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JPH04367476A - 電子レンジ用の即席食品容器 - Google Patents

電子レンジ用の即席食品容器

Info

Publication number
JPH04367476A
JPH04367476A JP3141843A JP14184391A JPH04367476A JP H04367476 A JPH04367476 A JP H04367476A JP 3141843 A JP3141843 A JP 3141843A JP 14184391 A JP14184391 A JP 14184391A JP H04367476 A JPH04367476 A JP H04367476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
bag
ingredients
heat
microwave oven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3141843A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Momokawa
公一 桃川
Michihiro Maeda
前田 道廣
Takashi Takagi
高木 高志
Taku Konishi
小西 卓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP3141843A priority Critical patent/JPH04367476A/ja
Publication of JPH04367476A publication Critical patent/JPH04367476A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ご飯やめん類やうなぎなどの食材
と、カレースープやめんつゆやたれなどの具材とを、加
熱するまでは分離してある電子レンジ用の容器であって
、家庭内の電子レンジでの加熱時に、手間をかけずに食
材に具材を注ぐことが出来る電子レンジ用の即席食品容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】調理済のカレーライスや天ぷらうどんや
蒲焼きうなぎなどのように、家庭内の電子レンジで加熱
するだけで手軽に賞味できる、固体状の食材と液体状の
具材とを含んだ電子レンジ用の即席食品については、ご
飯やめん類やうなぎなどの食材をカップ状容器などに、
カレースープやめんつゆやたれなどの具材を袋状容器な
どに、食材がべちゃべちゃにならないように、別々の包
装容器に収納したものであって、電子レンジで加熱する
直前に、カップ状容器などと袋状容器などとを各々開封
して、手間をかけて食材に具材を注いで、電子レンジで
加熱して賞味する方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような、調理済
の食材と具材とを別々の包装容器に収納した電子レンジ
用の即席食品については、冷蔵流通や冷蔵保管などによ
って、その食材や具材の味覚や形状( べちゃべちゃ 
)は良好に保持できるものの、電子レンジで加熱する直
前に各々の包装容器を開封して、手間をかけて食材に具
材を注ぐ必要があって、手や食卓などを汚すばかりでは
なくて、電子レンジ用の即席食品の簡便性という主旨か
ら考えても、家庭内の電子レンジで加熱するだけで、手
間をかけずに食材に具材を注ぐことが出来る即席食品容
器が要請されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
電子レンジ用の即席食品容器の要請に応えたものである
。すなわち、ご飯やめん類やうなぎなどの食材を収容す
るカップ状容器と、カレースープやめんつゆやたれなど
の具材を収容する袋状容器と、この袋状容器を内側に保
持した上蓋とから成る電子レンジ用の容器であって、こ
の具材を収容する袋状容器を易貫通性の熱収縮性樹脂フ
ィルムで構成して、かつ袋状容器を内側に保持した上蓋
に樹脂ピンなどの半切れ状の貫通孔を設けたことによっ
て、また、この具材を収容する袋状容器を切込みマーク
