JPH04370548A - 光記録ディスク用基体の製造方法およびそれを実施するための装置 - Google Patents
光記録ディスク用基体の製造方法およびそれを実施するための装置Info
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- JPH04370548A JPH04370548A JP3148643A JP14864391A JPH04370548A JP H04370548 A JPH04370548 A JP H04370548A JP 3148643 A JP3148643 A JP 3148643A JP 14864391 A JP14864391 A JP 14864391A JP H04370548 A JPH04370548 A JP H04370548A
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/26—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
- G11B7/263—Preparing and using a stamper, e.g. pressing or injection molding substrates
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状の基板と、
この基板の表面に積層されたグルーブを有する転写層と
を有する光記録ディスク用基体の製造方法およびそれを
実施するための装置に関する。
この基板の表面に積層されたグルーブを有する転写層と
を有する光記録ディスク用基体の製造方法およびそれを
実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光記録ディスクの基板表面には
同心円またはスパイラルのトラッキング用グルーブが設
けられており、このものを設ける方法として、プラスチ
ック射出成形によって基板とグルーブを一体成形する方
法と、基板上にグルーブを有する転写層を設けるいわゆ
る2P(光重合;Photo−Polymerriza
tion)法とが知られている。
同心円またはスパイラルのトラッキング用グルーブが設
けられており、このものを設ける方法として、プラスチ
ック射出成形によって基板とグルーブを一体成形する方
法と、基板上にグルーブを有する転写層を設けるいわゆ
る2P(光重合;Photo−Polymerriza
tion)法とが知られている。
【0003】このうち、後者の2P法は、図6〜図9に
示されるような工程で製造される。すなわち、グルーブ
作製原盤30(以下にスタンパ30という)又は光透過
性の基板11(光学ガラス又は透明樹脂にて形成される
)の上に紫外線硬化性樹脂溶液12aを、中心軸に対し
て同心円状に塗布した後(図6参照)、スタンパ30と
基板11とを圧接し、しかる後、基板11を通して紫外
線(UV)を照射することにより、紫外線硬化性樹脂溶
液12aを硬化させ、転写層12を形成させる。(図7
参照)。基板11と一体化した転写層12をスタンパ3
0から剥離すると、硬化した転写層12の表面上にスタ
ンパ30のグルーブパターンが転写複製される(図8,
9参照)。そして、転写層12の表面に記録層を積層し
、接着剤層を介して別の基板(保護板)を接着すること
により光記録ディスクが製造される。
示されるような工程で製造される。すなわち、グルーブ
作製原盤30(以下にスタンパ30という)又は光透過
性の基板11(光学ガラス又は透明樹脂にて形成される
)の上に紫外線硬化性樹脂溶液12aを、中心軸に対し
て同心円状に塗布した後(図6参照)、スタンパ30と
基板11とを圧接し、しかる後、基板11を通して紫外
線(UV)を照射することにより、紫外線硬化性樹脂溶
液12aを硬化させ、転写層12を形成させる。(図7
参照)。基板11と一体化した転写層12をスタンパ3
0から剥離すると、硬化した転写層12の表面上にスタ
ンパ30のグルーブパターンが転写複製される(図8,
9参照)。そして、転写層12の表面に記録層を積層し
、接着剤層を介して別の基板(保護板)を接着すること
により光記録ディスクが製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記、従
来の光記録ディスクのグルーブ作製のための転写複製工
程においては、以下の問題が生じていた。
来の光記録ディスクのグルーブ作製のための転写複製工
