JPH04373261A - 画像データ圧縮伸長装置 - Google Patents
画像データ圧縮伸長装置Info
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- JPH04373261A JPH04373261A JP3177515A JP17751591A JPH04373261A JP H04373261 A JPH04373261 A JP H04373261A JP 3177515 A JP3177515 A JP 3177515A JP 17751591 A JP17751591 A JP 17751591A JP H04373261 A JPH04373261 A JP H04373261A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/41—Bandwidth or redundancy reduction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Storing Facsimile Image Data (AREA)
- Image Input (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置等に
用いられている画像データ圧縮伸長装置に関するもので
ある。
用いられている画像データ圧縮伸長装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】画像データ圧縮伸長装置は、画像を読み
取って得たイメージデータを符号化により圧縮してコー
ドデータにしたり、逆にコードデータを復号化により伸
長してイメージデータにしたりする装置であり、ファク
シミリ装置等に用いられている。
取って得たイメージデータを符号化により圧縮してコー
ドデータにしたり、逆にコードデータを復号化により伸
長してイメージデータにしたりする装置であり、ファク
シミリ装置等に用いられている。
【0003】〔第1の従来例…バッファメモリを用いた
間欠動作方式〕図8は、画像データ圧縮伸長装置の第1
の従来例を使用したファクシミリ装置である。図8にお
いて、1は画像読取部、2は画像記録部、3はバッファ
メモリ制御回路、4はバッファメモリ、5は圧縮伸長部
、6はコード記憶部、7は操作パネル、8はCPU(中
央演算処理装置)、9はROM(リード・オンリ・メモ
リ)、10はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、
11はモデム、12は回線制御部、13は通信回線、1
4はバス、19は画像データ入力制御回路、20は画像
データ出力制御回路、22は画像データ圧縮伸長装置で
ある。
間欠動作方式〕図8は、画像データ圧縮伸長装置の第1
の従来例を使用したファクシミリ装置である。図8にお
いて、1は画像読取部、2は画像記録部、3はバッファ
メモリ制御回路、4はバッファメモリ、5は圧縮伸長部
、6はコード記憶部、7は操作パネル、8はCPU(中
央演算処理装置)、9はROM(リード・オンリ・メモ
リ)、10はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、
11はモデム、12は回線制御部、13は通信回線、1
4はバス、19は画像データ入力制御回路、20は画像
データ出力制御回路、22は画像データ圧縮伸長装置で
ある。
【0004】画像データ入力制御回路19は、画像読取
部1からのイメージデータをバッファメモリ4へ書き込
む際の制御をし、画像データ出力制御回路20は、画像
記録部2へ送るためバッファメモリ4からイメージデー
タを読み出す際の制御を行う。
部1からのイメージデータをバッファメモリ4へ書き込
む際の制御をし、画像データ出力制御回路20は、画像
記録部2へ送るためバッファメモリ4からイメージデー
タを読み出す際の制御を行う。
【0005】画像データ圧縮伸長装置22が行う主なる
動作は、■画像読取動作,■印刷動作,■コピー動作で
ある。図11は、それらの動作を行う時に、データが流
れる経路を示す。
動作は、■画像読取動作,■印刷動作,■コピー動作で
ある。図11は、それらの動作を行う時に、データが流
れる経路を示す。
【0006】図11(イ)は、画像読取動作時にデータ
が流れる経路を示す。画像読取部1で原稿の画像を読み
取ってイメージデータを生成し、いったんバッファメモ
リ4に蓄える。次にバッファメモリ4からイメージデー
タを取り出して、圧縮伸長部5で符号化(コーディング
)して、コードデータに変換する。符号化に要する時間
は、画像の複雑さによって異なる。例えば、白の部分が
連続している場合は短時間で済むが、白と黒との混じり
方がひどくなる程、時間が長くなる。1ビット毎に白と
黒とが交互に現れるところの、いわゆる「1ビットラダ
ー」と言われる画像の場合が最も長時間を要する。符号
化されたコードデータは、コード記憶部6に記憶される
。コード記憶部6は、例えばDRAM(ダイナミック・
ランダム・アクセス・メモリ)で構成される。
が流れる経路を示す。画像読取部1で原稿の画像を読み
取ってイメージデータを生成し、いったんバッファメモ
リ4に蓄える。次にバッファメモリ4からイメージデー
タを取り出して、圧縮伸長部5で符号化(コーディング
)して、コードデータに変換する。符号化に要する時間
は、画像の複雑さによって異なる。例えば、白の部分が
連続している場合は短時間で済むが、白と黒との混じり
方がひどくなる程、時間が長くなる。1ビット毎に白と
黒とが交互に現れるところの、いわゆる「1ビットラダ
ー」と言われる画像の場合が最も長時間を要する。符号
化されたコードデータは、コード記憶部6に記憶される
。コード記憶部6は、例えばDRAM(ダイナミック・
ランダム・アクセス・メモリ)で構成される。
【0007】なお、コード記憶部6に記憶されたコード
データを他のファクシミリ装置に送信する時には、コー
ド記憶部6→モデム11→回線制御部12→通信回線1
3の経路で送られ、該他のファクシミリ装置内にあるコ
ード記憶部6に記録される。
データを他のファクシミリ装置に送信する時には、コー
ド記憶部6→モデム11→回線制御部12→通信回線1
3の経路で送られ、該他のファクシミリ装置内にあるコ
ード記憶部6に記録される。
【0008】図11(ロ)は、印刷動作時にデータが流
れる経路を示す。印刷動作は、他のファクシミリ装置か
らコードデータが送信されて来た時等に行われる。コー
ド記憶部6のコードデータは、圧縮伸長部5へ送られて
復号化され、イメージデータに変換される。イメージデ
ータは、バッファメモリ4にいったん蓄えられた後、画
像記録部2に送られて印刷される。
れる経路を示す。印刷動作は、他のファクシミリ装置か
らコードデータが送信されて来た時等に行われる。コー
ド記憶部6のコードデータは、圧縮伸長部5へ送られて
復号化され、イメージデータに変換される。イメージデ
ータは、バッファメモリ4にいったん蓄えられた後、画
像記録部2に送られて印刷される。
【0009】図11(ハ)は、コピー動作時にデータが
流れる経路を示す。画像読取部1で原稿を読んで生成し
たイメージデータを、いったんバッファメモリ4に蓄え
、ついで画像記録部2へ送って印刷する。
流れる経路を示す。画像読取部1で原稿を読んで生成し
たイメージデータを、いったんバッファメモリ4に蓄え
、ついで画像記録部2へ送って印刷する。
【0010】操作パネル7は、操作者が種々の動作指令
を発するためのパネルである。ROM9には、CPU8
で行わせる動作のプログラムが格納される。RAM10
は、CPU8が動作を行うに際して必要とする作業領域
を提供する。
を発するためのパネルである。ROM9には、CPU8
で行わせる動作のプログラムが格納される。RAM10
は、CPU8が動作を行うに際して必要とする作業領域
を提供する。
【0011】ところで、バッファメモリ4の容量は、原
稿1ページ分のイメージデータ量に比べて、極めて少な
いのが通常である。図7は、バッファメモリとページメ
モリとを説明する図である。図7(イ)は1ページの原
稿17を示し、図7(ロ)は原稿17のイメージデータ
を全部格納できるところのページメモリ16を示し、図
7(ハ)はバッファメモリ4を示す。バッファメモリ4
は、原稿17の内の一部しか、例えば実線部分の画像の
イメージデータしか格納することが出来ず、点線部分の
イメージデータは格納出来ない。これが原因となって、
画像読取部1や画像記録部2には、次に説明するように
