JPH0449104B2 - - Google Patents
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- JPH0449104B2 JPH0449104B2 JP57205217A JP20521782A JPH0449104B2 JP H0449104 B2 JPH0449104 B2 JP H0449104B2 JP 57205217 A JP57205217 A JP 57205217A JP 20521782 A JP20521782 A JP 20521782A JP H0449104 B2 JPH0449104 B2 JP H0449104B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- combination
- dot area
- area ratio
- color density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F5/00—Screening processes; Screens therefor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、被測定物をフイルタを通して測定
した濃度値より印刷するためのC(シアン)、M
(マゼンタ)、Y(イエロー)、Bk(ブラツク)各版
の網点面積率を決定する装置に関するものであ
る。
した濃度値より印刷するためのC(シアン)、M
(マゼンタ)、Y(イエロー)、Bk(ブラツク)各版
の網点面積率を決定する装置に関するものであ
る。
従来、印刷用割付紙には色指定用として数多く
の色見本が添付されていることがある。例えば背
景を特定の色で均一に塗りつぶしたい場合等に、
その背景の色を有する小紙片が色見本として添付
されている。
の色見本が添付されていることがある。例えば背
景を特定の色で均一に塗りつぶしたい場合等に、
その背景の色を有する小紙片が色見本として添付
されている。
この色見本と同じ色で指定された部分を印刷す
る場合C.M.Y.Bk各版をどのような網点面積率で
印刷するかを決定するには、この色見本と10%間
隔程度に網点面積率を変化させて印刷してあるカ
ラーチヤートとを目で見て比較して最も類似した
ものを選択し、この選択された色は各版の網点面
積率が何パーセントずつであるかはカラーチヤー
トに記載してあることを利用して決定するのが一
般的である。しかし、この方法では比較するのに
時間がかかり、また、人によりカラーチヤート中
から選択する色が異なり、決定された網点面積率
がまちまちになり易いという欠点がある。正確に
網点面積率を指定するには経験を積んだベテラン
が要求されるが、それでも完全とはいえない。
る場合C.M.Y.Bk各版をどのような網点面積率で
印刷するかを決定するには、この色見本と10%間
隔程度に網点面積率を変化させて印刷してあるカ
ラーチヤートとを目で見て比較して最も類似した
ものを選択し、この選択された色は各版の網点面
積率が何パーセントずつであるかはカラーチヤー
トに記載してあることを利用して決定するのが一
般的である。しかし、この方法では比較するのに
時間がかかり、また、人によりカラーチヤート中
から選択する色が異なり、決定された網点面積率
がまちまちになり易いという欠点がある。正確に
網点面積率を指定するには経験を積んだベテラン
が要求されるが、それでも完全とはいえない。
一方、被測定物の濃度を測定して網点面積率が
算出できるという反射濃度計が現在販売されてい
る。該濃度計では、測定した濃度値を、濃度計に
内蔵しているマイコンで処理し、網点面積率を算
出するものである。この濃度値から網点面積率を
算出するのには通常ユール・ニールセンの方程式
が用いられている。このユール・ニールセンの方
程式を用いるためには、予じめ基準になる濃度を
測定してその部分の網点面積率を基準値(100%)
に設定しておき、次に実際に網点面積率を求めた
い被測定物を測定し、前記基準濃度との関係を利
用することが必要となる。
算出できるという反射濃度計が現在販売されてい
る。該濃度計では、測定した濃度値を、濃度計に
内蔵しているマイコンで処理し、網点面積率を算
出するものである。この濃度値から網点面積率を
算出するのには通常ユール・ニールセンの方程式
が用いられている。このユール・ニールセンの方
程式を用いるためには、予じめ基準になる濃度を
測定してその部分の網点面積率を基準値(100%)
に設定しておき、次に実際に網点面積率を求めた
い被測定物を測定し、前記基準濃度との関係を利
用することが必要となる。
したがつて、基準濃度を持つ色にしか適用され
ず、通常は単色にしか用いられない。しかも、前
記ユール・ニールセンの方程式は、ドツトゲイン
などがなく理想的に網点が再現され、かつ、スク
リーン線数、濃度、紙の透明度の各要素により変
化する係数を適切に設定することにより成立する
ものなので、現実の使用には単色といえどもライ
ト部からシヤドウ部までの広範囲の網点面積率を
正確に得ることはできない。まして二次色以上の
網点面積率の算出は、まつたく困難である。
ず、通常は単色にしか用いられない。しかも、前
記ユール・ニールセンの方程式は、ドツトゲイン
などがなく理想的に網点が再現され、かつ、スク
リーン線数、濃度、紙の透明度の各要素により変
化する係数を適切に設定することにより成立する
ものなので、現実の使用には単色といえどもライ
ト部からシヤドウ部までの広範囲の網点面積率を
正確に得ることはできない。まして二次色以上の
網点面積率の算出は、まつたく困難である。
従つてこのような濃度計は、色見本の色を表現
させるための網点面積率をY.M.Bkの各版毎にそ
の組合せで表示させることはできない。
させるための網点面積率をY.M.Bkの各版毎にそ
の組合せで表示させることはできない。
また、このような従来知られた濃度計は次の理
由によつても色見本の色を表現させるための網点
面積率をY.M.C.Bkの各版毎にその組合せで表示
させることはできない。すなわち、印刷インキの
Y.M.Cのインキは理想的なものではなく、Yイ
ンキの中にはM成分やC成分が含まれ、Mインキ
中にはY成分やC成分が含まれ、またCインキ中
にはM成分やY成分が含まれていることが挙げら
れる。現実に用いられるY.M.Cの印刷インキが
理想的なものではないために、色見本等の被測定
物の色をY.M.Cの補色関係にあるB(ブルーバイ
オレツト)、G(グリーン)、R(レツド)の各フイ
ルターを介して測定して得られた濃度値をユー
ル・ニールセンの式を用いて網点面積率を算出し
ても、その値は現実に必要とされるY.M.Cの各
ポジチブの網点面積率を示していないのである。
このことは次の例によつてより一層明白に理解さ
れる。例えば網点面積率100%の画像をあるイン
キメーカーのCインキのみで印刷した場合を想定
すれば理解し易い。この印刷物をそれぞれRフイ
ルター、Gフイルター、Bフイルターを介して濃
度を求めればそれぞれ1.53、0.52、0.17となるが
これらの値をそれぞれR.G.Bの補色関係にあると
C.M.Y版の網点面積率を求めるために使用でき
ないことは明らかである。このようなことは1色
のインキのみではなく複数色のインキが刷り重ね
られるべき場合にはますます複雑になる。
由によつても色見本の色を表現させるための網点
面積率をY.M.C.Bkの各版毎にその組合せで表示
させることはできない。すなわち、印刷インキの
Y.M.Cのインキは理想的なものではなく、Yイ
ンキの中にはM成分やC成分が含まれ、Mインキ
中にはY成分やC成分が含まれ、またCインキ中
にはM成分やY成分が含まれていることが挙げら
れる。現実に用いられるY.M.Cの印刷インキが
理想的なものではないために、色見本等の被測定
物の色をY.M.Cの補色関係にあるB(ブルーバイ
オレツト)、G(グリーン)、R(レツド)の各フイ
ルターを介して測定して得られた濃度値をユー
ル・ニールセンの式を用いて網点面積率を算出し
ても、その値は現実に必要とされるY.M.Cの各
ポジチブの網点面積率を示していないのである。
このことは次の例によつてより一層明白に理解さ
れる。例えば網点面積率100%の画像をあるイン
キメーカーのCインキのみで印刷した場合を想定
すれば理解し易い。この印刷物をそれぞれRフイ
ルター、Gフイルター、Bフイルターを介して濃
