JPH04330805A - 誘電体トリプレートストリップ線路共振回路及びその製造方法 - Google Patents
誘電体トリプレートストリップ線路共振回路及びその製造方法Info
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- JPH04330805A JPH04330805A JP13037991A JP13037991A JPH04330805A JP H04330805 A JPH04330805 A JP H04330805A JP 13037991 A JP13037991 A JP 13037991A JP 13037991 A JP13037991 A JP 13037991A JP H04330805 A JPH04330805 A JP H04330805A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体トリプレートス
トリップ線路共振回路及びその製造方法に関し、特にそ
の共振回路のQ値を向上させるのに好適な内導体形成に
関するものである。
トリップ線路共振回路及びその製造方法に関し、特にそ
の共振回路のQ値を向上させるのに好適な内導体形成に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、誘電体基板内に形成されたトリプ
レートストリップ線路共振回路はマイクロストリップ線
路に比較して実効誘電率が大きく、素子が小型になる。 この共振回路を多層誘電体基板内に組み込めば、電圧制
御発振器(VCO)や周波数シンセサイザの小型化に寄
与する。また、多層誘電体基板によるトリプレートスト
リップ線路共振回路の製造では、誘電体と電極にあたる
地導体や内導体を同時に焼成(コファイア法と称する)
して小型化、信頼性及び生産性向上等を図っている。こ
の従来のコファイア法による誘電体トリプレートストリ
ップ線路共振回路の製造工程を図7a〜図7fに示す。 ここで、図を簡易にするために導波管モードサプレッサ
等は省略している。以下、図7a〜図7fにより製造工
程を説明する。
レートストリップ線路共振回路はマイクロストリップ線
路に比較して実効誘電率が大きく、素子が小型になる。 この共振回路を多層誘電体基板内に組み込めば、電圧制
御発振器(VCO)や周波数シンセサイザの小型化に寄
与する。また、多層誘電体基板によるトリプレートスト
リップ線路共振回路の製造では、誘電体と電極にあたる
地導体や内導体を同時に焼成(コファイア法と称する)
して小型化、信頼性及び生産性向上等を図っている。こ
の従来のコファイア法による誘電体トリプレートストリ
ップ線路共振回路の製造工程を図7a〜図7fに示す。 ここで、図を簡易にするために導波管モードサプレッサ
等は省略している。以下、図7a〜図7fにより製造工
程を説明する。
【0003】まず、図7aに示すように、第1層誘電体
コーティングによりポリエステルフィルム11上に第1
層誘電体シート12を形成する。次に図7bに示すよう
に内導体13を印刷する。
コーティングによりポリエステルフィルム11上に第1
層誘電体シート12を形成する。次に図7bに示すよう
に内導体13を印刷する。
【0004】次に、図7cに示すように、第2層誘電体
コーティングにより第1層誘電体シート12上に第2層
誘電体シート14を形成する。次に共振回路の切り離し
とプレス・焼成を行う。すなわち、形成された2層の誘
電体シートからポリエステルフィルム11を切り離し、
プレス・焼成を行う。これにより、図7dに示すように
2層誘電体基板15ができる。
コーティングにより第1層誘電体シート12上に第2層
誘電体シート14を形成する。次に共振回路の切り離し
とプレス・焼成を行う。すなわち、形成された2層の誘
電体シートからポリエステルフィルム11を切り離し、
プレス・焼成を行う。これにより、図7dに示すように
2層誘電体基板15ができる。
【0005】次に、図7eに示すように、この2層誘電
体基板15の上下に地導体16を焼付け、入出力端子1
7を形成する。これにより2層誘電体トリプレートスト
リップ線路が製造される。これを切断して図7fに示す
ような2層誘電体トリプレートストリップ線路共振回路
18ができあがる。
体基板15の上下に地導体16を焼付け、入出力端子1
7を形成する。これにより2層誘電体トリプレートスト
リップ線路が製造される。これを切断して図7fに示す
ような2層誘電体トリプレートストリップ線路共振回路
18ができあがる。
【0006】このようなコファイア法により製造したト
リプレートストリップ線路リング共振回路の構造図を図
8に示す。ここで、81は誘電体基板、82はリング状
の内導体、83は入出力端子、84は地導体である。図
8に示したトリプレートストリップ線路リング共振回路
と共振周波数が大体等しいマイクロストリップ線路のリ
ング共振回路とのQ値の測定結果の比較を図9に示す。 ここで、測定に使用したトリプレートストリップ線路リ
ング共振回路は、誘電体基板の誘電率ε=7.8、基板
寸法55mm×45mm×1.4mm、内導体直径30