を設けた熱収縮性樹脂フィルムで構成したことによって
、さらに、この具材を収容する袋状容器に、全体に又は
部分的に発熱層を併せて設けたことによって、家庭内の
電子レンジでの加熱時に、マイクロ波の加熱作用によっ
て、具材を収容した袋状容器が自動的に開封して、手間
をかけずに食材に具材を注ぐことが出来るものである。
【0005】また本発明は、前記の具材を収容する袋状
容器を熱可塑性樹脂フィルムで構成して、かつ袋状容器
に部分的に発熱層を設けたことによって、同様にマイク
ロ波の加熱作用によって、具材を収容した袋状容器が自
動的に開封できるものであって、さらに本発明は、前記
の具材を収容する袋状容器の下面の下側に、網目を有す
る中蓋を併せて設けたことによって、マイクロ波の加熱
作用によって具材を収容した袋状容器が自動的に開封し
たときに、食材に具材を均一に注ぐことが出来るもので
ある。
【0006】本発明の、ご飯やめん類やうなぎなどの食
材を収容するカップ状容器については、家庭内の電子レ
ンジでの加熱に耐えられる100℃程度の耐熱性と、加
熱した食材を快適に賞味できる食器としての断熱性など
とを有する材料であって、マイクロ波を反射するアルミ
箔などの金属層を積層していない材料であれば、このカ
ップ状容器の材料や形状には特に制約はなくて、従来か
らの発泡ポリスチレンやタルク入りポリプロピレンやポ
リエステル積層の紙材料などを用いて、カップ状やどん
ぶり状やトレー状などの、そのまま食卓で食器として利
用できる形状であって、内容物の食材に適合した任意の
形状に、通常の適宜の方法で成形できるものである。
【0007】本発明の、カレースープやめんつゆやたれ
などの具材を収容する袋状容器については、後述する熱
収縮性樹脂フィルム又は熱可塑性樹脂フィルムであって
、前述のアルミ箔などを積層していない樹脂材料であれ
ば、この袋状容器の材料や形状には特に制約はなくて、
従来からのポリエチレンやポリプロピレンやポリエステ
ルなどの単層又は積層の樹脂材料を用いて、三方シール
や四方シールや合掌シールなどの、内容物の具材に適合
した任意の形状に、通常の適宜の方法で製袋できるもの
である。
【0008】本発明の、この袋状容器を内側に保持した
上蓋については、前述の100℃程度の耐熱性と、具材
を収容した袋状容器を内側に保持できる厚さと剛性など
を有する材料であって、前述のアルミ箔などを積層して
いない材料であれば、この上蓋の材料や形状には特に制
約はなくて、従来からの透明ポリプロピレンやタルク入
りポリプロピレンやポリエチレン積層の紙材料などを用
いて、樹脂成形嵌合品や平板状熱接着品などの、食材を
収容したカップ状容器に適合した任意の形状に、通常の
適宜の方法で成形できるものである。
【0009】この場合に、カップ状容器と上蓋との嵌合
や接着の程度については、家庭内の電子レンジでの加熱
時に、発生した蒸気を放出する開放性( 又は蒸気放出
孔 )が必要であって、食材へのほこりや異物などの浸
入を防止できる完全密封が難しいために、食材を収容し
たカップ状容器と袋状容器を内側に保持した上蓋とを、
適度の開放性を持たせて嵌合や接着させた後に、本発明
の即席食品容器の全体をシュリンク包装することが望ま
しいものである。
【0010】なお、この袋状容器を上蓋の内側に保持さ
せる方法については、具材を収容した袋状容器の周辺部
分などを、通常の耐熱性接着剤や熱圧着方法などを用い
て、袋状容器が食材に接触しないように上蓋の内側に接
着保持させるものである。
【0011】本発明の、具材を収容する袋状容器を構成
する易貫通性の熱収縮性樹脂フィルムについては、袋状
容器に収容する具材の量などによって、厚さ30〜15
0μmの単層又は積層の、通常のポリエチレンやポリプ
ロピレンやポリエステルなどの熱収縮性樹脂フィルムを
制約なく使用できるものである。なお、厚さ150μm
以上の単層又は積層の樹脂フィルムについては、樹脂ピ
ンなどの貫通が難しくなるので注意が必要である。
【0012】本発明の、袋状容器を内側に保持した上蓋
に樹脂ピンなどの半切れ状の貫通孔を設けたことについ
ては、前述のように袋状容器を内側に接着保持した上蓋
に、あらかじめ樹脂ピンなどの貫通孔を設けたものであ
って、本発明の即席食品容器に添付してある硬質のポリ
プロピレンやポリ塩化ビニルやポリスチレン製などの樹
