JPH04344412A - 光学式変位検出装置 - Google Patents
光学式変位検出装置Info
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- JPH04344412A JPH04344412A JP14565991A JP14565991A JPH04344412A JP H04344412 A JPH04344412 A JP H04344412A JP 14565991 A JP14565991 A JP 14565991A JP 14565991 A JP14565991 A JP 14565991A JP H04344412 A JPH04344412 A JP H04344412A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 title claims abstract description 66
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式変位検出装置に関
し、より詳しくはレーザ光源とエンコーダ板との組み合
わせにより光の干渉を利用して変位検出を行なうレーザ
ロータリエンコーダやレーザリニヤエンコーダ等の光学
式変位検出装置に関する。
し、より詳しくはレーザ光源とエンコーダ板との組み合
わせにより光の干渉を利用して変位検出を行なうレーザ
ロータリエンコーダやレーザリニヤエンコーダ等の光学
式変位検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式変位検出装置は、例えば特
開昭62−3615号公報に開示されている。同公報に
は、一般的な構造として、固定光源と固定受光素子と両
者の間に介在するロータリエンコーダ板とこれに近接し
て配置された固定マスクとからなる光学式変位検出装置
が記載されている。ロータリエンコーダ板の周方向に沿
ってスリット列が形成されている。移動するスリット列
を透過した入射光は固定マスクを介して受光素子により
受光される。固定光源から受光素子までは幾何光学系を
構成しており、光の直進性を利用して変位検出を行なう
。従ってロータリエンコーダ板と固定マスクは光の回折
現象等を排除する為極めて近接して配置する必要がある
。
開昭62−3615号公報に開示されている。同公報に
は、一般的な構造として、固定光源と固定受光素子と両
者の間に介在するロータリエンコーダ板とこれに近接し
て配置された固定マスクとからなる光学式変位検出装置
が記載されている。ロータリエンコーダ板の周方向に沿
ってスリット列が形成されている。移動するスリット列
を透過した入射光は固定マスクを介して受光素子により
受光される。固定光源から受光素子までは幾何光学系を
構成しており、光の直進性を利用して変位検出を行なう
。従ってロータリエンコーダ板と固定マスクは光の回折
現象等を排除する為極めて近接して配置する必要がある
。
【0003】同公報には、さらにフラウンフォーファ回
折を利用した光学式変位検出装置も記載されている。こ
の方式においては、固定レーザ光源と固定受光素子との
間に移動方向に沿って形成された回折格子を有するエン
コーダ板が介在している。入射したレーザ光は移動する
エンコーダ板によりフラウンフォーファ回折され前方所
定位置に回折パタンを結像する。エンコーダ板の移動に
伴って移動する回折パタンは固定マスクを介して受光さ
れ移動量を検出する。
折を利用した光学式変位検出装置も記載されている。こ
の方式においては、固定レーザ光源と固定受光素子との
間に移動方向に沿って形成された回折格子を有するエン
コーダ板が介在している。入射したレーザ光は移動する
エンコーダ板によりフラウンフォーファ回折され前方所
定位置に回折パタンを結像する。エンコーダ板の移動に
伴って移動する回折パタンは固定マスクを介して受光さ
れ移動量を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光の直線性を利用した
幾何光学系の従来例においては、エンコーダ板に対して
固定マスクを極めて接近させて配置する必要がある。こ
の為、外部から加わる振動や衝撃によってエンコーダ板
と固定マスク板が接触する恐れがあり、エンコーダ板の
損傷や破壊の原因となるという問題点がある。
幾何光学系の従来例においては、エンコーダ板に対して
固定マスクを極めて接近させて配置する必要がある。こ
の為、外部から加わる振動や衝撃によってエンコーダ板
と固定マスク板が接触する恐れがあり、エンコーダ板の
損傷や破壊の原因となるという問題点がある。
【0005】又、光の波動性を利用したフラウンフォー
ファ回折型の従来例においては、回折パタンがエンコー
ダ板の前方所定位置に結像される為、これに合わせて固
定マスクを正確に位置決めしなければならない。しかし
ながら、様々な変動要因によりエンコーダ板と固定マス
クとの間の距離が変化し、検出結果にノイズが発生する
という問題点がある。
ファ回折型の従来例においては、回折パタンがエンコー
ダ板の前方所定位置に結像される為、これに合わせて固
定マスクを正確に位置決めしなければならない。しかし
ながら、様々な変動要因によりエンコーダ板と固定マス
