JPH0440116B2 - - Google Patents
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- JPH0440116B2 JPH0440116B2 JP59055646A JP5564684A JPH0440116B2 JP H0440116 B2 JPH0440116 B2 JP H0440116B2 JP 59055646 A JP59055646 A JP 59055646A JP 5564684 A JP5564684 A JP 5564684A JP H0440116 B2 JPH0440116 B2 JP H0440116B2
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- Japan
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- pattern
- welding
- reference line
- swing
- line
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/12—Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
- B23K9/127—Means for tracking lines during arc welding or cutting
- B23K9/1272—Geometry oriented, e.g. beam optical trading
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/42—Recording and playback systems, i.e. in which the programme is recorded from a cycle of operations, e.g. the cycle of operations being manually controlled, after which this record is played back on the same machine
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Geometry (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Numerical Control (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溶接トーチを開先幅方向に所定の揺
動パターンに従つて揺動させながらアーク溶接を
行い、この揺動中に溶接トーチの位置ずれを検出
し、この位置ずれを修正することにより溶接トー
チを溶接線に追従させるようにした溶接ロボツト
において、溶接線の追従性能を飛躍的に向上させ
ることを目的とした溶接ロボツトにおける溶接線
追従方法に関する。
動パターンに従つて揺動させながらアーク溶接を
行い、この揺動中に溶接トーチの位置ずれを検出
し、この位置ずれを修正することにより溶接トー
チを溶接線に追従させるようにした溶接ロボツト
において、溶接線の追従性能を飛躍的に向上させ
ることを目的とした溶接ロボツトにおける溶接線
追従方法に関する。
前述揺動パターンをテイーチングする方法とし
ては実際に溶接トーチの電極先端(溶接点)を開
先付近に位置決めし、揺動パターンの半周期の両
端地点の位置を教示する方法、並びに本出願人が
昭和59年3月2日付の特許出願(発明の名称「溶
接ロボツト」)で提案したように、数値入力によ
る揺動パターン作成手段を具備し、テイーチング
時に開先を含む座標象限内で目視および位置決め
し易い任意の地点(ダミー点と呼称)に溶接トー
チを位置決めし、このトーチを静止させたまま揺
動パターンを教示する方法がある。
ては実際に溶接トーチの電極先端(溶接点)を開
先付近に位置決めし、揺動パターンの半周期の両
端地点の位置を教示する方法、並びに本出願人が
昭和59年3月2日付の特許出願(発明の名称「溶
接ロボツト」)で提案したように、数値入力によ
る揺動パターン作成手段を具備し、テイーチング
時に開先を含む座標象限内で目視および位置決め
し易い任意の地点(ダミー点と呼称)に溶接トー
チを位置決めし、このトーチを静止させたまま揺
動パターンを教示する方法がある。
従来、前述のように揺動パターンを教示した場
合(手動設定または自動設定のいずれでも)、溶
接ロボツト全体を制御するコンピユータは教示点
間を結ぶ仮想溶接線(パターン基準線とも呼称)
を溶接線とみなして揺動パターンを作成するが、
溶接線は必ずしも直線ばかりとは限らず、途中屈
曲したり湾曲したり様々の方向に向いているのが
普通である。また、コンピユータはアークゼンサ
ー実行時に補正をかける方向は前述仮想溶接線に
対し直角方向に限られ、修正量は溶接トーチ先端
の揺動端点(但し、補正をかけたときは、揺動端
の位置修正点)を中心に仮想溶接線に対し左・右
にΔγの角度(一定の補正範囲)内に固定されて
いる。例えば、第7図において、ワークWaの実
際の溶接線WLaに沿つて溶接開始点aから溶接
終了点(図示せず)まで水平隅肉溶接で連続溶接
する場合、コンピユータは溶接開始点aと溶接終
了点とを結ぶ線を仮想溶接線WLa′とし、これを
二等辺三角形の底辺とする揺動パターンPTを作
成し、実行指令する。従つて溶接トーチ先端はa
→b→cと移動し、cに達してもまだワークWa
に達しないため、それ以後はワークWaに達する
までc→dで示すように仮想溶接線WLa′に対し
直角方向(即ち、開先幅方向)に移動する。次の
