JPH04321403A - 自動二輪車用ラジアルタイヤ - Google Patents
自動二輪車用ラジアルタイヤInfo
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- Tires In General (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
、グリップ感を高めることにより、安定した旋回をなし
得る自動二輪車用ラジアルタイヤに関する。
っては、四輪車用のタイヤをベースとして設計され、か
つ製作されていたため、車体を傾けて旋回する二輪車特
有の旋回には考慮が払われていない傾向にあった。
ッド部aには強靭なベルト層bを設けるとともに、サイ
ドウォール部cにはラジアル方向にカーカスコードを配
列したしなやかなカーカスdを有していた。このように
形成されたタイヤは、直進時などキャンバー角0で走行
する場合にはタイヤのバネ定数が大であり、旋回時など
キャンバー角を増すことによって、前記バネ定数が同等
又は減少する傾向にあった。
旋回する、即ちキャンバー角を有して旋回する際には接
地感及びグリップ感が大きくなり、その結果、傾斜走行
時にはキャンバースラストが不足することによって、安
定よく旋回走行が出来ないという問題がある。
究の結果、キャンバー角とタイヤのバネ定数との関連に
着目し、タイヤの固有のバネ定数をキャンバー角0の時
には、従来のものに比べて低くし、しかもキャンバー角
が30°以上では前記バネ定数をキャンバー角0°のと
きに比べて大とすることにより旋回時における接地感、
グリップ感を向上しうることを見出したのである。
って、旋回時の走行速度を高めることができ、オンロー
ド走行用の自動二輪車のみならず、モトクロス用の自動
二輪車に対しても好適に採用しうる自動二輪車用ラジア
ルタイヤの提供を目的としている。
ビードコアの周りを折返しかつタイヤ赤道に対して75
〜90°の角度で傾斜させたカーカスコードを具える少
なくとも1枚のカーカスプライからなるカーカスと、ト
レッド部の内部かつカーカスのタイヤ半径方向外側に配
されタイヤ赤道に対して0〜22°の角度で傾斜するベ
ルトコードを具える1枚以上のベルトプライからなるベ
ルト層とを具えるとともに、ビード部をリムに装着しか
つタイヤに規定の内圧と荷重を加えた条件のもとで、キ
ャンバー角が0における縦バネ定数が10kg/mm以
上かつ22kg/mm以下であるとともに、キャンバー
角が30°以上かつ40°以下におけるタイヤ回転面で
の上下方向の縦バネ定数を前記キャンバー角0°におけ
る縦バネ定数の値の1.03倍以上かつ1.5倍以下と
した自動二輪車用ラジアルタイヤである。
ともにタイヤ内腔に規定の内圧を加えた状態において、
該タイヤに荷重を加え撓ませることによって、その荷重
−撓の相関を求めるとともに、その撓み曲線において実
使用荷重における接線の勾配をもって表すものとする。 なお実使用荷重は、自動二輪車の本体車両重量にライダ
ーの重量を加えてなる実車荷重を、前輪、後輪のそれぞ
れが分担する分担比率によって各車輪に配分した分担実
車荷重である。
は、排気量80cc級(車体重量略80kg)から排気
量1200cc級(本体車両重量略250kg)の各車
種に対して、さらには、レーサー用のモトクロス車にあ
っても採用することが出来る。
〜22kg/mmとするとともに、キャンバー角が30
〜40°のときにおいて、キャンバー角0における縦バ
ネ定数の値の1.03倍以上かつ1.5倍以下としてい
る。 このようにキャンバー角が30°以上の縦バネ定数を大
きくすることにより、車体を傾けて旋回する時における
接地感、グリップ感が大巾に向上し急速旋回が可能とな
る。
キャンバー角が0のときの値の1.5倍をこえて縦バネ
定数が大きくなると、コーナリング時の路面外乱の影響
を受けやすくニグリング等の振動が生じ、走行が不安定
となる。逆に1.03倍以下では旋回性能の向上はない
。
る。図1〜5において自動二輪車用ラジアルタイヤ1は
、トレッド部2と、その両端からタイヤ半径方向内側に
向けてのびるサイドウォール部3と、該サイドウォール
部3のタイヤ半径方向内端に位置するビード部4とを有
し、前記トレッド部2からサイドウォール部3を通り、
ビード部4にのびる本体部6aに、前記ビードコア5を
タイヤ軸方向内側から外側に向かって巻き上げる巻き上
げ部6bを設けたカーカス6と、トレッド部2の内部か
つカーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを
具える。また、ビードコア5のタイヤ半径方向外側かつ
巻き上げ部6bと本体部6aとの間に断面三角状のビー