mm、内導体幅1.0mmである。また、マイクロスト
リップ線路リング共振回路は、誘電体基板の誘電率ε=
7.8、基板寸法55mm×45mm×0.7mm、内
導体直径34mm、内導体幅1.0mmである。図9か
ら明らかなように、共振周波数が大体等しいのに対し、
トリプレートストリップ線路共振回路ではQ値が98と
なり、マイクロストリップ線路共振回路ではQ値が15
0となり、トリプレートストリップ線路共振回路のQ値
が明らかに低い。
リプレートストリップ線路リング共振回路の構造図を図
8に示す。ここで、81は誘電体基板、82はリング状
の内導体、83は入出力端子、84は地導体である。図
8に示したトリプレートストリップ線路リング共振回路
と共振周波数が大体等しいマイクロストリップ線路のリ
ング共振回路とのQ値の測定結果の比較を図9に示す。 ここで、測定に使用したトリプレートストリップ線路リ
ング共振回路は、誘電体基板の誘電率ε=7.8、基板
寸法55mm×45mm×1.4mm、内導体直径30
mm、内導体幅1.0mmである。また、マイクロスト
リップ線路リング共振回路は、誘電体基板の誘電率ε=
7.8、基板寸法55mm×45mm×0.7mm、内
導体直径34mm、内導体幅1.0mmである。図9か
ら明らかなように、共振周波数が大体等しいのに対し、
トリプレートストリップ線路共振回路ではQ値が98と
なり、マイクロストリップ線路共振回路ではQ値が15
0となり、トリプレートストリップ線路共振回路のQ値
が明らかに低い。
【0007】Q値が低い理由を調べる一環として、トリ
プレートストリップ線路につき内導体の断面形状を調べ
た結果を図10に示す。ストリップ線路の内導体上の高
周波電流密度は図10に破線で示されるように分布して
いる。検討した結果、コファイアしたトリプレートスト
リップ線路では製造工程で内導体がプレスされるために
縁の部分が薄くなりQ値が低下すると判明した。すなわ
ち、縁の部分は電流密度が高いので、この部分が薄くな
ると内導体の実効抵抗が増大してQ値が低下する。
プレートストリップ線路につき内導体の断面形状を調べ
た結果を図10に示す。ストリップ線路の内導体上の高
周波電流密度は図10に破線で示されるように分布して
いる。検討した結果、コファイアしたトリプレートスト
リップ線路では製造工程で内導体がプレスされるために
縁の部分が薄くなりQ値が低下すると判明した。すなわ
ち、縁の部分は電流密度が高いので、この部分が薄くな
ると内導体の実効抵抗が増大してQ値が低下する。
【0008】このようなトラブルを避ける方法としては
図11に示すように内導体を2〜3層にして縁の電気抵
抗を減少させる方法が知られている。
図11に示すように内導体を2〜3層にして縁の電気抵
抗を減少させる方法が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図11に示した方法によりトリプレートストリップ
線路を製造すると、内導体間の位置合わせが困難であり
、線路インピーダンスや共振周波数を設計値に一致させ
るのが困難であるという問題があった。
来の図11に示した方法によりトリプレートストリップ
線路を製造すると、内導体間の位置合わせが困難であり
、線路インピーダンスや共振周波数を設計値に一致させ
るのが困難であるという問題があった。
【0010】また、本出願人は先に高いQ値を実現する
ため、誘電体基板を製造する際に熱分解する材質で内導
体の形状を中子として形成しておき、誘電体焼成時に中
子が熱分解してできた空孔部に溶融した銀などを圧入し
て内導体を形成する方法を提案している(特願平3−2
9004号明細書参照)。このような製造方法(工程)
の例を図12a〜図12fに示す。以下、図12a〜図
12fにより製造工程を説明する。
ため、誘電体基板を製造する際に熱分解する材質で内導
体の形状を中子として形成しておき、誘電体焼成時に中
子が熱分解してできた空孔部に溶融した銀などを圧入し
て内導体を形成する方法を提案している(特願平3−2
9004号明細書参照)。このような製造方法(工程)
の例を図12a〜図12fに示す。以下、図12a〜図
12fにより製造工程を説明する。
【0011】まず、図12aに示すように、第1層誘電
体コーティングによりポリエステルフィルム101上に
第1層誘電体シート102を形成し、その第1層誘電体
シート102上にしゃへい電極103、入出力端子10
4及び内導体用中子(カーボン)105を印刷する。
体コーティングによりポリエステルフィルム101上に
第1層誘電体シート102を形成し、その第1層誘電体
シート102上にしゃへい電極103、入出力端子10
4及び内導体用中子(カーボン)105を印刷する。
【0012】次に、図12bに示すように、第2層誘電
体コーティングにより第1層誘電体シート102上に第
2層誘電体シート106を形成し、その第2層誘電体シ
ート106上に地導体107を印刷する。このとき、結
合孔108を設け、第2層誘電体シート106上には貼
り代(図示せず)を取っておく。さらに、第3層誘電体
コーティングにより第2層誘電体シート106上に第3
層誘電体シート109を形成し、しゃへい電極110と