パターンはdを起点としてd→e→f→g(但し、
f→gは補正によるもの)のように描く。さらに
次のパターンはgを起点としてg→h→i→jの
ように描く。このパターンでは溶接線WLaがg
を中心として仮想溶接線WLa′に対する角度Δγの
範囲から外れるため、溶接トーチはもはや溶接線
WLaに追従することができなくなる。
合(手動設定または自動設定のいずれでも)、溶
接ロボツト全体を制御するコンピユータは教示点
間を結ぶ仮想溶接線(パターン基準線とも呼称)
を溶接線とみなして揺動パターンを作成するが、
溶接線は必ずしも直線ばかりとは限らず、途中屈
曲したり湾曲したり様々の方向に向いているのが
普通である。また、コンピユータはアークゼンサ
ー実行時に補正をかける方向は前述仮想溶接線に
対し直角方向に限られ、修正量は溶接トーチ先端
の揺動端点(但し、補正をかけたときは、揺動端
の位置修正点)を中心に仮想溶接線に対し左・右
にΔγの角度(一定の補正範囲)内に固定されて
いる。例えば、第7図において、ワークWaの実
際の溶接線WLaに沿つて溶接開始点aから溶接
終了点(図示せず)まで水平隅肉溶接で連続溶接
する場合、コンピユータは溶接開始点aと溶接終
了点とを結ぶ線を仮想溶接線WLa′とし、これを
二等辺三角形の底辺とする揺動パターンPTを作
成し、実行指令する。従つて溶接トーチ先端はa
→b→cと移動し、cに達してもまだワークWa
に達しないため、それ以後はワークWaに達する
までc→dで示すように仮想溶接線WLa′に対し
直角方向(即ち、開先幅方向)に移動する。次の
パターンはdを起点としてd→e→f→g(但し、
f→gは補正によるもの)のように描く。さらに
次のパターンはgを起点としてg→h→i→jの
ように描く。このパターンでは溶接線WLaがg
を中心として仮想溶接線WLa′に対する角度Δγの
範囲から外れるため、溶接トーチはもはや溶接線
WLaに追従することができなくなる。
本発明は前述事情に鑑み、第1教示点の位置と
第2教示点の位置を教示し、溶接トーチを開先幅
方向に所定の揺動パターンに従つて揺動させなが
らアーク溶接を行い、該揺動中に溶接トーチの位
置ずれを検出し、この位置ずれを修正することに
より溶接トーチを両教示点間の溶接線に追従させ
るようにした溶接ロボツトにおいて、第1教示点
と第2教示点とを結ぶ線を第1のパターン基準線
とし、第1教示点から第1のパターン基準線を基
準として揺動パターンを実行中、毎回前記位置ず
れの検出量に応じた修正量で前記揺動パターンを
第1のパターン基準線に対し直角方向に補正を施
すとともに、揺動パターンの所定回数終了時に第
1のパターン基準線を基準とした揺動パターンの
実行開始点と終端点とを結ぶ線の延長方向を第2
のパターン基準線として求め、第1のパターン基
準線を前記第2のパターン基準線に変更すること
により前記揺動パターンに回転補正を施し、その
後は第2のパターン基準線を基準として揺動パタ
ーンを実行中、毎回前記位置ずれの検出量に応じ
た修正量で前記揺動パターンを第2のパターン基
準線に対し直角方向に補正を施すとともに、揺動
パターンの前記所定回数終了時に第2のパターン
基準線を基準とした揺動パターンの実行開始点と
終端点とを結ぶ線の延長方向を第3のパターン基
準線として求め、第2のパターン基準線を前記第
3のパターン基準線に変更することにより前記揺
動パターンに回転補正を施し、以下揺動パターン
の前記所定回数ごとにパターン基準線を順次変更
して揺動パターンに回転補正を施しながら第2教
示点に至るまでアーク溶接を行うことを特徴と
し、自由曲線状の溶接線に対しても追従可能とし
た溶接ロボツトにおける溶接線追従方法を提供せ
んとするものである。
第2教示点の位置を教示し、溶接トーチを開先幅
方向に所定の揺動パターンに従つて揺動させなが
らアーク溶接を行い、該揺動中に溶接トーチの位
置ずれを検出し、この位置ずれを修正することに
より溶接トーチを両教示点間の溶接線に追従させ
るようにした溶接ロボツトにおいて、第1教示点
と第2教示点とを結ぶ線を第1のパターン基準線
とし、第1教示点から第1のパターン基準線を基
準として揺動パターンを実行中、毎回前記位置ず
れの検出量に応じた修正量で前記揺動パターンを
第1のパターン基準線に対し直角方向に補正を施
すとともに、揺動パターンの所定回数終了時に第
1のパターン基準線を基準とした揺動パターンの
実行開始点と終端点とを結ぶ線の延長方向を第2
のパターン基準線として求め、第1のパターン基
準線を前記第2のパターン基準線に変更すること
により前記揺動パターンに回転補正を施し、その
後は第2のパターン基準線を基準として揺動パタ
ーンを実行中、毎回前記位置ずれの検出量に応じ
た修正量で前記揺動パターンを第2のパターン基
準線に対し直角方向に補正を施すとともに、揺動
パターンの前記所定回数終了時に第2のパターン
基準線を基準とした揺動パターンの実行開始点と
終端点とを結ぶ線の延長方向を第3のパターン基
準線として求め、第2のパターン基準線を前記第
3のパターン基準線に変更することにより前記揺
動パターンに回転補正を施し、以下揺動パターン
の前記所定回数ごとにパターン基準線を順次変更
して揺動パターンに回転補正を施しながら第2教
示点に至るまでアーク溶接を行うことを特徴と
し、自由曲線状の溶接線に対しても追従可能とし
た溶接ロボツトにおける溶接線追従方法を提供せ
んとするものである。
以下、第1〜6図に示す実施例に基づき詳述す
る。
る。
1は本発明の一実施例として採用した直角座標
(X,Y,Z)ロボツトRO(詳細は図示せず)の
端末に構成された垂直軸である。
(X,Y,Z)ロボツトRO(詳細は図示せず)の
端末に構成された垂直軸である。