クとの間の距離が変化し、検出結果にノイズが発生する
という問題点がある。
【0006】何れの従来例においても、エンコーダ板と
受光素子との間に固定マスクを介在させる必要がある為
、上述した種々の問題点が発生する。
受光素子との間に固定マスクを介在させる必要がある為
、上述した種々の問題点が発生する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上述した従来の技術の課題
に鑑み、本発明は固定マスクを用いる事なくエンコーダ
板からの出射光を受光素子で直接受光して変位検出を行
なう事のできる改良された光学式変位検出装置を提供す
る事を目的とする。かかる目的を達成する為に採用され
た手段を図1に示す。本図に表わされた光学式変位検出
装置は、所定の周期を有する干渉縞1を生成する為の干
渉光学系2を備えている。干渉光学系2の前方には、干
渉縞1を横切る様に変位する変位部材3が配置されてい
る。変位部材3は矢印で示す様に双方向に移動可能であ
る。変位部材3には、干渉縞1の周期に対応したピッチ
間隔を有する空間格子4が形成されている。さらに、空
間格子4を介して干渉縞1を受光し変位部材3の変位を
検出する為の受光素子5が具備されている。
に鑑み、本発明は固定マスクを用いる事なくエンコーダ
板からの出射光を受光素子で直接受光して変位検出を行
なう事のできる改良された光学式変位検出装置を提供す
る事を目的とする。かかる目的を達成する為に採用され
た手段を図1に示す。本図に表わされた光学式変位検出
装置は、所定の周期を有する干渉縞1を生成する為の干
渉光学系2を備えている。干渉光学系2の前方には、干
渉縞1を横切る様に変位する変位部材3が配置されてい
る。変位部材3は矢印で示す様に双方向に移動可能であ
る。変位部材3には、干渉縞1の周期に対応したピッチ
間隔を有する空間格子4が形成されている。さらに、空
間格子4を介して干渉縞1を受光し変位部材3の変位を
検出する為の受光素子5が具備されている。
【0008】干渉光学系2は、平面波6からなる可干渉
光を互いに所定の角度で交差する2本の光軸に沿って2
本の光束7及び8に分割し、交差領域に干渉縞1を生成
する為の光学分割部材9を有している。図示する様に、
交差領域は光軸方向に沿って比較的広く分布しており、
広範囲に渡って干渉縞1を生成する事が可能である。従
って、変位部材3の軸方向位置を厳しく設定する必要は
ない。光学分割部材9はフレネル複プリズムからなる。 これに代えて、フレネル複鏡又はロイド鏡を用いる事も
できる。なお、干渉光学系2は、球面波10からなる可
干渉光を放射する為のレーザ光源11と、球面波10を
前述した平面波6に変換する為のコリメータレンズ12
とを含んでいる。かかる2光線束干渉光学系としては、
この外にマイケルスン干渉光学系、ジャマン干渉光学系
あるいはマッハツェンダー干渉光学系等を用いる事がで
きる。
光を互いに所定の角度で交差する2本の光軸に沿って2
本の光束7及び8に分割し、交差領域に干渉縞1を生成
する為の光学分割部材9を有している。図示する様に、
交差領域は光軸方向に沿って比較的広く分布しており、
広範囲に渡って干渉縞1を生成する事が可能である。従
って、変位部材3の軸方向位置を厳しく設定する必要は
ない。光学分割部材9はフレネル複プリズムからなる。 これに代えて、フレネル複鏡又はロイド鏡を用いる事も
できる。なお、干渉光学系2は、球面波10からなる可
干渉光を放射する為のレーザ光源11と、球面波10を
前述した平面波6に変換する為のコリメータレンズ12
とを含んでいる。かかる2光線束干渉光学系としては、
この外にマイケルスン干渉光学系、ジャマン干渉光学系
あるいはマッハツェンダー干渉光学系等を用いる事がで
きる。
【0009】空間格子4は所定のピッチ間隔で配列され
たスリットからなる透過型である。従って、干渉光学系
2と反対側に受光素子5が配置されている。空間格子4
を、所定のピッチ間隔で配列された光反射条からなる反
射型にした場合には、干渉光学系2と同じ側に受光素子
5を配置するとともに、入射光軸と出射光軸を互いに傾
ける様にする。
たスリットからなる透過型である。従って、干渉光学系
2と反対側に受光素子5が配置されている。空間格子4
を、所定のピッチ間隔で配列された光反射条からなる反
射型にした場合には、干渉光学系2と同じ側に受光素子
5を配置するとともに、入射光軸と出射光軸を互いに傾
ける様にする。
【0010】
【作用】本発明によれば、干渉光学系2によって生成さ
れた干渉縞1は空間格子4の形成された変位部材3を介
して直接受光素子5により受光され変位検出が行なわれ
る。従って、変位部材3と受光素子5との間に何ら固定
マスク等の中間部材を介在させる必要がない。又、干渉
縞1は一対の光束7及び8の交差領域に渡って広範囲で
存在するので、変位部材3の軸方向位置を厳しく設定す
る必要がなく、外乱に強く且つノイズの少ない検出出力
を得る事ができる。換言すると、干渉縞1のコントラス
ト及び周期は広範囲に渡って実質的に変動しない。
れた干渉縞1は空間格子4の形成された変位部材3を介
して直接受光素子5により受光され変位検出が行なわれ
る。従って、変位部材3と受光素子5との間に何ら固定
