JPH04329676A - 半導体加速度センサの製造方法 - Google Patents
半導体加速度センサの製造方法Info
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- JPH04329676A JPH04329676A JP9995791A JP9995791A JPH04329676A JP H04329676 A JPH04329676 A JP H04329676A JP 9995791 A JP9995791 A JP 9995791A JP 9995791 A JP9995791 A JP 9995791A JP H04329676 A JPH04329676 A JP H04329676A
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Classifications
-
- H05K999/00—
Landscapes
- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体加速度センサの
製造方法に係わり、特に、半導体基板を一方の表面側か
らエッチングして形成される半導体加速度センサの製造
方法に関する。
製造方法に係わり、特に、半導体基板を一方の表面側か
らエッチングして形成される半導体加速度センサの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図29および図30に基づいて、従来の
加速度センサについて説明する。図29は加速度センサ
の平面図であり、図30は図29のXP−XP断面図で
ある。図29および図30において、1はシリコンウェ
ハであり、ガラス板2およびガラス板3によって挟まれ
ている。シリコンウェハ1には、エッチングによって溝
8が形成されている。そして、エッチングされなかった
部分により錘7、片持ち梁4および支持部材9が一体的
に形成される。また、片持ち梁104の表面にはピエゾ
抵抗素子5が形成されている。
加速度センサについて説明する。図29は加速度センサ
の平面図であり、図30は図29のXP−XP断面図で
ある。図29および図30において、1はシリコンウェ
ハであり、ガラス板2およびガラス板3によって挟まれ
ている。シリコンウェハ1には、エッチングによって溝
8が形成されている。そして、エッチングされなかった
部分により錘7、片持ち梁4および支持部材9が一体的
に形成される。また、片持ち梁104の表面にはピエゾ
抵抗素子5が形成されている。
【0003】錘7および支持部材9はシリコンウェハ1
の厚みをそのまま利用している。そのため、錘7が動け
るように、ガラス板2およびガラス板3の錘7および片
持ち梁4に対向する面には凹部102,103が形成さ
れている。6は抵抗であり、ピエゾ抵抗素子5とともに
ブリッジ回路(図示省略)を構成する。
の厚みをそのまま利用している。そのため、錘7が動け
るように、ガラス板2およびガラス板3の錘7および片
持ち梁4に対向する面には凹部102,103が形成さ
れている。6は抵抗であり、ピエゾ抵抗素子5とともに
ブリッジ回路(図示省略)を構成する。
【0004】次に作用を説明する。上記の装置に対して
矢印A方向の加速度が加わった場合、錘7は加速度によ
って下側に変位する。その結果、片持ち梁4が歪み、ピ
エゾ抵抗素子5も歪む。ピエゾ抵抗素子5は歪んだとき
に抵抗値が変化するため、上記のブリッジ回路に電位差
が発生する。この電位差により抵抗値の変化を求め、そ
の結果より加速度を検出することができる。
矢印A方向の加速度が加わった場合、錘7は加速度によ
って下側に変位する。その結果、片持ち梁4が歪み、ピ
エゾ抵抗素子5も歪む。ピエゾ抵抗素子5は歪んだとき
に抵抗値が変化するため、上記のブリッジ回路に電位差
が発生する。この電位差により抵抗値の変化を求め、そ
の結果より加速度を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置においては
、シリコンウェハ1を裏面からエッチングした後、表面
にピエゾ抵抗素子5を形成している。そのため、両面で
マスクを使用しなければならず、マスク合わせを正確に
行うことが困難であった。また、ガラス板2,3に凹部
102,103を形成する際にも位置合わせを行なわな
ければならなかった。したがって、精度よく装置を形成
することが困難であるという問題点があった。
、シリコンウェハ1を裏面からエッチングした後、表面
にピエゾ抵抗素子5を形成している。そのため、両面で
マスクを使用しなければならず、マスク合わせを正確に
行うことが困難であった。また、ガラス板2,3に凹部
102,103を形成する際にも位置合わせを行なわな
ければならなかった。したがって、精度よく装置を形成
することが困難であるという問題点があった。
【0006】また、シリコンウェハ1をエッチングした
後ストッパを装着するまでに、装置の移動によって過大
な加速度がかかった場合、梁104が破損してしまう恐
れがあった。さらに、シリコンウェハ1の厚さを錘7の
厚さ(約300[μm])として、そのまま利用してお
り、また、錘4のストッパとしてガラス板2およびガラ
ス板3をシリコンウェハ1の両面に設置したため、装置
が大きくなり重量も増加してしまうという問題点があっ
た。
後ストッパを装着するまでに、装置の移動によって過大
な加速度がかかった場合、梁104が破損してしまう恐
れがあった。さらに、シリコンウェハ1の厚さを錘7の
厚さ(約300[μm])として、そのまま利用してお
り、また、錘4のストッパとしてガラス板2およびガラ
ス板3をシリコンウェハ1の両面に設置したため、装置
が大きくなり重量も増加してしまうという問題点があっ
た。
【0007】さらに、ガラス板2,3とシリコンウェハ
1とを接着している接着剤等の厚みのため、ガラス板2
,3と錘4とのギャップを狭く制御することが困難であ
り、エアダンピングが作用しにくく、検出値が安定しな
いという問題点があった。
1とを接着している接着剤等の厚みのため、ガラス板2
,3と錘4とのギャップを狭く制御することが困難であ
り、エアダンピングが作用しにくく、検出値が安定しな
いという問題点があった。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、一方の表面からのプロセスにより、
小型で軽量の半導体加速度センサを製造する方法を提供
することを目的とする。
されたものであり、一方の表面からのプロセスにより、
小型で軽量の半導体加速度センサを製造する方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板内
部に酸化シリコンからなる第1の犠牲層を形成する第1
の工程と、前記第1の犠牲層の側部のうち所定領域を除
いた領域に到達するように、前記半導体基板表面より溝
を形成し、該溝に酸化シリコンを充填して第2の犠牲層
を形成するとともに、前記第1の犠牲層の側部のうちの
前記所定領域に到達するように、前記半導体基板表面よ
り第3の犠牲層を形成する第2の工程と、前記半導体基
板上に第1の半導体層を形成する第3の工程と、前記第
1の半導体層表面から前記第2の犠牲層に到達するよう
に溝を形成する第4の工程と、前記第1の半導体層に形
成された溝に酸化シリコンを充填して第4の犠牲層を形
成する第5の工程と、前記第1の犠牲層上であり、前記
第1の半導体層表面上の領域に酸化シリコンにより第5
の犠牲層を形成する第6の工程と、前記第5の犠牲層上
に第2の半導体層を形成する第7の工程と、前記第2の
半導体層の所定位置に開口部を形成する第8の工程と、
前記開口部より、前記第5の犠牲層、前記第4の犠牲層
、前記第3の犠牲層、前記第2の犠牲層、および前記第
1の犠牲層をエッチング除去することにより空洞を形成
する第9の工程と、からなり、前記第1、第2、第3、
第4、および第5の犠牲層をエッチング除去して形成さ
れた空洞により、錘、梁、および該錘の変位を規制する
ストッパを形成することを特徴とする。
部に酸化シリコンからなる第1の犠牲層を形成する第1
の工程と、前記第1の犠牲層の側部のうち所定領域を除