2は垂直軸1の下端に軸1まわり(矢印α)に
施回可能に支承した第1腕である。
施回可能に支承した第1腕である。
3は腕2の先端に斜軸3aまわり(矢印β)に
施回可能に支承した第2腕である。第2腕3先端
にエンドエフエクタとしての溶接トーチ4(この
実施例ではMIG溶接トーチ)を取着している。
施回可能に支承した第2腕である。第2腕3先端
にエンドエフエクタとしての溶接トーチ4(この
実施例ではMIG溶接トーチ)を取着している。
そして軸1、軸3aおよびトーチ4の中心軸線
Mは一点Pにおいて交差するように構成してあ
る。
Mは一点Pにおいて交差するように構成してあ
る。
さらにトーチ4はその溶接作動点Pと一致しう
るように設定してある。かくして、αおよびβ方
向への回転角を制御することにより、トーチ4の
垂直軸1に対する姿勢角θおよび施回角φ(いわ
ゆるオイラ角)を点Pを固定して制御可能となつ
ている。
るように設定してある。かくして、αおよびβ方
向への回転角を制御することにより、トーチ4の
垂直軸1に対する姿勢角θおよび施回角φ(いわ
ゆるオイラ角)を点Pを固定して制御可能となつ
ている。
5は溶接電源装置である。装置5はトーチ4へ
の消耗電極6を巻き取つたスプール7を具備し、
詳細は図示しないが送りローラを回転して電極6
をくり出し可能であり、さらに電極6とワークW
間に溶接用電源8および電流センサ9を直列に接
続しうるように構成してある。
の消耗電極6を巻き取つたスプール7を具備し、
詳細は図示しないが送りローラを回転して電極6
をくり出し可能であり、さらに電極6とワークW
間に溶接用電源8および電流センサ9を直列に接
続しうるように構成してある。
10はこの実施例全体の制御装置としての公知
のコンピユータである。コンピユータ10には、
CPUおよびメモリを含む。
のコンピユータである。コンピユータ10には、
CPUおよびメモリを含む。
そしてコンピユータ10のバスラインBには、
電源8および電流センサ9が接続してある。
電源8および電流センサ9が接続してある。
バスラインBにはさらに、ロボツトROのX軸
サーボ系SXが接続してあり、このサーボ系SXは
X軸の動力MX、並びにその位置情報を出力する
エンコーダEXを含んでいる。同様にしてバスラ
インBには同様に構成したY軸のサーボ系SY,
Z軸のサーボ系SZ、α軸のサーボ系Sαおよびβ
軸のサーボ系Sβを接続してある。
サーボ系SXが接続してあり、このサーボ系SXは
X軸の動力MX、並びにその位置情報を出力する
エンコーダEXを含んでいる。同様にしてバスラ
インBには同様に構成したY軸のサーボ系SY,
Z軸のサーボ系SZ、α軸のサーボ系Sαおよびβ
軸のサーボ系Sβを接続してある。
11は遠隔操作盤であり、トーチ4を手動で移
動させるためのマニユアル操作スナツプスイツチ
群SW、溶接時以外の速度を指令するための速度
指令ロータリスイツチSV,3種類のモード(マ
ニユアルモードM,テストモードTE,およびオ
ートモードA)に切換えるためのモード切換スイ
ツチSM,テンキーTK,テンキーTKの操作によ
り後述の各切換位置で種々の条件を設定するため
の条件設定用切換スイツチSE,並びに各モード
において動作を開始したりテイーチング内容をメ
モリに取込む際に使用するスタートスイツチ
STA等を備えている。
動させるためのマニユアル操作スナツプスイツチ
群SW、溶接時以外の速度を指令するための速度
指令ロータリスイツチSV,3種類のモード(マ
ニユアルモードM,テストモードTE,およびオ
ートモードA)に切換えるためのモード切換スイ
ツチSM,テンキーTK,テンキーTKの操作によ
り後述の各切換位置で種々の条件を設定するため
の条件設定用切換スイツチSE,並びに各モード
において動作を開始したりテイーチング内容をメ
モリに取込む際に使用するスタートスイツチ
STA等を備えている。
前記切換スイツチSEは以下に示す7つの切換
位置SE1〜SE7を有する。
位置SE1〜SE7を有する。
(1) 切換位置SE1…直線補間「L」,円補間
「C」,アークセンシング「As」の3つの表示
ランプを備え、それぞれテンキーTKのキー番
号「1」〜「3」を押すことにより各表示ラン
プを点灯させて選択することができる。
「C」,アークセンシング「As」の3つの表示
ランプを備え、それぞれテンキーTKのキー番
号「1」〜「3」を押すことにより各表示ラン
プを点灯させて選択することができる。
(2) 切換位置SE2…溶接条件番号WNo.の表示部を
有し、コンピユータ10のメモリには予めNo.ご
とに溶接電圧E,溶接電流I,および溶接速度
Vwをセツトとして記憶されており、所望のセ
ツトに対応するテンキーTKのキー番号を押す
ことにより呼び出せるようになつている。
有し、コンピユータ10のメモリには予めNo.ご
とに溶接電圧E,溶接電流I,および溶接速度
Vwをセツトとして記憶されており、所望のセ
ツトに対応するテンキーTKのキー番号を押す
ことにより呼び出せるようになつている。
(3) 切換位置SE3…フアンクシヨン番号FNo.の表
示部を有し、本実施例ではテンキーTKのキー
番号「7」の操作により、溶接トーチ4の現在
位置は移動位置の教示点ではなくダミー点であ
ることを教示する。
示部を有し、本実施例ではテンキーTKのキー
番号「7」の操作により、溶接トーチ4の現在
位置は移動位置の教示点ではなくダミー点であ
ることを教示する。
(4) 切換位置SE4…補正方式番号AUXNo.の表示
部を有し、本実施例では、テンキーTKのキー
番号「01」,「02」,「03」の押動により、それぞ
れ第2図a,b,cに示すように下向隅肉,水
平隅肉,レ形開先の各溶接継手形状を選択する
ようになつている。またAUXNo.「10」は、予