度を求めればそれぞれ1.53、0.52、0.17となるが
これらの値をそれぞれR.G.Bの補色関係にあると
C.M.Y版の網点面積率を求めるために使用でき
ないことは明らかである。このようなことは1色
のインキのみではなく複数色のインキが刷り重ね
られるべき場合にはますます複雑になる。
本発明は以上の如き種々の欠点を除去し、どの
ような色に対しても、その色をY.M.Cの各色の
インキ又はY.M.C.Bkの各色のインキで表現する
場合に各色版の網点面積率をどのように組合せる
べきかを容易に決定することのできる装置を提供
しようとするものである。
ような色に対しても、その色をY.M.Cの各色の
インキ又はY.M.C.Bkの各色のインキで表現する
場合に各色版の網点面積率をどのように組合せる
べきかを容易に決定することのできる装置を提供
しようとするものである。
すなわち、この出願の第1の発明は色濃度の組
合せと複数色の色分解版の前記色濃度の組合せに
対応する網点面積率の組合せとの対応関係を示す
色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶されてい
る第1の記憶手段と、被測定物の色濃度の組合せ
を求める色濃度測定手段と、前記色濃度測定手段
により求められた色濃度の組合せを記憶しておく
第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶さ
れている色濃度−網点面積率変換テーブルの色濃
度の組合せと前記第2の記憶手段に記憶された被
測定物の色濃度の組合せとを比較して前記色濃度
−網点面積率変換テーブルの色濃度の組合せの中
から被測定物の色濃度の組合せに最も近いものを
選択する色濃度選択手段と、前記色濃度選択手段
により選択された色濃度の組合せに対応する網点
面積率の組合せを表示する網点面積率表示手段と
から成ることを特徴とする網点面積決定装置を提
供しようとするものである。
合せと複数色の色分解版の前記色濃度の組合せに
対応する網点面積率の組合せとの対応関係を示す
色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶されてい
る第1の記憶手段と、被測定物の色濃度の組合せ
を求める色濃度測定手段と、前記色濃度測定手段
により求められた色濃度の組合せを記憶しておく
第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶さ
れている色濃度−網点面積率変換テーブルの色濃
度の組合せと前記第2の記憶手段に記憶された被
測定物の色濃度の組合せとを比較して前記色濃度
−網点面積率変換テーブルの色濃度の組合せの中
から被測定物の色濃度の組合せに最も近いものを
選択する色濃度選択手段と、前記色濃度選択手段
により選択された色濃度の組合せに対応する網点
面積率の組合せを表示する網点面積率表示手段と
から成ることを特徴とする網点面積決定装置を提
供しようとするものである。
更にこの出願の第2の発明は、第1の発明で用
いられる色濃度−網点面積率変換テーブルと同様
のテーブルを用いて更に詳細な網点面積率の組合
せを得ることのできる装置を提供しようとするも
のである。
いられる色濃度−網点面積率変換テーブルと同様
のテーブルを用いて更に詳細な網点面積率の組合
せを得ることのできる装置を提供しようとするも
のである。
次に本発明について図面を参照しながら更に詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図はこの出願の第1の発明の装置の概念図
であり、第1の記憶手段10には予じめ色濃度の
組合せと複数色の色分解版の前記色濃度の組合せ
に対応する網点面積率の組合せとの対応関係を示
す色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶されて
おり、被測定物の色濃度の組合せデータを求める
色濃度測定手段20により求められた色濃度の組
合せデータは第2の記憶手段30に一旦記憶され
る。第2の記憶手段30に記憶される色濃度の組
合せデータとしては、例えば被測定物の色濃度を
Rフイルター、Gフイルター、Bフイルターの
各々のフイルターを介して得られた3種類の色濃
度を一組の組合せとしたものや、更には前記各フ
イルターの外に例えばアンバーフイルターや又は
NDフイルターを介して得られた色濃度を追加し
た4種類の色濃度を一組の組合せとしたものであ
る。次に色濃度選択手段40は、前記第1の記憶
手段10に記憶されている色濃度−網点面積率変
換テーブルの色濃度の組合せと前記第2の記憶手
段30に記憶された被測定物の色濃度の組合せと
を比較して前記色濃度−網点面積率変換テーブル
の色濃度の組合せの中から被測定物の色濃度の組
合せに最も近いものを選択する。
であり、第1の記憶手段10には予じめ色濃度の
組合せと複数色の色分解版の前記色濃度の組合せ
に対応する網点面積率の組合せとの対応関係を示
す色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶されて
おり、被測定物の色濃度の組合せデータを求める
色濃度測定手段20により求められた色濃度の組
合せデータは第2の記憶手段30に一旦記憶され
る。第2の記憶手段30に記憶される色濃度の組
合せデータとしては、例えば被測定物の色濃度を
Rフイルター、Gフイルター、Bフイルターの
各々のフイルターを介して得られた3種類の色濃
度を一組の組合せとしたものや、更には前記各フ
イルターの外に例えばアンバーフイルターや又は
NDフイルターを介して得られた色濃度を追加し
た4種類の色濃度を一組の組合せとしたものであ
る。次に色濃度選択手段40は、前記第1の記憶
手段10に記憶されている色濃度−網点面積率変
換テーブルの色濃度の組合せと前記第2の記憶手
段30に記憶された被測定物の色濃度の組合せと
を比較して前記色濃度−網点面積率変換テーブル
の色濃度の組合せの中から被測定物の色濃度の組
合せに最も近いものを選択する。
こうして被測定物の色濃度の組合せに最も近い
ものとして色濃度−網点面積率変換テーブルの中
から選択された色濃度の組合せに対応する網点面
積率の組合せは網点面積率表示手段50によつて
表示される。以上の如くして被測定物(例えば色
見本)の色を印刷インキで印刷して表現する場合
に、各色のインキをどのような網点面積率で刷り
重ねるべきかが容易に決定される。
ものとして色濃度−網点面積率変換テーブルの中
から選択された色濃度の組合せに対応する網点面
積率の組合せは網点面積率表示手段50によつて
表示される。以上の如くして被測定物(例えば色
見本)の色を印刷インキで印刷して表現する場合
に、各色のインキをどのような網点面積率で刷り
重ねるべきかが容易に決定される。
第2図a,bは色濃度−網点面積率変換テーブ
ルの1例を示すものであり、左側にはRフイルタ
ー、Gフイルター、Bフイルター、アンバーフイ
ルターのそれぞれを介して得られる色濃度の組合
せが示されており、右側には左側に示された色濃
度の組合せに対応する網点面積率の組合せが示さ
れている。
ルの1例を示すものであり、左側にはRフイルタ
ー、Gフイルター、Bフイルター、アンバーフイ
ルターのそれぞれを介して得られる色濃度の組合
せが示されており、右側には左側に示された色濃
度の組合せに対応する網点面積率の組合せが示さ
れている。
このような色濃度−網点面積率変換テーブルは
次の如くして作成される。まず印刷用紙にY.M.
C.Bkの各々のインキを用いて、網点面積率0%
〜100%までの間を適宜の間隔で、例えば第2図
の場合の如く10%間隔で変化させて実際に印刷を
行ないカラーチヤートを作成する。すなわち、第
2図の例では番号1〜番号11まではM.Y.Bk版は
網点面積率0%で、C版のみを0%〜100%の間
を10%ずつ変化させてあり、また番号12〜番号22
まではY.Bk版は網点面積率0%でM版の網点面
積率を10%とし、C版のみを10%〜100%の間を
10%ずつ変化させてあり、以下Y.M.C.Bkの各版
の網点面積率を10%間隔で変化させた種々の組合
せによるカラーチヤートを作成してある。このよ
うな組合せはY.M.C.Bkの各版について網点面積
率を10%間隔で変化させた場合には114=14641通
りの組合せを生ずる。
次の如くして作成される。まず印刷用紙にY.M.
