JPH0445796A - 抗mcpモノクローナル抗体 - Google Patents
抗mcpモノクローナル抗体Info
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- JPH0445796A JPH0445796A JP2151106A JP15110690A JPH0445796A JP H0445796 A JPH0445796 A JP H0445796A JP 2151106 A JP2151106 A JP 2151106A JP 15110690 A JP15110690 A JP 15110690A JP H0445796 A JPH0445796 A JP H0445796A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monoclonal antibody
- cells
- mcp
- membrane cofactor
- antibody
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、メンブレン・コファクター・プロテイン(以
下、MCPと略記する。)に結合するモノクローナル抗
体およびその製造法ならびに該抗体を用いるMCPの定
量法に関する。
下、MCPと略記する。)に結合するモノクローナル抗
体およびその製造法ならびに該抗体を用いるMCPの定
量法に関する。
従来の技術
MCPの主な機能は補体から宿主細胞を保護することと
考えられている。即ち、正常血液細胞、内皮細胞などは
常時補体に晒されているが、補体系を活性化することな
く、補体の攻撃を受けることはない。その理白はヒト細
胞は、一般にMCPを含む3種の補体制御因子を備えて
おり、これらによって補体から標識、破壊されることか
ら守られているた9と考えられている。この際、MCP
は他の2種の補体制御因子、即ちDAF (デイケイ・
アクセレレイティング・ファクター; Dcay^cc
elerating Factor)、CRI(口3b
/C4bレセプター)とともに自己細胞への補体C3の
沈着および増幅を防いでいることが最近明らかになった
。
考えられている。即ち、正常血液細胞、内皮細胞などは
常時補体に晒されているが、補体系を活性化することな
く、補体の攻撃を受けることはない。その理白はヒト細
胞は、一般にMCPを含む3種の補体制御因子を備えて
おり、これらによって補体から標識、破壊されることか
ら守られているた9と考えられている。この際、MCP
は他の2種の補体制御因子、即ちDAF (デイケイ・
アクセレレイティング・ファクター; Dcay^cc
elerating Factor)、CRI(口3b
/C4bレセプター)とともに自己細胞への補体C3の
沈着および増幅を防いでいることが最近明らかになった
。
一方、補体によって異物と認識されたものは、補体によ
って障害をうける。一般に補体によって破壊される細胞
は補体制御因子を欠いている。この補体による異物排除
反応は、抗体の関与なしにも誘導される。また、この反
応は 主要組織適合遺伝子複合体(MHC)などの拘束
性もない。
って障害をうける。一般に補体によって破壊される細胞
は補体制御因子を欠いている。この補体による異物排除
反応は、抗体の関与なしにも誘導される。また、この反
応は 主要組織適合遺伝子複合体(MHC)などの拘束
性もない。
異物排除反応の実体は、異物に結合した補体成分、特に
C3の引き起こす2種の細胞障害反応であることが明ら
かになりつつある。即ち、■免疫細胞融解(immun
ocytolysis)の−型として細胞膜にイオンチ
ャンネルを形成し、異物細胞を破壊に導く反応、■宿主
の食細胞(ρhagocytes) 、キラー細胞(k
illor cells)などの補体レセプターを介し
て誘導されるオブソニン作用、抗体産生の増強、キラー
細胞の活性化、走化性の増強などの細胞障害反応群で造
る。従って、このC3またはその生理活性断片を用いて
腫瘍細胞などの除去したい細胞を標識し、破壊すること
ができるが、そのためには補体制御因子を除去または不
活性化しなくてはならない。また、それが可能であれば
、どのような細胞も特異抗原の有無にかかわらず、また
MCHに拘束されず、補体によって標識化され、除去さ
れることになる。
C3の引き起こす2種の細胞障害反応であることが明ら
かになりつつある。即ち、■免疫細胞融解(immun
ocytolysis)の−型として細胞膜にイオンチ
ャンネルを形成し、異物細胞を破壊に導く反応、■宿主
の食細胞(ρhagocytes) 、キラー細胞(k
illor cells)などの補体レセプターを介し
て誘導されるオブソニン作用、抗体産生の増強、キラー
細胞の活性化、走化性の増強などの細胞障害反応群で造
る。従って、このC3またはその生理活性断片を用いて
腫瘍細胞などの除去したい細胞を標識し、破壊すること
ができるが、そのためには補体制御因子を除去または不
活性化しなくてはならない。また、それが可能であれば
、どのような細胞も特異抗原の有無にかかわらず、また
MCHに拘束されず、補体によって標識化され、除去さ
れることになる。
一般に正常ヒト細胞はMCPのほかにDAF。
CRIを優位に表現している。しかしながら、ヒト細胞
が癌化すると、一般にMCPのみが優位に表現され、C
RIはほとんど消失する。従って、ヒト腫瘍細胞からM
CPを特異的に除去することができれば、腫瘍細胞はC
3によって標識され、補体源である血清またはリンパ球
、好中球などの血液細胞と接触するだけで破壊に導くこ
とが可能である。この際、DAFlCRIの破壊すべき
細胞における表現量がその細胞におけるC3の標識の程
度に影響する。前工己したように正常ヒト細胞に右いて
は、DAF%CRIを優位に表現しているので、上記の
細胞障害反応は一般に正常ヒト細胞にはおきない。
が癌化すると、一般にMCPのみが優位に表現され、C
RIはほとんど消失する。従って、ヒト腫瘍細胞からM
CPを特異的に除去することができれば、腫瘍細胞はC
3によって標識され、補体源である血清またはリンパ球
、好中球などの血液細胞と接触するだけで破壊に導くこ
とが可能である。この際、DAFlCRIの破壊すべき
細胞における表現量がその細胞におけるC3の標識の程
度に影響する。前工己したように正常ヒト細胞に右いて
は、DAF%CRIを優位に表現しているので、上記の
細胞障害反応は一般に正常ヒト細胞にはおきない。
ヒトMCPに結合する抗血清(ポリクローナル抗体)に
ついては、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロ
ジー(Eur、J、 1mmunol、)18.128
9−1294 (1988)に報告があるが、ヒトMC
Pに結合するモノクローナル抗体については、今まで知
られていない。
ついては、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロ
ジー(Eur、J、 1mmunol、)18.128
9−1294 (1988)に報告があるが、ヒトMC
Pに結合するモノクローナル抗体については、今まで知
られていない。
発明が解決しようとする課題
本発明の目的は、MCPに結合するモノクローナル抗体
、該抗体の製造法および該抗体を用し)るMCPの定量
法を提供することにある。
、該抗体の製造法および該抗体を用し)るMCPの定量
法を提供することにある。
課題を解決するたtの手段
本発明者らは、MCPに結合するモノクローナル抗体を
作成し、このモノクローナル抗体を用いれば各種ヒト細
胞におけるMCPを定量することができ、かつこのモノ
クローナル抗体でヒト腫瘍細胞を処理すれば、C3で!