脂ピンを用いて、又は家庭内の千枚通しや錐などを用い
て、家庭内の電子レンジでの加熱前に、上蓋の貫通孔を
通じて具材を収容した袋状容器に樹脂ピンなどを貫通さ
せることによって、電子レンジでの加熱時に袋状容器が
熱収縮して、この貫通傷が引裂かれ拡大されることにな
って、袋状容器が自動的に開封できるものである。
【0013】この場合に、上蓋にあらかじめ設けた樹脂
ピンなどの貫通孔については、×印状や≠印状や∧印状
などの、5mm以内の半切れ状の貫通孔を、2〜5cm
間隔で格子状に設けるものであって、前述の加熱時に発
生した蒸気をこの貫通孔から放出できるとともに、前述
の食材へのほこりや異物などの浸入を防止できるもので
あって、本発明の即席食品容器全体のシュリンク包装を
省略できるものである。
【0014】本発明の、具材を収容する袋状容器を構成
する切込みマークを設けた熱収縮性樹脂フィルムについ
ては、例えば機械的な切断加工などによって、5mm程
度の×印状や≠印状や∧印状などの切込みマークを、2
〜5cm間隔で格子状に設けた厚さ10〜30μmの熱
収縮性ナイロンフィルムなどの両面に、厚さ20〜50
μmのポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム
などを積層することによって、熱収縮開封安定性( 熱
収縮前は具材の漏れがなくて、熱収縮後は袋状容器が完
全開封する )が高い切込みマークを設けた熱収縮性樹
脂フィルムが得られるものである。
【0015】この場合に、半切れ状( 中間層の熱収縮
性ナイロンフィルムだけが切断された)の切込みマーク
を設けた熱収縮性樹脂フィルムで構成した袋状容器につ
いては、前述の袋状容器に樹脂ピンなどを貫通させるこ
とと同様であって、家庭内の電子レンジでの加熱時に袋
状容器が熱収縮して、半切れ状の切込みマークが引裂か
れ拡大されることになって、具材を収容した袋状容器が
自動的に開封できるものである。
【0016】なお、本発明の切込みマークを設けた熱収
縮性フィルムについては、前述の機械的な切断加工によ
って中間層の熱収縮性ナイロンフィルムだけを切断する
方法に限定されるものではなくて、前述の厚さ30〜1
50μmの単層又は積層の、ポリエチレンやポリプロピ
レンやポリエステルなどの熱収縮性樹脂フィルムを用い
て、通常の機械的な半切れ加工やレーザー半切れ加工な
どによって、熱収縮性樹脂フィルムに半切れ状の切込み
マークを設けることが出来るものである。
【0017】本発明の具材を収容する袋状容器に、全体
に又は部分的に発熱層を併せて設けたことについては、
カップ状容器に収容した食材の種類によって、早目に袋
状容器に収容した具材を食材に注ぎたい場合に、また熱
収縮性樹脂フィルムで構成した袋状容器の熱収縮開封安
定性( 前記のとおり )を高めたい場合に、樹脂ピン
などを貫通させる又は切込みマークを設けた、袋状容器
を構成する熱収縮性樹脂フィルムに併せて設けたもので
あって、熱収縮性樹脂フィルムの中間層( 例えば前記
の切断加工をした熱収縮性ナイロンフィルム、また単層
の場合はアルミ蒸着後にオーバーコート層を設けて )
に、全体に又は部分的( 例えば上蓋に保持させた袋状
容器の下面に相当する部分のみなど )に、30〜12
0Åの薄膜アルミ蒸着層を設けたものである。この場合
に、袋状容器に全体に又は部分的に設けた発熱層の作用
によって、具材が加熱される前に具材を収容した袋状容
器が加熱されて熱収縮して、袋状容器が自動的に開封し
て加熱される前の食材に具材を注ぐことが出来るもので
ある。
【0018】また、本発明の、具材を収容する袋状容器
を熱可塑性樹脂フィルムで構成して、かつ袋状容器に部
分的に発熱層を設けたことについては、袋状容器に収容
する具材の量などによって、厚さ30〜150μmの単
層又は積層の、通常のポリエチレンやポリプロピレンや
ポリエステルなどの熱可塑性樹脂フィルムを制約なく使
用できるものであって、袋状容器をこれらの熱可塑性樹
脂フィルムで構成して、上蓋の内側に保持させた袋状容
器の下面に相当する部分の中間層( 単層の場合はアル
ミ蒸着後にオーバーコート層を設けて )に、1cm2
 程度の〇印状や◇印状や☆印状などの又は10mm程
度の×印状や≠印状や∧印状などの、30〜120Åの
薄膜アルミ部分蒸着層を、2〜5cm間隔で格子状に設
