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JPH0450221Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0450221Y2
JPH0450221Y2 JP1985127945U JP12794585U JPH0450221Y2 JP H0450221 Y2 JPH0450221 Y2 JP H0450221Y2 JP 1985127945 U JP1985127945 U JP 1985127945U JP 12794585 U JP12794585 U JP 12794585U JP H0450221 Y2 JPH0450221 Y2 JP H0450221Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
front idler
idler
guide part
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985127945U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6236884U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985127945U priority Critical patent/JPH0450221Y2/ja
Publication of JPS6236884U publication Critical patent/JPS6236884U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0450221Y2 publication Critical patent/JPH0450221Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は履帯式車輌の足廻り装置のフロント
アイドラ側への土砂類侵入を防止するためのカバ
ーに関する。
【従来の技術】
一般に履帯式車輌は作業条件が過酷なことによ
り足廻り部品の摩耗・損壊等が著しいため、それ
を防止するための保護装置が種々設けられてい
る。 従来のこの種の保護装置は、フロントアイドラ
の外側面の一部を覆うものであるので、大きな岩
石等の噛み込む防止対策としては効果的である
が、細粒土砂類の対策としては不充分である。 特に保護装置をトラツクローラフレーム側に固
定した場合には、走行駆動時に生ずるスイングに
よりフロントアイドラとトラツクローラフレーム
との間に隙間が生じるので上記弊害は一層大きな
ものとなつている(第4図a参照)。 これにより、砂地での車輌の前進、後進走行時
においては、トラツクリンクの内面に溜つた細粒
土砂類が遠心力によりフロントアイドラ(やスプ
ロケツト)の上部側まで連続的に巻上がり、その
巻上がつた土砂類が接地側履帯上に向かつて連続
的に落下して一部がトラツクリンクとトラツクロ
ーラ等に噛み込まれ、残りは再度巻上げられて再
循環する。この侵入土砂類に起因してフロントア
イドラ、トラツクリンク、トラツクガイドローラ
等の足廻り部品が著しく摩耗するという欠点があ
つた。 一方、実開昭55−085972号や、実公昭40−2326
号に見られるように、誘導輪や案内輪体にカバー
を設ける構成は知られているが、これらはトラツ
クローラフレームを用いた構造ではないので、ト
ラツクローラフレームとの間の隙間を覆う構成は
開示されておらず、フロントアイドラがスイング
した際に拡大するトラツクローラフレームとの隙
間を覆うことはできなかつた。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記欠点を解消するためになされた
もので、フロントアイドラの外側面を覆うと共
に、フロントアイドラとトラツクローラフレーム
との間で走行時に拡縮変化する間隙をも覆うこと
ができるカバーを設けることにより、車輌走行時
の履帯で巻上げられて落下する土砂類を履帯外方
へ排出し、各種足廻り部品の摩耗促進を未然に防
止し得る履帯式車輌のフロントアイドラ側カバー
を提供することを課題とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記課題を達成するため、 履帯式車輌のフロントアイドラと連動可能に装
着されてフロントアイドラの外側面および後方を
覆うカバーであつて、 (a) フロントアイドラを軸支するヨークに固定さ
れたカバー取付用フレームを設ける、 (b) 該カバー取付用フレームにカバー体を固着す
る、 (c) カバー体が、カバー基板部と前部ガイド部と
後部ガイド部を有する、 (d) カバー基板部が、フロントアイドラの外側面
の上部側をその周縁に沿つて略隙間なく覆うよ
う形成される、 (e) 前部ガイド部が、上記カバー基板部と連接し
て、上記ヨークおよびカバー取付用フレームを
覆うと共に、漸次下方に向かつて外方へ突出す
るよう形成される、 (f) 後部ガイド部が、前部ガイド部と連接して突
出すると共に、フロントアイドラの後方へ延
び、トラツクローラフレームとの間でフロント
アイドラのスイング時に拡大する隙間を一連に
覆うことができる長さに設定される、 という技術手段を講じている。
【作用】
カバー取付フレームがフロントアイドラを軸支