!!識をすることができることを見出し、本発明を完成
させた。
作成し、このモノクローナル抗体を用いれば各種ヒト細
胞におけるMCPを定量することができ、かつこのモノ
クローナル抗体でヒト腫瘍細胞を処理すれば、C3で!
!!識をすることができることを見出し、本発明を完成
させた。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のモノクローナル抗体は、MCPと結合する。本
発明のモノクローナル抗体の具体例としては、ハイブリ
ドーマ株M75、H177およびH160が生産するモ
ノクローナル抗体があげられる。
発明のモノクローナル抗体の具体例としては、ハイブリ
ドーマ株M75、H177およびH160が生産するモ
ノクローナル抗体があげられる。
ハイブリドーマ株M75、H177、H160は、平成
2年5月11日付けで工業技術院微生物工業技術研究所
に、それぞれFBRIi BF−2894,FERMO
P−2896,FBRM BP−2895として寄託さ
れている。
2年5月11日付けで工業技術院微生物工業技術研究所
に、それぞれFBRIi BF−2894,FERMO
P−2896,FBRM BP−2895として寄託さ
れている。
以下に、本発明のモノクローナル抗体の製造法について
説明する。
説明する。
(1)動物の免疫と抗体産生細胞の調製8〜10週令マ
ウスに、公知の方法〔ジャーナル・オブ・エクスベリメ
ンタル・メディスン(J、Exp、Mecl、H63,
837−855(1986))で精製したヒ) MCP
を免疫して、その動物の膵臓から抗体産生細胞を調製す
る。免疫の方法は、動物の皮下あるいは静脈内あるいは
腹腔内に適当なアジュバント〔例えば、フロイントの完
全アジュバント(口omplete Freund’s
Ajuvant)または、水酸化アルミニウムゲルと
百日咳菌ワクチンなど〕とともにMCPを投与する。以
後、1〜2遍問おきに抗原を2〜5回投与する。各免疫
後3〜7日目に眼底静脈叢より採血し、その血清がマウ
スMCPと反応することを以下に示すプロティンAロゼ
ツトアッセイ法〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イ
ムノロジー(Fur、 J、 Immunol、 )±
、 500−507(1974) Eなどで調べる。
ウスに、公知の方法〔ジャーナル・オブ・エクスベリメ
ンタル・メディスン(J、Exp、Mecl、H63,
837−855(1986))で精製したヒ) MCP
を免疫して、その動物の膵臓から抗体産生細胞を調製す
る。免疫の方法は、動物の皮下あるいは静脈内あるいは
腹腔内に適当なアジュバント〔例えば、フロイントの完
全アジュバント(口omplete Freund’s
Ajuvant)または、水酸化アルミニウムゲルと
百日咳菌ワクチンなど〕とともにMCPを投与する。以
後、1〜2遍問おきに抗原を2〜5回投与する。各免疫
後3〜7日目に眼底静脈叢より採血し、その血清がマウ
スMCPと反応することを以下に示すプロティンAロゼ
ツトアッセイ法〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イ
ムノロジー(Fur、 J、 Immunol、 )±
、 500−507(1974) Eなどで調べる。
プロティンAロゼツトアッセイ法
72大のテラサキブレー) (Falcon社製)にヒ
ト赤芽球性細胞株に562 Cジャパニーズ・キャンサ
ー・リサーチ・リソーシズ・バンク (JCR3)製〕
をコートし、PBS (リン酸二ナトリウム1.8
3g、 リン酸−カリウム0.21g、食塩0.21
g、蒸留水Ii)で各濃度に希釈した試料(マウス血清
、ハイブリドーマ培養上清、精製モノクローナル抗体)
を加え、CO2インキユベーター内に37℃で30分間
放置する。PBSで洗浄後、プロティンA(ファルマシ
ア社製)をコートしたヒツジ赤血球を加えてロゼツトの
形成反応を顕微鏡で観察する。
ト赤芽球性細胞株に562 Cジャパニーズ・キャンサ
ー・リサーチ・リソーシズ・バンク (JCR3)製〕
をコートし、PBS (リン酸二ナトリウム1.8
3g、 リン酸−カリウム0.21g、食塩0.21
g、蒸留水Ii)で各濃度に希釈した試料(マウス血清
、ハイブリドーマ培養上清、精製モノクローナル抗体)
を加え、CO2インキユベーター内に37℃で30分間
放置する。PBSで洗浄後、プロティンA(ファルマシ
ア社製)をコートしたヒツジ赤血球を加えてロゼツトの
形成反応を顕微鏡で観察する。
細胞融合するにあたって、融合処理の3〜4日前に、0
.5〜2μgのMCPを免疫化マウスの腹腔内に投与し
、膵臓を摘出し、脾細胞を調製する。即ち、膵臓をME
M (日永製薬社製)中で細断し、ビンセットでほぐし
、1.20Orpm。
.5〜2μgのMCPを免疫化マウスの腹腔内に投与し
、膵臓を摘出し、脾細胞を調製する。即ち、膵臓をME
M (日永製薬社製)中で細断し、ビンセットでほぐし