め別のワークで作成した揺動パターンのデータ
に基づき位置補正することを意味する。
部を有し、本実施例では、テンキーTKのキー
番号「01」,「02」,「03」の押動により、それぞ
れ第2図a,b,cに示すように下向隅肉,水
平隅肉,レ形開先の各溶接継手形状を選択する
ようになつている。またAUXNo.「10」は、予
め別のワークで作成した揺動パターンのデータ
に基づき位置補正することを意味する。
(5) 切換位置SE5…パターン表示部を有し、本実
施例では4桁の数字で揺動パターンを設定する
ようになつている。例えば、4〜1桁目にはそ
れぞれ、揺動パターンの振幅m(開示幅方向の
移動距離)、高さh(第2図a・b・cで示すよ
うに下向隅肉およびレ形開先では溶接線から揺
動面までの距離であり、水平隅肉では脚長であ
る)、ピツチPC(第3図に示すように揺動パタ
ーンの半周期における溶接線の延びる方向への
移動距離)、きざみ数n(揺動パターンの半周期
における移動分割数でこれにより周波数が決
定)の各メニユー番号を設定するようになつて
いる。尚、水平隅肉における等脚長の場合は、
特別にhNo.「3」で設定すれば自動的に等脚長
になるようにしてある。
施例では4桁の数字で揺動パターンを設定する
ようになつている。例えば、4〜1桁目にはそ
れぞれ、揺動パターンの振幅m(開示幅方向の
移動距離)、高さh(第2図a・b・cで示すよ
うに下向隅肉およびレ形開先では溶接線から揺
動面までの距離であり、水平隅肉では脚長であ
る)、ピツチPC(第3図に示すように揺動パタ
ーンの半周期における溶接線の延びる方向への
移動距離)、きざみ数n(揺動パターンの半周期
における移動分割数でこれにより周波数が決
定)の各メニユー番号を設定するようになつて
いる。尚、水平隅肉における等脚長の場合は、
特別にhNo.「3」で設定すれば自動的に等脚長
になるようにしてある。
(6) 切換位置SE6…パターン回数表示部を有し、
揺動パターンの進行方向自体の補正(「回転補
正」と呼称)をパターンの何回(NT)目ごと
に行うかをキー番号で設定できるようになつて
いる。
揺動パターンの進行方向自体の補正(「回転補
正」と呼称)をパターンの何回(NT)目ごと
に行うかをキー番号で設定できるようになつて
いる。
(7) 切換位置SE7…タイマー表示部を有し、揺動
の左・右端での停止時間をメニユー番号で設定
できるようになつている。
の左・右端での停止時間をメニユー番号で設定
できるようになつている。
今、ワークWは第1図に示すように、細長い水
平部材W1の上面に1枚の湾曲状垂直部材W2を
仮付けしてあり、これらの部材W1,W2で形成
される直角隅部を一端の第1教示点の位置として
の溶接開始点P2から他端の第2教示点の位置と
しての溶接終了点P4まで連続溶接せんとするも
のである。
平部材W1の上面に1枚の湾曲状垂直部材W2を
仮付けしてあり、これらの部材W1,W2で形成
される直角隅部を一端の第1教示点の位置として
の溶接開始点P2から他端の第2教示点の位置と
しての溶接終了点P4まで連続溶接せんとするも
のである。
以下オペレータのテイーチング操作、およびこ
れに伴いコンピユータ10が実行する処理につき
説明する。
れに伴いコンピユータ10が実行する処理につき
説明する。
(T1) スイツチSMの操作によりマニユアルモー
ドMを選択する。そしてスイツチSWの操作に
よりトーチ4を前記溶接開始点P2に近い任意
の地点P1に位置決めする。次に切換スイツチ
SEを切換位置SE1に切換え、テンキーTKの操
作により直線補間「L」を設定し、スイツチ
STAを操作すれば、コンピユータ10は点P1
の位置情報(X1,Y1,Z1,θ1およびφ1)と直
線補間「L」を最初のステップとして取り込
む。
ドMを選択する。そしてスイツチSWの操作に
よりトーチ4を前記溶接開始点P2に近い任意
の地点P1に位置決めする。次に切換スイツチ
SEを切換位置SE1に切換え、テンキーTKの操
作により直線補間「L」を設定し、スイツチ
STAを操作すれば、コンピユータ10は点P1
の位置情報(X1,Y1,Z1,θ1およびφ1)と直
線補間「L」を最初のステップとして取り込
む。
(T2) スイツチSWの操作によりトーチ4を溶接
開始点P2に溶接に適した姿勢に位置決めする。
開始点P2に溶接に適した姿勢に位置決めする。
次いで切換スイツチSEの切換位置はそのま
までテンキーTKの操作によりアークセンシン
グ「As」を設定し、スイツチSTAを操作すれ
ば、コンピユータ10は点P2の位置情報とア
ークセンシング「As」を次のステツプとして
取り込む。
までテンキーTKの操作によりアークセンシン
グ「As」を設定し、スイツチSTAを操作すれ
ば、コンピユータ10は点P2の位置情報とア
ークセンシング「As」を次のステツプとして
取り込む。
(T3) スイツチSWの操作によりトーチ4を部材
W1,W2で囲まれた座標象限内の任意の点
P3(ダミー点と呼称)に位置決めする。
W1,W2で囲まれた座標象限内の任意の点
P3(ダミー点と呼称)に位置決めする。
次いで切換スイツチSEの切換位置SE1,
SE3,SE4においてテンキーTKの操作によりそ
れぞれ「As」,「7」,「02」を設定する。この
うちFNo.「7」はダミー点の指定であり、
AUXNo.「02」は溶接継手形状として水平隅肉
の指定である(第2図参照)。さらに切換スイ
ツチSEの切換位置SE5では、テンキーTKによ
り既述の揺動パターンを構成する振幅m,高さ
h,ピツチPC,きざみ数nを4桁のメニユー
数値で設定する。その後、スイツチSTAを操
作すれば、コンピユータ10はダミー点P3の
位置情報、アークセンンシング「As」,FNo.