いた領域に到達するように、前記半導体基板表面より溝
を形成し、該溝に酸化シリコンを充填して第2の犠牲層
を形成するとともに、前記第1の犠牲層の側部のうちの
前記所定領域に到達するように、前記半導体基板表面よ
り第3の犠牲層を形成する第2の工程と、前記半導体基
板上に第1の半導体層を形成する第3の工程と、前記第
1の半導体層表面から前記第2の犠牲層に到達するよう
に溝を形成する第4の工程と、前記第1の半導体層に形
成された溝に酸化シリコンを充填して第4の犠牲層を形
成する第5の工程と、前記第1の犠牲層上であり、前記
第1の半導体層表面上の領域に酸化シリコンにより第5
の犠牲層を形成する第6の工程と、前記第5の犠牲層上
に第2の半導体層を形成する第7の工程と、前記第2の
半導体層の所定位置に開口部を形成する第8の工程と、
前記開口部より、前記第5の犠牲層、前記第4の犠牲層
、前記第3の犠牲層、前記第2の犠牲層、および前記第
1の犠牲層をエッチング除去することにより空洞を形成
する第9の工程と、からなり、前記第1、第2、第3、
第4、および第5の犠牲層をエッチング除去して形成さ
れた空洞により、錘、梁、および該錘の変位を規制する
ストッパを形成することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によると、第1・第2・第3・第4・第
5の犠牲層をエッチング除去することにより、空洞が形
成される。そして、エッチングされずに残った半導体基
板、第1の半導体層のうち空洞に囲まれた領域が錘およ
び梁となり、空洞周囲の半導体基板、第1の半導体層、
および第2の半導体層が錘の変位を規制するストッパと
なる。したがって、ガラス板等の設置によってストッパ
を構成した場合に比べ、装置を軽量化することができる
。
5の犠牲層をエッチング除去することにより、空洞が形
成される。そして、エッチングされずに残った半導体基
板、第1の半導体層のうち空洞に囲まれた領域が錘およ
び梁となり、空洞周囲の半導体基板、第1の半導体層、
および第2の半導体層が錘の変位を規制するストッパと
なる。したがって、ガラス板等の設置によってストッパ
を構成した場合に比べ、装置を軽量化することができる
。
【0011】また、第1の半導体層、第1・第2・第3
・第4・第5の犠牲層、および第2の半導体層は、全て
半導体基板の一方の表面側から形成される。したがって
、マスクは半導体基板の表面側にのみ設置され、半導体
基板の両面でマスク合わせを行なう必要がない。
・第4・第5の犠牲層、および第2の半導体層は、全て
半導体基板の一方の表面側から形成される。したがって
、マスクは半導体基板の表面側にのみ設置され、半導体
基板の両面でマスク合わせを行なう必要がない。
【0012】なお、第1の犠牲層および第5の犠牲層を
酸化シリコンで形成したため、各犠牲層の厚さを精度よ
く制御できる。また、第2の犠牲層および第4の犠牲層
を、半導体基板および第1の半導体層に溝を形成した後
、酸化シリコンを充填して形成した。溝の幅は精度よく
制御できるので、各犠牲層の幅を薄く形成することがで
きる。
酸化シリコンで形成したため、各犠牲層の厚さを精度よ
く制御できる。また、第2の犠牲層および第4の犠牲層
を、半導体基板および第1の半導体層に溝を形成した後
、酸化シリコンを充填して形成した。溝の幅は精度よく
制御できるので、各犠牲層の幅を薄く形成することがで
きる。
【0013】
【実施例】図1から図7に基づいて、本発明の第1の実
施例について説明する。図1は本実施例のセンサ部分を
示す平面図であり、図2は図1のII−II断面図であ
る。 図1および図2において、10は錘であり、14は片持
ち梁である。片持ち梁14の表面にはP形拡散層からな
るピエゾ抵抗素子13が形成されている。ピエゾ抵抗素
子13に形成されたP+形拡散層15はパッド部であり
、図示省略のブリッジ回路に接続されている。また、ピ
エゾ抵抗素子13の錘10上の領域は、他の領域よりも
不純物濃度が高く形成されている。
施例について説明する。図1は本実施例のセンサ部分を
示す平面図であり、図2は図1のII−II断面図であ
る。 図1および図2において、10は錘であり、14は片持
ち梁である。片持ち梁14の表面にはP形拡散層からな
るピエゾ抵抗素子13が形成されている。ピエゾ抵抗素
子13に形成されたP+形拡散層15はパッド部であり
、図示省略のブリッジ回路に接続されている。また、ピ
エゾ抵抗素子13の錘10上の領域は、他の領域よりも
不純物濃度が高く形成されている。
【0014】16はP形基板であり、P形基板16の表
面にはN形エピタキシャル成長層(以下、単にN形エピ
層と呼ぶ。)18が形成され、N形エピ層18の表面に
はさらにN形エピ層23が形成される。なお、P形基板
16およびN形エピ層18により半導体基板が構成され
、N形エピ層23により第1の半導体層が構成される。 そして、N形エピ層23の表面には、酸化膜26を介し
て窒化膜27が選択的に形成され、窒化膜27上には第
2の半導体層としての窒化膜29が形成されている。
面にはN形エピタキシャル成長層(以下、単にN形エピ
層と呼ぶ。)18が形成され、N形エピ層18の表面に
はさらにN形エピ層23が形成される。なお、P形基板
16およびN形エピ層18により半導体基板が構成され
、N形エピ層23により第1の半導体層が構成される。 そして、N形エピ層23の表面には、酸化膜26を介し
て窒化膜27が選択的に形成され、窒化膜27上には第
2の半導体層としての窒化膜29が形成されている。
【0015】11は空洞である。空洞11は、後述する
ように、P形基板16、N形エピ層18、およびN形エ
ピ層23の内部およびN形エピ層23の表面に形成され
た犠牲層をエッチング除去することにより形成される。 そして、エッチングされずに残った部分が錘10および
片持ち梁14となる。また、窒化膜29およびP形基板
16によって錘10の上下のストッパが構成される。
ように、P形基板16、N形エピ層18、およびN形エ
ピ層23の内部およびN形エピ層23の表面に形成され
た犠牲層をエッチング除去することにより形成される。 そして、エッチングされずに残った部分が錘10および
片持ち梁14となる。また、窒化膜29およびP形基板
16によって錘10の上下のストッパが構成される。
【0016】次に、作用を説明する。上記の装置に図2
の上下方向の加速度がかかった場合、錘10が加速度に
応じて変位する。この変位により梁14が歪み、ピエゾ
抵抗素子13の抵抗値が変化する。したがって、ピエゾ
抵抗素子13の抵抗値を前述のブリッジ回路によって検
出することにより、加速度が検出される。
の上下方向の加速度がかかった場合、錘10が加速度に
応じて変位する。この変位により梁14が歪み、ピエゾ
抵抗素子13の抵抗値が変化する。したがって、ピエゾ
抵抗素子13の抵抗値を前述のブリッジ回路によって検
出することにより、加速度が検出される。
【0017】また、ピエゾ抵抗素子13の錘10の表面
に形成されている領域は、錘10の変位によって歪むこ
とがない。そのため、この領域には高濃度のP+形拡散
層が形成され、ピエゾ抵抗素子13の抵抗値が出力に与
える影響を少なくしている。上記の装置に図2の上下方
向の過大な加速度がかかった場合、錘10は窒化膜29
または半導体基板16に接触する。また、図1の上下方
向の過大な加速度がかかった場合、錘10は両側のN形
エピ層18,23またはP形基板16に接触し、それ以
上変位しなくなる。そのため、大きな加速度がかかった
場合でも、片持ち梁14の歪が大きくなって破損してし
まうことが防止される。
に形成されている領域は、錘10の変位によって歪むこ
とがない。そのため、この領域には高濃度のP+形拡散
層が形成され、ピエゾ抵抗素子13の抵抗値が出力に与
える影響を少なくしている。上記の装置に図2の上下方
向の過大な加速度がかかった場合、錘10は窒化膜29
または半導体基板16に接触する。また、図1の上下方
向の過大な加速度がかかった場合、錘10は両側のN形
エピ層18,23またはP形基板16に接触し、それ以
上変位しなくなる。そのため、大きな加速度がかかった
場合でも、片持ち梁14の歪が大きくなって破損してし
まうことが防止される。