、1.20Orpm。
5分間遠心分離し、上清を捨て、トリス−塩化アンモニ
ウム緩衝液(pH7,65)で1〜2分間処理して赤血
球を除去し、MEMで3回洗浄して融合用肺細胞として
提供する。
ウム緩衝液(pH7,65)で1〜2分間処理して赤血
球を除去し、MEMで3回洗浄して融合用肺細胞として
提供する。
(2)骨髄腫細胞の調製
骨髄腫細胞としては、マウスから得られた株化細胞を使
用する。例えば、8−アザグアニン耐性マウス(BAL
B/c由来)骨髄挿細抱株P3−X63Ag8−Ul
(P3−01) [カレント・トピックス・イン・
ミクロバイオロジー1アンド0イムノロジー(Curr
ent Topics inMicrob+ology
and Immunology)8111−7<19
78:l、P3/NSI/1−Ag4−1 (NS−
1)〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジー
([European J、1mmunology)
6,511−519(1976)E、SP210−A
g14 (SP−2) Cネイチャー (Natu
re) 276.269−270(1978):] 、
P 3−X63−Ag8653(653) [ジャー
ナル・才ブ・イムノロジー(J、 Immunolog
y) 123.1548−1550(1979) E、
P3−X63−Ag8 (X63) [ネイチャー
(Nature) 256.495−497(1975
)Eなどが用いられる。これらの細胞株は、8−アザグ
アニン培地[RPM l−1640培地にグルタミン(
1,5mM)。
用する。例えば、8−アザグアニン耐性マウス(BAL
B/c由来)骨髄挿細抱株P3−X63Ag8−Ul
(P3−01) [カレント・トピックス・イン・
ミクロバイオロジー1アンド0イムノロジー(Curr
ent Topics inMicrob+ology
and Immunology)8111−7<19
78:l、P3/NSI/1−Ag4−1 (NS−
1)〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジー
([European J、1mmunology)
6,511−519(1976)E、SP210−A
g14 (SP−2) Cネイチャー (Natu
re) 276.269−270(1978):] 、
P 3−X63−Ag8653(653) [ジャー
ナル・才ブ・イムノロジー(J、 Immunolog
y) 123.1548−1550(1979) E、
P3−X63−Ag8 (X63) [ネイチャー
(Nature) 256.495−497(1975
)Eなどが用いられる。これらの細胞株は、8−アザグ
アニン培地[RPM l−1640培地にグルタミン(
1,5mM)。
2メルカプトエタノール(5X l O−’M) 、
ジェンタマイシン(10μg/−)および牛胎児血清(
FC3,CLS社製)(10%)を加えた正常培地に、
さらに8−アザグアニン(15μg/−)を加えた培地
〕で継代するが、細胞融合の3〜4日前に正常培地に継
代し、融合当日2X10’以上の細胞数を確保する。
ジェンタマイシン(10μg/−)および牛胎児血清(
FC3,CLS社製)(10%)を加えた正常培地に、
さらに8−アザグアニン(15μg/−)を加えた培地
〕で継代するが、細胞融合の3〜4日前に正常培地に継
代し、融合当日2X10’以上の細胞数を確保する。
(3)細!l!1IIk合
(1)で免疫した抗体産生細胞と(2)で得られた骨髄
腫細胞をMEM培地またはPBSでよく洗浄し、細胞数
が抗体産生細胞:骨髄腫細胞=5〜10:1になるよう
に混合する。遠心分離(1,20Orpm、 5分)し
た後、上清を播で、沈澱した細胞群をよくほぐした後、
攪拌しながら、37℃でポリエチレングリコール−1,
000(P E G−1,00(1)1〜4g、MEM
1〜4II!およびジメチルスルホキシド0.5〜1.
0−の混液0.1〜1.0 mg/10”抗体産生細胞
を加える。その後、10分毎にさらにMEM3−を数回
加えた後、MEM培地を加えて50−になるようにする
。遠心分離(9,00叶ρm、5分)後上清を揄で、ゆ
るやかに細胞をほぐした後、正常培地(RPM I −
1640、FC3IO%>100−を加え、メスピペッ
トによる吸い込み、吹き出しでゆるやかに細胞を懸濁す
る。この懸濁液を96穴培養用プレートに100μβ/
穴ずつ分注し、5%CO,インキュベーター中、37℃
で3〜5日間培養する。
腫細胞をMEM培地またはPBSでよく洗浄し、細胞数
が抗体産生細胞:骨髄腫細胞=5〜10:1になるよう
に混合する。遠心分離(1,20Orpm、 5分)し
た後、上清を播で、沈澱した細胞群をよくほぐした後、
攪拌しながら、37℃でポリエチレングリコール−1,
000(P E G−1,00(1)1〜4g、MEM
1〜4II!およびジメチルスルホキシド0.5〜1.