C.Bkの各々のインキを用いて、網点面積率0%
〜100%までの間を適宜の間隔で、例えば第2図
の場合の如く10%間隔で変化させて実際に印刷を
行ないカラーチヤートを作成する。すなわち、第
2図の例では番号1〜番号11まではM.Y.Bk版は
網点面積率0%で、C版のみを0%〜100%の間
を10%ずつ変化させてあり、また番号12〜番号22
まではY.Bk版は網点面積率0%でM版の網点面
積率を10%とし、C版のみを10%〜100%の間を
10%ずつ変化させてあり、以下Y.M.C.Bkの各版
の網点面積率を10%間隔で変化させた種々の組合
せによるカラーチヤートを作成してある。このよ
うな組合せはY.M.C.Bkの各版について網点面積
率を10%間隔で変化させた場合には114=14641通
りの組合せを生ずる。
以上の如くして作成されたカラーチヤートのそ
れぞれの色に対してRフイルター、Gフイルター
Bフイルターの各フイルターを介して得られる色
濃度の組合せ、あるいはこれに更にアンバーフイ
ルターやNDフイルターを介して得られる色濃度
を追加した組合せを求める。以上の如くして種々
の色に対して色濃度の組合せとそれに対応する各
色の版の網点面積率の組合せとの対応関係を示す
色濃度−網点面積率変換テーブルが作成される。
れぞれの色に対してRフイルター、Gフイルター
Bフイルターの各フイルターを介して得られる色
濃度の組合せ、あるいはこれに更にアンバーフイ
ルターやNDフイルターを介して得られる色濃度
を追加した組合せを求める。以上の如くして種々
の色に対して色濃度の組合せとそれに対応する各
色の版の網点面積率の組合せとの対応関係を示す
色濃度−網点面積率変換テーブルが作成される。
なお前記のR.G.B.アンバー又はNDの各フイル
ターを用いて色濃度を測定するのが一般的である
が印刷インキの分光反射カーブの吸収部分にピー
クを持つ干渉フイルター等のものであつてもよ
い。色濃度−網点面積率変換テーブルを作成する
ときに用いられたフイルターと同一のフイルター
が被測定物の色濃度測定時にも用いらなければな
らない。
ターを用いて色濃度を測定するのが一般的である
が印刷インキの分光反射カーブの吸収部分にピー
クを持つ干渉フイルター等のものであつてもよ
い。色濃度−網点面積率変換テーブルを作成する
ときに用いられたフイルターと同一のフイルター
が被測定物の色濃度測定時にも用いらなければな
らない。
以上の如くして得られた色濃度−網点面積率変
換テーブルを見ると、例えば第2図の番号1〜番
号11までにおいてはM.Y.Bkの各版の網点面積率
は0%で変化せずC版のみが変化しているにもか
かわらずCの補色であるRフイルターを介しての
色濃度だけでなく、他のG.B.アンバーの各フイ
ルターを介しての色濃度も変化している。これは
CインキがC成分のみならず他の色成分を含んで
いるためである。
換テーブルを見ると、例えば第2図の番号1〜番
号11までにおいてはM.Y.Bkの各版の網点面積率
は0%で変化せずC版のみが変化しているにもか
かわらずCの補色であるRフイルターを介しての
色濃度だけでなく、他のG.B.アンバーの各フイ
ルターを介しての色濃度も変化している。これは
CインキがC成分のみならず他の色成分を含んで
いるためである。
このような関係は他のインキについても同様で
あり、他の成分を含んでいる。したがつてある被
測定物の網点面積率を決定する場合にも1つのフ
イルターのみならず他のフイルターを介した色濃
度をも考慮に入れなければならない。色濃度−網
点面積率変換テーブルのデータは前記第1の記憶
手段10に記憶させておくが、このような記憶手
段としては磁気デイスク、フロツピーデイスク、
ROM等適宜のものが用いられる。
あり、他の成分を含んでいる。したがつてある被
測定物の網点面積率を決定する場合にも1つのフ
イルターのみならず他のフイルターを介した色濃
度をも考慮に入れなければならない。色濃度−網
点面積率変換テーブルのデータは前記第1の記憶
手段10に記憶させておくが、このような記憶手
段としては磁気デイスク、フロツピーデイスク、
ROM等適宜のものが用いられる。
以上の如くして第1の記憶手段10には予じめ
色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶されてい
る。
色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶されてい
る。
また色濃度測定手段20は被測定物の色濃度を
測定するものであり、第3図はその1実施態様を
示すブロツク図が示されている。第3図の例にお
いては、色見本等の被測定物1は光源21により
照射され、その反射光はフイルター22を介して
光電変換素子23に入力されここで電気信号に変
換される。フイルター22は色濃度−網点面積率
変換テーブルを作成するときに使用したものと同
一のものであり、Rフイルター、Gフイルター、
Bフイルターの3種類あるいはこれに更にアンバ
ーフイルター又はNDフイルターを加えた4種類
のフイルター等が変換可能に取付けられているも
のである。この場合のフイルターの変換は電動で
切換えられるようにしても手動で切換えられるよ
うにしてもどちらでもよい。また第3図に示す例
においては光源からの光は斜め45°から照射し、
真上で受光するようになつているが、真上から光
を照射し、45°の方向で受光するようにしてもよ
い。光電変換素子23で発生された電気信号はア
ンプ24で増幅されて補正回路25で必要な補正
をされ、対数変換器26で対数変換処理された上
でA/Dコンバーター27でアナログ信号からデ
ジタル信号に変換されて色濃度として第2の記憶
手段30に入力され記憶される。なお対数変換器
26で対数変換処理された電気信号は表示メータ
ー28でその値を確認できるようになつている。
なお表示メーター28はA/Dコンバーター27
の後に入れるようにしてデジタル表示としてもよ
い。
測定するものであり、第3図はその1実施態様を
示すブロツク図が示されている。第3図の例にお
いては、色見本等の被測定物1は光源21により
照射され、その反射光はフイルター22を介して
光電変換素子23に入力されここで電気信号に変
換される。フイルター22は色濃度−網点面積率
変換テーブルを作成するときに使用したものと同
一のものであり、Rフイルター、Gフイルター、
Bフイルターの3種類あるいはこれに更にアンバ
ーフイルター又はNDフイルターを加えた4種類
のフイルター等が変換可能に取付けられているも
のである。この場合のフイルターの変換は電動で
切換えられるようにしても手動で切換えられるよ
うにしてもどちらでもよい。また第3図に示す例
においては光源からの光は斜め45°から照射し、
真上で受光するようになつているが、真上から光
を照射し、45°の方向で受光するようにしてもよ
い。光電変換素子23で発生された電気信号はア
ンプ24で増幅されて補正回路25で必要な補正
をされ、対数変換器26で対数変換処理された上
でA/Dコンバーター27でアナログ信号からデ
ジタル信号に変換されて色濃度として第2の記憶
手段30に入力され記憶される。なお対数変換器
26で対数変換処理された電気信号は表示メータ
ー28でその値を確認できるようになつている。
なお表示メーター28はA/Dコンバーター27
の後に入れるようにしてデジタル表示としてもよ
い。
以上の如くして各フイルター毎に被測定物を測
定して被測定物の色濃度の組合せが得られ、これ
らは前記の如く第2の記憶手段30に記憶させて
おく。前記第2の記憶手段30としてはRAM等
適宜のものを選択できる。
定して被測定物の色濃度の組合せが得られ、これ
らは前記の如く第2の記憶手段30に記憶させて
おく。前記第2の記憶手段30としてはRAM等
適宜のものを選択できる。
色濃度選択手段40は第2の記憶手段30に記
憶された被測定物の色濃度の組合せと第1の記憶
手段10に記憶された色濃度−網点面積率変換テ
ーブルにおける色濃度の組合せとを比較して色濃
度−網点面積率変換テーブルの色濃度の組合せの
中から被測定物の色濃度の組合せに最も近いもの
を選択するものであるが、その選択は次の如くし
て行なわれる。被測定物のRフイルター、Gフイ
ルター、Bフイルター、アンバーフイルターのそ
れぞれを介して得られた色濃度をDR、DG、DB、
DAとし、また色濃度−網点面積率変換テーブル
の第n番目の番号のところにおけるRフイルタ
ー、Gフイルター、Bフイルター、アンバーフイ
ルターを介した色濃度をそれぞれTR(n)、TG
(n)、TB(n)、TA(n)とする。次に被測定物の
色濃度の組合せDR、DG、DB、DAと色濃度−網点
面積率変換テーブルの色濃度の第n番目の番号の
ところの組合せTR(n)、TG(n)、TB(n)、TA
(n)の間の距離SA(n)が最小となるような色
濃度の組合せTR(n)、TG(n)、TB(n)、TA(n)
を求める。
憶された被測定物の色濃度の組合せと第1の記憶
手段10に記憶された色濃度−網点面積率変換テ
ーブルにおける色濃度の組合せとを比較して色濃
度−網点面積率変換テーブルの色濃度の組合せの
中から被測定物の色濃度の組合せに最も近いもの
を選択するものであるが、その選択は次の如くし
て行なわれる。被測定物のRフイルター、Gフイ
ルター、Bフイルター、アンバーフイルターのそ
れぞれを介して得られた色濃度をDR、DG、DB、
DAとし、また色濃度−網点面積率変換テーブル
の第n番目の番号のところにおけるRフイルタ
ー、Gフイルター、Bフイルター、アンバーフイ
ルターを介した色濃度をそれぞれTR(n)、TG
(n)、TB(n)、TA(n)とする。次に被測定物の
色濃度の組合せDR、DG、DB、DAと色濃度−網点
面積率変換テーブルの色濃度の第n番目の番号の
ところの組合せTR(n)、TG(n)、TB(n)、TA
(n)の間の距離SA(n)が最小となるような色
濃度の組合せTR(n)、TG(n)、TB(n)、TA(n)
を求める。
距離SA(n)は
〔SA(n)〕2=〔TR(n)−DR〕2+
〔TG(n)−DG〕2+〔TB(n)+DB〕2+〔TA(n)−
DA〕2 の関係式より求められる。
〔TG(n)−DG〕2+〔TB(n)+DB〕2+〔TA(n)−
DA〕2 の関係式より求められる。
距離SA(n)が最小となるnの値は〔SA(n)〕
2が最小となるnの値と一致する。従つて上記関
係式を用いて〔SA(n)〕2が最小となるような色
濃度−網点面積率変換テーブル中の色濃度の組合
せをn=1から順次最後までnの値を変えて検索
してやることによりSA(n)が最小となるnの値
がわかる。SA(n)が最小となるnに対応する色
濃度−網点面積率変換テーブル中の色濃度の組合
せを被測定物の色濃度の組合せに最も近いものと
して決定し、その色濃度の組合せに対応するY.