【0018】また、錘10の周囲の空洞11は、後述す
るようにSiO2層をエッチング除去して形成されるた
め、幅を狭くすることができる。したがって、空洞11
の容積が小さくなり、錘10が変位によって圧縮される
空気が少なくなるため、空気は錘10の運動を妨げるダ
ンパになる。このように、エアダンピングによって錘1
0の変位は安定するため、加速度を精度よく検出できる
。
るようにSiO2層をエッチング除去して形成されるた
め、幅を狭くすることができる。したがって、空洞11
の容積が小さくなり、錘10が変位によって圧縮される
空気が少なくなるため、空気は錘10の運動を妨げるダ
ンパになる。このように、エアダンピングによって錘1
0の変位は安定するため、加速度を精度よく検出できる
。
【0019】次に、図3から図7に基づいて、本実施例
の製造方法について説明する。まず、図3に示すように
、P形半導体基板16に、SIMOX(Separat
ion by IMplant OXygen)により
、第1の犠牲層としてのSiO2からなる埋め込み層1
7が形成される。
の製造方法について説明する。まず、図3に示すように
、P形半導体基板16に、SIMOX(Separat
ion by IMplant OXygen)により
、第1の犠牲層としてのSiO2からなる埋め込み層1
7が形成される。
【0020】次に、図4に示すように、P形基板16の
表面に単結晶のN形エピ層18が形成される。その後、
埋め込み層17周部の所定領域に、N形エピ層18の表
面から第3の犠牲層としてのN+形拡散層19が形成さ
れる。そして、埋め込み層17の周部であり、N+形拡
散層19が形成されていない領域に、異方性のドライエ
ッチングにより垂直な溝(以下、トレンチと呼ぶ。)2
0が形成され、トレンチ20に第2の犠牲層としてのS
iO2層21がCVDにより充填される。
表面に単結晶のN形エピ層18が形成される。その後、
埋め込み層17周部の所定領域に、N形エピ層18の表
面から第3の犠牲層としてのN+形拡散層19が形成さ
れる。そして、埋め込み層17の周部であり、N+形拡
散層19が形成されていない領域に、異方性のドライエ
ッチングにより垂直な溝(以下、トレンチと呼ぶ。)2
0が形成され、トレンチ20に第2の犠牲層としてのS
iO2層21がCVDにより充填される。
【0021】次に、図5に示すように、N形エピ層18
の表面に単結晶のN形エピ層23を形成する。そして、
SiO2層21上に選択的に異方性エッチングによりト
レンチ24が形成され、トレンチ24に第4の犠牲層と
してのSiO2層25が埋め込まれる。
の表面に単結晶のN形エピ層23を形成する。そして、
SiO2層21上に選択的に異方性エッチングによりト
レンチ24が形成され、トレンチ24に第4の犠牲層と
してのSiO2層25が埋め込まれる。
【0022】図6に示すように、ピエゾ抵抗素子13を
形成するために、N+形拡散層19上の領域であって、
SiO2層25が形成されていないN形エピ層23の表
面にボロン(B)をドープし、熱拡散によりP形拡散層
を形成する。そして、このP形拡散層の表面にP+形拡
散層15を形成し、パッド部を形成する。その後、N形
エピ層23、SiO2層24、ピエゾ抵抗素子13、お
よびP+形拡散層15の表面に薄い酸化膜26を形成す
る。そして、酸化膜26の表面であり、SiO2層17
が形成されていない領域上に窒化膜27を選択的に堆積
させる。続いて、酸化膜26の表面に、窒化膜27をマ
スクとして、第5の犠牲層としてのPSG膜28を堆積
させる。その後、表面を平坦化し、窒化膜27およびP
SG膜28の表面に第2の半導体層としての窒化膜29
を異方性のドライエッチングにより形成する。
形成するために、N+形拡散層19上の領域であって、
SiO2層25が形成されていないN形エピ層23の表
面にボロン(B)をドープし、熱拡散によりP形拡散層
を形成する。そして、このP形拡散層の表面にP+形拡
散層15を形成し、パッド部を形成する。その後、N形
エピ層23、SiO2層24、ピエゾ抵抗素子13、お
よびP+形拡散層15の表面に薄い酸化膜26を形成す
る。そして、酸化膜26の表面であり、SiO2層17
が形成されていない領域上に窒化膜27を選択的に堆積
させる。続いて、酸化膜26の表面に、窒化膜27をマ
スクとして、第5の犠牲層としてのPSG膜28を堆積
させる。その後、表面を平坦化し、窒化膜27およびP
SG膜28の表面に第2の半導体層としての窒化膜29
を異方性のドライエッチングにより形成する。
【0023】次に、図7に示すように、窒化膜29の所
定箇所に開口部61を設ける。そして、開口部61を通
じて、フッ化水素(HF)緩衝溶液によりエッチングを
行なう。このエッチングにより、PSG膜28、膣化膜
27に覆われていない領域の酸化膜26、およびSiO
2層25,21,17が除去される。次に、フッ化水素
、硝酸(HNO3)、および酢酸(CH3COOH)を
1:3:8の割合で混合した溶液により、開口部61を
通じてエッチングを行う。このエッチングは不純物濃度
に依存するエッチングであり、N形エピ層18,23や
P形基板16よりも不純物濃度の高いN+形拡散層19
が除去される。以上のエッチングにより空洞11が形成
され、空洞11に囲まれたP形基板16、N形エピ層1
8,23が錘10および片持ち梁14となる。
定箇所に開口部61を設ける。そして、開口部61を通
じて、フッ化水素(HF)緩衝溶液によりエッチングを
行なう。このエッチングにより、PSG膜28、膣化膜
27に覆われていない領域の酸化膜26、およびSiO
2層25,21,17が除去される。次に、フッ化水素
、硝酸(HNO3)、および酢酸(CH3COOH)を
1:3:8の割合で混合した溶液により、開口部61を
通じてエッチングを行う。このエッチングは不純物濃度
に依存するエッチングであり、N形エピ層18,23や
P形基板16よりも不純物濃度の高いN+形拡散層19
が除去される。以上のエッチングにより空洞11が形成
され、空洞11に囲まれたP形基板16、N形エピ層1
8,23が錘10および片持ち梁14となる。
【0024】以上説明したように、本実施例によれば、
P形基板16の内部にSIMOXによってSiO2層1
7を形成し、P形半導体基板16上にN形エピ層18お
よび23を形成し、N形エピ層18の所定領域にN+形
拡散層19を形成し、N形エピ層18,23の所定領域
にトレンチ20,24を形成してトレンチ20,24内
にSiO2層21,25を形成し、N形エピ層20表面
にピエゾ抵抗素子13を形成し、N形エピ層23上に窒
化膜27およびPSG膜28を形成し、窒化膜27およ
びPSG膜28の表面に窒化膜29を形成し、窒化膜1
6に設けた開口部61を通じてPSG膜28、SiO2
層25,21,17、およびN+形拡散層19をエッチ
ング除去するようにした。
P形基板16の内部にSIMOXによってSiO2層1
7を形成し、P形半導体基板16上にN形エピ層18お
よび23を形成し、N形エピ層18の所定領域にN+形
拡散層19を形成し、N形エピ層18,23の所定領域
にトレンチ20,24を形成してトレンチ20,24内
にSiO2層21,25を形成し、N形エピ層20表面
にピエゾ抵抗素子13を形成し、N形エピ層23上に窒
化膜27およびPSG膜28を形成し、窒化膜27およ
びPSG膜28の表面に窒化膜29を形成し、窒化膜1
6に設けた開口部61を通じてPSG膜28、SiO2
層25,21,17、およびN+形拡散層19をエッチ
ング除去するようにした。
【0025】そのため、一方の表面からのプロセスで錘
10および片持ち梁14を構成することができ、両面か
らマスク合わせを行なう必要がなくなるので、装置を精
度よく製造することができる。また、上記のプロセスに
よりストッパも構成することができるため、製造過程で
装置を移動させたときに過大加速によって装置が破損す
ることを防止することができるので、歩留まりが向上す
るという効果が得られる。また、上記実施例の装置によ
れば、新たにストッパを取り付ける必要がないため、装
置を小型軽量化することができるという効果が得られる
。さらに、犠牲層として、SIMOXによりSiO2層