マスク等の中間部材を介在させる必要がない。又、干渉
縞1は一対の光束7及び8の交差領域に渡って広範囲で
存在するので、変位部材3の軸方向位置を厳しく設定す
る必要がなく、外乱に強く且つノイズの少ない検出出力
を得る事ができる。換言すると、干渉縞1のコントラス
ト及び周期は広範囲に渡って実質的に変動しない。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図2は本発明をレ−ザロータリエンコ
ーダに応用した一実施例を示す模式的斜視図である。図
示する様に、本エンコーダは、球面波からなる可干渉光
を放射する為の半導体レーザ例えばレーザダイオード2
1を備えている。レーザダイオード21の光軸方向前方
には、コリメータレンズ22が配置されており、球面波
を平面波に変換する。コリメータレンズ22の光軸方向
前方にはフレネル複プリズム23が配置されており、平
面波からなる可干渉光を一対の光束に分割する。分割さ
れた光束はその光軸が互いに交差しており、交差領域に
所定の周期を有する干渉縞を生成する。この交差領域を
横切る様に、ロータリエンコーダ板24が配置されてい
る。このエンコーダ板24は変位部材を構成し、矢印で
示す様に、一対の光束の交差領域を横切る様に双方向に
回転変位する。ロータリエンコーダ板24の円周方向に
沿って空間格子25が形成されている。この空間格子2
5は放射状に配列されたスリット26からなり干渉縞の
周期に対応したピッチ間隔で整列している。ロータリエ
ンコーダ板24の回転変位に伴って移動するスリット列
を介して干渉縞は前方に断続的に透過する。ロータリエ
ンコーダ板24にはその基準位置を示す為の基準スリッ
ト27も形成されている。エンコーダ板24を介してレ
ーザダイオード21と反対側に受光素子例えばフォトダ
イオード28が配置されている。フォトダイオード28
はエンコーダ板24の空間格子25を通過した干渉縞の
ピークを断続的に受光し変位を表わす電気信号を出力す
る。
詳細に説明する。図2は本発明をレ−ザロータリエンコ
ーダに応用した一実施例を示す模式的斜視図である。図
示する様に、本エンコーダは、球面波からなる可干渉光
を放射する為の半導体レーザ例えばレーザダイオード2
1を備えている。レーザダイオード21の光軸方向前方
には、コリメータレンズ22が配置されており、球面波
を平面波に変換する。コリメータレンズ22の光軸方向
前方にはフレネル複プリズム23が配置されており、平
面波からなる可干渉光を一対の光束に分割する。分割さ
れた光束はその光軸が互いに交差しており、交差領域に
所定の周期を有する干渉縞を生成する。この交差領域を
横切る様に、ロータリエンコーダ板24が配置されてい
る。このエンコーダ板24は変位部材を構成し、矢印で
示す様に、一対の光束の交差領域を横切る様に双方向に
回転変位する。ロータリエンコーダ板24の円周方向に
沿って空間格子25が形成されている。この空間格子2
5は放射状に配列されたスリット26からなり干渉縞の
周期に対応したピッチ間隔で整列している。ロータリエ
ンコーダ板24の回転変位に伴って移動するスリット列
を介して干渉縞は前方に断続的に透過する。ロータリエ
ンコーダ板24にはその基準位置を示す為の基準スリッ
ト27も形成されている。エンコーダ板24を介してレ
ーザダイオード21と反対側に受光素子例えばフォトダ
イオード28が配置されている。フォトダイオード28
はエンコーダ板24の空間格子25を通過した干渉縞の
ピークを断続的に受光し変位を表わす電気信号を出力す
る。
【0012】図3は図2に示すエンコーダに用いられた
フレネル複プリズム23の詳細な形状を示す斜視図であ
る。このプリズム23は、入射平面波を互いに交差する
一対の光束に分割する為の分割面231及び232を有
している。一方の分割面231はさらに上下に区分され
ており、下側半分に空気に対して1/4波長分位相をず
らす層である位相変調部233が設けられている。なお
、この位相変調部233はプリズム23と一体的に成形
してもよい。分割面231に入射した一方の光束は露出
した分割面をそのまま通過するA相成分と位相変調部2
33を通過したB相成分とに分けられる。従って、A相
成分とB相成分との間には1/4波長分の波面位相差が
生じる。プリズム23の下部には凸レンズ部234が形
成されており、集光部材を構成する。この凸レンズ部2
34を通過した可干渉光の部分は集光され、前方所定位
置即ちエンコーダ板24の表面上に結像しZ相成分から
なる固定スポットを生じる。この固定スポットはエンコ
ーダ板24の基準位置を検出する為に利用される。
フレネル複プリズム23の詳細な形状を示す斜視図であ
る。このプリズム23は、入射平面波を互いに交差する
一対の光束に分割する為の分割面231及び232を有
している。一方の分割面231はさらに上下に区分され
ており、下側半分に空気に対して1/4波長分位相をず
らす層である位相変調部233が設けられている。なお
、この位相変調部233はプリズム23と一体的に成形
してもよい。分割面231に入射した一方の光束は露出
した分割面をそのまま通過するA相成分と位相変調部2
33を通過したB相成分とに分けられる。従って、A相
成分とB相成分との間には1/4波長分の波面位相差が