0−の混液0.1〜1.0 mg/10”抗体産生細胞
を加える。その後、10分毎にさらにMEM3−を数回
加えた後、MEM培地を加えて50−になるようにする
。遠心分離(9,00叶ρm、5分)後上清を揄で、ゆ
るやかに細胞をほぐした後、正常培地(RPM I −
1640、FC3IO%>100−を加え、メスピペッ
トによる吸い込み、吹き出しでゆるやかに細胞を懸濁す
る。この懸濁液を96穴培養用プレートに100μβ/
穴ずつ分注し、5%CO,インキュベーター中、37℃
で3〜5日間培養する。
培養プレートに100μj2/穴のHAT培地C正常培
地にヒポキサンチン(10−’M)、チミジン(1,5
X 10−’M)およびアミノプテリン(4Xl0−’
M >を加えた培地]を加え、さらに3日間培養する。
地にヒポキサンチン(10−’M)、チミジン(1,5
X 10−’M)およびアミノプテリン(4Xl0−’
M >を加えた培地]を加え、さらに3日間培養する。
以後3日間毎に培養上清を半容量捨て、新たに同量のH
AT培地を加え、CO,インキュベーター中、37℃で
約2週間培養する。
AT培地を加え、CO,インキュベーター中、37℃で
約2週間培養する。
コロニー状に生育してきた融合細胞の認められる穴につ
いて、上清半容量を揄で、HT培地(HAT培地からア
ミノプテリンを除いた培地)を同量加え、4日間培養す
る。培養上清の一部を取り、プロティンAロゼツトアッ
セイ法によりMCPに対する抗体価を測定する。MCP
に反応する穴について限定希釈法によりクローニングを
4回繰り返し、安定してMCPに抗体価の認められたも
のを抗MCPモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ株
として選択する。
いて、上清半容量を揄で、HT培地(HAT培地からア
ミノプテリンを除いた培地)を同量加え、4日間培養す
る。培養上清の一部を取り、プロティンAロゼツトアッ
セイ法によりMCPに対する抗体価を測定する。MCP
に反応する穴について限定希釈法によりクローニングを
4回繰り返し、安定してMCPに抗体価の認められたも
のを抗MCPモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ株
として選択する。
(4)モノクローナル抗体の調製
プリスタン処理C2,6,10,14−テトラメチルペ
ンタデカン (Pristane) 0.5−を腹腔内
投与し、2週間飼育する。〕した8〜10.1llil
令のBALB/c雌マウスに (3)で得られた抗MC
Pモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ細胞2〜4×
106個/匹腹腔内注射する。2〜DI間でハイブリド
ーマは腹水癌化する。このマウスから腹水を採取し、遠
心分離(3,000rpω、5分〉して、固形分を除去
後、50%硫酸アンモニウムにて塩析し、PBSで1〜
2遍間透析する。この透析面分をプロティンAセファロ
ースカラムに通塔し、IgG画分を集め、精製モノクロ
ーナル抗体とする。
ンタデカン (Pristane) 0.5−を腹腔内
投与し、2週間飼育する。〕した8〜10.1llil
令のBALB/c雌マウスに (3)で得られた抗MC
Pモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ細胞2〜4×
106個/匹腹腔内注射する。2〜DI間でハイブリド
ーマは腹水癌化する。このマウスから腹水を採取し、遠
心分離(3,000rpω、5分〉して、固形分を除去
後、50%硫酸アンモニウムにて塩析し、PBSで1〜
2遍間透析する。この透析面分をプロティンAセファロ
ースカラムに通塔し、IgG画分を集め、精製モノクロ
ーナル抗体とする。
抗体のイソタイプの決定は、オクタロニイ(Oucte
rlony )法(二重免疫拡散法)(免疫学実験入門
、生物化学実験法15、学会出版センター刊、74頁、
1981年)によって行う。
rlony )法(二重免疫拡散法)(免疫学実験入門
、生物化学実験法15、学会出版センター刊、74頁、
1981年)によって行う。
蛋白質の定量は、フォーリン法および280nmでの吸
光度CL、4 (OD2eo)−イムノグロブリン11
1g/mR〕より算出する。
光度CL、4 (OD2eo)−イムノグロブリン11
1g/mR〕より算出する。
得られたモノクローナル抗体のMCP依存ファクターI
・コファクター活性に対する抑制活性は、公知の方法[
ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メデイxン(
J、Exp、Mei) 163゜837−855 (1
986) ]に従って、液相系測定法によって定量する
。即ち、蛍光ラベルしたC3bとファクターIを、あら
かじめ抗体処理した一定量のMCPと混合し、一定時間
インキコベートした後、C3bのC3b1への変換をS
O3−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で解析し、蛍光
光度計を用いて定量する。
・コファクター活性に対する抑制活性は、公知の方法[
ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メデイxン(
J、Exp、Mei) 163゜837−855 (1
986) ]に従って、液相系測定法によって定量する
。即ち、蛍光ラベルしたC3bとファクターIを、あら
かじめ抗体処理した一定量のMCPと混合し、一定時間
インキコベートした後、C3bのC3b1への変換をS
O3−ポリアクリルアミドゲル電気泳動で解析し、蛍光
光度計を用いて定量する。
(5)抗原特異性
得られたモノクローナル抗体の特異性は、■細胞表面を
ヨードラベルしたHSB−2、に562等のヒトリンパ
球由来の細胞株を用いる免疫沈降反応〔ジャーナル・オ
ブ・イムノロジー(Jlmmunol、) 138.3
850−3855(1987> ]■MCPがコファク
ターとして働くファクターIによるC3b分解反応に対
する阻害試験〔バイオケミカル・ジャーナル(Bioc
hem J )264.581−588<1989)
E@*s免疫測定法(EL I SA法)C”+−tル
・才ブ・イムノロジー(J、 Immunol、 )1