間欠的に動作するものを使用しなければならい。
稿1ページ分のイメージデータ量に比べて、極めて少な
いのが通常である。図7は、バッファメモリとページメ
モリとを説明する図である。図7(イ)は1ページの原
稿17を示し、図7(ロ)は原稿17のイメージデータ
を全部格納できるところのページメモリ16を示し、図
7(ハ)はバッファメモリ4を示す。バッファメモリ4
は、原稿17の内の一部しか、例えば実線部分の画像の
イメージデータしか格納することが出来ず、点線部分の
イメージデータは格納出来ない。これが原因となって、
画像読取部1や画像記録部2には、次に説明するように
間欠的に動作するものを使用しなければならい。
【0012】図10は、第1の従来例の画像データ圧縮
伸長装置では、間欠的に動作する画像読取部,画像記録
部を使用しなければならない理由を説明する図である。 図10において、4−1は使用部、4−3はオーバーラ
ップ部、18は印刷用紙、18−1,18−3は印刷部
、18−2は非印刷部である。図10(イ)は印刷動作
時の印刷用紙18における印刷状態を示し、図10(ロ
)は読取動作時のバッファメモリ4の使用状態を示して
いる。
伸長装置では、間欠的に動作する画像読取部,画像記録
部を使用しなければならない理由を説明する図である。 図10において、4−1は使用部、4−3はオーバーラ
ップ部、18は印刷用紙、18−1,18−3は印刷部
、18−2は非印刷部である。図10(イ)は印刷動作
時の印刷用紙18における印刷状態を示し、図10(ロ
)は読取動作時のバッファメモリ4の使用状態を示して
いる。
【0013】バッファメモリ4は、アドレス値が増大さ
れていって最後のアドレスになると、その次には最初の
アドレスが指定されるというように、リングバッファと
して使われる。従って、画像読取動作時にバッファメモ
リ4がいっぱいになるまで読み込んだ状態で、なお読み
込みを続行すると、新しいイメージデータは、先に読み
込んだイメージデータの上にオーバーラップされて書き
込まれる(図10(ロ)のオーバーラップ部4−3)。 これでは先のイメージデータは、使われないうちに消さ
れてしまうことになる。
れていって最後のアドレスになると、その次には最初の
アドレスが指定されるというように、リングバッファと
して使われる。従って、画像読取動作時にバッファメモ
リ4がいっぱいになるまで読み込んだ状態で、なお読み
込みを続行すると、新しいイメージデータは、先に読み
込んだイメージデータの上にオーバーラップされて書き
込まれる(図10(ロ)のオーバーラップ部4−3)。 これでは先のイメージデータは、使われないうちに消さ
れてしまうことになる。
【0014】それではまずいので、画像読取部1の読み
取り動作をいったん停止させる。そして、バッファメモ
リ4のイメージデータを圧縮伸長部5で符号化し終えた
後、再び画像読取部1の読み取り動作を、先ほど停止し
た位置から再開する。従って、画像読取部1としては、
画像の読み取りを間欠的に行うことが出来るイメージス
キャナーを用いなければならない。
取り動作をいったん停止させる。そして、バッファメモ
リ4のイメージデータを圧縮伸長部5で符号化し終えた
後、再び画像読取部1の読み取り動作を、先ほど停止し
た位置から再開する。従って、画像読取部1としては、
画像の読み取りを間欠的に行うことが出来るイメージス
キャナーを用いなければならない。
【0015】また、印刷動作時に、コード記憶部6から
圧縮伸長部5を経てバッファメモリ4に格納されるイメ
ージデータは、1ページの一部分だけである。バッファ
メモリ4のイメージデータは、一定速度で画像記録部2
へ送られる。しかし、圧縮伸長部5での復号化の速度は
画像の複雑さによって異なるから、圧縮伸長部5からバ
ッファメモリ4へは一定速度では送られて来ない。その
ため、バッファメモリ4が空になることもある。その状
態で画像記録部2を動作し続けさせると、印刷用紙に空
白部分ができてしまい(図10(イ)の非印刷部18−
2)、画像が途切れることになる。
圧縮伸長部5を経てバッファメモリ4に格納されるイメ
ージデータは、1ページの一部分だけである。バッファ
メモリ4のイメージデータは、一定速度で画像記録部2
へ送られる。しかし、圧縮伸長部5での復号化の速度は
画像の複雑さによって異なるから、圧縮伸長部5からバ
ッファメモリ4へは一定速度では送られて来ない。その
ため、バッファメモリ4が空になることもある。その状
態で画像記録部2を動作し続けさせると、印刷用紙に空
白部分ができてしまい(図10(イ)の非印刷部18−
2)、画像が途切れることになる。
【0016】それではまずいので、バッファメモリ4が
空になった時には、画像記録部2の印刷動作をいったん
停止させ、次のイメージデータがバッファメモリ4に到
着してから再開させる。従って、画像記録部2としては
、印刷を間欠的に行うことが出来る感熱式プリンタとか
ドットプリンタ等が用いられる。
空になった時には、画像記録部2の印刷動作をいったん
停止させ、次のイメージデータがバッファメモリ4に到
着してから再開させる。従って、画像記録部2としては
、印刷を間欠的に行うことが出来る感熱式プリンタとか
ドットプリンタ等が用いられる。
【0017】〔第2の従来例…ページメモリを用いた連
続動作方式〕前記した第1の従来例では、画像読取部1
および画像記録部2が間欠的に動作するので、読み取り
時間や印刷時間が長いという欠点がある。そこで、間欠
的ではなく、連続的に動作できるようにしたものがある
。
続動作方式〕前記した第1の従来例では、画像読取部1
および画像記録部2が間欠的に動作するので、読み取り
時間や印刷時間が長いという欠点がある。そこで、間欠
的ではなく、連続的に動作できるようにしたものがある
。
【0018】図9に、画像データ圧縮伸長装置の第2の
従来例を使用したファクシミリ装置を示す。符号は図8
のものに対応している。そして、15はページメモリ制
御部、16はページメモリである。ページメモリ16の
容量は、A3判のサイズでドット密度400dpi(d
ot per inch) の2値データを対象とする
場合、約4Mバイトを必要とする。図8と同じ構成要素
の動作は、第1の従来例の場合と同様であるので、その
説明は省略する。ただし、画像読取部1としては、連続
的に動作できるイメージスキャナーを用い、画像記録部
2としては、連続的に動作するプリンタ、例えばレーザ
ービームプリンタを用いる。これらは、それぞれの機種
によって定められている一定速度で、読取動作なり印刷
動作なりを実行する。
従来例を使用したファクシミリ装置を示す。符号は図8
のものに対応している。そして、15はページメモリ制
御部、16はページメモリである。ページメモリ16の
容量は、A3判のサイズでドット密度400dpi(d
ot per inch) の2値データを対象とする
場合、約4Mバイトを必要とする。図8と同じ構成要素
の動作は、第1の従来例の場合と同様であるので、その
説明は省略する。ただし、画像読取部1としては、連続
的に動作できるイメージスキャナーを用い、画像記録部
2としては、連続的に動作するプリンタ、例えばレーザ
ービームプリンタを用いる。これらは、それぞれの機種
によって定められている一定速度で、読取動作なり印刷
動作なりを実行する。
【0019】ページメモリ16は、図7(ロ)に示した
ように、原稿の1ページのイメージデータを格納し得る
容量を有しているので、原稿1ページを読み取ったり,
印刷したりする時に、途中で読み取りや印刷を停止する
必要がない。従って、読み取りや印刷に要する全体の時
間が短くなり、高速化される。
ように、原稿の1ページのイメージデータを格納し得る
容量を有しているので、原稿1ページを読み取ったり,
印刷したりする時に、途中で読み取りや印刷を停止する
必要がない。従って、読み取りや印刷に要する全体の時
間が短くなり、高速化される。
【0020】なお、画像データ圧縮伸長装置に関連する
従来の文献としては、例えば特開昭60−140975
号公報, 特開昭64− 36461号公報, 特開昭
62−126430号公報, 特開昭63−26706
0号公報, 特開昭64− 44678号公報等がある
。
従来の文献としては、例えば特開昭60−140975
号公報, 特開昭64− 36461号公報, 特開昭
62−126430号公報, 特開昭63−26706
0号公報, 特開昭64− 44678号公報等がある
。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た第2の従来例に使用するページメモリは、多数のメモ
