JPH04317219A - 出力回路 - Google Patents
出力回路Info
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- JPH04317219A JPH04317219A JP3085165A JP8516591A JPH04317219A JP H04317219 A JPH04317219 A JP H04317219A JP 3085165 A JP3085165 A JP 3085165A JP 8516591 A JP8516591 A JP 8516591A JP H04317219 A JPH04317219 A JP H04317219A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/003—Modifications for increasing the reliability for protection
- H03K19/00346—Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
- H03K19/00361—Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は出力電圧波形のリンギ
ングを抑制し、また終端での反射を抑制する出力回路に
関する。
ングを抑制し、また終端での反射を抑制する出力回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータの高速処理の要求から
、論理回路は近年一層の高速動作が要求されている。 従って出力回路においても、大きな容量を有する負荷を
高速で駆動する必要がある。
、論理回路は近年一層の高速動作が要求されている。 従って出力回路においても、大きな容量を有する負荷を
高速で駆動する必要がある。
【0003】しかし大きな容量を負荷として接続して出
力回路を高速化した場合、負荷容量と配線等のインダク
タンスで共振回路が構成されているので、出力回路が共
振回路を励振する事になって出力波形にリンギングが生
ずる。
力回路を高速化した場合、負荷容量と配線等のインダク
タンスで共振回路が構成されているので、出力回路が共
振回路を励振する事になって出力波形にリンギングが生
ずる。
【0004】また動作の高速化に伴って負荷も単純なイ
ンダクタンスと容量を有する集中定数素子として取扱え
る場合のみならず、分布定数素子として考える必要が生
じている。例えば多層基板上の配線もマイクロストリッ
プラインとして分布定数素子的に取扱わなければならな
い。
ンダクタンスと容量を有する集中定数素子として取扱え
る場合のみならず、分布定数素子として考える必要が生
じている。例えば多層基板上の配線もマイクロストリッ
プラインとして分布定数素子的に取扱わなければならな
い。
【0005】このような状況において、図14に示す従
来の出力回路を高速動作させる場合を考える。図中1N
はNチャネルトランジスタ、1PはPチャネルトランジ
スタであり、両者のゲートに共通に接続された入力端子
11の論理レベルにより、相補的に駆動される。即ち入
力端子11の論理レベルが“H”のとき、トランジスタ
1Nが駆動される一方、トランジスタ1Pは駆動されず
、出力端子12の論理レベルは“L”となり、逆の場合
も同様にして出力端子12の論理レベルは入力端子11
のそれとは反転することになる。
来の出力回路を高速動作させる場合を考える。図中1N
はNチャネルトランジスタ、1PはPチャネルトランジ
スタであり、両者のゲートに共通に接続された入力端子
11の論理レベルにより、相補的に駆動される。即ち入
力端子11の論理レベルが“H”のとき、トランジスタ
1Nが駆動される一方、トランジスタ1Pは駆動されず
、出力端子12の論理レベルは“L”となり、逆の場合
も同様にして出力端子12の論理レベルは入力端子11
のそれとは反転することになる。
【0006】このように構成された出力回路を高速で動
作させるには、トランジスタ1P,1Nの電流駆動能力
を大きくすればよい。これは例えばトランジスタ1P,
1Nにおいてチャネル長に対するチャネル幅の比を大き
くすることで実現できる。
作させるには、トランジスタ1P,1Nの電流駆動能力
を大きくすればよい。これは例えばトランジスタ1P,
1Nにおいてチャネル長に対するチャネル幅の比を大き
くすることで実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしトランジスタ1
P,1Nの電流駆動能力を大きくした場合、出力端子1
2に接続される負荷によっては出力波形にリンギングが
生じる。図15は駆動すべき負荷を含めた等価回路であ
り、簡単なモデル化によりトランジスタ1Pがオフ状態
(駆動されていない)、トランジスタ1Nがオン状態(
駆動されている)の場合を示したものである。即ち出力
端子12は論理レベル“L”を出力するべき場合につい
て示してある。トランジスタ1Nはオン状態のため電流
源CSとオン抵抗RONとの並列接続で表わされる。出
力端子12には負荷として容量32(キャパシタンス値
C)が接続されるが、プリント基板上の銅箔による配線
、集積回路のボンディングワイヤ、ICのリードフレー
ム等に起因する寄生インダクタンス31(インダクタン
ス値L)が介在する。従って、この場合には出力回路は
負荷とともにLCR共振回路を構成することになる。
P,1Nの電流駆動能力を大きくした場合、出力端子1
2に接続される負荷によっては出力波形にリンギングが
生じる。図15は駆動すべき負荷を含めた等価回路であ
り、簡単なモデル化によりトランジスタ1Pがオフ状態
(駆動されていない)、トランジスタ1Nがオン状態(
駆動されている)の場合を示したものである。即ち出力
端子12は論理レベル“L”を出力するべき場合につい
て示してある。トランジスタ1Nはオン状態のため電流
源CSとオン抵抗RONとの並列接続で表わされる。出
力端子12には負荷として容量32(キャパシタンス値
C)が接続されるが、プリント基板上の銅箔による配線
、集積回路のボンディングワイヤ、ICのリードフレー
ム等に起因する寄生インダクタンス31(インダクタン
ス値L)が介在する。従って、この場合には出力回路は
負荷とともにLCR共振回路を構成することになる。
【0008】ここでトランジスタ1Nの電流駆動能力が
大きいと、ON抵抗RONは小さな値となり、数1で求
められるQ値は高い。
大きいと、ON抵抗RONは小さな値となり、数1で求
められるQ値は高い。
【0009】
【数1】
【0010】即ちLCR共振回路はトランジスタ1Nの
オン、オフによる変化に対して励振されやすくなり、出
力端子12における出力波形は図16に示すようにその
立ち下がり時にリンギング(アンダーシュートUS)が
生じ易くなる。
オン、オフによる変化に対して励振されやすくなり、出
力端子12における出力波形は図16に示すようにその
立ち下がり時にリンギング(アンダーシュートUS)が
生じ易くなる。
【0011】トランジスタ1Pのオン、オフによる場合
も同様の理由により、出力波形は図16のオーバーシュ
ートOSに示すようにその立ち上がり時にリンギングが
生じ易くなる。
も同様の理由により、出力波形は図16のオーバーシュ
ートOSに示すようにその立ち上がり時にリンギングが
生じ易くなる。
【0012】即ち従来の出力回路は図14に示すように
構成されているので、動作を高速化させるべくトランジ
スタ1P,1Nの電流駆動能力を大きくすると、出力波
形にリンギングが生じるという問題点があった。
構成されているので、動作を高速化させるべくトランジ
スタ1P,1Nの電流駆動能力を大きくすると、出力波
形にリンギングが生じるという問題点があった。
【0013】また出力波形のリンギングは負荷が伝送線
路のように分布定数素子として取扱うべき場合において
も、インピーダンス不整合によって生じることがある。 この場合には伝送線路においてリンギングがノイズとな
って論理回路システムの誤動作を招き、また不要幅射と
呼ばれる他の電子機器への妨害電波の一因ともなる。
路のように分布定数素子として取扱うべき場合において
も、インピーダンス不整合によって生じることがある。 この場合には伝送線路においてリンギングがノイズとな
って論理回路システムの誤動作を招き、また不要幅射と
呼ばれる他の電子機器への妨害電波の一因ともなる。
【0014】このような問題点を解消するため、出力端
子12に直列にダンピング抵抗を入れたり、入力端子1
1の論理レベルの変化を緩かにして図15に等価的に示
されるLCR共振回路の励振レベルを低くする(スルー
レートコントロール)等の対策もなされるが、出力回路
の高速化を図る上では好ましくない。
子12に直列にダンピング抵抗を入れたり、入力端子1
1の論理レベルの変化を緩かにして図15に等価的に示
されるLCR共振回路の励振レベルを低くする(スルー
レートコントロール)等の対策もなされるが、出力回路
の高速化を図る上では好ましくない。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、出力波形のリンギングを抑制し