程においては、以下の問題が生じていた。
【0005】すなわち、光記録ディスクの基板に用いら
れる、例えばガラス基板は、はじめから完璧な平面とは
なっておらず、必ず種々の成形ひずみに起因する反りが
生じており、そのため、このようなガラス基板に2Pか
らなる転写層を形成しても、転写層の厚みが不均一とな
ってしまう。光記録ディスクの光学系は、基板の厚みに
よる収差を考慮して設計されるため、レンズのNA(開
口数)が大きくなると転写層の厚みの不均一が収差に及
ぼす影響が大きく、転写層の厚みの不均一は深刻な問題
となる。
れる、例えばガラス基板は、はじめから完璧な平面とは
なっておらず、必ず種々の成形ひずみに起因する反りが
生じており、そのため、このようなガラス基板に2Pか
らなる転写層を形成しても、転写層の厚みが不均一とな
ってしまう。光記録ディスクの光学系は、基板の厚みに
よる収差を考慮して設計されるため、レンズのNA(開
口数)が大きくなると転写層の厚みの不均一が収差に及
ぼす影響が大きく、転写層の厚みの不均一は深刻な問題
となる。
【0006】このような問題を解決するために、本発明
は創案されたものであって、その目的は、従来の問題点
を解決し、基板の反りに起因する転写層の厚みの不均一
性を防止し、極めて転写層厚みの均一性に優れる光記録
ディスク用基体を製造する方法およびそれを実施するた
めの装置を提供することにある。
は創案されたものであって、その目的は、従来の問題点
を解決し、基板の反りに起因する転写層の厚みの不均一
性を防止し、極めて転写層厚みの均一性に優れる光記録
ディスク用基体を製造する方法およびそれを実施するた
めの装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、スタンパ又は光透過性のディスク状基板の
上に紫外線硬化性樹脂溶液を、中心軸に対して同心円状
に塗布した後、スタンパと基板とを圧接し、しかる後、
基板を通して紫外線UVを照射することにより、紫外線
硬化性樹脂溶液を硬化させて転写層を形成させる工程を
含む光記録ディスク用基体の製造方法であって、前記基
板は、転写層を形成する前に、予め、基板中央から基板
外周にかけて略円錘状凸部形状となるように強制的に変
形させられ、しかる後、この基板の略円錘状凸部形状側
に転写層を積層して形成するように構成した。また、光
透過性の基板を載置する第一の支持体と、前記基板と対
向するように設けられたスタンパを載置する第二の支持
体と、前記第一の支持体と第二の支持体とを相対的に接
近せしめる駆動装置とを備える光記録ディスク用基体の
製造装置であって、前記第一の支持体は、中心シャフト
と、この中心シャフトの上部に設けられ、基板のセンタ
ーホールの内周面と当接するテーパ面を有する係止部材
とを備え、前記第二の支持体は、前記中心シャフトを包
囲するような筒状形状をなし、前記基板のセンターホー
ル内周周縁部近傍と当接する当接リング部を備えるよう
に構成した。
に本発明は、スタンパ又は光透過性のディスク状基板の
上に紫外線硬化性樹脂溶液を、中心軸に対して同心円状
に塗布した後、スタンパと基板とを圧接し、しかる後、
基板を通して紫外線UVを照射することにより、紫外線
硬化性樹脂溶液を硬化させて転写層を形成させる工程を
含む光記録ディスク用基体の製造方法であって、前記基
板は、転写層を形成する前に、予め、基板中央から基板
外周にかけて略円錘状凸部形状となるように強制的に変
形させられ、しかる後、この基板の略円錘状凸部形状側
に転写層を積層して形成するように構成した。また、光
透過性の基板を載置する第一の支持体と、前記基板と対
向するように設けられたスタンパを載置する第二の支持
体と、前記第一の支持体と第二の支持体とを相対的に接
近せしめる駆動装置とを備える光記録ディスク用基体の
製造装置であって、前記第一の支持体は、中心シャフト
と、この中心シャフトの上部に設けられ、基板のセンタ
ーホールの内周面と当接するテーパ面を有する係止部材
とを備え、前記第二の支持体は、前記中心シャフトを包
囲するような筒状形状をなし、前記基板のセンターホー
ル内周周縁部近傍と当接する当接リング部を備えるよう
に構成した。
【0008】
【作用】転写層を形成する前に、基板を予め、基板中央
から基板外周にかけて略円錘状凸部形状となるように強
制的に変形せしめ、しかる後、この基板の略円錘状凸部
形状側に転写層を積層したので、紫外線照射に基ずく転
写層の硬化収縮によって、基板の反りを戻す力が生じて
転写層は均一厚さとなる。
から基板外周にかけて略円錘状凸部形状となるように強