リ要素を必要とするので高価であり、画像データ圧縮伸
長装置のコストを高くするという問題点があった。本発
明は、このような問題点を解決することを課題とする。
た第2の従来例に使用するページメモリは、多数のメモ
リ要素を必要とするので高価であり、画像データ圧縮伸
長装置のコストを高くするという問題点があった。本発
明は、このような問題点を解決することを課題とする。
【0022】即ち、本発明は、ページメモリより少ない
メモリ要素から構成されているバッファメモリを用いて
も、画像読取部,画像記録部の一方或いは両方を連続的
に動作させることが出来る画像データ圧縮伸長装置を提
供することを目的とする。
メモリ要素から構成されているバッファメモリを用いて
も、画像読取部,画像記録部の一方或いは両方を連続的
に動作させることが出来る画像データ圧縮伸長装置を提
供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
、本発明では、画像データ圧縮伸長装置の構成を、連続
的に動作する画像読取部および/または連続的に動作す
る画像記録部と、圧縮伸長部と、イメージデータの一時
的な格納に用いられるバッファメモリと、前記圧縮伸長
部により圧縮して得たコードデータを記憶するコード記
憶部とを具え、該バッファメモリの容量を、コード記憶
部の容量,採用する符号化方式での最悪圧縮率、バッフ
ァメモリと画像記録部または画像読取部との間のデータ
転送速度に対する圧縮伸長部とバッファメモリ間のデー
タ転送速度の比を基にして定めるものとした。
、本発明では、画像データ圧縮伸長装置の構成を、連続
的に動作する画像読取部および/または連続的に動作す
る画像記録部と、圧縮伸長部と、イメージデータの一時
的な格納に用いられるバッファメモリと、前記圧縮伸長
部により圧縮して得たコードデータを記憶するコード記
憶部とを具え、該バッファメモリの容量を、コード記憶
部の容量,採用する符号化方式での最悪圧縮率、バッフ
ァメモリと画像記録部または画像読取部との間のデータ
転送速度に対する圧縮伸長部とバッファメモリ間のデー
タ転送速度の比を基にして定めるものとした。
【0024】また、画像データ伸長装置を、連続的に動
作する画像記録部と、該画像記録部の記録動作中に原稿
1ページ分のイメージデータを途切れることなく送出し
得る容量を有するバッファメモリと、該バッファメモリ
にイメージデータを供給する伸長部と、該伸長部が伸長
動作をする時に、伸長に最も時間のかかるコードデータ
を伸長する場合であっても、該バッファメモリがエンプ
ティにならないように前記バッファメモリをフルになる
方向へ制御するバッファメモリ制御回路とを有する構成
とした。
作する画像記録部と、該画像記録部の記録動作中に原稿
1ページ分のイメージデータを途切れることなく送出し
得る容量を有するバッファメモリと、該バッファメモリ
にイメージデータを供給する伸長部と、該伸長部が伸長
動作をする時に、伸長に最も時間のかかるコードデータ
を伸長する場合であっても、該バッファメモリがエンプ
ティにならないように前記バッファメモリをフルになる
方向へ制御するバッファメモリ制御回路とを有する構成
とした。
【0025】更に、画像データ圧縮装置を、連続的に動
作する画像読取部と、該画像読取部の読み取り動作中に
原稿1ページ分のイメージデータを消すことなく送出し
得る容量を有するバッファメモリと、該バッファメモリ
からイメージデータの供給を受ける圧縮部と、該圧縮部
が圧縮動作をするときに圧縮に最も時間のかかるコード
データを圧縮する場合であっても、該バッファメモリが
フルにならないように前記バッファメモリをエンプティ
になる方向へ制御するバッファメモリ制御回路とを有す
る構成とした。
作する画像読取部と、該画像読取部の読み取り動作中に
原稿1ページ分のイメージデータを消すことなく送出し
得る容量を有するバッファメモリと、該バッファメモリ
からイメージデータの供給を受ける圧縮部と、該圧縮部
が圧縮動作をするときに圧縮に最も時間のかかるコード
データを圧縮する場合であっても、該バッファメモリが
フルにならないように前記バッファメモリをエンプティ
になる方向へ制御するバッファメモリ制御回路とを有す
る構成とした。
【0026】
【作 用】本発明では、コード記憶部の容量をC
,採用する符号化方式での最悪圧縮率をK、バッファメ
モリと画像記録部または画像読取部との間のデータ転送
速度に対する圧縮伸長部とバッファメモリ間のデータ転
送速度の比をPとした時、バッファメモリの容量Yを、
の関係を満たすよう定める。
,採用する符号化方式での最悪圧縮率をK、バッファメ
モリと画像記録部または画像読取部との間のデータ転送
速度に対する圧縮伸長部とバッファメモリ間のデータ転
送速度の比をPとした時、バッファメモリの容量Yを、
の関係を満たすよう定める。
【0027】このようにすることにより、圧縮時には、
連続的に動作する画像読取部より一定の速度でバッファ
メモリに次々と送り込まれて来るイメージデータを、バ
ッファメモリがフルになることなく処理することが出来
る。また伸長時には、連続的に動作する画像記録部へバ
ッファメモリから一定の速度でイメージデータを送り出
さなければならないらないが、それをバッファメモリが
エンプティになることなく、行うことが出来る。
連続的に動作する画像読取部より一定の速度でバッファ
メモリに次々と送り込まれて来るイメージデータを、バ
ッファメモリがフルになることなく処理することが出来
る。また伸長時には、連続的に動作する画像記録部へバ
ッファメモリから一定の速度でイメージデータを送り出
さなければならないらないが、それをバッファメモリが
エンプティになることなく、行うことが出来る。
【0028】容量Yは、C,Pの値を調整することによ
り、ページメモリとする場合の容量より小とすることが
出来るから、コストを低減することが可能となる。
り、ページメモリとする場合の容量より小とすることが
出来るから、コストを低減することが可能となる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の画像データ圧縮伸長装置
を使用したファクシミリ装置である。符号は図8のもの
に対応している。画像読取部1,画像記録部2としては
、連続動作するものを用いる。
に説明する。図1は、本発明の画像データ圧縮伸長装置
を使用したファクシミリ装置である。符号は図8のもの
に対応している。画像読取部1,画像記録部2としては
、連続動作するものを用いる。
【0030】図2は、本発明の画像データ圧縮伸長装置
の要部拡大図である。符号は図1のものに対応し、3−
1はメモリ使用量カウンタ、3−2はメモリ使用量判定
回路、3−3はフレーム幅レジスタ、3−4〜3−6は
アドレスレジスタ、3−7〜3−9はアドレスカウンタ
、DREQ1 〜3はデータリクエスト信号、ACK1
〜3はアクノリッジ信号、LE ,LE 1〜3はライ
ンエンド信号である。
の要部拡大図である。符号は図1のものに対応し、3−
1はメモリ使用量カウンタ、3−2はメモリ使用量判定
回路、3−3はフレーム幅レジスタ、3−4〜3−6は
アドレスレジスタ、3−7〜3−9はアドレスカウンタ
、DREQ1 〜3はデータリクエスト信号、ACK1
〜3はアクノリッジ信号、LE ,LE 1〜3はライ
ンエンド信号である。
【0031】図3は、バッファメモリ4の構造を説明す
る図である。図3(イ)は、バッファメモリ4のアドレ
スを、ワード単位で設定していることを示している。こ
の例では、1ワードは、0から15までの16ビットで
構成されるものとしている。バッファメモリ4は、リン
グバッファとして使う。即ち、最終アドレスZの次にア
ドレスを進めたい時には、最初のアドレス0に戻るよう
にアドレス指定がなされる。
る図である。図3(イ)は、バッファメモリ4のアドレ
スを、ワード単位で設定していることを示している。こ
の例では、1ワードは、0から15までの16ビットで
構成されるものとしている。バッファメモリ4は、リン
グバッファとして使う。即ち、最終アドレスZの次にア
ドレスを進めたい時には、最初のアドレス0に戻るよう
にアドレス指定がなされる。
【0032】図3(ロ)は、バッファメモリ4の容量を
、1ラインの長さ(これを「フレーム幅」という)がW
ワードで出来ている面で表したものである。この面のラ
イン1の先頭アドレスはWであり、ライン2の先頭アド
レスは2Wである。フレーム幅Wが大なる原稿の場合は
、格納できるライン数は少ない。逆に、フレーム幅Wが
少ない原稿の場合は、格納できるライン数は多い。
