JPH04358646A - 記録紙のカール除去装置 - Google Patents
記録紙のカール除去装置Info
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- JPH04358646A JPH04358646A JP3154248A JP15424891A JPH04358646A JP H04358646 A JPH04358646 A JP H04358646A JP 3154248 A JP3154248 A JP 3154248A JP 15424891 A JP15424891 A JP 15424891A JP H04358646 A JPH04358646 A JP H04358646A
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- Japan
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- recording paper
- curl
- pressure contact
- elastic roller
- pressing member
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H5/00—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
- B65H5/06—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by rollers or balls, e.g. between rollers
- B65H5/062—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by rollers or balls, e.g. between rollers between rollers or balls
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H29/00—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
- B65H29/20—Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by contact with rotating friction members, e.g. rollers, brushes, or cylinders
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H5/00—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
- B65H5/36—Article guides or smoothers, e.g. movable in operation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/50—Auxiliary process performed during handling process
- B65H2301/51—Modifying a characteristic of handled material
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
、プリンタ等における記録紙のカール除去装置に関する
。
、プリンタ等における記録紙のカール除去装置に関する
。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等における記録紙のカール
除去装置としては種々のものがあり、例えば、特公昭5
0ー11792号公報に記載されたものがあり、外周部
を柔らかいゴムやスポンジ等で形成した弾性体ローラと
硬質ローラとを圧接させ、その間をカールが生じた記録
紙をカール方向外側を硬質ローラに対向させた状態で通
過させることにより、カールを除去している。
除去装置としては種々のものがあり、例えば、特公昭5
0ー11792号公報に記載されたものがあり、外周部
を柔らかいゴムやスポンジ等で形成した弾性体ローラと
硬質ローラとを圧接させ、その間をカールが生じた記録
紙をカール方向外側を硬質ローラに対向させた状態で通
過させることにより、カールを除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】記録紙のカール量は、
紙質や含有水分の量によって異なる。このため、カール
が生じた記録紙に対してカール除去のために加える力も
そのカール量に応じて変更させる必要がある。しかし、
特公昭50ー11792号公報に記載されたカール除去
装置やその他のカール除去装置においては、カール除去
のために記録紙に加える力を記録紙のカール量に応じて
変更することができない。このため、カール量が大きな
記録紙の場合にはそのカールを十分に除去することがで
きず、一方、カール量が小さな記録紙の場合には逆向き
のカールを付けてしまう場合がある。
紙質や含有水分の量によって異なる。このため、カール
が生じた記録紙に対してカール除去のために加える力も
そのカール量に応じて変更させる必要がある。しかし、
特公昭50ー11792号公報に記載されたカール除去
装置やその他のカール除去装置においては、カール除去
のために記録紙に加える力を記録紙のカール量に応じて
変更することができない。このため、カール量が大きな
記録紙の場合にはそのカールを十分に除去することがで
きず、一方、カール量が小さな記録紙の場合には逆向き
のカールを付けてしまう場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では
、回転駆動される弾性体ローラと、外周部に異なる半径
の曲面部を複数個形成した断面形状多角形の圧接部材と
を設け、記録紙が搬送される記録紙搬送経路上における
前記記録紙のカール方向内側に前記弾性体ローラを配設
するとともに前記記録紙のカール方向外側に前記弾性体
ローラと平行な回転中心をもって前記圧接部材を回転自
在に配設し、いずれか一つの前記曲面部を前記弾性体ロ
ーラの外周面に圧接させた位置で前記圧接部材を固定す
る固定装置を設けた。
、回転駆動される弾性体ローラと、外周部に異なる半径
の曲面部を複数個形成した断面形状多角形の圧接部材と
を設け、記録紙が搬送される記録紙搬送経路上における
前記記録紙のカール方向内側に前記弾性体ローラを配設
するとともに前記記録紙のカール方向外側に前記弾性体
ローラと平行な回転中心をもって前記圧接部材を回転自
在に配設し、いずれか一つの前記曲面部を前記弾性体ロ
ーラの外周面に圧接させた位置で前記圧接部材を固定す
る固定装置を設けた。
【0005】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、記録紙のカール情報に基づいて圧接部材
を回転駆動させるとともにいずれか一つの曲面部を弾性
体ローラの外周面に圧接させた位置で前記圧接部材を固
定する駆動部を設けた。
発明において、記録紙のカール情報に基づいて圧接部材
を回転駆動させるとともにいずれか一つの曲面部を弾性
体ローラの外周面に圧接させた位置で前記圧接部材を固
定する駆動部を設けた。
【0006】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、記録紙のカール量を検出するカー
ル量検出手段を設け、前記カール量検出手段からの検出
信号に基づいて駆動部を駆動させる制御手段を設けた。
記載の発明において、記録紙のカール量を検出するカー
ル量検出手段を設け、前記カール量検出手段からの検出
信号に基づいて駆動部を駆動させる制御手段を設けた。
【0007】請求項4記載の発明では、圧接部材の回転
方向を記録紙の搬送方向上流側へのみ規制する回転方向
規制手段を設け、前記圧接部材の外周面における曲面部
の回転方向後方に位置させて凹部を形成するとともにこ
の凹部から回転方向後方の前記曲面部に向かう平面部を
形成し、前記圧接部材に対する記録紙の搬送方向下流側
に弾性ガイド板を設けるとともにこの弾性ガイド板の先
端部を前記平面部の前記凹部に近接した個所に当接させ
た。
方向を記録紙の搬送方向上流側へのみ規制する回転方向
規制手段を設け、前記圧接部材の外周面における曲面部
の回転方向後方に位置させて凹部を形成するとともにこ
の凹部から回転方向後方の前記曲面部に向かう平面部を
形成し、前記圧接部材に対する記録紙の搬送方向下流側
に弾性ガイド板を設けるとともにこの弾性ガイド板の先
端部を前記平面部の前記凹部に近接した個所に当接させ
た。
【0008】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明において、圧接部材の回転軸に回転方向規制手段で
ある一方向クラッチを取付けた。
発明において、圧接部材の回転軸に回転方向規制手段で
ある一方向クラッチを取付けた。
【0009】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
発明において、記録紙のカール量を検出するカール量検
出手段を設け、前記カール量検出手段からの検出信号に
基づいて前記圧接部材を回転駆動させる回転方向規制手
段を設けた。
発明において、記録紙のカール量を検出するカール量検
出手段を設け、前記カール量検出手段からの検出信号に
基づいて前記圧接部材を回転駆動させる回転方向規制手
段を設けた。
【0010】請求項7記載の発明では、請求項1記載の
発明において、圧接部材の外周面に接触したクリーニン
グ部材を設けるとともに所定枚数の記録後に前記圧接部
材を回転駆動させる回転制御手段を設けた。
発明において、圧接部材の外周面に接触したクリーニン
グ部材を設けるとともに所定枚数の記録後に前記圧接部
材を回転駆動させる回転制御手段を設けた。
【0011】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
発明において、圧接部材の表面に表面エネルギー低減物
質を付着させた。
発明において、圧接部材の表面に表面エネルギー低減物
質を付着させた。
【0012】請求項9記載の発明では、回転駆動される
弾性体ローラと、外周部に異なる半径の曲面部が複数個
形成されるとともに隣合う前記曲面部同士の間に平面部
が形成された断面形状多角形の圧接部材とを設け、記録
紙が搬送される記録紙搬送経路上における前記記録紙の
カール方向内側に前記弾性体ローラを配設するとともに
前記記録紙のカール方向外側に前記弾性体ローラと平行