M.C.Bk各版の網点面積率の組合せが決定され
る。
2が最小となるnの値と一致する。従つて上記関
係式を用いて〔SA(n)〕2が最小となるような色
濃度−網点面積率変換テーブル中の色濃度の組合
せをn=1から順次最後までnの値を変えて検索
してやることによりSA(n)が最小となるnの値
がわかる。SA(n)が最小となるnに対応する色
濃度−網点面積率変換テーブル中の色濃度の組合
せを被測定物の色濃度の組合せに最も近いものと
して決定し、その色濃度の組合せに対応するY.
M.C.Bk各版の網点面積率の組合せが決定され
る。
この場合においても、もしも〔SA(n)〕2が検
索途中でゼロになつた場合には、すなわち検索途
中において被測定物の色濃度の組合せと色濃度−
網点面積率変換テーブル中の色濃度が一致するも
のが見出された場合には、そのときのnの値にお
ける色濃度の組合せに対応する網点面積率の組合
せが求めるデータであるので以後の探索は打ち切
つてもよい。
索途中でゼロになつた場合には、すなわち検索途
中において被測定物の色濃度の組合せと色濃度−
網点面積率変換テーブル中の色濃度が一致するも
のが見出された場合には、そのときのnの値にお
ける色濃度の組合せに対応する網点面積率の組合
せが求めるデータであるので以後の探索は打ち切
つてもよい。
以上の如くして決定されたY.M.C.Bk各版の網
点面積率の組合せは網点面積率表示手段50によ
り表示される。網点面積率表示手段としてはプリ
ンターや表示管CRTデイスプレイ等適宜のもの
を採用することができる。
点面積率の組合せは網点面積率表示手段50によ
り表示される。網点面積率表示手段としてはプリ
ンターや表示管CRTデイスプレイ等適宜のもの
を採用することができる。
以上の好くして表示された網点面積率の組合せ
が各版の網点面積率を示しており、こうして得ら
れた網点面積率の組合せによつて各色のインキを
用いて印刷すれば被測定物の色と同一又は近似し
た印刷物を得ることができる。例えば被測定物を
測定して得られた色濃度の組合せに最も近い色濃
度として第125番目のものが選択されたすれば第
2図のテーブルからC版は30%、M版は0%、Y
版は10%、Bk版は0%として網点面積率表示手
段により表示される。従つてここに表示された組
合せで各色のインキを用いて印刷することにより
被測定物の色と同一又はそれに近似した印刷物を
得ることができる。
が各版の網点面積率を示しており、こうして得ら
れた網点面積率の組合せによつて各色のインキを
用いて印刷すれば被測定物の色と同一又は近似し
た印刷物を得ることができる。例えば被測定物を
測定して得られた色濃度の組合せに最も近い色濃
度として第125番目のものが選択されたすれば第
2図のテーブルからC版は30%、M版は0%、Y
版は10%、Bk版は0%として網点面積率表示手
段により表示される。従つてここに表示された組
合せで各色のインキを用いて印刷することにより
被測定物の色と同一又はそれに近似した印刷物を
得ることができる。
ところで、色濃度−網点面積率変換テーブルの
データを作成するために用いられたカラーチヤー
ト用の用紙と実際に印刷するときに用いられる用
紙の種類が異なつたりする場合がある。あるい
は、色濃度−網点面積率変換テーブルのデータを
作成するときに基準とされたベタ濃度値と実際に
印刷工場で印刷する場合にその印刷工場で基準と
されているベタ濃度値が異なつていたりする場合
もある。このような場合には色濃度−網点面積率
変換テーブルを作成するときの条件と実際に印刷
をする場合の条件とが異なつているために、色濃
度−網点面積率変換テーブルの色濃度の組合せと
被測定物の色濃度の組合せとを比較するに当つて
は前記条件の相違を考慮に入れた上で比較するよ
うにしなければならない。
データを作成するために用いられたカラーチヤー
ト用の用紙と実際に印刷するときに用いられる用
紙の種類が異なつたりする場合がある。あるい
は、色濃度−網点面積率変換テーブルのデータを
作成するときに基準とされたベタ濃度値と実際に
印刷工場で印刷する場合にその印刷工場で基準と
されているベタ濃度値が異なつていたりする場合
もある。このような場合には色濃度−網点面積率
変換テーブルを作成するときの条件と実際に印刷
をする場合の条件とが異なつているために、色濃
度−網点面積率変換テーブルの色濃度の組合せと
被測定物の色濃度の組合せとを比較するに当つて
は前記条件の相違を考慮に入れた上で比較するよ
うにしなければならない。
以下にこのような条件の差をどのようにして考
慮に入れるかについての例を説明するが、条件の
差を完全に補うようにすることは非常に複雑とな
るために、以下の例においては近似的に補正する
場合を示す。
慮に入れるかについての例を説明するが、条件の
差を完全に補うようにすることは非常に複雑とな
るために、以下の例においては近似的に補正する
場合を示す。
第4図は色濃度と網点面積率の関係を説明する
ためのグラフであり、簡単のためにこれらは直線
関係にあるものとして説明するが、曲線であつて
も同様な考え方を応用して補正を行なえばよい。
ためのグラフであり、簡単のためにこれらは直線
関係にあるものとして説明するが、曲線であつて
も同様な考え方を応用して補正を行なえばよい。
第4図において、色濃度−網点面積率変換テー
ブル作成時においてC版のみが100%で他の版は
全て0%である部分をCの補色関係にあるRフイ
ルターを介して得られた色濃度がXCであり、全
ての版が0%すなわちカラーチヤートの用紙にイ
ンキが全く施こされていない部分のRフイルター
を介して得られた色濃度がNCであつたとする。
また実際に印刷すべき用紙にその印刷工場におい
て基準ベタ濃度として定められている濃度でC版
を用いて網点面積率100%の版を用いて予じめベ
タ印刷を行なつておく。この実際に印刷すべき用
紙に施こされたC版のベタ濃度を本発明の装置で
Rフイルターを介して測定した色濃度がXC′であ
り、印刷が施こされていない用紙を本発明の装置
を用いてRフイルターを介して測定して得られた
色濃度がNC′であるとする。第4図において直線
aと直線bはそれぞれ色濃度−網点面積率変換テ
ーブル作成時及び実際に印刷すべき場合の色濃度
と網点面積率との関係を示している。この場合に
おいて、色見本等の被測定物を本発明の装置を用
いてRフイルターを介して得られた色濃度が
DC′であつたとすると何らの補正も行なわないで
網点面積率を求めると網点面積率P′が得られるこ
とになるが、実際に求めるべき網点面積率Pとは
異なつた値が得られてしまう。そこで、この場合
の誤差を補正するために次の如くして被測定物の
色濃度値の補正を行なう。すなわち、被測定物を
Rフイルターを介して測定して得られた色濃度
DC′の値を補正した後の色濃度をDCとした場合
に、 DC=(DC′−NC′)×XC−NC/XC′−NC′+NC の関係式によりRフイルターを介して得られる被
測定物の色濃度を補正する。同様にしてM版のみ
が100%、Y版のみが100%、Bk版のみが100%で
印刷したものについてもそれぞれ、Gフイルタ
ー、Bフイルター、アンバーフイルターを介して
色濃度を求めておき、更に用紙自体のGフイルタ
ー、Bフイルター、アンバーフイルターを介した
色濃度を求めておき、これらの色濃度データを用
いて被測定物をGフイルター、Bフイルター、ア
ンバーフイルター(又はNDフイルター)を介し
て得られる色濃度も補正を行ない、それぞれ補正
された後の色濃度の組合せDC、DG、DB、DAを色
濃度−網点面積率変換テーブル中の色濃度の組合
せとの比較のために用いる。すなわちこの例の場
合の補正を行なう場合には、まず最初に実際に印
刷を行うための用紙の色濃度を本発明の装置を用
いてR、G、Bの各フイルターを介して求めてお
き、更にその印刷工場における各色インキの基準
ベタ印刷部を本発明の装置にてCインキはRフイ
ルター、MインキはGフイルター、YインキはB
フイルター、Bkインキはアンバーフイルターを
介して測定した色濃度を求めておく。これらのデ
ータは本発明の装置に記載されておく。次に被測
定物を本発明の装置を用いてR、G、B、アンバ
ーの各フイルターを介して測定した色濃度を前記
予じめ求めておいた用紙の色濃度及び基準ベタ印
刷部の色濃度値を用いて補正を行なう。
ブル作成時においてC版のみが100%で他の版は
全て0%である部分をCの補色関係にあるRフイ
ルターを介して得られた色濃度がXCであり、全
ての版が0%すなわちカラーチヤートの用紙にイ
ンキが全く施こされていない部分のRフイルター
を介して得られた色濃度がNCであつたとする。
また実際に印刷すべき用紙にその印刷工場におい
て基準ベタ濃度として定められている濃度でC版