、1ラインの長さ(これを「フレーム幅」という)がW
ワードで出来ている面で表したものである。この面のラ
イン1の先頭アドレスはWであり、ライン2の先頭アド
レスは2Wである。フレーム幅Wが大なる原稿の場合は
、格納できるライン数は少ない。逆に、フレーム幅Wが
少ない原稿の場合は、格納できるライン数は多い。
【0033】図4は、伸長時のバッファメモリの使用過
程を説明する図である。4−1は使用部、4−2は空き
部、LR は読出ライン(読み出しを行っているライン
)、LW は書込ライン(書き込みを行っているライン
)である。図4(イ)は、使用前の状態を表しており、
読出ラインLR も書込ラインLW も、まだ最初のラ
インに入っていない。
程を説明する図である。4−1は使用部、4−2は空き
部、LR は読出ライン(読み出しを行っているライン
)、LW は書込ライン(書き込みを行っているライン
)である。図4(イ)は、使用前の状態を表しており、
読出ラインLR も書込ラインLW も、まだ最初のラ
インに入っていない。
【0034】図4(ロ)は、イメージデータの書き込み
が進んでいる状態を示している。書込ラインLW は矢
印方向に進み、バッファメモリ4の最終ライン近くまで
来ている。読み出しはまだ開始されておらず、読出ライ
ンLR はまだ最初のラインに入っていない。ドットを
付した部分が使用部4−1であり、空白部分が空き部4
−2である。バッファメモリ4はリングバッファとして
用いられるから、最終ラインまで書き進めば、次には最
初のラインに戻って書き込みが行われる。
が進んでいる状態を示している。書込ラインLW は矢
印方向に進み、バッファメモリ4の最終ライン近くまで
来ている。読み出しはまだ開始されておらず、読出ライ
ンLR はまだ最初のラインに入っていない。ドットを
付した部分が使用部4−1であり、空白部分が空き部4
−2である。バッファメモリ4はリングバッファとして
用いられるから、最終ラインまで書き進めば、次には最
初のラインに戻って書き込みが行われる。
【0035】図4(ハ)は、書き込みと読み出しとが行
われている状態を示している。読出ラインLR が最初
のラインからスタートし、最終ライン近くまで進んでい
る。書込ラインLW は、最終ラインから最初のライン
へ戻り、読み出しが終わって用済みとなったイメージデ
ータの上に上書きする形で、書き込みを行っている。従
って、メモリの使用部4−1,空き部4−2は図示の通
りとなる。
われている状態を示している。読出ラインLR が最初
のラインからスタートし、最終ライン近くまで進んでい
る。書込ラインLW は、最終ラインから最初のライン
へ戻り、読み出しが終わって用済みとなったイメージデ
ータの上に上書きする形で、書き込みを行っている。従
って、メモリの使用部4−1,空き部4−2は図示の通
りとなる。
【0036】図2のメモリ使用量カウンタ3−1は、未
だ読み出されていないイメージデータのライン数、即ち
、図4の使用部4−1のライン数を計数するカウンタで
ある。バッファメモリ制御回路3に、1ラインの書き込
みが終わったことを知らせるラインエンド信号LE が
入って来れば、カウントが+1され、1ラインの読み出
しが終わったことを知らせるラインエンド信号LE が
入って来れば、カウントが−1される。
だ読み出されていないイメージデータのライン数、即ち
、図4の使用部4−1のライン数を計数するカウンタで
ある。バッファメモリ制御回路3に、1ラインの書き込
みが終わったことを知らせるラインエンド信号LE が
入って来れば、カウントが+1され、1ラインの読み出
しが終わったことを知らせるラインエンド信号LE が
入って来れば、カウントが−1される。
【0037】メモリ使用量判定回路3−2は、使用部4
−1が全くなくなった(エンプティ:Empty)か、
それともバッファメモリ4が使用部4−1で満たされた
( フル: Full) かを判定する回路である。具
体的には、メモリ使用量カウンタ3−1の値(つまり図
4のドットを付した使用部4−1のライン数)と、ライ
ン数0または最大ライン数LMAX とを比較すること
によって判定する。 ライン数0と一致した時にはエンプティ信号Emが出さ
れ、バッファメモリ4に格納し得る最大ライン数LMA
X と一致した時にはフル信号Fuが出される。
−1が全くなくなった(エンプティ:Empty)か、
それともバッファメモリ4が使用部4−1で満たされた
( フル: Full) かを判定する回路である。具
体的には、メモリ使用量カウンタ3−1の値(つまり図
4のドットを付した使用部4−1のライン数)と、ライ
ン数0または最大ライン数LMAX とを比較すること
によって判定する。 ライン数0と一致した時にはエンプティ信号Emが出さ
れ、バッファメモリ4に格納し得る最大ライン数LMA
X と一致した時にはフル信号Fuが出される。
【0038】フレーム幅レジスタ3−3には、フレーム
幅の値(画像の1ラインを構成するワード数)が設定さ
れる。この例では、その値をWとする。例えば、A3判
の用紙の横幅を持つ原稿を、400dpiの画像読取部
1で読み取る時の1ラインのビット数は、4864ビッ
トである。このフレーム幅は、1ワードを16ビットと
すると、304ワードである。
幅の値(画像の1ラインを構成するワード数)が設定さ
れる。この例では、その値をWとする。例えば、A3判
の用紙の横幅を持つ原稿を、400dpiの画像読取部
1で読み取る時の1ラインのビット数は、4864ビッ
トである。このフレーム幅は、1ワードを16ビットと
すると、304ワードである。
【0039】圧縮伸長部5に圧縮動作をさせる時には、
画像読取部1から次々とイメージデータが送り込まれて
も受入れ余地が充分あるよう、バッファメモリ4はエン
プティに近い状態にあることが望まれる。一方、伸長動
作をさせる時には、画像記録部2へ送り出すイメージデ
ータが途切れないよう、バッファメモリ4にはイメージ
データがたっぷり存在する状態(フルに近い状態)にあ
ることが望まれる。
画像読取部1から次々とイメージデータが送り込まれて
も受入れ余地が充分あるよう、バッファメモリ4はエン
プティに近い状態にあることが望まれる。一方、伸長動
作をさせる時には、画像記録部2へ送り出すイメージデ
ータが途切れないよう、バッファメモリ4にはイメージ
データがたっぷり存在する状態(フルに近い状態)にあ
ることが望まれる。
【0040】上記のような状態を実現するためには、バ
ッファメモリ4の容量等がどのような条件を満たせばよ
いかということを説明する前に、画像データ圧縮伸長装
置の動作を、画像読取動作,印刷動作,コピー動作に分
けて説明しておく。
ッファメモリ4の容量等がどのような条件を満たせばよ
いかということを説明する前に、画像データ圧縮伸長装
置の動作を、画像読取動作,印刷動作,コピー動作に分
けて説明しておく。
【0041】〔画像読取動作〕この動作は、画像読取部
1で読み取ったイメージデータをいったんバッファメモ
リ4に蓄え、次に圧縮伸長部5でコードデータに変換し
てコード記憶部6に記憶する動作である。
1で読み取ったイメージデータをいったんバッファメモ
リ4に蓄え、次に圧縮伸長部5でコードデータに変換し
てコード記憶部6に記憶する動作である。
【0042】(1)画像読取部1→バッファメモリ4へ
の書き込み動作について 最初、圧縮伸長部5に起動をかけ、圧縮動作を開始しよ
うとする。しかし、バッファメモリ4にはまだイメージ
データが読み込まれていないため、メモリ使用量判定回
路3−2からはエンプティ信号Emが出ている。圧縮処
理の対象となるイメージデータが無い時には、圧縮動作
は待機状態となる。画像読取部1に起動をかけると、イ
メージデータが同期信号に従い、1ビットづつシリーズ
で画像データ入力制御回路19に入力される。
の書き込み動作について 最初、圧縮伸長部5に起動をかけ、圧縮動作を開始しよ
うとする。しかし、バッファメモリ4にはまだイメージ
データが読み込まれていないため、メモリ使用量判定回
路3−2からはエンプティ信号Emが出ている。圧縮処
理の対象となるイメージデータが無い時には、圧縮動作
は待機状態となる。画像読取部1に起動をかけると、イ
メージデータが同期信号に従い、1ビットづつシリーズ
で画像データ入力制御回路19に入力される。
【0043】画像データ入力制御回路19からバッファ
メモリ4へのイメージデータの入力は、ワード単位で(
例、1ワードを16ビットとすれば、16ビットをひと
まとまりとして)パラレルに行われる。その入力は、デ
ータリクエスト信号DREQ1に応答して出されたアク
