JPH0444819Y2 - - Google Patents
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- JPH0444819Y2 JPH0444819Y2 JP4035386U JP4035386U JPH0444819Y2 JP H0444819 Y2 JPH0444819 Y2 JP H0444819Y2 JP 4035386 U JP4035386 U JP 4035386U JP 4035386 U JP4035386 U JP 4035386U JP H0444819 Y2 JPH0444819 Y2 JP H0444819Y2
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- exhaust gas
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Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、例えば排気ターボ過給機等において
使用される排気制御バルブのシヤフト軸受装置に
関するものである。
使用される排気制御バルブのシヤフト軸受装置に
関するものである。
(従来技術)
過去の排気ターボ過給機においては、そのター
ビンケーシングの内部に単一の排気ガス通路を形
成し且つ該排気ガス通路の通路面積を固定的に設
定するとともに、エンジンの全運転領域を通じて
可及的に高水準のタービン効率が得られるように
するという観点から、そのタービン効率を決定す
るA/R値(但し、A:タービンケーシングの排
気ガス通路の通路面積、R:タービンケーシング
のスクロール部の曲率半径)をエンジンの中速運
転時の排気ガス量に応じて固定的に設定するのが
通例であつた。
ビンケーシングの内部に単一の排気ガス通路を形
成し且つ該排気ガス通路の通路面積を固定的に設
定するとともに、エンジンの全運転領域を通じて
可及的に高水準のタービン効率が得られるように
するという観点から、そのタービン効率を決定す
るA/R値(但し、A:タービンケーシングの排
気ガス通路の通路面積、R:タービンケーシング
のスクロール部の曲率半径)をエンジンの中速運
転時の排気ガス量に応じて固定的に設定するのが
通例であつた。
ところが、このように、A/R値をエンジンの
中速運転時に対応させて固定的に設定した場合に
は、エンジンの高速運転領域においては排気ガス
量が上記基準排気ガス量よりも多くなるところか
ら当該排気ガスの流通抵抗が増大し、排気ガスの
もつ排気エネルギーが十分に活用できず、しかも
エンジン側においてはその排圧が高まるところか
ら燃焼性が悪化してエンジン出力が十分に得られ
ない等の問題が発生する。これに対してエンジン
の低速運転領域においては、排気ガス量が上記基
準排気ガス量よりも少なくなるところから排気ガ
スの流速が低下し、タービンホイールの回転が十
分に得られずタービン効率が低下するという問題
が発生することになる。
中速運転時に対応させて固定的に設定した場合に
は、エンジンの高速運転領域においては排気ガス
量が上記基準排気ガス量よりも多くなるところか
ら当該排気ガスの流通抵抗が増大し、排気ガスの
もつ排気エネルギーが十分に活用できず、しかも
エンジン側においてはその排圧が高まるところか
ら燃焼性が悪化してエンジン出力が十分に得られ
ない等の問題が発生する。これに対してエンジン
の低速運転領域においては、排気ガス量が上記基
準排気ガス量よりも少なくなるところから排気ガ
スの流速が低下し、タービンホイールの回転が十
分に得られずタービン効率が低下するという問題
が発生することになる。
そこで、最近ではこのような単一の排気ガス通
路を有するタービンケーシングを備えた排気ター
ボ過給機特有の欠点を改善するために、例えばタ
ービンケーシング内の排気ガス通路を所定の隔壁
により複数に区画し、この複数に区画された排気
ガス通路を所定の弁装置(排気制御バルブ)によ
つて開閉制御することにより上記排気ガス通路の
通路面積をエンジンの運転状態(例えばブースト
圧を基準)に応じて可変とし、もつてエンジンの
全運転領域に応じた高水準の過給性能を確保する
という技術の研究開発が行なわれるようになつて
いる(例えば、特開昭56−161138号公報参照)。
路を有するタービンケーシングを備えた排気ター
ボ過給機特有の欠点を改善するために、例えばタ
ービンケーシング内の排気ガス通路を所定の隔壁
により複数に区画し、この複数に区画された排気
ガス通路を所定の弁装置(排気制御バルブ)によ
つて開閉制御することにより上記排気ガス通路の
通路面積をエンジンの運転状態(例えばブースト
圧を基準)に応じて可変とし、もつてエンジンの
全運転領域に応じた高水準の過給性能を確保する
という技術の研究開発が行なわれるようになつて
いる(例えば、特開昭56−161138号公報参照)。
そして、このようような構成の排気ターボ過給
装置における上記排気制御バルブは、一般に第1
0図に示すようにそのシヤフト部100を上記排
気ガス通路101の壁部102に軸支用のスリー
ブ103を介して外部より挿通して回動可能かつ
気密に支持せしめ、上記排気通路101内の排気
制御バルブ104を例えばエンジンのブースト圧
に応じて作動する外部アクチユエータ105によ
り当該シヤフト部100を介してコントロールす
るように構成される。
装置における上記排気制御バルブは、一般に第1
0図に示すようにそのシヤフト部100を上記排
気ガス通路101の壁部102に軸支用のスリー
ブ103を介して外部より挿通して回動可能かつ
気密に支持せしめ、上記排気通路101内の排気
制御バルブ104を例えばエンジンのブースト圧
に応じて作動する外部アクチユエータ105によ
り当該シヤフト部100を介してコントロールす
るように構成される。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、排気制御バルブを上記のように構成
した場合、次のような問題を生じる。
した場合、次のような問題を生じる。
すなわち、上記排気通路101の壁部(排気管
の管壁)102は通常鋳鉄等の金属材料によつて
形成されている一方、軸受部材としての上記スリ
ーブ103は一般に上記鋳鉄よりも熱膨張係数の
小さい金属材料(例えばステンレス等)によつて
形成される。従つて、今熱間状態における両者の
嵌合関係を考えると、先ず排気通路壁部102の
熱膨張係数は上記スリーブ103およびシヤフト