生じる。プリズム23の下部には凸レンズ部234が形
成されており、集光部材を構成する。この凸レンズ部2
34を通過した可干渉光の部分は集光され、前方所定位
置即ちエンコーダ板24の表面上に結像しZ相成分から
なる固定スポットを生じる。この固定スポットはエンコ
ーダ板24の基準位置を検出する為に利用される。
【0013】次に図4ないし図6を参照して図2に示す
レーザロータリエンコーダの動作を詳細に説明する。図
4は、干渉縞と空間格子のスリット列と受光素子を構成
するフォトダイオードの受光面との間の相対的配置関係
を説明する為の模式図である。図示する様に、プリズム
23の分割面231を透過した一方の光束のA相成分と
、分割面232を通過した他方の光束の交差領域に、A
相干渉縞31が生じる。又、位相変調部233を通過し
た一方の光束のB相成分と分割面232を通過した他方
の光束との交差領域にはB相干渉縞32が生成される。 図から明らかな様にA相干渉縞31とB相干渉縞32と
の間には1/4周期分の位相差が生じている。さらに、
凸レンズ部234を通過した可干渉光の部分は集光され
、前述した様に固定スポット或いはZ相スポット33を
形成する。
レーザロータリエンコーダの動作を詳細に説明する。図
4は、干渉縞と空間格子のスリット列と受光素子を構成
するフォトダイオードの受光面との間の相対的配置関係
を説明する為の模式図である。図示する様に、プリズム
23の分割面231を透過した一方の光束のA相成分と
、分割面232を通過した他方の光束の交差領域に、A
相干渉縞31が生じる。又、位相変調部233を通過し
た一方の光束のB相成分と分割面232を通過した他方
の光束との交差領域にはB相干渉縞32が生成される。 図から明らかな様にA相干渉縞31とB相干渉縞32と
の間には1/4周期分の位相差が生じている。さらに、
凸レンズ部234を通過した可干渉光の部分は集光され
、前述した様に固定スポット或いはZ相スポット33を
形成する。
【0014】一方空間格子を構成するスリット列34は
、干渉縞の周期に対応したピッチ間隔で整列している。 個々のスリット26はA相干渉縞31とB相干渉縞32
の両者を透過できる様にその長手寸法が設定されている
。又、スリット列34から離間してエンコーダ板24の
基準位置に単独の基準スリット27が設けられている。 この基準スリット27はZ相スポット33を透過できる
様に配置されている。
、干渉縞の周期に対応したピッチ間隔で整列している。 個々のスリット26はA相干渉縞31とB相干渉縞32
の両者を透過できる様にその長手寸法が設定されている
。又、スリット列34から離間してエンコーダ板24の
基準位置に単独の基準スリット27が設けられている。 この基準スリット27はZ相スポット33を透過できる
様に配置されている。
【0015】さらに、フォトダイオード28の受光面は
3分割されている。即ち、A相干渉縞を受光する為の受
光面35と、B相干渉縞を受光する為の受光面36と、
Z相スポット33を受光する為の受光面37とを有して
いる。
3分割されている。即ち、A相干渉縞を受光する為の受
光面35と、B相干渉縞を受光する為の受光面36と、
Z相スポット33を受光する為の受光面37とを有して
いる。
【0016】かかる配置構造において、A相干渉縞31
のピークは移動するスリット列34によって間欠的にに
透過され、受光面35により受光される。受光面35は
ピークの通過に同期してA相電気信号38を出力する。 又、B相干渉縞32のピークも同一のスリット列34に
より間欠的にに透過され、対応する受光面36により受
光される。この受光面36はピークの通過に同期してB
相電気信号39を出力する。図から明らかな様に、固定
の干渉縞に対してスリット列34が相対的に右方向に変
位する場合には、まずA相干渉縞のピークが個々のスリ
ット26を通過し、次に1/4周期分遅れてB相干渉縞
32のピークが個々のスリット26を通過する。従って
、A相電気信号38はB相電気信号39よりもπ/4だ
け進相である。この位相差を検出する事によりエンコー
ダ板の変位方向が検知できる。又、電気信号の波数を計
数することによりエンコーダ板の変位量を検出できる。 エンコーダ板が逆に左側方向に変位した場合には、B相
干渉縞32のピークがA相干渉縞31のピークに比べて
1/4周期分だけ先に個々のスリット26を通過する。 この結果、A相電気信号38はB相電気信号39に比べ
てπ/4だけ遅相となる。
のピークは移動するスリット列34によって間欠的にに
透過され、受光面35により受光される。受光面35は
ピークの通過に同期してA相電気信号38を出力する。 又、B相干渉縞32のピークも同一のスリット列34に
より間欠的にに透過され、対応する受光面36により受
光される。この受光面36はピークの通過に同期してB
相電気信号39を出力する。図から明らかな様に、固定
の干渉縞に対してスリット列34が相対的に右方向に変
位する場合には、まずA相干渉縞のピークが個々のスリ
ット26を通過し、次に1/4周期分遅れてB相干渉縞
32のピークが個々のスリット26を通過する。従って
、A相電気信号38はB相電気信号39よりもπ/4だ
け進相である。この位相差を検出する事によりエンコー