「7」,AUXNo.「02」,並びに揺動パターンの情
報を次のステツプとして取り込む。
SE3,SE4においてテンキーTKの操作によりそ
れぞれ「As」,「7」,「02」を設定する。この
うちFNo.「7」はダミー点の指定であり、
AUXNo.「02」は溶接継手形状として水平隅肉
の指定である(第2図参照)。さらに切換スイ
ツチSEの切換位置SE5では、テンキーTKによ
り既述の揺動パターンを構成する振幅m,高さ
h,ピツチPC,きざみ数nを4桁のメニユー
数値で設定する。その後、スイツチSTAを操
作すれば、コンピユータ10はダミー点P3の
位置情報、アークセンンシング「As」,FNo.
「7」,AUXNo.「02」,並びに揺動パターンの情
報を次のステツプとして取り込む。
(T4) スイツチSWの操作によりトーチ4を溶接
終了点P4に溶接に適した姿勢で位置決めする。
次いで切換スイツチSEの切換位置SE1,SE2,
SE4,SE6,SE7においてテンキーTKの操作に
よりそれぞれ「As」,「01」,「10」,「3」,「1」
を設定する。この中で、WNo.「01」は溶接開始
点P2から溶接終了点P4までの溶接条件(溶接
電圧,溶接電流等)として最適の条件を備えた
メニユー番号である。またAUXNo.「10」は予
め別のワークで得られた揺動パターンのデータ
で位置補正することを意味する。さらにNT
「3」は回転補正をパターンの3回目終了ごと
に行うことを意味する。タイマー「1」は揺動
の左・右端で溶接トーチ4を一時停止させるの
に適したメニユー番号を指定している。これで
スイツチSTAを操作すれば、コンピユータ1
0は溶接終了点P4の位置情報、アークセンシ
ング「A3」,WNo.「01」,AUXNo.「10」,NT
「3」,タイマー「1」を次のステツプとして取
り組む。
終了点P4に溶接に適した姿勢で位置決めする。
次いで切換スイツチSEの切換位置SE1,SE2,
SE4,SE6,SE7においてテンキーTKの操作に
よりそれぞれ「As」,「01」,「10」,「3」,「1」
を設定する。この中で、WNo.「01」は溶接開始
点P2から溶接終了点P4までの溶接条件(溶接
電圧,溶接電流等)として最適の条件を備えた
メニユー番号である。またAUXNo.「10」は予
め別のワークで得られた揺動パターンのデータ
で位置補正することを意味する。さらにNT
「3」は回転補正をパターンの3回目終了ごと
に行うことを意味する。タイマー「1」は揺動
の左・右端で溶接トーチ4を一時停止させるの
に適したメニユー番号を指定している。これで
スイツチSTAを操作すれば、コンピユータ1
0は溶接終了点P4の位置情報、アークセンシ
ング「A3」,WNo.「01」,AUXNo.「10」,NT
「3」,タイマー「1」を次のステツプとして取
り組む。
(T5) スイツチSWの操作によりトーチ4を前記
溶接終了点P4から直線的に移行できる任意の
退避点P5に位置決めする。そして切換スイツ
チSEを切換位置SE1に切換え、テンキーTKの
操作により直線補間「L」を設定し、スイツチ
STAを操作すれば、コンピユータ10は点P5
の位置情報と直線補間「L」を最後のステツプ
として取り組む。
溶接終了点P4から直線的に移行できる任意の
退避点P5に位置決めする。そして切換スイツ
チSEを切換位置SE1に切換え、テンキーTKの
操作により直線補間「L」を設定し、スイツチ
STAを操作すれば、コンピユータ10は点P5
の位置情報と直線補間「L」を最後のステツプ
として取り組む。
以上で、テイーチングを終了する。第4図に前
述一連のユーザプログラムの内容を示す。
述一連のユーザプログラムの内容を示す。
次にオペレータがスイツチSMをテストモード
TEとし、スイツチSTAを操作すれば、前述プロ
グラムの1ステツプずつが実行(但し溶接は実行
されずに)され、誤りがあれば修正する。
TEとし、スイツチSTAを操作すれば、前述プロ
グラムの1ステツプずつが実行(但し溶接は実行
されずに)され、誤りがあれば修正する。
続いてスイツチSMをオートモードAとし、ス
イツチSTAを操作すれば、前述プログラムが連
続して実行される。このときコンピユータ10が
実行する処理の流れを第5図のフローチヤートを
参照しながら説明する。
イツチSTAを操作すれば、前述プログラムが連
続して実行される。このときコンピユータ10が
実行する処理の流れを第5図のフローチヤートを
参照しながら説明する。
(A1) コンピユータ10はユーザプログラムのス
テツプ中に指令「As」があるか、否か判断す
る(処理PR1)。
テツプ中に指令「As」があるか、否か判断す
る(処理PR1)。
(A2) 指令「As」が無ければ、このステツプの
内容を実行する(処理PR2)。
内容を実行する(処理PR2)。
(A3) 前記処理PR1で指令「As」があれば、さ
らにパターン作成は自動設定か否か判断する
(処理PR3)。
らにパターン作成は自動設定か否か判断する
(処理PR3)。
(A4) FNo.が「7」であれば自動設定と判断し、
ダミー点P3にテイーチングされた情報に基づ
き振幅m,高さh,ピツチPCよりアークウイ
ービングの揺動パターンを作成する(処理PR
4)。
ダミー点P3にテイーチングされた情報に基づ
き振幅m,高さh,ピツチPCよりアークウイ
ービングの揺動パターンを作成する(処理PR
4)。
(A5) 処理PR3で、FNo.が「7」でなければ手
動設定と判断し、ここでは説明を省略したが、
実際に溶接トーチ4を開先に位置決めしてテイ
ーチングされた通りの揺動パターンを作成する
(処理PR5)。
動設定と判断し、ここでは説明を省略したが、