を用いて網点面積率100%の版を用いて予じめベ
タ印刷を行なつておく。この実際に印刷すべき用
紙に施こされたC版のベタ濃度を本発明の装置で
Rフイルターを介して測定した色濃度がXC′であ
り、印刷が施こされていない用紙を本発明の装置
を用いてRフイルターを介して測定して得られた
色濃度がNC′であるとする。第4図において直線
aと直線bはそれぞれ色濃度−網点面積率変換テ
ーブル作成時及び実際に印刷すべき場合の色濃度
と網点面積率との関係を示している。この場合に
おいて、色見本等の被測定物を本発明の装置を用
いてRフイルターを介して得られた色濃度が
DC′であつたとすると何らの補正も行なわないで
網点面積率を求めると網点面積率P′が得られるこ
とになるが、実際に求めるべき網点面積率Pとは
異なつた値が得られてしまう。そこで、この場合
の誤差を補正するために次の如くして被測定物の
色濃度値の補正を行なう。すなわち、被測定物を
Rフイルターを介して測定して得られた色濃度
DC′の値を補正した後の色濃度をDCとした場合
に、 DC=(DC′−NC′)×XC−NC/XC′−NC′+NC の関係式によりRフイルターを介して得られる被
測定物の色濃度を補正する。同様にしてM版のみ
が100%、Y版のみが100%、Bk版のみが100%で
印刷したものについてもそれぞれ、Gフイルタ
ー、Bフイルター、アンバーフイルターを介して
色濃度を求めておき、更に用紙自体のGフイルタ
ー、Bフイルター、アンバーフイルターを介した
色濃度を求めておき、これらの色濃度データを用
いて被測定物をGフイルター、Bフイルター、ア
ンバーフイルター(又はNDフイルター)を介し
て得られる色濃度も補正を行ない、それぞれ補正
された後の色濃度の組合せDC、DG、DB、DAを色
濃度−網点面積率変換テーブル中の色濃度の組合
せとの比較のために用いる。すなわちこの例の場
合の補正を行なう場合には、まず最初に実際に印
刷を行うための用紙の色濃度を本発明の装置を用
いてR、G、Bの各フイルターを介して求めてお
き、更にその印刷工場における各色インキの基準
ベタ印刷部を本発明の装置にてCインキはRフイ
ルター、MインキはGフイルター、YインキはB
フイルター、Bkインキはアンバーフイルターを
介して測定した色濃度を求めておく。これらのデ
ータは本発明の装置に記載されておく。次に被測
定物を本発明の装置を用いてR、G、B、アンバ
ーの各フイルターを介して測定した色濃度を前記
予じめ求めておいた用紙の色濃度及び基準ベタ印
刷部の色濃度値を用いて補正を行なう。
以上説明した補正の例においては、実際の印刷
に用いられる用紙の色濃度、各色インキのベタ印
刷部の色濃度を本発明の装置で実際に測定して補
正用データを求めていたが、これらのデータが予
じめ求められている場合等にはそのデータをテ
ン・キー等により入力できるようにしても良い。
に用いられる用紙の色濃度、各色インキのベタ印
刷部の色濃度を本発明の装置で実際に測定して補
正用データを求めていたが、これらのデータが予
じめ求められている場合等にはそのデータをテ
ン・キー等により入力できるようにしても良い。
更にまた他の補正の方法としては色濃度測定手
段として、ライト部及びシヤドウ部がR、G、
B、アンバーの各フイルター毎に独立して調整で
きる濃度計を採用した場合には次の如くしてもよ
い。すなわち、ライト部は実際に印刷しようとす
る用紙のうちの印刷されていない部分を測定し、
色濃度−網点面積率変換テーブルのC、M、Y、
Bkのそれぞれが0%(第2図の番号1番の場合)
の色濃度になるようにR、G、B、アンバーの各
フイルターを介した濃度を調整し、またシヤドウ
部は印刷しようとする用紙C、M、Y、Bkの各
色インキ毎に基準となるベタ濃度で印刷したもの
を用意しておき、Cインキのベタ濃度の部分はR
フイルターを介して測定し、このときのシヤドウ
部の色濃度を、色濃度−網点面積率変換テーブル
のCが100%である場合(第2図の番号11番の
場合)のRフイルターの色濃度となるように調整
し、同様にMインキ、Yインキ及びBkインキに
ついてもGフイルター、Bフイルター、アンバー
フイルターを介して測定して色濃度−網点面積率
変換テーブルのY、M、Bkのそれぞれが100%で
ある場合のGフイルター、Bフイルター、アンバ
ーフイルターの色濃度となるように調整してお
く。このように調整した後で実際の被測定物の測
定を行ない、網点面積率の組合せを求める。
段として、ライト部及びシヤドウ部がR、G、
B、アンバーの各フイルター毎に独立して調整で
きる濃度計を採用した場合には次の如くしてもよ
い。すなわち、ライト部は実際に印刷しようとす
る用紙のうちの印刷されていない部分を測定し、
色濃度−網点面積率変換テーブルのC、M、Y、
Bkのそれぞれが0%(第2図の番号1番の場合)
の色濃度になるようにR、G、B、アンバーの各
フイルターを介した濃度を調整し、またシヤドウ
部は印刷しようとする用紙C、M、Y、Bkの各
色インキ毎に基準となるベタ濃度で印刷したもの
を用意しておき、Cインキのベタ濃度の部分はR
フイルターを介して測定し、このときのシヤドウ
部の色濃度を、色濃度−網点面積率変換テーブル
のCが100%である場合(第2図の番号11番の
場合)のRフイルターの色濃度となるように調整
し、同様にMインキ、Yインキ及びBkインキに
ついてもGフイルター、Bフイルター、アンバー
フイルターを介して測定して色濃度−網点面積率
変換テーブルのY、M、Bkのそれぞれが100%で
ある場合のGフイルター、Bフイルター、アンバ
ーフイルターの色濃度となるように調整してお
く。このように調整した後で実際の被測定物の測
定を行ない、網点面積率の組合せを求める。
以上種々の補正方法について説明したが、いず
れも100%の補正ができるものではない。
れも100%の補正ができるものではない。
第5図はこのような補正を含めて本発明の装置
を用いて網点面積率の組合せがどのようにして決
定されるかを示す流れ図である。
を用いて網点面積率の組合せがどのようにして決
定されるかを示す流れ図である。
なお第5図においては距離が最小値となる場合
の色温度−網点面積率変換テーブルの番号を記憶
しておき、この番号から網点面積率を算出するよ
うになつているが、これは、各版の網点面積率を
何パーセントずつの間隔で変化させるかというこ
とと、それらをどのような順序で並べておくかを
予じめ決めておくことにより可能となる。このよ
うにした場合には、第1の記憶手段には網点面積
率のデータを記憶させておかなくても色濃度の組
合せのデータのみを予じめ定められた順序で記憶
させておくだけで済むので記憶容量の小さな記憶
手段を採用可能となり都合がよい。
の色温度−網点面積率変換テーブルの番号を記憶
しておき、この番号から網点面積率を算出するよ
うになつているが、これは、各版の網点面積率を
何パーセントずつの間隔で変化させるかというこ
とと、それらをどのような順序で並べておくかを
予じめ決めておくことにより可能となる。このよ
うにした場合には、第1の記憶手段には網点面積
率のデータを記憶させておかなくても色濃度の組
合せのデータのみを予じめ定められた順序で記憶
させておくだけで済むので記憶容量の小さな記憶
手段を採用可能となり都合がよい。
ところで前記の如くして決定される網点面積率
の精度は、色農度−網点面積率変換テーブルにお
ける網点面積率がどのような精度で作成されてい
るかに依存する。第2図に示した例においては網
点面積率は10%間隔で変化させて作られているた
めに精度は10%までとなる。
の精度は、色農度−網点面積率変換テーブルにお
ける網点面積率がどのような精度で作成されてい
るかに依存する。第2図に示した例においては網
点面積率は10%間隔で変化させて作られているた
めに精度は10%までとなる。
従つて更に精度の高い網点面積率を必要とする
場合には要求される精度の色濃度−網点面積率変
換テーブルを作成しておけば良いわけであるが、
そうすると今度は色濃度−網点面積率変換テーブ
ルのデータが非常に多くなつてしまい、そのよう
なデータの作成が非常に手間がかかると共に大き
な記憶容量の記憶装置が必要とされるのみなら
ず、被測定物の測定データとの比較演算のための
時間も長くなつてしまうという欠点がある。
場合には要求される精度の色濃度−網点面積率変
換テーブルを作成しておけば良いわけであるが、
そうすると今度は色濃度−網点面積率変換テーブ
ルのデータが非常に多くなつてしまい、そのよう
なデータの作成が非常に手間がかかると共に大き
な記憶容量の記憶装置が必要とされるのみなら
ず、被測定物の測定データとの比較演算のための
時間も長くなつてしまうという欠点がある。
この出願の第2の発明は、このような欠点を除
去し、色濃度−網点面積率変換テーブルにおける