つつ、大きな容量を有する負荷を高速で駆動することが
できる出力回路を提供することを目的とする。
ためになされたもので、出力波形のリンギングを抑制し
つつ、大きな容量を有する負荷を高速で駆動することが
できる出力回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
出力回路は、入力信号が入力される入力端子と、出力信
号が出力される出力端子と、前記出力端子と第1の論理
レベルを有する第1の電源との間に接続され、前記入力
信号により制御されて、前記入力信号に応じた論理レベ
ルの前記出力信号を前記出力端子から導出する第1の出
力駆動回路とを備え、前記第1の出力駆動回路は前記出
力端子から出力される前記出力信号のレベルが第2の論
理レベルから前記第1の論理レベルへと変動する際、前
記出力信号のレベルが前記第2の論理レベル付近では前
記変動に対する依存性が比較的大きい電流駆動能力を有
し、前記出力信号のレベルが前記第1の論理レベル付近
では前記変動に対する依存性が比較的小さい電流駆動能
力を有し、前記出力信号のレベルが前記第2の論理レベ
ルから前記第1の論理レベルへと変動するに従ってその
電流駆動能力が単調に減少する。
出力回路は、入力信号が入力される入力端子と、出力信
号が出力される出力端子と、前記出力端子と第1の論理
レベルを有する第1の電源との間に接続され、前記入力
信号により制御されて、前記入力信号に応じた論理レベ
ルの前記出力信号を前記出力端子から導出する第1の出
力駆動回路とを備え、前記第1の出力駆動回路は前記出
力端子から出力される前記出力信号のレベルが第2の論
理レベルから前記第1の論理レベルへと変動する際、前
記出力信号のレベルが前記第2の論理レベル付近では前
記変動に対する依存性が比較的大きい電流駆動能力を有
し、前記出力信号のレベルが前記第1の論理レベル付近
では前記変動に対する依存性が比較的小さい電流駆動能
力を有し、前記出力信号のレベルが前記第2の論理レベ
ルから前記第1の論理レベルへと変動するに従ってその
電流駆動能力が単調に減少する。
【0017】請求項2の発明にかかる出力回路は、前記
第1の出力駆動回路において、前記出力端子と前記第1
の電源との間に接続され、前記入力信号によって制御さ
れて、前記出力端子から出力される前記出力信号のレベ
ルが、前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベル
へと変動するに従って、その電流駆動能力が比較的大き
な減少率で単調に減少し、かつ前記出力信号のレベルが
前記第1の論理レベルに達する前にその電流駆動能力が
ゼロになる第1の出力回路と、前記第1の出力回路に並
列に接続され、前記入力信号によって制御されて、前記
出力信号のレベルが前記第2の論理レベルから前記第1
の論理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能力
が比較的小さな減少率で単調に減少し、かつ前記出力信
号のレベルが前記第1の論理レベルに達したときにその
電流駆動能力がゼロになる第2の出力回路とを備える。
第1の出力駆動回路において、前記出力端子と前記第1
の電源との間に接続され、前記入力信号によって制御さ
れて、前記出力端子から出力される前記出力信号のレベ
ルが、前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベル
へと変動するに従って、その電流駆動能力が比較的大き
な減少率で単調に減少し、かつ前記出力信号のレベルが
前記第1の論理レベルに達する前にその電流駆動能力が
ゼロになる第1の出力回路と、前記第1の出力回路に並
列に接続され、前記入力信号によって制御されて、前記
出力信号のレベルが前記第2の論理レベルから前記第1
の論理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能力
が比較的小さな減少率で単調に減少し、かつ前記出力信
号のレベルが前記第1の論理レベルに達したときにその
電流駆動能力がゼロになる第2の出力回路とを備える。
【0018】請求項3の発明にかかる出力回路は、前記
第1の出力回路において、前記出力端子と前記第1の電
源との間の電流経路に直列に介挿された第1、第2のト
ランジスタを備え、前記第1のトランジスタは前記入力
端子に接続された制御電極を有し、前記第2のトランジ
スタは前記電流経路に接続された制御電極を有する。
第1の出力回路において、前記出力端子と前記第1の電
源との間の電流経路に直列に介挿された第1、第2のト
ランジスタを備え、前記第1のトランジスタは前記入力
端子に接続された制御電極を有し、前記第2のトランジ
スタは前記電流経路に接続された制御電極を有する。
【0019】請求項4の発明にかかる出力回路は、前記
第2の出力回路において、その制御電極に前記入力端子
を、その第1の電流電極に前記第1の電源を、その第2
の電流電極に前記出力端子を、それぞれ接続する半導体
装置を備える。
第2の出力回路において、その制御電極に前記入力端子
を、その第1の電流電極に前記第1の電源を、その第2
の電流電極に前記出力端子を、それぞれ接続する半導体
装置を備える。
【0020】請求項5の発明にかかる出力回路は、前記
第2の出力回路において、その入力端に前記入力端子を
接続する第1のインバータと、前記出力端子と前記第1
の電源との間に接続された第1のトランスミッションゲ
ートとを備え、前記第1のトランスミッションゲートは
、その制御電極に前記入力端子を、その第1の電流電極
に前記出力端子を、その第2の電流電極に前記第1の電
源を、それぞれ接続する第3のトランジスタと、その制
御電極に前記第1のインバ−タの出力端を、その第1の
電流電極に前記出力端子を、その第2の電流電極に前記
第1の電源をそれぞれ接続する、第3のトランジスタと
相補的な極性を有する第4のトランジスタとから成る。
第2の出力回路において、その入力端に前記入力端子を
接続する第1のインバータと、前記出力端子と前記第1
の電源との間に接続された第1のトランスミッションゲ
ートとを備え、前記第1のトランスミッションゲートは
、その制御電極に前記入力端子を、その第1の電流電極
に前記出力端子を、その第2の電流電極に前記第1の電
源を、それぞれ接続する第3のトランジスタと、その制
御電極に前記第1のインバ−タの出力端を、その第1の
電流電極に前記出力端子を、その第2の電流電極に前記
第1の電源をそれぞれ接続する、第3のトランジスタと
相補的な極性を有する第4のトランジスタとから成る。
【0021】請求項6の発明にかかる出力回路は、前記
第1のトランスミッションゲートが前記出力端子に接続
される負荷の特性インピーダンスの1/2以上2倍以下
に設定されたオン抵抗を有する。
第1のトランスミッションゲートが前記出力端子に接続
される負荷の特性インピーダンスの1/2以上2倍以下
に設定されたオン抵抗を有する。
【0022】請求項7の発明にかかる出力回路は、請求
項1にかかる出力回路において、前記出力端子と第2の
論理レベルを有する第2の電源との間に接続され、前記
入力信号により制御されて、前記入力信号に応じた論理
レベルの前記出力信号を前記出力端子から導出する第2
の出力駆動回路を備え、前記第2の出力駆動回路は前記
出力端子から出力される前記出力信号のレベルが第1の
論理レベルから前記第2の論理レベルへと変動する際、
前記出力信号のレベルが前記第1の論理レベル付近では
前記変動に対する依存性が比較的大きい電流駆動能力を
有し、前記出力信号のレベルが前記第2の論理レベル付
近では前記変動に対する依存性が比較的小さい電流駆動
能力を有し、前記出力信号のレベルが前記第1の論理レ
ベルから前記第2の論理レベルへと変動するに従ってそ
の電流駆動能力が単調に減少する。
項1にかかる出力回路において、前記出力端子と第2の
論理レベルを有する第2の電源との間に接続され、前記
入力信号により制御されて、前記入力信号に応じた論理
レベルの前記出力信号を前記出力端子から導出する第2
の出力駆動回路を備え、前記第2の出力駆動回路は前記
出力端子から出力される前記出力信号のレベルが第1の
論理レベルから前記第2の論理レベルへと変動する際、
前記出力信号のレベルが前記第1の論理レベル付近では
前記変動に対する依存性が比較的大きい電流駆動能力を
有し、前記出力信号のレベルが前記第2の論理レベル付
近では前記変動に対する依存性が比較的小さい電流駆動
能力を有し、前記出力信号のレベルが前記第1の論理レ
ベルから前記第2の論理レベルへと変動するに従ってそ
の電流駆動能力が単調に減少する。
【0023】請求項8の発明にかかる出力回路は、前記
第2の出力駆動回路において、前記出力端子と前記第2
の電源との間に接続され、前記入力信号によって制御さ
れて、前記出力端子から出力される前記出力信号のレベ
ルが、前記第1の論理レベルから前記第2の論理レベル
へと変動するに従って、その電流駆動能力が比較的大き
な減少率で単調に減少し、かつ前記出力信号のレベルが
前記第2の論理レベルに達する前にその電流駆動能力が