17を形成し、トレンチ20,24を形成してSiO2
層21,25を充填したため、空洞11の幅を狭く形成
することができる。したがって、錘10が変位したとき
にエアダンピングが効果的に行なわれ、検出精度が向上
するとともに、錘10の変位が大きくなり過ぎて片持ち
梁14が破損してしまうことを防止できるという効果が
得られる。
10および片持ち梁14を構成することができ、両面か
らマスク合わせを行なう必要がなくなるので、装置を精
度よく製造することができる。また、上記のプロセスに
よりストッパも構成することができるため、製造過程で
装置を移動させたときに過大加速によって装置が破損す
ることを防止することができるので、歩留まりが向上す
るという効果が得られる。また、上記実施例の装置によ
れば、新たにストッパを取り付ける必要がないため、装
置を小型軽量化することができるという効果が得られる
。さらに、犠牲層として、SIMOXによりSiO2層
17を形成し、トレンチ20,24を形成してSiO2
層21,25を充填したため、空洞11の幅を狭く形成
することができる。したがって、錘10が変位したとき
にエアダンピングが効果的に行なわれ、検出精度が向上
するとともに、錘10の変位が大きくなり過ぎて片持ち
梁14が破損してしまうことを防止できるという効果が
得られる。
【0026】次に、図8から図12に基づいて、第2の
実施例について説明する。第1の実施例ではピエゾ抵抗
素子13を用いて錘10の変位量を検出したが、本実施
例は、静電容量の変化により錘の変位量を検出するもの
である。
実施例について説明する。第1の実施例ではピエゾ抵抗
素子13を用いて錘10の変位量を検出したが、本実施
例は、静電容量の変化により錘の変位量を検出するもの
である。
【0027】図8は本実施例のセンサ部分を示す平面図
であり、図9は図8のIX−IX断面図である。図8お
よび図9において、30は錘であり、35は片持ち梁で
ある。16はP形基板であり、P形基板16内部にはS
IMOXによりSiO2層が形成される。P形基板16
の表面にはN形エピ層18が形成され、N形エピ層18
の表面にはさらにN形エピ層23が形成されている。な
お、P形基板16、N形エピ層18により半導体基板が
構成され、N形エピ層23により第1の半導体層が形成
される。
であり、図9は図8のIX−IX断面図である。図8お
よび図9において、30は錘であり、35は片持ち梁で
ある。16はP形基板であり、P形基板16内部にはS
IMOXによりSiO2層が形成される。P形基板16
の表面にはN形エピ層18が形成され、N形エピ層18
の表面にはさらにN形エピ層23が形成されている。な
お、P形基板16、N形エピ層18により半導体基板が
構成され、N形エピ層23により第1の半導体層が形成
される。
【0028】N形エピ層23の表面にはP形拡散層36
が形成される。N形エピ層23およびP形拡散層36の
表面には、酸化膜26を介して窒化膜27が選択的に形
成され、窒化膜27上には窒化膜32が形成されている
。窒化膜32上にはP+形ポリシリコン層33が形成さ
れ、P+形ポリシリコン層33上には窒化膜34が形成
されている。なお、P+形ポリシリコン層33が一方の
電極、P形拡散層36が他方の電極となり、コンデンサ
を構成する。なお、窒化膜32,34およびP+形ポリ
シリコン層33によって第2の半導体層としての上部ス
トッパ31が構成される。
が形成される。N形エピ層23およびP形拡散層36の
表面には、酸化膜26を介して窒化膜27が選択的に形
成され、窒化膜27上には窒化膜32が形成されている
。窒化膜32上にはP+形ポリシリコン層33が形成さ
れ、P+形ポリシリコン層33上には窒化膜34が形成
されている。なお、P+形ポリシリコン層33が一方の
電極、P形拡散層36が他方の電極となり、コンデンサ
を構成する。なお、窒化膜32,34およびP+形ポリ
シリコン層33によって第2の半導体層としての上部ス
トッパ31が構成される。
【0029】次に、作用を説明する。上記の装置に図9
の上下方向の加速度がかかった場合、錘30が加速度に
応じて変位する。この変位によりP+形ポリシリコン層
33とP形拡散層36との間の静電容量が変化する。し
たがって、この静電容量を検出することにより、加速度
が検出される。
の上下方向の加速度がかかった場合、錘30が加速度に
応じて変位する。この変位によりP+形ポリシリコン層
33とP形拡散層36との間の静電容量が変化する。し
たがって、この静電容量を検出することにより、加速度
が検出される。
【0030】また、上記の装置に過大な加速度がかかっ
た場合、錘30は上部ストッパ31、P形基板16、ま
たは錘30の周囲のN形エピ層18,23のいずれかに
接触する。そのため、大きな加速度がかかった場合でも
、片持ち梁35の歪みが大きくなって破損してしまうこ
とが防止される。
た場合、錘30は上部ストッパ31、P形基板16、ま
たは錘30の周囲のN形エピ層18,23のいずれかに
接触する。そのため、大きな加速度がかかった場合でも
、片持ち梁35の歪みが大きくなって破損してしまうこ
とが防止される。
【0031】次に、図10から図12に基づいて、本実
施例の製造方法について説明する。まず、図10に示す
ように、P形基板16にSIMOXにより第1の犠牲層
としてのSiO2層17が形成される。そして、P形基
板16の表面に単結晶のN形エピ層18が形成され、N
形エピ層18に第3の犠牲層としてのN+形拡散層19
および第2の犠牲層としてのSiO2層21が形成され
る。さらに、N形エピ層18、N+形拡散層19および
SiO2層21の表面に単結晶のN形エピ層23が形成
され、N形エピ層23にはSiO2層25が形成される
。以上の工程は第1の実施例の図3から図5の工程と同
様である。
施例の製造方法について説明する。まず、図10に示す
ように、P形基板16にSIMOXにより第1の犠牲層
としてのSiO2層17が形成される。そして、P形基
板16の表面に単結晶のN形エピ層18が形成され、N
形エピ層18に第3の犠牲層としてのN+形拡散層19
および第2の犠牲層としてのSiO2層21が形成され
る。さらに、N形エピ層18、N+形拡散層19および
SiO2層21の表面に単結晶のN形エピ層23が形成
され、N形エピ層23にはSiO2層25が形成される
。以上の工程は第1の実施例の図3から図5の工程と同
様である。
【0032】次に、図11に示すように、N形エピ層2
3の表面に選択的にP形拡散層36が形成される。そし
て、SiO2層25、N形エピ層23、およびP形拡散
層36の表面に薄い酸化膜26を形成する。その後、酸
化膜26の表面でありSiO2層17上を除く領域に、
窒化膜27を選択的に堆積させる。続いて、酸化膜26
上に窒化膜27をマスクとして、第5の犠牲層としての
PSG膜28を堆積させる。その後、窒化膜27および
PSG膜28の表面に窒化膜32、P形ポリシリコン層
33、および窒化膜34を順次堆積させる。
3の表面に選択的にP形拡散層36が形成される。そし
て、SiO2層25、N形エピ層23、およびP形拡散
層36の表面に薄い酸化膜26を形成する。その後、酸
化膜26の表面でありSiO2層17上を除く領域に、
窒化膜27を選択的に堆積させる。続いて、酸化膜26
上に窒化膜27をマスクとして、第5の犠牲層としての
PSG膜28を堆積させる。その後、窒化膜27および
PSG膜28の表面に窒化膜32、P形ポリシリコン層
33、および窒化膜34を順次堆積させる。
【0033】次に、図12に示すように、窒化膜32、
P形ポリシリコン層33、および窒化膜34からなる上
部ストッパ31の所定箇所に異方性のドライエッチング
により開口部62を設ける。そして、開口部62を通じ
て、フッ化水素緩衝溶液により、PSG膜28、SiO
2層25,21,17をエッチング除去する。次に、水
酸化カリウム(KOH)によりN+形拡散層19をエッ
チング除去する。上記の製造過程により、本実施例の装
置が得られる。
P形ポリシリコン層33、および窒化膜34からなる上
部ストッパ31の所定箇所に異方性のドライエッチング
により開口部62を設ける。そして、開口部62を通じ
て、フッ化水素緩衝溶液により、PSG膜28、SiO