部100に比べて大きいためにその熱膨張による
変形量も大きい。一方、これに対してシヤフト部
100並びにスリーブ103は上記壁部102よ
りも熱膨張係数が小さいためにその熱膨張自体に
よる変形量は比較的小さい。しかし、この場合、
上記スリーブ103はその形状および厚さの関係
から言つて外力が付加された場合にはシヤフト部
100に比べて比較的容易に変形し易い関係にあ
る。
の管壁)102は通常鋳鉄等の金属材料によつて
形成されている一方、軸受部材としての上記スリ
ーブ103は一般に上記鋳鉄よりも熱膨張係数の
小さい金属材料(例えばステンレス等)によつて
形成される。従つて、今熱間状態における両者の
嵌合関係を考えると、先ず排気通路壁部102の
熱膨張係数は上記スリーブ103およびシヤフト
部100に比べて大きいためにその熱膨張による
変形量も大きい。一方、これに対してシヤフト部
100並びにスリーブ103は上記壁部102よ
りも熱膨張係数が小さいためにその熱膨張自体に
よる変形量は比較的小さい。しかし、この場合、
上記スリーブ103はその形状および厚さの関係
から言つて外力が付加された場合にはシヤフト部
100に比べて比較的容易に変形し易い関係にあ
る。
その結果、上記スリーブ103には上記排気通
路101の壁部102の大きな熱膨張によつて相
対的に外力が加えられることになり、最終的に第
11図仮想線に示すような変形状態を呈し、上記
シヤフト部100の自由な回動を拘束してしまう
事態を生じる問題がある。この結果、正常な排気
制御機能を喪失せしめる。
路101の壁部102の大きな熱膨張によつて相
対的に外力が加えられることになり、最終的に第
11図仮想線に示すような変形状態を呈し、上記
シヤフト部100の自由な回動を拘束してしまう
事態を生じる問題がある。この結果、正常な排気
制御機能を喪失せしめる。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記の問題を解決することを目的と
してなされたもので、排気ガスが流れる排気通路
壁に、該排気通路壁を形成する部材よりも熱膨張
係数が小さい部材によつて形成されるスリーブを
嵌挿し、該スリーブにより排気制御バルブのシヤ
フトを回動可能に軸支した排気制御バルブのシヤ
フト軸受装置において、上記排気通路壁と上記ス
リーブとの間および上記スリーブと上記排気制御
バルブシヤフトとの間にそれぞれ軸方向の相互に
異なる位置に少なくとも全体に跨がらない範囲の
所定の間〓を形成してなるものである。
してなされたもので、排気ガスが流れる排気通路
壁に、該排気通路壁を形成する部材よりも熱膨張
係数が小さい部材によつて形成されるスリーブを
嵌挿し、該スリーブにより排気制御バルブのシヤ
フトを回動可能に軸支した排気制御バルブのシヤ
フト軸受装置において、上記排気通路壁と上記ス
リーブとの間および上記スリーブと上記排気制御
バルブシヤフトとの間にそれぞれ軸方向の相互に
異なる位置に少なくとも全体に跨がらない範囲の
所定の間〓を形成してなるものである。
(作用)
上記の手段によると、スリーブを介して相互に
嵌合関係にある排気通路壁と排気制御バルブシヤ
フト間に相互に軸方向の位置と異にして所定の間
〓が形成されているために、排気通路側排気ガス
の吹き抜けを防止して、しかも排気通路壁の熱膨
張による外力付加時のスリーブ変形による排気制
御バルブシヤフトの拘束を最小限に抑制すること
ができる。そのため、排気制御バルブの正常な排
気制御機構を維持することができる。
嵌合関係にある排気通路壁と排気制御バルブシヤ
フト間に相互に軸方向の位置と異にして所定の間
〓が形成されているために、排気通路側排気ガス
の吹き抜けを防止して、しかも排気通路壁の熱膨
張による外力付加時のスリーブ変形による排気制
御バルブシヤフトの拘束を最小限に抑制すること
ができる。そのため、排気制御バルブの正常な排
気制御機構を維持することができる。
(実施例)
以下、先ず第1図ないし第8図を参照して本考
案の第1の実施例を説明する。
案の第1の実施例を説明する。
先ず第2図ないし第8図には、本考案の第1実
施例に係る排気制御バルブのシヤフト軸受装置を
適用した排気ターボ過給装置が示されており、先
ず第2図において、符号1はエンジン本体、2は
排気ターボ過給機であり、該排気ターボ過給機2
はガスケツト3(第4図参照)を介して排気管4
に固定されている。
施例に係る排気制御バルブのシヤフト軸受装置を
適用した排気ターボ過給装置が示されており、先
ず第2図において、符号1はエンジン本体、2は
排気ターボ過給機であり、該排気ターボ過給機2
はガスケツト3(第4図参照)を介して排気管4
に固定されている。
上記排気ターボ過給機2は、第2図に示す如く
タービンホイール(図示省略)を内蔵したタービ
ンケーシング21と、コンプレツサホイール(図
示省略)を内蔵したコンプレツサケーシング22
とをセンターケーシング23を介して連結して構
成されている。
タービンホイール(図示省略)を内蔵したタービ
ンケーシング21と、コンプレツサホイール(図
示省略)を内蔵したコンプレツサケーシング22
とをセンターケーシング23を介して連結して構
成されている。
また上記タービンケーシング21は、第2図並
びに第4図ないし第6図に示す如くその内部に形
成されたスクロール状の排気ガス通路を、スクロ
ール方向に延設された隔壁26によつて当該ター
ビンケーシング21の軸方向に並ぶ2つの排気ガ
ス通路即ち、該隔壁26の一方側に位置する断面
略長円状の第1の排気ガス通路27と、該隔壁2
6の他方側に位置し且つ上記第1の排気ガス通路
27より通路面積の小さい断面略長円状の第2の
排気ガス通路28との左右2つの排気ガス通路に
分割している。そして、上記2つの排気ガス通路
27,28は、ともにその排気ガス上流側の開口
端で形成される第1、第2の排気ガス導入口2
9,30を、上記排気管4側への衝合せ面として
作用するタービンケーシング21の排気ガス上流
側の端面21a上に開口させている。尚、この2
つの排気ガス導入口29,30のうち、上記第1
の排気ガス導入口29はエンジンの全運転領域を
通して常開とされる一方、第2の排気ガス導入口
30の方は、後述する排気制御バルブ6によつて
排気ガスの流量の少ないエンジンの低速運転時に
は閉塞され、他方排気ガス流量の多いエンジンの
高速運転時には開口されるようになつている。従
つて、エンジンの低速運転時には第1の排気ガス
導入口29のみが開口して排気ガスは第1の排気
ガス通路27を通つて上記タービンケーシング2