内導体用中子(カーボン)111を印刷する。
体コーティングにより第1層誘電体シート102上に第
2層誘電体シート106を形成し、その第2層誘電体シ
ート106上に地導体107を印刷する。このとき、結
合孔108を設け、第2層誘電体シート106上には貼
り代(図示せず)を取っておく。さらに、第3層誘電体
コーティングにより第2層誘電体シート106上に第3
層誘電体シート109を形成し、しゃへい電極110と
内導体用中子(カーボン)111を印刷する。
【0013】次に、図12cに示すように、第4層誘電
体コーティングにより第4層誘電体シート112を形成
する。
体コーティングにより第4層誘電体シート112を形成
する。
【0014】次に、素子の切り離しと焼成を行う。すな
わち、形成された4層の誘電シートからポリエステルフ
ィルム101を切り離し、焼結温度(約500℃)以下
の温度で焼成を行う。これにより、図12dに示すよう
に中子105、111が熱分解して飛散した後の内導体
用空孔部113ができる。この内導体用空孔部113に
溶融銀を圧入することにより厚さ約30μm 、長さ約
10mmの内導体114が形成できる。
わち、形成された4層の誘電シートからポリエステルフ
ィルム101を切り離し、焼結温度(約500℃)以下
の温度で焼成を行う。これにより、図12dに示すよう
に中子105、111が熱分解して飛散した後の内導体
用空孔部113ができる。この内導体用空孔部113に
溶融銀を圧入することにより厚さ約30μm 、長さ約
10mmの内導体114が形成できる。
【0015】次に、図12fに示すように、外側の地導
体(例えば、銀パラジウム)115と入出力端子116
を印刷し、内導体の開放端側の側面に短絡電極117を
形成する。このようにして、誘電体基板内部に金属銀の
電極を形成できる。
体(例えば、銀パラジウム)115と入出力端子116
を印刷し、内導体の開放端側の側面に短絡電極117を
形成する。このようにして、誘電体基板内部に金属銀の
電極を形成できる。
【0016】以上のような銀を圧入して内導体を形成す
る方法においても中子としてカーボンペーストのような
柔軟性のある材質を使用するので、コファイア法と同様
に内導体の縁部にあたる空孔部が押しつぶされて薄くな
りQ値が低下するという問題点があった。
る方法においても中子としてカーボンペーストのような
柔軟性のある材質を使用するので、コファイア法と同様
に内導体の縁部にあたる空孔部が押しつぶされて薄くな
りQ値が低下するという問題点があった。
【0017】本発明の目的は、このような従来の問題点
を解決し、簡便な部材または工程を追加するだけでQ値
を向上させる誘電体トリプレートストリップ線路共振回
路及びその製造方法を提供することにある。
を解決し、簡便な部材または工程を追加するだけでQ値
を向上させる誘電体トリプレートストリップ線路共振回
路及びその製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、本発明の誘電体トリプレートストリップ線路共振回路
は、誘電体トリプレートストリップ線路共振回路におい
て、誘電体シート上に印刷された内導体の縁に接するよ
うに、内導体の厚さ以上の誘電体をダミーとして印刷し
た後に誘電体シートを重ねてプレスし、該プレス後焼成
して焼成完了後の内導体の断面を長方形の構造としたこ
とに特徴がある。
、本発明の誘電体トリプレートストリップ線路共振回路
は、誘電体トリプレートストリップ線路共振回路におい
て、誘電体シート上に印刷された内導体の縁に接するよ
うに、内導体の厚さ以上の誘電体をダミーとして印刷し
た後に誘電体シートを重ねてプレスし、該プレス後焼成
して焼成完了後の内導体の断面を長方形の構造としたこ
とに特徴がある。
【0019】前記誘電体トリプレートストリップ線路共
振回路において、前記ダミーの幅は、内導体の厚さの2
0倍以内としたことや、前記ダミーの厚さは、内導体の
厚さの1.05倍〜1.20倍以下としたこと、前記ダ
ミーの誘電率は、前記誘電体シートの誘電率と同一とし
たことに特徴がある。
振回路において、前記ダミーの幅は、内導体の厚さの2
0倍以内としたことや、前記ダミーの厚さは、内導体の
厚さの1.05倍〜1.20倍以下としたこと、前記ダ
ミーの誘電率は、前記誘電体シートの誘電率と同一とし
たことに特徴がある。
【0020】本発明の誘電体トリプレートストリップ線
路共振回路の製造方法は、誘電体トリプレートストリッ
プ線路共振回路の製造方法において、誘電体シート上に
印刷された内導体の縁に接するように、内導体の厚さ以
上の誘電体をダミーとして印刷した後に誘電体シートを
重ねてプレスし、該プレス後焼成することに特徴がある
。
路共振回路の製造方法は、誘電体トリプレートストリッ
プ線路共振回路の製造方法において、誘電体シート上に
印刷された内導体の縁に接するように、内導体の厚さ以
上の誘電体をダミーとして印刷した後に誘電体シートを
重ねてプレスし、該プレス後焼成することに特徴がある
。
【0021】本発明の他の誘電体トリプレートストリッ
プ線路共振回路は、誘電体トリプレートストリップ線路