ゼロになる第3の出力回路と、前記第3の出力回路に並
列に接続され、前記入力信号によって制御されて、前記
出力信号のレベルが前記第1の論理レベルから前記第2
の論理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能力
が比較的小さな減少率で単調に減少し、かつ前記出力信
号のレベルが前記第2の論理レベルに達したときにその
電流駆動能力がゼロになる第4の出力回路とを備える。
第2の出力駆動回路において、前記出力端子と前記第2
の電源との間に接続され、前記入力信号によって制御さ
れて、前記出力端子から出力される前記出力信号のレベ
ルが、前記第1の論理レベルから前記第2の論理レベル
へと変動するに従って、その電流駆動能力が比較的大き
な減少率で単調に減少し、かつ前記出力信号のレベルが
前記第2の論理レベルに達する前にその電流駆動能力が
ゼロになる第3の出力回路と、前記第3の出力回路に並
列に接続され、前記入力信号によって制御されて、前記
出力信号のレベルが前記第1の論理レベルから前記第2
の論理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能力
が比較的小さな減少率で単調に減少し、かつ前記出力信
号のレベルが前記第2の論理レベルに達したときにその
電流駆動能力がゼロになる第4の出力回路とを備える。
【0024】請求項9の発明にかかる出力回路は、前記
第3の出力回路において、前記出力端子と前記第2の電
源との間の電流経路に直列に介挿された第5、第6のト
ランジスタを備え、前記第5のトランジスタは前記入力
端子に接続された制御電極を有し、前記第6のトランジ
スタは前記電流経路に接続された制御電極を有する。
第3の出力回路において、前記出力端子と前記第2の電
源との間の電流経路に直列に介挿された第5、第6のト
ランジスタを備え、前記第5のトランジスタは前記入力
端子に接続された制御電極を有し、前記第6のトランジ
スタは前記電流経路に接続された制御電極を有する。
【0025】請求項10の発明にかかる出力回路は、前
記第4の出力回路において、その制御電極に前記入力端
子を、その第1の電流電極に前記第2の電源を、その第
2の電流電極に前記出力端子を、それぞれ接続する半導
体装置を備える。
記第4の出力回路において、その制御電極に前記入力端
子を、その第1の電流電極に前記第2の電源を、その第
2の電流電極に前記出力端子を、それぞれ接続する半導
体装置を備える。
【0026】請求項11の発明にかかる出力回路は、前
記第4の出力回路において、その入力端に前記入力端子
を接続する第2のインバータと、前記出力端子と前記第
2の電源との間に接続された第2のトランスミッション
ゲートとを備え、前記第2のトランスミッションゲート
は、その制御電極に前記入力端子を、その第1の電流電
極に前記出力端子を、その第2の電流電極に前記第2の
電源を、それぞれ接続する第7のトランジスタと、その
制御電極に前記第2のインバ−タの出力端を、その第1
の電流電極に前記出力端子を、その第2の電流電極に前
記第2の電源をそれぞれ接続する、第7のトランジスタ
と相補的な極性を有する第8のトランジスタとから成る
。
記第4の出力回路において、その入力端に前記入力端子
を接続する第2のインバータと、前記出力端子と前記第
2の電源との間に接続された第2のトランスミッション
ゲートとを備え、前記第2のトランスミッションゲート
は、その制御電極に前記入力端子を、その第1の電流電
極に前記出力端子を、その第2の電流電極に前記第2の
電源を、それぞれ接続する第7のトランジスタと、その
制御電極に前記第2のインバ−タの出力端を、その第1
の電流電極に前記出力端子を、その第2の電流電極に前
記第2の電源をそれぞれ接続する、第7のトランジスタ
と相補的な極性を有する第8のトランジスタとから成る
。
【0027】請求項12の発明にかかる出力回路は、前
記第2のトランスミッションゲートが前記出力端子に接
続される負荷の特性インピーダンスの1/2以上2倍以
下に設定されたオン抵抗を有する。
記第2のトランスミッションゲートが前記出力端子に接
続される負荷の特性インピーダンスの1/2以上2倍以
下に設定されたオン抵抗を有する。
【0028】
【作用】請求項1の発明において、第1の出力駆動回路
は、出力信号のレベルが第2の論理レベルから第1の論
理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能力の出
力信号の変動に対する依存性が減少するので、第2の論
理レベル付近でのオン抵抗は小さく、第1の論理レベル
付近でのオン抵抗は大きい。
は、出力信号のレベルが第2の論理レベルから第1の論
理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能力の出
力信号の変動に対する依存性が減少するので、第2の論
理レベル付近でのオン抵抗は小さく、第1の論理レベル
付近でのオン抵抗は大きい。
【0029】請求項2の発明において、第1の出力駆動
回路は、出力信号のレベルが第2の論理レベル付近では
オン抵抗の小さな第1の出力回路が、出力信号のレベル
が第1の論理レベル付近ではオン抵抗の大きな第2の出
力回路がそれぞれ支配的に出力電流を駆動する。
回路は、出力信号のレベルが第2の論理レベル付近では
オン抵抗の小さな第1の出力回路が、出力信号のレベル
が第1の論理レベル付近ではオン抵抗の大きな第2の出
力回路がそれぞれ支配的に出力電流を駆動する。
【0030】請求項3の発明において、第2のトランジ
スタはその制御電極を出力端子と第1の電源との間の電
流経路に接続するので、第1の論理レベル付近で電流駆
動能力が急激に低下してオン抵抗を大きくする第1の出
力回路を実現する。
スタはその制御電極を出力端子と第1の電源との間の電
流経路に接続するので、第1の論理レベル付近で電流駆
動能力が急激に低下してオン抵抗を大きくする第1の出
力回路を実現する。
【0031】請求項4の発明において、半導体装置は入
力信号によって制御され、第1の電源と出力端子との間
で絶縁体もしくは抵抗として働き、第2の出力回路を構
成する。
力信号によって制御され、第1の電源と出力端子との間
で絶縁体もしくは抵抗として働き、第2の出力回路を構
成する。
【0032】請求項5の発明において、第1のトランス
ミッションゲートはオン抵抗の大きな第2の出力回路を
実現する。
ミッションゲートはオン抵抗の大きな第2の出力回路を
実現する。
【0033】請求項6及び請求項12の発明において、
出力端子に接続される負荷の特性インピーダンスの1/
2以上2倍以下に設定されたオン抵抗を有する第1、第
2のトランスミッションゲートは、出力端子でのインピ
ーダンス整合をとる。
出力端子に接続される負荷の特性インピーダンスの1/
2以上2倍以下に設定されたオン抵抗を有する第1、第
2のトランスミッションゲートは、出力端子でのインピ
ーダンス整合をとる。
【0034】請求項7の発明において、第2の出力駆動
回路は、出力信号のレベルが第1の論理レベルから第2
の論理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能力
の出力信号の変動に対する依存性が減少するので、第1
の論理レベル付近でのオン抵抗は小さく、第2の論理レ
ベル付近でのオン抵抗は大きい。
回路は、出力信号のレベルが第1の論理レベルから第2
の論理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能力
の出力信号の変動に対する依存性が減少するので、第1
の論理レベル付近でのオン抵抗は小さく、第2の論理レ
ベル付近でのオン抵抗は大きい。
【0035】請求項8の発明において、第2の出力駆動
回路は、出力信号のレベルが第1の論理レベル付近では
オン抵抗の小さな第3の出力回路が、出力信号のレベル
が第2の論理レベル付近ではオン抵抗の大きな第4の出
力回路がそれぞれ支配的に出力電流を駆動する。
回路は、出力信号のレベルが第1の論理レベル付近では
オン抵抗の小さな第3の出力回路が、出力信号のレベル
が第2の論理レベル付近ではオン抵抗の大きな第4の出
力回路がそれぞれ支配的に出力電流を駆動する。
【0036】請求項9の発明において、第5のトランジ
スタはその制御電極に出力端子を接続するので、第2の
論理レベル付近で電流駆動能力が急激に低下してオン抵
抗を大きくする第3の出力回路を実現する。
スタはその制御電極に出力端子を接続するので、第2の
論理レベル付近で電流駆動能力が急激に低下してオン抵
抗を大きくする第3の出力回路を実現する。
【0037】請求項10の発明において、半導体装置は
入力信号によって制御され、第2の電源と出力端子との
間で絶縁体もしくは抵抗として働き、第4の出力回路を
構成する。
入力信号によって制御され、第2の電源と出力端子との
間で絶縁体もしくは抵抗として働き、第4の出力回路を
構成する。
【0038】請求項11の発明において、第2のトラン
スミッションゲートはオン抵抗の大きな第4の出力回路
を実現する。