1のスクロール部21b側にのみ導入される。こ
れに対してエンジンの高速運転時には第1の排気
ガス導入口29と第2の排気ガス導入口30の両
方が開口し、排気ガスは第1の排気ガス通路27
と第2の排気ガス通路28の両方からタービンケ
ーシング21のスクロール部21b側に導入され
ることとなる。
びに第4図ないし第6図に示す如くその内部に形
成されたスクロール状の排気ガス通路を、スクロ
ール方向に延設された隔壁26によつて当該ター
ビンケーシング21の軸方向に並ぶ2つの排気ガ
ス通路即ち、該隔壁26の一方側に位置する断面
略長円状の第1の排気ガス通路27と、該隔壁2
6の他方側に位置し且つ上記第1の排気ガス通路
27より通路面積の小さい断面略長円状の第2の
排気ガス通路28との左右2つの排気ガス通路に
分割している。そして、上記2つの排気ガス通路
27,28は、ともにその排気ガス上流側の開口
端で形成される第1、第2の排気ガス導入口2
9,30を、上記排気管4側への衝合せ面として
作用するタービンケーシング21の排気ガス上流
側の端面21a上に開口させている。尚、この2
つの排気ガス導入口29,30のうち、上記第1
の排気ガス導入口29はエンジンの全運転領域を
通して常開とされる一方、第2の排気ガス導入口
30の方は、後述する排気制御バルブ6によつて
排気ガスの流量の少ないエンジンの低速運転時に
は閉塞され、他方排気ガス流量の多いエンジンの
高速運転時には開口されるようになつている。従
つて、エンジンの低速運転時には第1の排気ガス
導入口29のみが開口して排気ガスは第1の排気
ガス通路27を通つて上記タービンケーシング2
1のスクロール部21b側にのみ導入される。こ
れに対してエンジンの高速運転時には第1の排気
ガス導入口29と第2の排気ガス導入口30の両
方が開口し、排気ガスは第1の排気ガス通路27
と第2の排気ガス通路28の両方からタービンケ
ーシング21のスクロール部21b側に導入され
ることとなる。
なお、この実施例においては上記タービンケー
シング21の端面21aのうち、上記隔壁26の
端面26aを含めた上記第2の排気ガス導入口3
0の口縁部に位置する略長円環状部分を後述する
排気制御バルブ6に対する弁座面33としてい
る。
シング21の端面21aのうち、上記隔壁26の
端面26aを含めた上記第2の排気ガス導入口3
0の口縁部に位置する略長円環状部分を後述する
排気制御バルブ6に対する弁座面33としてい
る。
また、第2図において符号31は、上記タービ
ンケーシング21の側部に設けられた周知の構造
をもつウエストゲートバルブであり、該ウエスト
ゲートバルブ31はエンジンのブースト圧(過給
圧)を受けて作動する第1アクチユエータ8によ
り開閉制御されるようになつている。
ンケーシング21の側部に設けられた周知の構造
をもつウエストゲートバルブであり、該ウエスト
ゲートバルブ31はエンジンのブースト圧(過給
圧)を受けて作動する第1アクチユエータ8によ
り開閉制御されるようになつている。
一方、上記排気管4は、第2図ないし第4図に
示す如くエンジン本体1の各気筒の排気ポート
(図示省略)に対して略水平方向に向けて接続さ
れる4本の分岐管41A,41B……よりなる分
岐管部41と、該各分岐管41A,41B……を
その排気ガス下流側端部において集合させながら
当該分岐管部41から当該分岐管部41に対して
略直交する方向に延出する集合管部42とを一体
成形して構成されており、その分岐管側の端面4
aをエンジン本体1側に衝合わせた状態で該エン
ジン本体1の側部に締着固定されるとともに、上
記集合管部42側の端面4b(即ち、集合管部4
2の上端面42a)には、第4図及び第5図に示
す如く上記排気ターボ過給機2のタービンケーシ
ング21がガスケツト3を介して衝合せ状態で固
定されている。
示す如くエンジン本体1の各気筒の排気ポート
(図示省略)に対して略水平方向に向けて接続さ
れる4本の分岐管41A,41B……よりなる分
岐管部41と、該各分岐管41A,41B……を
その排気ガス下流側端部において集合させながら
当該分岐管部41から当該分岐管部41に対して
略直交する方向に延出する集合管部42とを一体
成形して構成されており、その分岐管側の端面4
aをエンジン本体1側に衝合わせた状態で該エン
ジン本体1の側部に締着固定されるとともに、上
記集合管部42側の端面4b(即ち、集合管部4
2の上端面42a)には、第4図及び第5図に示
す如く上記排気ターボ過給機2のタービンケーシ
ング21がガスケツト3を介して衝合せ状態で固
定されている。
上記排気管4の上記集合管部42の排気ガス上
流側端部に位置して上記分岐管部41に連続する
連続部46は、上記第5図において投影線l1で及
び第6図において想像線l2でそれぞれ示すように
当該排気管4の端面4bに対して上記タービンケ
ーシング21を締着固定した状態において、上下
方向に(即ち、排気ガスの流通方向に)上記ター
ビンケーシング21の上記第1の排気ガス導入口
29と第2の排気ガス導入口30とを同時に、し
かも当該各排気ガス導入口29,30の開口方向
に沿う方向において臨み得るような開口面積と開
口方向をそれぞれもつ断面略正方形状の開口とさ
れている。従つて、上記集合管部42内の排気ガ
ス集合通路43と、上記第1の排気ガス通路27
および第2の排気ガス通路28よりなる上記ター
ビンケーシング21側の排気ガス通路とが略同軸
状に連続することになり、上記排気管4内をその
分岐管部41側から集合管部42側に流通する排
気ガスGは、第5図に示すように先ず上記連続部
46に案内され、さらに該集合管部42内をその
軸心方向に沿つて直線状に流通し、次に上記ター
ビンケーシング21の第1の排気ガス導入口29
と第2の排気ガス導入口30側に全体としてほと
んど流通抵抗を生じることなくスムーズに導入せ
しめられるようになる。
流側端部に位置して上記分岐管部41に連続する
連続部46は、上記第5図において投影線l1で及
び第6図において想像線l2でそれぞれ示すように
当該排気管4の端面4bに対して上記タービンケ
ーシング21を締着固定した状態において、上下
方向に(即ち、排気ガスの流通方向に)上記ター
ビンケーシング21の上記第1の排気ガス導入口
29と第2の排気ガス導入口30とを同時に、し
かも当該各排気ガス導入口29,30の開口方向
に沿う方向において臨み得るような開口面積と開
口方向をそれぞれもつ断面略正方形状の開口とさ
れている。従つて、上記集合管部42内の排気ガ
ス集合通路43と、上記第1の排気ガス通路27