共振回路において、誘電体シート上に印刷された中子の
縁に接するように、中子の厚さ以上の誘電体をダミーと
して印刷した後に誘電体シートを重ねてプレスし、焼成
時に中子の熱分解により断面が長方形の空孔部を形成し
て、溶融銀の圧入により断面が長方形の内導体を形成す
るように構成されたことに特徴がある。
プ線路共振回路は、誘電体トリプレートストリップ線路
共振回路において、誘電体シート上に印刷された中子の
縁に接するように、中子の厚さ以上の誘電体をダミーと
して印刷した後に誘電体シートを重ねてプレスし、焼成
時に中子の熱分解により断面が長方形の空孔部を形成し
て、溶融銀の圧入により断面が長方形の内導体を形成す
るように構成されたことに特徴がある。
【0022】前記他の誘電体トリプレートストリップ線
路共振回路において、前記ダミーの幅は、内導体の厚さ
の20倍以内としたことや、前記ダミーの厚さは、内導
体の厚さの1.05倍〜1.20倍以下としたこと、前
記ダミーの誘電率は、前記誘電体シートの誘電率と同一
としたことに特徴がある。
路共振回路において、前記ダミーの幅は、内導体の厚さ
の20倍以内としたことや、前記ダミーの厚さは、内導
体の厚さの1.05倍〜1.20倍以下としたこと、前
記ダミーの誘電率は、前記誘電体シートの誘電率と同一
としたことに特徴がある。
【0023】本発明の他の誘電体トリプレートストリッ
プ線路共振回路の製造方法は、誘電体基板によるトリプ
レートストリップ線路共振回路を製造する際に熱分解す
る材質で内導体の形状を中子として形成しておき、誘電
体焼成時に中子が熱分解してできた空孔部に溶融した銀
などを圧入して内導体を形成する誘電体トリプレートス
トリップ線路共振回路の製造方法において、誘電体シー
ト上に印刷された中子の縁に接するように、中子の厚さ
以上の誘電体をダミーとして印刷した後に誘電体シート
を重ねてプレスし、焼成時に中子の熱分解により断面が
長方形の空孔部を形成して、断面が長方形であるような
内導体を形成することに特徴がある。
プ線路共振回路の製造方法は、誘電体基板によるトリプ
レートストリップ線路共振回路を製造する際に熱分解す
る材質で内導体の形状を中子として形成しておき、誘電
体焼成時に中子が熱分解してできた空孔部に溶融した銀
などを圧入して内導体を形成する誘電体トリプレートス
トリップ線路共振回路の製造方法において、誘電体シー
ト上に印刷された中子の縁に接するように、中子の厚さ
以上の誘電体をダミーとして印刷した後に誘電体シート
を重ねてプレスし、焼成時に中子の熱分解により断面が
長方形の空孔部を形成して、断面が長方形であるような
内導体を形成することに特徴がある。
【0024】
【作用】本発明においては、誘電体シート上に印刷され
た内導体の縁に接するように、内導体の厚さ以上の誘電
体をダミーとして印刷した後に誘電体シートを重ねてプ
レスし、該プレス後焼成する。
た内導体の縁に接するように、内導体の厚さ以上の誘電
体をダミーとして印刷した後に誘電体シートを重ねてプ
レスし、該プレス後焼成する。
【0025】また、本発明においては、誘電体シート上
に印刷された中子の縁に接するように、中子の厚さ以上
の誘電体をダミーとして印刷した後に誘電体シートを重
ねてプレスし、焼成時に中子の熱分解により断面が長方
形の空孔部を形成して、断面が長方形であるような内導
体を形成する。
に印刷された中子の縁に接するように、中子の厚さ以上
の誘電体をダミーとして印刷した後に誘電体シートを重
ねてプレスし、焼成時に中子の熱分解により断面が長方
形の空孔部を形成して、断面が長方形であるような内導
体を形成する。
【0026】これらにより、内導体または内導体用中子
のつぶれを防止でき、高いQ値を実現できるようになる
。
のつぶれを防止でき、高いQ値を実現できるようになる
。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面により詳細
に説明する。
に説明する。
【0028】(I)第1の実施例
図1a〜図1dは、本発明の第1の実施例を示す誘電体
トリプレートストリップ線路共振回路の製造方法を説明
するための図である。これは、その共振回路の製造方法
のうち内導体形成工程を示しており、他の工程は図7に
示した従来のコファイア法による製造工程と同様である
ので説明を省略する。
トリプレートストリップ線路共振回路の製造方法を説明
するための図である。これは、その共振回路の製造方法
のうち内導体形成工程を示しており、他の工程は図7に
示した従来のコファイア法による製造工程と同様である
ので説明を省略する。
【0029】図1a〜図1dにおいて、11はポリエス
テルフィルム、12は第1層誘電体シート、13は内導
体、14は第2層誘電体シート、21は本発明の特徴的
な誘電体ダミーである。
テルフィルム、12は第1層誘電体シート、13は内導
体、14は第2層誘電体シート、21は本発明の特徴的
な誘電体ダミーである。
【0030】コファイア法によるトリプレートストリッ
プ線路の内導体はガラスフリットを混入した銀ペースト
を焼付けて製造し、厚さは約30μm である。トリプ
レートストリップ線路共振回路が使用される周波数範囲