ダ板の変位方向が検知できる。又、電気信号の波数を計
数することによりエンコーダ板の変位量を検出できる。 エンコーダ板が逆に左側方向に変位した場合には、B相
干渉縞32のピークがA相干渉縞31のピークに比べて
1/4周期分だけ先に個々のスリット26を通過する。 この結果、A相電気信号38はB相電気信号39に比べ
てπ/4だけ遅相となる。
【0017】さらに、固定のZ相スポット33に対して
エンコーダ板の基準スリット27が通過した時、対応す
る受光面37はパルスからなるZ相電気信号40を出力
する。このパルスを検出する事によりエンコーダ板の基
準位置を検知できる。検出された基準位置と変位量から
、エンコーダ板の絶対変位量が算出できる。
エンコーダ板の基準スリット27が通過した時、対応す
る受光面37はパルスからなるZ相電気信号40を出力
する。このパルスを検出する事によりエンコーダ板の基
準位置を検知できる。検出された基準位置と変位量から
、エンコーダ板の絶対変位量が算出できる。
【0018】図5に、干渉縞と空間格子と受光面との間
の配列構造に関し、変形例を示す。この例においては、
図3に示すプリズムの一方の分割面231から位相変調
部233が除去されており、プリズム23は一方の分割
面231から出射する一方の光束と他方の分割面232
から出射する他方の光束との間で生じる単一の干渉縞4
1を交差領域に形成する。なお、Z相スポットは図4に
示す例と同様に結像される。
の配列構造に関し、変形例を示す。この例においては、
図3に示すプリズムの一方の分割面231から位相変調
部233が除去されており、プリズム23は一方の分割
面231から出射する一方の光束と他方の分割面232
から出射する他方の光束との間で生じる単一の干渉縞4
1を交差領域に形成する。なお、Z相スポットは図4に
示す例と同様に結像される。
【0019】一方、空間格子は図4に示す例と異なり、
A相スリット列42とB相スリット列43とに分けられ
ている。A相スリット列42とB相スリット列43との
間には図示する様に1/4ピッチ間隔分の空間位相差が
設けられている。なお、基準スリット27は図4と同様
である。
A相スリット列42とB相スリット列43とに分けられ
ている。A相スリット列42とB相スリット列43との
間には図示する様に1/4ピッチ間隔分の空間位相差が
設けられている。なお、基準スリット27は図4と同様
である。
【0020】又、フォトダイオード28の受光面も図4
の例と同様に3分割されている。仮にエンコーダ板が固
定の干渉縞41に対して右方向に相対的に変位したとす
ると、干渉縞41のピークはまずA相スリット列42の
スリットを透過し、1/4周期遅れて、B相スリット列
43のスリットを通過する。従って、受光面35はA相
電気信号38を出力するとともに、受光面36は1/4
周期分だけ遅相のB相電気信号39を出力する。逆に、
エンコーダ板が左方向に変位する時には、A相電気信号
38とB相電気信号39との間の位相関係が逆転する。 又、Z相電気信号40については、図4に示す例と同様
に出力される。
の例と同様に3分割されている。仮にエンコーダ板が固
定の干渉縞41に対して右方向に相対的に変位したとす
ると、干渉縞41のピークはまずA相スリット列42の
スリットを透過し、1/4周期遅れて、B相スリット列
43のスリットを通過する。従って、受光面35はA相
電気信号38を出力するとともに、受光面36は1/4
周期分だけ遅相のB相電気信号39を出力する。逆に、
エンコーダ板が左方向に変位する時には、A相電気信号
38とB相電気信号39との間の位相関係が逆転する。 又、Z相電気信号40については、図4に示す例と同様
に出力される。
【0021】次に図6を参照して、図3に示すフレネル
複プリズム23の波動光学的な作用を詳細に説明する。 図示する様に、プリズム23は傾斜角αで反対方向に傾
いた一対の分割面231及び232を有している。プリ
ズム23に入射した平面波可干渉光は各分割面で各々屈
折され第1の光束51と第2の光束52を出射する。両
光束の光軸は交差角θで互いに交わっている。第1光束
51のA相成分はその光軸方向に進行する第1波面を有
している。この第1波面は波長λを有し平行な実線で示
す様に山と谷が交互に配列されている。又、第2光束5
2もその光軸方向に沿って進行する第2波面を有してお
り、同様に波長λで山と谷が交互に配列している。両光
束は交差領域において互いに干渉し、山と山及び谷と谷
が強め合い、所定の周期Pを有するA相干渉縞31を生
成する。一方、エンコーダ板に形成された空間格子25
はこの周期Pに対応した間隔ピッチで配列されたスリッ
ト列を有しており、A相干渉縞31のピークを選択的に
透過する様になっている。
複プリズム23の波動光学的な作用を詳細に説明する。 図示する様に、プリズム23は傾斜角αで反対方向に傾
いた一対の分割面231及び232を有している。プリ
ズム23に入射した平面波可干渉光は各分割面で各々屈
折され第1の光束51と第2の光束52を出射する。両
光束の光軸は交差角θで互いに交わっている。第1光束
51のA相成分はその光軸方向に進行する第1波面を有
している。この第1波面は波長λを有し平行な実線で示
す様に山と谷が交互に配列されている。又、第2光束5
2もその光軸方向に沿って進行する第2波面を有してお
り、同様に波長λで山と谷が交互に配列している。両光
束は交差領域において互いに干渉し、山と山及び谷と谷
が強め合い、所定の周期Pを有するA相干渉縞31を生
成する。一方、エンコーダ板に形成された空間格子25
はこの周期Pに対応した間隔ピッチで配列されたスリッ
ト列を有しており、A相干渉縞31のピークを選択的に
透過する様になっている。
【0022】第1光束51の内、位相変調部233を通
過したB相成分は分割面231から直接出射されたA相
成分に対して1/4波長分の位相差を有している。この
B相成分は、平行点線で示す様にA相成分から位相のず
れた山と谷の配列からなる進行第1波面を有している。 第1光束51のB相成分の第1波面と第2光束52の第
2波面も互いに干渉し、山と山及び谷と谷が強めあう。 この結果、B相干渉縞32が生成される。B相成分の波
面位相がA相成分の波面位相から1/4波長分ずれてい
る事に対応して、B相干渉縞32はA相干渉縞31から
1/4周期分ずれている。なお、A相成分とB相成分の
位相差は一般的に、(m+1/4)λ分でよい。但し、
mは整数である。なお、理解を容易にする為に、本例に
おいては位相差を(1/4)λ分に設定しているが、必
ずしもこれに限られるものではなく適当な位相差を設定
する事ができる。
過したB相成分は分割面231から直接出射されたA相
成分に対して1/4波長分の位相差を有している。この
B相成分は、平行点線で示す様にA相成分から位相のず
れた山と谷の配列からなる進行第1波面を有している。 第1光束51のB相成分の第1波面と第2光束52の第
2波面も互いに干渉し、山と山及び谷と谷が強めあう。 この結果、B相干渉縞32が生成される。B相成分の波
面位相がA相成分の波面位相から1/4波長分ずれてい
る事に対応して、B相干渉縞32はA相干渉縞31から
1/4周期分ずれている。なお、A相成分とB相成分の
位相差は一般的に、(m+1/4)λ分でよい。但し、
mは整数である。なお、理解を容易にする為に、本例に
おいては位相差を(1/4)λ分に設定しているが、必
ずしもこれに限られるものではなく適当な位相差を設定
する事ができる。
【0023】図6に示す幾何学的な関係から明らかな様
に、交差角θは以下の数式1によって与えられる。
に、交差角θは以下の数式1によって与えられる。
【数1】
又、フレネル複プリズム23の屈折率Nは以下の数式2
によって与えられる。
によって与えられる。
【数2】
この数式2を傾斜角αについて整理すると以下の数式3
が得られる。
が得られる。
【数3】
具体的な例として、波長λが780nmである可干渉光
を用いて周期Pが0.011mmの干渉縞を形成する場
合には、数式1から計算される様に交差角θは2.03
°となる。この交差角の数値とプリズム23の屈折率の
数値例えばN=1.58を数式3に代入して計算すると
、プリズム23の分割面の傾斜角αは3.49°となる
。
を用いて周期Pが0.011mmの干渉縞を形成する場
合には、数式1から計算される様に交差角θは2.03
°となる。この交差角の数値とプリズム23の屈折率の
数値例えばN=1.58を数式3に代入して計算すると
、プリズム23の分割面の傾斜角αは3.49°となる
。
【0024】次に図7を参照して、本発明にかかる光学
式変位検出装置の他の実施例を説明する。この例は光学
分割部材としてフレネル複鏡を用いたものである。2光
線束干渉光学系は、レーザ光源61とコリメータレンズ
62とフレネル複鏡63とから構成されている。フレネ
ル複鏡63は互いに反対側に傾斜した一対の反射分割面
64及び65を有している。一方の分割反射面64によ
り反射された光束は他方の反射分割面65により反射さ
れた光束と所定の交差領域で干渉し合い干渉縞を生成す
る。この交差領域を横切って移動可能な様にロータリエ
ンコーダ板66が配置されている。ロータリエンコーダ
板66には干渉縞の周期に対応した間隔ピッチで配列さ
れたスリットからなる空間格子67が形成されている。 エンコーダ板66の裏面側には受光素子68が配置され
ている。図から明らかな様に、フレネル複鏡63を用い
た場合には、レーザ光源61と受光素子68を同一直線
上に配列する必要がないので、レーザロータリエンコー
ダを薄型化する事ができる。
式変位検出装置の他の実施例を説明する。この例は光学
分割部材としてフレネル複鏡を用いたものである。2光
線束干渉光学系は、レーザ光源61とコリメータレンズ
62とフレネル複鏡63とから構成されている。フレネ
ル複鏡63は互いに反対側に傾斜した一対の反射分割面
64及び65を有している。一方の分割反射面64によ
り反射された光束は他方の反射分割面65により反射さ
れた光束と所定の交差領域で干渉し合い干渉縞を生成す
る。この交差領域を横切って移動可能な様にロータリエ
ンコーダ板66が配置されている。ロータリエンコーダ
板66には干渉縞の周期に対応した間隔ピッチで配列さ
れたスリットからなる空間格子67が形成されている。 エンコーダ板66の裏面側には受光素子68が配置され
ている。図から明らかな様に、フレネル複鏡63を用い
た場合には、レーザ光源61と受光素子68を同一直線
上に配列する必要がないので、レーザロータリエンコー
ダを薄型化する事ができる。
【0025】図8は本発明のさらに他の実施例を示す模
式図であり、反射型のレーザリニヤエンコーダを表わし
ている。この例においては、2光線束干渉光学系は、レ
ーザ光源71とコリメータレンズ72とロイド鏡73と
から構成されている。このロイド鏡73はコリメータレ
ンズ72の光軸に対して傾斜して配置された平面鏡から
なり、コリメータレンズ72から出射した平行可干渉光
の一部分のみを反射する。従って、反射光束と、反射せ
ずにそのまま通過した光束とは互いに交差し交差領域に
おいて干渉縞を生成する。この交差領域を横切る様にリ
ニヤエンコーダ板74が配置されている。このリニヤエ
ンコーダ板74はロータリエンコーダ板と異なり矢印で
示す様に直線方向に移動可能となっており直線変位を検
出する為のものである。エンコーダ板74の表面には、
干渉縞の周期に対応したピッチ間隔で配列された光反射
条からなる反射型の空間格子が形成されている。さらに
、反射光軸の延長上に受光素子75が配置されている。 図から明らかな様に、反射型のエンコーダ板74に関し
、入射光軸と反射光軸は互いに傾いている。
式図であり、反射型のレーザリニヤエンコーダを表わし
ている。この例においては、2光線束干渉光学系は、レ
ーザ光源71とコリメータレンズ72とロイド鏡73と
から構成されている。このロイド鏡73はコリメータレ
ンズ72の光軸に対して傾斜して配置された平面鏡から
なり、コリメータレンズ72から出射した平行可干渉光
の一部分のみを反射する。従って、反射光束と、反射せ
ずにそのまま通過した光束とは互いに交差し交差領域に
おいて干渉縞を生成する。この交差領域を横切る様にリ
ニヤエンコーダ板74が配置されている。このリニヤエ
ンコーダ板74はロータリエンコーダ板と異なり矢印で
示す様に直線方向に移動可能となっており直線変位を検
出する為のものである。エンコーダ板74の表面には、
干渉縞の周期に対応したピッチ間隔で配列された光反射
条からなる反射型の空間格子が形成されている。さらに
、反射光軸の延長上に受光素子75が配置されている。 図から明らかな様に、反射型のエンコーダ板74に関し
、入射光軸と反射光軸は互いに傾いている。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかな様に、本発明に
よれば、2光線束干渉光学系を用いて干渉縞を生成する
とともに、この干渉縞を変位部材に照射し受光素子で直
接受光する様にしている。従って、変位部材と受光素子
との間に何ら固定マスク板等を介在させる必要がないの
で、光学式変位検出装置の構造を小形化し且つ単純化す
る事ができるという効果がある。固定マスク板などを用
いないので、従来例に述べた様な固定マスクに起因する
様々な不具合を解消できるという効果がある。又、2光
線束干渉光学系により生成された干渉縞は光軸方向の広
い範囲に渡って一定のコントラスト及び周期を有してお
り、変位部材の位置が外乱等により光軸方向に変動して
も検出誤差の原因となるノイズが発生しないという効果
がある。さらには、固定マスクを介在させていないので
入射光の損失が少なく高感度の光学的変位検出を行なう
事ができるという効果がある。
よれば、2光線束干渉光学系を用いて干渉縞を生成する
とともに、この干渉縞を変位部材に照射し受光素子で直
接受光する様にしている。従って、変位部材と受光素子
との間に何ら固定マスク板等を介在させる必要がないの
で、光学式変位検出装置の構造を小形化し且つ単純化す
る事ができるという効果がある。固定マスク板などを用
いないので、従来例に述べた様な固定マスクに起因する
様々な不具合を解消できるという効果がある。又、2光
線束干渉光学系により生成された干渉縞は光軸方向の広
い範囲に渡って一定のコントラスト及び周期を有してお
り、変位部材の位置が外乱等により光軸方向に変動して
も検出誤差の原因となるノイズが発生しないという効果
がある。さらには、固定マスクを介在させていないので
入射光の損失が少なく高感度の光学的変位検出を行なう
事ができるという効果がある。
【図1】本発明にかかる光学式変位検出装置の基本的構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図2】本発明をレーザロータリエンコーダに応用した
一実施例を示す模式的斜視図である。
一実施例を示す模式的斜視図である。
【図3】図2に示すレーザロータリエンコーダに用いら
れるフレネル複プリズムの詳細な構成を表わす模式的斜
視図である。
れるフレネル複プリズムの詳細な構成を表わす模式的斜
視図である。
【図4】図2に示すレーザロータリエンコーダの動作を
説明する為の模式図である。
説明する為の模式図である。
【図5】図2に示すレーザロータリエンコーダの変形例
の動作を説明する為の模式図である。
の動作を説明する為の模式図である。
【図6】図3に示すフレネル複プリズムの波動光学的な
作用を説明する為の模式図である。
作用を説明する為の模式図である。
【図7】本発明を適用した透過型レーザロータリエンコ
ーダの他の実施例を示す模式図である。
ーダの他の実施例を示す模式図である。
【図8】本発明を反射型レーザリニヤエンコーダに適用