42.2743−2750(1989) ]により調べ
た。
ヨードラベルしたHSB−2、に562等のヒトリンパ
球由来の細胞株を用いる免疫沈降反応〔ジャーナル・オ
ブ・イムノロジー(Jlmmunol、) 138.3
850−3855(1987> ]■MCPがコファク
ターとして働くファクターIによるC3b分解反応に対
する阻害試験〔バイオケミカル・ジャーナル(Bioc
hem J )264.581−588<1989)
E@*s免疫測定法(EL I SA法)C”+−tル
・才ブ・イムノロジー(J、 Immunol、 )1
42.2743−2750(1989) ]により調べ
た。
本発明の抗MCPモノクローナル抗体またはその活性断
片は放射性物質で標識し、これを指標にして細胞表面の
MCPを定量することができる。即ち、放射性物質で標
識した抗MCPモノクローナル抗体またはその生理活性
断片を測定する細胞に加え、CO,インキ二ベーター内
で37℃、1時間反応させる。非結合の標識化合物を遠
心分離して除き、細胞表面に結合した抗MCPモノクロ
ーナル抗体またはその活性断片の放射能を測定し、細胞
1個当たりに存在するMCPを定量する。
片は放射性物質で標識し、これを指標にして細胞表面の
MCPを定量することができる。即ち、放射性物質で標
識した抗MCPモノクローナル抗体またはその生理活性
断片を測定する細胞に加え、CO,インキ二ベーター内
で37℃、1時間反応させる。非結合の標識化合物を遠
心分離して除き、細胞表面に結合した抗MCPモノクロ
ーナル抗体またはその活性断片の放射能を測定し、細胞
1個当たりに存在するMCPを定量する。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例1.抗MCPモノクローナル抗体の製造(1)抗
体産生細胞の調製 ヒトMCP0.4μg/匹を8〜10週令のマウスの皮
下に水酸化アルミニウムゲル2mg/匹、百日咳死菌ワ
クチンlXl0”個/匹とともに腹腔内投与した。以後
10日おきに0.4μg/匹の同一抗原を3回投与した
。これら免疫処理したマウスのうち、その抗血清がマウ
スMCPと強く反応したマウスを免疫マウスとして選択
し、そのマウスより脾細胞を調製し、細胞融合に供した
。
体産生細胞の調製 ヒトMCP0.4μg/匹を8〜10週令のマウスの皮
下に水酸化アルミニウムゲル2mg/匹、百日咳死菌ワ
クチンlXl0”個/匹とともに腹腔内投与した。以後
10日おきに0.4μg/匹の同一抗原を3回投与した
。これら免疫処理したマウスのうち、その抗血清がマウ
スMCPと強く反応したマウスを免疫マウスとして選択
し、そのマウスより脾細胞を調製し、細胞融合に供した
。
(2)マウス骨髄腫細胞のam
8−アザグアニン耐性マウス骨髄腫細胞株MS−1を正
常培地で培養し、細胞融合時に2×107個以上の細胞
を得、細胞融合に親株として供した。
常培地で培養し、細胞融合時に2×107個以上の細胞
を得、細胞融合に親株として供した。
(3)ハイブリドーマの作製
(1)と(2)で得られた脾細胞と骨髄腫細胞とを10
:1の割合で用い、前述した方法で融合させ、HAT培
地で37℃、14日間、5%C03インキユベーター中
で培養し、融合細胞を選択し、HT培地に変えてさらに
培養し、マウスMCPに対する抗体価を測定して活性な
穴を選び、さらに正常培地に変え、4回クローニングを
繰り返して、プロティンAロゼツトアッセイ法によりマ
ウスMCPに反応するモノクローナル抗体を産生ずるハ
イブリドーマ株M75、M177およびM2B5を選択
した。
:1の割合で用い、前述した方法で融合させ、HAT培
地で37℃、14日間、5%C03インキユベーター中
で培養し、融合細胞を選択し、HT培地に変えてさらに
培養し、マウスMCPに対する抗体価を測定して活性な
穴を選び、さらに正常培地に変え、4回クローニングを
繰り返して、プロティンAロゼツトアッセイ法によりマ
ウスMCPに反応するモノクローナル抗体を産生ずるハ
イブリドーマ株M75、M177およびM2B5を選択
した。
(4)モノクローナル抗体の精製
プリスタン処理した8〜10ji令のBALB/C雌マ
ウスに(3)で得られたハイブリドーマ株M75、M1
77およびM2B5をそれぞれ3X10’個/匹腹腔内
に注射した。2〜3j1間後に、ハイブリドーマは腹水
癌化した。−腹水のたまったマウスから腹水を採取し、
遠心分離(3,00Orpm、 5分)して固形分を除
去した。50%硫酸アンモニウムにて塩析し、PBSで
透析後、プロティンAセファロースカラム(ファルマシ
ア社製) (ベットボリューム 20献)のカラムに通
塔し、IgG面分を集め、ハイブリドーマ株M75、M
177およびM2B5より、それぞれ精製モノクローナ
ル抗体M75、M177およびM2B5を得た。
ウスに(3)で得られたハイブリドーマ株M75、M1
77およびM2B5をそれぞれ3X10’個/匹腹腔内
に注射した。2〜3j1間後に、ハイブリドーマは腹水
癌化した。−腹水のたまったマウスから腹水を採取し、
遠心分離(3,00Orpm、 5分)して固形分を除
去した。50%硫酸アンモニウムにて塩析し、PBSで
透析後、プロティンAセファロースカラム(ファルマシ
ア社製) (ベットボリューム 20献)のカラムに通
塔し、IgG面分を集め、ハイブリドーマ株M75、M
177およびM2B5より、それぞれ精製モノクローナ
ル抗体M75、M177およびM2B5を得た。
得られたモノクローナル抗体のイソタイプをオクタロニ
イ法で調べたところ、すべての抗体がIgGクラスに属
するモノクローナル抗体であり、M2SおよびM177
はI gGt 、M2B5はIgGamにそれぞれ属す
ると同定された。
イ法で調べたところ、すべての抗体がIgGクラスに属
するモノクローナル抗体であり、M2SおよびM177
はI gGt 、M2B5はIgGamにそれぞれ属す
ると同定された。
(5)抗原特異性
(4)で得られたモノクローナル抗体M75、M177
およびM2B5の抗原特異性を免疫沈降反応、C3b分
解反応およびELISA法で調べた。免疫沈降反応の結
果を第1−1図および第1−2図に示す。
およびM2B5の抗原特異性を免疫沈降反応、C3b分
解反応およびELISA法で調べた。免疫沈降反応の結
