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JPH0431883Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0431883Y2
JPH0431883Y2 JP1986202051U JP20205186U JPH0431883Y2 JP H0431883 Y2 JPH0431883 Y2 JP H0431883Y2 JP 1986202051 U JP1986202051 U JP 1986202051U JP 20205186 U JP20205186 U JP 20205186U JP H0431883 Y2 JPH0431883 Y2 JP H0431883Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
bracket
fixing member
window
engine room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986202051U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63101263U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986202051U priority Critical patent/JPH0431883Y2/ja
Publication of JPS63101263U publication Critical patent/JPS63101263U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0431883Y2 publication Critical patent/JPH0431883Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車のワイパー取付構造の改良
に関するものである。
[従来の技術] 一般に、ウインド固定メンバによりフロントウ
インドを支持するようにしている自動車では、第
7図に示したように、ワイパー31は、上記ウイ
ンド固定メンバ32の前縁部に一体形成されたカ
ウルアツパ33に取付けられている。従つて、フ
ロントウインド34の下部前方に位置するエンジ
ンルーム35の上方開口部の車体前後方向の長さ
は、車体全長を一定とした場合、ワイパー31を
取付けた上記カウルアツパ33の前端部の位置に
よつて定まり、上記カウルアツパ33が後方に位
置しているほどエンジンルーム35の上方開口面
積は広く、サービスが行ない易いことになる。上
記開口面積を確保することは、特にエンジンE′脱
着時など、エンジンルーム35の上方を最大限開
口させる必要があるサービスを行なう際には重要
である。
一方、車体デザイン上から考えれば、フロント
ウインド34を支持するウインド固定メンバ32
を前方に位置させる程、車室空間を大きくするこ
とができるので居住性が向上することになり、ま
た車体のスタイルを決定する際にも、ウインド固
定メンバ32の位置を前方に移動させることが可
能であれば、それだけデザインの自由度が向上す
ることになる。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、従来では、上記したように、エンジ
ンルーム開口部の車体前後方向の長さは、ワイパ
ーを取付けたカウルアツパの前端部の位置によつ
て定まり、上記カウルアツパがウインド固定メン
バに一体形成されている関係上、車体デザインの
自由度を向上させるために、上記ウインド固定メ
ンバを前方に移動させれば、その移動量だけエン
ジンルーム開口部の長さが短くなり、エンジンル
ームのサービス性が低下するという問題があつ
た。
[考案の目的] この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、ワイパーの取付部材をウインド固定メンバか
ら自在に脱着できるようにすることによつて、エ
ンジンルームのサービス性を損なうことなく、車
体デザインの自由度を向上させることを目的とす
るものである。
[問題点を解決するための手段] このため、この考案は、ウインド固定メンバの
前縁部に、該前縁部に対して脱着自在に取付けら
れる固定部と該固定部から車体前方に向かつて延
びる延設部とを有するブラケツトを配設し、上記
固定部を上記固定メンバの前縁部に脱着自在に取
付けるとともに、上記延設部にワイパーを取付け
るようにしたものである。
[考案の効果] この考案によれば、エンジンルームのサービス
時には、上記固定部をウインド固定メンバの前縁
部から取外すことにより、ワイパーを取付けたブ
ラケツトをウインド固定メンバから取外すことが
できるので、ウインド固定メンバの前縁部の先端
から上記ブラケツトの延設部の前端に至る車体前
後方向長さだけ上記ウインド固定メンバを前方に
移動させても、従来と等しいエンジンルームの上
方開口面積を確保することができ、エンジンルー
ムのサービス性を損なうことなく、車体デザイン
の自由度を向上させることが可能になり、特に車
室空間を拡大して居住性を向上させることができ
る。
[実施例] 以下、この考案の実施例を、添付図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図は、この考案に係る自動車のワイパー取
付構造を示す横断面図であるが、この図に示した
ように、フロントウインド1の下縁部を支持する
ウインド固定メンバ2は、カウルパネル3とカウ
ルアツパ4とによつて構成され、上記カウルパネ
ル3は、その前面上部にてフロントウインド1の
下縁部を支持し、後部はダツシユロア5に接続さ
れてエンジンルーム6と車室7とを区切つてい
る。また上記カウルアツパ4は、上記カウルパネ
ル3に溶接固定されて閉断面を形成し、その下面
はエンジンルーム6の天井面の一部をなしてい
る。
上記ウインド固定メンバ2の前縁部2aには、
ワイパー装置20を取付けるためのブラケツト8
の固定部8aが、車幅方向に整列した複数個の取
付ボルト9,…及びナツト10,…によつて取付
られている。上記ブラケツト8の前面部8bの上
端には、ボンネツト11を閉じる際の衝撃を吸収
するクツシヨンガスケツト12が装着されてい
る。また上記ブラケツト8の中間部8cの下部に
は、補強部13が溶接固定されており、該補強部
13は、ブラケツト8を強度的に補強するととも
に、降雨時あるいは洗車時などにフロントウイン
ド1を伝つて流れる水分を、第3図に示した車幅
方向端部のホイールエプロン24とフロントフエ
ンダ23により画成される空間部に排出する排水
溝の役割を果たしている。尚、上記ブラケツト8
の中間部8cと前面部8bとで、本願でいうブラ
ケツト8の延設部が構成されており、該延設部は
固定部8aから車体前方に向かつて延びている。
また、ワイパーブレード14を備えたワイパーア