な回転中心をもって前記圧接部材を回転自在に配設し、
いずれか一つの前記曲面部を前記弾性体ローラの外周面
に圧接させた位置で前記圧接部材を固定する固定装置を
設け、前記弾性体ローラと前記曲面部との圧接位置より
前記記録紙の搬送方向上流側に前記圧接部材の回転中心
を配設した。
弾性体ローラと、外周部に異なる半径の曲面部が複数個
形成されるとともに隣合う前記曲面部同士の間に平面部
が形成された断面形状多角形の圧接部材とを設け、記録
紙が搬送される記録紙搬送経路上における前記記録紙の
カール方向内側に前記弾性体ローラを配設するとともに
前記記録紙のカール方向外側に前記弾性体ローラと平行
な回転中心をもって前記圧接部材を回転自在に配設し、
いずれか一つの前記曲面部を前記弾性体ローラの外周面
に圧接させた位置で前記圧接部材を固定する固定装置を
設け、前記弾性体ローラと前記曲面部との圧接位置より
前記記録紙の搬送方向上流側に前記圧接部材の回転中心
を配設した。
【0013】請求項10記載の発明では、請求項9記載
の発明において、回転駆動される一対の弾性体ローラを
設けるとともに曲面部を前記弾性体ローラの外周面に圧
接させた圧接部材を前記弾性体ローラの間に配設し、前
記弾性体ローラと前記曲面部との圧接位置より前記記録
紙の搬送方向上流側に前記圧接部材の回転中心を位置さ
せるように前記圧接部材の固定角度を調節自在に設けた
。
の発明において、回転駆動される一対の弾性体ローラを
設けるとともに曲面部を前記弾性体ローラの外周面に圧
接させた圧接部材を前記弾性体ローラの間に配設し、前
記弾性体ローラと前記曲面部との圧接位置より前記記録
紙の搬送方向上流側に前記圧接部材の回転中心を位置さ
せるように前記圧接部材の固定角度を調節自在に設けた
。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、弾性体ローラの外周
面に圧接部材の曲面部を圧接させた状態で圧接部材を固
定し、記録紙のカール方向内側を弾性体ローラに対向さ
せるとともに記録紙のカール方向外側を圧接部材に対向
させる状態でカールが発生した記録紙を搬送させると、
記録紙が弾性体ローラと曲面部との圧接部の間を通過す
る際にこの記録紙をカール方向と逆向きに撓ませる力が
加えられ、記録紙のカールが除去される。記録紙のカー
ル量が異なる場合には、圧接部材を回転して記録紙のカ
ール量に応じた曲面部を弾性体ローラの外周面に圧接さ
せることにより、記録紙のカール量が異なる場合であっ
てもそのカールの除去を良好に行える。
面に圧接部材の曲面部を圧接させた状態で圧接部材を固
定し、記録紙のカール方向内側を弾性体ローラに対向さ
せるとともに記録紙のカール方向外側を圧接部材に対向
させる状態でカールが発生した記録紙を搬送させると、
記録紙が弾性体ローラと曲面部との圧接部の間を通過す
る際にこの記録紙をカール方向と逆向きに撓ませる力が
加えられ、記録紙のカールが除去される。記録紙のカー
ル量が異なる場合には、圧接部材を回転して記録紙のカ
ール量に応じた曲面部を弾性体ローラの外周面に圧接さ
せることにより、記録紙のカール量が異なる場合であっ
てもそのカールの除去を良好に行える。
【0015】請求項2記載の発明では、駆動部が記録紙
のカール情報に基づいて駆動され、この駆動部により圧
接部材が回転駆動されて弾性体ローラの外周面に圧接さ
れる曲面部が変更される。
のカール情報に基づいて駆動され、この駆動部により圧
接部材が回転駆動されて弾性体ローラの外周面に圧接さ
れる曲面部が変更される。
【0016】請求項3記載の発明では、カール量検出手
段により検出された記録紙のカール量に応じて制御手段
により駆動部が駆動され、弾性体ローラの外周面に圧接
される曲面部の変更が記録紙のカール量に応じて自動的
に行われる。
段により検出された記録紙のカール量に応じて制御手段
により駆動部が駆動され、弾性体ローラの外周面に圧接
される曲面部の変更が記録紙のカール量に応じて自動的
に行われる。
【0017】請求項4記載の発明では、圧接部材と弾性
体ローラとの間を通過した記録紙が弾性ガイド板に引っ
掛かることなくスムーズに搬送され、また、圧接部材と
弾性体ローラとの間へ搬送される記録紙に対しては圧接
部材の平面部が搬送用ガイドとして作用する。
体ローラとの間を通過した記録紙が弾性ガイド板に引っ
掛かることなくスムーズに搬送され、また、圧接部材と
弾性体ローラとの間へ搬送される記録紙に対しては圧接
部材の平面部が搬送用ガイドとして作用する。
【0018】請求項5記載の発明では、圧接部材の回転
方向の規制が一方向クラッチによって行われる。
方向の規制が一方向クラッチによって行われる。
【0019】請求項6記載の発明では、カール量検出手
段により検出された記録紙のカール量に応じて回転方向
規制手段により圧接部材が回転駆動され、弾性体ローラ
の外周面に圧接される曲面部の変更が記録紙のカール量
に応じて自動的に行われる。
段により検出された記録紙のカール量に応じて回転方向
規制手段により圧接部材が回転駆動され、弾性体ローラ
の外周面に圧接される曲面部の変更が記録紙のカール量
に応じて自動的に行われる。
【0020】請求項7記載の発明では、所定枚数の記録
後に圧接部材を回転制御手段によって回転駆動させるこ
とにより、圧接部材の外周面に付着していたトナーや紙
粉がクリーニング部材により除去される。
後に圧接部材を回転制御手段によって回転駆動させるこ
とにより、圧接部材の外周面に付着していたトナーや紙
粉がクリーニング部材により除去される。
【0021】請求項8記載の発明では、圧接部材の表面
に付着させた表面エネルギー低減物質により圧接部材の
外周面へのトナーや紙粉等の付着が低減され、及び、ク
リーニング部材による除去時において除去性能が向上す
る。
に付着させた表面エネルギー低減物質により圧接部材の
外周面へのトナーや紙粉等の付着が低減され、及び、ク
リーニング部材による除去時において除去性能が向上す
る。
【0022】請求項9記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様に、弾性体ローラの外周面に圧接部材の曲面
部を圧接させ、記録紙のカール方向内側を弾性体ローラ
に対向させるとともに記録紙のカール方向外側を圧接部
材に対向させる状態でカールが発生した記録紙を搬送さ
せると、記録紙が弾性体ローラと曲面部との圧接部の間
を通過する際にカール方向と逆向きに撓ませる力が記録
紙に加えられ、記録紙のカールが除去される。記録紙の
カール量が異なる場合には、そのカール量に応じて弾性
体ローラの外周面に圧接される曲面部を変更することに
より、記録紙のカール量が異なる場合であってもそのカ
ールの除去を良好に行える。また、弾性体ローラと曲面
部との圧接位置より記録紙の搬送方向上流側に圧接部材
の回転中心が配設されているため、圧接部材の平面部が
記録紙の搬送用ガイドとなり、弾性体ローラと曲面部と
の圧接部への記録紙の送り込みが円滑に行われる。
発明と同様に、弾性体ローラの外周面に圧接部材の曲面
部を圧接させ、記録紙のカール方向内側を弾性体ローラ
に対向させるとともに記録紙のカール方向外側を圧接部
材に対向させる状態でカールが発生した記録紙を搬送さ
せると、記録紙が弾性体ローラと曲面部との圧接部の間
を通過する際にカール方向と逆向きに撓ませる力が記録
紙に加えられ、記録紙のカールが除去される。記録紙の
カール量が異なる場合には、そのカール量に応じて弾性
体ローラの外周面に圧接される曲面部を変更することに
より、記録紙のカール量が異なる場合であってもそのカ
ールの除去を良好に行える。また、弾性体ローラと曲面
部との圧接位置より記録紙の搬送方向上流側に圧接部材
の回転中心が配設されているため、圧接部材の平面部が
記録紙の搬送用ガイドとなり、弾性体ローラと曲面部と
の圧接部への記録紙の送り込みが円滑に行われる。
【0023】請求項10記載の発明では、記録紙のカー
ル除去に際して使用する弾性体ローラを選択し、記録紙
のカール方向内側を弾性体ローラに対向させるように記
録紙を搬送することによって記録紙のカール方向が逆向
きとなっている場合であってもそのカールの除去を行え
、しかも、いずれの弾性体ローラを用いてカール除去を
行った場合でも圧接部材の平面部が記録紙の搬送用ガイ
ドとなり、弾性体ローラと曲面部との圧接部への記録紙
の送り込みが円滑に行われる。
ル除去に際して使用する弾性体ローラを選択し、記録紙
のカール方向内側を弾性体ローラに対向させるように記
録紙を搬送することによって記録紙のカール方向が逆向
きとなっている場合であってもそのカールの除去を行え
、しかも、いずれの弾性体ローラを用いてカール除去を
行った場合でも圧接部材の平面部が記録紙の搬送用ガイ
ドとなり、弾性体ローラと曲面部との圧接部への記録紙
の送り込みが円滑に行われる。
【0024】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1乃至図
6に基づいて説明する。まず、図6は複写機の全体構成
を示すもので、複写機本体1の上部には自動原稿送り装
置2が取付けられ、前記複写機本体1内には感光体ドラ
ム3や記録紙4を収納した給紙トレイ5,6,7、及び
、感光体ドラム3の表面を帯電させる帯電器8、光学系
による露光によって感光体ドラム3の表面に形成された
静電潜像を顕像化させる現像器9、顕像化されたトナー
像を記録紙4に転写させる転写用コロナ放電器10、記
録紙4を感光体ドラム3から分離させる分離用コロナ放
電器11等が設けられている。さらに、前記感光体ドラ
ム3から分離された記録紙4を定着部12へ搬送する搬
送ベルト13、定着部12で画像の定着が行われた記録
紙4を両面トレイ13aやソータ(図示せず)及びステ
イプラ(図示せず)等へ搬送するための記録紙搬送経路
14等が設けられている。
6に基づいて説明する。まず、図6は複写機の全体構成
を示すもので、複写機本体1の上部には自動原稿送り装
置2が取付けられ、前記複写機本体1内には感光体ドラ
ム3や記録紙4を収納した給紙トレイ5,6,7、及び
、感光体ドラム3の表面を帯電させる帯電器8、光学系
による露光によって感光体ドラム3の表面に形成された
静電潜像を顕像化させる現像器9、顕像化されたトナー
像を記録紙4に転写させる転写用コロナ放電器10、記
録紙4を感光体ドラム3から分離させる分離用コロナ放
電器11等が設けられている。さらに、前記感光体ドラ
ム3から分離された記録紙4を定着部12へ搬送する搬
送ベルト13、定着部12で画像の定着が行われた記録
紙4を両面トレイ13aやソータ(図示せず)及びステ
イプラ(図示せず)等へ搬送するための記録紙搬送経路
14等が設けられている。