果を第1−1図および第1−2図に示す。
第1−1図および第1−21!lに示したようにM2S
、M2B5およびM177ともヨードラベルしたT I
Jンバ球細胞株H5B2Jよび赤芽球性細胞株に562
表面上のMCPと特異的に免疫沈降を生じたが、抗CR
Iモノクローナル抗体は、MCPと免疫沈降を生じなか
った。
、M2B5およびM177ともヨードラベルしたT I
Jンバ球細胞株H5B2Jよび赤芽球性細胞株に562
表面上のMCPと特異的に免疫沈降を生じたが、抗CR
Iモノクローナル抗体は、MCPと免疫沈降を生じなか
った。
C3b分解反応に対する阻害活性およびELIS八法を
へいて算出したMCPに対する結合定数を第1表にそれ
ぞれ示した。
へいて算出したMCPに対する結合定数を第1表にそれ
ぞれ示した。
なお、C3b分解反応に対する各モノクローナル抗体の
阻害活性の値は、次式に従って算出した。
阻害活性の値は、次式に従って算出した。
第
表
実施例2.細胞表面のMCPの定量
ペプシン(シグマ社11)0.6■を0.15M塩化す
)+1ウムを含む酢酸緩衝液(pH4,5)25dに溶
解し、これにモノクローナル抗体M177の50■を加
え、CO,インキュベーター内で37℃で12時間反応
させた。反応液をプロティンAセファロースカラム(フ
ァルマシア社製)20−に通塔し、通過液をF(ab’
)zとして用いた。得られたF (ab“)2をジャー
ナル・オブ・イムノロジー(J。
)+1ウムを含む酢酸緩衝液(pH4,5)25dに溶
解し、これにモノクローナル抗体M177の50■を加
え、CO,インキュベーター内で37℃で12時間反応
させた。反応液をプロティンAセファロースカラム(フ
ァルマシア社製)20−に通塔し、通過液をF(ab’
)zとして用いた。得られたF (ab“)2をジャー
ナル・オブ・イムノロジー(J。
1mmuno1.> 139.1260−1267(1
987)にM己載の方法を用いてヨードラベルし、”’
I M177 F (ab’)sを得た。
987)にM己載の方法を用いてヨードラベルし、”’
I M177 F (ab’)sを得た。
赤芽球様細胞に562細胞(IXIO’個)に2sI
−M177 F(ab’L20μlを加え、37℃で1
時間、CO,インキュベーター内で反応させた1反応液
を7タル酸ジブチルエステル−フタル酸ジノニルエステ
ル(8:2)の混合液2254を入れたマイクロテスト
チューブに重層し、8,000Xgで2分間遠心分離し
て非結合性の標識化合物を除去した後、細胞に結合した
l″s工の放射能をγカウンターを用いて測定した。ま
た、12’ I −M177F(ab’)iの代わりに
ヨードラベルしないF(ab’)。
−M177 F(ab’L20μlを加え、37℃で1
時間、CO,インキュベーター内で反応させた1反応液
を7タル酸ジブチルエステル−フタル酸ジノニルエステ
ル(8:2)の混合液2254を入れたマイクロテスト
チューブに重層し、8,000Xgで2分間遠心分離し
て非結合性の標識化合物を除去した後、細胞に結合した
l″s工の放射能をγカウンターを用いて測定した。ま
た、12’ I −M177F(ab’)iの代わりに
ヨードラベルしないF(ab’)。
20戚と” I −1177F (ab’)2の2μβ
とを用いて上記と同様に行って放射能を測定し、これを
バックグランドの値とし、+2’l M177 F
(ab’ >z存在下の放射能から差し引いた。第2図
に細胞の数と12J M177 F (ab’ )2
の放射能との関係を示ス。
とを用いて上記と同様に行って放射能を測定し、これを
バックグランドの値とし、+2’l M177 F
(ab’ >z存在下の放射能から差し引いた。第2図
に細胞の数と12J M177 F (ab’ )2
の放射能との関係を示ス。
細胞表面に結合した”J M177 F (ab’L
の量、すなわち、細胞表面のMCPの量は12J −M
177F(ab’)21分子当たりの放射能(5,4X
10−’cpm )で割ることにより算出される。
の量、すなわち、細胞表面のMCPの量は12J −M
177F(ab’)21分子当たりの放射能(5,4X
10−’cpm )で割ることにより算出される。
次に、K562細胞の代わりに各種ヒト正常細胞および
細胞株を用い、上記と同様に行い各細胞表面のMCP量
を測定した。ヒト正常細胞を用いた結果を第2表に、細
胞株を用いた結果を第3表に示す。
細胞株を用い、上記と同様に行い各細胞表面のMCP量
を測定した。ヒト正常細胞を用いた結果を第2表に、細
胞株を用いた結果を第3表に示す。
第
細胞
MCP量
(モ&/ 細胞)
第
細胞株
MCP量
(モ&/ 細胞)
赤芽球性細胞株
G1
14、800
HPI
U312
L60
Tリンパ球様細胞株
SB2
ALLI
TI
HL口しI
CCRF−S日
17、100
24、600
12、300
32.600
10.200
12.100
17.100
18、700
amos
5、620
実施例3.抗MCPモノクローナル抗体による細胞上の
MCP活性の阻害作用 抗MCPモノクローナル抗体M177が細胞上のMCP
活性を阻害することを細胞へのG3沈着を指標にして調
べた。細胞へのG3沈着は、ジャーナル・オブ・イムノ
ロジー(J、Iff1muno+、) 142 。
MCP活性の阻害作用 抗MCPモノクローナル抗体M177が細胞上のMCP
活性を阻害することを細胞へのG3沈着を指標にして調
べた。細胞へのG3沈着は、ジャーナル・オブ・イムノ
ロジー(J、Iff1muno+、) 142 。
4100−4104(1989) !2載の方法を用い
た。即ち、25%ヒト血清を含むゼラチンベロナール緩
衝液20〇−にヒトTリンパ球様細胞CCRF−CEl
l15 X 10 ’個を懸濁させ、モノクローナル抗
体M177を5■加え、CO2インキュベーター内で3
7℃、90分間反応させた。次に、細胞をPBSで洗浄
後、抗ヒトC3cウサギ血/II(Cappe1社製)
を2μg加え、37℃で1時間反応させた。さらにFI
TC(Fluorescein 1soth+ocya
nate)で標識したヤギの抗ウサギイムノグロブリン
l g G (Cappe1社製)を加え、37℃、1
時間反応させ、細胞への03の沈着をフローサイメトリ