スミッションゲートはオン抵抗の大きな第4の出力回路
を実現する。
【0039】
【実施例】図1はこの発明の第1の実施例の出力回路の
回路図である。第1の実施例はいわゆるオープンドレイ
ン回路であり、出力端子12には抵抗を介して論理レベ
ル“H”に対応する電位VDDを有する電源VDDに接
続されるのが通常である。但しここでは簡単の為抵抗を
省いて考える。出力回路K12と出力回路K22とは出
力端子12と電源VSS(ここでは接地)の間において
並列に接続され、また入力端子11において共通に接続
される。
回路図である。第1の実施例はいわゆるオープンドレイ
ン回路であり、出力端子12には抵抗を介して論理レベ
ル“H”に対応する電位VDDを有する電源VDDに接
続されるのが通常である。但しここでは簡単の為抵抗を
省いて考える。出力回路K12と出力回路K22とは出
力端子12と電源VSS(ここでは接地)の間において
並列に接続され、また入力端子11において共通に接続
される。
【0040】出力回路K11は、そのゲートに入力端子
11を接続するNチャネルMOSトランジスタ1Nと、
そのソースに電源VSSを、そのドレインにトランジス
タ1Nのソースを、そのゲートに出力端子12及びトラ
ンジスタ1Nのドレインを、それぞれ接続するNチャネ
ルMOSトランジスタ2Nとから構成されている。
11を接続するNチャネルMOSトランジスタ1Nと、
そのソースに電源VSSを、そのドレインにトランジス
タ1Nのソースを、そのゲートに出力端子12及びトラ
ンジスタ1Nのドレインを、それぞれ接続するNチャネ
ルMOSトランジスタ2Nとから構成されている。
【0041】出力回路K22は、その入力端に入力端子
11を接続するインバータ1Gと、そのゲートに入力端
11を、そのソースに電源VSSを、そのドレインに出
力端子12をそれぞれ接続するNチャネルMOSトラン
ジスタ3Nと、そのゲートにインバータ1Gの出力端を
、そのソースに出力端子12を、そのドレインに電源V
SSをそれぞれ接続するPチャネルMOSトランジスタ
4Pとから構成されている。トランジスタ3N,4Pは
いわゆるトランスミッションゲートを構成する。
11を接続するインバータ1Gと、そのゲートに入力端
11を、そのソースに電源VSSを、そのドレインに出
力端子12をそれぞれ接続するNチャネルMOSトラン
ジスタ3Nと、そのゲートにインバータ1Gの出力端を
、そのソースに出力端子12を、そのドレインに電源V
SSをそれぞれ接続するPチャネルMOSトランジスタ
4Pとから構成されている。トランジスタ3N,4Pは
いわゆるトランスミッションゲートを構成する。
【0042】第1の実施例の動作について説明する前に
、出力回路K11と出力回路K22の動作について説明
する。
、出力回路K11と出力回路K22の動作について説明
する。
【0043】まず出力回路K11において出力端子11
の電位が電源VSSと同電位(以下「電位VSS」、こ
こでは0V)にある場合(論理レベル“L”)にはトラ
ンジスタ1Nはオフ状態にある。よってトランジスタ1
Nのドレインが論理レベル“H”に対応する電位VDD
であってトランジスタ2Nはオン状態にあっても、トラ
ンジスタ1Nがオフ状態にあるため、出力回路K11に
電流は流れない。
の電位が電源VSSと同電位(以下「電位VSS」、こ
こでは0V)にある場合(論理レベル“L”)にはトラ
ンジスタ1Nはオフ状態にある。よってトランジスタ1
Nのドレインが論理レベル“H”に対応する電位VDD
であってトランジスタ2Nはオン状態にあっても、トラ
ンジスタ1Nがオフ状態にあるため、出力回路K11に
電流は流れない。
【0044】ここで入力端子11の電位が電位VDDに
上昇すると、トランジスタ1Nもオン状態となり、トラ
ンジスタ1N,2Nを通って電流が流れ、出力端子12
の電位(以下「出力電位VO 」)は低下してゆく。従
ってトランジスタ2Nのゲート電位も低下してゆき、あ
る閾値以下になるとトランジスタ2Nはオフ状態となる
。トランジスタ1Nはオン状態にあるが、トランジスタ
2Nがオフ状態となるので、出力回路K11の電流駆動
能力は急激に低下する。このような電流駆動能力の変化
を図2のグラフ100に示した。
上昇すると、トランジスタ1Nもオン状態となり、トラ
ンジスタ1N,2Nを通って電流が流れ、出力端子12
の電位(以下「出力電位VO 」)は低下してゆく。従
ってトランジスタ2Nのゲート電位も低下してゆき、あ
る閾値以下になるとトランジスタ2Nはオフ状態となる
。トランジスタ1Nはオン状態にあるが、トランジスタ
2Nがオフ状態となるので、出力回路K11の電流駆動
能力は急激に低下する。このような電流駆動能力の変化
を図2のグラフ100に示した。
【0045】一方、出力回路K22ではトランスミッシ
ョンゲートを構成するトランジスタ3N,4Pの電流駆
動能力を、トランジスタ1N,2Nのそれよりも低く設
計する。インバータ1Gにより入力端子11の電位はト
ランジスタ3N,4Pのそれぞれに相補的に伝えられる
。即ち入力端子11の電位が論理レベル“H”にあると
きのみ、出力回路K22は抵抗体として動作し、入力端
子11の電位が論理レベル“L”にあるときには絶縁体
として働く。従ってその電流駆動能力は出力電位VO
にほぼ比例することとなり、その様子は図2のグラフ2
00に示されるようになる。
ョンゲートを構成するトランジスタ3N,4Pの電流駆
動能力を、トランジスタ1N,2Nのそれよりも低く設
計する。インバータ1Gにより入力端子11の電位はト
ランジスタ3N,4Pのそれぞれに相補的に伝えられる
。即ち入力端子11の電位が論理レベル“H”にあると
きのみ、出力回路K22は抵抗体として動作し、入力端
子11の電位が論理レベル“L”にあるときには絶縁体
として働く。従ってその電流駆動能力は出力電位VO
にほぼ比例することとなり、その様子は図2のグラフ2
00に示されるようになる。
【0046】即ち、出力電位VO が電位VDD付近に
ある場合には出力回路K11よりも電流駆動能力が低く
、出力電位VO が電位VSS付近にある場合には出力
回路K11よりも電流駆動能力が高くなり、換言すれば
オン抵抗RONが増大することとなる。このことは、グ
ラフ100とグラフ200が交点XP を有することで
示される。
ある場合には出力回路K11よりも電流駆動能力が低く
、出力電位VO が電位VSS付近にある場合には出力
回路K11よりも電流駆動能力が高くなり、換言すれば
オン抵抗RONが増大することとなる。このことは、グ
ラフ100とグラフ200が交点XP を有することで
示される。
【0047】次に図1の出力回路の動作を順を追って説
明する。
明する。
【0048】まず入力端子11が論理レベル“L”のと
きには、トランジスタ1N,3N,4Pはオフ状態で、
出力端子12は論理レベル“H”(電位VDD)にある
。 従って、出力回路K11、出力回路K22は共に電流を
流さず、出力電位VO は電位VDDに保たれている(
図2の領域(A))。
きには、トランジスタ1N,3N,4Pはオフ状態で、
出力端子12は論理レベル“H”(電位VDD)にある
。 従って、出力回路K11、出力回路K22は共に電流を
流さず、出力電位VO は電位VDDに保たれている(
図2の領域(A))。
【0049】次に入力端子11の論理レベルが“L”か
ら“H”に変化するとき、トランジスタ1N,3N,4
Pは直ちにオンになる。このとき、出力電位VO は電
位VDDに等しく、トランジスタ2Nもオン状態にある
。このため、図1の出力回路は出力回路K11および出
力回路K12が共にオン状態となるので、出力端子12
から流れる出力電流IO は図2の領域(A)から領域
(B)へと急激に上昇し、大きな電流駆動能力を以て出
力電位VO を低下させる(領域(B)から領域(C)
)。
ら“H”に変化するとき、トランジスタ1N,3N,4
Pは直ちにオンになる。このとき、出力電位VO は電
位VDDに等しく、トランジスタ2Nもオン状態にある
。このため、図1の出力回路は出力回路K11および出
力回路K12が共にオン状態となるので、出力端子12
から流れる出力電流IO は図2の領域(A)から領域
(B)へと急激に上昇し、大きな電流駆動能力を以て出
力電位VO を低下させる(領域(B)から領域(C)
)。
【0050】しかし出力電位VO がトランジスタ2N
の閾値電圧に近付くと、トランジスタ2Nは急激にオフ
状態になり、このため領域(C)から領域(D)にかけ
ては実質的にトランジスタ3N、4Pからなる出力回路
K22のみが出力電流IO を駆動する。従って、この
領域では出力回路のオン抵抗RONは実質的に出力回路
K22のみによって決定され、オン抵抗RONが低くな
り過ぎるのを防止して、出力端子12の出力電圧波形に
リンギングが発生するのを抑制することができる。
の閾値電圧に近付くと、トランジスタ2Nは急激にオフ
状態になり、このため領域(C)から領域(D)にかけ
ては実質的にトランジスタ3N、4Pからなる出力回路
K22のみが出力電流IO を駆動する。従って、この
領域では出力回路のオン抵抗RONは実質的に出力回路
K22のみによって決定され、オン抵抗RONが低くな