網点面積率のデータ間隔よりも細かい間隔で網点
面積率を決定することのできる装置を提供しよう
とするものである。
去し、色濃度−網点面積率変換テーブルにおける
網点面積率のデータ間隔よりも細かい間隔で網点
面積率を決定することのできる装置を提供しよう
とするものである。
すなわち、この出願の第2の発明は、色濃度の
組合せと複数色の色分解版の前記色濃度の組合せ
に対応する網点面積率の組合せと対応関係を示す
色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶されてい
る第1の記憶手段と、被測定物の色濃度の組合せ
を求める色濃度測定手段と、前記色濃度測定手段
により求められた色濃度の組合せを記憶しておく
第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶さ
れている色濃度−網点面積率変換テーブルの色濃
度の組合せと前記第2の記憶手段に記憶された被
測定物の色濃度の組合せとを比較して前記色濃度
−網点面積率変換テーブルの色濃度の組合せの中
から被測定物の色濃度の組合せにも最も近いもの
を選択する色濃度選択手段と、前記選択された色
濃度の組合せと前記被測定物の色濃度の組合せと
が一致しない場合には前記色濃度−網点面積率変
換テーブルに基づき補間された網点面積率の組合
せを求める網点面積率補間手段と、前記選択され
た色濃度の組合せと前記被測定物の色濃度の組合
せが一致しない場合には前記補間された網点面積
率を表示し一致する場合には前記選択された色濃
度の組合せに対応する網点面積率の組合せを表示
する網点面積率表示手段とを含んでいる。
組合せと複数色の色分解版の前記色濃度の組合せ
に対応する網点面積率の組合せと対応関係を示す
色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶されてい
る第1の記憶手段と、被測定物の色濃度の組合せ
を求める色濃度測定手段と、前記色濃度測定手段
により求められた色濃度の組合せを記憶しておく
第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶さ
れている色濃度−網点面積率変換テーブルの色濃
度の組合せと前記第2の記憶手段に記憶された被
測定物の色濃度の組合せとを比較して前記色濃度
−網点面積率変換テーブルの色濃度の組合せの中
から被測定物の色濃度の組合せにも最も近いもの
を選択する色濃度選択手段と、前記選択された色
濃度の組合せと前記被測定物の色濃度の組合せと
が一致しない場合には前記色濃度−網点面積率変
換テーブルに基づき補間された網点面積率の組合
せを求める網点面積率補間手段と、前記選択され
た色濃度の組合せと前記被測定物の色濃度の組合
せが一致しない場合には前記補間された網点面積
率を表示し一致する場合には前記選択された色濃
度の組合せに対応する網点面積率の組合せを表示
する網点面積率表示手段とを含んでいる。
第6図はこの出願の第2の発明の装置の概念図
であり、色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶
されている第1の記憶手段10、色濃度測定手段
20、第2の記憶手段30、色濃度選択手段40
は前記第1の発明と同様のものであり、前記第1
の発明の装置と同様にして被測定物の色濃度の組
合せに最も近い色濃度の組合せを色濃度−網点面
積率変換テーブル中から選択する。
であり、色濃度−網点面積率変換テーブルが記憶
されている第1の記憶手段10、色濃度測定手段
20、第2の記憶手段30、色濃度選択手段40
は前記第1の発明と同様のものであり、前記第1
の発明の装置と同様にして被測定物の色濃度の組
合せに最も近い色濃度の組合せを色濃度−網点面
積率変換テーブル中から選択する。
こうして選択された色濃度の組合せが、前記距
離SA=0の場合、すなわち、被測定物の色濃度
の組合せと完全に一致した結果として選択された
場合であれば、それに対応する網点面積率の組合
せをそのまま網点面積率表示手段70にて表示す
ればよい。しかしながら前記選択された色濃度の
組合せが、前記SA=0以外の場合において選択
された場合であれば、この選択された色濃度の組
合せに対応する網点面積率を網点面積率補間手段
60にて補間して、より一層被測定物の色に近い
色を印刷することのできる網点面積率の組合せを
得るようにする。
離SA=0の場合、すなわち、被測定物の色濃度
の組合せと完全に一致した結果として選択された
場合であれば、それに対応する網点面積率の組合
せをそのまま網点面積率表示手段70にて表示す
ればよい。しかしながら前記選択された色濃度の
組合せが、前記SA=0以外の場合において選択
された場合であれば、この選択された色濃度の組
合せに対応する網点面積率を網点面積率補間手段
60にて補間して、より一層被測定物の色に近い
色を印刷することのできる網点面積率の組合せを
得るようにする。
以下に網点面積率をどのようにして補間するか
について説明する。
について説明する。
まず第2図に示すような網点面積率が10%間隔
の色濃度−網点面積率変換テーブルから被測定物
の色濃度の組合せd(DR、DG、DB、DA)に最も
近いもの選択され、その色濃度の組合せをt
(TR、TG、TB、TA)としそれに対応する網点面
積率の組合せをP(C、m、y、bk)とする。こ
の場合例えば網点面積率が1%のオーダーのもの
までも求めたいものとする。この場合求めるべき
面点面積率はPを中心として網点面積率を10%の
半分すなわち5%だけ大小方向にずらせた中に存
在することになる。なお以下の説明において説明
を簡単にするために網点面積率の組合せとして
Bkを除いたC、M、Yの3色に限定して説明す
るが、Bkを除かない場合にも全く同様にして補
間処理できるものである。
の色濃度−網点面積率変換テーブルから被測定物
の色濃度の組合せd(DR、DG、DB、DA)に最も
近いもの選択され、その色濃度の組合せをt
(TR、TG、TB、TA)としそれに対応する網点面
積率の組合せをP(C、m、y、bk)とする。こ
の場合例えば網点面積率が1%のオーダーのもの
までも求めたいものとする。この場合求めるべき
面点面積率はPを中心として網点面積率を10%の
半分すなわち5%だけ大小方向にずらせた中に存
在することになる。なお以下の説明において説明
を簡単にするために網点面積率の組合せとして
Bkを除いたC、M、Yの3色に限定して説明す
るが、Bkを除かない場合にも全く同様にして補
間処理できるものである。
第7図はPを中心として網点面積率を5%だけ
大小方向にずらせたそれぞれの点を網点面積率を
表わすC、M、Y座標系において表わしたA(C
+5、m−5、y+5)、B(c+5、m+5、y
+5)、C(c+5、m+5、y−5)、D(c+
5、m−5、y−5)、E(c−5、m−5、y+
5)、F(c−5、m+5、y+5)、G(c−5、
m+5、y−5)、H(c−5、m−5、y−5)
の各々の点を示しており、これらの点を頂点とす
る立体の中に求める網点面積率が存在することに
なる。
大小方向にずらせたそれぞれの点を網点面積率を
表わすC、M、Y座標系において表わしたA(C
+5、m−5、y+5)、B(c+5、m+5、y
+5)、C(c+5、m+5、y−5)、D(c+
5、m−5、y−5)、E(c−5、m−5、y+
5)、F(c−5、m+5、y+5)、G(c−5、
m+5、y−5)、H(c−5、m−5、y−5)
の各々の点を示しており、これらの点を頂点とす
る立体の中に求める網点面積率が存在することに
なる。
従つて、この立体を必要精度ずつに第7図に示
すように分割し、各格子点で示される網点面積率
の組合せごとに色濃度の組合せを求め色濃度の距
離を求める前述の式により距離が最小となる点を
選択し、その点における網点面積率の組合せを精
度を上げた網点面積率の組合せとして決定すれば
よい。
すように分割し、各格子点で示される網点面積率
の組合せごとに色濃度の組合せを求め色濃度の距
離を求める前述の式により距離が最小となる点を
選択し、その点における網点面積率の組合せを精
度を上げた網点面積率の組合せとして決定すれば
よい。
ところが前記A、B、C、D、E、F、G、H
の点の網点面積率は前述の如く判明しているが、
それに対応する色濃度は未知である。
の点の網点面積率は前述の如く判明しているが、
それに対応する色濃度は未知である。
そこでPより10%ずつ離れたA′(c+10、m−
10、y+10)、B′(c+10、m+10、y+10)、
C′(c+10、m+10、y−10)、D′(c+10、m−
10、y−10)、E′(c−10、m−10、y+10)、