および第2の排気ガス通路28よりなる上記ター
ビンケーシング21側の排気ガス通路とが略同軸
状に連続することになり、上記排気管4内をその
分岐管部41側から集合管部42側に流通する排
気ガスGは、第5図に示すように先ず上記連続部
46に案内され、さらに該集合管部42内をその
軸心方向に沿つて直線状に流通し、次に上記ター
ビンケーシング21の第1の排気ガス導入口29
と第2の排気ガス導入口30側に全体としてほと
んど流通抵抗を生じることなくスムーズに導入せ
しめられるようになる。
さらに、この排気管4は、その集合管部42の
側壁のうち、上記タービンケーシング21の上記
第2の排気ガス導入口30に対向する側の側壁4
8を、上記連続部46より上記端面4b側寄り位
置において外方に適宜量だけ膨出させ、その内部
に、上記排気ガス集合通路43に連続し且つその
側方に位置してさらにその一端が上記端面4b上
に開口する適宜大きさの拡張スペース45をもつ
拡張部44を形成している。この拡張部44は、
次に述べる排気制御バルブ6の取付け及び収納用
のスペースとして機能する。
側壁のうち、上記タービンケーシング21の上記
第2の排気ガス導入口30に対向する側の側壁4
8を、上記連続部46より上記端面4b側寄り位
置において外方に適宜量だけ膨出させ、その内部
に、上記排気ガス集合通路43に連続し且つその
側方に位置してさらにその一端が上記端面4b上
に開口する適宜大きさの拡張スペース45をもつ
拡張部44を形成している。この拡張部44は、
次に述べる排気制御バルブ6の取付け及び収納用
のスペースとして機能する。
排気制御バルブ6は、第5図ないし第8図に示
すように、上記排気管4の上記拡張部44に取付
けられていて上記タービンケーシング21の上記
第2の排気ガス導入口30を開閉制御するもので
あつて、この実施例においては後述するように揺
動型の弁装置として構成されている。すなわち、
排気制御バルブ6は、第5図および第6図に詳細
に示すように上記排気管4の拡張部44における
上記タービンケーシング21の第2の排気ガス導
入口30の長軸方向において対向する一対の側壁
のうち反エンジン本体1側に位置する側壁(実用
新案登録請求の範囲中の排気通路壁に該当する)
47を内外方向(換言すれば、上記第2の排気ガ
ス導入口30の長軸方向に平行な方向)に貫通し
て設けられた軸受用のスリーブ66にその作動シ
ヤフト65を回転自在に支承せしめて形成した弁
支持体62と、該弁支持体62の揺動端62aに
形成した弁押えプレート63に対して一対の連結
ピン67,68を介して浮動自在に支持された弁
体61とを有して構成されている。上記弁体61
は、第5図および第6図に示す如く上記タービン
ケーシング21の端面21aの第2の排気ガス導
入口30の口縁部に形成される上記弁座面33に
衝合せられた状態において、少なくとも上記第2
の排気ガス導入口30を閉塞し且つ上記タービン
ケーシング21の隔壁26の端面26aを覆うこ
とのできるような大きさをもつ長円形プレートと
されており、しかもその長軸方向中央部には当該
弁体61をその厚さ方向に貫通する適宜口径の通
気孔71が形成されている。
すように、上記排気管4の上記拡張部44に取付
けられていて上記タービンケーシング21の上記
第2の排気ガス導入口30を開閉制御するもので
あつて、この実施例においては後述するように揺
動型の弁装置として構成されている。すなわち、
排気制御バルブ6は、第5図および第6図に詳細
に示すように上記排気管4の拡張部44における
上記タービンケーシング21の第2の排気ガス導
入口30の長軸方向において対向する一対の側壁
のうち反エンジン本体1側に位置する側壁(実用
新案登録請求の範囲中の排気通路壁に該当する)
47を内外方向(換言すれば、上記第2の排気ガ
ス導入口30の長軸方向に平行な方向)に貫通し
て設けられた軸受用のスリーブ66にその作動シ
ヤフト65を回転自在に支承せしめて形成した弁
支持体62と、該弁支持体62の揺動端62aに
形成した弁押えプレート63に対して一対の連結
ピン67,68を介して浮動自在に支持された弁
体61とを有して構成されている。上記弁体61
は、第5図および第6図に示す如く上記タービン
ケーシング21の端面21aの第2の排気ガス導
入口30の口縁部に形成される上記弁座面33に
衝合せられた状態において、少なくとも上記第2
の排気ガス導入口30を閉塞し且つ上記タービン
ケーシング21の隔壁26の端面26aを覆うこ
とのできるような大きさをもつ長円形プレートと
されており、しかもその長軸方向中央部には当該
弁体61をその厚さ方向に貫通する適宜口径の通
気孔71が形成されている。
そして、上記において上記側壁47に軸受用の
スリーブ66を介して嵌挿支持された上記作動シ
ヤフト65の当該嵌挿部は、より詳細に示すと第
1図のように構成されている。
スリーブ66を介して嵌挿支持された上記作動シ
ヤフト65の当該嵌挿部は、より詳細に示すと第
1図のように構成されている。
すなわち、上記スリーブ66は、その側壁47
に対する嵌挿部の略中央部全周のみがその両端部
分よりも所定量肉厚の肉厚部66aに形成される
ことによつて該嵌挿状態では上記肉薄の両端部分
に側壁47との間で第1の間〓90,90を形成
するとともに、他方、該スリーブ66に嵌挿され
た上記作動シヤフト65はその略中央部、すなわ
ち上記スリーブ66の肉厚部66aに位置して小
径部93を形成することによつて上記スリーブ6
6との間に上記第1の間〓90,90とは軸方向
の位置を異にする第2の間〓95を形成してい
る。
に対する嵌挿部の略中央部全周のみがその両端部
分よりも所定量肉厚の肉厚部66aに形成される
ことによつて該嵌挿状態では上記肉薄の両端部分
に側壁47との間で第1の間〓90,90を形成
するとともに、他方、該スリーブ66に嵌挿され
た上記作動シヤフト65はその略中央部、すなわ
ち上記スリーブ66の肉厚部66aに位置して小
径部93を形成することによつて上記スリーブ6
6との間に上記第1の間〓90,90とは軸方向
の位置を異にする第2の間〓95を形成してい
る。
従つて、今熱間状態において、上記スリーブ6
6よりも熱膨張係数の大きい排気管側の側壁47
が熱膨張により、より大きく変形したとすると、
該変形力は先ず上記スリーブ66の肉厚部66a
にのみ作用してスリーブ66は当該肉厚部66a
部分で外力付加による内側への変形を生じる。と
ころが、当該内側への変形を生じる上記肉厚部分
の内側には上記作動シヤフト65を小径としたこ
とによる第2の間〓95が存在する。従つて、当