は800MHz 〜3GHz である。800MHz
における銀ペーストの表皮厚さは約5.3μm である
。共振回路のQ値を内導体の抵抗損により低下させない
ためには銀ペーストの厚さを表皮厚さの3倍以上にしな
ければならない。 一方、銀ペーストは厚さの約6倍であれば充分であるか
ら、厚さに関する条件は満足している。従って、誘電体
層を重ねてプレスする際に内導体の縁がつぶれて薄くな
らなければQ値が低下することを防ぐことができる。そ
こで、本第1の実施例では、内導体印刷後に内導体縁の
周囲を囲むように誘電体ダミーを印刷する工程を追加し
、プレス時の内導体のつぶれを防止している。
プ線路の内導体はガラスフリットを混入した銀ペースト
を焼付けて製造し、厚さは約30μm である。トリプ
レートストリップ線路共振回路が使用される周波数範囲
は800MHz 〜3GHz である。800MHz
における銀ペーストの表皮厚さは約5.3μm である
。共振回路のQ値を内導体の抵抗損により低下させない
ためには銀ペーストの厚さを表皮厚さの3倍以上にしな
ければならない。 一方、銀ペーストは厚さの約6倍であれば充分であるか
ら、厚さに関する条件は満足している。従って、誘電体
層を重ねてプレスする際に内導体の縁がつぶれて薄くな
らなければQ値が低下することを防ぐことができる。そ
こで、本第1の実施例では、内導体印刷後に内導体縁の
周囲を囲むように誘電体ダミーを印刷する工程を追加し
、プレス時の内導体のつぶれを防止している。
【0031】以下、本第1の実施例による内導体形成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0032】まず、図1aに示すように、第1層誘電体
コーティングによりポリエステルフィルム11上に第1
層誘電体シート12を形成する。次に、図1bに示すよ
うに、その第1層誘電体シート12上に内導体13を印
刷する。
コーティングによりポリエステルフィルム11上に第1
層誘電体シート12を形成する。次に、図1bに示すよ
うに、その第1層誘電体シート12上に内導体13を印
刷する。
【0033】次に、内導体13の縁をつぶさないため、
図1cに示すように内導体13の縁に接して誘電体ダミ
ー21を印刷する。この誘電体ダミー印刷時の第1層誘
電体シート12の断面を図2に示す。ここで、誘電体ダ
ミー21は、内導体側面の限られた範囲に内導体13よ
り厚く印刷している。
図1cに示すように内導体13の縁に接して誘電体ダミ
ー21を印刷する。この誘電体ダミー印刷時の第1層誘
電体シート12の断面を図2に示す。ここで、誘電体ダ
ミー21は、内導体側面の限られた範囲に内導体13よ
り厚く印刷している。
【0034】次に、図1dに示すように、ダミー印刷さ
れた第1層誘電体シート12上に第2層誘電体シート1
4を乗せて成形した後に焼成する。この焼成後の内導体
断面を図3に示す。図3から明らかなように、誘電体ダ
ミー21を設けたことにより内導体13の縁がつぶれて
いない。従って、焼成完了後の内導体の断面は長方形に
なっている。
れた第1層誘電体シート12上に第2層誘電体シート1
4を乗せて成形した後に焼成する。この焼成後の内導体
断面を図3に示す。図3から明らかなように、誘電体ダ
ミー21を設けたことにより内導体13の縁がつぶれて
いない。従って、焼成完了後の内導体の断面は長方形に
なっている。
【0035】本第1の実施例の方法により、図8、図9
に示した従来のトリプレートストリップ線路リング共振
回路と同一寸法のリング共振回路を製造した。この製造
されたトリプレートストリップ線路リング共振回路を用
いてQ値を測定した。測定値は共振周波数が1174M
Hzとなり、Q値が162であった。この結果から明ら
かなように内導体13の両脇に誘電体ダミー21を印刷
してトリプレートストリップ線路を製造すれば、単層の
内導体でも高いQ値を実現できる。
に示した従来のトリプレートストリップ線路リング共振
回路と同一寸法のリング共振回路を製造した。この製造
されたトリプレートストリップ線路リング共振回路を用
いてQ値を測定した。測定値は共振周波数が1174M
Hzとなり、Q値が162であった。この結果から明ら
かなように内導体13の両脇に誘電体ダミー21を印刷
してトリプレートストリップ線路を製造すれば、単層の
内導体でも高いQ値を実現できる。
【0036】誘電体ダミーにより内導体の縁の寸法が正
確に規定されるので、図4に示すように1/4または1
/2波長共振回路の端部についても誘電体ダミーを印刷
すれば共振周波数を正確に制御することができる。
確に規定されるので、図4に示すように1/4または1
/2波長共振回路の端部についても誘電体ダミーを印刷
すれば共振周波数を正確に制御することができる。
【0037】次に上記誘電体ダミーについて詳述する。
【0038】誘電体ダミーが誘電体シートより高い誘電
率であると、内導体縁部の電流密度が増加してQ値減少
につながる。一方、誘電体シートより誘電率が低いと線
路の実効誘電率が低下するので小型化に寄与しなくなる
。従って、誘電体ダミーは誘電体シートと同一の誘電率
を示す材質が好ましい。また、誘電体ダミーの幅は内導