ノリッジ信号ACK1を受け取った時に行われる。
メモリ4へのイメージデータの入力は、ワード単位で(
例、1ワードを16ビットとすれば、16ビットをひと
まとまりとして)パラレルに行われる。その入力は、デ
ータリクエスト信号DREQ1に応答して出されたアク
ノリッジ信号ACK1を受け取った時に行われる。
【0044】アドレスレジスタ3−4とアドレスカウン
タ3−7とは、画像データ入力制御回路19からバッフ
ァメモリ4への入力をする際に使用される。アドレスレ
ジスタ3−4は現在書き込み中のラインの先頭のアドレ
スを示す。例えば、図3(ロ)でライン1に属するワー
ドを書き込み中である期間は、Wというアドレスを維持
している。アドレスカウンタ3−7は、書き込みを行っ
ているワードのアドレスを示す。例えば、図3(ロ)の
ライン1の先頭から2番目のワードを書き込んでいる時
には、W+1となっており、1ワード書き込む毎に+1
される。なお、最初のラインの先頭のワードを書き込む
時には、アドレスレジスタ3−4の内容(0)をアドレ
スカウンタ3−7にセットする。
タ3−7とは、画像データ入力制御回路19からバッフ
ァメモリ4への入力をする際に使用される。アドレスレ
ジスタ3−4は現在書き込み中のラインの先頭のアドレ
スを示す。例えば、図3(ロ)でライン1に属するワー
ドを書き込み中である期間は、Wというアドレスを維持
している。アドレスカウンタ3−7は、書き込みを行っ
ているワードのアドレスを示す。例えば、図3(ロ)の
ライン1の先頭から2番目のワードを書き込んでいる時
には、W+1となっており、1ワード書き込む毎に+1
される。なお、最初のラインの先頭のワードを書き込む
時には、アドレスレジスタ3−4の内容(0)をアドレ
スカウンタ3−7にセットする。
【0045】1ライン分に相当するワードを送る毎に、
ラインエンド信号LE 1が出される。このラインエン
ド信号LE 1により、アドレスレジスタ3−4の値は
、フレーム幅Wを加算した値にされる。例えば、ライン
2が終了した場合、2WにWが加算されて3Wとされる
(2W+W=3W)。バッファメモリ4への1ライン分
のイメージデータの書き込みは、バッファメモリ4での
メモリ使用量を1ライン分増やすから、ラインエンド信
号LE 1はメモリ使用量カウンタ3−1に入力され、
カウントを+1する。
ラインエンド信号LE 1が出される。このラインエン
ド信号LE 1により、アドレスレジスタ3−4の値は
、フレーム幅Wを加算した値にされる。例えば、ライン
2が終了した場合、2WにWが加算されて3Wとされる
(2W+W=3W)。バッファメモリ4への1ライン分
のイメージデータの書き込みは、バッファメモリ4での
メモリ使用量を1ライン分増やすから、ラインエンド信
号LE 1はメモリ使用量カウンタ3−1に入力され、
カウントを+1する。
【0046】(2)バッファメモリ4→コード記憶部6
への格納動作について バッファメモリ4に1ラインでも書き込まれると、エン
プティ信号Emが消える。エンプティ信号Emが消えた
時、圧縮伸長部5に圧縮動作を開始させる。データリク
エスト信号DREQ3に応答してアクノリッジ信号AC
K3が出される時、バッファメモリ4のイメージデータ
が読み出される。読み出しは、最初のラインの先頭から
行われる。読み出されたイメージデータは圧縮されて、
コード記憶部6に格納される。
への格納動作について バッファメモリ4に1ラインでも書き込まれると、エン
プティ信号Emが消える。エンプティ信号Emが消えた
時、圧縮伸長部5に圧縮動作を開始させる。データリク
エスト信号DREQ3に応答してアクノリッジ信号AC
K3が出される時、バッファメモリ4のイメージデータ
が読み出される。読み出しは、最初のラインの先頭から
行われる。読み出されたイメージデータは圧縮されて、
コード記憶部6に格納される。
【0047】アドレスレジスタ3−6は、圧縮伸長部5
への読み出しが行われているラインの先頭アドレスを示
す。アドレスカウンタ3−9は、圧縮伸長部5への読み
出しが行われているワードのアドレスを示す。従って、
最初のラインの先頭にあるワードの読み出しを行う時に
は、アドレスレジスタ3−6の値(0)が、アドレスカ
ウンタ3−9にセットされる。
への読み出しが行われているラインの先頭アドレスを示
す。アドレスカウンタ3−9は、圧縮伸長部5への読み
出しが行われているワードのアドレスを示す。従って、
最初のラインの先頭にあるワードの読み出しを行う時に
は、アドレスレジスタ3−6の値(0)が、アドレスカ
ウンタ3−9にセットされる。
【0048】1ワード読み出す毎に、アドレスカウンタ
3−9の値は+1される。1ラインの読み出しが終了す
る毎に(つまり、ラインエンド信号LE 3が出される
毎に)、アドレスレジスタ3−6の値に、フレーム幅W
が加算される。また、バッファメモリ4から1ライン読
み出すと、そのラインのイメージデータは用済みになり
、メモリ使用量は1ライン減ったことになる。そこで、
ラインエンド信号LE 3が入って来た時、メモリ使用
量カウンタ3−1の値を−1する。
3−9の値は+1される。1ラインの読み出しが終了す
る毎に(つまり、ラインエンド信号LE 3が出される
毎に)、アドレスレジスタ3−6の値に、フレーム幅W
が加算される。また、バッファメモリ4から1ライン読
み出すと、そのラインのイメージデータは用済みになり
、メモリ使用量は1ライン減ったことになる。そこで、
ラインエンド信号LE 3が入って来た時、メモリ使用
量カウンタ3−1の値を−1する。
【0049】〔印刷動作〕この動作は、コード記憶部6
に記憶されているコードデータを、圧縮伸長部5でイメ
ージデータに変換していったんバッファメモリ4に蓄え
、画像記録部2へ送って印刷をする動作である。
に記憶されているコードデータを、圧縮伸長部5でイメ
ージデータに変換していったんバッファメモリ4に蓄え
、画像記録部2へ送って印刷をする動作である。
【0050】(1)コード記憶部6→バッファメモリ4
へ書き込む動作について 圧縮伸長部5を起動し、コード記憶部6のコードデータ
をイメージデータに変換し、バッファメモリ4に書き込
む。書き込みを行うラインの先頭で、アドレスレジスタ
3−6の値を、アドレスカウンタ3−9にセットする。 イメージデータを書き込むアドレスは、アドレスカウン
タ3−9によって指示される。1ワード書き込む毎に、
アドレスカウンタ3−9の値は+1される。1ラインの
書き込みを終えてラインエンド信号LE 3が出される
と、アドレスレジスタ3−6の値にフレーム幅Wが加算
され、メモリ使用量カウンタ3−1の値が+1される。
へ書き込む動作について 圧縮伸長部5を起動し、コード記憶部6のコードデータ
をイメージデータに変換し、バッファメモリ4に書き込
む。書き込みを行うラインの先頭で、アドレスレジスタ
3−6の値を、アドレスカウンタ3−9にセットする。 イメージデータを書き込むアドレスは、アドレスカウン
タ3−9によって指示される。1ワード書き込む毎に、
アドレスカウンタ3−9の値は+1される。1ラインの
書き込みを終えてラインエンド信号LE 3が出される
と、アドレスレジスタ3−6の値にフレーム幅Wが加算
され、メモリ使用量カウンタ3−1の値が+1される。
【0051】(2)バッファメモリ4→画像記録部2へ
読み出す動作について バッファメモリ4でのメモリ使用量が増加し、フル信号
Fuが出されると、画像記録部2が起動される。そして
、画像データ出力制御回路20からのデータリクエスト
信号DREQ2に応答してアクノリッジ信号ACK2が
出される時、バッファメモリ4からイメージデータが読
み出される。この読み出しは、ワード単位で行われるが
、画像データ出力制御回路20から画像記録部2へのイ
メージデータの送出は、同期信号に従いシリーズの形で
行われる。
読み出す動作について バッファメモリ4でのメモリ使用量が増加し、フル信号
Fuが出されると、画像記録部2が起動される。そして
、画像データ出力制御回路20からのデータリクエスト
信号DREQ2に応答してアクノリッジ信号ACK2が
出される時、バッファメモリ4からイメージデータが読
み出される。この読み出しは、ワード単位で行われるが
、画像データ出力制御回路20から画像記録部2へのイ
メージデータの送出は、同期信号に従いシリーズの形で
行われる。
【0052】バッファメモリ4から画像データ出力制御
回路20へのイメージデータの読み出し時には、最初の
ラインの先頭で、アドレスレジスタ3−5の値がアドレ
スカウンタ3−8にセットされる。アドレスカウンタ3