ー法〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジー
(Eur、 J、 1mmuno1.)18、1289
−1294 (1988) 〕を用いて調べ、M177
非存在下で同様に行って得られた結果と比較した。
た。即ち、25%ヒト血清を含むゼラチンベロナール緩
衝液20〇−にヒトTリンパ球様細胞CCRF−CEl
l15 X 10 ’個を懸濁させ、モノクローナル抗
体M177を5■加え、CO2インキュベーター内で3
7℃、90分間反応させた。次に、細胞をPBSで洗浄
後、抗ヒトC3cウサギ血/II(Cappe1社製)
を2μg加え、37℃で1時間反応させた。さらにFI
TC(Fluorescein 1soth+ocya
nate)で標識したヤギの抗ウサギイムノグロブリン
l g G (Cappe1社製)を加え、37℃、1
時間反応させ、細胞への03の沈着をフローサイメトリ
ー法〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジー
(Eur、 J、 1mmuno1.)18、1289
−1294 (1988) 〕を用いて調べ、M177
非存在下で同様に行って得られた結果と比較した。
結果を第3図に示す。モノクローナル抗体M177が存
在することによりピークが右にシフトしており、このこ
とは細胞に沈着したC3が細胞表面に表現されているこ
とを示唆している。またCCRF−CEMの代わりにヒ
) T IJンバ球様細胞TALLを用い、M1770
代わりにM2SおよびM7C3をそれぞれ用いて同様に
行い、M75によびM7C3によるTALL細胞への0
3の沈着の誘導を調べた。その結果を第4図に示す。M
2SおよびM7C3もM177と同様に03の細胞への
沈着を誘導した。
在することによりピークが右にシフトしており、このこ
とは細胞に沈着したC3が細胞表面に表現されているこ
とを示唆している。またCCRF−CEMの代わりにヒ
) T IJンバ球様細胞TALLを用い、M1770
代わりにM2SおよびM7C3をそれぞれ用いて同様に
行い、M75によびM7C3によるTALL細胞への0
3の沈着の誘導を調べた。その結果を第4図に示す。M
2SおよびM7C3もM177と同様に03の細胞への
沈着を誘導した。
発明の効果
本発明によりMCPの定量および抗腫瘍剤として有用な
抗MCPモノクローナル抗体が提供される。
抗MCPモノクローナル抗体が提供される。
第1−1図はヨードラベルしたTリンパ球細胞株を用い
た免疫沈降反応の結果を示す。レーン1はM2S、レー
ン2はM7C3、レーン3はM 177、レーン4はポ
リクローナル抗MCP抗体、レーン5は抗CRIモノク
ローナル抗体、レーン6はマウスイムノグロブリンをそ
れぞれ示す。矢印がMCPを示す。 第1−2TllJは、ヨードラベルした赤芽球細胞株に
562を用いた免疫沈降反応の結果を示す。レーン1は
、M177、レーン2はM7C3、レーン3はM2S、
レーン4はマウスイムノグロブリンをそれぞれ示す。矢
印がMCPを示す。 第2図はに562細胞の量と12’I−M 177F(
ab’)2の放射能との関係を示す。 第3図はCCRF−CEM細胞への03沈着を示す。実
線はM177非存在下での03沈着を、点線はM177
存在下での03沈着をそれぞれ示す。 第4図はTALL細胞への03沈着を示す。 実線は抗MCPモノクローナル抗体非存在下、点線はM
177存在下、−点鎖線はM75存在下、二点鎖線はM
160存在下でのC3沈着をそれぞれ示す。 図面の浄書(内容に変更なし) 分子蓋(xlσ3) V面の浄書(内容に変更なし) 第1−2図 第2図 に562 蓋(xlO−5) 第3図 第4 図 覚九恢友 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 平成2年特許願第151106号 発明の名称 抗MCPモノクローナル抗体 補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称
(102)協和醗酵工業株式会社平成2年8月13日(
発送臼、同2年8月28日)補正の対象 図面 補正の内容
た免疫沈降反応の結果を示す。レーン1はM2S、レー
ン2はM7C3、レーン3はM 177、レーン4はポ
リクローナル抗MCP抗体、レーン5は抗CRIモノク
ローナル抗体、レーン6はマウスイムノグロブリンをそ
れぞれ示す。矢印がMCPを示す。 第1−2TllJは、ヨードラベルした赤芽球細胞株に
562を用いた免疫沈降反応の結果を示す。レーン1は
、M177、レーン2はM7C3、レーン3はM2S、
レーン4はマウスイムノグロブリンをそれぞれ示す。矢
印がMCPを示す。 第2図はに562細胞の量と12’I−M 177F(
ab’)2の放射能との関係を示す。 第3図はCCRF−CEM細胞への03沈着を示す。実
線はM177非存在下での03沈着を、点線はM177
存在下での03沈着をそれぞれ示す。 第4図はTALL細胞への03沈着を示す。 実線は抗MCPモノクローナル抗体非存在下、点線はM
177存在下、−点鎖線はM75存在下、二点鎖線はM
160存在下でのC3沈着をそれぞれ示す。 図面の浄書(内容に変更なし) 分子蓋(xlσ3) V面の浄書(内容に変更なし) 第1−2図 第2図 に562 蓋(xlO−5) 第3図 第4 図 覚九恢友 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 平成2年特許願第151106号 発明の名称 抗MCPモノクローナル抗体 補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称
(102)協和醗酵工業株式会社平成2年8月13日(
発送臼、同2年8月28日)補正の対象 図面 補正の内容
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)メンブレン・コファクター・プロテインと結合す
るモノクローナル抗体。 (2)該モノクローナル抗体がIgG_1イソタイプに
属するモノクローナル抗体M75であることを特徴とす
る請求項1記載のモノクローナル抗体。 (3)該モノクローナル抗体がIgG_1イソタイプに
属するモノクローナル抗体M177であることを特徴と
