JPH0435940Y2 - - Google Patents
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- JPH0435940Y2 JPH0435940Y2 JP3418686U JP3418686U JPH0435940Y2 JP H0435940 Y2 JPH0435940 Y2 JP H0435940Y2 JP 3418686 U JP3418686 U JP 3418686U JP 3418686 U JP3418686 U JP 3418686U JP H0435940 Y2 JPH0435940 Y2 JP H0435940Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- cases
- protrusion
- slide piece
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Calculators And Similar Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
この考案は小型電子機器に関する。
[従来技術とその問題点]
近年、パーソナルコンピユータ等の電子機器に
おいては、小型化が要望されており、ポケツトタ
イプのコンピユータが開発されている。このよう
な小型電子機器においては、機器ケースを2つに
分けるとともに開閉可能に取付け、これら両ケー
スを重ね合わせて閉じ、一方のケースに設けられ
たフツクを他方の係止部に係止させて携帯するよ
うになつている。
おいては、小型化が要望されており、ポケツトタ
イプのコンピユータが開発されている。このよう
な小型電子機器においては、機器ケースを2つに
分けるとともに開閉可能に取付け、これら両ケー
スを重ね合わせて閉じ、一方のケースに設けられ
たフツクを他方の係止部に係止させて携帯するよ
うになつている。
しかしながら、上記のようなロツク構造では、
充分な係合力が得られず、携帯時にフツクが係止
部から外れて機器ケースが開いてしまうという不
都合があつた。
充分な係合力が得られず、携帯時にフツクが係止
部から外れて機器ケースが開いてしまうという不
都合があつた。
[考案の目的]
この考案は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、開閉可能に連結さ
れた2つのケースが勝手に開かないように、確実
かつ良好にロツクすることができる小型電子機器
を提供することにある。
で、その目的とするところは、開閉可能に連結さ
れた2つのケースが勝手に開かないように、確実
かつ良好にロツクすることができる小型電子機器
を提供することにある。
[考案の要点]
この考案は上述した目的を達成するために、2
つのケースの各一側縁を開閉可能に連結するとと
もに、前記一方のケースの他側縁に突出部を設
け、この突出部に係止部を有するスライド片と、
このスライド片を常時一方向へ付勢する付勢手段
とを設け、かつ、他方のケースの他側縁に前記ス
ライド片を前記付勢手段の付勢力に抗して移動さ
せて両ケースを閉成位置に保持する閉成手段を一
体的に設けたものである。
つのケースの各一側縁を開閉可能に連結するとと
もに、前記一方のケースの他側縁に突出部を設
け、この突出部に係止部を有するスライド片と、
このスライド片を常時一方向へ付勢する付勢手段
とを設け、かつ、他方のケースの他側縁に前記ス
ライド片を前記付勢手段の付勢力に抗して移動さ
せて両ケースを閉成位置に保持する閉成手段を一
体的に設けたものである。
[実施例]
以下、図面を参照して、この考案の一実施例を
説明する。
説明する。
第1図および第2図は携帯可能な小型電子機
器、即ち、ポケツトタイプのコンピユータを示
す。この小型電子機器1は第1のケース2と第2
のケース3とからなり、両ケース2,3はヒンジ
等の連結部4……により開閉可能に連結されてい
るとともに、電気的にも接続されており、連結部
4……を中心に回動して、第2図に示すように互
いに重なるようになつている。この場合、第1の
ケース2は第2のケース3よりも大きく形成され
ており、また、両ケース2,3はそれぞれ上部ケ
ース2a,3aと下部ケース2b,3bとからな
つている。そして、これら両ケース2,3が互い
に対向する面のうち、第1のケース2の対向面
(上部ケース2aの上面)には表示部5およびア
ツプリケーシヨン選択キー6が設けられているほ
か、第2のケース3が重ならない部分には突出部
7が設けられている。また、第2のケース3の対