けたものである。
【0019】この場合に、袋状容器に部分的に設けた発
熱層の作用によって、具材が加熱されると同時に具材を
収容した袋状容器が部分的に加熱されて軟化して、この
具材を収容した袋状容器の内圧の増加によって、袋状容
器が自動的に開封して食材に具材を注ぐことが出来るも
のである。なお、本発明の熱可塑性樹脂フィルムで構成
した袋状容器は、電子レンジのマイクロ波以外では加熱
軟化開封されないために、通常の加熱殺菌やレトルト殺
菌( 100℃以上の加熱殺菌 )が出来るものである
【0020】さらに、本発明の、具材を収容する袋状容
器の下面の下側に、網目を有する中蓋を併せて設けたこ
とについては、うなぎや天ぷらやステーキなどのように
、袋状容器に収容した具材が固形物を含まないたれなど
であって、カップ状容器に収容した食材に均一に具材を
注ぎたい場合に、また電子レンジでの加熱を継続した時
に、開封後の袋状容器が熱溶融などして加熱中の食材に
落下する恐れがある場合に、底面の全面が網目状又は簀
の子状などの、1〜5mmφの穴の開いたトレー状の中
蓋を併せて設けたものである。なお、本発明の網目を有
する中蓋については、100℃程度の耐熱性があるポリ
エチレンやポリプロピレンやポリエステルなどを用いて
、通常の射出成形法や圧空成形法で成形することが出来
る。
【0021】
【実施例】
<実施例1>図1は、本発明の実施例1における、電子
レンジ用の即席食品容器の断面図である。すなわち、ポ
リプロピレン製で平均厚さ0.23mmの、市販の上蓋
(11)付きのバター容器(10)を用いて、バター容
器(10)に調理済のご飯(20)とうなぎの蒲焼片(
21)とを収容して、バター容器の上蓋(11)に蒲焼
のたれ(22)を収容した袋状容器(12)を、袋状容
器の対抗する2辺のシール部分(13)を耐熱性両面接
着テープ(14)で接着して保持させたものである。
【0022】本実施例における袋状容器(12)は、厚
さ15μmの熱収縮性ナイロンフィルム( ユニチカK
K製, MSタイプ )に辺長4mmの×印状の切込み
マークを、4cm間隔で斜め格子状に打抜型で切断して
設けたのちに、袋の外面側に厚さ30μmの未延伸ポリ
プロピレンフィルムと袋の内面側に厚さ30μmの低密
度ポリエチレンフィルムとを、通常のドライラミネート
法で各々の面に積層して、通常の三方シール形状に製袋
して、蒲焼のたれ(22)を収容した袋状容器(12)
であって、バター容器の上蓋(11)の内側に保持させ
た袋状容器(12)の上面又は下面の各々の面に、ラン
ダムに格子状の平均4個の切込みマークが認められた。
【0023】次に、充分に冷蔵した本実施例の電子レン
ジ用の即席食品入りの容器を、家庭用の500Wの電子
レンジで加熱したところ、約60秒で蒲焼のたれ(22
)を収容した袋状容器(12)が“ガバッ”と開封して
、約100秒でバター容器(10)内の調理済のご飯(
20)などの温度が約90℃に達して、全く手間をかけ
ずに、うなぎご飯を美味しく賞味することが出来た。な
お、袋状容器(12)が開封したときの蒲焼のたれ(2
2)の温度は、約80℃であった。
【0024】<実施例2>図1は、本発明の実施例2に
おける、電子レンジ用の即席食品容器の断面図である。 すなわち、実施例1と同一のポリプロピレン製で平均厚
さ0.23mmの、市販の上蓋(11)付きのバター容
器(10)を用いて、バター容器(10)に調理済のご
飯(20)とうなぎの蒲焼片(21)とを収容して、貫
通孔(15)を設けたバター容器の上蓋(11)に蒲焼
のたれ(22)を収容した袋状容器(12)を、袋状容
器の対抗する2辺のシール部分(13)を耐熱性両面接
着テープ(14)で接着して保持させたものである。
【0025】本実施例における上蓋の貫通孔(15)は
、バター容器の上蓋(11)に辺長約4mmの×印状の
貫通孔(15)を、4cm間隔で2個を剃刀刃で手加工
で設けたものである。また、本実施例における袋状容器
(12)は、実施例1と同一の厚さ15μmの熱収縮性
ナイロンフィルムに、全体に平均厚さ60Åのアルミ蒸
着層を設けたのちに、実施例1と同様に、袋の外面側に
厚さ30μmの未延伸ポリプロピレンフィルムと袋の内
面側に厚さ30μmの低密度ポリエチレンフィルムとを
、通常のドライラミネート法で各々の面に積層して、通