ーム15を取付けたワイパーピボツト16は、上
記ワイパーアーム15がフロントウインドガラス
1aに略平行になり、上記ワイパーブレード14
の全面がフロントウインドガラス1aに平行に接
触するように、ブラケツト8の中間部8c及び補
強部13に穿設された穴部に嵌挿されている。上
記ワイパーピボツト16は、その下端部に取付け
られたピボツトアーム17を介して、第2図に示
したワイパーモータ19によつて駆動されるワイ
パーリンク18に連動して動作する。
上記ワイパーモータ19は、第5図に示した車
体前部斜視図において、“C”−“C”線で示した
部位の側方に取付けられており、第2図にその取
付部の側方断面を示したように、車体幅方向に整
列した二組のボルト21,21及びナツト22,
22によつて、ブラケツト8の補強部13の底面
に固定されている。
また、ブラケツト8は車幅方向の端部におい
て、第3図に示したように、補強部13よりも突
出して形成されるとともに、上記補強部13には
側面取付部13aが設けられている。そして、第
4図に示したように、フロントフエンダ23に溶
接固定され、エンジンルーム6の側面壁を形成す
るホイールエプロン24の上面に、上記ブラケツ
ト8の突出部分の底面を取付け、エンジンルーム
6側の壁面に上記ブラケツト8の補強部13の側
面取付部13aを取付けて、それぞれ、取付ボル
ト25とナツト26及び取付ボルト27とナツト
28を締付けることにより、ブラケツト8をホイ
ールエプロン24に固定している。
尚、第3図及び第4図はいずれも、第5図に示
した車体前部斜視図において、ブラケツト8の右
側端部について示したものである。左側端部は、
第3図及び第4図で示した構成と左右が反対のも
のになる。
以上より、この考案によれば、ワイパーブレー
ド14を備えたワイパーアーム15を支持するワ
イパーピボツト16と、ピボツトアーム17を介
して上記ワイパーピボツト16を動作させるワイ
パーリンク18と、該ワイパーリンク18を駆動
させるワイパーモータ19とによつて構成される
ワイパー装置7は、全てブラケツト8に連結され
ているので、エンジンEの脱着時など、エンジン
ルーム6の上方を最大限開口させて行なうサービ
ス時には、取付ボルト9,…とナツト10,…取
付ボルト25とナツト26,及び取付ボルト27
とナツト28を取外してブラケツト8を取外すこ
とによつて、簡単にワイパー装置20全体を取外
すことができる。その結果、本実施例と従来のワ
イパー取付構造におけるエンジンルーム6,35
のサービス性を比較して示した第6図及び第7図
から判るように、ウインド固定メンバ2の先端部
から上記ブラケツト8の前端面に至る車体前後方
向長さWだけ、ウインド固定メンバ2を前方に移
動させても、従来と等しいエンジンルーム6の上
方開口面積を確保することができ、エンジンルー
ム6のサービス性を損なうことなく、車体デザイ
ンの自由度を向上させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第5図における“A”−“A”線断面
図、第2図は、第5図における“C”−“C”線断
面図、第3図は、この考案の実施例に係るブラケ
ツト8の端面部斜視図、第4図は、第5図におけ
る“B”−“B”線断面図、第5図は、この考案に
係るワイパー取付構造を備えた自動車の車体前部
斜視図、第6図及び第7図は、エンジンルームの
サービス性を比較説明するための、ワイパー取付
部の断面図であり、第6図は、本考案の実施例、
第7図は従来例における場合を示している。 1……フロントウインドガラス、2……ウイン
ド固定メンバ、2a……ウインド固定メンバ前縁
部、3……カウルパネル、4……カウルアツパ、
8……ブラケツト、9,25,27……取付ボル
ト、10,26,28……ナツト、13……ブラ
ケツト補強部、20……ワイパー装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントウインド下縁に車幅方向に延設されて
    上記フロントウインドを支持する固定メンバを備
    えるとともに、該固定メンバの前側にエンジンル
    ームが形成されてなる車体構造を有する自動車の
    ワイパー取付構造であつて、上記固定メンバの前
    縁部に、該前縁部に対して脱着自在に取付けられ
    る固定部と該固定部から車体前方に向かつて延び
    る延設部とを有するブラケツトを配設し、上記固
    定部を上記固定メンバの前縁部に脱着自在に取付
    けるとともに、上記延設部にワイパーを取付けた
    ことを特徴とする自動車のワイパー取付構造。
JP1986202051U 1986-12-23 1986-12-23 Expired JPH0431883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986202051U JPH0431883Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986202051U JPH0431883Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63101263U JPS63101263U (ja) 1988-07-01
JPH0431883Y2 true JPH0431883Y2 (ja) 1992-07-30

Family

ID=31166078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986202051U Expired JPH0431883Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0431883Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58183337A (ja) * 1982-04-22 1983-10-26 Nissan Motor Co Ltd ワイパ−ピボツトブラケツト

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037865Y2 (ja) * 1980-01-30 1985-11-12 日野自動車株式会社 ワイパ−機構取付用ブラケツト

Patent Citations (1)

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JPS58183337A (ja) * 1982-04-22 1983-10-26 Nissan Motor Co Ltd ワイパ−ピボツトブラケツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63101263U (ja) 1988-07-01

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