り過ぎるのを防止して、出力端子12の出力電圧波形に
リンギングが発生するのを抑制することができる。
【0051】なお、出力回路K22において、出力電位
VO の大小に拘らずほぼ等しいオン抵抗RONを示す
のは、トランジスタ3N,4Pが互いに相補的な特性を
有するからである。出力端子11の論理レベルが“H”
のとき、トランジスタ3Nのゲートには電位VDDが、
トランジスタ4Pのゲートにはインバータ1Gの働きに
より、電位VSSがそれぞれ印加され、トランジスタ3
N,4P付近の出力回路は図3のように書ける。このと
き、トランジスタ3Nのソース・ドレイン間に印加され
る電位差はVSS=0から、出力電位VO に等しい。 そして出力電流IO がトランジスタ3Nに分流する様
子はクラフ202に示されるように出力電位VO の低
下に伴って単調に減少するが、その変化量、即ちグラフ
202の傾きは増加する。
VO の大小に拘らずほぼ等しいオン抵抗RONを示す
のは、トランジスタ3N,4Pが互いに相補的な特性を
有するからである。出力端子11の論理レベルが“H”
のとき、トランジスタ3Nのゲートには電位VDDが、
トランジスタ4Pのゲートにはインバータ1Gの働きに
より、電位VSSがそれぞれ印加され、トランジスタ3
N,4P付近の出力回路は図3のように書ける。このと
き、トランジスタ3Nのソース・ドレイン間に印加され
る電位差はVSS=0から、出力電位VO に等しい。 そして出力電流IO がトランジスタ3Nに分流する様
子はクラフ202に示されるように出力電位VO の低
下に伴って単調に減少するが、その変化量、即ちグラフ
202の傾きは増加する。
【0052】一方、トランジスタ4Pのソース・ドレイ
ン間にも出力電位VO に等しい電位差が印加され、出
力電流IO がトランジスタ4Pにも分流するが、その
傾きはグラフ201に示されるように、出力電位VO
の低下に伴って低下する。従って出力電流IO 全体と
しては、出力電位VO にほぼ比例した値となり、オン
抵抗RONは殆ど変化しない。
ン間にも出力電位VO に等しい電位差が印加され、出
力電流IO がトランジスタ4Pにも分流するが、その
傾きはグラフ201に示されるように、出力電位VO
の低下に伴って低下する。従って出力電流IO 全体と
しては、出力電位VO にほぼ比例した値となり、オン
抵抗RONは殆ど変化しない。
【0053】上述したように出力回路のオン抵抗RON
は、出力電位VO に対する電流駆動能力、即ち出力電
流IO の値を示すグラフの傾きの逆数として考えるこ
とができる。即ち図4のグラフ101に示されるような
電流駆動能力を有する出力回路は、出力電位VO が電
位VSS付近となる領域においては、そのオン抵抗R1
は傾き103の逆数として考えることができる。
は、出力電位VO に対する電流駆動能力、即ち出力電
流IO の値を示すグラフの傾きの逆数として考えるこ
とができる。即ち図4のグラフ101に示されるような
電流駆動能力を有する出力回路は、出力電位VO が電
位VSS付近となる領域においては、そのオン抵抗R1
は傾き103の逆数として考えることができる。
【0054】なお、一般にNチャネルMOSトランジス
タは、前述の如くソース・ドレイン間の電位差が低下す
る程その電流駆動能力が急に低下する。従って図14に
示したような従来の出力回路で全体の電流駆動能力を高
めようとすると、その特性は図4のグラフ102に示す
ようになり、グラフ101の傾き103と比較して、そ
の傾き104は大きくなる。
タは、前述の如くソース・ドレイン間の電位差が低下す
る程その電流駆動能力が急に低下する。従って図14に
示したような従来の出力回路で全体の電流駆動能力を高
めようとすると、その特性は図4のグラフ102に示す
ようになり、グラフ101の傾き103と比較して、そ
の傾き104は大きくなる。
【0055】即ちそのオン抵抗R2 が小さくなって出
力波形にリンギングが生じ易くなるのである。図1に示
した第1の実施例では出力電位VOが、電位VDDから
電位VSSへと変動する際、出力電位VO が電位VD
D付近にある場合には、比較的大きい電流駆動能力を以
て、また出力電位VO が電位VSS付近にある場合に
は、出力電位VO の変動に対する依存性が比較的小さ
い電流駆動能力を以て出力電流IO を流すので、波形
の立ち下がり時間を殆ど悪化させずにリンギングを抑制
することができる。 そしてそのような電流駆動能力を実現するために、この
発明では比較的大きな減少率で単調に減少する電流駆動
能力を有する第1の出力回路(第1の実施例では出力回
路K12)と、比較的小さな減少率で単調に減少する電
流駆動能力を有する第2の出力回路(第1の実施例では
出力回路K22)とを並列に接続したのである。
力波形にリンギングが生じ易くなるのである。図1に示
した第1の実施例では出力電位VOが、電位VDDから
電位VSSへと変動する際、出力電位VO が電位VD
D付近にある場合には、比較的大きい電流駆動能力を以
て、また出力電位VO が電位VSS付近にある場合に
は、出力電位VO の変動に対する依存性が比較的小さ
い電流駆動能力を以て出力電流IO を流すので、波形
の立ち下がり時間を殆ど悪化させずにリンギングを抑制
することができる。 そしてそのような電流駆動能力を実現するために、この
発明では比較的大きな減少率で単調に減少する電流駆動
能力を有する第1の出力回路(第1の実施例では出力回
路K12)と、比較的小さな減少率で単調に減少する電
流駆動能力を有する第2の出力回路(第1の実施例では
出力回路K22)とを並列に接続したのである。
【0056】ここで第2の出力回路としては上記のよう
な電流駆動能力を有するものであれば他の出力回路例え
ばオン抵抗の高いトランジスタによって構成される回路
でも良い。しかし第1の実施例に示す出力回路K22の
ようなトランスミッションゲートを構成するものであれ
ばインピーダンス整合の点でなお望ましい。
な電流駆動能力を有するものであれば他の出力回路例え
ばオン抵抗の高いトランジスタによって構成される回路
でも良い。しかし第1の実施例に示す出力回路K22の
ようなトランスミッションゲートを構成するものであれ
ばインピーダンス整合の点でなお望ましい。
【0057】出力回路に接続する負荷が伝送路等の分布
定数素子である場合には、負荷と出力回路とのインピー
ダンス整合が問題となる。図5は出力回路のオン抵抗を
終端抵抗Rtermと考えた場合の負荷LDを接続した
様子を示す図である。負荷LDが特性インピーダンスZ
L を有している時、出力回路での反射係数ρは次のよ
うに表わされる。
定数素子である場合には、負荷と出力回路とのインピー
ダンス整合が問題となる。図5は出力回路のオン抵抗を
終端抵抗Rtermと考えた場合の負荷LDを接続した
様子を示す図である。負荷LDが特性インピーダンスZ
L を有している時、出力回路での反射係数ρは次のよ
うに表わされる。
【0058】
【数2】
【0059】一般にこの反射係数ρの値はその絶対値を
1/3程度以下に押さえることが望ましい。そこでこの
条件を満足する出力回路のオン抵抗Rtermを求める
と、数3より、数4が得られ、特性インピーダンスZL
の1/2以上2倍以下の値であればよいことがわかる
。
1/3程度以下に押さえることが望ましい。そこでこの
条件を満足する出力回路のオン抵抗Rtermを求める
と、数3より、数4が得られ、特性インピーダンスZL
の1/2以上2倍以下の値であればよいことがわかる
。
【0060】
【数3】
【0061】出力電位VO の値に対して直線性のよい
電流駆動能力を有するトランスミッションゲートを用い
ることで、負荷LDの特性インピーダンスZL に対応
して上記の条件を満足するようなオン抵抗を有する出力
回路を容易に構成することができる。
電流駆動能力を有するトランスミッションゲートを用い
ることで、負荷LDの特性インピーダンスZL に対応
して上記の条件を満足するようなオン抵抗を有する出力
回路を容易に構成することができる。
【0062】第1の実施例として図1に示すオープンド
レイン回路を示したが、第2の実施例として図6に示す
ようにPチャネルMOSトランジスタ1Pを電源VDD
と出力端子12の間に設けることもできる。第2の実施
例では出力電圧VO が論理レベル“H”から“L”に
変動する際のリンギングは第1の実施例と同様にして抑
制できるが、論理レベル“L”から“H”へと変動する
際は図14に示す従来の出力回路と同様に、そのリンギ
ングを抑制することはできない。
レイン回路を示したが、第2の実施例として図6に示す
ようにPチャネルMOSトランジスタ1Pを電源VDD
と出力端子12の間に設けることもできる。第2の実施
例では出力電圧VO が論理レベル“H”から“L”に
変動する際のリンギングは第1の実施例と同様にして抑
制できるが、論理レベル“L”から“H”へと変動する
際は図14に示す従来の出力回路と同様に、そのリンギ
ングを抑制することはできない。
【0063】論理レベルのいずれの方向への変動に対し
ても出力波形のリンギングを抑制する第3の実施例の出
力回路図を図7に示す。出力端子12を介して、電源V
