JPH0436144A - 凍菜の製造保存方法 - Google Patents
凍菜の製造保存方法Info
- Publication number
- JPH0436144A JPH0436144A JP2143459A JP14345990A JPH0436144A JP H0436144 A JPH0436144 A JP H0436144A JP 2143459 A JP2143459 A JP 2143459A JP 14345990 A JP14345990 A JP 14345990A JP H0436144 A JPH0436144 A JP H0436144A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frozen
- vegetables
- hot water
- vegetable
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は凍菜の製造保存方法に関する。
従来の技術
従来より凍菜は野菜を水で洗浄し切断後、熱水で数分間
ブランチングし、任意の温度で冷凍され、約−20℃で
保存されている。
ブランチングし、任意の温度で冷凍され、約−20℃で
保存されている。
発明が解決しようとする課題
従来の方法で製造された凍菜は解凍後やわらかすぎ歯切
れのよくないものになる傾向にある。さらに、凍菜の保
存温度が約−20℃であるので保存中に凍菜が褐変し易
く、長期間の保存に耐えられない製品になっている。
れのよくないものになる傾向にある。さらに、凍菜の保
存温度が約−20℃であるので保存中に凍菜が褐変し易
く、長期間の保存に耐えられない製品になっている。
テクスチャー(特に歯切れ)が良く、保存中でも褐変し
ない凍菜を製造保存する方法が求められている。
ない凍菜を製造保存する方法が求められている。
課Uを解決するた約の手段
本発明は野菜を糖アルコール及び食用油脂を含む温度8
0−110℃の熱水に20−70秒間浸漬した後、浸漬
した野菜を一35℃以下で冷凍し、ついで−35℃以下
で保存することを特徴とする凍菜の製造保存方法に関す
る。
0−110℃の熱水に20−70秒間浸漬した後、浸漬
した野菜を一35℃以下で冷凍し、ついで−35℃以下
で保存することを特徴とする凍菜の製造保存方法に関す
る。
野菜は熱水に浸漬される前に一般に水で洗浄され、小さ
くカットされて用いられる。
くカットされて用いられる。
野菜としては、ホウレンソウ、チンゲン菜、ブロッコリ
ー、ナス、小松菜、高菜、アスパラ等があげられる。
ー、ナス、小松菜、高菜、アスパラ等があげられる。
糖アルコールとしては、ソルビット、還元麦芽糖等があ
げられ、その使用濃度は2−20wt%(以下、%はw
t%を意味する)である。
げられ、その使用濃度は2−20wt%(以下、%はw
t%を意味する)である。
食用油脂としては、大豆白絞油、なたね白絞油、綿実油
、コーン油、米油、ごま油、パーム油等の植物油、ラー
ド、チキンオイル等の動物油があげられ、その使用濃度
は5−20%である。
、コーン油、米油、ごま油、パーム油等の植物油、ラー
ド、チキンオイル等の動物油があげられ、その使用濃度
は5−20%である。
浸漬は温度80−110℃の糖アルコール及び食用油脂
を含む熱水で20−70秒間行われる。
を含む熱水で20−70秒間行われる。
浸漬した野菜を温度5−20℃の水に再度浸漬して野菜
の温度を室温まで下げ、ついで、野菜を水から出して一
35℃以下で冷凍して凍菜を得る。
の温度を室温まで下げ、ついで、野菜を水から出して一
35℃以下で冷凍して凍菜を得る。
凍菜の保存は一35℃以下で行う。
凍菜の解凍手段としては電子レンジ、スチーム等が用い
られる。
られる。
つぎに、糖アルコール及び食用油脂の効果について説明
する。
する。
実験例1゜
チンゲン菜1kgを水でよく洗浄した後、約151にカ
ットした。これを第1表に示す組成を有する浸漬液に入
れた後、95℃で60秒間浸漬した。
ットした。これを第1表に示す組成を有する浸漬液に入
れた後、95℃で60秒間浸漬した。
ついでチンゲン菜を水(約10℃)に再浸漬した後、該
チンゲン菜を一40℃で20分間冷凍して冷凍チンゲン
菜0.9kgを得た。−20℃で7日間保存した冷凍チ
ンゲン菜をスチーム(100℃)で5分間処理し解凍し
た後、その品質を調べ、その結果を第1表に示す。
チンゲン菜を一40℃で20分間冷凍して冷凍チンゲン
菜0.9kgを得た。−20℃で7日間保存した冷凍チ
ンゲン菜をスチーム(100℃)で5分間処理し解凍し
た後、その品質を調べ、その結果を第1表に示す。
第 1 表
表から明らかな如く、ソルビットと大豆白絞油を用いる
ことによりテクスチャー(歯切れ)は改善されていたが
、保存温度が一20℃では褐変が起っている。
ことによりテクスチャー(歯切れ)は改善されていたが
、保存温度が一20℃では褐変が起っている。
次に保存温度による褐変について説明する。
実験例2゜
チンゲン菜1kgを水でよく洗浄した後、約15C1n
にカットした。これをソルヒ゛ット3%及び大豆白絞油
6%を含む100℃の熱水に40秒間浸漬した。ついで
チンゲン菜を取り出し、これを再度水(約10℃)に浸
漬した後、水切りした。これを−45℃で20分間冷凍
して冷凍チンゲン菜0、9 kgを得た。
にカットした。これをソルヒ゛ット3%及び大豆白絞油
6%を含む100℃の熱水に40秒間浸漬した。ついで
チンゲン菜を取り出し、これを再度水(約10℃)に浸
漬した後、水切りした。これを−45℃で20分間冷凍
して冷凍チンゲン菜0、9 kgを得た。
ついで、冷凍チンゲン菜をポリエチレン袋に入れ、第2
表に示す如く、−20、−30、−35及び−40℃で
それぞれ3ケ月保存した後、スチーム(100℃)で5
分間処理し解凍した。解凍後のチンゲン菜の褐変の変化
を調べ、その結果を第2表に示す。
表に示す如く、−20、−30、−35及び−40℃で
それぞれ3ケ月保存した後、スチーム(100℃)で5
分間処理し解凍した。解凍後のチンゲン菜の褐変の変化
を調べ、その結果を第2表に示す。
表から明らかな如く、保存温度が一35℃以下の場合は
、褐変が認められず良好である。
、褐変が認められず良好である。
以下に実施例を示す。
実施例1
ホウレンソウ1kgを水でよく洗浄した後、約5CIl
lにカットし、これをソルビット3%及び大豆白絞油5
%を含む100℃の熱水に30秒間浸漬した。ついで、
水(約10℃)に再度浸漬しホウレンソウの温度を室温
に下げた。浸漬したホウレンソウの水切り後、−40℃
で30分間冷凍し、冷凍ホウレンソウ0.95 kgを
得た。冷凍ホウレンソウをポリエチレン袋に入れ、−4
0℃で6ケ月間保存した。保存した冷凍ホウレンソウを
電子レンジで5分間処理し解凍した後、その品質を調べ
たところ、あざやかな緑色を呈しており、テクスチャー
も歯切れの良いものであった。
lにカットし、これをソルビット3%及び大豆白絞油5
%を含む100℃の熱水に30秒間浸漬した。ついで、
水(約10℃)に再度浸漬しホウレンソウの温度を室温
に下げた。浸漬したホウレンソウの水切り後、−40℃
で30分間冷凍し、冷凍ホウレンソウ0.95 kgを
得た。冷凍ホウレンソウをポリエチレン袋に入れ、−4
0℃で6ケ月間保存した。保存した冷凍ホウレンソウを
電子レンジで5分間処理し解凍した後、その品質を調べ
たところ、あざやかな緑色を呈しており、テクスチャー
も歯切れの良いものであった。
実施例2゜
チンゲン菜1kgを水でよく洗浄した後、約15cmに
カットし、これを還元麦芽糖5%及び綿実油7%を含む
95℃の熱水に20秒間浸漬した。
カットし、これを還元麦芽糖5%及び綿実油7%を含む
95℃の熱水に20秒間浸漬した。
ついで、水(約15℃)に再度浸漬し、チンゲン菜の温
度を室温に下げた。浸漬したチンゲン菜の水切り後、−
45℃で20分間冷凍し、冷凍チンゲン菜0.9 kg
を得た。冷凍チンゲン菜をポリエチレン袋に入れ、−3
5℃で3ケ月間保存した。保存した冷凍チンゲン菜をス
チーム(100℃)で10分間処理し解凍した後、その
品質を調べたところ、あざやかな緑色を呈しており、テ
クスチャーも歯切れの良いものであった。
度を室温に下げた。浸漬したチンゲン菜の水切り後、−
45℃で20分間冷凍し、冷凍チンゲン菜0.9 kg
を得た。冷凍チンゲン菜をポリエチレン袋に入れ、−3
5℃で3ケ月間保存した。保存した冷凍チンゲン菜をス
チーム(100℃)で10分間処理し解凍した後、その
品質を調べたところ、あざやかな緑色を呈しており、テ
クスチャーも歯切れの良いものであった。
実施例3゜
ブロック!l−1kgを水でよく洗浄した後、約5cm
に頭孔部を整え、これをソルビット2%、還元麦芽糖3
%、コーン油3%及びなたね白絞油4%を含む100℃
の熱水に40秒間浸漬した。
に頭孔部を整え、これをソルビット2%、還元麦芽糖3
%、コーン油3%及びなたね白絞油4%を含む100℃
の熱水に40秒間浸漬した。
ついで、ブロッコリーの温度を冷風で室温まで下げた後
、−35℃で40分間冷凍し、冷凍ブロッコリー0.9
3 kgを得た。冷凍ブロッコリーをポリエチレン袋に
入れ、−40℃で6ケ月間保存した。
、−35℃で40分間冷凍し、冷凍ブロッコリー0.9
3 kgを得た。冷凍ブロッコリーをポリエチレン袋に
入れ、−40℃で6ケ月間保存した。
保存したブロッコリーを電子レンジで5分間処理し解凍
した後、その品質を調べたところ、あざやかな緑色を呈
しており、かつテクスチャーも歯切れの良いものであっ
た。
した後、その品質を調べたところ、あざやかな緑色を呈
しており、かつテクスチャーも歯切れの良いものであっ
た。
発明の効果
本発明の方法により、色安定性が良く、かつ歯切れの良
いテクスチャーを有する凍菜を製造し、保存することが
できる。
いテクスチャーを有する凍菜を製造し、保存することが
できる。
Claims (1)
- 野菜を糖アルコール及び食用油脂を含む温度80−11
0℃の熱水に20−70秒間浸漬した後、浸漬した野菜
を−35℃以下で冷凍し、ついで−35℃以下で保存す
ることを特徴とする凍菜の製造保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143459A JPH0436144A (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 凍菜の製造保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143459A JPH0436144A (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 凍菜の製造保存方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0436144A true JPH0436144A (ja) | 1992-02-06 |
Family
ID=15339199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2143459A Pending JPH0436144A (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 凍菜の製造保存方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436144A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2705204A1 (fr) * | 1993-05-14 | 1994-11-25 | Oetker Nahrungsmittel | Procédé pour fabriquer des salades prêtes à consommer, notamment des salades de légumes et des salades vertes. |
JP2017143798A (ja) * | 2016-02-18 | 2017-08-24 | キッコーマン株式会社 | ナスの退色防止組成物及び該組成物を使用したナスの退色防止調理方法 |
JP2021040554A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | カゴメ株式会社 | 冷凍葉菜類及びその製造方法並びに冷凍葉菜類のドリップ低減方法 |
WO2024128073A1 (ja) * | 2022-12-16 | 2024-06-20 | 株式会社ニチレイフーズ | 冷凍ブロッコリーおよびその製造方法 |
-
1990
- 1990-06-01 JP JP2143459A patent/JPH0436144A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2705204A1 (fr) * | 1993-05-14 | 1994-11-25 | Oetker Nahrungsmittel | Procédé pour fabriquer des salades prêtes à consommer, notamment des salades de légumes et des salades vertes. |
NL9400783A (nl) * | 1993-05-14 | 1994-12-01 | Oetker Nahrungsmittel | Werkwijze voor het vervaardigen van kant-en-klaar-salades, in het bijzonder voor salades van groente en kropsla. |
BE1008169A5 (fr) * | 1993-05-14 | 1996-02-06 | Oetker Nahrungsmittel | Procede de preparation de salades pretes a l'emploi, en particulier de salades de legumes et de plantes feuillues. |
JP2017143798A (ja) * | 2016-02-18 | 2017-08-24 | キッコーマン株式会社 | ナスの退色防止組成物及び該組成物を使用したナスの退色防止調理方法 |
JP2021040554A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | カゴメ株式会社 | 冷凍葉菜類及びその製造方法並びに冷凍葉菜類のドリップ低減方法 |
WO2024128073A1 (ja) * | 2022-12-16 | 2024-06-20 | 株式会社ニチレイフーズ | 冷凍ブロッコリーおよびその製造方法 |
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