2層25,21,17をエッチング除去する。次に、水
酸化カリウム(KOH)によりN+形拡散層19をエッ
チング除去する。上記の製造過程により、本実施例の装
置が得られる。
【0034】以上説明したように、本実施例によれば、
P形基板16の内部にSIMOXによってSiO2層1
7を埋め込み形成し、P形半導体基板16上にN形エピ
層18および23を形成し、N形エピ層18の所定領域
にN+形拡散層19を形成し、N形エピ層18,23の
所定領域にトレンチ20,24を形成してトレンチ20
,24内にSiO2層21,25を形成し、N形エピ層
20表面にP形拡散層36を形成し、N形エピ層23上
に窒化膜27およびPSG膜28を形成し、窒化膜27
およびPSG膜28の表面に窒化膜32、P+形ポリシ
リコン層33、膣化膜34からなる上部ストッパ31を
形成し、上部ストッパ31に設けた開口部62を通じて
PSG膜28、SiO2層25,21,17、およびN
+形拡散層19をエッチング除去するようにした。
P形基板16の内部にSIMOXによってSiO2層1
7を埋め込み形成し、P形半導体基板16上にN形エピ
層18および23を形成し、N形エピ層18の所定領域
にN+形拡散層19を形成し、N形エピ層18,23の
所定領域にトレンチ20,24を形成してトレンチ20
,24内にSiO2層21,25を形成し、N形エピ層
20表面にP形拡散層36を形成し、N形エピ層23上
に窒化膜27およびPSG膜28を形成し、窒化膜27
およびPSG膜28の表面に窒化膜32、P+形ポリシ
リコン層33、膣化膜34からなる上部ストッパ31を
形成し、上部ストッパ31に設けた開口部62を通じて
PSG膜28、SiO2層25,21,17、およびN
+形拡散層19をエッチング除去するようにした。
【0035】そのため、第1の実施例と同様の効果が得
られるとともに、静電容量を用いた半導体加速度センサ
を得ることができる。
られるとともに、静電容量を用いた半導体加速度センサ
を得ることができる。
【0036】次に、図13から図19に基づいて、第3
の実施例について説明する。本実施例の構成は、第1の
犠牲層をSIMOXではなくP形基板を表面を酸化する
ことにより形成したものである。
の実施例について説明する。本実施例の構成は、第1の
犠牲層をSIMOXではなくP形基板を表面を酸化する
ことにより形成したものである。
【0037】図13は本実施例のセンサ部分を示す平面
図であり、図14は図13のXIV−XIV断面図であ
る。図13および図14において、40は錘であり、4
4は片持ち梁である。片持ち梁44の表面にはP形拡散
層からなるピエゾ抵抗素子43が形成されている。45
はピエゾ抵抗素子43のパッド部としてのP+形拡散層
である。
図であり、図14は図13のXIV−XIV断面図であ
る。図13および図14において、40は錘であり、4
4は片持ち梁である。片持ち梁44の表面にはP形拡散
層からなるピエゾ抵抗素子43が形成されている。45
はピエゾ抵抗素子43のパッド部としてのP+形拡散層
である。
【0038】46はP形基板であり、P形基板46の表
面にはN形エピ層48が形成され、N形エピ層48の表
面にはさらにN形エピ層53が形成される。なお、P形
基板46およびN形エピ層48により半導体基板が形成
され、N形エピ層53により第1の半導体層が形成され
る。そして、N形エピ層43の表面には、酸化膜56を
介して窒化膜57が選択的に形成され、窒化膜57上に
は第2の半導体層としての窒化膜59が形成されている
。
面にはN形エピ層48が形成され、N形エピ層48の表
面にはさらにN形エピ層53が形成される。なお、P形
基板46およびN形エピ層48により半導体基板が形成
され、N形エピ層53により第1の半導体層が形成され
る。そして、N形エピ層43の表面には、酸化膜56を
介して窒化膜57が選択的に形成され、窒化膜57上に
は第2の半導体層としての窒化膜59が形成されている
。
【0039】41は空洞である。空洞41は、後述する
ように、犠牲層をエッチング除去することにより形成さ
れる。また、窒化膜59およびP形基板46によって錘
40の上下のストッパが構成され、過大な加速度により
方持ち梁44が破損することを防止する。
ように、犠牲層をエッチング除去することにより形成さ
れる。また、窒化膜59およびP形基板46によって錘
40の上下のストッパが構成され、過大な加速度により
方持ち梁44が破損することを防止する。
【0040】次に、作用を説明する。上記の装置に図1
4上下方向の加速度がかかった場合、錘40が加速度に
応じて変位する。この変位により梁44が歪み、ピエゾ
抵抗素子43の抵抗値が変化する。したがって、ピエゾ
抵抗素子43の抵抗値を検出することにより、加速度が
検出される。
4上下方向の加速度がかかった場合、錘40が加速度に
応じて変位する。この変位により梁44が歪み、ピエゾ
抵抗素子43の抵抗値が変化する。したがって、ピエゾ
抵抗素子43の抵抗値を検出することにより、加速度が
検出される。
【0041】次に、図15から図19に基づいて、本実
施例の製造方法について説明する。まず、図15に示す
ように、P形基板46表面に膣化膜64を選択的に形成
する。そして、P形基板46を酸化して第1の犠牲層と
しての酸化膜47を形成し、その後、膣化膜64を除去
する。
施例の製造方法について説明する。まず、図15に示す
ように、P形基板46表面に膣化膜64を選択的に形成
する。そして、P形基板46を酸化して第1の犠牲層と
しての酸化膜47を形成し、その後、膣化膜64を除去
する。
【0042】次に、図16に示すように、P形基板46
および酸化膜47の表面にN形エピ層48を形成する。 このとき、酸化膜47上に形成されたN形エピ層48は
、多結晶となり、P形基板46上に形成されたN形エピ
層48は単結晶となる。その後、酸化膜47周部の所定
領域に、N形エピ層18の表面から第3の犠牲層として
のN+形拡散層49が形成される。そして、酸化膜47
の周部であり、N+形拡散層49が形成されていない領
域に、異方性エッチングにより垂直なトレンチ50が形
成され、トレンチ50に第2の犠牲層としてのSiO2
層51がCVDにより埋め込まれる。なお、P形基板4
6およびN形エピ層48によって半導体基板が構成され
る。
および酸化膜47の表面にN形エピ層48を形成する。 このとき、酸化膜47上に形成されたN形エピ層48は
、多結晶となり、P形基板46上に形成されたN形エピ
層48は単結晶となる。その後、酸化膜47周部の所定
領域に、N形エピ層18の表面から第3の犠牲層として
のN+形拡散層49が形成される。そして、酸化膜47
の周部であり、N+形拡散層49が形成されていない領
域に、異方性エッチングにより垂直なトレンチ50が形
成され、トレンチ50に第2の犠牲層としてのSiO2
層51がCVDにより埋め込まれる。なお、P形基板4
6およびN形エピ層48によって半導体基板が構成され
る。
【0043】次に、図17に示すように、N形エピ層4
8、N+形拡散層49、およびSiO2層51の表面上
に、第1の半導体層としてのN形エピ層53を形成する
。そして、SiO2層51上に選択的に異方性エッチン
グによりトレンチ54が形成され、トレンチ54に第4
の犠牲層としてのSiO2層55がCVDにより埋め込
まれる。このとき、SiO2層47上のN形エピ層53
は多結晶シリコン層上に形成されるため多結晶となり、
その他の領域のN形エピ層53は単結晶シリコン層上に
形成されるため単結晶となる。
8、N+形拡散層49、およびSiO2層51の表面上
に、第1の半導体層としてのN形エピ層53を形成する
。そして、SiO2層51上に選択的に異方性エッチン
グによりトレンチ54が形成され、トレンチ54に第4
の犠牲層としてのSiO2層55がCVDにより埋め込
まれる。このとき、SiO2層47上のN形エピ層53
は多結晶シリコン層上に形成されるため多結晶となり、
その他の領域のN形エピ層53は単結晶シリコン層上に
形成されるため単結晶となる。
【0044】また、N+形拡散層49によって第3の犠
牲層が構成され、SiO2層51,54によって第2の
犠牲層が構成される。