した実施例を示す模式図である。
した実施例を示す模式図である。
1 干渉縞
2 干渉光学系
3 変位部材
4 空間格子
5 受光素子
7 光束
8 光束
9 光学分割部材
11 レーザ光源
Claims (9)
- 【請求項1】 所定の周期を有する干渉縞を生成する
為の干渉光学系と、該周期に対応したピッチ間隔を有す
る空間格子が形成されており干渉縞を横切る様に変位す
る変位部材と、該空間格子を介して干渉縞を受光し変位
部材の変位を検出する為の受光素子とから構成される光
学式変位検出装置。 - 【請求項2】 該干渉光学系は、可干渉光を互いに所
定の角度で交差する二本の光軸に沿って二本の光束に分
割し交差領域に干渉縞を生成する為の光学分割部材を有
している請求項1に記載の光学式変位検出装置。 - 【請求項3】 該光学分割部材は、フレネル複プリズ
ム、フレネル複鏡又はロイド鏡から構成される請求項2
に記載の光学式変位検出装置。 - 【請求項4】 該光学分割部材は、一方の光束を互い
に波面位相のずれたA相成分とB相成分に分ける為の位
相変調部を有しており、他方の光束及び一方の光束のA
相成分の組により生じるA相干渉縞と同じく他方の光束
及び一方の光束のB相成分の組により生じるB相干渉縞
との間に周期位相差を与える事により、変位部材の変位
方向の検出を可能とする請求項2に記載の光学式変位検
出装置。 - 【請求項5】 該位相変調部は、A相成分とB相成分
との間にm±1/4波長分の波面位相差(但しmは整数
)を与える請求項4に記載の光学式変位検出装置。 - 【請求項6】 該干渉光学系は、可干渉光を放射する
為の光源と、該可干渉光を部分的に集光してZ相成分か
らなる固定スポットを変位部材上に結像しその基準位置
を検出する為の集光部材とを有している請求項1に記載
の光学式変位検出装置。 - 【請求項7】 該変位部材は、その変位方向に沿って
空間位相が互いにずれて配列されたA相空間格子とB相
空間格子とを有しており、変位部材の変位方向を検出可
能にした請求項1に記載の光学式変位検出装置。 - 【請求項8】 該変位部材は、所定のピッチ間隔で配
列されたスリットからなる透過型の空間格子を有してい
る請求項1に記載の光学式変位検出装置。 - 【請求項9】 該変位部材は、所定のピッチ間隔で配
列された光反射条からなる反射型の空間格子を有してい
る請求項1に記載の光学式変位検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14565991A JPH04344412A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 光学式変位検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14565991A JPH04344412A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 光学式変位検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04344412A true JPH04344412A (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=15390124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14565991A Pending JPH04344412A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 光学式変位検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04344412A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014126385A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Azbil Corp | 光学的測定装置 |
WO2025115605A1 (ja) * | 2023-11-28 | 2025-06-05 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 測定装置 |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP14565991A patent/JPH04344412A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014126385A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Azbil Corp | 光学的測定装置 |
WO2025115605A1 (ja) * | 2023-11-28 | 2025-06-05 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 測定装置 |
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