ドエーペックス9を立ち上げる。
ヤ赤道Cに対して75〜90°の角度で傾斜させた1枚
以上、本実施例では1枚のカーカスプライからなり、カ
ーカスコードはナイロン、レーヨン、ポリエステル、芳
香族ポリアミド等の有機繊維コードが用いられる。
ド底面15からの巻き上げ高さを前記トレッド部2の端
縁E1、E2のビード底面15からのトレッド縁高さH
sの0.5倍〜1.2倍の範囲としサイドウォール部、
ビード部の剛性を高めている。
プライ7aからなり、該ベルトプライは帯状かつ長尺の
小巾プライ10を前記カーカス6の外側に巻き付けるこ
とにより、形成される。
たは平行に配した複数本、本実施例では2本のベルトコ
ード11をトッピングゴム12に埋設してなり、前記ベ
ルトコード11はナイロン、芳香族ポリアミド、ポリエ
ステル等の有機繊維コードおよびスチールコードが用い
られる。
とほぼ同等の高い引張力を有し、かつ柔軟性に富むこと
によって好適に採用しうる。
図3に示す如く、小巾プライ10の隣り合う側縁10a
、10a近傍を互いにラップさせてかつタイヤ赤道Cに
対して0°に近い小角度で傾けるとともに、トレッド部
2の一方の側縁E1から他方の側縁E2に向かって螺旋
巻きすることにより巻回された小巾プライ10の緩み止
めが施される。
ゴム硬度がJISA硬度の60度以上のゴムを用いると
ともに、前記ビード底面15からの先端高さHbを、ト
レッド部2の端縁E1、E2のビード底面15からの高
さである前記トレッド縁高さHsの0.5倍以上かつ0
.8倍以下としている。
レッド縁高さHsの0.5倍未満ではキャンバー角が3
0°以上としたときの縦バネ定数がキャンバー0の場合
の縦バネ定数をこえることなく、逆に0.8倍をこえて
ビードエイペックスを高くした場合には、キャンバー角
30°以上の場合において縦バネ定数が過大となる傾向
にある。
ス6とベルト層7とを具え、さらには、好ましくはビー
ドエイペックス9の高さを通常のものより高く設定する
ことによって、トレッド部、サイドウォール部、ビード
部に格別なゴム組成及びゴム硬度を具えたゴムを用いる
ことなく、タイヤの縦バネ定数をキャンバー角0におい
て10kg/mm〜22kg/mmの範囲に、又キャン
バー角が30〜40°においてはキャンバー角0のとき
の縦バネ定数の1.03倍〜1.5倍に設定しうること
を後述する具体例に示すテスト結果より確認出来たので
ある。
は、ベルト層7は、ナイロン繊維コードを用いたベルト
コードをタイヤ赤道Cに対して16°傾斜させたベルト
コードを具えるタイヤファブリックのカットプライから
なるベルトプライ7a、7b、7cを、3枚重ね合わせ
て形成している。本例では芳香族ポリアミド繊維に比べ
て強度の低いナイロン繊維を用いる一方、ベルトプライ
の重ね枚数を増すことによりトレッド部2の剛性を図る
一方、ビードエイペックス9の先端高さHbを前記トレ
ッド縁高さHsの0.8倍と高くすることによって、キ
ャンバー角を30〜40°とした旋回走行時における縦
バネ定数の上昇を図っている。
つ図1及び図7に示す構成を具えるタイヤ実施例1、2
、3について表1に示す仕様により試作するとともに、
その縦バネ定数の測定及び走行テストを行いその性能を
調査した。なお従来のタイヤ(比較例1、2)及び本願
構成外のタイヤについてもテストを行い性能を比較した
。
に装着するとともに、2.90kg/cm2 内圧を付
加した状態で行った。
(A)に示す如くキャンバー角0から図5(B)に示す
ようにタイヤTを10°刻みに傾けそれぞれのキャンバ
ー角θに対するバネ定数を測定した。なお各バネ定数の
測定125〜175kgの範囲でタイヤに縦荷重を連続
して加えたときの撓み曲線により求めた。測定結果を図
6の線図で示す。
プ感およびリグリング試供タイヤを実車GSX−R75
0の後輪に装着するとともにテストロードを走行させド
ライバーのフィーリングにより判定するとともに10点
法で評価した。数値が大きいほど良好であり、何れも8
以上が合格値である。
のに比べて旋回性能が優れていることが判明した。
イヤは、縦バネ定数をキャンバー角0において10〜2
2kg/mmの範囲に規制するとともにキャンバー角が
30〜40°の範囲において、キャンバー角0の縦バネ
定数の1.03倍〜1.5倍としたため、車体を傾けて
旋回する際にあっても接地感、グリップ感を向上するこ
とによって、安定した旋回をなしうる。
。
状態を示す正面図、(B)はキャンバー角を有してタイ
ヤが接地する状態を示す正面図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】トレッド部のビードコアの周りを折返しか