DDと電源VSSの間を出力回路K31と出力回路K4
1が直列に、出力回路K52と出力回路K62が直列に
、それぞれ接続されている。出力回路K31及び出力回
路K52は第1,第2の実施例で示した出力回路K11
及び出力回路K22とそれぞれ同一のものである。
ても出力波形のリンギングを抑制する第3の実施例の出
力回路図を図7に示す。出力端子12を介して、電源V
DDと電源VSSの間を出力回路K31と出力回路K4
1が直列に、出力回路K52と出力回路K62が直列に
、それぞれ接続されている。出力回路K31及び出力回
路K52は第1,第2の実施例で示した出力回路K11
及び出力回路K22とそれぞれ同一のものである。
【0064】また、出力回路K41は出力回路K32と
、出力回路K62は出力回路K52と、それぞれ相補的
に形成されている。つまり出力回路K41は、そのゲー
トに入力端子11を接続するPチャネルMOSトランジ
スタ1Pと、そのソースに電源VDDを、そのドレイン
にトランジスタ1Pのソースを、そのゲートに出力端子
12及びトランジスタ1Pのドレインを、それぞれ接続
するNチャネルMOSトランジスタ2Pとから構成され
ている。また出力回路K62は、その入力端子11を接
続するインバータ1Gと、そのゲートに入力端子11を
、そのソースに電源VDDを、そのドレインに出力端子
12をそれぞれ接続するPチャネルMOSトランジスタ
3Pと、そのゲートにインバータ1Gの出力端を、その
ソースに出力端子12を、そのドレインに電源VDDを
それぞれ接続するNチャネルMOSトランジスタ4Nと
から構成されている。トランジスタ3P,4Nはいわゆ
るトランスミッションゲートを構成し、インバータ1G
は出力回路K52と共有している。
、出力回路K62は出力回路K52と、それぞれ相補的
に形成されている。つまり出力回路K41は、そのゲー
トに入力端子11を接続するPチャネルMOSトランジ
スタ1Pと、そのソースに電源VDDを、そのドレイン
にトランジスタ1Pのソースを、そのゲートに出力端子
12及びトランジスタ1Pのドレインを、それぞれ接続
するNチャネルMOSトランジスタ2Pとから構成され
ている。また出力回路K62は、その入力端子11を接
続するインバータ1Gと、そのゲートに入力端子11を
、そのソースに電源VDDを、そのドレインに出力端子
12をそれぞれ接続するPチャネルMOSトランジスタ
3Pと、そのゲートにインバータ1Gの出力端を、その
ソースに出力端子12を、そのドレインに電源VDDを
それぞれ接続するNチャネルMOSトランジスタ4Nと
から構成されている。トランジスタ3P,4Nはいわゆ
るトランスミッションゲートを構成し、インバータ1G
は出力回路K52と共有している。
【0065】このように構成された出力回路K41,出
力回路K62は、その動作もそれぞれ出力回路K32,
出力回路K52と相補的に行われる。
力回路K62は、その動作もそれぞれ出力回路K32,
出力回路K52と相補的に行われる。
【0066】入力端子11の電位が電位VDD(論理レ
ベル“H”)にある場合、出力電位VO は出力回路K
31,出力回路K52がオン状態にあるので電位VSS
(論理レベル“L”)にあり、トランジスタ2Pはオン
状態にある。しかしトランジスタ1Pはオフ状態である
ので出力回路K41には電流が流れず、従って出力電位
VO も電位VSSに保たれる。
ベル“H”)にある場合、出力電位VO は出力回路K
31,出力回路K52がオン状態にあるので電位VSS
(論理レベル“L”)にあり、トランジスタ2Pはオン
状態にある。しかしトランジスタ1Pはオフ状態である
ので出力回路K41には電流が流れず、従って出力電位
VO も電位VSSに保たれる。
【0067】ここで入力端子11の電位が電位VSS(
論理レベル“L”)に低下すると、出力回路K31,出
力回路K52は直ちにオフ状態となり、出力電位VO
は出力回路K41と出力回路K62の動作によって決定
されることになる。
論理レベル“L”)に低下すると、出力回路K31,出
力回路K52は直ちにオフ状態となり、出力電位VO
は出力回路K41と出力回路K62の動作によって決定
されることになる。
【0068】このとき出力回路K41の電流駆動能力は
図8に示すグラフ400のようになる。即ち出力電位V
O が電位VSSから電位VDDへと変動し始める場合
(領域(A)から領域(B))にはその電流駆動能力は
大きいが、出力電位VO がトランジスタ2Pのしきい
値よりも大きくなるとトランジスタ2Pがオフ状態とな
るので、電流駆動能力は急激に低下する(領域(C))
。
図8に示すグラフ400のようになる。即ち出力電位V
O が電位VSSから電位VDDへと変動し始める場合
(領域(A)から領域(B))にはその電流駆動能力は
大きいが、出力電位VO がトランジスタ2Pのしきい
値よりも大きくなるとトランジスタ2Pがオフ状態とな
るので、電流駆動能力は急激に低下する(領域(C))
。
【0069】一方、出力回路K62の電流駆動能力は、
出力回路K22と同様、出力電位VO に対して線型に
変動する(図8のグラフ600)。即ち出力電位VO
が電位VSS付近にある場合には出力回路K41よりも
電流駆動能力が低いが、電位VDD付近にある場合には
出力回路K41よりも電流駆動能力が大きくなり、換言
すればオン抵抗RONが増大することになる。このこと
は、グラフ400とグラフ600が交点YP を有する
ことで示される。
出力回路K22と同様、出力電位VO に対して線型に
変動する(図8のグラフ600)。即ち出力電位VO
が電位VSS付近にある場合には出力回路K41よりも
電流駆動能力が低いが、電位VDD付近にある場合には
出力回路K41よりも電流駆動能力が大きくなり、換言
すればオン抵抗RONが増大することになる。このこと
は、グラフ400とグラフ600が交点YP を有する
ことで示される。
【0070】従って図7に示す出力回路の動作は図2に
示したものと相補的であり、図8に示すようになる。即
ち出力電位VO の上昇に伴って電流駆動能力は(A)
(B)(C)(D)と変化してゆく。このため、第1の
実施例と類似の作用により出力波形のオーバーシュート
OSは低減する。つまり出力回路K31、出力回路K4
1、出力回路K52、出力回路K62を設けることによ
り、図9に示すように出力波形のリンギングはオーバー
シュートOS、アンダーシュートUSの両方が共に抑制
される。
示したものと相補的であり、図8に示すようになる。即
ち出力電位VO の上昇に伴って電流駆動能力は(A)
(B)(C)(D)と変化してゆく。このため、第1の
実施例と類似の作用により出力波形のオーバーシュート
OSは低減する。つまり出力回路K31、出力回路K4
1、出力回路K52、出力回路K62を設けることによ
り、図9に示すように出力波形のリンギングはオーバー
シュートOS、アンダーシュートUSの両方が共に抑制
される。
【0071】このように電源VSS,VDDの両方に、
それぞれ出力回路K31、出力回路K41を設けた場合
には、第1,第2の実施例の場合と比較してさらに他の
効果を有する。
それぞれ出力回路K31、出力回路K41を設けた場合
には、第1,第2の実施例の場合と比較してさらに他の
効果を有する。
【0072】図10の実線波形は入力端子11の電位が
電位VSSから電位VDDへと変動する様子を示す。こ
こで示されるように、実際の電位の変動は理想的なステ
ップ状ではなく、ランプ状となる。
電位VSSから電位VDDへと変動する様子を示す。こ
こで示されるように、実際の電位の変動は理想的なステ
ップ状ではなく、ランプ状となる。
【0073】一方、図14に示すような従来の出力回路
では、トランジスタ1Pとトランジスタ1Nのゲートが
共通して入力端子11に接続されている。従ってトラン
ジスタ1P,1Nが同時にオン状態となる時があり、図
10の貫通電流■に示すような電流がトランジスタ1P
,1Nを流れ不要な電力消費がなされてしまう。
では、トランジスタ1Pとトランジスタ1Nのゲートが
共通して入力端子11に接続されている。従ってトラン
ジスタ1P,1Nが同時にオン状態となる時があり、図
10の貫通電流■に示すような電流がトランジスタ1P
,1Nを流れ不要な電力消費がなされてしまう。
【0074】図7に示すような出力回路K31、出力回
路K41においては、出力電位VO が入力端子11の
電位の変動の後遅延して変動し(図10の破線)、出力
電位VO によってトランジスタ2N,2Pが駆動され
ているのでトランジスタ1Pと2Pとの両方(同様にト
ランジスタ1Nと2Nの両方)を電流が流れうる時間は
短い。従ってトランジスタ1N,2N,1P,2Pを貫
通する電流は図10の貫通電流■で示されるようにわず
かなものとなる。即ち不要な電力消費を防げるという効
果がある。
路K41においては、出力電位VO が入力端子11の
電位の変動の後遅延して変動し(図10の破線)、出力
電位VO によってトランジスタ2N,2Pが駆動され
ているのでトランジスタ1Pと2Pとの両方(同様にト
ランジスタ1Nと2Nの両方)を電流が流れうる時間は