【0025】つぎに、前記記録紙搬送経路14上には、
この記録紙搬送経路14を挾んで、駆動モータ(図示せ
ず)により回転駆動される弾性体ローラ15と圧接部材
16とが設けられている。前記弾性体ローラ15の外周
部は柔らかいゴムやスポンジ等でできており、一方、前
記圧接部材16は、図1及び図2に示すように断面形状
が略四角形の角柱状に形成され、前記弾性体ローラ15
の回転軸17と平行な回転中心である回転軸18をもっ
て回転自在に保持されている。なお、前記圧接部材16
の四つの角部にはそれぞれ異なる半径の曲面部19,2
0,21,22が形成されており、例えば、曲面部19
の半径は0.3mm、曲面部20の半径は1mm、曲面
部21の半径は5mm、曲面部22の半径は20mmで
ある。また、曲面部19〜22を前記弾性体ローラ15
に対向させた際にこれらの曲面部19〜22が弾性体ロ
ーラ15の外周面に圧接される間隔をもって前記弾性体
ローラ15と圧接部材16とが配設されており、かつ、
前記記録紙搬送経路14を搬送される記録紙4のカール
方向内側に前記弾性体ローラ15が配設されるとともに
記録紙4のカール方向外側に前記圧接部材16が配設さ
れている。
この記録紙搬送経路14を挾んで、駆動モータ(図示せ
ず)により回転駆動される弾性体ローラ15と圧接部材
16とが設けられている。前記弾性体ローラ15の外周
部は柔らかいゴムやスポンジ等でできており、一方、前
記圧接部材16は、図1及び図2に示すように断面形状
が略四角形の角柱状に形成され、前記弾性体ローラ15
の回転軸17と平行な回転中心である回転軸18をもっ
て回転自在に保持されている。なお、前記圧接部材16
の四つの角部にはそれぞれ異なる半径の曲面部19,2
0,21,22が形成されており、例えば、曲面部19
の半径は0.3mm、曲面部20の半径は1mm、曲面
部21の半径は5mm、曲面部22の半径は20mmで
ある。また、曲面部19〜22を前記弾性体ローラ15
に対向させた際にこれらの曲面部19〜22が弾性体ロ
ーラ15の外周面に圧接される間隔をもって前記弾性体
ローラ15と圧接部材16とが配設されており、かつ、
前記記録紙搬送経路14を搬送される記録紙4のカール
方向内側に前記弾性体ローラ15が配設されるとともに
記録紙4のカール方向外側に前記圧接部材16が配設さ
れている。
【0026】前記圧接部材16の前記回転軸18は図3
に示すようにフレーム側板23に回転自在に保持されて
おり、このフレーム側板23には回転軸18を中心とす
る同一円周上に四個の穴24が形成されている。また、
前記回転軸18にはアーム25が固定されており、この
アーム25には前記穴24に係脱自在なピン26が取付
けられている。そして、これらのアーム25とピン26
とフレーム側板23と穴24とにより、いずれか一つの
曲面部19〜22を前記弾性体ローラ15の外周面に圧
接させた状態で前記圧接部材16の回転動作を固定する
固定装置27が構成されている。
に示すようにフレーム側板23に回転自在に保持されて
おり、このフレーム側板23には回転軸18を中心とす
る同一円周上に四個の穴24が形成されている。また、
前記回転軸18にはアーム25が固定されており、この
アーム25には前記穴24に係脱自在なピン26が取付
けられている。そして、これらのアーム25とピン26
とフレーム側板23と穴24とにより、いずれか一つの
曲面部19〜22を前記弾性体ローラ15の外周面に圧
接させた状態で前記圧接部材16の回転動作を固定する
固定装置27が構成されている。
【0027】このような構成において、まず、ピン26
をいずれかの穴24に係合させ、圧接部材16の回転動
作を固定する。なお、圧接部材16を固定した際には、
図1に示すようにいずれかの曲面部19〜22が弾性体
ローラ15の外周面に圧接され、いずれかの曲面部19
〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接させた後に弾
性体ローラ15を記録紙4の搬送方向にそって回転駆動
させる。
をいずれかの穴24に係合させ、圧接部材16の回転動
作を固定する。なお、圧接部材16を固定した際には、
図1に示すようにいずれかの曲面部19〜22が弾性体
ローラ15の外周面に圧接され、いずれかの曲面部19
〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接させた後に弾
性体ローラ15を記録紙4の搬送方向にそって回転駆動
させる。
【0028】カールが発生した記録紙4は、弾性体ロー
ラ15と圧接部材16との間を通過する際に、カール方
向内側が弾性体ローラ15の外周面に圧接されるととも
にカール方向外側がいずれかの曲面部19〜22に圧接
されることにより、記録紙4をカール方向と逆向きに撓
ませる力が記録紙4に加えられ、記録紙4のカールが除
去される。
ラ15と圧接部材16との間を通過する際に、カール方
向内側が弾性体ローラ15の外周面に圧接されるととも
にカール方向外側がいずれかの曲面部19〜22に圧接
されることにより、記録紙4をカール方向と逆向きに撓
ませる力が記録紙4に加えられ、記録紙4のカールが除
去される。
【0029】ここで、記録紙4をカール方向と逆向きに
撓ませる力の大きさは、弾性体ローラ15の外周面に圧
接させる曲面部19〜22の半径が小さい程大きくなる
ため、記録紙4のカール量に応じて弾性体ローラ15の
外周面に圧接させる曲面部19〜22を変更する。弾性
体ローラ15の外周面に圧接させる曲面部19〜22の
変更は、ピン26を穴24から抜いて圧接部材16を回
転させ、所定の回転位置でピン26を対向する他の穴2
4に係合させることにより行う。従って、記録紙4のカ
ール量に応じたカールの除去を行え、カールの除去が不
十分であったり、逆向きにカールを付けてしまうという
ことが防止される。
撓ませる力の大きさは、弾性体ローラ15の外周面に圧
接させる曲面部19〜22の半径が小さい程大きくなる
ため、記録紙4のカール量に応じて弾性体ローラ15の
外周面に圧接させる曲面部19〜22を変更する。弾性
体ローラ15の外周面に圧接させる曲面部19〜22の
変更は、ピン26を穴24から抜いて圧接部材16を回
転させ、所定の回転位置でピン26を対向する他の穴2
4に係合させることにより行う。従って、記録紙4のカ
ール量に応じたカールの除去を行え、カールの除去が不
十分であったり、逆向きにカールを付けてしまうという
ことが防止される。
【0030】なお、記録紙4のカール量を知るためには
、図4に示すように圧接部材16の平面部を弾性体ロー
ラ15に対向させ、カールを除去しない状態で記録紙4
を送り出す。そして、その記録紙4に付いたカールと、
図5に示すようなカール量表示パネル28に表示された
カール量とを比較し、カール量表示パネル28に表示さ
れた符号“A,B,C,D”と対応する符号が付された
穴24にピン26を係合させることにより、使用する曲
面部19〜22を決定する。
、図4に示すように圧接部材16の平面部を弾性体ロー
ラ15に対向させ、カールを除去しない状態で記録紙4
を送り出す。そして、その記録紙4に付いたカールと、
図5に示すようなカール量表示パネル28に表示された
カール量とを比較し、カール量表示パネル28に表示さ
れた符号“A,B,C,D”と対応する符号が付された
穴24にピン26を係合させることにより、使用する曲
面部19〜22を決定する。
【0031】ついで、請求項2又は3記載の発明の一実
施例を図7に基づいて説明する。なお、図1乃至図6に
おいて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明
も省略する(以下、同様)。記録紙搬送経路14上には
弾性体ローラ15や圧接部材16に対する記録紙4の搬
送方向上流側に位置して記録紙4のカール量を検出する
カール量検出手段29が設けられている。また、圧接部
材16の回転軸18にはギヤ30が固定され、このギヤ
30は駆動部であるモータ31に連結されたギヤ32と
噛み合っている。そして、前記圧接部材16と一体的に
回転する切欠部(図示せず)に形成されたアクチュエー
タ33の回転位置を検出するセンサ34からの検出信号
と、前記カール量検出手段29からの検出信号とに基づ
いて前記モータ31を駆動させる制御手段35が設けら
れている。
施例を図7に基づいて説明する。なお、図1乃至図6に
おいて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明
も省略する(以下、同様)。記録紙搬送経路14上には
弾性体ローラ15や圧接部材16に対する記録紙4の搬
送方向上流側に位置して記録紙4のカール量を検出する
カール量検出手段29が設けられている。また、圧接部
材16の回転軸18にはギヤ30が固定され、このギヤ
30は駆動部であるモータ31に連結されたギヤ32と
噛み合っている。そして、前記圧接部材16と一体的に
回転する切欠部(図示せず)に形成されたアクチュエー
タ33の回転位置を検出するセンサ34からの検出信号
と、前記カール量検出手段29からの検出信号とに基づ
いて前記モータ31を駆動させる制御手段35が設けら
れている。
【0032】このような構成において、定着部12を通
過した後の記録紙4のカール量がカール量検出手段29
により検出され、このカール量検出手段29からの検出
信号と、センサ34からの検出信号とに基づいて制御手
段35によりモータ31が駆動され、圧接部材16が回
転して記録紙4のカール量に応じた適切な曲面部19〜
22が弾性体ローラ15の外周面に圧接され、その位置
で圧接部材16が固定される。従って、目視によるカー
ル量の判断や、圧接部材16の手動による回転調節等を
行うことなく記録紙4のカール除去を自動的に行える。 なお、モータ31と制御手段35とは、いずれか一つの
曲面部19〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接さ
せた状態で圧接部材16の回転動作を固定する固定装置
としての役割も果たしている。
過した後の記録紙4のカール量がカール量検出手段29
により検出され、このカール量検出手段29からの検出
信号と、センサ34からの検出信号とに基づいて制御手
段35によりモータ31が駆動され、圧接部材16が回
転して記録紙4のカール量に応じた適切な曲面部19〜
22が弾性体ローラ15の外周面に圧接され、その位置
で圧接部材16が固定される。従って、目視によるカー
ル量の判断や、圧接部材16の手動による回転調節等を
行うことなく記録紙4のカール除去を自動的に行える。 なお、モータ31と制御手段35とは、いずれか一つの
曲面部19〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接さ