常の三方シール形状に製袋して、蒲焼のたれ(22)を
収容した袋状容器(12)である。
【0026】次に、充分に冷蔵した本実施例の電子レン
ジ用の即席食品入りの容器を、上蓋の貫通孔(15)を
通じて袋状容器(12)に家庭用の千枚通し(16,樹
脂ピンなどに相当)を貫通させて引抜いて、家庭用の5
00Wの電子レンジで加熱したところ、約40秒で蒲焼
のたれ(22)を収容した袋状容器が“ガバッ”と開封
して、約100秒でバター容器(10)内の調理済のご
飯(20)などの温度が約90℃に達して、樹脂ピンな
ど(16)を貫通させるだけで手間をかけずに、うなぎ
ご飯を美味しく賞味することが出来た。なお、袋状容器
(12)が開封したときの蒲焼のたれ(22)の温度は
、約60℃であって、袋状容器(12)に樹脂ピンなど
(16)を貫通させたときの蒲焼のたれ(22)は、少
量が“ポタポタ”と落ちる程度であった。
【0027】<実施例3>図2は、本発明の実施例3に
おける、電子レンジ用の即席食品容器の断面図である。 すなわち、厚さ1000μmのポリプロピレンシートを
用いて、内容積約500mlの食材を収容する深めのカ
ップ状容器(30)と、内容積約300mlの具材を収
容する浅めのカップ状容器(31)とを圧空成形したも
のであって、深めのカップ状容器(30)と浅めのカッ
プ状容器(31)との円形の周辺部は、適度の開放性を
持たせた嵌合構造になっている。
【0028】また、図2に示す電子レンジ用の即席食品
容器は、平均厚さ50Åの10×10mm◇の部分アル
ミ蒸着層を、50mm間隔で格子状に設けた厚さ15μ
mのエバール( クラレ登録商標, エチレンビニール
アルコール共重合体 )フィルムの両面に、厚さ50μ
mの2軸延伸ポリプロピレンフィルムを各々積層した蓋
材(32)を用いて、調理済のめんつゆ(23)を約2
80ml収容した浅めのカップ状容器(31)を熱封着
(33)して、逆さにして、調理済のうどん(24)と
調理済の天ぷら片(25)を収容した深めのカップ状容
器(30)に嵌合させて、全体をシュリンク包装して冷
蔵保管したものである。
【0029】次に、本実施例の電子レンジ用の即席食品
入りの容器のシュリンク包装を取除いて、家庭用の50
0Wの電子レンジで加熱したところ、約90秒で調理済
のめんつゆ(23)を収容した浅めのカップ状容器(3
1)の蓋材(32)が“ガバッ”と開封(平均6〜7個
の10×10mm◇の部分アルミ蒸着層部分が軟化し溶
融して、内圧によってその2〜3個が開孔 )して、約
240秒で深めのカップ状容器(30)内の調理済うど
ん(24)などの温度が約90℃に達して、シュリンク
包装を取除くだけで手間をかけずに、天ぷらうどんを美
味しく賞味することが出来た。 なお、浅めのカップ状容器(31)の蓋材(32)が開
封したときの調理済のめんつゆ(23)の温度は、約5
5℃であった。
【0030】
【発明の効果】以上実施例に示すとおり、本発明の電子
レンジ用の即席食品容器については、調理済の食材と具
材とを別々の包装容器に収納して、冷蔵流通や冷蔵保管
時などに、その食材や具材の味覚や形状( べちゃべち
ゃ )を良好に保持できるものであって、電子レンジで
加熱する直前に、各々の包装容器を開封して食材に具材
を注ぐ必要がなくて、家庭内の電子レンジで加熱するだ
けで、袋状容器が自動的に開封して食材に具材を注いで
、全く手間をかけずに、電子レンジ用の即席食品を美味
しく賞味できるものである。
【0031】なかでも、請求項1に記載の上蓋にあらか
じめ設けた樹脂ピンなどの半切れ状の貫通孔については
、電子レンジでの加熱時は、発生した蒸気をこの貫通孔
から放出できるものであって、電子レンジでの加熱前は
、ほこりや異物などの浸入を防止できる密封構造にする
ことが可能であって、電子レンジ用の即席食品容器全体
のシュリンク包装などを必要としないものである。
【0032】また、請求項3に記載の袋状容器に発熱層
を併せて設けたことについては、食材の種類によって、
早目に袋状容器に収容した具材を食材に注ぎたい場合に
有効であって、熱収縮開封安定性( 熱収縮前は具材の
漏がなくて、熱収縮後は袋状容器が完全開封する )を
高めることが出来るものである。
【0033】さらに、請求項4に記載の袋状容器を熱可