実際に溶接トーチ4を開先に位置決めしてテイ
ーチングされた通りの揺動パターンを作成する
(処理PR5)。
(A6) 処理PR4,PR5のいずれにおいてもそれ
ぞれの処理が終了したならば、作成したパター
ンでアーク、ウイービングを実行し、その時の
検出量で開先幅方向の補正(以下、平行補正と
呼称)を施す(処理PR6)。
ぞれの処理が終了したならば、作成したパター
ンでアーク、ウイービングを実行し、その時の
検出量で開先幅方向の補正(以下、平行補正と
呼称)を施す(処理PR6)。
(A7) 次にパターン回数Nが所望回数NTであつ
たか否か判断する(処理PR7)。
たか否か判断する(処理PR7)。
(A8) N=NTであれば、さらに今までの実行揺
動パターンの軌跡に基づき回転補正を施し、即
ち、今までのパターン基準線を基準とした揺動
パターンの実行開始点と終端点とを結ぶ線の延
長方向を新たな基準線として求め、新たな基準
線に対応すべく揺動パターンに回転補正を施し
(処理PR8)、N=0とする(処理PR9)。
動パターンの軌跡に基づき回転補正を施し、即
ち、今までのパターン基準線を基準とした揺動
パターンの実行開始点と終端点とを結ぶ線の延
長方向を新たな基準線として求め、新たな基準
線に対応すべく揺動パターンに回転補正を施し
(処理PR8)、N=0とする(処理PR9)。
(A9) 処理PR7でN=NTであれば、N=N+1
とする(処理PR10)。
とする(処理PR10)。
(A10) 処理PR9またはPR10が終了したなら
ば、アークセンサーが終了したか否かを判断す
る(処理PR11)。
ば、アークセンサーが終了したか否かを判断す
る(処理PR11)。
(A11) まだ終了していなければ、処理PR6の手
前に戻り、終了であれば、ステツプがエンドで
あつたか否が判断する(処理PR12)。
前に戻り、終了であれば、ステツプがエンドで
あつたか否が判断する(処理PR12)。
(A12) エンドであればオートモードにおける一
連の実行を終了するが、そうでないならば、ス
テツプを更新し(処理PR13)、前記処理PR
1の手前に戻る。
連の実行を終了するが、そうでないならば、ス
テツプを更新し(処理PR13)、前記処理PR
1の手前に戻る。
しかして、溶接ロボツトROはコンピユータ1
0からの指令出力に基づき以下の動作を行う。先
ずトーチ4を点P1に位置決めし、該トーチ4は
直線補間で溶接開始点P2に向つて移動する。ト
ーチ4は点P2に達するとアークウイービングを
開始し、溶接条件No.「01」に基づき溶接終了点
P4に向つて水平隅肉溶接を実行する。これを第
6図を参照しながら詳しく説明する。コンピユー
タ10は第1回目(N=1)の揺動パターンとし
て溶接開始点P2と溶接終了点P4を結ぶ第1のパ
ターン基準線L1を底辺とする二等辺三角形の揺
動パターンPTを作成し出力する。
0からの指令出力に基づき以下の動作を行う。先
ずトーチ4を点P1に位置決めし、該トーチ4は
直線補間で溶接開始点P2に向つて移動する。ト
ーチ4は点P2に達するとアークウイービングを
開始し、溶接条件No.「01」に基づき溶接終了点
P4に向つて水平隅肉溶接を実行する。これを第
6図を参照しながら詳しく説明する。コンピユー
タ10は第1回目(N=1)の揺動パターンとし
て溶接開始点P2と溶接終了点P4を結ぶ第1のパ
ターン基準線L1を底辺とする二等辺三角形の揺
動パターンPTを作成し出力する。
従つてトーチ4は点P2→P21→P22と移動し点
P22からパターン基準線L1に対し直角方向(即ち、
パターン進行方向に対し直角方向)に垂直部材W
2に接近する点P23まで移動する。
P22からパターン基準線L1に対し直角方向(即ち、
パターン進行方向に対し直角方向)に垂直部材W
2に接近する点P23まで移動する。
第2回目の実行揺動パターンは点P23を起点と
し点P23→P24→P25→P26(但し、P25→P26は位置
ずれ量)のように描かれる。同じく第3回目の実
行揺動パターンは点P26を起点として点P26→P27
→P28→P29→(但し、P→28→P29は位置ずれ量)
のように描かれる。トーチ4が第3回目のアーク
ウイービンングを終了すると、コンピユータ10
は前記処理PR7においてN=3(=NT)と判断
し、本実施例では点P2と点P29を結ぶ線を第2の
パターン基準線L2とし、これと第1のパターン
基準線L1との成す角度Δδ1でもつて揺動パターン
に対し回転補正を施す。このΔδn(n=1,2,
…)を便宜上回転補正角度と呼称する。従つて第
4・5・6回目の揺動パターンは第2のパターン
基準線L2を基準にして実行されるとともに、該
基準線L2に対し直角方向に平行補正が施される。
し点P23→P24→P25→P26(但し、P25→P26は位置
ずれ量)のように描かれる。同じく第3回目の実
行揺動パターンは点P26を起点として点P26→P27
→P28→P29→(但し、P→28→P29は位置ずれ量)
のように描かれる。トーチ4が第3回目のアーク
ウイービンングを終了すると、コンピユータ10
は前記処理PR7においてN=3(=NT)と判断
し、本実施例では点P2と点P29を結ぶ線を第2の
パターン基準線L2とし、これと第1のパターン
基準線L1との成す角度Δδ1でもつて揺動パターン
に対し回転補正を施す。このΔδn(n=1,2,
…)を便宜上回転補正角度と呼称する。従つて第
4・5・6回目の揺動パターンは第2のパターン
基準線L2を基準にして実行されるとともに、該
基準線L2に対し直角方向に平行補正が施される。
そして、第6回目のアークウイービング終了点