せた状態で圧接部材16の回転動作を固定する固定装置
としての役割も果たしている。
【0033】なお、本実施例においては、制御手段35
によってモータ31を駆動したが、操作者が検出した記
録紙4のカール情報に基づいてモータ31を駆動させ、
圧接部材16を回転させることによりカール量に応じた
曲面部19〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接さ
せるとともにその位置で圧接部材16を固定するもので
あってもよい。
によってモータ31を駆動したが、操作者が検出した記
録紙4のカール情報に基づいてモータ31を駆動させ、
圧接部材16を回転させることによりカール量に応じた
曲面部19〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接さ
せるとともにその位置で圧接部材16を固定するもので
あってもよい。
【0034】また、図8は上記二つの実施例の変形例を
示すもので、圧接部材16を挾んだ位置に一対の弾性体
ローラ15a,15bを設け、これらの弾性体ローラ1
5a,15bと圧接部材16とを記録紙搬送経路14に
対して直交する方向へ移動自在に設けたものである。そ
して、記録紙4のカール方向に応じて使用する弾性体ロ
ーラ15a,15bを変更するものであり、図8(a)
に示すように記録紙4が上向きにカールしている場合に
はその記録紙4を弾性体ローラ15aと圧接部材16と
の間を通過させることによりカールを除去し、図8(b
)に示すように記録紙4が下向きにカールしている場合
にはその記録紙4を弾性体ローラ15bと圧接部材16
との間を通過させることによりカールを除去する。 従って、記録紙4のカール方向が異なる場合であっても
そのカールの除去を確実に行える。
示すもので、圧接部材16を挾んだ位置に一対の弾性体
ローラ15a,15bを設け、これらの弾性体ローラ1
5a,15bと圧接部材16とを記録紙搬送経路14に
対して直交する方向へ移動自在に設けたものである。そ
して、記録紙4のカール方向に応じて使用する弾性体ロ
ーラ15a,15bを変更するものであり、図8(a)
に示すように記録紙4が上向きにカールしている場合に
はその記録紙4を弾性体ローラ15aと圧接部材16と
の間を通過させることによりカールを除去し、図8(b
)に示すように記録紙4が下向きにカールしている場合
にはその記録紙4を弾性体ローラ15bと圧接部材16
との間を通過させることによりカールを除去する。 従って、記録紙4のカール方向が異なる場合であっても
そのカールの除去を確実に行える。
【0035】ついで、請求項4又は5記載の発明の一実
施例を図9乃至図13に基づいて説明する。記録紙4が
搬送される記録紙搬送経路14上には、この記録紙搬送
経路14を挾んで、弾性体ローラ15と圧接部材36と
が設けられている。前記圧接部材36は、断面形状が略
四角形の角柱状に形成されるとともに前記弾性体ローラ
15の回転軸17と平行な回転軸18をもって回転自在
に保持されている。さらに、圧接部材36の四つの角部
には図1及び図2において説明したものと同様にそれぞ
れ異なる半径の曲面部19,20,21,22が形成さ
れており、これらの曲面部19〜22を前記弾性体ロー
ラ15に対向させた際にこれらの曲面部19〜22が弾
性体ローラ15の外周面に圧接される間隔をもって弾性
体ローラ15と圧接部材36とが配設されており、かつ
、前記記録紙搬送経路14を搬送される記録紙4のカー
ル方向内側に前記弾性体ローラ15が配設されるととも
に記録紙4のカール方向外側に前記圧接部材36が配設
されている。
施例を図9乃至図13に基づいて説明する。記録紙4が
搬送される記録紙搬送経路14上には、この記録紙搬送
経路14を挾んで、弾性体ローラ15と圧接部材36と
が設けられている。前記圧接部材36は、断面形状が略
四角形の角柱状に形成されるとともに前記弾性体ローラ
15の回転軸17と平行な回転軸18をもって回転自在
に保持されている。さらに、圧接部材36の四つの角部
には図1及び図2において説明したものと同様にそれぞ
れ異なる半径の曲面部19,20,21,22が形成さ
れており、これらの曲面部19〜22を前記弾性体ロー
ラ15に対向させた際にこれらの曲面部19〜22が弾
性体ローラ15の外周面に圧接される間隔をもって弾性
体ローラ15と圧接部材36とが配設されており、かつ
、前記記録紙搬送経路14を搬送される記録紙4のカー
ル方向内側に前記弾性体ローラ15が配設されるととも
に記録紙4のカール方向外側に前記圧接部材36が配設
されている。
【0036】また、前記圧接部材36は後述する回転方
向規制手段によって回転方向を前記記録紙4の搬送方向
上流側(矢印A方向)へのみ規制されており、前記圧接
部材36の外周面には、前記曲面部19〜22の回転方
向後方に位置させて凹部36aが形成されるとともに、
これらの凹部36aから回転方向後方に位置する他の曲
面部19〜22に向かう平面部36bが形成されている
。
向規制手段によって回転方向を前記記録紙4の搬送方向
上流側(矢印A方向)へのみ規制されており、前記圧接
部材36の外周面には、前記曲面部19〜22の回転方
向後方に位置させて凹部36aが形成されるとともに、
これらの凹部36aから回転方向後方に位置する他の曲
面部19〜22に向かう平面部36bが形成されている
。
【0037】前記回転軸18は図3において説明したも
のと同様にフレーム側板23に回転自在に保持されてお
り、このフレーム側板23とフレーム側板23に形成さ
れた四個の穴24と回転軸18に固定されたアーム25
とアーム25に取付けられたピン26とによって固定装
置27が構成されている。また、前記回転軸18と前記
フレーム側板23との間には、前記圧接部材36の回転
方向を前記記録紙4の搬送方向上流側へのみ規制する回
転方向規制手段である一方向クラッチ37が設けられて
いる。
のと同様にフレーム側板23に回転自在に保持されてお
り、このフレーム側板23とフレーム側板23に形成さ
れた四個の穴24と回転軸18に固定されたアーム25
とアーム25に取付けられたピン26とによって固定装
置27が構成されている。また、前記回転軸18と前記
フレーム側板23との間には、前記圧接部材36の回転
方向を前記記録紙4の搬送方向上流側へのみ規制する回
転方向規制手段である一方向クラッチ37が設けられて
いる。
【0038】つぎに、前記圧接部材36や弾性体ローラ
15に対する前記記録紙4の搬送方向下流側には弾性ガ
イド板38が設けられており、この弾性ガイド板38の
先端部は前記平面部36bの前記凹部36aに近接した
個所に当接されている。
15に対する前記記録紙4の搬送方向下流側には弾性ガ
イド板38が設けられており、この弾性ガイド板38の
先端部は前記平面部36bの前記凹部36aに近接した
個所に当接されている。
【0039】このような構成において、まず、ピン26
をいずれかの穴24に係合させ、圧接部材36の回転動
作を固定する。なお、圧接部材36を固定した際には、
図9に示すようにいずれかの曲面部19〜22が弾性体
ローラ15の外周面に圧接され、いずれかの曲面部19
〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接させた後に弾
性体ローラ15を記録紙4の搬送方向にそって回転駆動
させる。
をいずれかの穴24に係合させ、圧接部材36の回転動
作を固定する。なお、圧接部材36を固定した際には、
図9に示すようにいずれかの曲面部19〜22が弾性体
ローラ15の外周面に圧接され、いずれかの曲面部19
〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接させた後に弾
性体ローラ15を記録紙4の搬送方向にそって回転駆動
させる。
【0040】カールが発生した記録紙4は、弾性体ロー
ラ15と圧接部材36との間を通過する際に、カール方
向内側が弾性体ローラ15の外周面に圧接されるととも
にカール方向外側が曲面部19〜22に圧接されること
により、記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力が
記録紙4に加えられ、記録紙4のカールが除去される。 ここで、記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力の
大きさは、上述したように、弾性体ローラ15の外周面
に圧接される曲面部19〜22の半径が小さい程大きく
なるため、記録紙4のカール量に応じて弾性体ローラ1
5の外周面に圧接させる曲面部19〜22を変更する。 弾性体ローラ15の外周面に圧接させる曲面部19〜2
2の変更は、ピン26を穴24から抜いて圧接部材36
を回転させ、所定の回転位置でピン26を対向する他の
穴24に係合させることにより行う。従って、記録紙4
のカール量に応じたカールの除去を行え、カールの除去
が不十分であったり、逆向きにカールを付けてしまうと
いうことが防止される。
ラ15と圧接部材36との間を通過する際に、カール方
向内側が弾性体ローラ15の外周面に圧接されるととも
にカール方向外側が曲面部19〜22に圧接されること
により、記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力が
記録紙4に加えられ、記録紙4のカールが除去される。 ここで、記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力の
大きさは、上述したように、弾性体ローラ15の外周面
に圧接される曲面部19〜22の半径が小さい程大きく
なるため、記録紙4のカール量に応じて弾性体ローラ1
5の外周面に圧接させる曲面部19〜22を変更する。 弾性体ローラ15の外周面に圧接させる曲面部19〜2
2の変更は、ピン26を穴24から抜いて圧接部材36
を回転させ、所定の回転位置でピン26を対向する他の
穴24に係合させることにより行う。従って、記録紙4
のカール量に応じたカールの除去を行え、カールの除去
が不十分であったり、逆向きにカールを付けてしまうと
いうことが防止される。
【0041】なお、記録紙4のカール量を知るためには
、図13に示すように圧接部材36の平面部36bを弾
性体ローラ15に対向させ、カールを除去しない状態で
記録紙4を送り出す。そして、その記録紙4に付いたカ
ールと、図5に示すようなカール量表示パネル28に表
示されたカール量とを比較し、カール量表示パネル28
に表示された符号“A,B,C,D”と対応する符号が
付された穴24にピン26を係合させることにより、使