向面(上部ケース3a)には文字キー8、四則演
算キー9および電源スイツチ10等が設けられて
いる。アツプリケーシヨン選択キー6はスケジユ
ール、商品分類等のアツプリケーシヨンを選択す
るものであり、文字キー8はアルフアベツト、ひ
らがな、カタカナ等の文字を入力するものであ
り、四則演算キー9はテンキー、フアンクシヨン
キー等からなり、数字および計算情報を入力する
ものである。
器、即ち、ポケツトタイプのコンピユータを示
す。この小型電子機器1は第1のケース2と第2
のケース3とからなり、両ケース2,3はヒンジ
等の連結部4……により開閉可能に連結されてい
るとともに、電気的にも接続されており、連結部
4……を中心に回動して、第2図に示すように互
いに重なるようになつている。この場合、第1の
ケース2は第2のケース3よりも大きく形成され
ており、また、両ケース2,3はそれぞれ上部ケ
ース2a,3aと下部ケース2b,3bとからな
つている。そして、これら両ケース2,3が互い
に対向する面のうち、第1のケース2の対向面
(上部ケース2aの上面)には表示部5およびア
ツプリケーシヨン選択キー6が設けられているほ
か、第2のケース3が重ならない部分には突出部
7が設けられている。また、第2のケース3の対
向面(上部ケース3a)には文字キー8、四則演
算キー9および電源スイツチ10等が設けられて
いる。アツプリケーシヨン選択キー6はスケジユ
ール、商品分類等のアツプリケーシヨンを選択す
るものであり、文字キー8はアルフアベツト、ひ
らがな、カタカナ等の文字を入力するものであ
り、四則演算キー9はテンキー、フアンクシヨン
キー等からなり、数字および計算情報を入力する
ものである。
第3図から第5図は第1のケース2の要部を示
す分解斜視図および断面図である。この第1のケ
ース2は第4図に示すように、上部ケース2aと
下部ケース2bとがビス11,11で取付けられ
ており、その内部には内装板12が、上部ケース
2aの突出部7内にはロツク装置13および電池
収納箱14がそれぞれ設けられている。上部ケー
ス2aは第2のケース3が重なるものであり、そ
の上面には表示部5と対応する箇所に表示窓2a1
が、選択キー6と対応する箇所に開口2a2が設け
られており、上部ケース2aの一側縁(第4図中
右側縁)には連結部4が反対側の側縁には突出部
7が設けられている。また、上部ケース2aの内
側面には補強用の金属板15がビス16により取
付けられている。なお、金属板15は表示窓2a1
と開口2a2と対応する部分が切り抜かれている。
す分解斜視図および断面図である。この第1のケ
ース2は第4図に示すように、上部ケース2aと
下部ケース2bとがビス11,11で取付けられ
ており、その内部には内装板12が、上部ケース
2aの突出部7内にはロツク装置13および電池
収納箱14がそれぞれ設けられている。上部ケー
ス2aは第2のケース3が重なるものであり、そ
の上面には表示部5と対応する箇所に表示窓2a1
が、選択キー6と対応する箇所に開口2a2が設け
られており、上部ケース2aの一側縁(第4図中
右側縁)には連結部4が反対側の側縁には突出部
7が設けられている。また、上部ケース2aの内
側面には補強用の金属板15がビス16により取
付けられている。なお、金属板15は表示窓2a1
と開口2a2と対応する部分が切り抜かれている。
内装板12はハウジングの役目を果たすもので
あり、合成樹脂からなり、第1のケース2内にビ
ス17により取付けられており、その上面には表
示部5およびアツプリケーシヨン選択キー6が、
下面には回路基板18が設けられている。表示部
5は所定の情報を表示するものであり、液晶表示
パネル等からなり、上部ケース2aの表示窓2a1
と対応する位置に設けられ、表示された情報が表
示窓2a1を通して見えるようになつている。この
場合、表示部5の上面には透明なタツチスイツチ
19が設けられている。この透明なタツチスイツ
チ19は所定モード(タツチスイツチモード)に
切り換わつたときにスイツチ機能を行なうもので
あり、透明な可動接点シート、スペーサ、固定接
点シートを積層してなり、表示部5によりスイツ
チ用の表示マークが表示され、この表示マークと
対応する部分を押すことにより、所定のスイツチ
信号が入力されるようになつている。また、アツ
プリケーシヨン選択キー6は上述したようにアツ
プリケーシヨンを選択するものであり、上部ケー
ス2aの開口2a2と対応する位置に設けられ、こ
の開口2a2を通して操作されるようになつてい
る。即ち、アツプリケーシヨン選択キー6は上述
