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JPH0438950Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0438950Y2
JPH0438950Y2 JP1986173034U JP17303486U JPH0438950Y2 JP H0438950 Y2 JPH0438950 Y2 JP H0438950Y2 JP 1986173034 U JP1986173034 U JP 1986173034U JP 17303486 U JP17303486 U JP 17303486U JP H0438950 Y2 JPH0438950 Y2 JP H0438950Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
spot
robot
fixed electrode
movable
Prior art date
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Expired
Application number
JP1986173034U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6380084U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986173034U priority Critical patent/JPH0438950Y2/ja
Publication of JPS6380084U publication Critical patent/JPS6380084U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0438950Y2 publication Critical patent/JPH0438950Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はロボツトにより打点を行なうスポツト
溶接装置の改良に係り、特に枠線によつて構成さ
れる自動車のシートフレームをスポツト溶接する
に好適なスポツト溶接装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば直径4mm乃至6mmの枠線を用いて
自動車のシートフレームを溶接ロボツトによりス
ポツト溶接する場合、スポツトガンを支持したロ
ボツトの可動方向や範囲が限定される場合が多
く、これらの範囲外にスポツト溶接の打点位置が
ある場合にはロボツトによる打点が困難であつ
た。
すなわち、第2図に示すような枠線1,2を点
3でスポツト溶接する場合、第3図に示すように
枠線1,2が載置された固定電極4がほぼ水平の
状態の冶具5上に固設されているときに、図示せ
ぬロボツトによつて支持されたスポツトガンが角
度αの範囲内においてのみ加圧可能であるとする
と、必要な加圧方向であるほぼ水平方向(矢印
A)の加圧は不可能となる。
このため従来は、第4図に示すように冶具5を
回動させて打点角度βが前記角度αの範囲内に入
るようにするか、または別工程で増打ちをするか
していた。なおこの種の装置としては実開昭55−
23242号公報及び特開昭59−125281号公報によつ
て開示された提案がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら上記のように、冶具5を必要角度
だけ回動させるためには、冶具5の回転機構が必
要となり、このため構造が複雑になり、いかなる
方向からも打点ができるように汎用化することは
困難であるという問題があつた。
しかも回動に必要な時間だけサイクルタイムが
長くなるという問題もあつた。また別工程で増打
ちするためには設備費や工数がともに増大すると
いう問題があつた。
また前記2つの公報によつて開示された提案
は、ともにワークに対する打点位置を変換する手
段に関するものであり、ロボツトによる打点可能
な方向及び範囲を外れた位置のワークに対するス
ポツト溶接については配慮されていなかつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、簡単な構造で設備の汎用化が可能となり、ロ
ボツト可動範囲外の打点位置においても、特異な
形状の枠線部材にロボツトによる打点が可能とな
るスポツト溶接装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、冶具上に
載置された1対の枠線部材をそれぞれ電極チツプ
を介して固定電極と可動電極とにより挾持し、ロ
ボツトを用いて加圧通電することにより交叉状に
スポツト溶接を行なう枠線部材のスポツト溶接装
置において、前記冶具には一端に傾斜した揺動ア
ームが回動可能に取付けられたスポツトガンと傾
斜した固定電極とをロボツトの可動範囲外に軸線
を傾斜させて配設し、前記揺動アームの一端に傾
斜した固定側電極のチツプに対向可能に前記可動
側電極チツプが傾斜して装着された可動電極を設
け、該揺動アームの他端と前記スポツトガンの前
記揺動アームが取付けられた反対側とをシリンダ
装置を介してそれぞれ回動可能に連結するととも
に、前記固定電極及び可動電極に対する溶接電流
の通電を前記ロボツトによつて行うために前記固
定電極と可動電極とにそれぞれケーブルによつて
接続された1対のコンタクト電極を前記スポツト
ガンおよび固定電極から離れたロボツトの可動範
囲内に設けたものである。
〔作用〕
上記の構成によると、冶具下面に固設されたス
ポツトガンの一端に可動電極が回動可能に取付け
られており、この可動電極がスポツトガンの他端
に取付けられたアクチユエータにより回動するこ
とにより、被溶接部材が前記冶具に固設された固
定電極と前記可動電極とにより加圧挾持される。
この状態で1対のコンタクト電極をロボツトによ
り加圧通電することにより、これらのコンタクト
電極にそれぞれ接続された前記固定電極とを可動
電極との間に電流が流れ、被溶接部材がスポツト
溶接される。
したがつて被溶接部材のスポツト溶接による打
点位置がロボツトの可動範囲外であつても冶具の
姿勢を変えずに打点することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るスポツト溶接機の一実施例
を図面を参照して説明する。
第1図に本考案の一実施例を示す。図において
第3図に示す従来例と同一、または同等部分には
同一符号を付して示す。
冶具定盤5上に固定電極4が固設されており、
この固定電極4に設けられた電極チツプ6上に
は、第3図に示すような被溶接部材である枠線
1,2が交叉して装着されている。
前記冶具定盤5の下面にはスポツトガン7が固