用する曲面部19〜22を決定する。
、図13に示すように圧接部材36の平面部36bを弾
性体ローラ15に対向させ、カールを除去しない状態で
記録紙4を送り出す。そして、その記録紙4に付いたカ
ールと、図5に示すようなカール量表示パネル28に表
示されたカール量とを比較し、カール量表示パネル28
に表示された符号“A,B,C,D”と対応する符号が
付された穴24にピン26を係合させることにより、使
用する曲面部19〜22を決定する。
【0042】つぎに、圧接部材36と弾性体ローラ15
との間を通過した記録紙4は、先端部が圧接部材36側
に撓んだ状態で搬送されるが、弾性ガイド板38の先端
部が平面部36bに当接されているため、記録紙4の先
端部が弾性ガイド板38に引っ掛かってジャムを発生す
るということが防止される。また、圧接部材36と弾性
体ローラ15との圧接位置への入口側においては、平面
部36bが記録紙4の搬送用ガイドとなるため、圧接部
材36と弾性体ローラ15との間への記録紙4の送り込
みがスムーズに行われる。
との間を通過した記録紙4は、先端部が圧接部材36側
に撓んだ状態で搬送されるが、弾性ガイド板38の先端
部が平面部36bに当接されているため、記録紙4の先
端部が弾性ガイド板38に引っ掛かってジャムを発生す
るということが防止される。また、圧接部材36と弾性
体ローラ15との圧接位置への入口側においては、平面
部36bが記録紙4の搬送用ガイドとなるため、圧接部
材36と弾性体ローラ15との間への記録紙4の送り込
みがスムーズに行われる。
【0043】さらに、弾性体ローラ15に圧接される曲
面部19〜22を変更する際において、圧接部材36の
回転方向が一方向クラッチ37により記録紙4の搬送方
向上流側へのみ規制されている。このため、誤操作によ
り圧接部材36を記録紙4の搬送方向下流側へ回転させ
てしまい、弾性ガイド板38の先端部を凹部36aに食
い込ませて弾性ガイド板38等を損傷させるということ
が確実に防止される。
面部19〜22を変更する際において、圧接部材36の
回転方向が一方向クラッチ37により記録紙4の搬送方
向上流側へのみ規制されている。このため、誤操作によ
り圧接部材36を記録紙4の搬送方向下流側へ回転させ
てしまい、弾性ガイド板38の先端部を凹部36aに食
い込ませて弾性ガイド板38等を損傷させるということ
が確実に防止される。
【0044】ついで、請求項6記載の発明の一実施例を
図14に基づいて説明する。本実施例は、図7において
説明した実施例と同様に、弾性体ローラ15や圧接部材
36に対する記録紙4の搬送方向上流側に位置して記録
紙4のカール量を検出するカール量検出手段29が設け
られている。また、圧接部材36の回転軸18にはギヤ
30が固定され、このギヤ30とモータ31に連結され
たギヤ32とが噛み合っている。そして、前記圧接部材
36と一体的に回転する切欠部(図示せず)を有するア
クチュエータ33の回転位置を検出するセンサ34から
の検出信号と、前記カール量検出手段29からの検出信
号とに基づいて前記モータ31を駆動させる回転方向規
制手段である制御手段39が設けられている。なお、前
記モータ31と前記制御手段39とは、いずれか一つの
曲面部19〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接さ
せた位置で圧接部材36を固定する固定装置を兼ねてい
る。
図14に基づいて説明する。本実施例は、図7において
説明した実施例と同様に、弾性体ローラ15や圧接部材
36に対する記録紙4の搬送方向上流側に位置して記録
紙4のカール量を検出するカール量検出手段29が設け
られている。また、圧接部材36の回転軸18にはギヤ
30が固定され、このギヤ30とモータ31に連結され
たギヤ32とが噛み合っている。そして、前記圧接部材
36と一体的に回転する切欠部(図示せず)を有するア
クチュエータ33の回転位置を検出するセンサ34から
の検出信号と、前記カール量検出手段29からの検出信
号とに基づいて前記モータ31を駆動させる回転方向規
制手段である制御手段39が設けられている。なお、前
記モータ31と前記制御手段39とは、いずれか一つの
曲面部19〜22を弾性体ローラ15の外周面に圧接さ
せた位置で圧接部材36を固定する固定装置を兼ねてい
る。
【0045】このような構成において、定着部12を通
過した後の記録紙4のカール量がカール量検出手段29
により検出され、このカール量検出手段29からの検出
信号と、センサ34からの検出信号とに基づいて制御手
段39によりモータ31が駆動され、圧接部材36が回
転して記録紙4のカール量に応じた適切な曲面部19〜
22が弾性体ローラ15の外周面に圧接される。従って
、目視によるカール量の判断や、圧接部材36の手動に
よる回転調節等を行うことなく、記録紙4のカール除去
を自動的に行える。また、圧接部材36の回転方向が制
御手段39によって記録紙4の搬送方向上流側へのみ規
制されているため、弾性ガイド板38の先端部が凹部3
6aに食い込んで弾性ガイド板38等を損傷させるとい
うことが確実に防止される。
過した後の記録紙4のカール量がカール量検出手段29
により検出され、このカール量検出手段29からの検出
信号と、センサ34からの検出信号とに基づいて制御手
段39によりモータ31が駆動され、圧接部材36が回
転して記録紙4のカール量に応じた適切な曲面部19〜
22が弾性体ローラ15の外周面に圧接される。従って
、目視によるカール量の判断や、圧接部材36の手動に
よる回転調節等を行うことなく、記録紙4のカール除去
を自動的に行える。また、圧接部材36の回転方向が制
御手段39によって記録紙4の搬送方向上流側へのみ規
制されているため、弾性ガイド板38の先端部が凹部3
6aに食い込んで弾性ガイド板38等を損傷させるとい
うことが確実に防止される。
【0046】ついで、請求項7又は8記載の発明の一実
施例を図15乃至図17に基づいて説明する。記録紙4
が搬送される記録紙搬送経路14上には、この記録紙搬
送経路14を挾んで、弾性体ローラ15と圧接部材16
とが設けられている。圧接部材16は図2に示したもの
と同様であり、断面形状が略四角形の角柱状に形成され
るとともに前記弾性体ローラ15の回転軸17と平行な
回転軸18をもって回転自在に保持されている。さらに
、圧接部材16の四つの角部にはそれぞれ異なる半径の
曲面部19,20,21,22が形成されており、これ
らの曲面部19〜22を前記弾性体ローラ15に対向さ
せた際にこれらの曲面部19〜22が弾性体ローラ15
の外周面に圧接される間隔をもって弾性体ローラ15と
圧接部材16とが配設されており、かつ、前記記録紙搬
送経路14を搬送される記録紙4のカール方向内側に前
記弾性体ローラ15が配設されるとともに記録紙4のカ
ール方向外側に前記圧接部材16が配設されている。 さらに、前記圧接部材16の外周面に接触したクリーニ
ング部材であるクリーニングブレード40が設けられて
いる。
施例を図15乃至図17に基づいて説明する。記録紙4
が搬送される記録紙搬送経路14上には、この記録紙搬
送経路14を挾んで、弾性体ローラ15と圧接部材16
とが設けられている。圧接部材16は図2に示したもの
と同様であり、断面形状が略四角形の角柱状に形成され
るとともに前記弾性体ローラ15の回転軸17と平行な
回転軸18をもって回転自在に保持されている。さらに
、圧接部材16の四つの角部にはそれぞれ異なる半径の
曲面部19,20,21,22が形成されており、これ
らの曲面部19〜22を前記弾性体ローラ15に対向さ
せた際にこれらの曲面部19〜22が弾性体ローラ15
の外周面に圧接される間隔をもって弾性体ローラ15と
圧接部材16とが配設されており、かつ、前記記録紙搬
送経路14を搬送される記録紙4のカール方向内側に前
記弾性体ローラ15が配設されるとともに記録紙4のカ
ール方向外側に前記圧接部材16が配設されている。 さらに、前記圧接部材16の外周面に接触したクリーニ
ング部材であるクリーニングブレード40が設けられて
いる。
【0047】前記記録紙搬送経路14上には、前記弾性
体ローラ15や圧接部材16に対する記録紙4の搬送方
向上流側に位置して記録紙4のカール量を検出するカー
ル量検出手段29が設けられている。また、前記圧接部
材16の前記回転軸18にはギヤ30が固定され、この
ギヤ30はモータ31に連結されたギヤ32と噛み合っ
ている。そして、前記圧接部材16と一体的に回転する
切欠部(図示せず)を有するアクチュエータ33の回転
位置を検出するセンサ34からの検出信号と、前記カー
ル量検出手段29からの検出信号とに基づいて前記モー
タ31を駆動させるとともに、記録が行われた記録紙4
の枚数をカウントする記録枚数カウンタ41のカウント
数に基づいて前記モータ31を駆動させる回転制御手段
42が設けられている。なお、この回転制御手段42と
前記モータ31とは、いずれか一つの曲面部19〜22
を前記弾性体ローラ15の外周面に圧接させた位置で前
記圧接部材16を固定する固定装置を兼ねている。さら
に、前記圧接部材16の外周面には、表面エネルギー低
減物質であるテフロン(図示せず)を付着させるテフロ
ンコート処理が施されている。
体ローラ15や圧接部材16に対する記録紙4の搬送方
向上流側に位置して記録紙4のカール量を検出するカー
ル量検出手段29が設けられている。また、前記圧接部
材16の前記回転軸18にはギヤ30が固定され、この
ギヤ30はモータ31に連結されたギヤ32と噛み合っ
ている。そして、前記圧接部材16と一体的に回転する
切欠部(図示せず)を有するアクチュエータ33の回転
位置を検出するセンサ34からの検出信号と、前記カー
ル量検出手段29からの検出信号とに基づいて前記モー
タ31を駆動させるとともに、記録が行われた記録紙4
の枚数をカウントする記録枚数カウンタ41のカウント
数に基づいて前記モータ31を駆動させる回転制御手段
42が設けられている。なお、この回転制御手段42と
前記モータ31とは、いずれか一つの曲面部19〜22
を前記弾性体ローラ15の外周面に圧接させた位置で前
記圧接部材16を固定する固定装置を兼ねている。さら
に、前記圧接部材16の外周面には、表面エネルギー低
減物質であるテフロン(図示せず)を付着させるテフロ
ンコート処理が施されている。
【0048】このような構成において、コピー動作をス
タートさせると、定着部12を通過した後の記録紙4の
カール量がカール量検出手段により29により検出され
、このカール量検出手段29からの検出信号と、センサ
34からの検出信号とに基づいて回転制御手段42によ
りモータ31が駆動され、圧接部材16が回転して記録
紙4のカール量に応じた適切な曲面部19〜22が弾性