する請求項1記載のモノクローナル抗体。 (4)該モノクローナル抗体がIgG_2_aイソタイ
プに属するモノクローナル抗体M160であることを特
徴とする請求項1記載のモノクローナル抗体。 (5)メンブレン・コファクター・プロテインと結合す
るモノクローナル抗体を生産するハ イブリドーマ。 (6)ハイブリドーマ株M75(FBRMBP−289
4)(7)ハイブリドーマ株M177(FERMBP−
2896)(8)ハイブリドーマ株M160(FERM
BP−2895)(9)マウスをメンブレン・コファク
ター・プロテインで免疫して得られる脾細胞とマウ スの骨髄腫細胞とを融合して得られるハイ ブリドーマであって、メンブレン・コファ クター・プロテインに結合するモノクロー ナル抗体を生産するハイブリドーマを培地 中に培養するか、またはマウスの腹腔内に 投与して腹水癌化し、培養物または腹水中 にメンブレン・コファクター・プロテイン に結合するモノクローナル抗体を生成蓄積 させ、該培養物または腹水からこれを採取 することを特徴とするメンブレン・コファ クター・プロテインに結合するモノクロー ナル抗体の製造法。 (10)メンブレン・コファクター・プロテインと結合
するモノクローナル抗体またはその 活性断片を放射性物質で標識し、これをメ ングレン・コファクター・プロテインに結 合させ、その放射能を測定することを特徴 とするメンブレン・コファクター・プロテ インの定量法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151106A JPH0445796A (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 抗mcpモノクローナル抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151106A JPH0445796A (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 抗mcpモノクローナル抗体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0445796A true JPH0445796A (ja) | 1992-02-14 |
Family
ID=15511483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2151106A Pending JPH0445796A (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 抗mcpモノクローナル抗体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0445796A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU651068B2 (en) * | 1989-07-21 | 1994-07-14 | Washington University | Recombinantly produced human membrane cofactor protein (MCP) |
EP1184458A1 (en) * | 2000-08-28 | 2002-03-06 | U-BISys B.V. | Differentially expressed CD46 epitopes, proteinaceous molecules capable of binding thereto, and uses thereof |
US6673915B1 (en) | 1996-09-30 | 2004-01-06 | General Hospital Corporation | Nucleic acid encoding monocyte chemotactic protein 4 |
JP2013544493A (ja) * | 2010-09-03 | 2013-12-19 | ステム セントリックス, インコーポレイテッド | 新規モジュレータ及びその使用法 |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP2151106A patent/JPH0445796A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU651068B2 (en) * | 1989-07-21 | 1994-07-14 | Washington University | Recombinantly produced human membrane cofactor protein (MCP) |
US6673915B1 (en) | 1996-09-30 | 2004-01-06 | General Hospital Corporation | Nucleic acid encoding monocyte chemotactic protein 4 |
EP1184458A1 (en) * | 2000-08-28 | 2002-03-06 | U-BISys B.V. | Differentially expressed CD46 epitopes, proteinaceous molecules capable of binding thereto, and uses thereof |
WO2002018948A3 (en) * | 2000-08-28 | 2003-08-28 | Crucell Holland Bv | Differentially expressed epitopes and uses thereof |
JP2013544493A (ja) * | 2010-09-03 | 2013-12-19 | ステム セントリックス, インコーポレイテッド | 新規モジュレータ及びその使用法 |
JP2018115162A (ja) * | 2010-09-03 | 2018-07-26 | アッヴィ・ステムセントルクス・エル・エル・シー | 新規モジュレータ及びその使用法 |
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