制的に変形せしめ、しかる後、この基板の略円錘状凸部
形状側に転写層を積層したので、紫外線照射に基ずく転
写層の硬化収縮によって、基板の反りを戻す力が生じて
転写層は均一厚さとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の光記録ディスク用基体の製造
装置について、図1〜図3に基づいて説明する。
装置について、図1〜図3に基づいて説明する。
【0010】本発明の装置50は、中央部に光透過性の
ディスク状基板11を載置する第一の支持体60と、こ
の第一の支持体60の外周を包囲するように設けられ、
前記基板11と対向するように設けられたスタンパ30
を載置する第二の支持体80と、前記第一の支持体60
と第二の支持体80とを相対的に接近せしめる駆動装置
(図示しない)とを備えている。
ディスク状基板11を載置する第一の支持体60と、こ
の第一の支持体60の外周を包囲するように設けられ、
前記基板11と対向するように設けられたスタンパ30
を載置する第二の支持体80と、前記第一の支持体60
と第二の支持体80とを相対的に接近せしめる駆動装置
(図示しない)とを備えている。
【0011】前記第一の支持体60は、中心シャフト6
1と、この中心シャフト61の上部61aに設けられる
係止部材63とを備えている。この係止部材63は、基
板11のセンターホールの内周面11aと当接すること
のあるテーパ面63aを有する円錘台形状をしており、
この係止部材63の内部中央部には、前記中心シャフト
61の上部61aから伸びる係合突起62と係合するた
めの孔部63bが穿設されている(図1)。このような
係止部材63と前記中心シャフト61とは、接合部に設
けられた捩子(図示しない)によって接合できるように
なっている。
1と、この中心シャフト61の上部61aに設けられる
係止部材63とを備えている。この係止部材63は、基
板11のセンターホールの内周面11aと当接すること
のあるテーパ面63aを有する円錘台形状をしており、
この係止部材63の内部中央部には、前記中心シャフト
61の上部61aから伸びる係合突起62と係合するた
めの孔部63bが穿設されている(図1)。このような
係止部材63と前記中心シャフト61とは、接合部に設
けられた捩子(図示しない)によって接合できるように
なっている。
【0012】前記第二の支持体80は、前記中心シャフ
ト61を包囲するような筒状形状をなしている。そして
、この第二の支持体80は、図3に示されるように前記
第一の支持体60と第二の支持体80とを相対的に接近
せしめた時に、基板11のセンターホール内周周縁部近
傍11bと当接する当接リング部83を備えている。 この当接リング部83は、基板11を一時的に一定方向
に強制的に反らせて変形させるためのものであり、基板
11の内周周縁部近傍11bと係合するものであれば特
にその形態に制限はない。本実施例では、図3に示され
るように筒状形状をした第二の支持体80の内周上端部
83が当接リング部83となっている。
ト61を包囲するような筒状形状をなしている。そして
、この第二の支持体80は、図3に示されるように前記
第一の支持体60と第二の支持体80とを相対的に接近
せしめた時に、基板11のセンターホール内周周縁部近
傍11bと当接する当接リング部83を備えている。 この当接リング部83は、基板11を一時的に一定方向
に強制的に反らせて変形させるためのものであり、基板
11の内周周縁部近傍11bと係合するものであれば特
にその形態に制限はない。本実施例では、図3に示され
るように筒状形状をした第二の支持体80の内周上端部
83が当接リング部83となっている。
【0013】この第二の支持体80の上端部には、図2
に示されるようにスタンパ30が固定して設けられるよ
うになっている。このスタンパ30の上面には、グルー
ブを形成するための溝(図示しない)が形成されている
。
に示されるようにスタンパ30が固定して設けられるよ
うになっている。このスタンパ30の上面には、グルー
ブを形成するための溝(図示しない)が形成されている
。
【0014】図示しない駆動装置は、本実施例の場合、
第一の支持体60に取り付けられており、第一の支持体
60が上下に昇降可能になっている。次に、本発明の光
記録ディスク用基体の製造方法について説明する。
第一の支持体60に取り付けられており、第一の支持体
60が上下に昇降可能になっている。次に、本発明の光
記録ディスク用基体の製造方法について説明する。