牲層が構成され、SiO2層51,54によって第2の
犠牲層が構成される。
【0045】図18に示すように、N+形拡散層49上
の領域であって、SiO2層55が形成されていないN
形エピ層53の表面にP形拡散層43およびP+形拡散
層45を形成して、ピエゾ素子43を形成する。その後
、N形エピ層53、SiO2層54、P形拡散層43、
およびP+形拡散層45の表面に薄い酸化膜56を形成
する。その後、酸化膜56の表面であり、酸化膜47が
形成されていない領域上に窒化膜57を選択的に堆積さ
せる。続いて、酸化膜56の表面に、窒化膜57をマス
クとして、第3の犠牲層としてのPSG膜58を堆積さ
せる。その後、窒化膜57およびPSG膜58の表面に
窒化膜59を形成する。
の領域であって、SiO2層55が形成されていないN
形エピ層53の表面にP形拡散層43およびP+形拡散
層45を形成して、ピエゾ素子43を形成する。その後
、N形エピ層53、SiO2層54、P形拡散層43、
およびP+形拡散層45の表面に薄い酸化膜56を形成
する。その後、酸化膜56の表面であり、酸化膜47が
形成されていない領域上に窒化膜57を選択的に堆積さ
せる。続いて、酸化膜56の表面に、窒化膜57をマス
クとして、第3の犠牲層としてのPSG膜58を堆積さ
せる。その後、窒化膜57およびPSG膜58の表面に
窒化膜59を形成する。
【0046】次に、図19に示すように、窒化膜59の
所定箇所に開口部63を設ける。そして、開口部63を
通じて、PSG膜58、膣化膜57に覆われていない領
域の酸化膜56、SiO2層55,51および酸化膜4
7をエッチング除去する。次に、不純物濃度の高いN+
形拡散層49を除去する。以上のエッチングにより空洞
41が形成され、空洞41に囲まれたN形エピ層48,
53が錘40および片持ち梁44となる。
所定箇所に開口部63を設ける。そして、開口部63を
通じて、PSG膜58、膣化膜57に覆われていない領
域の酸化膜56、SiO2層55,51および酸化膜4
7をエッチング除去する。次に、不純物濃度の高いN+
形拡散層49を除去する。以上のエッチングにより空洞
41が形成され、空洞41に囲まれたN形エピ層48,
53が錘40および片持ち梁44となる。
【0047】以上説明したように、本実施例によれば、
P形基板46の表面に酸化膜47を形成し、P形基板4
6および酸化膜47上にN形エピ層48および53を形
成し、N形エピ層48の所定領域にN+形拡散層49を
形成し、N形エピ層48,53の所定領域にトレンチ5
0,54を形成してトレンチ50,54内にSiO2層
51,55を形成し、N形エピ層53表面にピエゾ抵抗
素子43を形成し、N形エピ層53上に窒化膜57およ
びPSG膜58を形成し、窒化膜57およびPSG膜5
8の表面に窒化膜59を形成し、窒化膜59に設けた開
口部63を通じてPSG膜58、SiO2層55,51
、酸化膜47、およびN+形拡散層49をエッチング除
去するようにした。
P形基板46の表面に酸化膜47を形成し、P形基板4
6および酸化膜47上にN形エピ層48および53を形
成し、N形エピ層48の所定領域にN+形拡散層49を
形成し、N形エピ層48,53の所定領域にトレンチ5
0,54を形成してトレンチ50,54内にSiO2層
51,55を形成し、N形エピ層53表面にピエゾ抵抗
素子43を形成し、N形エピ層53上に窒化膜57およ
びPSG膜58を形成し、窒化膜57およびPSG膜5
8の表面に窒化膜59を形成し、窒化膜59に設けた開
口部63を通じてPSG膜58、SiO2層55,51
、酸化膜47、およびN+形拡散層49をエッチング除
去するようにした。
【0048】そのため、第1の実施例と同様の効果が得
られるとともに、SIMOX工程が省略できSIMOX
用の装置を用いる必要がないので、第1の実施例よりも
コストを低減することができるという効果が得られる。
られるとともに、SIMOX工程が省略できSIMOX
用の装置を用いる必要がないので、第1の実施例よりも
コストを低減することができるという効果が得られる。
【0049】次に、図20から図27に基づいて、本発
明の第4の実施例について説明する。本実施例は犠牲層
をすべてSiO2により形成したものである。図20は
本実施例のセンサ部分を示す平面図であり、図21は図
20のXXI−XXI断面図である。図20および図2
1において、70は錘であり、74は片持ち梁である。 片持ち梁74の表面にはピエゾ抵抗素子73が形成され
ている。
明の第4の実施例について説明する。本実施例は犠牲層
をすべてSiO2により形成したものである。図20は
本実施例のセンサ部分を示す平面図であり、図21は図
20のXXI−XXI断面図である。図20および図2
1において、70は錘であり、74は片持ち梁である。 片持ち梁74の表面にはピエゾ抵抗素子73が形成され
ている。
【0050】76はP形基板であり、P形基板76の表
面にはN形エピ層78が形成され、N形エピ層78の表
面にはさらにN形エピ層83が形成される。なお、P形
基板76およびN形エピ層78により半導体基板が構成
され、N形エピ層83により第1の半導体層が構成され
る。そして、N形エピ層83の表面には酸化膜86、ポ
リシリコン層73からなるピエゾ抵抗素子、および酸化
膜67が順次選択的に形成されている。
面にはN形エピ層78が形成され、N形エピ層78の表
面にはさらにN形エピ層83が形成される。なお、P形
基板76およびN形エピ層78により半導体基板が構成
され、N形エピ層83により第1の半導体層が構成され
る。そして、N形エピ層83の表面には酸化膜86、ポ
リシリコン層73からなるピエゾ抵抗素子、および酸化
膜67が順次選択的に形成されている。
【0051】酸化膜67表面およびN形エピ層83上に
は、膣化膜87が選択的に形成され、膣化膜87上には
第2の半導体層としての窒化膜89が形成されている。
は、膣化膜87が選択的に形成され、膣化膜87上には
第2の半導体層としての窒化膜89が形成されている。
【0052】71は空洞である。空洞71は、後述する
ように、犠牲層をエッチング除去することにより形成さ
れる。また、窒化膜89およびP形基板76によって錘
70の上下のストッパが構成される。
ように、犠牲層をエッチング除去することにより形成さ
れる。また、窒化膜89およびP形基板76によって錘
70の上下のストッパが構成される。
【0053】次に、作用を説明する。上記の装置に図2
1の上下方向の加速度がかかった場合、錘70が加速度
に応じて変位する。この変位により梁74が歪み、ピエ
ゾ抵抗素子73の抵抗値が変化する。したがって、ピエ
ゾ抵抗素子43の抵抗値を検出することにより、加速度
が検出される。
1の上下方向の加速度がかかった場合、錘70が加速度
に応じて変位する。この変位により梁74が歪み、ピエ
ゾ抵抗素子73の抵抗値が変化する。したがって、ピエ
ゾ抵抗素子43の抵抗値を検出することにより、加速度
が検出される。
【0054】次に、図22から図27に基づいて、本実
施例の製造方法について説明する。まず、図22に示す
ように、P形基板76表面に膣化膜65を選択的に形成
する。そして、P形基板76を酸化して第1の犠牲層と
しての酸化膜77を形成し、その後、膣化膜65を除去
する。
施例の製造方法について説明する。まず、図22に示す
ように、P形基板76表面に膣化膜65を選択的に形成
する。そして、P形基板76を酸化して第1の犠牲層と
しての酸化膜77を形成し、その後、膣化膜65を除去
する。
【0055】次に、図23に示すように、P形基板76
および酸化膜77の表面にN形エピ層78を形成する。 このとき、酸化膜77上に形成されたN形エピ層78は
、多結晶となり、P形基板76上に形成されたN形エピ
層78は単結晶となる。その後、異方性エッチングによ
り酸化膜77周部の所定領域に、垂直にトレンチ60が
形成され、酸化膜47の周部であり、トレンチ60が形
成されていない領域にトレンチ80が形成される。そし
て、CVDによりトレンチ60に第3の犠牲層としての
SiO2層79が埋め込まれ、トレンチ80に第2の犠
牲層としてのSiO2層81が埋め込まれる。
