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JPH0446119Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0446119Y2
JPH0446119Y2 JP1986131034U JP13103486U JPH0446119Y2 JP H0446119 Y2 JPH0446119 Y2 JP H0446119Y2 JP 1986131034 U JP1986131034 U JP 1986131034U JP 13103486 U JP13103486 U JP 13103486U JP H0446119 Y2 JPH0446119 Y2 JP H0446119Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
core
core material
braided body
braided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986131034U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63110768U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986131034U priority Critical patent/JPH0446119Y2/ja
Publication of JPS63110768U publication Critical patent/JPS63110768U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0446119Y2 publication Critical patent/JPH0446119Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流体機械の軸封部等に用いられるグラ
ンドパツキン、詳しくはリング成形時の曲げ追従
性を向上させたグランドパツキンに関する。
(従来の技術) グランドパツキンにおいて、第3図に示すよう
に、複数本の繊維を集束して編み糸10Aとな
し、この編み糸10Aを八つ編み、格子編み、袋
編み等の編組法によつて紐状に編組した編組体1
0と、この編組体10の軸芯部に長手方向に沿つ
て配置された中芯20Aおよび前記編組体10の
隅角部に長手方向に沿つて配置された外芯20B
よりなる芯材20とから構成されたものが知られ
ている。
グランドパツキンは、所定長さに切断したの
ち、リング成形され、封止軸部に外嵌した状態で
スタフインボツクスに収容される。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、グランドパツキンが前述のリング成
形時、或は連続成形機のドラムに巻取る場合等に
おいて、曲げられると、たとえば第4図に示すグ
ランドパツキンの中立面Cの径外側に引張力が作
用して伸びを生じ、径内側に圧縮力が作用して収
縮を生じる。
グランドパツキンを構成する編組体10は、複
数本の繊維を集束した編み糸10Aを編組した構
造であるから、伸縮性に富み、前述の伸縮を有効
に吸収し得る特性、つまり曲げ追従に優れた特性
を有している。
しかし、芯材20は伸縮性のない長繊維を真直
状に配置したものであるから、前述の伸縮を有効
に吸収できない。したがつて、リング成形時に、
縮み量の多い径内側に配置されている外芯20B
が切口の端面から突出し、また伸び量の多い径外
側に配置されている外芯20Bが切口の端面から
没入する不具合を生じる。
石綿、木綿および麻等の天然繊維によつて形成
した芯材20は比較的伸縮性に優れてはいるけれ
ども、近年多用の傾向にある芯材20、すなわ
ち、フイラメントと称される合成樹脂長繊維や、
テープと称される合成樹脂テープ材を長手方向に
細かく切断して得た長繊維によつて形成された芯
材20は、伸縮性に劣り、曲げ追従の低い特性の
ものであるから、前述の不具合の発生が著しくな
る。
このような不具合が発生すると、リング成形時
における切断面の密着不良および特に編組体10
の径内側にコブ状の隆起が発生して、グランドパ
ツキンの軸封特性を低下させる問題点が生じる。
本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたもので、編組体および芯材が石綿繊維以外
の繊維で構成されるグランドパツキンでありなが
ら、芯材は伸縮性に富み、リング成形時の曲げ追
従性が向上し、好適な軸封特性を確保できるグラ
ンドパツキンを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るグランドパツキンは、複数本の繊
維を集束して編み糸となし、この編み糸を複数本
角紐状に編組した編組体と、この編組体の軸芯部
に長手方向に沿つて配置された中芯および前記編
組体の隅角部に長手方向に沿つて配置された外芯
よりなる芯材とを有し、これら編組体および芯材
が石綿繊維以外の繊維で構成されるグランドパツ
キンにおいて、前記編組体を長繊維によつて形成
し、前記芯材の少なくとも外芯を紡績糸によつて
形成したものである。
(作用) 本考案においては、芯材における少なくとも外
芯を伸縮性に富んだ紡績糸によつて形成すること
で、芯材の曲げ追従性が向上されるとともに、特
に芯材における外芯が短繊維で作られる紡績糸で
あるから、編組体の繊維とのからみ合いが増大
し、その結果摩擦係数が増大して、芯材の突出が
効果的に防止される。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を一部切断して示す
斜視図であり、図において1は編組体で、複数本
の繊維を集束して編み糸1Aとなし、この編み糸
1Aを複数本、たとえば格子編みにて紐状に編組
し、横断面四角形に成形することによつて形成さ
れる。
前記編み糸1Aを形成する複数本の繊維とし
て、たとえば芳香族系ポリアミド繊維、フエノー
ル樹脂繊維、フツ素樹脂繊維、ガラス繊維、炭素
繊維および金属繊維等の長繊維のうちから、一種
もしくは二種以上の繊維が適宜選択して用いられ
る。そして、弗素樹脂デイスパージヨン、シリコ
ン油および黒鉛粉末等の目詰材(図示せず)が含
浸固着されている。
2は芯材を示し、本実施例では編組体1の軸芯
部に長手方向に沿つて配置された1本の中芯2A
および四角形断面の四隅部にそれぞれ長手方向に
沿つて配置された4本の外芯2Bとからなり、こ
れら芯材2は、たとえば芳香族系ポリアミド繊
