JPH04330003A - 加熱蒸散殺虫方法 - Google Patents
加熱蒸散殺虫方法Info
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- JPH04330003A JPH04330003A JP3107140A JP10714091A JPH04330003A JP H04330003 A JPH04330003 A JP H04330003A JP 3107140 A JP3107140 A JP 3107140A JP 10714091 A JP10714091 A JP 10714091A JP H04330003 A JPH04330003 A JP H04330003A
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- JP
- Japan
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- butyl
- liquid
- hereinafter referred
- bis
- insecticidal
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸液芯用殺虫液組成物、
詳しくは吸液芯利用による吸上式加熱蒸散型殺虫装置に
適した改良された殺虫液組成物に関する。
詳しくは吸液芯利用による吸上式加熱蒸散型殺虫装置に
適した改良された殺虫液組成物に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来より殺虫の目的で薬剤を
加熱蒸散させる方法としては電気蚊取器に代表されるよ
うな装置を用いて繊維板等の多孔質基材(固型マット)
に吸着させた殺虫剤を加熱して蒸散させる方法が汎用さ
れている。しかしながら該方法では一枚の固型マットに
含浸させ得る殺虫剤量は自づと制限を受け、該マットの
取替え及び使用済マットの廃棄が必須である。しかもマ
ットに吸着させた殺虫剤の揮散率は経時的に低下してい
く重大な欠点があるに加え、マットに吸着させた殺虫剤
の有効揮散率はたかだか約50%にすぎず、該マットの
殺虫剤残存率が10%程度にもおよび、長時間に亘る安
定した殺虫効果を持続させ得ず、経済的にも尚かなりの
不利を伴う。
加熱蒸散させる方法としては電気蚊取器に代表されるよ
うな装置を用いて繊維板等の多孔質基材(固型マット)
に吸着させた殺虫剤を加熱して蒸散させる方法が汎用さ
れている。しかしながら該方法では一枚の固型マットに
含浸させ得る殺虫剤量は自づと制限を受け、該マットの
取替え及び使用済マットの廃棄が必須である。しかもマ
ットに吸着させた殺虫剤の揮散率は経時的に低下してい
く重大な欠点があるに加え、マットに吸着させた殺虫剤
の有効揮散率はたかだか約50%にすぎず、該マットの
殺虫剤残存率が10%程度にもおよび、長時間に亘る安
定した殺虫効果を持続させ得ず、経済的にも尚かなりの
不利を伴う。
【0003】上記固型マット使用に見られるマット取替
えの問題及び短時間内に殺虫効果が消失する欠点を解消
し、長期に亘り殺虫効果を持続させ得る加熱蒸散方法と
して、殺虫剤を溶液形態で吸上芯(吸液芯)により吸上
げつつこれを加熱蒸散させる方法が考えられ、事実この
ような吸液芯利用による殺虫剤蒸散装置が種々提案され
ている。これら装置は適当な容器に殺虫剤の溶剤溶液を
入れ、これをフェルト等の吸液芯を利用して吸上げつつ
該吸液芯上部より加熱蒸散させるべくしたものである。
えの問題及び短時間内に殺虫効果が消失する欠点を解消
し、長期に亘り殺虫効果を持続させ得る加熱蒸散方法と
して、殺虫剤を溶液形態で吸上芯(吸液芯)により吸上
げつつこれを加熱蒸散させる方法が考えられ、事実この
ような吸液芯利用による殺虫剤蒸散装置が種々提案され
ている。これら装置は適当な容器に殺虫剤の溶剤溶液を
入れ、これをフェルト等の吸液芯を利用して吸上げつつ
該吸液芯上部より加熱蒸散させるべくしたものである。
【0004】しかしながらかかる吸上式加熱蒸散型殺虫
装置は、実際にこれを用いた場合、いずれも吸液芯の加
熱によって殺虫剤液を構成する溶剤が速やかに揮散し、
該芯内部で殺虫剤液が次第に濃縮され、樹脂化したり、
芯材が燻焼したりして、目づまりを起し引続く殺虫液の
吸上げ及び蒸散を不能とし、長期に亘る持続効果は発揮
できず、しかも殺虫効果の経時的低下を避け得ず、更に
有効揮散率が低く残存率が高いものであった。このよう
な吸上芯利用による加熱蒸散方法に見られる各種の弊害
の生ずる原因としては、芯の種類及び溶剤の種類は勿論
のこと、殺虫剤の種類、濃度、加熱条件等の多数が考え
られ、上記弊害を解消することは困難であると考えられ
た。
装置は、実際にこれを用いた場合、いずれも吸液芯の加
熱によって殺虫剤液を構成する溶剤が速やかに揮散し、
該芯内部で殺虫剤液が次第に濃縮され、樹脂化したり、
芯材が燻焼したりして、目づまりを起し引続く殺虫液の
吸上げ及び蒸散を不能とし、長期に亘る持続効果は発揮
できず、しかも殺虫効果の経時的低下を避け得ず、更に
有効揮散率が低く残存率が高いものであった。このよう
な吸上芯利用による加熱蒸散方法に見られる各種の弊害
の生ずる原因としては、芯の種類及び溶剤の種類は勿論
のこと、殺虫剤の種類、濃度、加熱条件等の多数が考え
られ、上記弊害を解消することは困難であると考えられ
た。
【0005】本発明は吸上式加熱蒸散型殺虫装置に適し
た吸液芯用殺虫液組成物を提供することを目的とする。 殊に、本発明は上記装置に利用して、吸液芯の目づまり
等を回避し、長期に亘る持続的殺虫効果を奏し得、しか
も殺虫剤総揮散量及び有効揮散率の向上を計り得る改良
された殺虫液組成物を提供することを目的とする。
た吸液芯用殺虫液組成物を提供することを目的とする。 殊に、本発明は上記装置に利用して、吸液芯の目づまり
等を回避し、長期に亘る持続的殺虫効果を奏し得、しか
も殺虫剤総揮散量及び有効揮散率の向上を計り得る改良
された殺虫液組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は殺虫剤の有機