するヨークに固定され、上記カバー取付フレーム
にカバーが固着されるので、カバーはフロントア
イドラと連動可能となる。 車輛の走行時に履帯で巻上げられて上方の履帯
から落下する土砂類は、カバー基板部に阻まれ
て、フロントアイドラの軸支部分に入りこまず、
前部ガイド部で外側へガイドされ下方の履帯の外
側へ落下する。 また、フロントアイドラの後方とトラツクロー
ラフレームとの隙間側へ落下する土砂類は後部ガ
イド部に遮られ、同様に履帯の外側へ落下する。 そして走行中にフロントアイドラがスイングし
てトラツクローラフレームとの隙間を拡大して
も、カバー体はフロントアイドラと連動し、上記
拡大した隙間を覆つて土砂類の侵入を防止するこ
とができる。
【実施例】
以下、この考案の好適一実施例を図面に基づい
て説明する。 第1図において、履帯式車輌の足廻り装置1
は、トラツクローラフレーム2、スプロケツト
3、フアイナルドライブケース4、フロントアイ
ドラ5、トラツクガイドローラ6、及び履帯7を
備えた周知構成からなつている。 かかる履帯式車輌の足廻り装置1において、フ
ロントアイドラ用のカバー体12は、フロントア
イドラ5の外側面部を覆つてそのヨーク20に固
定される基板部12Aと、該基板部12Aに一体
的に形成され外側下方に向かつて湾曲延出するこ
とにより前記フロントアイドラ5の軸支部および
トラツクローラフレーム2とフロントアイドラ5
との間隙を隙間無く外側から覆うスカート状のガ
イド部12Bとからなつている。 このガイド部12Bは、フロントアイドラ5の
外側面を覆う前部ガイド部12b1と、フロントア
イドラ5とトラツクローラフレーム2との隙間を
覆う後部ガイド部12b2とを突出面が連続するよ
うに一体に連結した構造からなつており、履帯7
による巻上げ土砂が接地側履帯7aの外側に落ち
るように幅広く湾曲形成されている。 なお、前記ガイド部12Bは湾曲面に限らず、
その湾曲面と同一方向に傾斜する傾斜面であつて
もよい。 このカバー体12は、本実施例の場合第3図で
示す如くフロントアイドラ5のヨーク20にカバ
ー取付用フレーム30を介して固着されている。 このカバー取付用フレーム30は、ヨーク20
に固定される基台部30Aと、フロントアイドラ
5とトラツクローラフレーム2との間の隙間に配
置されると共に上記フレームと直交して設けられ
た略半円形状からなるトラツクローラフレーム側
取付面部30Bと、アイドラ中央側の端部側に設
けられたアイドラ側取付面部30Cとからなつて
いる。 そして、カバー基板部12Aと一体に形成され
た前部ガイド部12b1は、アイドラガイド取付面
部30Cと基台部30Aの前端から中途部を覆つ
てボルト等で緊締されている。 また、前記半円形状のトラツクローラフレーム
側取付面部30Bに沿つて断面略半円形状の後部
ガイド部12b2がボルト等で緊締される。 該後部ガイド部12b2は、前部ガイド部12b1
に一部を重合してボルト等で緊締し、一体的に連
結される。 これによりカバー体12はヨーク20に固定さ
れてフロントアイドラ5と連動可能な構成となつ
ている。 次に、第5図は、フロントアイドラ用のカバー
体12を示す平面図であり、説明の便宜上、フロ
ントアイドラ5を軸支するヨークやシリンダを図
示省略している。 そして上記後部ガイド部12b2は、第5図およ
び第4図bに示すように、トラツクローラフレー
ム2との間でフロントアイドラ5のスイング時に
拡大する隙間を覆うことができるよう延出されて
いるので、フロントアイドラ5のスイングを可能
とすると共に、フロントアイドラ5とトラツクロ
ーラフレーム2との隙間の拡縮に関わらず覆うこ
とができる。 尚、図中、12Cはフロントアイドラの外周突
縁部5Aを前後から(フロントアイドラ5の回転
に支障を与えない範囲の)僅かな隙間を介して囲
繞する切欠であつて、これにより、フロントアイ
ドラ5の回転に支障を与えることがない。 同様に、カバー基板部12Aはフロントアイド
ラの上記外周突縁部5Aに囲まれた外側面5Bに
嵌込まれ、フロントアイドラ5の外側面5Bの上
半分側を覆つて上記外周突壁の真近まで延出する
略半円形状からなつている。 従つて、フロントアイドラ5の外側面5Bとカ
バー体12との隙間は極めて小さく設定しうるの
で、土砂類の内部への侵入を防ぐことができる。 また、このカバー体12の前方側で断面円弧状
に形成しにくい部分には下方へ漸次傾斜する外向
のフイン部12Dが突設される。 このフイン部12Dは、その一側端がガイド部
12Bの下端側と溶着等により一体的に形成され
ている。 そこで、この部分に落下する土砂類をガイド部
によらずに外方へ流下させることができる。 従つて、車輛の前進走行時に履帯7で巻上げら
れてフロントアイドラ5側に落下しようとする土
砂類は、カバー体12でフロントアイドラ5上へ
の落下が阻止され、ガイド部12Bで外側に跳ね
飛ばされる。 これにより、前記土砂類が接地側履帯7a上に
落下堆積するようなことがなくなるため、履帯7
による土砂類の巻上げ、落下、巻上げの再循環が
なくなつて、その土砂類に起因した足廻り部品の
摩耗がフロントアイドラ側において効果的に防止
される。 なお、第1図中で示す如く、スプロケツト3側
にスプロケツト用カバー8を設けておけば、履帯
7で巻上げられた土砂類はスプロケツト側のガイ
ド部10によつて外側に跳ね飛ばされることによ
り、その土砂類がトラツクローラフレーム2とス