塑性樹脂フィルムで構成したことについては、袋状容器
が電子レンジのマイクロ波以外では加熱軟化開封されな
いために、通常の加熱殺菌やレトルト殺菌( 100℃
以上の加熱殺菌 )が出来るものである。
【0034】またさらに、請求項5に記載の網目を有す
る中蓋を併せて設けたことについては、カップ状容器に
収容した食材に均一に具材を注ぎたい場合に有効であっ
て、また電子レンジでの加熱時に、開封後の袋状容器が
熱溶融などして加熱中の食材に落下することを防止でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1及び実施例2における、電子
レンジ用の即席食品容器の断面図である。
【図2】本発明の実施例3における、電子レンジ用の即
席食品容器の断面図である。
【符号の説明】
10  …バター容器 11  …バター容器の上蓋 12  …袋状容器 13  …袋状容器の対抗する2辺のシール部分14 
 …耐熱性両面接着テープ 15  …上蓋の貫通孔 16  …樹脂ピンなど 20  …調理済のご飯 21  …うなぎの蒲焼片 22  …蒲焼のたれ 23  …調理済のめんつゆ 24  …調理済のうどん 25  …調理済の天ぷら片 30  …深めのカップ状容器 31  …浅めのカップ状容器 32  …蓋材 33  …蓋材の熱封着部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ご飯やめん類やうなぎなどの食材を収容す
    るカップ状容器と、カレースープやめんつゆやたれなど
    の具材を収容する袋状容器と、この袋状容器を内側に保
    持した上蓋とから成る電子レンジ用の容器であって、こ
    の具材を収容する袋状容器を易貫通性の熱収縮性樹脂フ
    ィルムで構成して、かつ袋状容器を内側に保持した上蓋
    に樹脂ピンなどの半切れ状の貫通孔を設けたことを特徴
    とする電子レンジ用の即席食品容器。
  2. 【請求項2】ご飯やめん類やうなぎなどの食材を収容す
    るカップ状容器と、カレースープやめんつゆやたれなど
    の具材を収容する袋状容器と、この袋状容器を内側に保
    持した上蓋とから成る電子レンジ用の容器であって、こ
    の具材を収容する袋状容器を切込みマークを設けた熱収
    縮性樹脂フィルムで構成したことを特徴とする電子レン
    ジ用の即席食品容器。
  3. 【請求項3】前記の具材を収容する袋状容器に、全体に
    又は部分的に発熱層を併せて設けたことを特徴とする、
    特許請求の範囲の請求項1又は請求項2に記載の電子レ
    ンジ用の即席食品容器。
  4. 【請求項4】ご飯やめん類やうなぎなどの食材を収容す
    るカップ状容器と、カレースープやめんつゆやたれなど
    の具材を収容する袋状容器と、この袋状容器を内側に保
    持した上蓋とから成る電子レンジ用の容器であって、こ
    の具材を収容する袋状容器を熱可塑性樹脂フィルムで構
    成して、かつ袋状容器に部分的に発熱層を設けたことを
    特徴とする電子レンジ用の即席食品容器。
  5. 【請求項5】前記の具材を収容する袋状容器の下面の下
    側に、網目を有する中蓋を併せて設けたことを特徴とす
    る、特許請求の範囲の請求項1から請求項4のいずれか
    に記載の電子レンジ用の即席食品容器。
JP3141843A 1991-06-13 1991-06-13 電子レンジ用の即席食品容器 Pending JPH04367476A (ja)

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JP3141843A JPH04367476A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 電子レンジ用の即席食品容器

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JP3141843A JPH04367476A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 電子レンジ用の即席食品容器

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