および酸化膜77の表面にN形エピ層78を形成する。 このとき、酸化膜77上に形成されたN形エピ層78は
、多結晶となり、P形基板76上に形成されたN形エピ
層78は単結晶となる。その後、異方性エッチングによ
り酸化膜77周部の所定領域に、垂直にトレンチ60が
形成され、酸化膜47の周部であり、トレンチ60が形
成されていない領域にトレンチ80が形成される。そし
て、CVDによりトレンチ60に第3の犠牲層としての
SiO2層79が埋め込まれ、トレンチ80に第2の犠
牲層としてのSiO2層81が埋め込まれる。
【0056】次に、図24に示すように、N形エピ層7
8およびSiO2層79,81の表面にN形エピ層83
を形成する。このとき、SiO2層77上のN形エピ層
83は多結晶シリコン層上に形成されるため多結晶とな
り、その他の領域のN形エピ層83は単結晶シリコン層
上に形成されるため単結晶となる。そして、異方性エッ
チングによりSiO2層81上に選択的にトレンチ84
が形成され、トレンチ84に第4の犠牲層としてのSi
O2層85がCVDにより埋め込まれる。なお、P形基
板76およびN形エピ層78により半導体基板が構成さ
れ、N形エピ層83によって第1の半導体層が構成され
る。
8およびSiO2層79,81の表面にN形エピ層83
を形成する。このとき、SiO2層77上のN形エピ層
83は多結晶シリコン層上に形成されるため多結晶とな
り、その他の領域のN形エピ層83は単結晶シリコン層
上に形成されるため単結晶となる。そして、異方性エッ
チングによりSiO2層81上に選択的にトレンチ84
が形成され、トレンチ84に第4の犠牲層としてのSi
O2層85がCVDにより埋め込まれる。なお、P形基
板76およびN形エピ層78により半導体基板が構成さ
れ、N形エピ層83によって第1の半導体層が構成され
る。
【0057】図25に示すように、N形エピ層83の表
面に酸化膜86、ポリシリコン層73、および酸化膜6
7を順次堆積し、選択的にエッチングしてピエゾ素子を
形成する。
面に酸化膜86、ポリシリコン層73、および酸化膜6
7を順次堆積し、選択的にエッチングしてピエゾ素子を
形成する。
【0058】その後、図26に示すように、N形エピ層
83、SiO2層85、酸化膜67の表面であり、酸化
膜77が形成されていない領域上に窒化膜87を選択的
に堆積させる。続いて、酸化膜67およびN形エピ層8
3の表面に、窒化膜87をマスクとして、第5の犠牲層
としてのPSG膜88を堆積させる。その後、窒化膜8
7およびPSG膜88の表面に窒化膜89を形成する。
83、SiO2層85、酸化膜67の表面であり、酸化
膜77が形成されていない領域上に窒化膜87を選択的
に堆積させる。続いて、酸化膜67およびN形エピ層8
3の表面に、窒化膜87をマスクとして、第5の犠牲層
としてのPSG膜88を堆積させる。その後、窒化膜8
7およびPSG膜88の表面に窒化膜89を形成する。
【0059】次に、図27に示すように、窒化膜89の
所定箇所に開口部66を設ける。そして、開口部66を
通じて、PSG膜88、膣化膜87に覆われていない領
域の酸化膜67、SiO2層85,81,79および酸
化膜77をエッチング除去する。このエッチングで除去
されずに残った部分が錘70および片持ち梁74となる
。
所定箇所に開口部66を設ける。そして、開口部66を
通じて、PSG膜88、膣化膜87に覆われていない領
域の酸化膜67、SiO2層85,81,79および酸
化膜77をエッチング除去する。このエッチングで除去
されずに残った部分が錘70および片持ち梁74となる
。
【0060】以上説明したように、本実施例によれば、
P形基板76の表面に酸化膜77を形成し、P形基板7
6および酸化膜77上にN形エピ層78および83を形
成し、N形エピ層78,83の所定領域にトレンチ80
,84,60を形成してトレンチ80,84,60内に
それぞれSiO2層81,85,79を形成し、N形エ
ピ層83表面にピエゾ抵抗素子73を形成し、N形エピ
層83上に窒化膜87およびPSG膜88を形成し、窒
化膜87およびPSG膜88の表面に窒化膜89を形成
し、窒化膜59に設けた開口部66を通じてPSG膜8
8、SiO2層85,81,79、および酸化膜77を
エッチング除去するようにした。
P形基板76の表面に酸化膜77を形成し、P形基板7
6および酸化膜77上にN形エピ層78および83を形
成し、N形エピ層78,83の所定領域にトレンチ80
,84,60を形成してトレンチ80,84,60内に
それぞれSiO2層81,85,79を形成し、N形エ
ピ層83表面にピエゾ抵抗素子73を形成し、N形エピ
層83上に窒化膜87およびPSG膜88を形成し、窒
化膜87およびPSG膜88の表面に窒化膜89を形成
し、窒化膜59に設けた開口部66を通じてPSG膜8
8、SiO2層85,81,79、および酸化膜77を
エッチング除去するようにした。
【0061】そのため、第1の実施例と同様の効果が得
られるとともに、犠牲層のエッチングを一度に行なうこ
とができ、工程を簡略化することができるという効果が
得られる。
られるとともに、犠牲層のエッチングを一度に行なうこ
とができ、工程を簡略化することができるという効果が
得られる。
【0062】また、図28に示すように、ピエゾ抵抗素
子を用いる変わりに、N形エピ層83の表面にP形拡散
層96を形成し、第2の半導体層を膣化膜92、P形ポ
リシリコン層93、膣化膜94を堆積することにより形
成し、P形拡散層96とP形ポリシリコン層93との静
電容量の変化より加速度を検出するようにしてもよい。 このような構造により、第4の実施例で形成された酸化
膜67およびポリシリコン層73が不要となる。
子を用いる変わりに、N形エピ層83の表面にP形拡散
層96を形成し、第2の半導体層を膣化膜92、P形ポ
リシリコン層93、膣化膜94を堆積することにより形
成し、P形拡散層96とP形ポリシリコン層93との静
電容量の変化より加速度を検出するようにしてもよい。 このような構造により、第4の実施例で形成された酸化
膜67およびポリシリコン層73が不要となる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体基板内に酸化シリコンにより第1の犠牲層および第
2の犠牲層を形成し、半導体基板内に第3の犠牲層を形
成し、半導体基板表面に第1の半導体層を形成し、第1
の半導体層表面から第2の犠牲層に到達するように酸化
シリコンからなる第4の犠牲層を形成し、第1の半導体
層上に第5の犠牲層を形成し、第5の犠牲層表面に第2
の半導体層を形成し、第2の半導体層に設けられた開口
部を通して、第5、第4、第3、第2、第1の犠牲層を
エッチング除去することにより、錘、梁、およびストッ
パを形成するようにした。
導体基板内に酸化シリコンにより第1の犠牲層および第
2の犠牲層を形成し、半導体基板内に第3の犠牲層を形
成し、半導体基板表面に第1の半導体層を形成し、第1
の半導体層表面から第2の犠牲層に到達するように酸化
シリコンからなる第4の犠牲層を形成し、第1の半導体
層上に第5の犠牲層を形成し、第5の犠牲層表面に第2
の半導体層を形成し、第2の半導体層に設けられた開口
部を通して、第5、第4、第3、第2、第1の犠牲層を
エッチング除去することにより、錘、梁、およびストッ
パを形成するようにした。
【0064】そのため、一方の表面側からの半導体プロ
セスによって装置を形成することができ、装置を小型化
・軽量化することができるという効果が得られる。また
、上記のプロセスによりストッパも構成することができ
るため、製造過程における過大加速によって装置が破損
することを防止することができ、歩留まりが向上すると
いう効果が得られる。さらに、犠牲層を狭く形成するこ
とができるため、錘とストッパとのギャップをきわめて
狭くすることができ、エアダンピングの作用により、検
出値を安定させることができるという効果が得られる。
セスによって装置を形成することができ、装置を小型化
・軽量化することができるという効果が得られる。また
、上記のプロセスによりストッパも構成することができ
るため、製造過程における過大加速によって装置が破損
することを防止することができ、歩留まりが向上すると