該部分での内側への変形量は上記第2の間〓によ
つて適宜吸収され作動シヤフト65の拘束(通称
かじり付きと呼ばれる)が最小限に緩和される。
また、スリーブ66の肉厚部66a両端の熱膨張
による変形力は、上記第1の間〓90,90によ
つて充分に吸収緩和されるので作動シヤフト65
への拘束力は殆んど生じない。
6よりも熱膨張係数の大きい排気管側の側壁47
が熱膨張により、より大きく変形したとすると、
該変形力は先ず上記スリーブ66の肉厚部66a
にのみ作用してスリーブ66は当該肉厚部66a
部分で外力付加による内側への変形を生じる。と
ころが、当該内側への変形を生じる上記肉厚部分
の内側には上記作動シヤフト65を小径としたこ
とによる第2の間〓95が存在する。従つて、当
該部分での内側への変形量は上記第2の間〓によ
つて適宜吸収され作動シヤフト65の拘束(通称
かじり付きと呼ばれる)が最小限に緩和される。
また、スリーブ66の肉厚部66a両端の熱膨張
による変形力は、上記第1の間〓90,90によ
つて充分に吸収緩和されるので作動シヤフト65
への拘束力は殆んど生じない。
しかも、上記第1の間〓90,90と第2の間
〓95とは、相互に軸方向の位置を異にして形成
されているから、排気ガスの吹き抜けを生じない
だけでなく、上記スリーブ66の外端側の間〓に
よりスリーブ66および作動シヤフト65部冷却
の作用をも生じ得るメリツトが生じる。
〓95とは、相互に軸方向の位置を異にして形成
されているから、排気ガスの吹き抜けを生じない
だけでなく、上記スリーブ66の外端側の間〓に
よりスリーブ66および作動シヤフト65部冷却
の作用をも生じ得るメリツトが生じる。
一方、上記弁体61と上記弁支持体62の弁押
えプレート63とを連結する上記一対の連結ピン
67,68は第7図及び第8図に示す如く上記弁
体61に対して該弁体61の長軸方向に適宜離間
して固着されており、その上面61a側に突出し
た嵌合軸部67a,68aをそれぞれ上記弁支持
体62の弁押えプレート63に形成したピン受孔
72,72に遊動自在に嵌入せしめている。又、
この一対の連結ピン67,68の上記嵌合軸部6
7a,68aの長さ寸法は、上記弁体61と弁押
えプレート63とを相互に浮動自在に支持できる
ように、上記弁押えプレート63の厚さ寸法より
適宜寸法だけ長寸とされている。このため、上記
排気制御バルブ6をその閉弁状態(第7図に図示
する状態)から開弁させる場合には、その開弁作
動初期において第8図に示す如く上記弁体61と
弁押えプレート63の間に、上記通気孔71に連
通する平行な〓間74が形成され、上記タービン
ケーシング21の第2の排気ガス通路28と排気
管4の排気ガス集合通路43とが上記通気孔71
及び〓間74を介して相互に連通せしめられるこ
ととなる。
えプレート63とを連結する上記一対の連結ピン
67,68は第7図及び第8図に示す如く上記弁
体61に対して該弁体61の長軸方向に適宜離間
して固着されており、その上面61a側に突出し
た嵌合軸部67a,68aをそれぞれ上記弁支持
体62の弁押えプレート63に形成したピン受孔
72,72に遊動自在に嵌入せしめている。又、
この一対の連結ピン67,68の上記嵌合軸部6
7a,68aの長さ寸法は、上記弁体61と弁押
えプレート63とを相互に浮動自在に支持できる
ように、上記弁押えプレート63の厚さ寸法より
適宜寸法だけ長寸とされている。このため、上記
排気制御バルブ6をその閉弁状態(第7図に図示
する状態)から開弁させる場合には、その開弁作
動初期において第8図に示す如く上記弁体61と
弁押えプレート63の間に、上記通気孔71に連
通する平行な〓間74が形成され、上記タービン
ケーシング21の第2の排気ガス通路28と排気
管4の排気ガス集合通路43とが上記通気孔71
及び〓間74を介して相互に連通せしめられるこ
ととなる。
従つて、第7図に示す如く排気制御バルブ6を
その閉弁状態から矢印A方向(第5図参照)に回
動させて開弁させる場合、その開弁操作開始時に
おいては排気ガスの静圧及び動圧が上記弁体61
の上面61a側に負荷されているため、該弁体6
1をこの排気ガスの圧力に抗して開作動させるた
めには大きな作動力が必要となるが、この実施例
のものにおいては上記弁体61が弁支持体62に
対して浮動自在に支持され且つ該弁体61に通気
孔71が形成されているために、第8図に示す如
く排気制御バルブ6の開弁初期においては上記弁
体61と弁押えプレート63とが離間して高圧の
排気ガス集合通路43と低圧の第2の排気ガス通
路28とが相互に連通される。従つて、排気ガス
の一部が通気孔71を通つて第2の排気ガス通路
28側に流入し、両者間の圧力差が可及的に減少
せしめられ(換言すれば、弁体61に対する開弁
方向規制力が減少せしめられ)、該排気制御バル
ブ6をより小さい作動力でスムーズ且つ迅速に開
弁させることが可能となる。
その閉弁状態から矢印A方向(第5図参照)に回
動させて開弁させる場合、その開弁操作開始時に
おいては排気ガスの静圧及び動圧が上記弁体61
の上面61a側に負荷されているため、該弁体6
1をこの排気ガスの圧力に抗して開作動させるた
めには大きな作動力が必要となるが、この実施例
のものにおいては上記弁体61が弁支持体62に
対して浮動自在に支持され且つ該弁体61に通気
孔71が形成されているために、第8図に示す如
く排気制御バルブ6の開弁初期においては上記弁
体61と弁押えプレート63とが離間して高圧の
排気ガス集合通路43と低圧の第2の排気ガス通
路28とが相互に連通される。従つて、排気ガス
の一部が通気孔71を通つて第2の排気ガス通路
28側に流入し、両者間の圧力差が可及的に減少
せしめられ(換言すれば、弁体61に対する開弁
方向規制力が減少せしめられ)、該排気制御バル
ブ6をより小さい作動力でスムーズ且つ迅速に開
弁させることが可能となる。
一方排気制御バルブ作動装置7は、上記排気制
御バルブ6をエンジンの運転状態に応じて開閉作
動させるものであつて、エンジンの運転状態に応
じて適宜に供給制御されるブーストエア圧力を受
けてその作動子10を進退変位させるようにした
ダイヤフラム式の圧力応動機構を有する第2アク
チユエータ9で構成されており、第2図ないし第
4図に示す如く上記排気管4の集合管部42の側
方に略断熱的に取付けられている。すなわち、上
記排気管4の集合管部42には、略コ字状に折曲
形成された板材よりなる排気管用インシユレータ
12が、上記集合管部42の上記エンジン本体1
側に対向する側面を除く他の三つの側面の外側を