したタツチスイツチ19と同様に、可撓性を有す
る可動接点シート6a、スペーサ6b、固定接点
シート6cを積層してなり、最上部の可動接点シ
ート6aの下面には可動接点6dが印刷等により
形成され、最下部の固定接点シート6cの上面に
は固定接点6eが形成されており、この可動接点
6dと固定接点6eとはスペーサ6bの開口6f
内で接離可能に離間対向している。したがつて、
最上部の可動接点シート6aが押されると、この
可動接点シート6aが撓んで、その下面の可動接
点6dがスペーサ6bの開口6fを通して固定接
点シート6c上の固定接点6eに接触し、導通信
号を出力するようになつている。この場合、アツ
プリケーシヨン選択キー6が配置される内装板1
2の上面には突起部12aが形成されており、こ
の突起部12aによりアツプリケーシヨン選択キ
ー6の操作性を良くしている。また、回路基板1
8は内装板12の下面に取付けられ、その上面に
はLSI18aが設けられており、上述した表示部
5がフレキシブルシート5aを介して電気的に接
続されているとともに、タツチスイツチ19およ
びアツプリケーシヨン選択キー6も同様に接続さ
れている。
あり、合成樹脂からなり、第1のケース2内にビ
ス17により取付けられており、その上面には表
示部5およびアツプリケーシヨン選択キー6が、
下面には回路基板18が設けられている。表示部
5は所定の情報を表示するものであり、液晶表示
パネル等からなり、上部ケース2aの表示窓2a1
と対応する位置に設けられ、表示された情報が表
示窓2a1を通して見えるようになつている。この
場合、表示部5の上面には透明なタツチスイツチ
19が設けられている。この透明なタツチスイツ
チ19は所定モード(タツチスイツチモード)に
切り換わつたときにスイツチ機能を行なうもので
あり、透明な可動接点シート、スペーサ、固定接
点シートを積層してなり、表示部5によりスイツ
チ用の表示マークが表示され、この表示マークと
対応する部分を押すことにより、所定のスイツチ
信号が入力されるようになつている。また、アツ
プリケーシヨン選択キー6は上述したようにアツ
プリケーシヨンを選択するものであり、上部ケー
ス2aの開口2a2と対応する位置に設けられ、こ
の開口2a2を通して操作されるようになつてい
る。即ち、アツプリケーシヨン選択キー6は上述
したタツチスイツチ19と同様に、可撓性を有す
る可動接点シート6a、スペーサ6b、固定接点
シート6cを積層してなり、最上部の可動接点シ
ート6aの下面には可動接点6dが印刷等により
形成され、最下部の固定接点シート6cの上面に
は固定接点6eが形成されており、この可動接点
6dと固定接点6eとはスペーサ6bの開口6f
内で接離可能に離間対向している。したがつて、
最上部の可動接点シート6aが押されると、この
可動接点シート6aが撓んで、その下面の可動接
点6dがスペーサ6bの開口6fを通して固定接
点シート6c上の固定接点6eに接触し、導通信
号を出力するようになつている。この場合、アツ
プリケーシヨン選択キー6が配置される内装板1
2の上面には突起部12aが形成されており、こ
の突起部12aによりアツプリケーシヨン選択キ
ー6の操作性を良くしている。また、回路基板1
8は内装板12の下面に取付けられ、その上面に
はLSI18aが設けられており、上述した表示部
5がフレキシブルシート5aを介して電気的に接
続されているとともに、タツチスイツチ19およ
びアツプリケーシヨン選択キー6も同様に接続さ
れている。
一方、上部ケース2aに設けられた突出部7は
ロツク装置13および電池収納箱14を収納する
ものであり、台形状の細長い箱形をなし、両ケー
ス2,3を連結する連結部4……と反対側の部分
で、第2のケース3が重ならない部分に位置し、
第2のケース3と対向する側(第4図では上方)
へ突出しており、その突出した高さは第2のケー
ス3の厚さとほぼ同じで、両ケース2,3が重な
り合つたとき(閉成時)に、第2図に示すように
各上面が同一平面になるようになつている。
ロツク装置13および電池収納箱14を収納する
ものであり、台形状の細長い箱形をなし、両ケー
ス2,3を連結する連結部4……と反対側の部分
で、第2のケース3が重ならない部分に位置し、
第2のケース3と対向する側(第4図では上方)
へ突出しており、その突出した高さは第2のケー
ス3の厚さとほぼ同じで、両ケース2,3が重な
り合つたとき(閉成時)に、第2図に示すように
各上面が同一平面になるようになつている。
ロツク装置13は両ケース2,3を閉成したと
きに、開かないようにロツクするものであり、第
1のケース2の突出部7側に設けられるスライド
片20,コイルばね21、操作子22と、第2の
ケース3側に設けられた係止穴23……とからな
つている。スライド片20は第4図および第5図
に示すように、突出部7内の電池収納箱14上に
配置され、長手方向にスライドするようになつて
いる。即ち、スライド片20は第3図に示すよう
に、帯板状をなし、所定箇所にガイド孔20a、
20aが形成され、一端側(図中右端側)の操作
突起20bが形成され、他端側に係止ピン20c
が形成されているほか、手前側の側縁には両端お
よび中間に係止凸部20d……が手前側へ突出し
て形成されている。ガイド孔20a,20aは細
長い孔であり、突出部7の内側面に設けられたダ
ボピン7e,7e(一方は図示せず)が挿入し、
このダボピン7eによりスライド片20をガイド
するようになつている。操作突起20bは突出部
7の右端側上部に形成された長孔7a内に挿入し
て上方へ突出し、この突出した部分に操作子22
が取付けられるものである。係止凸部20d……
は第2のケース3側の係止穴23……に係脱可能
に係止されるものであり、各側面が傾斜面になつ
ており、突出部7の側面に形成された細長い開口
7b……から第1のケース2の表示部5側へ突出
しているとともに、スライド片20の移動に伴つ
て各開口7b……内を移動するようになつてい
る。コイルばね21はスライド片20を常時一方
向(矢印Xで示すロツク方向)に付勢する付勢手
段であり、一端がスライド片20の係止孔20c
に係止され、他端が突出部7内の取付部7dに取
付けられている。操作子22はスライド片20を
コイルばね21に抗してスライドさせるものであ
り、ほぼ平板状をなし、その下面には第5図に示
すように連結部22aが形成されており、突出部
7の右側上面に形成された凹部7c内にスライド
可能に配置され、この凹部7c内の長孔7aを通
して下面の連結部22aがスライド片20の操作
突起20bに取付けられている。一方、係止穴2
3……は両ケース2,3の閉成時にスライド片2
0の係止凸部20d……を係止する閉成手段であ
り、第1図に示すように、第2のケース3の一側
面つまり両ケース2,3の閉成時に第1のケース
の突出部7の側面と対向する第2のケース3の側
面に設けられている。即ち、係止穴23……は第
2のケース3の側面に形成された切欠凹部であ
り、スライド片20の係止凸部20d……と対応
し、その形状はほぼ矩形状をなし、その左側(ロ
ツク側)に上から下へ向うに従つて内側へ突出す
る傾斜部23a……がそれぞれ形成されている。
したがつて、係止穴23……は両ケース2,3の
閉成時に、スライド片20の係止凸部20d……
を傾斜部23a……に沿つて移動させ、この後、
コイルばね21で引き寄せられた係止凸部20d
……を傾斜部23a……の下で係止する。これに
より、両ケース2,3はロツクされる。
きに、開かないようにロツクするものであり、第
1のケース2の突出部7側に設けられるスライド
片20,コイルばね21、操作子22と、第2の
ケース3側に設けられた係止穴23……とからな
つている。スライド片20は第4図および第5図
に示すように、突出部7内の電池収納箱14上に
配置され、長手方向にスライドするようになつて
いる。即ち、スライド片20は第3図に示すよう
に、帯板状をなし、所定箇所にガイド孔20a、
20aが形成され、一端側(図中右端側)の操作
突起20bが形成され、他端側に係止ピン20c
が形成されているほか、手前側の側縁には両端お
よび中間に係止凸部20d……が手前側へ突出し
て形成されている。ガイド孔20a,20aは細
長い孔であり、突出部7の内側面に設けられたダ
ボピン7e,7e(一方は図示せず)が挿入し、
このダボピン7eによりスライド片20をガイド
するようになつている。操作突起20bは突出部
7の右端側上部に形成された長孔7a内に挿入し
て上方へ突出し、この突出した部分に操作子22
が取付けられるものである。係止凸部20d……
は第2のケース3側の係止穴23……に係脱可能
に係止されるものであり、各側面が傾斜面になつ
ており、突出部7の側面に形成された細長い開口
7b……から第1のケース2の表示部5側へ突出
しているとともに、スライド片20の移動に伴つ
て各開口7b……内を移動するようになつてい
る。コイルばね21はスライド片20を常時一方
向(矢印Xで示すロツク方向)に付勢する付勢手
段であり、一端がスライド片20の係止孔20c
に係止され、他端が突出部7内の取付部7dに取
付けられている。操作子22はスライド片20を
コイルばね21に抗してスライドさせるものであ
り、ほぼ平板状をなし、その下面には第5図に示
すように連結部22aが形成されており、突出部
7の右側上面に形成された凹部7c内にスライド
可能に配置され、この凹部7c内の長孔7aを通
して下面の連結部22aがスライド片20の操作
突起20bに取付けられている。一方、係止穴2
3……は両ケース2,3の閉成時にスライド片2
0の係止凸部20d……を係止する閉成手段であ
り、第1図に示すように、第2のケース3の一側
面つまり両ケース2,3の閉成時に第1のケース
の突出部7の側面と対向する第2のケース3の側
面に設けられている。即ち、係止穴23……は第
2のケース3の側面に形成された切欠凹部であ
り、スライド片20の係止凸部20d……と対応
し、その形状はほぼ矩形状をなし、その左側(ロ
ツク側)に上から下へ向うに従つて内側へ突出す
る傾斜部23a……がそれぞれ形成されている。
したがつて、係止穴23……は両ケース2,3の
閉成時に、スライド片20の係止凸部20d……
を傾斜部23a……に沿つて移動させ、この後、
コイルばね21で引き寄せられた係止凸部20d
……を傾斜部23a……の下で係止する。これに
より、両ケース2,3はロツクされる。
また、電池収納箱14は電池24……を収納す
る細長い箱であり、下部ケース2bの端部に取付
けられ、上部ケース2aの突出部7内に配置され
ている。この場合、電池24……は単三電池等の
ような円柱状のものであり、複数(この実施例で
は3個)直列に接続された状態で電池収納箱14
内に密着して収納される。そのため、電池収納箱
14は第4図に示すように、電池24が内接する
大きさに形成されており、その高さは突出部7を
除く第1のケース2の厚さよりも高く、かつ突出
部7の高さよりも低く、上述したスライド片20
がスライド可能な状態で収納される高さに設定さ
れている。また、電池収納箱14は背面側および
下面側が開放されており、この開放された部分に
電池蓋25が着脱可能に取付けられるようになつ
ている。この電池蓋25は第3図に示すように、
平板を「L」字状に折り曲げたものであり、その
各側部にはそれぞれ上部フツク25a……および
下部フツク25b……が形成されている。上部フ
ツク25a……は第4図に示すように、電池収納
箱14の背面に設けられた係止部14aに係脱可
能に係止され、下部フツク25b……は電池収納
箱14の側壁下部に形成された挿通孔14b……
を通して下部ケース2b内に突出し、この突出し
た部分が下部ケース2bに設けられた仕切壁2b1
に係止されるようになつている。なお、電池収納
箱14内の両端面には電極板26および電極コイ
ルばね27がそれぞれ取付けられている。
る細長い箱であり、下部ケース2bの端部に取付
けられ、上部ケース2aの突出部7内に配置され
ている。この場合、電池24……は単三電池等の
ような円柱状のものであり、複数(この実施例で
は3個)直列に接続された状態で電池収納箱14
内に密着して収納される。そのため、電池収納箱
14は第4図に示すように、電池24が内接する
大きさに形成されており、その高さは突出部7を
除く第1のケース2の厚さよりも高く、かつ突出
部7の高さよりも低く、上述したスライド片20
がスライド可能な状態で収納される高さに設定さ
れている。また、電池収納箱14は背面側および
下面側が開放されており、この開放された部分に
電池蓋25が着脱可能に取付けられるようになつ
ている。この電池蓋25は第3図に示すように、
平板を「L」字状に折り曲げたものであり、その
各側部にはそれぞれ上部フツク25a……および
下部フツク25b……が形成されている。上部フ
ツク25a……は第4図に示すように、電池収納
箱14の背面に設けられた係止部14aに係脱可
能に係止され、下部フツク25b……は電池収納
箱14の側壁下部に形成された挿通孔14b……
を通して下部ケース2b内に突出し、この突出し
た部分が下部ケース2bに設けられた仕切壁2b1
に係止されるようになつている。なお、電池収納
箱14内の両端面には電極板26および電極コイ
ルばね27がそれぞれ取付けられている。
次に、上記のように構成された小型電子機器1
を折り畳んで携帯する場合について説明する。
を折り畳んで携帯する場合について説明する。
この場合には、まず、第1のケース2と第2の
ケース3とを連結部4……を中心に回動させて互
いに重なり合うように閉成する。このように両ケ
ース2,3を閉成すると、第1のケース2の突出
部7を避けて第2のケース3が重なるとともに、
突出部7の側面と第2のケース3の側面とが接近
して対向する。このとき、突出部7内のスライド
片20に形成された係止凸部20d……が第2の
ケース3の係止穴23……内に挿入するととも
に、この挿入時に係止凸部20d……が係止穴2
3……に形成された傾斜部23a……に沿つて移
動し、両ケース2,3の閉成終了時(両ケース
2,3が完全に重なつた状態)になると、スライ
ド片20が常時コイルばね21でロツク方向(矢
印X方向)に付勢されているので、係止凸部20
d……は係止穴23……の各傾斜部23a……の
下に引き込まれて係止される。そのため、第1の
ケース2と第2のケース3とを充分な係合力で確
実にロツクすることができ、携帯時に勝手に両ケ
ース2,3が開いたりすることがなく、良好に携
帯することができる。しかも、そのロツク操作は
第1のケース2と第2のケース3が折り重ねるだ
けで、スライド片20の係止凸部20d……が自
動的に係止穴23……に係止されるので、極めて
簡単かつ容易である。さらに、突出部7はその上
面が第2のケース3の上面とほぼ同じになるの
で、機器全体がシンプルでコンパクトなものとな
り、より一層携帯性が良くなる。
ケース3とを連結部4……を中心に回動させて互
いに重なり合うように閉成する。このように両ケ
ース2,3を閉成すると、第1のケース2の突出
部7を避けて第2のケース3が重なるとともに、
突出部7の側面と第2のケース3の側面とが接近
して対向する。このとき、突出部7内のスライド
片20に形成された係止凸部20d……が第2の
ケース3の係止穴23……内に挿入するととも
に、この挿入時に係止凸部20d……が係止穴2
3……に形成された傾斜部23a……に沿つて移
動し、両ケース2,3の閉成終了時(両ケース
2,3が完全に重なつた状態)になると、スライ
ド片20が常時コイルばね21でロツク方向(矢
印X方向)に付勢されているので、係止凸部20
d……は係止穴23……の各傾斜部23a……の
下に引き込まれて係止される。そのため、第1の
ケース2と第2のケース3とを充分な係合力で確
実にロツクすることができ、携帯時に勝手に両ケ
ース2,3が開いたりすることがなく、良好に携
帯することができる。しかも、そのロツク操作は
第1のケース2と第2のケース3が折り重ねるだ
けで、スライド片20の係止凸部20d……が自
動的に係止穴23……に係止されるので、極めて
簡単かつ容易である。さらに、突出部7はその上
面が第2のケース3の上面とほぼ同じになるの
で、機器全体がシンプルでコンパクトなものとな
り、より一層携帯性が良くなる。
また、両ケース2,3を開いて使用する場合に
は、第1のケース2の突出部7の上部に設けられ
た操作子22をコイルばね21の付勢力に抗して
スライドさせれば良い。すると、操作子22に伴
つてスライド片20が矢印Xと反対方向に移動
し、この移動に伴つて係止凸部20d……が同方
向へ移動するので、係止凸部20d……と係止穴
23……の傾斜部23a……との係合が解除され
る。これにより、第1のケース2と第2のケース
3とが開閉可能な状態となり、両ケース2,3を
開いて第1図に示すように展開することができ、
良好に使用することができる。
は、第1のケース2の突出部7の上部に設けられ
た操作子22をコイルばね21の付勢力に抗して
スライドさせれば良い。すると、操作子22に伴
つてスライド片20が矢印Xと反対方向に移動
し、この移動に伴つて係止凸部20d……が同方
向へ移動するので、係止凸部20d……と係止穴
23……の傾斜部23a……との係合が解除され
る。これにより、第1のケース2と第2のケース
3とが開閉可能な状態となり、両ケース2,3を
開いて第1図に示すように展開することができ、
良好に使用することができる。
なお、上述した実施例では第1のケース2と第
2のケース3とを連結する連結部4側の側面と反
対側の側縁部分に突出部7を設けたが、この考案
はこれに限られることなく、連結部4側の側面と
直交する前後の側縁部分に設けても良い。この場
合においても、突出部7は両ケース2,3が重な
り合わない部分にあることはいうまでもない。
2のケース3とを連結する連結部4側の側面と反
対側の側縁部分に突出部7を設けたが、この考案
はこれに限られることなく、連結部4側の側面と
直交する前後の側縁部分に設けても良い。この場
合においても、突出部7は両ケース2,3が重な
り合わない部分にあることはいうまでもない。
[考案の効果]
以上詳細に説明したように、この考案の小型電
子機器によれば、2つのケースの各一側縁を開閉
可能に連結するとともに、前記一方のケースの他
側縁に突出部を設け、この突出部に係止部を有す
るスライド片と、このスライド片を常時一方向へ
付勢する付勢手段とを設け、かつ、他方のケース
の他側縁に前記スライド片を前記付勢手段の付勢
力に抗して移動させて両ケースを閉成位置に保持
する閉成手段を一体的に設けたので、携帯時に2
つのケースが勝手に開かないように、充分な係合
力で、確実にロツクすることができるという利点
がある。
子機器によれば、2つのケースの各一側縁を開閉
可能に連結するとともに、前記一方のケースの他
側縁に突出部を設け、この突出部に係止部を有す
るスライド片と、このスライド片を常時一方向へ
付勢する付勢手段とを設け、かつ、他方のケース
の他側縁に前記スライド片を前記付勢手段の付勢
力に抗して移動させて両ケースを閉成位置に保持
する閉成手段を一体的に設けたので、携帯時に2
つのケースが勝手に開かないように、充分な係合
力で、確実にロツクすることができるという利点
がある。
図はこの考案の一実施例を示し、第1図は使用
時の展開状態を示す外観斜視図、第2図は携帯時
の外観斜視図、第3図は第1のケースの要部分解
斜視図、第4図はA−A断面図、第5図はB−B
断面図である。 1……小型電子機器、2……第のケース、3…
…第2のケース、4……連結部、5……表示部、
7……突出部、8……文字キー、9……四則演算
キー、13……ロツク装置、20……スライド
片、20d……係止凸部、21……コイルばね、
23……係止穴、23a……傾斜部。
時の展開状態を示す外観斜視図、第2図は携帯時
の外観斜視図、第3図は第1のケースの要部分解
斜視図、第4図はA−A断面図、第5図はB−B
断面図である。 1……小型電子機器、2……第のケース、3…
…第2のケース、4……連結部、5……表示部、
7……突出部、8……文字キー、9……四則演算
キー、13……ロツク装置、20……スライド
片、20d……係止凸部、21……コイルばね、
23……係止穴、23a……傾斜部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも表示パネルを有するケースと、キ
ー入力部を有するケースとの各一側縁を開閉可
能に連結するとともに、前記一方のケースの他
側縁を両ケースの対向面側に突出させ、この突
出部に係止部を有するスライド片と、このスラ
イド片を常時一方向へ付勢する付勢手段とを設
け、かつ、他方のケースの他側縁に前記スライ
ド片を前記付勢手段の付勢力に抗して移動させ
て両ケースを閉成位置に保持する閉成手段を一
体的に設けたことを特徴とする小型電子機器。 (2) 前記一方のケースに設けられた突出部と前記
他方のケースとは両ケースの閉成状態で、その
上面がほぼ同一平面となることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項に記載の小型電子
機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3418686U JPH0435940Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3418686U JPH0435940Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62147021U JPS62147021U (ja) | 1987-09-17 |
JPH0435940Y2 true JPH0435940Y2 (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=30842498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3418686U Expired JPH0435940Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0435940Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2532425Y2 (ja) * | 1991-09-19 | 1997-04-16 | 船井電機株式会社 | 小型電子機器の蓋体 |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP3418686U patent/JPH0435940Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62147021U (ja) | 1987-09-17 |
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