P38に達すると、コンピユータ10は再び点P29と
点P38を結ぶ線を第3のパターン基準線L3とし、
これと第1のパターン基準線L1との成す角度Δδ2
に対応すべく、揺動パターンに回転補正を施す。
このように実行揺動パターンは毎回平行補正が施
され、NT=3回目ごとに回転補正が施され、新
たなパターン基準線を基準にした位置ずれが補正
範囲内にある限り実際の溶接線WLに正確に追従
することができる。
P38に達すると、コンピユータ10は再び点P29と
点P38を結ぶ線を第3のパターン基準線L3とし、
これと第1のパターン基準線L1との成す角度Δδ2
に対応すべく、揺動パターンに回転補正を施す。
このように実行揺動パターンは毎回平行補正が施
され、NT=3回目ごとに回転補正が施され、新
たなパターン基準線を基準にした位置ずれが補正
範囲内にある限り実際の溶接線WLに正確に追従
することができる。
トーチ4が前述アークウイービングを反復しな
がら溶接線WLに沿つて進行し、溶接終了点P4に
達すると溶接を終了し、直線補間で退避点P5に
移動する。
がら溶接線WLに沿つて進行し、溶接終了点P4に
達すると溶接を終了し、直線補間で退避点P5に
移動する。
本発明は前述実施例以外に下記する変形もまた
可能である。
可能である。
() 前述実施例において、回転補正を施す頻度
をNT=3としたが、溶接線WLの形状や揺動パ
ターンの大きさおよび形状により適宜回数に設
定してよく、極端な場合NT=1であつてもよ
い。
をNT=3としたが、溶接線WLの形状や揺動パ
ターンの大きさおよび形状により適宜回数に設
定してよく、極端な場合NT=1であつてもよ
い。
() 前述実施例では、回転補正角度ΔδoをX−
Y座標平面で示したが、三次元の立体的な角度
になることもある。
Y座標平面で示したが、三次元の立体的な角度
になることもある。
() ロボツトは直角座標形以外のメカ構成のも
のでも実施できる。
のでも実施できる。
以上詳述せるごとく本発明によるときは下記す
る特有且つ顕著な効果を奏するものである。
る特有且つ顕著な効果を奏するものである。
(イ) 揺動パターン実行中、溶接トーチの位置ずれ
の検出量に応じた修正量で揺動パターンを毎回
平行移動の形で補正を施すとともに、揺動パタ
ーンの所定回数ごとにそれまでの修正量に対応
すべく、パターン基準線(即ち、揺動パターン
進行方向)を変更(回転補正)して揺動パター
ンに回転補正を施すようにしたため、第1教示
点の位置と第2教示点の位置、例えば溶接開始
点の位置と溶接終了点の位置を教示するだけ
で、両教示点間が自由自在に湾曲した溶接線で
あつても、溶接線の腕曲に沿つて追従するよう
にパターン基準線が順次変更され、該パターン
基準線を基準として揺動パターンが実行される
ため、また補正範囲は常に新たなパターン基準
線に基づくため、溶接線に沿つて良好に追従可
能となる。
の検出量に応じた修正量で揺動パターンを毎回
平行移動の形で補正を施すとともに、揺動パタ
ーンの所定回数ごとにそれまでの修正量に対応
すべく、パターン基準線(即ち、揺動パターン
進行方向)を変更(回転補正)して揺動パター
ンに回転補正を施すようにしたため、第1教示
点の位置と第2教示点の位置、例えば溶接開始
点の位置と溶接終了点の位置を教示するだけ
で、両教示点間が自由自在に湾曲した溶接線で
あつても、溶接線の腕曲に沿つて追従するよう
にパターン基準線が順次変更され、該パターン
基準線を基準として揺動パターンが実行される
ため、また補正範囲は常に新たなパターン基準
線に基づくため、溶接線に沿つて良好に追従可
能となる。
(ロ) 前記(イ)の理由からも明らかなように、複雑な
形状のワークにおける自由曲線の溶接線に対し
ても第1教示点の位置、第2教示点の位置とし
て溶接開始点の位置と溶接終了点の位置を教示
するだけで、多数の中間点の位置の教示が不要
となるため、テイーチング作業が簡単になり、
アークセンサーの適用ワークの範囲が大巾に広
がる。
形状のワークにおける自由曲線の溶接線に対し
ても第1教示点の位置、第2教示点の位置とし
て溶接開始点の位置と溶接終了点の位置を教示
するだけで、多数の中間点の位置の教示が不要
となるため、テイーチング作業が簡単になり、
アークセンサーの適用ワークの範囲が大巾に広
がる。
(ハ) 両教示点間の最初のパターンに対する基準線
は両教示点を結ぶ線であるが、この基準線は前
記(イ)のようにそれまでの修正量に対応すべく揺
動パターンの所定回数ごとに変更(回転補正)
され、揺動パターンの平行補正は常に新たなパ
ターン基準線に対し直角方向に施されるため、
この補正方向は実際の溶接線に対しより直角方
向に近づくため、溶接線に対する追従性が向上
する。
は両教示点を結ぶ線であるが、この基準線は前
記(イ)のようにそれまでの修正量に対応すべく揺
動パターンの所定回数ごとに変更(回転補正)
され、揺動パターンの平行補正は常に新たなパ
ターン基準線に対し直角方向に施されるため、
この補正方向は実際の溶接線に対しより直角方
向に近づくため、溶接線に対する追従性が向上
する。
(ニ) 補正範囲は、常に新たなパターン基準線に基
づいているため、従来のように固定の基準線に
基づく場合より実質上大巾に広がり、それに伴
いワークの個体差が大きいものでもアークセン
サーが適用できる。
づいているため、従来のように固定の基準線に
基づく場合より実質上大巾に広がり、それに伴
いワークの個体差が大きいものでもアークセン
サーが適用できる。
第1〜6図は本発明の実施例を示すもので、こ
のうち第1図は本発明に使用される溶接ロボツト
の全体図、第2図は各種溶接継手形状を示す略