溶剤溶液中に、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シトルエン、3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、メルカプトベンズイミダソール、ジラウリル−チオ
−ジ−プロピオネート、3−t−ブチル−4−メトキシ
フェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェ
ノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、α−トコフ
ェロール、アスコルビン酸、エリソルビン酸、2,2′
−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メチルフェ
ノール)、2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチ
ル−4−エチルフェノール)、4,4′−メチレン−ビ
ス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4′
−ブチリデン−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフ
ェノール)、4,4′−チオ−ビス−(6−t−ブチル
−3−メチルフェノール)、1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン、1,3,5−トリメ
チル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン
、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン、フェニル
−β−ナフチルアミン、N,N′−ジフェニル−p−フ
ェニレンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,2−
ジヒドロキノリンポリマー及び6−エトキシ−2,2,
4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンから選ばれ
た少なくとも1種の化合物を配合したことを特徴とする
吸液芯用殺虫液組成物に係る。
溶剤溶液中に、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シトルエン、3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、メルカプトベンズイミダソール、ジラウリル−チオ
−ジ−プロピオネート、3−t−ブチル−4−メトキシ
フェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェ
ノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、α−トコフ
ェロール、アスコルビン酸、エリソルビン酸、2,2′
−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メチルフェ
ノール)、2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチ
ル−4−エチルフェノール)、4,4′−メチレン−ビ
ス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4′
−ブチリデン−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフ
ェノール)、4,4′−チオ−ビス−(6−t−ブチル
−3−メチルフェノール)、1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン、1,3,5−トリメ
チル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン
、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン、フェニル
−β−ナフチルアミン、N,N′−ジフェニル−p−フ
ェニレンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,2−
ジヒドロキノリンポリマー及び6−エトキシ−2,2,
4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンから選ばれ
た少なくとも1種の化合物を配合したことを特徴とする
吸液芯用殺虫液組成物に係る。
【0007】本発明の吸液芯用殺虫液組成物は、これを
吸上式加熱蒸散型殺虫装置に利用することによって、吸
液芯の目づまりを惹起せず、該芯の長寿命化を可能とす
ると共に、これに基づいて殺虫剤の蒸散性(揮散量及び
有効揮散率)を顕著に向上でき、長期間に亘って優れた
殺虫効果を持続発揮させ得る。
吸上式加熱蒸散型殺虫装置に利用することによって、吸
液芯の目づまりを惹起せず、該芯の長寿命化を可能とす
ると共に、これに基づいて殺虫剤の蒸散性(揮散量及び
有効揮散率)を顕著に向上でき、長期間に亘って優れた
殺虫効果を持続発揮させ得る。
【0008】本発明において殺虫剤としては、従来より
害虫駆除に用いられる各種薬剤をいずれも使用できる。 該薬剤には各種のピレスロイド系殺虫剤、カーバメイト
系殺虫剤、有機リン系殺虫剤等が包含される。それらの
具体例としては以下のものを例示できる。
害虫駆除に用いられる各種薬剤をいずれも使用できる。 該薬剤には各種のピレスロイド系殺虫剤、カーバメイト
系殺虫剤、有機リン系殺虫剤等が包含される。それらの
具体例としては以下のものを例示できる。
【0009】・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−
2−エン−4−オン−1−イル dl−シス/トラン
ス−クリサンテマート(一般名アレスリン:商品名ピナ
ミン:住友化学工業株式会社製、以下AAという)・3
−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オ
ン−1−イル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト(商品名ピナミンフオルテ:住友化学工業株式会社製
、以下ABという) ・d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イルd−トランス−クリサンテマート
(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下A
Cという) ・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマート
(一般名バイオアレスリン、以下ADという)・N−(
3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−メチル
dl−シス/トランス−クリサンテマート(一般名フ
タルスリン:商品名ネオピナミン:住友化学工業株式会
社製、以下AEという) ・5−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トラ
ンス−クリサンテマート(一般名レスメトリン:商品名
クリスロンフオルテ:住友化学工業株式会社製、以下A
Fという) ・5−(2−プロパルギル)−3−フリルメチル ク
リサンテマート(一般名フラメトリン、以下AGという
)・3−フエノキシベンジル 2,2−ジメチル−3
−(2′,2′−ジクロロ)ビニルシクロプロパン
カルボキシレート(一般名ペルメトリン:商品名エクス
ミン:住友化学工業株式会社製、以下AHという)・3
−フエノキシベンジル d−シス/トランス−クリサ
ンテマート(一般名フエノトリン:商品名スミスリン:
住友化学工業株式会社製、以下AIという)・α−シア
ノフエノキシベンジル イソプロピル−4−クロロフ
エニルアセテート(一般名フエンバレレート:商品名ス
ミサイジン:住友化学工業株式会社製、以下AJという
) ・d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イルd−トランス−クリサンテマート
(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下A
Kという) ・(S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル(1R
,シス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下ALと
いう) ・(R,S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル
(1R,1S)−シス/トランス−3−(2,2−ジ
クロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシレート(以下AMという) ・α−シアノ−3−フエノキシベンジル d−シス/
トランス−クリサンテマート(以下ANという)・1−
エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス/トラ
ンス−クリサンテマート(以下AOという)・1−エチ
ニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2−ジメチ
ル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパ
ン−1−カルボキシレート(以下APという)・1−エ
チニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以
下AQという) ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロ
プロピン−1−カルボキシレート(以下ARという)・
O,O−ジメチル O−(2,2−ジクロロ)ビニル
ホスフェート(以下ASという) ・o−イソプロポキシフエニル メチルカーバメート
(以下ATという) ・0,0−ジメチル 0−(3−メチル−4−ニトロ
フエニル)チオノフオスフエート(以下 AUという
)・0,0−ジエチル 0−2−イソプロピル−4−
メチル−ピリミジル−(6)−チオフオスフエート・0
,0−ジメチル S−(1,2−ジカルボエトキシエ
チル)−ジオチフオスフエート 上記殺虫剤には、通常用いられている効力増強剤、揮散
率向上剤、消臭剤、香料等の各種添加剤を任意に添加す
ることができる。効力増強剤としては、ピペロニルブト
キサイド、N−プロピルイゾーム、MGK−264、サ
イネピリン222、サイネピリン500、リーセン38
4、IBTA、S−421等を、揮散率向上剤としては
フエネチルイソチオシアネート、ハイミツクス酸ジメチ
ル等を、消臭剤としてはラウリル酸メタクリレート(L
MA)等を、香料としてはシトラール、シトロネラール
等を夫々例示できる。
2−エン−4−オン−1−イル dl−シス/トラン
ス−クリサンテマート(一般名アレスリン:商品名ピナ
ミン:住友化学工業株式会社製、以下AAという)・3
−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オ
ン−1−イル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト(商品名ピナミンフオルテ:住友化学工業株式会社製
、以下ABという) ・d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イルd−トランス−クリサンテマート
(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下A
Cという) ・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマート
(一般名バイオアレスリン、以下ADという)・N−(
3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−メチル
dl−シス/トランス−クリサンテマート(一般名フ
タルスリン:商品名ネオピナミン:住友化学工業株式会
社製、以下AEという) ・5−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トラ
ンス−クリサンテマート(一般名レスメトリン:商品名
クリスロンフオルテ:住友化学工業株式会社製、以下A
Fという) ・5−(2−プロパルギル)−3−フリルメチル ク
リサンテマート(一般名フラメトリン、以下AGという
)・3−フエノキシベンジル 2,2−ジメチル−3
−(2′,2′−ジクロロ)ビニルシクロプロパン
カルボキシレート(一般名ペルメトリン:商品名エクス
ミン:住友化学工業株式会社製、以下AHという)・3
−フエノキシベンジル d−シス/トランス−クリサ
ンテマート(一般名フエノトリン:商品名スミスリン:
住友化学工業株式会社製、以下AIという)・α−シア
ノフエノキシベンジル イソプロピル−4−クロロフ
エニルアセテート(一般名フエンバレレート:商品名ス
ミサイジン:住友化学工業株式会社製、以下AJという
) ・d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イルd−トランス−クリサンテマート
(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下A
Kという) ・(S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル(1R
,シス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下ALと
いう) ・(R,S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル
(1R,1S)−シス/トランス−3−(2,2−ジ
クロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシレート(以下AMという) ・α−シアノ−3−フエノキシベンジル d−シス/
トランス−クリサンテマート(以下ANという)・1−
エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス/トラ
ンス−クリサンテマート(以下AOという)・1−エチ
ニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2−ジメチ
ル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパ
ン−1−カルボキシレート(以下APという)・1−エ
チニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以
下AQという) ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロ
プロピン−1−カルボキシレート(以下ARという)・
O,O−ジメチル O−(2,2−ジクロロ)ビニル
ホスフェート(以下ASという) ・o−イソプロポキシフエニル メチルカーバメート
(以下ATという) ・0,0−ジメチル 0−(3−メチル−4−ニトロ
フエニル)チオノフオスフエート(以下 AUという
)・0,0−ジエチル 0−2−イソプロピル−4−
メチル−ピリミジル−(6)−チオフオスフエート・0
,0−ジメチル S−(1,2−ジカルボエトキシエ
チル)−ジオチフオスフエート 上記殺虫剤には、通常用いられている効力増強剤、揮散
率向上剤、消臭剤、香料等の各種添加剤を任意に添加す
ることができる。効力増強剤としては、ピペロニルブト
キサイド、N−プロピルイゾーム、MGK−264、サ
イネピリン222、サイネピリン500、リーセン38
4、IBTA、S−421等を、揮散率向上剤としては
フエネチルイソチオシアネート、ハイミツクス酸ジメチ
ル等を、消臭剤としてはラウリル酸メタクリレート(L
MA)等を、香料としてはシトラール、シトロネラール
等を夫々例示できる。
【0010】上記殺虫剤は溶液形態に調製される。該殺
虫剤溶液を調製するための溶剤としては、各種の有機溶
剤、代表的には炭化水素系溶剤をいずれも使用できる。 特に沸点範囲が150〜350℃の脂肪族系炭化水素(
パラフィン系炭化水素及び不飽和脂肪族炭化水素)は好
ましく、このうちn−パラフィン、イソパラフィン等は
、実用上毒性がなく、臭いがなくしかも火災の危険も極
めて少ない点において好適である。上記炭化水素系以外
の有機溶剤としては、例えばグリセリン、プロピレング
リコール、メタノール、アセトン、キシレン、クロルセ
ン、イソプロパノール、クロロホルム等を例示できる。
虫剤溶液を調製するための溶剤としては、各種の有機溶
剤、代表的には炭化水素系溶剤をいずれも使用できる。 特に沸点範囲が150〜350℃の脂肪族系炭化水素(
パラフィン系炭化水素及び不飽和脂肪族炭化水素)は好
ましく、このうちn−パラフィン、イソパラフィン等は
、実用上毒性がなく、臭いがなくしかも火災の危険も極
めて少ない点において好適である。上記炭化水素系以外
の有機溶剤としては、例えばグリセリン、プロピレング
リコール、メタノール、アセトン、キシレン、クロルセ
ン、イソプロパノール、クロロホルム等を例示できる。
【0011】上記殺虫剤の溶剤溶液は、用いるべき殺虫
剤の種類に応じて適宜決定され特に限定されるものでは
ないが、通常殺虫剤濃度が約1〜10重量%、好ましく
は3〜8重量%となるように調製されるのがよい。
剤の種類に応じて適宜決定され特に限定されるものでは
ないが、通常殺虫剤濃度が約1〜10重量%、好ましく
は3〜8重量%となるように調製されるのがよい。
【0012】本発明の組成物は、上記殺虫剤の有機溶媒
溶液中に、以下の化合物群から選ばれた少なくとも1種
を添加配合することを必須とする。
溶液中に、以下の化合物群から選ばれた少なくとも1種
を添加配合することを必須とする。
【0013】3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
トルエン(以下CAという) 3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール(以下CB
という) 3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール(
以下CCという) メルカプトベンズイミダソール(以下CDという)ジラ
ウリル−チオ−ジ−プロピオネート(以下CEという)
2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メ
チルフェノール)(以下CFという) 2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−エ
チルフェノール)(以下CGという) 4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチル
フェノール)(以下CHという) 4,4′−ブチリデン−ビス−(6−t−ブチル−3−
メチルフェノール)(以下CIという)4,4′−チオ
−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)(
以下CJという) 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サン(以下CKという) 1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン
(以下CLという) トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチル
フェニル)ブタン(以下CMという) テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン(以下CNと
いう) フェニル−β−ナフチルアミン(以下CPという)N,
N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン(以下CQ
という) 2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンポ
リマー(以下CRという) 6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン(以下CSという) 3−t−ブチル−4−メトキシフェノール(以下CUと
いう) 2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール(以下
CVという) ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート(以下CWという)α
−トコフェロール(以下CXという)アスコルビン酸(
以下CYという)及びエリソルビン酸(以下CZという
)。
トルエン(以下CAという) 3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール(以下CB
という) 3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール(
以下CCという) メルカプトベンズイミダソール(以下CDという)ジラ
ウリル−チオ−ジ−プロピオネート(以下CEという)
2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メ
チルフェノール)(以下CFという) 2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−エ
チルフェノール)(以下CGという) 4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチル
フェノール)(以下CHという) 4,4′−ブチリデン−ビス−(6−t−ブチル−3−
メチルフェノール)(以下CIという)4,4′−チオ
−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)(
以下CJという) 1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サン(以下CKという) 1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン
(以下CLという) トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチル
フェニル)ブタン(以下CMという) テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン(以下CNと
いう) フェニル−β−ナフチルアミン(以下CPという)N,
N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン(以下CQ
という) 2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンポ
リマー(以下CRという) 6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン(以下CSという) 3−t−ブチル−4−メトキシフェノール(以下CUと
いう) 2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール(以下
CVという) ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート(以下CWという)α
−トコフェロール(以下CXという)アスコルビン酸(
以下CYという)及びエリソルビン酸(以下CZという
)。
【0014】上記化合物CA〜CZは、その1種を単独
で用いてもよく、また2種以上併用することもできる。 その使用量は、之等の配合によって本発明所期の吸液芯
の目づまり防止効果が得られる限り特に限定されるもの
ではないが、通常得られる本発明吸液芯用殺虫液組成物
中に約1.0重量%以下となる量、通常約0.2〜1.
0重量%、好ましくは0.3〜0.9重量%含有される
量とするのがよく、これによって吸液芯の長期に亘る目
づまり防止効果が奏され、本発明所期の持続的殺虫効果
が奏される。
で用いてもよく、また2種以上併用することもできる。 その使用量は、之等の配合によって本発明所期の吸液芯
の目づまり防止効果が得られる限り特に限定されるもの
ではないが、通常得られる本発明吸液芯用殺虫液組成物
中に約1.0重量%以下となる量、通常約0.2〜1.
0重量%、好ましくは0.3〜0.9重量%含有される
量とするのがよく、これによって吸液芯の長期に亘る目
づまり防止効果が奏され、本発明所期の持続的殺虫効果
が奏される。
【0015】本発明組成物は、従来公知の各種吸液芯を
利用した吸上式加熱蒸散型殺虫装置に適用して、いずれ
も前記した所期の優れた効果を奏し得る。本発明組成物
の適用できる上記装置は、例えば特公昭52−1210
6号公報、実開昭58−45670号公報等に記載され
ている。その一具体例を添附図面に示す。
利用した吸上式加熱蒸散型殺虫装置に適用して、いずれ
も前記した所期の優れた効果を奏し得る。本発明組成物
の適用できる上記装置は、例えば特公昭52−1210
6号公報、実開昭58−45670号公報等に記載され
ている。その一具体例を添附図面に示す。
【0016】第1図は本発明吸液芯用殺虫液組成物を適
用するに適した吸上式加熱蒸散型殺虫装置の概略図であ
り、該装置は吸液芯(1)を支持するための芯支持体(
2)を有する殺虫剤液収容容器(3)と、上記容器内に
その上部を突出して挿入された吸液芯(1)と、その上
側面部を間接的に加熱するための中空円板状発熱体(4
)、該発熱体(4)を支持するための支持部(5)及び
支持脚(6)を有する発熱体支持台(7)とから成って
おり、上記発熱体(4)は、これに通電して発熱させる
ためのコード(図示せず)を有している。
用するに適した吸上式加熱蒸散型殺虫装置の概略図であ
り、該装置は吸液芯(1)を支持するための芯支持体(
2)を有する殺虫剤液収容容器(3)と、上記容器内に
その上部を突出して挿入された吸液芯(1)と、その上
側面部を間接的に加熱するための中空円板状発熱体(4
)、該発熱体(4)を支持するための支持部(5)及び
支持脚(6)を有する発熱体支持台(7)とから成って
おり、上記発熱体(4)は、これに通電して発熱させる
ためのコード(図示せず)を有している。
【0017】上記装置に利用される吸液芯(1)として
は、通常用いられている各種素材、例えばフェルト、木
綿、パルプ、不織布、石綿、無機質成型物等のいずれで
もよく、フェルト芯、素焼芯、パルプ芯及び無機質成型
芯が好ましい。上記無機質成型芯の具体例としては磁器
多孔質、グラスファイバー、石綿等の無機繊維を石膏や
ベントナイト等の結合剤で固めたものや、カオリン、活
性白土、タルク、ケイソウ土、クレー、パーライト、ベ
ントナイト、アルミナ、シリカ、アルミナシリカ、チタ
ニウム、ガラス質火山岩焼成粉末、ガラス質火山灰焼成
粉末等の鉱物質粉末を単独で又は木粉、炭粉、活性炭等
と共に糊剤例えばデキストリン、デンプン、アラビアゴ
ム、合成糊CMC等で固めたものを例示できる。特に好
ましい吸液芯は、上記鉱物質粉末100重量部と木粉又
は該木粉に等重量までの炭粉及び/又は活性炭を混合し
た混合物10〜300重量部とに糊剤を全吸液芯重量の
5〜25重量%となるまで配合し、更にこれらに水を加
えて練合後、押出成型し乾燥することにより製造される
。該吸液芯は吸液速度が1〜40時間、好ましくは8〜
21時間であるのが望ましい。この吸液速度とは、液温
25℃のn−パラフィン液中に直径7mm×長さ70m
mの吸液芯をその下部より15mmまで浸漬し、芯頂に
n−パラフィンが達するまでの時間を測定することによ
り求められた値を意味する。また上記吸液芯中には、上
記鉱物質粉末、木粉及び糊剤の他更に必要に応じてマカ
ライトグリーン等の色素、ソルビン酸及びその塩類、デ
ヒドロ酢酸等のカビ止め剤等を配合することもできる。
は、通常用いられている各種素材、例えばフェルト、木
綿、パルプ、不織布、石綿、無機質成型物等のいずれで
もよく、フェルト芯、素焼芯、パルプ芯及び無機質成型
芯が好ましい。上記無機質成型芯の具体例としては磁器
多孔質、グラスファイバー、石綿等の無機繊維を石膏や
ベントナイト等の結合剤で固めたものや、カオリン、活
性白土、タルク、ケイソウ土、クレー、パーライト、ベ
ントナイト、アルミナ、シリカ、アルミナシリカ、チタ
ニウム、ガラス質火山岩焼成粉末、ガラス質火山灰焼成
粉末等の鉱物質粉末を単独で又は木粉、炭粉、活性炭等
と共に糊剤例えばデキストリン、デンプン、アラビアゴ
ム、合成糊CMC等で固めたものを例示できる。特に好
ましい吸液芯は、上記鉱物質粉末100重量部と木粉又
は該木粉に等重量までの炭粉及び/又は活性炭を混合し
た混合物10〜300重量部とに糊剤を全吸液芯重量の
5〜25重量%となるまで配合し、更にこれらに水を加
えて練合後、押出成型し乾燥することにより製造される
。該吸液芯は吸液速度が1〜40時間、好ましくは8〜
21時間であるのが望ましい。この吸液速度とは、液温
25℃のn−パラフィン液中に直径7mm×長さ70m
mの吸液芯をその下部より15mmまで浸漬し、芯頂に
n−パラフィンが達するまでの時間を測定することによ
り求められた値を意味する。また上記吸液芯中には、上
記鉱物質粉末、木粉及び糊剤の他更に必要に応じてマカ
ライトグリーン等の色素、ソルビン酸及びその塩類、デ
ヒドロ酢酸等のカビ止め剤等を配合することもできる。
【0018】また上記装置に利用される発熱体としては
、通常通電により発熱する発熱体が汎用されているが、
これに限定されることなく、例えば空気酸化発熱材、白
金触媒等を利用した発熱材等の公知のいかなる発熱体で
あってもかまわない。
、通常通電により発熱する発熱体が汎用されているが、
これに限定されることなく、例えば空気酸化発熱材、白
金触媒等を利用した発熱材等の公知のいかなる発熱体で
あってもかまわない。
【0019】本発明組成物を上記装置に適用して殺虫を
行なう方法は、従来のこの種装置の利用法と同様でよく
、本発明組成物が吸液芯より蒸散し得る適当な温度に吸
液芯を加熱すればよい。該加熱温度は、殺虫剤の種類等
に応じて適宜に決定され、特に限定されないが、通常約
70〜150℃、好ましくは135〜145℃の範囲の
発熱体表面温度とされ、これは吸液芯表面温度約60〜
135℃、好ましくは約120〜130℃に相当する。
行なう方法は、従来のこの種装置の利用法と同様でよく
、本発明組成物が吸液芯より蒸散し得る適当な温度に吸
液芯を加熱すればよい。該加熱温度は、殺虫剤の種類等
に応じて適宜に決定され、特に限定されないが、通常約
70〜150℃、好ましくは135〜145℃の範囲の
発熱体表面温度とされ、これは吸液芯表面温度約60〜
135℃、好ましくは約120〜130℃に相当する。
【0020】かくして、本発明の吸液芯用殺虫液組成物
の利用によれば、吸液芯の目づまりを確実に回避して、
充分な殺虫効果を奏し得る殺虫剤濃度をもって殺虫剤を
長期間持続して揮散させ得る。
の利用によれば、吸液芯の目づまりを確実に回避して、
充分な殺虫効果を奏し得る殺虫剤濃度をもって殺虫剤を
長期間持続して揮散させ得る。
【0021】
【実施例】以下本発明を更に詳しく説明するため実施例
を挙げる。
を挙げる。
【0022】
【実施例1〜64】下記第1表に示す殺虫剤No.AA
〜AU、有機溶剤及び化合物CA〜CZの夫々を所定の
配合割合で添加混合して、本発明組成物(実施例No.
1〜64)を得た。
〜AU、有機溶剤及び化合物CA〜CZの夫々を所定の
配合割合で添加混合して、本発明組成物(実施例No.
1〜64)を得た。
【0023】比較例1〜14
化合物CA〜CZを添加混合しない以外は、実施例1〜
64と同様にして、比較殺虫液組成物(比較1〜14)
を得た。
64と同様にして、比較殺虫液組成物(比較1〜14)
を得た。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】尚、第1表中溶剤の項における記号は以下
のものを示す。
のものを示す。
【0029】BA…沸点150〜180℃/760mm
Hgの脂肪族炭化水素 BB…沸点180〜210℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BC…沸点210〜240℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BD…沸点240〜270℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BE…沸点270〜300℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BF…沸点300〜350℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 上記実施例1〜64で調製した本発明組成物及び比較例
1〜14で得た比較組成物の夫々50mlを、第1図に
示す容器(3)に入れ、発熱体(4)に通電して吸液芯
(1)の上側面部を温度135℃に加熱し、該加熱によ
る組成物試料中の殺虫剤の蒸散試験を行なった。吸液芯
(1)としてはパーライト60重量部及び木粉20重量
部に澱粉20重量部と水を加えて練合後、押出成型乾燥
したもの(直径7mm×長さ70mm、吸油速度約14
時間)を、また発熱体(4)は内径10mm及び厚さ1
0mmの中空円板状発熱体を夫々用いた。
Hgの脂肪族炭化水素 BB…沸点180〜210℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BC…沸点210〜240℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BD…沸点240〜270℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BE…沸点270〜300℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 BF…沸点300〜350℃/760mmHgの脂肪族
炭化水素 上記実施例1〜64で調製した本発明組成物及び比較例
1〜14で得た比較組成物の夫々50mlを、第1図に
示す容器(3)に入れ、発熱体(4)に通電して吸液芯
(1)の上側面部を温度135℃に加熱し、該加熱によ
る組成物試料中の殺虫剤の蒸散試験を行なった。吸液芯
(1)としてはパーライト60重量部及び木粉20重量
部に澱粉20重量部と水を加えて練合後、押出成型乾燥
したもの(直径7mm×長さ70mm、吸油速度約14
時間)を、また発熱体(4)は内径10mm及び厚さ1
0mmの中空円板状発熱体を夫々用いた。
【0030】殺虫剤の揮散量は揮散蒸気を毎時間毎にシ
リカゲルカラムに吸引捕集し、このシリカゲルをクロロ
ホルムで抽出し、濃縮後、ガスクロマトグラフにて定量
分析した。
リカゲルカラムに吸引捕集し、このシリカゲルをクロロ
ホルムで抽出し、濃縮後、ガスクロマトグラフにて定量
分析した。
【0031】組成物試料の加熱開始より10時間後、1
00時間後、200時間後、300時間後及び400時
間後の1時間当りの殺虫剤揮散量mg/hrを求めた結
果を下記第2表に示す。
00時間後、200時間後、300時間後及び400時
間後の1時間当りの殺虫剤揮散量mg/hrを求めた結
果を下記第2表に示す。
【0032】
【表5】
【0033】
【表6】
【0034】
【表7】
【0035】上記第2表より、本発明組成物を利用する
時には、殺虫剤揮散量を顕著に向上でき、しかもこの向
上された揮散量を、加熱開始より400時間後も殆んど
低下させることなく持続発現させ得ることが明白である
。
時には、殺虫剤揮散量を顕著に向上でき、しかもこの向
上された揮散量を、加熱開始より400時間後も殆んど
低下させることなく持続発現させ得ることが明白である
。
【図1】本発明吸液芯用殺虫組成物を適用するに適した
装置の一例の概略図である。
装置の一例の概略図である。
(1) 吸液芯
(3) 本発明組成物収容容器
(4) 発熱体
Claims (1)
- 【請求項1】殺虫剤の有機溶剤溶液中に、3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、3−t−ブチル
−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシアニソール、メルカプトベンズイミダ
ソール、ジラウリル−チオ−ジ−プロピオネート、3−
t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−t
−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート、α−トコフェロール、アスコルビン酸、
エリソルビン酸、2,2′−メチレン−ビス−(6−t
−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレ
ン−ビス−(6−t−ブチル−4−エチルフェノール)
、4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール)、4,4′−ブチリデン−ビス−(6−