包囲する如く該集合管部42の外側から嵌合され
且つ該集合管部42の一側部に膨出形成したイン
シユレータ取付部42bと該インシユレータ取付
部42bに対向する該アクチユエータ用インシユ
レータ11の一側面12aとを一対の取付ボルト
15,15によつて締結することによつて固定さ
れている。さらに、この排気管用インシユレータ
12の取付けの際、該排気管用インシユレータ1
2とともに平板状のブラケツト13が、その先端
部13aを該排気管用インシユレータ12の反エ
ンジン本体1寄りの外端部よりも外方に突出させ
た状態で上記取付ボルト15,15によつて共締
め固定されている。さらに、このブラケツト13
の先端部13aには、その外周を略密閉容器状の
アクチユエータ用インシユレータ11によつて被
包された上記第2アクチユエータ9が、当該アク
チユエータ用インシユレータ11の上記作動子1
0側の一側面11aを上記ブラケツト13の先端
部13aと第2アクチユエータ9の前端面9aと
の間に挟んだ状態で一対の取付ボルト16,16
によつて締結固定されている。従つて、第2アク
チユエータ9は、上記排気管4の集合管部42に
対して上記アクチユエータ用インシユレータ11
と排気管用インシユレータ12の2部材を介して
略断熱的に固定されることとなる。このようにし
て排気管4側に取付けられた第2アクチユエータ
9の作動子10には、リンクレバー69,70を
介して上記排気制御バルブ6の作動シヤフト65
が連結されており、上記作動子10が矢印a方向
(第2図参照)に突出することにより上記排気制
御バルブ6が矢印A方向(第5図参照)に回動し
て上記第2の排気ガス導入口30が開口され、こ
れに対して該作動子10が矢印b方向に後退する
ことにより上記排気制御バルブ6が矢印B方向に
回動して上記第2の排気ガス導入口30が閉塞さ
れるようになつている。
御バルブ6をエンジンの運転状態に応じて開閉作
動させるものであつて、エンジンの運転状態に応
じて適宜に供給制御されるブーストエア圧力を受
けてその作動子10を進退変位させるようにした
ダイヤフラム式の圧力応動機構を有する第2アク
チユエータ9で構成されており、第2図ないし第
4図に示す如く上記排気管4の集合管部42の側
方に略断熱的に取付けられている。すなわち、上
記排気管4の集合管部42には、略コ字状に折曲
形成された板材よりなる排気管用インシユレータ
12が、上記集合管部42の上記エンジン本体1
側に対向する側面を除く他の三つの側面の外側を
包囲する如く該集合管部42の外側から嵌合され
且つ該集合管部42の一側部に膨出形成したイン
シユレータ取付部42bと該インシユレータ取付
部42bに対向する該アクチユエータ用インシユ
レータ11の一側面12aとを一対の取付ボルト
15,15によつて締結することによつて固定さ
れている。さらに、この排気管用インシユレータ
12の取付けの際、該排気管用インシユレータ1
2とともに平板状のブラケツト13が、その先端
部13aを該排気管用インシユレータ12の反エ
ンジン本体1寄りの外端部よりも外方に突出させ
た状態で上記取付ボルト15,15によつて共締
め固定されている。さらに、このブラケツト13
の先端部13aには、その外周を略密閉容器状の
アクチユエータ用インシユレータ11によつて被
包された上記第2アクチユエータ9が、当該アク
チユエータ用インシユレータ11の上記作動子1
0側の一側面11aを上記ブラケツト13の先端
部13aと第2アクチユエータ9の前端面9aと
の間に挟んだ状態で一対の取付ボルト16,16
によつて締結固定されている。従つて、第2アク
チユエータ9は、上記排気管4の集合管部42に
対して上記アクチユエータ用インシユレータ11
と排気管用インシユレータ12の2部材を介して
略断熱的に固定されることとなる。このようにし
て排気管4側に取付けられた第2アクチユエータ
9の作動子10には、リンクレバー69,70を
介して上記排気制御バルブ6の作動シヤフト65
が連結されており、上記作動子10が矢印a方向
(第2図参照)に突出することにより上記排気制
御バルブ6が矢印A方向(第5図参照)に回動し
て上記第2の排気ガス導入口30が開口され、こ
れに対して該作動子10が矢印b方向に後退する
ことにより上記排気制御バルブ6が矢印B方向に
回動して上記第2の排気ガス導入口30が閉塞さ
れるようになつている。
次に、上記排気ターボ過給装置の動作並びにそ
の作用を説明する。
の作用を説明する。
先ずエンジンが運転されると、当該エンジン本
体1側の各気筒から排出される排気ガスGは、排
気管4の各分岐管41A,41B……を介して集
合管部42に集められたのち、該集合管部42の
排気ガス集合通路43から排気ターボ過給機2の
タービンケーシング21内の排気ガス通路即ち、
第1の排気ガス通路27及び第2の排気ガス通路
28内に導入され、その排気エネルギーでもつて
タービンホイールを駆動し、コンプレツサホイー
ルによる吸入空気の予圧作用(吸気過給)を行な
わしめる。この際、エンジンの運転状態に応じて
上記排気制御バルブ6が開閉作動し、排気ガスの
導入状態が選択される。即ち、エンジンの運転状
態が排気ガスの流量の少ない低速運転領域にある
場合には第2アクチユエータ9により上記排気制
御バルブ6が開弁位置(第5図に実線図示位置)
に設定され、逆にエンジンの運転状態が排気ガス
の流量の多い高速運転領域にある場合には第2ア
クチユエータ9により上記排気制御バルブ6が開
弁位置(第5図の鎖線図示位置)に設定される。
従つて、排気ガスの排出量が少ないエンジンの低
速運転領域においては、第1の排気ガス通路27
のみから排気ガスがタービンケーシング21内に
導入され、タービンホイールの回転は高回転側に
維持されてより低速域から排気ターボ過給機2に
よる過給効果を得ることが可能となり、低速時の
過給性能のよいものとなる。さらに、この場合、
排気ガス通路の通路面積が第1の排気ガス通路2
7と第2の排気ガス通路28の両方が有効とされ
ている場合よりも絞られるため、タービンケーシ
ング21の排気入口側での排気ガス圧力とスクロ
ール部出口での排気ガス圧力の差をより大きくと
ることができ(即ち、排気ガスの膨張比が上昇
し)、より高水準の過給性能が得られることとな
る。
体1側の各気筒から排出される排気ガスGは、排
気管4の各分岐管41A,41B……を介して集
合管部42に集められたのち、該集合管部42の
排気ガス集合通路43から排気ターボ過給機2の
タービンケーシング21内の排気ガス通路即ち、
第1の排気ガス通路27及び第2の排気ガス通路