F′(c−10、m+10、y+10)、G′(c−10、m+
10、y−10)、H′(c−10、m−10、y−10)並
びにそれぞれの中点I(c、m−10、y+10)、J
(c、m+10、y+10)、K(c、m+10、y−
10)、L(c、m−10、y−10)、M(c+10、m、
y+10)、N(c+10、m+10、y)、O(c+10、
m、y−10)、Q(c+10、m−10、y)、R(c、
m、y+10)、S(c、m+10、y)、T(c、m、
y−10)、U(c、m−10、y)、V(c−10、m、
y+10)、W(c−10、m+10、y)、X(c−10、
m、y−10)、Y(c−10、m−10、y)、Z(c+
10、m、y)、ZZ(c−10、m、y)の色濃度の
組合せは色濃度−網点面積率変換テーブルから知
ることができるので、まずこれらの各点の色濃度
及び点Pの色濃度の値を用いて、前記A、B、
C、D、E、F、G、Hの点それぞれの色濃度の
組合せを補間計算して求める。
10、y+10)、B′(c+10、m+10、y+10)、
C′(c+10、m+10、y−10)、D′(c+10、m−
10、y−10)、E′(c−10、m−10、y+10)、
F′(c−10、m+10、y+10)、G′(c−10、m+
10、y−10)、H′(c−10、m−10、y−10)並
びにそれぞれの中点I(c、m−10、y+10)、J
(c、m+10、y+10)、K(c、m+10、y−
10)、L(c、m−10、y−10)、M(c+10、m、
y+10)、N(c+10、m+10、y)、O(c+10、
m、y−10)、Q(c+10、m−10、y)、R(c、
m、y+10)、S(c、m+10、y)、T(c、m、
y−10)、U(c、m−10、y)、V(c−10、m、
y+10)、W(c−10、m+10、y)、X(c−10、
m、y−10)、Y(c−10、m−10、y)、Z(c+
10、m、y)、ZZ(c−10、m、y)の色濃度の
組合せは色濃度−網点面積率変換テーブルから知
ることができるので、まずこれらの各点の色濃度
及び点Pの色濃度の値を用いて、前記A、B、
C、D、E、F、G、Hの点それぞれの色濃度の
組合せを補間計算して求める。
第8図は点Pから10%離れた各点の位置を網点
面積率を表わすC、M、Y座標系にて示したもの
である。
面積率を表わすC、M、Y座標系にて示したもの
である。
まず点A(c+5、m−5、y+5)の色濃度
の組合せを補間法により求める方法について説明
する。点Aは第8図における点A′(c+10、m−
u、y+10)、M(c+10、m、y+10)、Z(c+
10、m、y)、Q(c+10、m−10、y)、I(c、
m−10、y+10)、R(c、m、y+10)、P(c、
m、y)、U(c、m−10、y)で構成される立方
体の中心の位置にある。したがつて点A′、M、
Z、Q、I、R、P、Uの色濃度成分毎の平均を
求め、その値を点Aの色濃度成分、すなわち点A
の色濃度の組合せとする。
の組合せを補間法により求める方法について説明
する。点Aは第8図における点A′(c+10、m−
u、y+10)、M(c+10、m、y+10)、Z(c+
10、m、y)、Q(c+10、m−10、y)、I(c、
m−10、y+10)、R(c、m、y+10)、P(c、
m、y)、U(c、m−10、y)で構成される立方
体の中心の位置にある。したがつて点A′、M、
Z、Q、I、R、P、Uの色濃度成分毎の平均を
求め、その値を点Aの色濃度成分、すなわち点A
の色濃度の組合せとする。
なお色濃度−網点面積率変換テーブルが等間隔
の網点面積率によつて作成されていない場合には
A′、M、Z、Q、I、R、P、Uで構成される
立体は立方体ではなく直方体となる場合があり、
その場合には点Aの直方体の各頂点からの距離は
異なることになるので、各頂点からの距離に応じ
て比例計算式や適当な関数を用いて求めるように
すればよい。
の網点面積率によつて作成されていない場合には
A′、M、Z、Q、I、R、P、Uで構成される
立体は立方体ではなく直方体となる場合があり、
その場合には点Aの直方体の各頂点からの距離は
異なることになるので、各頂点からの距離に応じ
て比例計算式や適当な関数を用いて求めるように
すればよい。
同様にして他の点B、C、D、E、F、G、H
のそれぞれについてもそれぞれの色濃度の組合せ
を計算する。
のそれぞれについてもそれぞれの色濃度の組合せ
を計算する。
以上の如くして点A、B、C、D、E、F、G
の全てについてそれぞれの色濃度の組合せを求め
られたので、次はこれらの各点の色濃度の値を用
いて第7図に示す如き立方体を必要間隔毎に区切
つた各格子点の各濃度の組合せを前述と同様にし
て比例配分等適宜の方法で求める。次にこうして
求められたそれぞれの格子点の色濃度の組合せと
被測定物の色濃度の組合せd(DR、DG、DB)との
間の距離SAが最小になるような格子点を選択す
る。こうして選択された格子点においては既にそ
の網点面積率の組合せは知られているので、その
網点面積率の組合せが被測定物の網点面積率の組
合せP(c、m、y)を補間したデータとして網
点面積率表示手段70に入力され、表示される。
網点面積率表示手段はCRTデイスプレイやプリ
ンター等適宜のものが用いられる。
の全てについてそれぞれの色濃度の組合せを求め
られたので、次はこれらの各点の色濃度の値を用
いて第7図に示す如き立方体を必要間隔毎に区切
つた各格子点の各濃度の組合せを前述と同様にし
て比例配分等適宜の方法で求める。次にこうして
求められたそれぞれの格子点の色濃度の組合せと
被測定物の色濃度の組合せd(DR、DG、DB)との
間の距離SAが最小になるような格子点を選択す
る。こうして選択された格子点においては既にそ
の網点面積率の組合せは知られているので、その
網点面積率の組合せが被測定物の網点面積率の組
合せP(c、m、y)を補間したデータとして網
点面積率表示手段70に入力され、表示される。
網点面積率表示手段はCRTデイスプレイやプリ
ンター等適宜のものが用いられる。
ところで第7図に示される如きA、B、C、
D、E、F、G、Hにての全領域について、必要
精度の格子点の全てにおける色濃度の組合せを求
めることは、格子点数が多くなり処理が大変であ
る。そこで第7図における点Pと各頂点を結ぶ線
を対角線とする8つの小立体を考える。こうする
と求めようとする色濃度の組合せはこのどれかの
小立体に含まれることになる。どこに含まれるか
は、被測定物の色濃度の組合せd(DR、DG、DB)
が頂点A〜Hの色濃度に組合せのうち、どの点に
おける組合せに最も近いかにより判断し、決定す
る。
D、E、F、G、Hにての全領域について、必要
精度の格子点の全てにおける色濃度の組合せを求
めることは、格子点数が多くなり処理が大変であ
る。そこで第7図における点Pと各頂点を結ぶ線
を対角線とする8つの小立体を考える。こうする
と求めようとする色濃度の組合せはこのどれかの
小立体に含まれることになる。どこに含まれるか
は、被測定物の色濃度の組合せd(DR、DG、DB)
が頂点A〜Hの色濃度に組合せのうち、どの点に
おける組合せに最も近いかにより判断し、決定す
る。
このようにして小立体が決定されれば、この小
立体についてのみ必要精度毎に区切つた各格子点
の色濃度の組合せを補間して求め、更にこの小立
体における各格子点の色濃度の組合せの中から被
測定物濃度の組合せd(DR、DG、DB)に最も近い
格子点を選択すればよい。このようにすれば計算
時間は約8分の1に短縮することができる。
立体についてのみ必要精度毎に区切つた各格子点
の色濃度の組合せを補間して求め、更にこの小立
体における各格子点の色濃度の組合せの中から被
測定物濃度の組合せd(DR、DG、DB)に最も近い
格子点を選択すればよい。このようにすれば計算
時間は約8分の1に短縮することができる。
網点面積率表示手段70は、色濃度−網点面積
率変換テーブル中の色濃度の組合せと被測定物の
色濃度の組合せとが完全に一致した場合にはその
一致した色濃度の組合せに対応する網点面積率の
組合せを表示し、又完全に一致しない場合には以
上の如くして補間された網点面積率の組合せを表
示する。
率変換テーブル中の色濃度の組合せと被測定物の
色濃度の組合せとが完全に一致した場合にはその
一致した色濃度の組合せに対応する網点面積率の
組合せを表示し、又完全に一致しない場合には以
上の如くして補間された網点面積率の組合せを表
示する。
なお、どの程度の網点面積率までを必要とする
かはテン・キー等により入力するようにすればよ
い。
かはテン・キー等により入力するようにすればよ
い。
第9図は以上述べたこの出願の第2の発明にお
ける装置を用いて網点面積率の組合せがどのよう