t−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4′−チオ
−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、
1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベ
ンゼン、トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t
−ブチルフェニル)ブタン、テトラキス[メチレン(3
,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメ
ート)]メタン、フェニル−β−ナフチルアミン、N,
N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、2,2,
4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンポリマー及
び6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジ
ヒドロキノリンから選ばれた少なくとも1種の化合物を
配合したことを特徴とする吸液芯用殺虫液組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3107140A JPH04330003A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 加熱蒸散殺虫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3107140A JPH04330003A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 加熱蒸散殺虫方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1676084A Division JPS60161902A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 吸液芯用殺虫液組成物及び加熱蒸散殺虫方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6211585A Division JP2729357B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 吸液芯付容器、加熱蒸散型殺虫装置用キット及びこれらに用いる蒸散性持続化剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04330003A true JPH04330003A (ja) | 1992-11-18 |
JPH0563441B2 JPH0563441B2 (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=14451530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3107140A Granted JPH04330003A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 加熱蒸散殺虫方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04330003A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JPS448361Y1 (ja) * | 1965-12-27 | 1969-04-01 | ||
JPS4519801Y1 (ja) * | 1965-12-08 | 1970-08-10 | ||
JPS4742831A (ja) * | 1971-05-03 | 1972-12-18 | ||
JPS4898023A (ja) * | 1972-03-30 | 1973-12-13 | ||
JPS5030141A (ja) * | 1973-07-20 | 1975-03-26 | ||
JPS50160426A (ja) * | 1974-06-24 | 1975-12-25 | ||
JPS5212106A (en) * | 1975-07-21 | 1977-01-29 | Teijin Ltd | Process for hydrogenation of alpha, beta-unsaturated aldehydes |
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JPH01308204A (ja) * | 1989-04-03 | 1989-12-12 | Earth Chem Corp Ltd | 加熱蒸散殺虫方法 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3107140A patent/JPH04330003A/ja active Granted
Patent Citations (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS4326274Y1 (ja) * | 1965-12-09 | 1968-11-01 | ||
JPS448361Y1 (ja) * | 1965-12-27 | 1969-04-01 | ||
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JPS4898023A (ja) * | 1972-03-30 | 1973-12-13 | ||
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JPH01308204A (ja) * | 1989-04-03 | 1989-12-12 | Earth Chem Corp Ltd | 加熱蒸散殺虫方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563441B2 (ja) | 1993-09-10 |
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