体厚さの約20倍程度あれば充分であった。好ましくは
20倍以下とすれば充分である。さらに誘電体ダミーの
厚さが内導体の厚さより薄いと内導体がつぶれて効果が
低減するので、誘電体ダミーの厚さは内導体の厚さより
厚いほうが望ましい。ただし、厚すぎると上層の基板を
圧迫するなどの弊害がある。実験の結果、導体の厚さ×
1.05から効果が表れ、内導体の厚さ×1.2であれ
ば上層の基板を圧迫するなどの弊害はないと判明した。
率であると、内導体縁部の電流密度が増加してQ値減少
につながる。一方、誘電体シートより誘電率が低いと線
路の実効誘電率が低下するので小型化に寄与しなくなる
。従って、誘電体ダミーは誘電体シートと同一の誘電率
を示す材質が好ましい。また、誘電体ダミーの幅は内導
体厚さの約20倍程度あれば充分であった。好ましくは
20倍以下とすれば充分である。さらに誘電体ダミーの
厚さが内導体の厚さより薄いと内導体がつぶれて効果が
低減するので、誘電体ダミーの厚さは内導体の厚さより
厚いほうが望ましい。ただし、厚すぎると上層の基板を
圧迫するなどの弊害がある。実験の結果、導体の厚さ×
1.05から効果が表れ、内導体の厚さ×1.2であれ
ば上層の基板を圧迫するなどの弊害はないと判明した。
【0039】(II)第2の実施例
本第2の実施例は、第1の実施例で用いた誘電体ダミー
を、本出願人が先に提案した銀圧入法による誘電体トリ
プレートストリップ線路共振回路の製造方法に適用する
ことによりQ値の低下を改善したものである。
を、本出願人が先に提案した銀圧入法による誘電体トリ
プレートストリップ線路共振回路の製造方法に適用する
ことによりQ値の低下を改善したものである。
【0040】図5a〜図5bは、本発明の第2の実施例
を示す誘電体トリプレートストリップ線路共振回路の製
造方法を説明するための図である。これは、その共振回
路の製造方法のうち中子形成工程を示しており、他の工
程は図12に示した銀圧入法による製造工程と同様であ
るので説明を省略する。
を示す誘電体トリプレートストリップ線路共振回路の製
造方法を説明するための図である。これは、その共振回
路の製造方法のうち中子形成工程を示しており、他の工
程は図12に示した銀圧入法による製造工程と同様であ
るので説明を省略する。
【0041】図5a、図5bにおいて、11はポリエス
テルフィルム、12は第1層誘電体シート、25は内導
体用中子、26は本発明の特徴的な誘電体ダミーである
。
テルフィルム、12は第1層誘電体シート、25は内導
体用中子、26は本発明の特徴的な誘電体ダミーである
。
【0042】誘電体層を重ねてプレスする際に内導体用
中子の縁がつぶされて薄くならなければ圧入する銀内導
体の縁も薄くならずQ値の低下を防ぐことができる。そ
こで、本第2の実施例では、内導体用中子印刷後に中子
縁の周囲を囲むように誘電体ダミーを印刷する工程を追
加し、プレス時の内導体のつぶれを防止している。
中子の縁がつぶされて薄くならなければ圧入する銀内導
体の縁も薄くならずQ値の低下を防ぐことができる。そ
こで、本第2の実施例では、内導体用中子印刷後に中子
縁の周囲を囲むように誘電体ダミーを印刷する工程を追
加し、プレス時の内導体のつぶれを防止している。
【0043】以下、本第2の実施例による内導体用中子
形成について説明する。
形成について説明する。
【0044】まず、図5aに示すように、第1層誘電体
コーティングによりポリエステルフィルム11上に第1
層誘電体シート12を形成し、その第1層誘電体シート
12上に内導体用中子25を印刷する。
コーティングによりポリエステルフィルム11上に第1
層誘電体シート12を形成し、その第1層誘電体シート
12上に内導体用中子25を印刷する。
【0045】次に、内導体用中子25の縁をつぶさない
ため、図5bに示すように内導体用中子25の縁に接し
て誘電体ダミー26を印刷する。この誘電体ダミー印刷
時の第1層誘電体シート12の断面は図2の内導体13
が内導体用中子25に代わるだけで同様形状である。こ
こで、誘電体ダミー26は、内導体用中子側面の限られ
た範囲に内導体用中子25より厚く印刷している。
ため、図5bに示すように内導体用中子25の縁に接し
て誘電体ダミー26を印刷する。この誘電体ダミー印刷
時の第1層誘電体シート12の断面は図2の内導体13
が内導体用中子25に代わるだけで同様形状である。こ
こで、誘電体ダミー26は、内導体用中子側面の限られ
た範囲に内導体用中子25より厚く印刷している。
【0046】次に誘電体ダミー26を印刷した第1層誘
電体シート12上に第2層誘電体シートを形成し(図示
せず)、プレス成形した後に焼成する。この焼成後の中
子が熱分解した後の空孔部27の断面を図6に示す。図
6から明らかなように、誘電体ダミー21を設けたこと
により内導体が圧入される空孔部27の縁がつぶれてい
ない。従って、銀圧入により形成される内導体の断面は
長方形になる。このように、中子のつぶれによる内導体
の縁がつぶれることを防止できるので、高いQ値が得ら
れる。
電体シート12上に第2層誘電体シートを形成し(図示
せず)、プレス成形した後に焼成する。この焼成後の中