【0015】まず、図3に示されるようにスタンパ30
の上に紫外線硬化性樹脂溶液12aを、中心軸に対して
同心円状に塗布する。塗布はスタンパ30を15〜20
rpmのゆっくりした回転速度で回転させながら、紫外
線硬化性樹脂溶液12aを所定量滴下することにより行
われる。この滴下量は、3〜4cc程度である。
の上に紫外線硬化性樹脂溶液12aを、中心軸に対して
同心円状に塗布する。塗布はスタンパ30を15〜20
rpmのゆっくりした回転速度で回転させながら、紫外
線硬化性樹脂溶液12aを所定量滴下することにより行
われる。この滴下量は、3〜4cc程度である。
【0016】ついで、図示しない駆動装置が駆動し、第
一の支持体60が、1〜2cm/min程度の降下速度
で徐々に降りてくる。基板11とスタンパ30とが接し
た後もさらに、第一の支持体60の降下は続けられ、あ
る降下位置で、図3に示されるように、係止部材63の
テーパ面63aと基板11のセンターホールの内周面1
1aとが係合し始め、さらに降下が続けられると、第二
の支持体80の当接リング部83を支点として、基板1
1が基板中央から基板外周にかけて略円錐状凸部形状と
なるように強制的に変形させられ、降下は停止される。 この時、スタンパ30と基板11とは紫外線硬化性樹脂
溶液12aを介して、圧接された状態にあり、基板上に
紫外線硬化性樹脂溶液が延ばされる。この状態において
は図4(a)の概念図に示されるように、基板11の外
径方向に行くにつれ、塗設量は大きくなっている。この
場合における基板の略円錘状凸部形状の傾斜(矯正反り
量)は、0.01〜1mrad(ミリラジアン)、好ま
しくは、0.01〜0.7mradである。これらの範
囲を外れると、紫外線硬化性樹脂溶液12aの硬化収縮
に基ずく転写層12厚みの均一性が達成できない。
一の支持体60が、1〜2cm/min程度の降下速度
で徐々に降りてくる。基板11とスタンパ30とが接し
た後もさらに、第一の支持体60の降下は続けられ、あ
る降下位置で、図3に示されるように、係止部材63の
テーパ面63aと基板11のセンターホールの内周面1
1aとが係合し始め、さらに降下が続けられると、第二
の支持体80の当接リング部83を支点として、基板1
1が基板中央から基板外周にかけて略円錐状凸部形状と
なるように強制的に変形させられ、降下は停止される。 この時、スタンパ30と基板11とは紫外線硬化性樹脂
溶液12aを介して、圧接された状態にあり、基板上に
紫外線硬化性樹脂溶液が延ばされる。この状態において
は図4(a)の概念図に示されるように、基板11の外
径方向に行くにつれ、塗設量は大きくなっている。この
場合における基板の略円錘状凸部形状の傾斜(矯正反り
量)は、0.01〜1mrad(ミリラジアン)、好ま
しくは、0.01〜0.7mradである。これらの範
囲を外れると、紫外線硬化性樹脂溶液12aの硬化収縮
に基ずく転写層12厚みの均一性が達成できない。
【0017】このようにして基板11とスタンパ30と
が紫外線硬化性樹脂溶液12aを介して圧接された後、
基板11を通して紫外線(UV)を照射することにより
、紫外線硬化性樹脂溶液12aが硬化される。この際に
、転写層12の硬化収縮により、転写層12の厚さは均
一になるとともに、基板の反りもなくなる(図4(b)
)。
が紫外線硬化性樹脂溶液12aを介して圧接された後、
基板11を通して紫外線(UV)を照射することにより
、紫外線硬化性樹脂溶液12aが硬化される。この際に
、転写層12の硬化収縮により、転写層12の厚さは均
一になるとともに、基板の反りもなくなる(図4(b)
)。
【0018】しかる後、基板11と一体化した転写層1
2(硬化した紫外線硬化性樹脂溶液12aをスタンパ3
0から剥離すると、硬化した転写層12の表面上にスタ
ンパ30のグルーブパターンが転写複製され、本発明の
光記録ディスク用基体が製造される。そして、例えば、
図10に示されるように転写層12の表面に記録層13
を積層し、接着剤層14を介して別の保護基板15を接
着することにより光記録ディスクが製造される。
2(硬化した紫外線硬化性樹脂溶液12aをスタンパ3
0から剥離すると、硬化した転写層12の表面上にスタ
ンパ30のグルーブパターンが転写複製され、本発明の
光記録ディスク用基体が製造される。そして、例えば、
図10に示されるように転写層12の表面に記録層13
を積層し、接着剤層14を介して別の保護基板15を接
着することにより光記録ディスクが製造される。
【0019】なお、本発明では紫外線硬化性樹脂溶液を