28内に導入され、その排気エネルギーでもつて
タービンホイールを駆動し、コンプレツサホイー
ルによる吸入空気の予圧作用(吸気過給)を行な
わしめる。この際、エンジンの運転状態に応じて
上記排気制御バルブ6が開閉作動し、排気ガスの
導入状態が選択される。即ち、エンジンの運転状
態が排気ガスの流量の少ない低速運転領域にある
場合には第2アクチユエータ9により上記排気制
御バルブ6が開弁位置(第5図に実線図示位置)
に設定され、逆にエンジンの運転状態が排気ガス
の流量の多い高速運転領域にある場合には第2ア
クチユエータ9により上記排気制御バルブ6が開
弁位置(第5図の鎖線図示位置)に設定される。
従つて、排気ガスの排出量が少ないエンジンの低
速運転領域においては、第1の排気ガス通路27
のみから排気ガスがタービンケーシング21内に
導入され、タービンホイールの回転は高回転側に
維持されてより低速域から排気ターボ過給機2に
よる過給効果を得ることが可能となり、低速時の
過給性能のよいものとなる。さらに、この場合、
排気ガス通路の通路面積が第1の排気ガス通路2
7と第2の排気ガス通路28の両方が有効とされ
ている場合よりも絞られるため、タービンケーシ
ング21の排気入口側での排気ガス圧力とスクロ
ール部出口での排気ガス圧力の差をより大きくと
ることができ(即ち、排気ガスの膨張比が上昇
し)、より高水準の過給性能が得られることとな
る。
一方、排気ガスの排出量が多いエンジンの高速
運転領域においては、第1の排気ガス通路27と
第2の排気ガス通路28の両方が開通されるた
め、この両者から同時に多量の排気ガスがタービ
ンケーシング21内に大きな流通抵抗を生じるこ
となくスムーズに導入される。従つて、多量の排
気ガスの排気エネルギーがタービンホイールの駆
動力として有効に活用されて過給性能が向上する
とともに、エンジン側においてはその排圧が低下
せしめられるところからその燃焼性が良好とな
り、エンジンの高出力化が実現されることにな
る。
運転領域においては、第1の排気ガス通路27と
第2の排気ガス通路28の両方が開通されるた
め、この両者から同時に多量の排気ガスがタービ
ンケーシング21内に大きな流通抵抗を生じるこ
となくスムーズに導入される。従つて、多量の排
気ガスの排気エネルギーがタービンホイールの駆
動力として有効に活用されて過給性能が向上する
とともに、エンジン側においてはその排圧が低下
せしめられるところからその燃焼性が良好とな
り、エンジンの高出力化が実現されることにな
る。
次に、第9図は、上記第1図に示した本考案の
第1実施例に係る排気制御バルブ6の作動シヤフ
ト軸受部の特に間〓部の構造を変更した本考案の
第2実施例に係る排気制御バルブのシヤフト軸受
装置を示すものである。
第1実施例に係る排気制御バルブ6の作動シヤフ
ト軸受部の特に間〓部の構造を変更した本考案の
第2実施例に係る排気制御バルブのシヤフト軸受
装置を示すものである。
この実施例では、先ず軸受用スリーブ66がそ
の略中央部から排気通路側先端部にかけて次第に
小径となるテーパ部96に形成され、このテーパ
部96によつて排気管4の側壁47との間に第1
の間〓97を形成する一方、当該スリーブ66の
内側に略中央部から外端側にかけて全周に亘る凹
溝面98を形成することによつてスリーブ66と
作動シヤフト65との間に上記第1の間〓97と
は相互に軸方向の位置を異にする第2の間〓99
を形成してなるものである。
の略中央部から排気通路側先端部にかけて次第に
小径となるテーパ部96に形成され、このテーパ
部96によつて排気管4の側壁47との間に第1
の間〓97を形成する一方、当該スリーブ66の
内側に略中央部から外端側にかけて全周に亘る凹
溝面98を形成することによつてスリーブ66と
作動シヤフト65との間に上記第1の間〓97と
は相互に軸方向の位置を異にする第2の間〓99
を形成してなるものである。
このような構成を採用した場合には、上記第1
の実施例の場合と同様に第1および第2の間〓9
9により側壁47変形時のスリーブ66の内側へ
の変形をその両端部で吸収緩和できるとともに、
さらに次のようなメリツトが生じる。
の実施例の場合と同様に第1および第2の間〓9
9により側壁47変形時のスリーブ66の内側へ
の変形をその両端部で吸収緩和できるとともに、
さらに次のようなメリツトが生じる。
(1) スリーブ先端がテーパ部となつているので側
壁47に対するスリーブ66の嵌挿が容易にな
る。
壁47に対するスリーブ66の嵌挿が容易にな
る。
(2) 一般に、排気通路側に近い程側壁47および
スリーブ66並びに作動シヤフト65の各温度
も高く熱膨張による変形量も大きい。上記テー
パ96は、これらの温度傾斜に対応して間〓量
を設定できる。
スリーブ66並びに作動シヤフト65の各温度
も高く熱膨張による変形量も大きい。上記テー
パ96は、これらの温度傾斜に対応して間〓量
を設定できる。
(3) 第2の間〓99がスリーブ66と作動シヤフ
ト65との間に形成されるから直接作動シヤフ
ト65自体の冷却が可能になる。
ト65との間に形成されるから直接作動シヤフ
ト65自体の冷却が可能になる。
(考案の効果)
本考案は、以上に説明したように、排気ガスが
流れる排気通路壁に、該排気通路壁を形成する部
材よりも熱膨張係数が小さい部材によつて形成さ
れるスリーブを嵌挿し、該スリーブにより排気制
御バルブのシヤフトを回動可能に軸支した排気制
御バルブのシヤフト軸受装置において、上記排気
通路壁と上記スリーブとの間および上記スリーブ
と上記排気制御バルブシヤフトとの間にそれぞれ
軸方向の相互に異なる位置に少なくとも全体に跨
がらない範囲の所定の間〓を形成したことを特徴
とするものである。
流れる排気通路壁に、該排気通路壁を形成する部
材よりも熱膨張係数が小さい部材によつて形成さ
れるスリーブを嵌挿し、該スリーブにより排気制
御バルブのシヤフトを回動可能に軸支した排気制
御バルブのシヤフト軸受装置において、上記排気
通路壁と上記スリーブとの間および上記スリーブ
と上記排気制御バルブシヤフトとの間にそれぞれ
軸方向の相互に異なる位置に少なくとも全体に跨
がらない範囲の所定の間〓を形成したことを特徴
とするものである。
従つて、本考案によると、スリーブを介して相
互に嵌合関係にある排気通路壁と排気制御バルブ
シヤフト間に相互に軸方向の位置と異にして所定
の間〓が形成されているために、排気通路側排気
ガスの吹き抜けを防止して、しかも排気通路壁の
熱膨張による外力付加時のスリーブ変形による排