子が熱分解した後の空孔部27の断面を図6に示す。図
6から明らかなように、誘電体ダミー21を設けたこと
により内導体が圧入される空孔部27の縁がつぶれてい
ない。従って、銀圧入により形成される内導体の断面は
長方形になる。このように、中子のつぶれによる内導体
の縁がつぶれることを防止できるので、高いQ値が得ら
れる。
【0047】誘電体ダミーにより内導体用中子の縁の寸
法が正確に規定され、内導体の寸法も正確に規定できる
ので、図5bに示すような1/4または1/2波長共振
回路の端部についても誘電体ダミーを印刷すれば共振周
波数を正確に制御することができる。
法が正確に規定され、内導体の寸法も正確に規定できる
ので、図5bに示すような1/4または1/2波長共振
回路の端部についても誘電体ダミーを印刷すれば共振周
波数を正確に制御することができる。
【0048】また、上記第2の実施例における誘電体ダ
ミーは、上記第1の実施例と同一のものであるので、誘
電体ダミーの幅や厚さ等の詳細については上記第1の実
施例を参照されたい。
ミーは、上記第1の実施例と同一のものであるので、誘
電体ダミーの幅や厚さ等の詳細については上記第1の実
施例を参照されたい。
【0049】上記第1、第2の実施例では、内導体印刷
または内導体用中子印刷の後に誘電体ダミーを印刷する
ので、描画装置を使用しないで済み、製造上簡単になる
という利点がある。
または内導体用中子印刷の後に誘電体ダミーを印刷する
ので、描画装置を使用しないで済み、製造上簡単になる
という利点がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内導体印刷または内導体用中子印刷後にそれらの縁に誘
電体ダミーを印刷することにより内導体または中子のつ
ぶれを防止できるので、Q値の向上が図れる。
内導体印刷または内導体用中子印刷後にそれらの縁に誘
電体ダミーを印刷することにより内導体または中子のつ
ぶれを防止できるので、Q値の向上が図れる。
【図1a〜d】本発明の第1の実施例を示す誘電体トリ
プレートストリップ線路共振回路の製造方法を説明する
ための図である。
プレートストリップ線路共振回路の製造方法を説明する
ための図である。
【図2】本発明の第1の実施例における誘電体ダミー印
刷例を示す図である。
刷例を示す図である。
【図3】誘電体シート焼成後の内導体断面図である。
【図4】共振回路の端部への誘電体ダミー印刷を示す図
である。
である。
【図5a、b】本発明の第2の実施例を示す誘電体トリ
プレートストリップ線路共振回路の製造方法を説明する
ための図である。
プレートストリップ線路共振回路の製造方法を説明する
ための図である。
【図6】本発明の第2の実施例における焼成後の空孔部
断面図である。
断面図である。
【図7a〜f】従来のコファイア法による誘電体トリプ
レートストリップ線路共振回路の製造工程図である。
レートストリップ線路共振回路の製造工程図である。
【図8】従来の誘電体トリプレートストリップ線路リン
グ共振回路の構造図である。
グ共振回路の構造図である。
【図9】各種ストリップ線路共振回路のQ値比較図であ
る。
る。
【図10】従来の問題を説明するための図である。
【図11】従来の多層構造の内導体例を示す図である。
【図12a〜f】本出願人が先に提案した銀圧入法によ
る誘電体トリプレートストリップ線路共振回路の製造工
程図である。
る誘電体トリプレートストリップ線路共振回路の製造工
程図である。
11 ポリエステルフィルム
12 第1層誘電体シート
13 内導体
14 第2層誘電体シート
21 誘電体ダミー
22 誘電体基板
23 誘電体ダミー
25 内導体用中子
26 誘電体ダミー
Claims (10)
- 【請求項1】 誘電体トリプレートストリップ線路共
振回路において、誘電体シート上に印刷された内導体の
縁に接するように、内導体の厚さ以上の誘電体をダミー
として印刷した後に誘電体シートを重ねてプレスし、該
プレス後焼成して焼成完了後の内導体の断面を長方形の
構造としたことを特徴とする誘電体トリプレートストリ
ップ線路共振回路。 - 【請求項2】 前記ダミーの幅は、内導体の厚さの2
0倍以内としたことを特徴とする請求項1記載の誘電体
トリプレートストリップ線路共振回路。 - 【請求項3】 前記ダミーの厚さは、内導体の厚さの
1.05倍〜1.20倍以下としたことを特徴とする請
求項1または請求項2記載の誘電体トリプレートストリ
ップ線路共振回路。 - 【請求項4】 前記ダミーの誘電率は、前記誘電体シ
ートの誘電率と同一としたことを特徴とする請求項1、
請求項2または請求項3記載の誘電体トリプレートスト
リップ線路共振回路。 - 【請求項5】 誘電体トリプレートストリップ線路共
振回路の製造方法において、誘電体シート上に印刷され
た内導体の縁に接するように、内導体の厚さ以上の誘電
体をダミーとして印刷した後に誘電体シートを重ねてプ
レスし、該プレス後焼成することを特徴とする誘電体ト
リプレートストリップ線路共振回路の製造方法。 - 【請求項6】 誘電体トリプレートストリップ線路共
振回路において、誘電体シート上に印刷された中子の縁