−8の値は、1ワード読み出す毎に+1される。1ライ
ンの読み出しを終えるとラインエンド信号LE 2が出
され、アドレスレジスタ3−5にフレーム幅Wが加算さ
れると共に、メモリ使用量カウンタ3−1の値が−1さ
れる。
回路20へのイメージデータの読み出し時には、最初の
ラインの先頭で、アドレスレジスタ3−5の値がアドレ
スカウンタ3−8にセットされる。アドレスカウンタ3
−8の値は、1ワード読み出す毎に+1される。1ライ
ンの読み出しを終えるとラインエンド信号LE 2が出
され、アドレスレジスタ3−5にフレーム幅Wが加算さ
れると共に、メモリ使用量カウンタ3−1の値が−1さ
れる。
【0053】〔コピー動作〕この動作は、画像読取部1
で読み取ったイメージデータをいったんバッファメモリ
4に蓄え、画像記録部2で印刷する動作である。画像読
取部1で読み取ったイメージデータをバッファメモリ4
に書き込む動作は、〔画像読取動作〕の項で説明した動
作と同様であり、バッファメモリ4のイメージデータを
画像記録部2へ読み出す動作は、〔印刷動作〕の項で説
明した動作と同様である。
で読み取ったイメージデータをいったんバッファメモリ
4に蓄え、画像記録部2で印刷する動作である。画像読
取部1で読み取ったイメージデータをバッファメモリ4
に書き込む動作は、〔画像読取動作〕の項で説明した動
作と同様であり、バッファメモリ4のイメージデータを
画像記録部2へ読み出す動作は、〔印刷動作〕の項で説
明した動作と同様である。
【0054】上記のような動作を、原稿1ページ分を途
中で途切れることなく連続して行い得るためには、バッ
ファメモリ4は、伸長動作時にあってはエンプティにな
ってはならないし、圧縮動作時にあってはフルになって
はならない。本発明は、この関係に着目して、バッファ
メモリ4の最低容量を算出したものである。次に、その
計算例を説明する。
中で途切れることなく連続して行い得るためには、バッ
ファメモリ4は、伸長動作時にあってはエンプティにな
ってはならないし、圧縮動作時にあってはフルになって
はならない。本発明は、この関係に着目して、バッファ
メモリ4の最低容量を算出したものである。次に、その
計算例を説明する。
【0055】〔バッファメモリ4の容量の計算例〕図5
は、バッファメモリ4として必要とされるメモリ容量の
算出を説明するための図であり、伸長の場合を例にとっ
て説明する。17は原稿、17−1は白部、17−2は
最悪圧縮画像部、6−1は白コード部、6−2は最悪圧
縮画像コード部、21は1ビットラダーである。図5(
イ)は、印刷動作の時にデータが流れる経路を示す。 図5(ロ)は、伸長動作が最悪の条件で行われる場合の
、コード記憶部6,バッファメモリ4および原稿17の
状態を示す。
は、バッファメモリ4として必要とされるメモリ容量の
算出を説明するための図であり、伸長の場合を例にとっ
て説明する。17は原稿、17−1は白部、17−2は
最悪圧縮画像部、6−1は白コード部、6−2は最悪圧
縮画像コード部、21は1ビットラダーである。図5(
イ)は、印刷動作の時にデータが流れる経路を示す。 図5(ロ)は、伸長動作が最悪の条件で行われる場合の
、コード記憶部6,バッファメモリ4および原稿17の
状態を示す。
【0056】原稿17の最悪圧縮画像部17−2とは、
画像読取部1により読み取り圧縮する場合、最も圧縮率
の悪い画像部のことである。そのような画像部は、白と
黒とが1ビット毎に交互に並んでいる画像であるところ
の1ビットラダー21である。従って、最悪圧縮画像部
17−2は、1ビットラダー21で埋めつくされている
。ファクシミリ装置に用いられるMH方式(Modif
ied Huffman方式)で1ビットラダー21を
圧縮すると、圧縮率は1/4.5 である。つまり、1
ビットのイメージデータを圧縮すると、4.5 ビット
のコードデータになるという率である。この場合には、
短くなるどころか長くなってしまう。
画像読取部1により読み取り圧縮する場合、最も圧縮率
の悪い画像部のことである。そのような画像部は、白と
黒とが1ビット毎に交互に並んでいる画像であるところ
の1ビットラダー21である。従って、最悪圧縮画像部
17−2は、1ビットラダー21で埋めつくされている
。ファクシミリ装置に用いられるMH方式(Modif
ied Huffman方式)で1ビットラダー21を
圧縮すると、圧縮率は1/4.5 である。つまり、1
ビットのイメージデータを圧縮すると、4.5 ビット
のコードデータになるという率である。この場合には、
短くなるどころか長くなってしまう。
【0057】白コード部6−1は、白部17−1のイメ
ージデータを圧縮したコードデータを格納している部分
であり、最悪圧縮画像コード部6−2は、最悪圧縮画像
部17−2のイメージデータを圧縮したコードデータを
格納している部分である。
ージデータを圧縮したコードデータを格納している部分
であり、最悪圧縮画像コード部6−2は、最悪圧縮画像
部17−2のイメージデータを圧縮したコードデータを
格納している部分である。
【0058】図5(イ)の各部の容量およびデータの転
送速度を、次のように設定する。 ■バッファメモリ4の容量… Yバイト■コード記憶
部6の容量…… Cバイト■バッファメモリ4→画像
記録部2への転送速度(一定)… Xバイト/s (但し、s…秒) ■コード記憶部6→圧縮伸長部5への転送速度… n
Xバイト/s (但し、n…正の定数。上記のXに比べて何倍になって
いるかを示す数) ■圧縮伸長部5の伸長動作能力… PXバイト/s(
但し、P…上記のXに比べて何倍になっているかを示す
係数)
送速度を、次のように設定する。 ■バッファメモリ4の容量… Yバイト■コード記憶
部6の容量…… Cバイト■バッファメモリ4→画像
記録部2への転送速度(一定)… Xバイト/s (但し、s…秒) ■コード記憶部6→圧縮伸長部5への転送速度… n
Xバイト/s (但し、n…正の定数。上記のXに比べて何倍になって
いるかを示す数) ■圧縮伸長部5の伸長動作能力… PXバイト/s(
但し、P…上記のXに比べて何倍になっているかを示す
係数)
【0059】コード記憶部6のコードデータを圧縮伸長
部5でイメージデータに変換し、バッファメモリ4を経
て画像記録部2へ送る場合、1ページ分のデータ転送が
連続的に行われても、印刷用紙に図10(イ)に示すよ
うな非印刷部18−2が出来ないようにすることが要請
される。そのためには、たとえ圧縮伸長部5での伸長処
理に最も時間がかかるようなコードデータがあっても、
バッファメモリ4が空になることなく最後のデータまで
画像記録部2へ送り出せなくてはならない。そこで、非
印刷部を生ぜしめる可能性が最も高い最悪条件を想定し
て、そのような条件下にあっても、非印刷部を生ぜしめ
ないようなバッファメモリ4の容量は幾らかを、次に算
出する。
部5でイメージデータに変換し、バッファメモリ4を経
て画像記録部2へ送る場合、1ページ分のデータ転送が
連続的に行われても、印刷用紙に図10(イ)に示すよ
うな非印刷部18−2が出来ないようにすることが要請
される。そのためには、たとえ圧縮伸長部5での伸長処
理に最も時間がかかるようなコードデータがあっても、
バッファメモリ4が空になることなく最後のデータまで
画像記録部2へ送り出せなくてはならない。そこで、非
印刷部を生ぜしめる可能性が最も高い最悪条件を想定し
て、そのような条件下にあっても、非印刷部を生ぜしめ
ないようなバッファメモリ4の容量は幾らかを、次に算
出する。
【0060】まず、最悪条件を図5(ロ)で説明する。
最悪条件を規定する第1の条件は、ドットを付して図示
したように、もし伸長してイメージデータに変換すると
、その量がバッファメモリ4を丁度満たす程度の量とな
り、しかも圧縮された状態では最も僅かの領域を使うだ
けでコード記憶部6に格納されるという画像に対応する
コードデータが、コード記憶部6の先頭部分に存在する
という条件である。そのような画像とは、白の画像であ
る。従って、コード記憶部6の先頭には、白コード部6
−1が存在しているとする。
したように、もし伸長してイメージデータに変換すると
、その量がバッファメモリ4を丁度満たす程度の量とな
り、しかも圧縮された状態では最も僅かの領域を使うだ
けでコード記憶部6に格納されるという画像に対応する
コードデータが、コード記憶部6の先頭部分に存在する
という条件である。そのような画像とは、白の画像であ
る。従って、コード記憶部6の先頭には、白コード部6
−1が存在しているとする。
【0061】最悪条件を規定する第2の条件は、白コー
ド部6−1の後には、伸長処理をするのに最も時間がか
かるところのコードデータ(圧縮率が最悪(最小))が
格納されている最悪圧縮画像コード部6−2が存在して
いるという条件である。
ド部6−1の後には、伸長処理をするのに最も時間がか
かるところのコードデータ(圧縮率が最悪(最小))が
格納されている最悪圧縮画像コード部6−2が存在して
いるという条件である。
【0062】バッファメモリ4から画像記録部2への転
送は、バッファメモリ4がイメージデータで満たされた
時(フル信号Fuが出た時)に開始される。
送は、バッファメモリ4がイメージデータで満たされた
時(フル信号Fuが出た時)に開始される。
【0063】原稿17の幅をA3判の用紙の横幅と同じ
とし、これをドット密度が400dpi(dot pe
r inch) の画像読取部1で読み取ると、1ライ
ンのイメージデータは4864ビットとなる。従って、
容量Yビットのバッファメモリ4には、次の本数のライ
ンを格納出来る。
とし、これをドット密度が400dpi(dot pe
r inch) の画像読取部1で読み取ると、1ライ
ンのイメージデータは4864ビットとなる。従って、
容量Yビットのバッファメモリ4には、次の本数のライ
ンを格納出来る。
【0064】次に、バッファメモリ4に満たされた白ラ
インのイメージデータに対応する白コード部6−1のメ
モリ量を求める。4864ビットから成るイメージデー
タの白の1ラインを、コードデータで表現するにはMH
方式で44ビットを要するから、白コード部6−1のメ
モリ量(バイト)は次のようになる。
インのイメージデータに対応する白コード部6−1のメ
モリ量を求める。4864ビットから成るイメージデー
タの白の1ラインを、コードデータで表現するにはMH
方式で44ビットを要するから、白コード部6−1のメ
モリ量(バイト)は次のようになる。
【0065】すると、最悪圧縮画像コード部6−2のメ
モリ容量は、次式で求められる。 この式の第2項の値は、Y=1Mバイトと仮定した場合
、1Kバイトより小であるから、計算を簡略にするため
、 最悪圧縮画像コード部6−2のメモリ容量
≒C …(1)と近似して考え
ることとする。
モリ容量は、次式で求められる。 この式の第2項の値は、Y=1Mバイトと仮定した場合
、1Kバイトより小であるから、計算を簡略にするため
、 最悪圧縮画像コード部6−2のメモリ容量
≒C …(1)と近似して考え
ることとする。
【0066】最悪(最小)の圧縮率をKとすると、最悪
圧縮画像コード部6−2のコードデータが伸長されて生
成されるイメージデータの量(バイト)は、 最悪圧
縮画像コード部6−2に対応するイメージデータ量=K
C …(2)である。
圧縮画像コード部6−2のコードデータが伸長されて生
成されるイメージデータの量(バイト)は、 最悪圧
縮画像コード部6−2に対応するイメージデータ量=K
C …(2)である。
【0067】白コード部6−1と最悪圧縮画像コード部
6−2とのコードデータを伸長することにより生成され
るイメージデータの総量(バイト)は、Y+KCである
。画像記録部2が起動された後は、バッファメモリ4か
ら一定速度Xバイト/sで連続して読み出しが行われる
から、前記の総量を連続して読み出し終えるに要する時
間T1 は、次のようになる。
6−2とのコードデータを伸長することにより生成され
るイメージデータの総量(バイト)は、Y+KCである
。画像記録部2が起動された後は、バッファメモリ4か
ら一定速度Xバイト/sで連続して読み出しが行われる
から、前記の総量を連続して読み出し終えるに要する時
間T1 は、次のようになる。
【0068】他方、最悪圧縮画像コード部6−2のコー
ドデータの圧縮伸長部5への転送は、白コード部6−1
の圧縮伸長部5への転送が終わり次第、それに引き続い
て行われる。圧縮伸長部5は、最悪圧縮画像コード部6
−2のコードデータの伸長を、画像記録部2がバッファ
メモリ4からの読み出しを開始したのと同じ時点より開
始する。転送速度はPXバイト/sであるから、最悪圧
縮画像コード部6−2を伸長したイメージデータのバッ
ファメモリ4への転送が終了するまでに要する時間T2
は、次のようになる。
ドデータの圧縮伸長部5への転送は、白コード部6−1
の圧縮伸長部5への転送が終わり次第、それに引き続い
て行われる。圧縮伸長部5は、最悪圧縮画像コード部6
−2のコードデータの伸長を、画像記録部2がバッファ
メモリ4からの読み出しを開始したのと同じ時点より開
始する。転送速度はPXバイト/sであるから、最悪圧
縮画像コード部6−2を伸長したイメージデータのバッ
ファメモリ4への転送が終了するまでに要する時間T2
は、次のようになる。
【0069】画像記録部2で印刷している印刷用紙に非
印刷部が生じないようにするためには、時間T1 が経
過する前に最悪圧縮画像コード部6−2のコードデータ
を伸長し終えておく必要がある。即ち、 T1 ≧T2
…(5)の関係が成り立つ必要がある。(5)
式に(3),(4)式を代入して、整理すると、バッフ
ァメモリ4の容量Yは、 と算出される。
印刷部が生じないようにするためには、時間T1 が経
過する前に最悪圧縮画像コード部6−2のコードデータ
を伸長し終えておく必要がある。即ち、 T1 ≧T2
…(5)の関係が成り立つ必要がある。(5)
式に(3),(4)式を代入して、整理すると、バッフ
ァメモリ4の容量Yは、 と算出される。
【0070】即ち、K,C,Pの値が定められた時、Y
を(6)式を満たす値にしてやれば、画像読取部1,画
像記録部2として連続動作するものを使用しても、読み
取ったイメージデータの一部が消失したり、印刷画像が
途切れたりすることがなくなる。
を(6)式を満たす値にしてやれば、画像読取部1,画
像記録部2として連続動作するものを使用しても、読み
取ったイメージデータの一部が消失したり、印刷画像が
途切れたりすることがなくなる。
【0071】仮に、C=1Mバイト,P=0.8 ,K
=1/4.5 とすると、Y≧1M/18バイトとなる
。もし、図9の従来例のように、コード記憶部6の原稿
1ページ分のコードデータを全てイメージデータに変換
したものを、いったんページメモリ16に蓄える場合に
は、A3判,400dpiで約4Mバイト必要であるが
、それに比べて、本発明のバッファメモリ4の前記した
容量1M/18バイトという値は、極めて少ない。
=1/4.5 とすると、Y≧1M/18バイトとなる
。もし、図9の従来例のように、コード記憶部6の原稿
1ページ分のコードデータを全てイメージデータに変換
したものを、いったんページメモリ16に蓄える場合に
は、A3判,400dpiで約4Mバイト必要であるが
、それに比べて、本発明のバッファメモリ4の前記した
容量1M/18バイトという値は、極めて少ない。
【0072】図6は、縮小回路が追加されている場合の
プリント経路を示す図である。縮小回路23は、画像読
取部1で読み取ろうとしている原稿の用紙サイズが印刷
用紙のサイズより大きい時に、印刷用紙のサイズに合わ
せるように縮小するための回路である。縮小は、単純な
方法を例に挙げれば、データを一部間引くことによって
行われる。
プリント経路を示す図である。縮小回路23は、画像読
取部1で読み取ろうとしている原稿の用紙サイズが印刷
用紙のサイズより大きい時に、印刷用紙のサイズに合わ
せるように縮小するための回路である。縮小は、単純な
方法を例に挙げれば、データを一部間引くことによって
行われる。
【0073】間引きが行われるため、イメージデータを
バッファメモリ4へ供給する速度は、縮小回路23が介
挿されていない場合に比して小になる。供給速度が小で
あると、バッファメモリ4がエンプティになり易いから
、前記したC,n,P等の値が同じとすれば、当初に沢
山のイメージデータを収容しておけるよう、バッファメ
モリ4の容量を多少大にしてやらなければならない。
バッファメモリ4へ供給する速度は、縮小回路23が介
挿されていない場合に比して小になる。供給速度が小で
あると、バッファメモリ4がエンプティになり易いから
、前記したC,n,P等の値が同じとすれば、当初に沢
山のイメージデータを収容しておけるよう、バッファメ
モリ4の容量を多少大にしてやらなければならない。
【0074】なお、上記した例では、画像読取部1も画
像記録部2も連続動作するものを用いるとしたが、いず
れか一方が連続動作するものであってもよい。また、伸
長動作のみをやる画像データ伸長装置に適用することも
可能であるし、圧縮動作のみをやる画像データ圧縮装置
に適用することも可能である。