気制御バルブシヤフトの拘束を最小限に抑制する
ことができる。そのため、排気制御バルブの正常
な排気制御機能を維持することができる。
互に嵌合関係にある排気通路壁と排気制御バルブ
シヤフト間に相互に軸方向の位置と異にして所定
の間〓が形成されているために、排気通路側排気
ガスの吹き抜けを防止して、しかも排気通路壁の
熱膨張による外力付加時のスリーブ変形による排
気制御バルブシヤフトの拘束を最小限に抑制する
ことができる。そのため、排気制御バルブの正常
な排気制御機能を維持することができる。
第1図は、本考案の第1実施例に係る排気制御
バルブのシヤフト軸受装置の断面図、第2図は、
同実施例装置を適用した排気ターボ過給装置全体
の構成を示す正面図、第3図は、第2図の−
線矢視図、第4図は第2図の−線矢視図、第
5図は第4図の−線断面図、第6図は第5図
の−線断面図、第7図は第6図の−線断
面図、第8図は第7図に示した排気制御バルブの
状態変化図、第9図は本考案の第2の実施例に係
る排気制御バルブのシヤフト軸受装置の断面図、
第10図は従来例の断面図、第11図は同従来例
の作用説明図である。 1……エンジン本体、2……ターボ過給機、4
……排気管、6……排気制御バルブ、7……排気
制御バルブ作動装置、47……側壁、65……作
動シヤフト、66……スリーブ、66a……肉厚
部、90……第1の間〓、93……小径部、95
……第2の間〓、96……テーパ部、97……第
1の間〓、98……凹溝面、99……第2の間
〓。
バルブのシヤフト軸受装置の断面図、第2図は、
同実施例装置を適用した排気ターボ過給装置全体
の構成を示す正面図、第3図は、第2図の−
線矢視図、第4図は第2図の−線矢視図、第
5図は第4図の−線断面図、第6図は第5図
の−線断面図、第7図は第6図の−線断
面図、第8図は第7図に示した排気制御バルブの
状態変化図、第9図は本考案の第2の実施例に係
る排気制御バルブのシヤフト軸受装置の断面図、
第10図は従来例の断面図、第11図は同従来例
の作用説明図である。 1……エンジン本体、2……ターボ過給機、4
……排気管、6……排気制御バルブ、7……排気
制御バルブ作動装置、47……側壁、65……作
動シヤフト、66……スリーブ、66a……肉厚
部、90……第1の間〓、93……小径部、95
……第2の間〓、96……テーパ部、97……第
1の間〓、98……凹溝面、99……第2の間
〓。
Claims (1)
- 排気ガスが流れる排気通路壁に、該排気通路壁
を形成する部材よりも熱膨張係数が小さい部材に
よつて形成されるスリーブを嵌挿し、該スリーブ
により排気制御バルブのシヤフトを回動可能に軸
支した排気制御バルブのシヤフト軸受装置におい
て、上記排気通路壁と上記スリーブとの間および
上記スリーブと上記排気制御バルブシヤフトとの
間にそれぞれ軸方向の相互に異なる位置に少なく
とも全体に跨がらない範囲の所定の間〓を形成し
てなることを特徴とする排気制御バルブのシヤフ
ト軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4035386U JPH0444819Y2 (ja) | 1986-03-18 | 1986-03-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4035386U JPH0444819Y2 (ja) | 1986-03-18 | 1986-03-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62152033U JPS62152033U (ja) | 1987-09-26 |
JPH0444819Y2 true JPH0444819Y2 (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=30854372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4035386U Expired JPH0444819Y2 (ja) | 1986-03-18 | 1986-03-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0444819Y2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5883885B2 (ja) * | 2011-01-27 | 2016-03-15 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 調整フラップ装置 |
JP5846351B2 (ja) * | 2011-06-13 | 2016-01-20 | 株式会社Ihi | ウェイストゲート弁の駆動機構及びターボチャージャ |
FR2982005B1 (fr) * | 2011-10-26 | 2015-01-09 | Valeo Sys Controle Moteur Sas | Vanne de gaz, notamment de gaz d'echappement recircules |
JP5983297B2 (ja) * | 2012-10-22 | 2016-08-31 | 株式会社Ihi | ガス流量可変機構及び過給機 |
JP2015175345A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | 株式会社デンソー | 過給機およびその組付方法 |
US9546597B2 (en) * | 2014-09-19 | 2017-01-17 | GM Global Technology Operations LLC | Turbocharger waste-gate valve bushing |
DE112019006257B4 (de) * | 2019-01-23 | 2025-01-02 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | Turboladerbuchse und Turbolader |
-
1986
- 1986-03-18 JP JP4035386U patent/JPH0444819Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62152033U (ja) | 1987-09-26 |
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