短い。従ってトランジスタ1N,2N,1P,2Pを貫
通する電流は図10の貫通電流■で示されるようにわず
かなものとなる。即ち不要な電力消費を防げるという効
果がある。
【0075】図11は発明の第4の実施例を示す回路図
である。第3の実施例における出力回路K31のかわり
に出力回路K71を、出力回路K41のかわりに出力回
路K81を、それぞれ設けている。
である。第3の実施例における出力回路K31のかわり
に出力回路K71を、出力回路K41のかわりに出力回
路K81を、それぞれ設けている。
【0076】出力回路K71は、そのゲートに入力端子
11を、そのソースに電源VSSを、それぞれ接続する
NチャネルMOSトランジスタ1Nと、そのソースにト
ランジスタ1Nのドレインを、そのゲートにそのドレイ
ン及び出力端子12を、それぞれ接続するNチャネルM
OSトランジスタ2Nとから構成されている。出力回路
K81は、出力回路K71と相補的に形成されている。 即ち、そのゲートに入力端子11を、そのソースに電源
VDDを、それぞれ接続するPチャネルMOSトランジ
スタ1Pと、そのソースにトランジスタ1Pのドレイン
を、そのゲートにそのドレイン及び出力端子12を、そ
れぞれ接続するPチャネルMOSトランジスタ2Pとか
ら構成されている。
11を、そのソースに電源VSSを、それぞれ接続する
NチャネルMOSトランジスタ1Nと、そのソースにト
ランジスタ1Nのドレインを、そのゲートにそのドレイ
ン及び出力端子12を、それぞれ接続するNチャネルM
OSトランジスタ2Nとから構成されている。出力回路
K81は、出力回路K71と相補的に形成されている。 即ち、そのゲートに入力端子11を、そのソースに電源
VDDを、それぞれ接続するPチャネルMOSトランジ
スタ1Pと、そのソースにトランジスタ1Pのドレイン
を、そのゲートにそのドレイン及び出力端子12を、そ
れぞれ接続するPチャネルMOSトランジスタ2Pとか
ら構成されている。
【0077】出力回路K71は、第3の実施例における
出力回路K31の中で直列に接続されているトランジス
タ1Nと2Nの位置が電源VSS及び出力端子12との
間で入れ替わっただけであり、出力回路K31と同一の
動作を行う。出力回路K81においても同様にして第3
の実施例における出力回路K41と同一の動作を行う。 従って第4の実施例も第3の実施例と同じ効果を奏する
。
出力回路K31の中で直列に接続されているトランジス
タ1Nと2Nの位置が電源VSS及び出力端子12との
間で入れ替わっただけであり、出力回路K31と同一の
動作を行う。出力回路K81においても同様にして第3
の実施例における出力回路K41と同一の動作を行う。 従って第4の実施例も第3の実施例と同じ効果を奏する
。
【0078】図12はこの発明の第5の実施例を示す回
路図である。第3の実施例における出力回路K31のか
わりに出力回路K91を、出力回路K41のかわりに出
力回路K101を、それぞれ設ける。
路図である。第3の実施例における出力回路K31のか
わりに出力回路K91を、出力回路K41のかわりに出
力回路K101を、それぞれ設ける。
【0079】出力回路K91は、そのゲートに入力端子
11を、そのドレインに出力端子12を、それぞれ接続
するNチャネルMOSトランジスタ1Nと、そのソース
に電源VSSを、そのゲートにドレイン及びトランジス
タ1Nのソースを、それぞれ接続するNチャネルMOS
トランジスタ2Nとから構成されている。
11を、そのドレインに出力端子12を、それぞれ接続
するNチャネルMOSトランジスタ1Nと、そのソース
に電源VSSを、そのゲートにドレイン及びトランジス
タ1Nのソースを、それぞれ接続するNチャネルMOS
トランジスタ2Nとから構成されている。
【0080】出力回路のK101は、出力回路K91と
相補的に形成されている。即ち、そのゲートに入力端子
11を、そのドレインに出力端子12を、それぞれ接続
するPチャネルMOSトランジスタ1Pと、そのソース
に電源VDDを、そのゲートにそのドレイン及びトラン
ジスタ1Pのソースを、それぞれ接続するPチャネルM
OSトランジスタ2Pとから構成されている。
相補的に形成されている。即ち、そのゲートに入力端子
11を、そのドレインに出力端子12を、それぞれ接続
するPチャネルMOSトランジスタ1Pと、そのソース
に電源VDDを、そのゲートにそのドレイン及びトラン
ジスタ1Pのソースを、それぞれ接続するPチャネルM
OSトランジスタ2Pとから構成されている。
【0081】出力回路K91においてトランジスタ2N
は、トランジスタ1Nがオン状態にある場合に、そのゲ
ートに出力電位VO が印加されて、第3の実施例にお
ける出力回路K31と同様の動作をする。一方、トラン
ジスタ1Nがオフ状態にある場合には、トランジスタ2
Nの動作は出力電位VO に影響を与えない。従って結
果的には出力回路K91も、出力回路K31と同様の効
果を奏することになる。
は、トランジスタ1Nがオン状態にある場合に、そのゲ
ートに出力電位VO が印加されて、第3の実施例にお
ける出力回路K31と同様の動作をする。一方、トラン
ジスタ1Nがオフ状態にある場合には、トランジスタ2
Nの動作は出力電位VO に影響を与えない。従って結
果的には出力回路K91も、出力回路K31と同様の効
果を奏することになる。
【0082】出力回路K101においても第3の実施例
における出力回路K41と同様の効果を奏し、結局第5
の実施例も第3の実施例と同じ効果を奏することになる
。
における出力回路K41と同様の効果を奏し、結局第5
の実施例も第3の実施例と同じ効果を奏することになる
。
【0083】図13はこの発明の第6の実施例を示した
ものであり、いわゆるスリーステートタイプインバータ
回路を構成したものである。入力端子11からの信号が
もう1つの入力端子13からの信号によってインバータ
3G、ゲート4G、5Gを用いて制御される以外は、図
7に示す第3の実施例と同様の構成となっている。なお
、この場合には出力回路K62aは出力回路K52とイ
ンバータ1Gを共有できないため、独自でインバータ2
Gを備えている。
ものであり、いわゆるスリーステートタイプインバータ
回路を構成したものである。入力端子11からの信号が
もう1つの入力端子13からの信号によってインバータ
3G、ゲート4G、5Gを用いて制御される以外は、図
7に示す第3の実施例と同様の構成となっている。なお
、この場合には出力回路K62aは出力回路K52とイ
ンバータ1Gを共有できないため、独自でインバータ2
Gを備えている。
【0084】入力端子13の論理レベルが“L”のとき
、入力端子11の論理レベルはゲート4G、5Gによっ
て反転され、それぞれ出力回路K31、出力回路K41
に入力される。この後第3の実施例と同様にしてリンギ
ングが抑制されるが、第3の実施例とは逆に入力端子1
1と同じ論理レベルの電位が出力端子12に出力される
。
、入力端子11の論理レベルはゲート4G、5Gによっ
て反転され、それぞれ出力回路K31、出力回路K41
に入力される。この後第3の実施例と同様にしてリンギ
ングが抑制されるが、第3の実施例とは逆に入力端子1
1と同じ論理レベルの電位が出力端子12に出力される
。
【0085】一方、入力端子13の論理レベルが“H”
のとき、ゲート4G、5G共にオフ状態となり、入力端
子11の論理レベルにかかわらず、トランジスタ1P,
1Nを共にオフ状態にするため、出力端子12の電位は
「第3の状態」即ち高インピーダンス状態となる。
のとき、ゲート4G、5G共にオフ状態となり、入力端
子11の論理レベルにかかわらず、トランジスタ1P,
1Nを共にオフ状態にするため、出力端子12の電位は
「第3の状態」即ち高インピーダンス状態となる。
【0086】このように、この発明においては種々の出
力回路においてその出力端子の出力波形のリンギングを
抑制することができる。
力回路においてその出力端子の出力波形のリンギングを
抑制することができる。
【0087】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
にかかる出力回路は、出力信号のレベルが第2の論理レ
ベルから第1の論理レベルへと変動する際、出力信号の
レベルが第2の論理レベル付近では、変動に対する依存
性が比較的大きい電流駆動能力を有し、出力信号のレベ
ルが第1の論理レベル付近では、変動に対する依存性が
比較的小さい電流駆動能力を有し、出力信号のレベルが
第2の論理レベルから第1の論理レベルへと変動するに
従って、その電流駆動能力が単調に減少するので、第2
の論理レベル付近での電流駆動能力は大きく、第1の論
理レベル付近でのオン抵抗は大きくできる。
にかかる出力回路は、出力信号のレベルが第2の論理レ
ベルから第1の論理レベルへと変動する際、出力信号の
レベルが第2の論理レベル付近では、変動に対する依存
性が比較的大きい電流駆動能力を有し、出力信号のレベ
ルが第1の論理レベル付近では、変動に対する依存性が
比較的小さい電流駆動能力を有し、出力信号のレベルが
第2の論理レベルから第1の論理レベルへと変動するに
従って、その電流駆動能力が単調に減少するので、第2