スタンパ30の上に最初に塗設する場合を例にとって説
明したが、スタンパ30と基板11との位置関係を逆に
して最初に、基板11に塗設してもよいことは勿論であ
る。
スタンパ30の上に最初に塗設する場合を例にとって説
明したが、スタンパ30と基板11との位置関係を逆に
して最初に、基板11に塗設してもよいことは勿論であ
る。
【0020】なお、基板11は、光透過性のガラスや、
ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチル(
PMMA)等の樹脂から形成される。このような基板1
1の厚さは1.1〜1.2mm程度とされる。また、記
録層13は、光記録可能な材料から形成される。例えば
、TeFeCo、GdTbFe、GaTbCo、GdF
eBi、DyFe、GdFe、GdCo、BiSmYb
CoGeIG、BiSmErGaIG、GdIG、Co
Cr、CrO2 、PtCo、EuOFe、EuO、M
nCuBi、MnAlGe、MnBi等の光磁気記録材
料や、Te系やシアニン等の有機色素系のピット形成タ
イプの記録材料や、As−Te−Ge系、Sn−Te−
Se系、TeOx 系、Sb2 Se3 等の相変化に
よる記録材料が一例として挙げられる。
ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチル(
PMMA)等の樹脂から形成される。このような基板1
1の厚さは1.1〜1.2mm程度とされる。また、記
録層13は、光記録可能な材料から形成される。例えば
、TeFeCo、GdTbFe、GaTbCo、GdF
eBi、DyFe、GdFe、GdCo、BiSmYb
CoGeIG、BiSmErGaIG、GdIG、Co
Cr、CrO2 、PtCo、EuOFe、EuO、M
nCuBi、MnAlGe、MnBi等の光磁気記録材
料や、Te系やシアニン等の有機色素系のピット形成タ
イプの記録材料や、As−Te−Ge系、Sn−Te−
Se系、TeOx 系、Sb2 Se3 等の相変化に
よる記録材料が一例として挙げられる。
【0021】以下、具体的実験例を示し、本発明をさら
に詳細に説明する。 実験例 まず、直径327mmのスタンパ30を回転させつつ、
中心から100mmの位置に紫外線硬化性樹脂溶液12
aを連続的に滴下し、中心軸に対してリング状の溶液帯
(幅約10mm)を作製した。その後、スタンパ30に
対向して設けられた直径300mm、厚さ1.2mmの
ガラス基板11を載置する第一の支持体60を、スタン
パ30の方に移動させてスタンパ30と基板11とを圧
接し、紫外線硬化性樹脂溶液12aを内側および外側に
延ばし、基板11のほぼ全面に塗設した。しかる後、基
板11を通して紫外線(UV)を照射することにより、
紫外線硬化性樹脂溶液12aを硬化させ、スタンパ30
を基板11から離して基板表面に転写層12を形成させ
た。この実験において、図1の装置を用いて基板を強制
的に略円錐状凸部形状とし、この上に転写層を積層した
本発明サンプルと、最初から反っている基板をそのまま
用いて、基板の凹面側に転写層を積層した比較サンプル
とを作製した。これらの両サンプルについて、転写層の
半径方向の厚さを測定したところ、図5のグラフに示さ
れるような結果が得られた。このグラフに示されるよう
に本発明サンプルのものは、比較サンプルに比べて転写
層の半径方向の厚さ分布がきわめて均一であることが確
認された。
に詳細に説明する。 実験例 まず、直径327mmのスタンパ30を回転させつつ、
中心から100mmの位置に紫外線硬化性樹脂溶液12
aを連続的に滴下し、中心軸に対してリング状の溶液帯
(幅約10mm)を作製した。その後、スタンパ30に
対向して設けられた直径300mm、厚さ1.2mmの
ガラス基板11を載置する第一の支持体60を、スタン
パ30の方に移動させてスタンパ30と基板11とを圧
接し、紫外線硬化性樹脂溶液12aを内側および外側に
延ばし、基板11のほぼ全面に塗設した。しかる後、基
板11を通して紫外線(UV)を照射することにより、
紫外線硬化性樹脂溶液12aを硬化させ、スタンパ30
を基板11から離して基板表面に転写層12を形成させ
た。この実験において、図1の装置を用いて基板を強制
的に略円錐状凸部形状とし、この上に転写層を積層した
本発明サンプルと、最初から反っている基板をそのまま
用いて、基板の凹面側に転写層を積層した比較サンプル
とを作製した。これらの両サンプルについて、転写層の
半径方向の厚さを測定したところ、図5のグラフに示さ