つタイヤ赤道に対して75〜90°の角度で傾斜させた
カーカスコードを具える少なくとも1枚のカーカスプラ
イからなるカーカスと、トレッド部の内部かつカーカス
のタイヤ半径方向外側に配されタイヤ赤道に対して0〜
22°の角度で傾斜するベルトコードを具える1枚以上
のベルトプライからなるベルト層とを具えるとともに、
ビード部をリムに装着しかつタイヤに規定の内圧と荷重
を加えた条件のもとで、キャンバー角が0における縦バ
ネ定数が10kg/mm以上かつ22kg/mm以下で
あるとともに、キャンバー角が30°以上かつ40°以
下におけるタイヤ回転面での上下方向の縦バネ定数を前
記キャンバー角0における縦バネ定数の値の1.03倍
以上かつ1.5倍以下とした自動二輪車用ラジアルタイ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3119412A JPH08485B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3119412A JPH08485B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04321403A true JPH04321403A (ja) | 1992-11-11 |
JPH08485B2 JPH08485B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=14760827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3119412A Expired - Lifetime JPH08485B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08485B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013035540A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-02-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 二輪自動車用タイヤ |
JP2014198554A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-10-23 | 住友ゴム工業株式会社 | 不整地用モーターサイクルタイヤ |
CN109382946A (zh) * | 2017-08-03 | 2019-02-26 | 住友橡胶工业株式会社 | 崎岖地面行驶用的摩托车轮胎的制造方法 |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3119412A patent/JPH08485B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013035540A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-02-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 二輪自動車用タイヤ |
US9096102B2 (en) | 2011-07-08 | 2015-08-04 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Two-wheeled automotive vehicle tire |
JP2014198554A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-10-23 | 住友ゴム工業株式会社 | 不整地用モーターサイクルタイヤ |
CN109382946A (zh) * | 2017-08-03 | 2019-02-26 | 住友橡胶工业株式会社 | 崎岖地面行驶用的摩托车轮胎的制造方法 |
US11104185B2 (en) | 2017-08-03 | 2021-08-31 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Method of manufacturing motorcycle tire for uneven terrain travel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08485B2 (ja) | 1996-01-10 |
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