像記録部2も連続動作するものを用いるとしたが、いず
れか一方が連続動作するものであってもよい。また、伸
長動作のみをやる画像データ伸長装置に適用することも
可能であるし、圧縮動作のみをやる画像データ圧縮装置
に適用することも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の画像データ圧
縮伸長装置によれば、画像読取部や画像記録部を連続的
に動作するものを使用したとしても、ページメモリより
遙かに少ない容量のバッファメモリを具えるだけで済む
ので、コストを下げることが出来るようになった。
縮伸長装置によれば、画像読取部や画像記録部を連続的
に動作するものを使用したとしても、ページメモリより
遙かに少ない容量のバッファメモリを具えるだけで済む
ので、コストを下げることが出来るようになった。
【図1】 本発明の画像データ圧縮伸長装置を使用し
たファクシミリ装置
たファクシミリ装置
【図2】 画像データ圧縮伸長装置の要部拡大図
【図
3】 バッファメモリの構造を説明する図
3】 バッファメモリの構造を説明する図
【図4】
バッファメモリの使用過程を説明する図
バッファメモリの使用過程を説明する図
【図5】
バッファメモリの必要容量の算出を説明するための図
バッファメモリの必要容量の算出を説明するための図
【図6】 縮小回路が追加されている場合のプリント
経路を示す図
経路を示す図
【図7】 バッファメモリとページメモリとを説明す
る図
る図
【図8】 画像データ圧縮伸長装置の第1の従来例を
使用したファクシミリ装置
使用したファクシミリ装置
【図9】 画像データ圧縮伸長装置の第2の従来例を
使用したファクシミリ装置
使用したファクシミリ装置
【図10】第1の従来例の画像データ圧縮伸長装置で、
間欠的に動作する画像読取部,画像記録部を使用する理
由を説明する図
間欠的に動作する画像読取部,画像記録部を使用する理
由を説明する図
【図11】画像データ圧縮伸長装置における各種動作時
にデータが流れる経路を示す図
にデータが流れる経路を示す図
1…画像読取部、2…画像記録部、3…バッファメモリ
制御回路、3−1…メモリ使用量カウンタ、3−2…メ
モリ使用量判定回路、3−3…フレーム幅レジスタ、3
−4〜3−6…アドレスレジスタ、3−7〜3−9…ア
ドレスカウンタ、4…バッファメモリ、4−1…使用部
、4−2…空き部、4−3…オーバーラップ、5…圧縮
伸長部、6…コード記憶部、6−1…白コード部、6−
2…最悪圧縮画像コード部、7…操作パネル、8…CP
U、9…ROM、10…RAM、11…モデム、12…
回線制御部、13…通信回線、14…バス、15…ペー
ジメモリ制御部、16…ページメモリ、17…原稿、1
7−1…白部、17−2…最悪圧縮画像部、18…印刷
用紙、18−1,18−3…印刷部、18−2…非印刷
部、19…画像データ入力制御回路、20…画像データ
出力制御回路、21…1ビットラダー、22…画像デー
タ圧縮伸長装置、23…縮小回路
制御回路、3−1…メモリ使用量カウンタ、3−2…メ
モリ使用量判定回路、3−3…フレーム幅レジスタ、3
−4〜3−6…アドレスレジスタ、3−7〜3−9…ア
ドレスカウンタ、4…バッファメモリ、4−1…使用部
、4−2…空き部、4−3…オーバーラップ、5…圧縮
伸長部、6…コード記憶部、6−1…白コード部、6−
2…最悪圧縮画像コード部、7…操作パネル、8…CP
U、9…ROM、10…RAM、11…モデム、12…
回線制御部、13…通信回線、14…バス、15…ペー
ジメモリ制御部、16…ページメモリ、17…原稿、1
7−1…白部、17−2…最悪圧縮画像部、18…印刷
用紙、18−1,18−3…印刷部、18−2…非印刷
部、19…画像データ入力制御回路、20…画像データ
出力制御回路、21…1ビットラダー、22…画像デー
タ圧縮伸長装置、23…縮小回路
Claims (3)
- 【請求項1】 連続的に動作する画像読取部および/
または連続的に動作する画像記録部と、圧縮伸長部と、
イメージデータの一時的な格納に用いられるバッファメ
モリと、前記圧縮伸長部により圧縮して得たコードデー
タを記憶するコード記憶部とを具え、該バッファメモリ
の容量を、コード記憶部の容量,採用する符号化方式で
の最悪圧縮率、バッファメモリと画像記録部または画像
読取部との間のデータ転送速度に対する圧縮伸長部とバ
ッファメモリ間のデータ転送速度の比を基にして定めた
ことを特徴とする画像データ圧縮伸長装置。 - 【請求項2】 連続的に動作する画像記録部と、該画
像記録部の記録動作中に原稿1ページ分のイメージデー
タを途切れることなく送出し得る容量を有するバッファ
メモリと、該バッファメモリにイメージデータを供給す
る伸長部と、該伸長部が伸長動作をする時に、伸長に最
も時間のかかるコードデータを伸長する場合であっても
、該バッファメモリがエンプティにならないように前記
バッファメモリをフルになる方向へ制御するバッファメ
モリ制御回路とを有する画像データ伸長装置。 - 【請求項3】 連続的に動作する画像読取部と、該画
像読取部の読み取り動作中に原稿1ページ分のイメージ
データを消すことなく送出し得る容量を有するバッファ
メモリと、該バッファメモリからイメージデータの供給
を受ける圧縮部と、該圧縮部が圧縮動作をするときに圧
縮に最も時間のかかるコードデータを圧縮する場合であ
っても、該バッファメモリがフルにならないように前記
バッファメモリをエンプティになる方向へ制御するバッ
ファメモリ制御回路とを有する画像データ圧縮装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177515A JPH04373261A (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | 画像データ圧縮伸長装置 |
TW081104898A TW376491B (en) | 1991-06-22 | 1992-06-22 | Image processing system with a buffer memory |
KR1019920010814A KR950011196B1 (ko) | 1991-06-22 | 1992-06-22 | 화상 데이타 압축신장장치 |
US08/345,369 US5710638A (en) | 1991-06-22 | 1994-11-18 | Image processing system with a buffer memory |
US08/466,709 US5798843A (en) | 1991-06-22 | 1995-06-06 | Image processing system with a buffer memory |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177515A JPH04373261A (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | 画像データ圧縮伸長装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04373261A true JPH04373261A (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=16032262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3177515A Pending JPH04373261A (ja) | 1991-06-22 | 1991-06-22 | 画像データ圧縮伸長装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04373261A (ja) |
KR (1) | KR950011196B1 (ja) |
-
1991
- 1991-06-22 JP JP3177515A patent/JPH04373261A/ja active Pending
-
1992
- 1992-06-22 KR KR1019920010814A patent/KR950011196B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR950011196B1 (ko) | 1995-09-29 |
KR930001742A (ko) | 1993-01-16 |
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