図、第3図は揺動パターンの説明図、第4図はプ
ログラムのステツプ図、第5図はフローチヤー
ト、第6図は揺動パターンの実行説明図、また第
7図は従来の揺動パターンの説明図である。 図中、ROはロボツト、4は溶接トーチ、10
はコンピユータ、11は遠隔操作盤、Wはワーク
である。
のうち第1図は本発明に使用される溶接ロボツト
の全体図、第2図は各種溶接継手形状を示す略
図、第3図は揺動パターンの説明図、第4図はプ
ログラムのステツプ図、第5図はフローチヤー
ト、第6図は揺動パターンの実行説明図、また第
7図は従来の揺動パターンの説明図である。 図中、ROはロボツト、4は溶接トーチ、10
はコンピユータ、11は遠隔操作盤、Wはワーク
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1教示点の位置と第2教示点の位置を教示
し、溶接トーチを開先幅方向に所定の揺動パター
ンに従つて揺動させながらアーク溶接を行い、該
揺動中に溶接トーチの位置ずれを検出し、この位
置ずれを修正することにより溶接トーチを両教示
点間の溶接線に追従させるようにした溶接ロボツ
トにおいて、 第1教示点と第2教示点とを結ぶ線を第1のパ
ターン基準線とし、第1教示点から第1のパター
ン基準線を基準として揺動パターンを実行中、毎
回前記位置ずれの検出量に応じた修正量で前記揺
動パターンを第1のパターン基準線に対し直角方
向に補正を施すとともに、揺動パターンの所定回
数終了時に第1のパターン基準線を基準とした揺
動パターンの実行開始点と終端点とを結ぶ線の延
長方向を第2のパターン基準線として求め、第1
のパターン基準線を前記第2のパターン基準線に
変更することにより前記揺動パターンに回転補正
を施し、その後は第2のパターン基準線を基準と
して揺動パターンを実行中、毎回前記位置ずれの
検出量に応じた修正量で前記揺動パターンを第2
のパターン基準線に対し直角方向に補正を施すと
ともに、揺動パターンの前記所定回数終了時に第
2のパターン基準線を基準とした揺動パターンの
実行開始点と終端点とを結ぶ線の延長方向を第3
のパターン基準線として求め、第2のパターン基
準線を前記第3のパターン基準線に変更すること
により前記揺動パターンに回転補正を施し、以下
揺動パターンの前記所定回数ごとにパターン基準
線を順次変更して揺動パターンに回転補正を施し
ながら第2教示点に至るまでアーク溶接を行うこ
とを特徴とする、溶接ロボツトにおける溶接線追
従方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5564684A JPS60199571A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | 溶接ロボツトにおける溶接線追従方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5564684A JPS60199571A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | 溶接ロボツトにおける溶接線追従方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60199571A JPS60199571A (ja) | 1985-10-09 |
JPH0440116B2 true JPH0440116B2 (ja) | 1992-07-01 |
Family
ID=13004581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5564684A Granted JPS60199571A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | 溶接ロボツトにおける溶接線追従方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60199571A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023008062A1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 株式会社神戸製鋼所 | 造形装置の制御方法、造形装置及びプログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661626B2 (ja) * | 1982-05-04 | 1994-08-17 | 株式会社神戸製鋼所 | 溶接ロボットの制御方法 |
-
1984
- 1984-03-22 JP JP5564684A patent/JPS60199571A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023008062A1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 株式会社神戸製鋼所 | 造形装置の制御方法、造形装置及びプログラム |
JP2023019107A (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 造形装置の制御方法、造形装置及びプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60199571A (ja) | 1985-10-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |