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JPH043598Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH043598Y2
JPH043598Y2 JP1983145494U JP14549483U JPH043598Y2 JP H043598 Y2 JPH043598 Y2 JP H043598Y2 JP 1983145494 U JP1983145494 U JP 1983145494U JP 14549483 U JP14549483 U JP 14549483U JP H043598 Y2 JPH043598 Y2 JP H043598Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
voltage
output
drive
Prior art date
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Expired
Application number
JP1983145494U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6055292U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14549483U priority Critical patent/JPS6055292U/ja
Publication of JPS6055292U publication Critical patent/JPS6055292U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043598Y2 publication Critical patent/JPH043598Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はインバータ装置に関するものであ
る。
〔背景技術〕
商用電源をトランス等の降圧手段を用いないで
直接整流し、インバータに供給する回路におい
て、高効率を志向してその制御回路(その動作電
圧は通常、商用電源を直接整流したものに比べて
小さい)の電源として、インバータの高周波出力
をトランス等で降圧し、整流した直流電源が利用
される。このとき商用電源を最初に投入した時
は、制御回路にインバータからの供給がないの
で、最初は商用電源側から抵抗などを介して供給
する必要がある。これにより制御回路がインバー
タの主スイツチング素子を駆動し、その後はイン
バータ出力から制御回路の電源電流が供給され
る。これが起動回路の役目であるが、この起動回
路から供給する電流は抵抗などの電圧降下素子に
おいて損失を生じ、高効率のインバータ装置を作
る上で問題となる。
この点を、第1図に示した従来例について説明
する。図においてVsは商用の交流電源、Swは電
源スイツチ、DB1は第1整流ブリツジ、C1は平滑
コンデンサ、Rsは起動抵抗、C2は補助電源とし
てのコンデンサ、Zは制御回路、Q2はドライブ
用スイツチング素子としてのトランジスタ、T2
はドライブトランス、Q1は主スイツチング素子
としてのトランジスタ、T1は出力トランス、
DB2は第2整流ブリツジ、Lは負荷である。
第1整流ブリツジDB1と平滑コンデンサC1と、
で交流電源Vsの電流を整流して出力トランスT1
の一次巻線e1に供給する第1直流電源回路A1
構成している。出力トランスT1の補助巻線e3
ら出力を受けて整流する第2整流ブリツジDB2
コンデンサC2とで、ドライブ回路Drの電源とし
ての第2直流電源回路A2を構成している。ドラ
イブ回路Drは、ドライブトランスT2とそれのス
イツチングトランジスタQ2とからなり、その出
力信号によつて主スイツチングトランジスタQ1
をオン・オフする。制御回路Zはスイツチングト
ランジスタQ2にそれの導通用のパルス信号を発
信するものであり、この制御回路Zはその入力電
源として第2直流電源回路A2のコンデンサC2
利用している。主スイツチングトランジスタQ1
は第1直流電源回路A1と出力トランスT1の一次
巻線e1との接続線路中に介挿されている。
電源スイツチンSwを投入すると交流電源Vs
電流が第1整流ブリツジDB1で整流される。平滑
コンデンサC1には直流電圧が生じるが、主スイ
ツチングトランジスタQ1はドライブを受けてい
ないので非導通であり、インバータは動作しな
い。一方、起動抵抗Rsを通じて補助電源の平滑
コンデンサC2が充電されその電圧は上昇する。
充分に上昇すると制御回路Zが動作し、ドライブ
信号を発生しドライブトランジスタQ2を動作さ
せ、ドライブトランスT2を介して主スイツチン
グトランジスタQ1を動作させる。主スイツチン
グトランジスタQ1が動作すると出力トランスT1
に高周波電圧が発生する。この出力トランスT1
には補助電源への帰還巻線が巻かれていて、その
出力は第2整流ブリツジDB2によつて整流されコ
ンデンサC2に供給され、以降主にこの帰還電力
によつて制御回路Zの電源が供給される。
これが起動のあらましであるが、起動抵抗Rs
を通じて供給される起動電流が小さいと、このよ
うに起動しない場合がある。その理由は次の通り
である。起動抵抗Rsを通じて供給される起動電
流が小さいと、補助電源であるコンデンサC2
電圧の立ち上がりが遅くなるため、不充分な電圧
で制御回路Zが動作しドライブトランジスタQ2
は導通するが、主スイツチングトランジスタQ1
を導通させるには不充分な状態が生じる。この状
態が起こるとドライブトランジスタQ2の導通に
よつてドライブトランスT2の一次巻線を介して
コンデンサC2が放電し、これ以上電圧が上昇し
なくなり、結局起動に失敗する。
これを避けるためには起動電流を大きくしなけ
ればならないが、このためには起動抵抗Rsの電
力損失が大きくなり、起動抵抗Rsの形状が大き
くなり、また装置全体の効率が低下する。
その対策として第2図に示すように、起動抵抗
RsとコンデンサC2とに直列に開閉接点rを介挿
し、またコンデンサC2と並列にリレーRyを設け
て、起動後はリレーRyにより接点rを開放し起
動抵抗Rsに電流が流れないように工夫したもの
がある。しかしながら、リレーRyを励磁するた
めに電力を必要とするうえに高価につくという欠
点を有していた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、小さな起動電流によつても
確実に起動することができ、起動抵抗による電力
損失が小さく、効率のよいインバータ装置を提供
することである。
〔考案の開示〕
この考案のインバータ装置は、出力トランス
と、交流電源の電流を整流して前記出力トランス
の一次巻線に供給する第1直流電源回路と、前記
一次巻線および第1直流電源回路間に介挿した主
スイツチング素子と、この主スイツチング素子の
ドライブ回路と、このドライブ回路のスイツチン
グ素子と、前記ドライブ回路のスイツチング素子
にそれの導通用のパルス信号を発信する制御回路
と、前記交流電源の電源スイツチ投入に伴つて微
小電流により充電開始されるとともに起動後の定
常状態では前記出力トランスの出力の整流電流に
よつて充電されて前記ドライブ回路の電源となる
第2直流電源回路とを備えたものであつて、さら
に前記制御回路に動作用電流を供給する第3直流
電源回路を備えるとともに、前記制御回路を、前
記動作用電流の入力後前記第2直流電源回路の出
力が前記ドライブ回路の作動に必要な大きさまで
上昇する時間の経過後に前記ドライブ回路のスイ
ツチング素子にそれの導通用パルス信号を発信す
るよう遅延回路を有するものに構成したものであ
る。
この考案の第1の実施例を第3図および第4図
に基づいて説明する。制御回路Zは、発振器
OSCを中心にコンパレータCOとその周辺回路
(抵抗R4,R5,R6、コンデンサC4)およびアンド
回路ANDから構成されており、その消費電力は
ドライブ電力に比べて非常に小さいものとなつて
いる。A3は、抵抗R3と定電圧ツエナダイオード
Dzとからなる第3直流電源回路であり、制御回
路Zへそれの動作用電流を供給するものである。
起動抵抗Rsには起動時に微小電流を流すように
構成してある。その他の構成は従来例と同様であ
るので、同一部分に同一符号を付するにとどめ説
明を省略する。
第4図は電源スイツチSw投入後の各部の電圧
波形図である。Vc1は平滑コンデンサC1の電圧、
VzはツエナダイオードDzの電圧、Vc2はコンデン
サC2の電圧、BはコンパレータCOの出力電圧、
Cはアンド回路ANDの出力電圧(ドライブ電圧)
である。
以下、動作を説明する。
○ 電源スイツチSwを投入すると第1直流電源
回路A1における平滑コンデンサC1の電圧Vc1
直ちに立上がる。
○ 第3直流電源回路A3におけるツエナダイオ
ードDzの電圧Vzも前記電圧Vc1についで立ち上
がり、一定電圧を示し、制御回路Zを動作させ
る。
○ 制御回路Zの中で抵抗R4、コンデンサC4
積分回路を構成し、コンパレータCOにより電
圧Vzの遅れ波形を作り出している。すなわち、
スイツチンSw投入直後はコンデンサC4の電圧
は小さく、コンパレータCOの出力電圧Bはロ
ウレベルとなつている。コンデンサC4の電圧
は徐々に増大し、R4×C4の時定数に応じて一
定時間後にはコンパレータCOの出力電圧Bを
反転させてハイレベルとする。
○ 発振回器OSCは電圧Vzが立ち上がるとすぐ
に発振を始めるが、コンパレータCOの出力が
ロウレベルの間はアンド回路ANDの出力電圧
Cはロウレベルとなつており、この間ドライブ
トランジスタQ2は非導通となつている。
○ この間に第2直流電源回路A2の平滑コンデ
ンサC2は起動抵抗Rsを介して微小電流で充電
されており、その電圧Vc2は徐々に大きくなつ
ており、さきのコンパレータ出力電圧Bが反転
してハイレベルになる時刻では充分な大きさと
なつている。
○ コンパレータ出力電圧Bがハイレベルに反転
するとアンド回路ANDの出力電圧Cにはドラ
イブ信号が現われ、ドライブトランジスタQ2
が導通する。
○ ドライブトランジスタQ2が導通すると、ド
ライブトランスT2の1次巻線には電圧Vc2にほ
ぼ等しい電圧が現われ、ドライブトランスT2
の2次巻線にはその巻線比に応じた電圧が発生
する。
○ ドライブトランスT2の2次巻線に発生する
電圧が主スイツチングトランジスタQ1を導通
させるのに充分な大きさになつているのでこの
トランジスタQ1が導通して出力トランスT1
最初のパルスが発生する。
○ 出力トランスT1における補助巻線e3に発生
するパルスが第2整流ブリツジDB2で整流さ
れ、平滑コンデンサC2を充電する。
○ 以降は第2直流電源回路A2の電力、すなわ
ちドライブ電力は、主に出力トランスT1の補
助巻線e3を第2整流ブリツジDB2で整流したも
のから得られ、インバータは通常の動作を行
う。
第2の実施例を第5図に基いて説明する。第3
直流電源回路A3が抵抗R3とコンデンサC3とダイ
オードD3とから構成されている。制御回路Zは
発振器OSCとコンデンサC3とから構成されてい
る。電源スイツチンSwの投入後、制御回路Zの
出力がハイレベルになるまでの遅れ時間、すなわ
ちコンデンサC2が起動抵抗Rsを通る微小電流に
よつて充電され充分大きな電圧となるまでの待機
時間を、コンデンサC3への充電時間によつて確
保している。その他は第1実施例と同様である。
第3の実施例を第6図に基いて説明すると、制
御回路ZにおけるコンパレータCOの周辺回路と
して、第1実施例のコンデンサC4の代わりに抵
抗R7を入れ、抵抗R4を、起動抵抗Rsとコンデン
サC2との接続点に接続することにより、コンデ
ンサC2をコンデンサC4の代用としている。その
他は第1実施例と同様である。
〔考案の効果〕
この考案のインバータ装置によれば、小さな起
動電流によつても確実に起動することができ、し
たがつて起動抵抗による電力損失を小さくでき、
効率のよい動作を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の電気回路図、第2図は別の従
来例の電気回路図、第3図はこの考案の第1の実
施例の電気回路図、第4図はそれの各部の電圧波
形図、第5図、第6図はそれぞれ第2、第3の各
実施例の電気回路図である。 A1……第1直流電源回路、A2……第2直流電
源回路、A3……第3直流電源回路、Vs……交流
電源、Z……制御回路、Dr……ドライブ回路、
Q2……ドライブトランジスタ(ドライブスイツ
チング素子)、T1……出力トランス、Q1……主ス
イツチングトランジスタ(主スイツチング素子)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出力トランスと、交流電源の電流を整流して前
    記出力トランスの一次巻線に供給する第1直流電
    源回路と、前記一次巻線および第1直流電源回路
    間に介挿した主スイツチング素子と、この主スイ
    ツチング素子のドライブ回路と、このドライブ回
    路のスイツチング素子と、動作用電流の入力後所
    定時間の経過後に前記ドライブ回路のスイツチン
    グ素子にそれの導通用のパルス信号を発信する制
    御回路と、前記交流電源の電源スイツチ投入に伴
    つて微小電流により充電開始されるとともに起動
    後の定常状態では前記出力トランスの出力の整流
    電流によつて充電されて前記ドライブ回路の電源
    となる第2直流電源回路と、前記制御回路に前記
    動作用電流を供給する第3直流電源回路とを備
    え、前記所定時間を前記第2直流電源回路の出力
    が前記ドライブ回路の作動に必要な大きさまで上
    昇する時間に設定したインバータ装置。
JP14549483U 1983-09-20 1983-09-20 インバ−タ装置 Granted JPS6055292U (ja)

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JPS6055292U JPS6055292U (ja) 1985-04-18
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Families Citing this family (3)

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JPS62147971A (ja) * 1985-12-23 1987-07-01 Matsushita Electric Works Ltd インバ−タ装置
JP2675784B2 (ja) * 1987-06-15 1997-11-12 松下電工株式会社 電源回路
JP2513253B2 (ja) * 1987-09-30 1996-07-03 神鋼電機株式会社 Pwm方式インバ―タの制御回路

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562791B2 (ja) * 1973-12-27 1981-01-21

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JPS54144033U (ja) * 1978-03-29 1979-10-05
JPS562791U (ja) * 1979-06-18 1981-01-12

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