にして決定されるかを示す流れ図である。
ける装置を用いて網点面積率の組合せがどのよう
にして決定されるかを示す流れ図である。
この出願の発明は以上の如き構成であるので以
下の如き効果を有する。
下の如き効果を有する。
まず第1に、この出願の発明の装置によれば、
色見本等の如く印刷にて再現すべき色が実際の色
で指定された場合であつても、経験者でなくとも
極めて容易にしかも短時間で、その指定された色
を再現すべき各色の網ポジチブの網点面積率を求
めることができる。
色見本等の如く印刷にて再現すべき色が実際の色
で指定された場合であつても、経験者でなくとも
極めて容易にしかも短時間で、その指定された色
を再現すべき各色の網ポジチブの網点面積率を求
めることができる。
次に、この出願の発明の装置によれば、各版の
網ポジチブの網点面積率は人間が判断していた従
来法とは異なり常に規格化された形で求められる
ので印刷物の品質の管理が容易になる。
網ポジチブの網点面積率は人間が判断していた従
来法とは異なり常に規格化された形で求められる
ので印刷物の品質の管理が容易になる。
更に、この出願の第2の発明によれば、上記の
効果以外に更に必要精度の網点面積率が極めて容
易に求められる。
効果以外に更に必要精度の網点面積率が極めて容
易に求められる。
第1図は第1の発明の装置の概念図、第2図
a,bは色濃度−網点面積率変換テーブルの説明
図、第3図は色濃度測定手段の1実施態様の説明
図、第4図は色濃度と網点面積率の関係を説明す
るためのグラフ、第5図は第1図の発明の装置を
用いて網点面積率の組合せを決定する場合の流れ
図、第6図は第2の発明の装置の概念図、第7図
及び第8図は第2の発明において網点面積率の補
間処理の方法を説明するための図、第9図は第2
の発明の装置を用いて網点面積率の組合せを決定
する場合の流れ図をそれぞれ示す。 1……被測定物、10……第1の記憶手段、2
0……色濃度測定手段、21……光源、22……
フイルター、23……光電変換素子、24……ア
ンプ、25……補正回路、26……対数変換器、
27……A/Dコンバーター、28……表示メー
ター、30……第2の記憶手段、40……色濃度
選択手段、50,70……網点面積率表示手段、
60……網点面積率補間手段。
a,bは色濃度−網点面積率変換テーブルの説明
図、第3図は色濃度測定手段の1実施態様の説明
図、第4図は色濃度と網点面積率の関係を説明す
るためのグラフ、第5図は第1図の発明の装置を
用いて網点面積率の組合せを決定する場合の流れ
図、第6図は第2の発明の装置の概念図、第7図
及び第8図は第2の発明において網点面積率の補
間処理の方法を説明するための図、第9図は第2
の発明の装置を用いて網点面積率の組合せを決定
する場合の流れ図をそれぞれ示す。 1……被測定物、10……第1の記憶手段、2
0……色濃度測定手段、21……光源、22……
フイルター、23……光電変換素子、24……ア
ンプ、25……補正回路、26……対数変換器、
27……A/Dコンバーター、28……表示メー
ター、30……第2の記憶手段、40……色濃度
選択手段、50,70……網点面積率表示手段、
60……網点面積率補間手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 色濃度の組合せと複数色の色分解版の前記色
濃度の組合せに対応する網点面積率の組合せとの
対応関係を示す色濃度−網点面積変換テーブルが
記憶されている第1の記憶手段と、被測定物の色
濃度の組合せを求める色濃度測定手段と、前記色
濃度測定手段により求められた色濃度の組合せを
記憶しておく第2の記憶手段と、前記第1の記憶
手段に記憶されている色濃度−網点面積率変換テ
ーブルの色濃度の組合せと前記第2の記憶手段に
記憶された被測定物の色濃度の組合せとを比較し
て前記色濃度−網点面積率変換テーブルの色濃度
の組合せの中から被測定物の色濃度の組合せに最
も近いものを選択する色濃度選択手段と、前記色
濃度選択手段により選択された色濃度の組合せに
対応する網点面積率の組合せを表示する網点面積
率表示手段から成ることを特徴とする網点面積率
決定装置。 2 色濃度の組合せと複数色の色分解版の前記色
濃度の組合せに対応する網点面積率の組合せとの
対応関係を示す色濃度−網点面積率変換テーブル
が記憶されている第1の記憶手段と、被測定物の
色濃度の組合せを求める色濃度測定手段と、前記
色濃度測定手段により求められた色濃度の組合せ
を記憶しておく第2の記憶手段と、前記第1の記
憶手段に記憶されている色濃度−網点面積率変換
テーブルの色濃度の組合せと前記第2の記憶手段
に記憶された被測定物の色濃度の組合せとを比較
して前記色濃度−網点面積率変換テーブルの色濃
度の組合せの中から被測定物の色濃度の組合せに
最も近いものを選択する色濃度選択手段と、前記
選択された色濃度の組合せと前記被測定物の色濃
度の組合せとが一致しない場合には前記色濃度−
網点面積率変換テーブルに基づき補間された網点
面積率の組合せを求める網点面積率補間手段と、
前記選択された色濃度の組合せと前記被測定物の
色濃度の組合せが一致しない場合には前記補間さ
れた網点面積率を表示し一致する場合には前記選
択された色濃度の組合せに対応する網点面積率の
組合せを表示する網点面積率表示手段とから成る
ことを特徴とする網点面積率決定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57205217A JPS5994759A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 網点面積率決定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57205217A JPS5994759A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 網点面積率決定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5994759A JPS5994759A (ja) | 1984-05-31 |
JPH0449104B2 true JPH0449104B2 (ja) | 1992-08-10 |
Family
ID=16503341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57205217A Granted JPS5994759A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 網点面積率決定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5994759A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0650390B2 (ja) * | 1984-07-20 | 1994-06-29 | 凸版印刷株式会社 | 網点面積率決定装置 |
JPH0650391B2 (ja) * | 1984-08-22 | 1994-06-29 | 凸版印刷株式会社 | 網点面積率決定装置 |
JPS61121449U (ja) * | 1985-01-17 | 1986-07-31 | ||
JPS61277025A (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 色濃度測定装置及びそれを用いた網点面積率決定装置 |
JPS6247275A (ja) * | 1985-08-26 | 1987-02-28 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | 電子網掛け装置 |
JPH01107908U (ja) * | 1988-01-12 | 1989-07-20 | ||
JP2640983B2 (ja) * | 1989-12-05 | 1997-08-13 | 株式会社写研 | カラー画像処理方法および装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4818230U (ja) * | 1971-07-13 | 1973-03-01 |
-
1982
- 1982-11-22 JP JP57205217A patent/JPS5994759A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5994759A (ja) | 1984-05-31 |
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