に接するように、中子の厚さ以上の誘電体をダミーとし
て印刷した後に誘電体シートを重ねてプレスし、焼成時
に中子の熱分解により断面が長方形の空孔部を形成して
、溶融銀の圧入により断面が長方形の内導体を形成する
ように構成されたことを特徴とする誘電体トリプレート
ストリップ線路共振回路。 - 【請求項7】 前記ダミーの幅は、内導体の厚さの2
0倍以内としたことを特徴とする請求項6記載の誘電体
トリプレートストリップ線路共振回路。 - 【請求項8】 前記ダミーの厚さは、内導体の厚さの
1.05倍〜1.20倍以下としたことを特徴とする請
求項6または請求項7記載の誘電体トリプレートストリ
ップ線路共振回路。 - 【請求項9】 前記ダミーの誘電率は、前記誘電体シ
ートの誘電率と同一としたことを特徴とする請求項6、
請求項7または請求項8記載の誘電体トリプレートスト
リップ線路共振回路。 - 【請求項10】 誘電体基板によるトリプレートスト
リップ線路共振回路を製造する際に熱分解する材質で内
導体の形状を中子として形成しておき、誘電体焼成時に
中子が熱分解してできた空孔部に溶融した銀などを圧入
して内導体を形成する誘電体トリプレートストリップ線
路共振回路の製造方法において、誘電体シート上に印刷
された中子の縁に接するように、中子の厚さ以上の誘電
体をダミーとして印刷した後に誘電体シートを重ねてプ
レスし、焼成時に中子の熱分解により断面が長方形の空
孔部を形成して、断面が長方形であるような内導体を形
成することを特徴とする誘電体トリプレートストリップ
線路共振回路の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13037991A JPH04330805A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 誘電体トリプレートストリップ線路共振回路及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13037991A JPH04330805A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 誘電体トリプレートストリップ線路共振回路及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04330805A true JPH04330805A (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=15032936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13037991A Withdrawn JPH04330805A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 誘電体トリプレートストリップ線路共振回路及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04330805A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006115416A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Fujitsu Ltd | 超伝導デバイス |
US7558608B2 (en) | 2004-09-29 | 2009-07-07 | Fujitsu Limited | Superconducting device, fabrication method thereof, and filter adjusting method |
-
1991
- 1991-05-02 JP JP13037991A patent/JPH04330805A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7558608B2 (en) | 2004-09-29 | 2009-07-07 | Fujitsu Limited | Superconducting device, fabrication method thereof, and filter adjusting method |
US7904129B2 (en) | 2004-09-29 | 2011-03-08 | Fujitsu Limited | Superconducting device with a disk shape resonator pattern that is adjustable in bandwidth |
JP2006115416A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Fujitsu Ltd | 超伝導デバイス |
JP4587768B2 (ja) * | 2004-10-18 | 2010-11-24 | 富士通株式会社 | 超伝導デバイス及び超伝導デバイスの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |