーダー上を走行するブーム旋回式
    ジブクレーンと、 上記各塔状構造物の外側面にその略全長に亙つ
    て設けられたガイド部材と、 上記各外側面に配設されてガイド部材で上下方
    向に案内され塔状構造物の分割ブロツクを載置支
    持する昇降台であつて、上記ジブクレーン又は地
    上に配設された吊揚げウインチで昇降駆動される
    昇降台とを備えたことを特徴とする塔状構造物架
    設用吊揚げ装置。
JP1413887U 1987-02-02 1987-02-02 Expired JPH0452248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1413887U JPH0452248Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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JP1413887U JPH0452248Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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Publication Number Publication Date
JPS63121609U JPS63121609U (ja) 1988-08-08
JPH0452248Y2 true JPH0452248Y2 (ja) 1992-12-09

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ID=30803849

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JP1413887U Expired JPH0452248Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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