設されており、このスポツトガン7の前記固定電
極4が設けられた部分の近傍には、揺動アーム8
が軸9を介して回動可能に取付けられている。
この揺動アーム8の上端には可動電極10が取
付けられており、先端には電極チツプ11が前記
固定電極4側の電極チツプ6と対向可能に設けら
れている。また前記スポツトガン7の前記揺動ア
ーム8が取付けられた反対側の一端には、軸12
を介してエアシリンダ13の一端が回動可能に取
付けられており、このエアシリンダ13のロツド
13aは前記揺動アーム8の可動電極10が取付
けられた側と反対側の一端に、軸14を介して回
動可能に連結されている。
一方図示せぬロボツトの可動範囲内における前
記冶具定盤5上には1対のコンタクト電極15,
16が固設されており、それぞれロボツトガン1
7,18によつて加圧通電されるようになつてい
る。そしてこれらのコンタクト電極15,16は
それぞれケーブル19,20によつて前記固定電
極及び可動電極10に接続されている。
次に本実施例の動作を説明する。エアシリンダ
13を作動させるとそのロツド13aが突出し
て、揺動アーム8を軸9を中心として図中反時計
方向に回動させる。この結果枠線1,2が電極チ
ツプ6,11間に加圧挾持される。
この状態でコンタクト電極15,16をそれぞ
れロボツトガン17,18によつて加圧通電する
と、図示せぬ溶接電源の正極からの電流がコンタ
クト電極16、ケーブル20、可動電極10、枠
線2及び1、固定電極4、ケーブル19、コンタ
クト電極15を通つて溶接電源の負極に流れ、枠
線2,1間にスポツト溶接が行なわれる。
溶接完了後はエアシリンダ13の作動を停止
し、ロツド13aをエアシリンダ13内に引込め
ると、揺動アーム8が図中時計方向に回動し、枠
線1,2の電極チツプ6,11による加圧挾持は
解除され、スポツト溶接された枠線1,2を溶接
位置からロボツトにより取出すことができる。
本実施例によれば、被溶接部材である枠線1,
2を挾持加圧する冶具と、枠線1,2に通電する
手段とが分離されているため、通電手段であるコ
ンタクト電極15,16をロボツトの可動範囲内
に設けることによつて、打点位置がロボツトの可
動範囲外であつても、加圧冶具を用いて加圧通電
してスポツト溶接を行なうことができる。
したがつて、従来のように冶具定盤5の姿勢を
変換したり、別工程で増打ちを行なつたりする必
要がなくなつた。この結果簡単な設備の改良によ
り1工程で枠線1,2の必要な位置におけるすべ
てのスポツト溶接打点を行なうことができる。
さらに、枠線を加圧挾持する冶具と通電手段と
を分離することにより、冶具の段取り替えが容易
となり、多種類の製品のスポツト溶接が容易にで
きるようになつた。
上述した実施例では自動車のシートフレームを
構成する枠線1,2をスポツト溶接する場合につ
いて説明したが、他の溶接部材をスポツト溶接す
る場合にも応用でき、同様の効果を有することは
云うまでもない。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、傾斜した揺動
アームと傾斜した固定電極とをロボツトの可動範
囲外に軸線を傾斜させて配置し、この固定電極及
び可動電極に対する溶接電流の通電用のコンタク
ト電極をスポツトガンと分離してロボツトの可動
範囲内に設けたので、ロボツトの可動範囲外の打
点位置において、治具の姿勢を変えることなく、
かつスポツトガンを支持したロボツトの可動方向
や範囲が限定されることがなく容易に打点による
スポツト溶接を行なうことができ、従来のように
冶具定盤の姿勢を変換したり、別工程で増打ちを
行なつたりする必要がない効果がある。そのため
枠線などのような特異な形状をしたものでもその
必要な位置における全てのスポツト溶接打点を1
工程で容易に行なうことができ、簡単な装置で効
率のよい溶接を行なうことができ、設備の汎用化
が可能となる効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスポツト溶接装置の一実
施例を示す正面図、第2図は第1図の被溶接部材
を示す斜視図、第3図及び第4図はそれぞれ従来
のスポツト溶接動作を説明する正面図である。 1,2……枠線(被溶接部材)、4……固定電
極、5……冶具、6,11……電極チツプ、7…
…スポツトガン、8……揺動アーム、10……可
動電極、13……エアシリンダ、15,16……
コンタクト電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冶具上に載置された1対の枠線部材をそれぞれ
    電極チツプを介して固定電極と可動電極とにより
    挾持し、ロボツトを用いて加圧通電することによ
    り交叉状にスポツト溶接を行なう枠線部材のスポ
    ツト溶接装置において、前記治具には一端に傾斜
    した揺動アームが回動可能に取付けられたスポツ
    トガンと傾斜した固定電極とをロボツトの可動範
    囲外に軸線を傾斜させて配設し、前記揺動アーム
    の一端に傾斜した固定側電極のチツプに対向可能
    に前記可動側電極チツプが傾斜して装着された可
    動電極を設け、該揺動アームの他端と前記スポツ
    トガンの前記揺動アームが取付けられた反対側と
    をシリンダ装置を介してそれぞれ回動可能に連結
    するとともに、前記固定電極及び可動電極に対す
    る溶接電流の通電を前記ロボツトによつて行うた
    めに前記固定電極と可動電極とにそれぞれケーブ
    ルによつて接続された1対のコンタクト電極を前
    記スポツトガンおよび固定電極から離れたロボツ
    トの可動範囲内に設けたことを特徴とするスポツ
    ト溶接装置。
JP1986173034U 1986-11-11 1986-11-11 Expired JPH0438950Y2 (ja)

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JP1986173034U JPH0438950Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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Publication Number Publication Date
JPS6380084U JPS6380084U (ja) 1988-05-26
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JPS5877780A (ja) * 1981-11-02 1983-05-11 Nissan Motor Co Ltd 溶接装置

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