体ローラ15の外周面に圧接される。従って、目視によ
るカール量の判断や、圧接部材16の手動による回転調
節等が不要となる。
タートさせると、定着部12を通過した後の記録紙4の
カール量がカール量検出手段により29により検出され
、このカール量検出手段29からの検出信号と、センサ
34からの検出信号とに基づいて回転制御手段42によ
りモータ31が駆動され、圧接部材16が回転して記録
紙4のカール量に応じた適切な曲面部19〜22が弾性
体ローラ15の外周面に圧接される。従って、目視によ
るカール量の判断や、圧接部材16の手動による回転調
節等が不要となる。
【0049】カールが発生した記録紙4は、弾性体ロー
ラ15と圧接部材16との間を通過する際に、カール方
向内側が弾性体ローラ15の外周面に圧接されるととも
にカール方向外側が曲面部19〜22に圧接されること
により、記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力が
記録紙4に加えられ、記録紙4のカールが除去される。 ここで、記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力の
大きさは、弾性体ローラ15の外周面に圧接される曲面
部19〜22の半径が小さい程大きくなるものであり、
記録紙4のカール量に応じて弾性体ローラ15の外周面
に圧接される曲面部19〜22が回転制御手段42によ
り選択される。従って、記録紙4のカール量に応じた曲
面部19〜22を用いたカール除去を行え、カールの除
去が不十分であったり、逆向きにカールを付けてしまう
ということが防止される。
ラ15と圧接部材16との間を通過する際に、カール方
向内側が弾性体ローラ15の外周面に圧接されるととも
にカール方向外側が曲面部19〜22に圧接されること
により、記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力が
記録紙4に加えられ、記録紙4のカールが除去される。 ここで、記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力の
大きさは、弾性体ローラ15の外周面に圧接される曲面
部19〜22の半径が小さい程大きくなるものであり、
記録紙4のカール量に応じて弾性体ローラ15の外周面
に圧接される曲面部19〜22が回転制御手段42によ
り選択される。従って、記録紙4のカール量に応じた曲
面部19〜22を用いたカール除去を行え、カールの除
去が不十分であったり、逆向きにカールを付けてしまう
ということが防止される。
【0050】つぎに、記録が行われた記録紙4の枚数は
記録枚数カウンタ41によってカウントされており、そ
のカウント数が設定枚数に達した場合には、図17にお
いて示すように、記録動作中か否かが判断され、記録動
作が中断された際に回転制御手段42によりモータ31
が駆動され、圧接部材16が回転駆動される。そして、
この回転駆動時において、圧接部材16の外周面に接触
しているクリーニングブレード40により、圧接部材1
6の外周面に付着しているトナーや紙粉が除去される。 さらに、圧接部材16の外周面にテフロンコート処理を
施すことにより、圧接部材16の外周面へのトナーや紙
粉が付着しにくくなっており、かつ、クリーニングブレ
ード40による除去時において除去しやすくなっている
。
記録枚数カウンタ41によってカウントされており、そ
のカウント数が設定枚数に達した場合には、図17にお
いて示すように、記録動作中か否かが判断され、記録動
作が中断された際に回転制御手段42によりモータ31
が駆動され、圧接部材16が回転駆動される。そして、
この回転駆動時において、圧接部材16の外周面に接触
しているクリーニングブレード40により、圧接部材1
6の外周面に付着しているトナーや紙粉が除去される。 さらに、圧接部材16の外周面にテフロンコート処理を
施すことにより、圧接部材16の外周面へのトナーや紙
粉が付着しにくくなっており、かつ、クリーニングブレ
ード40による除去時において除去しやすくなっている
。
【0051】ついで、請求項9記載の発明の一実施例を
図18及び図19に基づいて説明する。記録紙4が搬送
される記録紙搬送経路14上には、この記録紙搬送経路
14を挾んで、弾性体ローラ15と圧接部材43とが設
けられている。圧接部材43は図2に示したものと同様
であり、断面形状が略四角形の角柱状に形成されるとと
もに前記弾性体ローラ15の回転軸17と平行な回転中
心である回転軸18をもって回転自在に保持されている
。さらに、圧接部材43の四つの角部にはそれぞれ異な
る半径の曲面部19,20,21,22が形成されてお
り、これらの曲面部19〜22を前記弾性体ローラ15
に対向させた際にこれらの曲面部19〜22が弾性体ロ
ーラ15の外周面に圧接される間隔をもって弾性体ロー
ラ15と圧接部材43とが配設されており、かつ、前記
記録紙搬送経路14を搬送される記録紙4のカール方向
内側に前記弾性体ローラ15が配設されるとともに記録
紙4のカール方向外側に前記圧接部材43が配設されて
いる。さらに、前記圧接部材43の外周部における隣合
う前記曲面部19〜22同志の間には平面部43aが形
成されている。
図18及び図19に基づいて説明する。記録紙4が搬送
される記録紙搬送経路14上には、この記録紙搬送経路
14を挾んで、弾性体ローラ15と圧接部材43とが設
けられている。圧接部材43は図2に示したものと同様
であり、断面形状が略四角形の角柱状に形成されるとと
もに前記弾性体ローラ15の回転軸17と平行な回転中
心である回転軸18をもって回転自在に保持されている
。さらに、圧接部材43の四つの角部にはそれぞれ異な
る半径の曲面部19,20,21,22が形成されてお
り、これらの曲面部19〜22を前記弾性体ローラ15
に対向させた際にこれらの曲面部19〜22が弾性体ロ
ーラ15の外周面に圧接される間隔をもって弾性体ロー
ラ15と圧接部材43とが配設されており、かつ、前記
記録紙搬送経路14を搬送される記録紙4のカール方向
内側に前記弾性体ローラ15が配設されるとともに記録
紙4のカール方向外側に前記圧接部材43が配設されて
いる。さらに、前記圧接部材43の外周部における隣合
う前記曲面部19〜22同志の間には平面部43aが形
成されている。
【0052】つぎに、いずれかの前記曲面部19〜22
を前記弾性体ローラ15の外周面に圧接させるとともに
図3に示した固定装置27により前記圧接部材43の回
転動作を固定した状態において、曲面部19〜22と弾
性体ローラ15との圧接位置に対して、前記回転軸18
が寸法“L”だけ前記記録紙4の搬送方向上流側に位置
して前記圧接部材43が配設されている。
を前記弾性体ローラ15の外周面に圧接させるとともに
図3に示した固定装置27により前記圧接部材43の回
転動作を固定した状態において、曲面部19〜22と弾
性体ローラ15との圧接位置に対して、前記回転軸18
が寸法“L”だけ前記記録紙4の搬送方向上流側に位置
して前記圧接部材43が配設されている。
【0053】このような構成において、まず、固定装置
27により圧接部材43の回動動作を固定する。なお、
圧接部材43を固定した際には、図18に示すようにい
ずれかの曲面部19〜22が弾性体ローラ15の外周面
に圧接され、いずれかの曲面部19〜22を弾性体ロー
ラ15の外周面に圧接させた後に弾性体ローラ15を記
録紙4の搬送方向にそって回転駆動させる。
27により圧接部材43の回動動作を固定する。なお、
圧接部材43を固定した際には、図18に示すようにい
ずれかの曲面部19〜22が弾性体ローラ15の外周面
に圧接され、いずれかの曲面部19〜22を弾性体ロー
ラ15の外周面に圧接させた後に弾性体ローラ15を記
録紙4の搬送方向にそって回転駆動させる。
【0054】カールが発生した記録紙4は、弾性体ロー
ラ15と圧接部材43との間を通過する際に、カール方
向内側が弾性体ローラ15の外周面に圧接されるととも
にカール方向外側が曲面部19〜22に圧接されること
によって記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力が
加えられ、記録紙4のカールが除去される。
ラ15と圧接部材43との間を通過する際に、カール方
向内側が弾性体ローラ15の外周面に圧接されるととも
にカール方向外側が曲面部19〜22に圧接されること
によって記録紙4をカール方向と逆向きに撓ませる力が
加えられ、記録紙4のカールが除去される。
【0055】ここで、記録紙4をカール方向と逆向きに
撓ませる力の大きさは、弾性体ローラ15の外周面に圧
接させる曲面部19〜22の半径が小さい程大きくなる
ものであり、記録紙4のカール量に応じて弾性体ローラ
15の外周面に圧接させる曲面部19〜22を変更する
。弾性体ローラ15の外周面に圧接させる曲面部19〜
22の変更は、ピン26を穴24から抜いて圧接部材1
6を回転させ、所定の回転位置でピン26を対向する他
の穴24に係合させることにより行う。従って、記録紙
4のカール量に応じたカールの除去を行え、カールの除
去が不十分であったり、逆向きにカールを付けてしまう
ということが防止される。
撓ませる力の大きさは、弾性体ローラ15の外周面に圧
接させる曲面部19〜22の半径が小さい程大きくなる
ものであり、記録紙4のカール量に応じて弾性体ローラ
15の外周面に圧接させる曲面部19〜22を変更する
。弾性体ローラ15の外周面に圧接させる曲面部19〜
22の変更は、ピン26を穴24から抜いて圧接部材1
6を回転させ、所定の回転位置でピン26を対向する他
の穴24に係合させることにより行う。従って、記録紙
4のカール量に応じたカールの除去を行え、カールの除
去が不十分であったり、逆向きにカールを付けてしまう
ということが防止される。
【0056】なお、記録紙4のカール量を知るためには
、図19に示すように圧接部材43の平面部43aを弾
性体ローラ15に対向させ、カールを除去しない状態で
記録紙4を送り出す。そして、その記録紙4に付いたカ
ールと、図5に示すようなカール量表示パネル28に表
示されたカール量とを比較し、カール量表示パネル28
に表示された符号“A,B,C,D”と対応する符号が
付された穴24にピン26を係合させることにより、使
用する曲面部19〜22を決定する。
、図19に示すように圧接部材43の平面部43aを弾
性体ローラ15に対向させ、カールを除去しない状態で
記録紙4を送り出す。そして、その記録紙4に付いたカ
ールと、図5に示すようなカール量表示パネル28に表
示されたカール量とを比較し、カール量表示パネル28
に表示された符号“A,B,C,D”と対応する符号が