維、フエノール樹脂繊維、フツ素樹脂繊維、ガラ
ス繊維、炭素繊維および金属繊維等の短繊維から
作られる紡績糸によつてなり、そのうちから適宜
選択して用いられる。
尚、本実施例においては、編み糸1Aとして芳
香族系ポリアミド長繊維が用いられ、また芯材2
として芳香族系ポリアミド紡績糸を用いている。
前記構成のグランドパツキンは、所定長さに切
断したのち、第2図のようにリング成形して、封
止軸部(図示せず)に外嵌した状態でスタフイン
ボツクスに収容して使用される。
グランドパツキンがリング成形されることで、
その中立面Cの径外側に引張力が作用して伸びを
生じ、径内側に圧縮力が作用して縮みを生じるけ
れども、編組体1自体は複数本の長繊維を集束し
た編み糸を編組した構造であるから、伸縮性に富
み、曲げ追従に優れた特性を有しているとこか
ら、前記の伸縮を有効に吸収できるため、不自然
な歪曲が生じない。
一方、芯材2における上側隅角部に配置されて
いる2本の外芯2Bにそれぞれ引張力が作用し、
また下側隅角部に配置されている2本の外芯2B
にそれぞれ圧縮力が作用するが、これらの外芯2
Bは伸縮性に富み、曲げ追従に優れた特性を持つ
紡績糸によつて形成されており、かつ紡績糸より
なる外芯2Bは編組体1の繊維とのからみ合いが
増大して摩擦係数が増大するから、従来のグラン
ドパツキンのように、縮み量の多い径内側、つま
り下側隅角部に配置されている外芯2Bが切口の
端面から突出する不具合および伸び量の多い径外
側、すなわち上側隅角部に配置されている外芯2
Bが切口の端面から没入する不具合を効果的に防
止することができる。
他方、中芯2Aもその径外側に引張力が作用
し、径内側に圧縮力が作用するけれども、前記同
様の理由で有効に吸収される。
したがつて、リング成形時における切断面の密
着不良、編組体1の表面に発生するコブ状の隆起
および不自然な歪曲等が防止され、一様な内外曲
率によつてリング成形することができるから、封
止軸の外周面およびタスフインボツクスの内周面
に対するなじみ性がよくなり、軸封特性が向上す
る。
前記実施例では芯材2を構成する中芯2Aと外
芯2Bとを、それぞれ紡績糸で形成して説明して
いるが、本考案は前記実施例にのみ限定されるも
のではなく、編組体1の中立面Cに沿つて配置さ
れ、したがつて、外芯2Bよりも伸縮量の小さい
中芯2Aを紡績糸に代えて、たとえば長繊維から
なる芯材で形成してもよい。即ち、中立面Cの近
傍における比較的小さい伸縮量は、事実上吸収で
きる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、編組体
および芯材が石綿繊維以外の繊維で構成されるグ
ランドパツキンにおいて、芯材の少なくとも外芯
を紡績糸によつて形成しているから、リング成形
時の曲げ追従性が向上するとともに、編組体の繊
維とのからみ合いが増大して摩擦係数が増大し、
芯材の突出が効果的に防止される。
したがつて、近年多用の傾向にあるフイラメン
ト糸およびテープから編組体を構成しても、その
内部の外芯を少なくとも紡績糸によつて構成する
ことで好適な軸封特性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグランドパツキンの一実
施例を一部切断して示す斜視図、第2図はリング
成形時の説明正面図、第3図は従来例の一部切断
斜視図、第4図はリング成形途中の状態を示す正
面図である。 1……編組体、1A……編み糸、2……芯材、
2A……中芯、2B……外芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本の繊維を集束して編み糸となし、この編
    み糸を複数本角紐状に編組した編組体と、この編
    組体の軸芯部に長手方向に沿つて配置された中芯
    および前記編組体の隅角部に長手方向に沿つて配
    置された外芯よりなる芯材とを有し、これら編組
    体および芯材が石綿繊維以外の繊維で構成される
    グランドパツキンにおいて、前記編組体を長繊維
    によつて形成し、前記芯材の少なくとも外芯を紡
    績糸によつて形成したことを特徴とするグランド
    パツキン。
JP1986131034U 1986-08-27 1986-08-27 Expired JPH0446119Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986131034U JPH0446119Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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JP1986131034U JPH0446119Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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Publication Number Publication Date
JPS63110768U JPS63110768U (ja) 1988-07-16
JPH0446119Y2 true JPH0446119Y2 (ja) 1992-10-29

Family

ID=31029104

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JP1986131034U Expired JPH0446119Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3944361B2 (ja) * 2001-05-17 2007-07-11 日本ピラー工業株式会社 グランドパッキンの構成材
JP5491873B2 (ja) * 2009-08-26 2014-05-14 日本バルカー工業株式会社 グランドパッキン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555411U (ja) * 1978-06-26 1980-01-14

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JPS555411U (ja) * 1978-06-26 1980-01-14

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JPS63110768U (ja) 1988-07-16

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