プロケツト3との隙間に侵入したり、接地側履帯
上に落下するようなことがなくなり、本考案のフ
ロントアイドラ用カバーとの相互使用により一層
効果的に足廻り装置の耐用性能を高めることが可
能となり有益である。
【考案の効果】
以上、この考案によれば、車輛走行時に履帯で
巻上げられた土砂類がフロントアイドラのヨーク
を介して略隙間なくフロントアイドラの外側面に
取付けられたフロントアイドラ用カバーによつて
接地側履帯の外側に跳ね飛ばされるので、トラツ
クローラフレームとフロントアイドラとの間隙に
前記土砂類が侵入したり、前記接地側履帯上に落
下堆積するようなことがない。 また前部ガイド部と一体の後部ガイド部は、フ
ロントアイドラと連動するので、走行時に生じる
フロントアイドラのスイング動作を拘束すること
がなく、且つスイングにより拡縮するフロントア
イドラとトラツクローラフレームとの間の隙間を
常に覆うことができ、土砂類の侵入が可及的に妨
げられる。 これによつて、土砂類に起因した足廻り部品の
摩耗促進を未然に防止することができ、履帯式車
輌の耐久性能の向上に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の好適一実施例を示すもので、
第1図は履帯式車輌の足廻り装置を示す側面図、
第2図は同足廻り装置におけるフロントアイドラ
側の斜視図、第3図はヨークとの取付状態を示す
斜視図、第4図はスイング状態時のカバーの固定
位置を示す概略図であり、aは従来構成のもの、
bは本実施例に係るもの、第5図はカバーの平面
図である。 1……履帯式車輌の足廻り装置、2……トラツ
クローラフレーム、3……スプロケツト、4……
フアイナルドライブケース、5……フロントアイ
ドラ、12……フロントアイドラ用のカバー体、
12A……カバー基板部、12B……ガイド部、
12b1……前部ガイド部、12b2……後部ガイド
部、12D……フイン部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 履帯式車輌のフロントアイドラと連動可能に
    装着されてフロントアイドラの外側面および後
    方を覆うカバーであつて、 フロントアイドラを軸支するヨークに固定さ
    れたカバー取付用フレームと、 該カバー取付用フレームに固着されるカバー
    体とからなつて、 該カバー体が、 フロントアイドラの外側面の上部側をその周
    縁に沿つて略隙間なく覆うカバー基板部と、 該カバー基板部と連接して、上記ヨークおよ
    びカバー取付用フレームを覆うと共に、漸次下
    方に向かつて外方へ突出する前部ガイド部と、 該前部ガイド部と連接して突出すると共に、
    フロントアイドラの後方へ延び、トラツクロー
    ラフレームとの間でフロントアイドラのスイン
    グ時に拡大する隙間を覆う後部ガイド部とから
    なつていることを特徴とする履帯式車輌のフロ
    ントアイドラ用カバー。 (2) 前部ガイド部と後部ガイド部との外方へ突出
    する部分が、下方に向かつて漸次膨出する断面
    略弧状に形成されてなることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の履帯式車輌
    のフロントアイドラ用カバー。 (3) カバー基板部の前方と前部ガイド部とに連接
    されてフロントアイドラの外表面前部を覆う個
    所に、外方に向かつて下降傾斜するプレート状
    のフイン部が突設されると共に、前部ガイド部
    に一側が隙間なく連設されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の履
    帯式車輌のフロントアイドラ用カバー。
JP1985127945U 1985-08-22 1985-08-22 Expired JPH0450221Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985127945U JPH0450221Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985127945U JPH0450221Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6236884U JPS6236884U (ja) 1987-03-04
JPH0450221Y2 true JPH0450221Y2 (ja) 1992-11-26

Family

ID=31023167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985127945U Expired JPH0450221Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

Country Status (1)

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JP (1) JPH0450221Y2 (ja)

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JPS6236884U (ja) 1987-03-04

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