付された穴24にピン26を係合させることにより、使
用する曲面部19〜22を決定する。
【0057】つぎに、圧接部材43の回転軸18が、曲
面部19〜22と弾性体ローラ15との圧接位置に対し
て寸法“L”だけ記録紙4の搬送方向上流側に位置して
いる。このため、曲面部19〜22と弾性体ローラ15
との圧接位置へ向けて搬送される記録紙4に対して平面
部43aが搬送用ガイドとなり、曲面部19〜22と弾
性体ローラ15との圧接位置への記録紙4の送り込みが
スムーズに行われ、この圧接位置の手前でのジャムの発
生が防止される。
面部19〜22と弾性体ローラ15との圧接位置に対し
て寸法“L”だけ記録紙4の搬送方向上流側に位置して
いる。このため、曲面部19〜22と弾性体ローラ15
との圧接位置へ向けて搬送される記録紙4に対して平面
部43aが搬送用ガイドとなり、曲面部19〜22と弾
性体ローラ15との圧接位置への記録紙4の送り込みが
スムーズに行われ、この圧接位置の手前でのジャムの発
生が防止される。
【0058】なお、本実施例においては、記録紙4のカ
ール量の検出を目視により行い、さらに、カール量に応
じて使用する曲面部19〜22の変更操作を手動で行っ
たが、図7に示したように、カール量検出手段によって
カール量の検出を行うとともに、その検出信号に基づい
て制御手段によりモータを駆動させることによって圧接
部材43を回転駆動させてもよいものである。
ール量の検出を目視により行い、さらに、カール量に応
じて使用する曲面部19〜22の変更操作を手動で行っ
たが、図7に示したように、カール量検出手段によって
カール量の検出を行うとともに、その検出信号に基づい
て制御手段によりモータを駆動させることによって圧接
部材43を回転駆動させてもよいものである。
【0059】ついで、請求項10記載の発明の一実施例
を図20に基づいて説明する。ともに記録紙4の搬送方
向にそって回転駆動される一対の弾性体ローラ15a,
15bが設けられ、これらの弾性体ローラ15a,15
bの間に圧接部材43が配設されている。なお、曲面部
19〜22を弾性体ローラ15a,15bに対向させた
際にこれらの曲面部19〜22が弾性体ローラ15a,
15bの外周面に圧接される間隔をもって弾性体ローラ
15a,15bと圧接部材43とが配設されており、さ
らに、これらの弾性体ローラ15a,15bと圧接部材
43とは記録紙搬送経路14に対して直交する方向へ移
動自在に設けられている。また、前記圧接部材43の回
転動作を固定する固定装置(図示せず)においては、カ
ール除去に際して使用する弾性体ローラ15a,15b
と曲面部19〜22との圧接位置より回転軸18が寸法
“L”だけ記録紙4の搬送方向上流側に位置するように
圧接部材43の固定角度を調節する固定角度調節機構(
図示せず)が設けられている。
を図20に基づいて説明する。ともに記録紙4の搬送方
向にそって回転駆動される一対の弾性体ローラ15a,
15bが設けられ、これらの弾性体ローラ15a,15
bの間に圧接部材43が配設されている。なお、曲面部
19〜22を弾性体ローラ15a,15bに対向させた
際にこれらの曲面部19〜22が弾性体ローラ15a,
15bの外周面に圧接される間隔をもって弾性体ローラ
15a,15bと圧接部材43とが配設されており、さ
らに、これらの弾性体ローラ15a,15bと圧接部材
43とは記録紙搬送経路14に対して直交する方向へ移
動自在に設けられている。また、前記圧接部材43の回
転動作を固定する固定装置(図示せず)においては、カ
ール除去に際して使用する弾性体ローラ15a,15b
と曲面部19〜22との圧接位置より回転軸18が寸法
“L”だけ記録紙4の搬送方向上流側に位置するように
圧接部材43の固定角度を調節する固定角度調節機構(
図示せず)が設けられている。
【0060】このような構成において、記録紙4のカー
ル方向に応じて使用する弾性体ローラ15a,15bを
変更するもので、図20(a)に示すように記録紙4が
上向きにカールしている場合にはその記録紙4を弾性体
ローラ15aと圧接部材43との間を通過させることに
よりカールを除去し、図20(b)に示すように記録紙
4が下向きにカールしている場合にはその記録紙4を弾
性体ローラ15bと圧接部材43との間を通過させるこ
とによりカールを除去する。従って、記録紙4のカール
方向が異なる場合であってもそのカールの除去を確実に
行える。さらに、どちらの弾性体ローラ15a,15b
を使用する場合であっても、固定角度調節機構によって
圧接部材43の固定角度を調節し、使用する弾性体ロー
ラ15a,15bと曲面部19〜22との圧接位置に対
して回転軸18を記録紙4の搬送方向上流側に位置させ
ることにより、曲面部19〜22と弾性体ローラ15a
,15bとの圧接位置へ送り込む記録紙4に対して平面
部43aが搬送用ガイドとなり、曲面部19〜22と弾
性体ローラ15a,15bとの圧接位置への記録紙4の
送り込みがスムーズに行われ、この圧接位置の手前での
ジャムの発生が防止される。
ル方向に応じて使用する弾性体ローラ15a,15bを
変更するもので、図20(a)に示すように記録紙4が
上向きにカールしている場合にはその記録紙4を弾性体
ローラ15aと圧接部材43との間を通過させることに
よりカールを除去し、図20(b)に示すように記録紙
4が下向きにカールしている場合にはその記録紙4を弾
性体ローラ15bと圧接部材43との間を通過させるこ
とによりカールを除去する。従って、記録紙4のカール
方向が異なる場合であってもそのカールの除去を確実に
行える。さらに、どちらの弾性体ローラ15a,15b
を使用する場合であっても、固定角度調節機構によって
圧接部材43の固定角度を調節し、使用する弾性体ロー
ラ15a,15bと曲面部19〜22との圧接位置に対
して回転軸18を記録紙4の搬送方向上流側に位置させ
ることにより、曲面部19〜22と弾性体ローラ15a
,15bとの圧接位置へ送り込む記録紙4に対して平面
部43aが搬送用ガイドとなり、曲面部19〜22と弾
性体ローラ15a,15bとの圧接位置への記録紙4の
送り込みがスムーズに行われ、この圧接位置の手前での
ジャムの発生が防止される。
【0061】
【発明の効果】請求項1乃至10記載の発明のように、
弾性体ローラの外周面に圧接部材の曲面部を圧接させて
固定装置により固定し、その間をカールが発生した記録
紙を通過させることによってその記録紙のカールを除去
することができ、また、半径の異なる複数個の曲面部を
圧接部材の外周部に形成し、これらの曲面部を選択的に
弾性体ローラの外周面に圧接させることによって記録紙
のカール量に応じたカール除去を行うことができ、従っ
て、カール量の大きな記録紙のカール除去が不十分にな
ったり、カール量の小さな記録紙に対して逆向きのカー
ルを付けてしまうということを防止することができ、ま
た、請求項2記載の発明のように、記録紙のカール情報
に基づいて圧接部材を回動させるとともにいずれか一つ
の曲面部を弾性体ローラの外周面に圧接させた位置で圧
接部材を固定する駆動部を設けたことにより、弾性体ロ
ーラの外周面に圧接される曲面部を変更する際の操作を
簡単に行うことができ、また、請求項3記載の発明のよ
うに、記録紙のカール量をカール量検出手段により検出
し、その検出結果に基づいて制御手段により駆動部を作
動させたことにより、記録紙のカール量に応じた曲面部
の変更を確実に行うことができるとともに記録紙のカー
ル除去をより一層確実に行うことができ、しかも、変更
した曲面部を回転体ローラの外周面に圧接させる操作も
簡単に行うことができ、また、請求項4記載の発明のよ
うに、圧接部材の外周面に曲面部の回転方向後方に位置
させた凹部を形成するとともにこの凹部から回転方向後
方の曲面部に向かう平面部を形成し、圧接部材に対する
記録紙の搬送方向下流側に設けた弾性ガイド部材の先端
部を平面部の凹部に近接した個所に当接させたことによ
り、弾性体ローラと圧接部材との間を通過した記録紙が
弾性ガイド部材に引っ掛かってジャムを発生するという
ことを確実に防止することができ、しかも、回転方向規
制手段によって圧接部材の回転方向を記録紙の搬送方向
上流側へのみ規制したことにより、圧接部材が逆回りに
回転することによって弾性ガイド板が凹部に食い込んで
弾性ガイド板等を損傷させるという事故の発生を確実に
防止することができ、さらに、圧接部材と弾性体ローラ
との間へ搬送される記録紙に対しては平面部が搬送用ガ
イドとしての役割を果たすために圧接部材と弾性体ロー
ラとの間への記録紙の搬送をスムーズに行わせることが
でき、また、請求項5記載の発明のように回転方向規制
手段として一方向クラッチを圧接部材の回転軸に取付け
たことにより、圧接部材の逆回りを簡単な構造により確
実に防止することができ、また、請求項6記載の発明の
ように、カール量検出手段からの検出結果に基づいて圧
接部材を回転駆動させる回転方向規制手段を設けたこと
により、カール量に応じた曲面部を選択するための圧接
部材の回転操作を自動的に行うことができるとともに圧
接部材の逆回りを防止することができ、また、請求項7
記載の発明のように、圧接部材の外周面にクリーニング
部材を接触させるとともに所定枚数の記録後に回転制御
手段により圧接部材を回転させたことにより、圧接部材
の外周面に付着したトナーや紙粉等をクリーニング部材
により除去することができるとともに記録紙の汚れを防
止することができ、また、請求項8記載の発明のように
、圧接部材の表面にエネルギー低減物質を付着させたこ
とにより、圧接部材の表面へのトナーや紙粉等の付着を
低減させるとともにクリーニング部材による除去性能を
さらに高めることによって記録紙の汚れをより一層防止
することができ、また、請求項9記載の発明のように、
圧接部材の外周部における隣合う曲面部同士の間に平面
部を形成し、弾性体ローラと曲面部との圧接位置より記
録紙の搬送方向上流側に圧接部材の回転中心を配設した
ことにより、圧接部材の平面部が記録紙の搬送用ガイド
となり、弾性体ローラと曲面部との圧接位置への記録紙
の送り込みを円滑に行わせることができ、また、請求項
10記載の発明のように、一対の弾性体ローラの間に圧
接部材を配設し、弾性体ローラと曲面部との圧接部より
記録紙の搬送方向上流側に圧接部材の回転中心を位置さ
せるように圧接部材の固定角度を調節したことにより、
記録紙のカール方向に応じていずれの弾性体ローラを使
用した場合でも、圧接部材の平面部が記録紙の搬送用ガ
イドとなり、弾性体ローラと曲面部との圧接位置への記
録紙の送り込みを円滑に行わせることができる等の効果
を有する。
弾性体ローラの外周面に圧接部材の曲面部を圧接させて
固定装置により固定し、その間をカールが発生した記録