いう効果が得られる。さらに、犠牲層を狭く形成するこ
とができるため、錘とストッパとのギャップをきわめて
狭くすることができ、エアダンピングの作用により、検
出値を安定させることができるという効果が得られる。
【図1】第1の実施例のセンサを示す平面図。
【図2】第1の実施例の断面図。
【図3】第1の実施例の製造工程を示す断面図。
【図4】第1の実施例の製造工程を示す断面図。
【図5】第1の実施例の製造工程を示す断面図。
【図6】第1の実施例の製造工程を示す断面図。
【図7】第1の実施例の製造工程を示す断面図。
【図8】第2の実施例のセンサを示す平面図。
【図9】第2の実施例の断面図。
【図10】第2の実施例の製造工程を示す断面図。
【図11】第2の実施例の製造工程を示す断面図。
【図12】第2の実施例の製造工程を示す断面図。
【図13】第3の実施例のセンサを示す平面図。
【図14】第3の実施例の断面図。
【図15】第3の実施例の製造工程を示す断面図。
【図16】第3の実施例の製造工程を示す断面図。
【図17】第3の実施例の製造工程を示す断面図。
【図18】第3の実施例の製造工程を示す断面図。
【図19】第3の実施例の製造工程を示す断面図。
【図20】第4の実施例のセンサを示す平面図。
【図21】第4の実施例を示す断面図。
【図22】第4の実施例の製造工程を示す断面図。
【図23】第4の実施例の製造工程を示す断面図。
【図24】第4の実施例の製造工程を示す断面図。
【図25】第4の実施例の製造工程を示す断面図。
【図26】第4の実施例の製造工程を示す断面図。
【図27】第4の実施例の製造工程を示す断面図。
【図28】第5の実施例を示す断面図。
【図29】従来例のセンサを示す平面図。
【図30】従来例の断面図。
10 錘
14 片持ち梁
16 P形基板
29 膣化膜
18 N形エピ層
23 N形エピ層
19 N+形拡散層
17 SiO2層
21 SiO2層
25 SiO2層
23 PSG膜
61 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板内部に酸化シリコンからなる第
1の犠牲層を形成する第1の工程と、前記第1の犠牲層
の側部のうち所定領域を除いた領域に到達するように、
前記半導体基板表面より溝を形成し、該溝に酸化シリコ
ンを充填して第2の犠牲層を形成するとともに、前記第
1の犠牲層の側部のうちの前記所定領域に到達するよう
に、前記半導体基板表面より第3の犠牲層を形成する第
2の工程と、前記半導体基板上に第1の半導体層を形成
する第3の工程と、前記第1の半導体層表面から前記第
2の犠牲層に到達するように溝を形成する第4の工程と
、前記第1の半導体層に形成された溝に酸化シリコンを
充填して第4の犠牲層を形成する第5の工程と、前記第
1の犠牲層上であり、前記第1の半導体層表面上の領域
に酸化シリコンにより第5の犠牲層を形成する第6の工
程と、前記第5の犠牲層上に第2の半導体層を形成する
第7の工程と、前記第2の半導体層の所定位置に開口部
を形成する第8の工程と、前記開口部より、前記第5の
犠牲層、前記第4の犠牲層、前記第3の犠牲層、前記第
2の犠牲層、および前記第1の犠牲層をエッチング除去
することにより空洞を形成する第9の工程と、からなり
、前記第1、第2、第3、第4、および第5の犠牲層を
エッチング除去して形成された空洞により、錘、梁、お
よび該錘の変位を規制するストッパを形成することを特
徴とする半導体加速度センサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9995791A JPH04329676A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 半導体加速度センサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9995791A JPH04329676A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 半導体加速度センサの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04329676A true JPH04329676A (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=14261174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9995791A Pending JPH04329676A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 半導体加速度センサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04329676A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7019364B1 (en) | 1999-08-31 | 2006-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor substrate having pillars within a closed empty space |
JP2013031228A (ja) * | 2005-12-29 | 2013-02-07 | Analog Devices Inc | サポート部材を用いてマイクロフォンを形成するためのプロセス |
CN106093470A (zh) * | 2015-04-27 | 2016-11-09 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于微机械传感器的振动感测元件 |
-
1991
- 1991-05-01 JP JP9995791A patent/JPH04329676A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7019364B1 (en) | 1999-08-31 | 2006-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor substrate having pillars within a closed empty space |
US7235456B2 (en) | 1999-08-31 | 2007-06-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method of making empty space in silicon |
US7507634B2 (en) | 1999-08-31 | 2009-03-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method for fabricating a localize SOI in bulk silicon substrate including changing first trenches formed in the substrate into unclosed empty space by applying heat treatment |
JP2013031228A (ja) * | 2005-12-29 | 2013-02-07 | Analog Devices Inc | サポート部材を用いてマイクロフォンを形成するためのプロセス |
CN106093470A (zh) * | 2015-04-27 | 2016-11-09 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于微机械传感器的振动感测元件 |
CN106093470B (zh) * | 2015-04-27 | 2020-11-13 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于微机械传感器的振动感测元件 |
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