れるような結果が得られた。このグラフに示されるよう
に本発明サンプルのものは、比較サンプルに比べて転写
層の半径方向の厚さ分布がきわめて均一であることが確
認された。
【0022】
【発明の効果】上記実験例の結果から、本発明の効果は
明らかである。すなわち、本発明は、転写層を形成する
前に、予め基板中央から基板外周にかけて略円錐状凸部
形状となるように基板を強制的に変形し、しかる後、こ
の基板の略円錐状凸部形状側に転写層を形成するので、
実用に耐え得る程度の均一厚さの転写層が得られる。
明らかである。すなわち、本発明は、転写層を形成する
前に、予め基板中央から基板外周にかけて略円錐状凸部
形状となるように基板を強制的に変形し、しかる後、こ
の基板の略円錐状凸部形状側に転写層を形成するので、
実用に耐え得る程度の均一厚さの転写層が得られる。
【図1】本発明の光記録ディスク製造装置の概略斜視図
である。
である。
【図2】本発明の光記録ディスク製造装置の正面図であ
る。
る。
【図3】基板を強制的に変形させる状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】(a)および(b)は、それぞれ紫外線硬化性
樹脂溶液の硬化前および後の状態を示す概念図である。
樹脂溶液の硬化前および後の状態を示す概念図である。
【図5】転写層の半径方向の厚さ分布を示すグラフであ
る。
る。
【図6】紫外線硬化性樹脂溶液の滴下状態を示す概略断
面図である。
面図である。
【図7】紫外線露光工程の概略断面図である。
【図8】転写複製工程の、特に、剥離の状態を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図9】光記録ディスク用基体の断面図である。
【図10】光記録ディスクの断面図である。
11…基板
12…転写層
12a…紫外線硬化性樹脂溶液
30…スタンパ
60…第一の支持体
80…第二の支持体
Claims (3)
- 【請求項1】 スタンパ又は光透過性のディスク状基
板の上に紫外線硬化性樹脂溶液を、中心軸に対して同心
円状に塗布した後、スタンパと基板とを圧接し、しかる
後、基板を通して紫外線を照射することにより、紫外線
硬化性樹脂溶液を硬化させて転写層を形成させる工程を
含む光記録ディスク用基体の製造方法であって、前記基
板は、転写層を形成する前に、予め、基板中央から基板
外周にかけて略円錘状凸部形状となるように強制的に変
形させられ、しかる後、この基板の略円錘状凸部形状側
に転写層を積層して形成したことを特徴とする光記録デ
ィスク用基体の製造方法。 - 【請求項2】 前記略円錘状凸部形状の傾斜は、0.
01〜1mrad(ミリラジアン)であることを特徴と
する請求項1記載の光記録ディスク用基体の製造方法。 - 【請求項3】 光透過性の基板を載置する第一の支持
体と、前記基板と対向するように設けられたスタンパを
載置する第二の支持体と、前記第一の支持体と第二の支
持体とを相対的に接近せしめる駆動装置とを備える光記
録ディスク用基体の製造装置であって、前記第一の支持
体は、中心シャフトと、この中心シャフトの上部に設け
られ、基板のセンターホールの内周面と当接するテーパ
面を有する係止部材とを備え、前記第二の支持体は、前
記中心シャフトを包囲するような筒状形状をなし、前記
基板のセンターホール内周周縁部近傍と当接する当接リ
ング部を備えることを特徴とする光記録ディスク用基体
の製造装置。
Priority Applications (4)
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JP3148643A JPH04370548A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 光記録ディスク用基体の製造方法およびそれを実施するための装置 |
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JP3148643A JPH04370548A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 光記録ディスク用基体の製造方法およびそれを実施するための装置 |
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Family Applications (1)
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