紙を通過させることによってその記録紙のカールを除去
することができ、また、半径の異なる複数個の曲面部を
圧接部材の外周部に形成し、これらの曲面部を選択的に
弾性体ローラの外周面に圧接させることによって記録紙
のカール量に応じたカール除去を行うことができ、従っ
て、カール量の大きな記録紙のカール除去が不十分にな
ったり、カール量の小さな記録紙に対して逆向きのカー
ルを付けてしまうということを防止することができ、ま
た、請求項2記載の発明のように、記録紙のカール情報
に基づいて圧接部材を回動させるとともにいずれか一つ
の曲面部を弾性体ローラの外周面に圧接させた位置で圧
接部材を固定する駆動部を設けたことにより、弾性体ロ
ーラの外周面に圧接される曲面部を変更する際の操作を
簡単に行うことができ、また、請求項3記載の発明のよ
うに、記録紙のカール量をカール量検出手段により検出
し、その検出結果に基づいて制御手段により駆動部を作
動させたことにより、記録紙のカール量に応じた曲面部
の変更を確実に行うことができるとともに記録紙のカー
ル除去をより一層確実に行うことができ、しかも、変更
した曲面部を回転体ローラの外周面に圧接させる操作も
簡単に行うことができ、また、請求項4記載の発明のよ
うに、圧接部材の外周面に曲面部の回転方向後方に位置
させた凹部を形成するとともにこの凹部から回転方向後
方の曲面部に向かう平面部を形成し、圧接部材に対する
記録紙の搬送方向下流側に設けた弾性ガイド部材の先端
部を平面部の凹部に近接した個所に当接させたことによ
り、弾性体ローラと圧接部材との間を通過した記録紙が
弾性ガイド部材に引っ掛かってジャムを発生するという
ことを確実に防止することができ、しかも、回転方向規
制手段によって圧接部材の回転方向を記録紙の搬送方向
上流側へのみ規制したことにより、圧接部材が逆回りに
回転することによって弾性ガイド板が凹部に食い込んで
弾性ガイド板等を損傷させるという事故の発生を確実に
防止することができ、さらに、圧接部材と弾性体ローラ
との間へ搬送される記録紙に対しては平面部が搬送用ガ
イドとしての役割を果たすために圧接部材と弾性体ロー
ラとの間への記録紙の搬送をスムーズに行わせることが
でき、また、請求項5記載の発明のように回転方向規制
手段として一方向クラッチを圧接部材の回転軸に取付け
たことにより、圧接部材の逆回りを簡単な構造により確
実に防止することができ、また、請求項6記載の発明の
ように、カール量検出手段からの検出結果に基づいて圧
接部材を回転駆動させる回転方向規制手段を設けたこと
により、カール量に応じた曲面部を選択するための圧接
部材の回転操作を自動的に行うことができるとともに圧
接部材の逆回りを防止することができ、また、請求項7
記載の発明のように、圧接部材の外周面にクリーニング
部材を接触させるとともに所定枚数の記録後に回転制御
手段により圧接部材を回転させたことにより、圧接部材
の外周面に付着したトナーや紙粉等をクリーニング部材
により除去することができるとともに記録紙の汚れを防
止することができ、また、請求項8記載の発明のように
、圧接部材の表面にエネルギー低減物質を付着させたこ
とにより、圧接部材の表面へのトナーや紙粉等の付着を
低減させるとともにクリーニング部材による除去性能を
さらに高めることによって記録紙の汚れをより一層防止
することができ、また、請求項9記載の発明のように、
圧接部材の外周部における隣合う曲面部同士の間に平面
部を形成し、弾性体ローラと曲面部との圧接位置より記
録紙の搬送方向上流側に圧接部材の回転中心を配設した
ことにより、圧接部材の平面部が記録紙の搬送用ガイド
となり、弾性体ローラと曲面部との圧接位置への記録紙
の送り込みを円滑に行わせることができ、また、請求項
10記載の発明のように、一対の弾性体ローラの間に圧
接部材を配設し、弾性体ローラと曲面部との圧接部より
記録紙の搬送方向上流側に圧接部材の回転中心を位置さ
せるように圧接部材の固定角度を調節したことにより、
記録紙のカール方向に応じていずれの弾性体ローラを使
用した場合でも、圧接部材の平面部が記録紙の搬送用ガ
イドとなり、弾性体ローラと曲面部との圧接位置への記
録紙の送り込みを円滑に行わせることができる等の効果
を有する。
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】圧接部材を拡大して示す正面図である。
【図3】圧接部材の保持状態を示す斜視図である。
【図4】圧接部材の平面部を弾性体ローラに対向させた
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図5】記録紙のカール量を判断するために使用するカ
ール量表示パネルを示す正面図である。
ール量表示パネルを示す正面図である。
【図6】複写機の全体を示す正面図である。
【図7】請求項2又は3記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図8】上記二つの実施例の変形例を示す正面図である
。
。
【図9】請求項4又は5記載の発明の一実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図10】圧接部材を拡大して示す正面図である。
【図11】圧接部材の保持状態を示す斜視図である。
【図12】一方向クラッチを示す縦断正面図である。
【図13】圧接部材の平面部を弾性体ローラに対向させ
た状態を示す正面図である。
た状態を示す正面図である。
【図14】請求項6記載の発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図15】請求項7又は8記載の発明の一実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図16】圧接部材の回転制御系を説明するブロック図
である。
である。
【図17】クリーニング時における圧接部材の回転制御
を説明するフローチャートである。
を説明するフローチャートである。
【図18】請求項9記載の発明の一実施例を示す正面図
である。
である。
【図19】圧接部材の平面部を弾性体ローラに対向させ
た状態を示す正面図である。
た状態を示す正面図である。
【図20】請求項10記載の発明の一実施例を示す正面
図である。
図である。
4 記録紙
14 記録紙搬送経路
15 弾性体ローラ
15a,15b 弾性体ローラ
16 圧接部材
18 回転中心(回転軸)
19〜22 曲面部
27 固定装置
29 カール量検出手段
31 駆動部
35 制御手段
36 圧接部材
36a 凹部
36b 平面部
37 回転方向規制手段(一方向クラッチ)38
弾性ガイド板 39 回転方向規制手段 40 クリーニング部材 42 回転制御手段 43 圧接部材 43a 平面部
弾性ガイド板 39 回転方向規制手段 40 クリーニング部材 42 回転制御手段 43 圧接部材 43a 平面部
Claims (10)
- 【請求項1】 回転駆動される弾性体ローラと、外周
部に異なる半径の曲面部を複数個形成した断面形状多角
形の圧接部材とを設け、記録紙が搬送される記録紙搬送
経路上における前記記録紙のカール方向内側に前記弾性
体ローラを配設するとともに前記記録紙のカール方向外
側に前記弾性体ローラと平行な回転中心をもって前記圧
接部材を回転自在に配設し、いずれか一つの前記曲面部
を前記弾性体ローラの外周面に圧接させた位置で前記圧
接部材を固定する固定装置を設けたことを特徴とする記
録紙のカール除去装置。 - 【請求項2】 記録紙のカール情報に基づいて圧接部
材を回転駆動させるとともにいずれか一つの曲面部を弾
性体ローラの外周面に圧接させた位置で前記圧接部材を
固定する駆動部を設けたことを特徴とする請求項1記載
の記録紙のカール除去装置。 - 【請求項3】 記録紙のカール量を検出するカール量
検出手段を設け、前記カール量検出手段からの検出信号
に基づいて駆動部を駆動させる制御手段を設けたことを
特徴とする請求項1又は2記載の記録紙のカール除去装
置。 - 【請求項4】 圧接部材の回転方向を記録紙の搬送方
向上流側へのみ規制する回転方向規制手段を設け、前記
圧接部材の外周面における曲面部の回転方向後方に位置
させて凹部を形成するとともにこの凹部から回転方向後
方の前記曲面部に向かう平面部を形成し、前記圧接部材
に対する記録紙の搬送方向下流側に弾性ガイド板を設け
るとともにこの弾性ガイド板の先端部を前記平面部の前
記凹部に近接した個所に当接させたことを特徴とする請
求項1記載の記録紙のカール除去装置。 - 【請求項5】 圧接部材の回転軸に回転方向規制手段
である一方向クラッチを取付けたことを特徴とする請求
項4記載の記録紙のカール除去装置。 - 【請求項6】 記録紙のカール量を検出するカール量
検出手段を設け、前記カール量検出手段からの検出信号
に基づいて前記圧接部材を回転駆動させる回転方向規制
手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の記録紙の
カール除去装置。 - 【請求項7】 圧接部材の外周面に接触したクリーニ
ング部材を設けるとともに所定枚数の記録後に前記圧接
部材を回転駆動させる回転制御手段を設けたことを特徴
とする請求項1記載の記録紙のカール除去装置。 - 【請求項8】 圧接部材の表面に表面エネルギー低減
物質を付着させたことを特徴とする請求項7記載の記録
紙のカール除去装置。 - 【請求項9】 回転駆動される弾性体ローラと、外周
部に異なる半径の曲面部が複数個形成されるとともに隣
合う前記曲面部同士の間に平面部が形成された断面形状
多角形の圧接部材とを設け、記録紙が搬送される記録紙
搬送経路上における前記記録紙のカール方向内側に前記
弾性体ローラを配設するとともに前記記録紙のカール方
向外側に前記弾性体ローラと平行な回転中心をもって前
記圧接部材を回転自在に配設し、いずれか一つの前記曲
面部を前記弾性体ローラの外周面に圧接させた位置で前
記圧接部材を固定する固定装置を設け、前記弾性体ロー
ラと前記曲面部との圧接位置より前記記録紙の搬送方向
上流側に前記圧接部材の回転中心を配設したことを特徴
とする記録紙のカール除去装置。 - 【請求項10】 回転駆動される一対の弾性体ローラ
を設けるとともに曲面部を前記弾性体ローラの外周面に
圧接させた圧接部材を前記弾性体ローラの間に配設し、
前記弾性体ローラと前記曲面部との圧接位置より前記記
録紙の搬送方向上流側に前記圧接部材の回転中心を位置
させるように前記圧接部材の固定角度を調節自在に設け
たことを特徴とする請求項9記載の記録紙のカール除去
装置。
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