の論理レベル付近での電流駆動能力は大きく、第1の論
理レベル付近でのオン抵抗は大きくできる。
【0088】また請求項2の発明にかかる出力回路は、
第1の出力駆動回路が、出力信号のレベルが第2の論理
レベルから第1の論理レベルへと変動するに従って、そ
の電流駆動能力が比較的大きな減少率で単調に減少する
第1の出力回路と、第1の出力回路と並列に接続され、
出力信号のレベルが第2の論理レベルから第1の論理レ
ベルへと変動するに従って、その電流駆動能力が比較的
小さな減少率で単調に減少する第2の出力回路とを備え
るので、第1の論理レベル付近では第1の出力回路がそ
の大きな電流駆動能力を発揮し、第2の論理レベル付近
では第2の出力回路がその大きなオン抵抗を発揮する。
第1の出力駆動回路が、出力信号のレベルが第2の論理
レベルから第1の論理レベルへと変動するに従って、そ
の電流駆動能力が比較的大きな減少率で単調に減少する
第1の出力回路と、第1の出力回路と並列に接続され、
出力信号のレベルが第2の論理レベルから第1の論理レ
ベルへと変動するに従って、その電流駆動能力が比較的
小さな減少率で単調に減少する第2の出力回路とを備え
るので、第1の論理レベル付近では第1の出力回路がそ
の大きな電流駆動能力を発揮し、第2の論理レベル付近
では第2の出力回路がその大きなオン抵抗を発揮する。
【0089】請求項3の発明にかかる出力回路は、第1
の出力回路における第2のトランジスタがその制御電極
を出力端子と第1の電源との間の電流経路に接続するの
で、第1の論理レベル付近で電流駆動能力が急激に低下
してオン抵抗を大きくする。
の出力回路における第2のトランジスタがその制御電極
を出力端子と第1の電源との間の電流経路に接続するの
で、第1の論理レベル付近で電流駆動能力が急激に低下
してオン抵抗を大きくする。
【0090】請求項4の発明にかかる出力回路は、半導
体装置が入力信号によって制御され、第1の電源と出力
端子との間で絶縁体もしくは抵抗として働くので、その
電流駆動能力が比較的小さな減少率で単調に減少する第
2の出力回路を構成する。
体装置が入力信号によって制御され、第1の電源と出力
端子との間で絶縁体もしくは抵抗として働くので、その
電流駆動能力が比較的小さな減少率で単調に減少する第
2の出力回路を構成する。
【0091】請求項5の発明にかかる出力回路は、第1
のインバータと第1のトランスミッションゲートとを備
えるので請求項4の半導体装置を実現する。
のインバータと第1のトランスミッションゲートとを備
えるので請求項4の半導体装置を実現する。
【0092】請求項6及び請求項12の発明において、
それぞれ第1、第2のトランスミッションゲートは、出
力端子でのインピーダンス整合をとるので、出力端子で
の反射による出力波形のリンギングを抑制する。
それぞれ第1、第2のトランスミッションゲートは、出
力端子でのインピーダンス整合をとるので、出力端子で
の反射による出力波形のリンギングを抑制する。
【0093】請求項7の発明にかかる出力回路は、第1
の出力駆動回路と第2の出力駆動回路とを備えるので、
アンダーシュート及びオーバーシュートのいずれも抑制
できる。
の出力駆動回路と第2の出力駆動回路とを備えるので、
アンダーシュート及びオーバーシュートのいずれも抑制
できる。
【0094】また請求項8の発明にかかる出力回路は、
第2の出力駆動回路が、出力信号のレベルが第1の論理
レベルから第2の論理レベルへと変動するに従って、そ
の電流駆動能力が比較的大きな減少率で単調に減少する
第3の出力回路と、第3の出力回路と並列接続され、出
力信号のレベルが第1の論理レベルから第2の論理レベ
ルへと変動するに従って、その電流駆動能力が比較的小
さな減少率で単調に減少する第4の出力回路とを備える
ので、第1の論理レベル付近では第3の出力回路がその
大きな電流駆動能力を発揮し、第2の論理レベル付近で
は第4の出力回路がその大きなオン抵抗を発揮する。
第2の出力駆動回路が、出力信号のレベルが第1の論理
レベルから第2の論理レベルへと変動するに従って、そ
の電流駆動能力が比較的大きな減少率で単調に減少する
第3の出力回路と、第3の出力回路と並列接続され、出
力信号のレベルが第1の論理レベルから第2の論理レベ
ルへと変動するに従って、その電流駆動能力が比較的小
さな減少率で単調に減少する第4の出力回路とを備える
ので、第1の論理レベル付近では第3の出力回路がその
大きな電流駆動能力を発揮し、第2の論理レベル付近で
は第4の出力回路がその大きなオン抵抗を発揮する。
【0095】請求項9の発明にかかる出力回路は、第3
の出力回路における第6のトランジスタがその制御電極
を出力端子と第2の電源との間の電流経路に接続するの
で、第2の論理レベル付近で電流駆動能力が急激に低下
してオン抵抗を大きくする。
の出力回路における第6のトランジスタがその制御電極
を出力端子と第2の電源との間の電流経路に接続するの
で、第2の論理レベル付近で電流駆動能力が急激に低下
してオン抵抗を大きくする。
【0096】請求項10の発明にかかる出力回路は、半
導体装置が入力信号によって制御され、第2の電源と出
力端子との間で絶縁体もしくは抵抗として働くので、そ
の電流駆動能力が比較的小さな減少率で単調に減少する
第4の出力回路を構成する。
導体装置が入力信号によって制御され、第2の電源と出
力端子との間で絶縁体もしくは抵抗として働くので、そ
の電流駆動能力が比較的小さな減少率で単調に減少する
第4の出力回路を構成する。
【0097】請求項11の発明にかかる出力回路は、第
2のインバータと第2のトランスミッションゲートとを
備えるので請求項10の半導体装置を実現する。
2のインバータと第2のトランスミッションゲートとを
備えるので請求項10の半導体装置を実現する。
【0098】従って、この発明にかかる出力回路は電流
駆動能力を大きく低下させることなく、出力信号のレベ
ルが第2の論理レベルから第1の論理レベルへと変動す
る際には第1の論理レベル付近でのみオン抵抗を大きく
し、更に出力信号のレベルが第1の論理レベルから第2
の論理レベルへと変動する際には第2の論理レベル付近
でのみオン抵抗を大きくすることができるので、出力波
形のリンギングを抑制しつつ、大きな容量を有する負荷
を高速で駆動することができる出力回路を提供すること
ができる。
駆動能力を大きく低下させることなく、出力信号のレベ
ルが第2の論理レベルから第1の論理レベルへと変動す
る際には第1の論理レベル付近でのみオン抵抗を大きく
し、更に出力信号のレベルが第1の論理レベルから第2
の論理レベルへと変動する際には第2の論理レベル付近
でのみオン抵抗を大きくすることができるので、出力波
形のリンギングを抑制しつつ、大きな容量を有する負荷
を高速で駆動することができる出力回路を提供すること
ができる。
【図1】この発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】第1の実施例の動作の説明図である。
【図3】トランスミッションゲートの動作の説明図であ
る。
る。
【図4】オン抵抗と電流駆動能力の関係を示す図である
。
。
【図5】反射係数の説明図である。
【図6】この発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図7】この発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図8】この発明の第3の実施例の動作の説明図である
。
。
【図9】第3の実施例の効果の説明図である。
【図10】貫通電流の説明図である。
【図11】この発明の第4の実施例を示す回路図である
。
。
【図12】この発明の第5の実施例を示す回路図である
。
。
【図13】この発明の第6の実施例を示す回路図である
。
。
【図14】従来の出力回路を示す回路図である。
【図15】出力回路に負荷を接続した場合の等価回路図
である。
である。
【図16】従来の出力回路による出力波形図である。
1N,2N,3N,4N NチャネルMOSトランジ
スタ 1P,2P,3P,4P PチャネルMOSトランジ
スタ 1G,2G インバータ 11,13 入力端子 12 出力端子 VDD,VSS 電源
スタ 1P,2P,3P,4P PチャネルMOSトランジ
スタ 1G,2G インバータ 11,13 入力端子 12 出力端子 VDD,VSS 電源
Claims (12)
- 【請求項1】 入力信号が入力される入力端子と、出
力信号が出力される出力端子と、前記出力端子と第1の
論理レベルを有する第1の電源との間に接続され、前記
入力信号により制御されて、前記入力信号に応じた論理
レベルの前記出力信号を前記出力端子から導出する第1
の出力駆動回路とを備え、前記第1の出力駆動回路は前
記出力端子から出力される前記出力信号のレベルが第2
の論理レベルから前記第1の論理レベルへと変動する際
、前記出力信号のレベルが前記第2の論理レベル付近で
は前記変動に対する依存性が比較的大きい電流駆動能力
を有し、前記出力信号のレベルが前記第1の論理レベル
付近では前記変動に対する依存性が比較的小さい電流駆
動能力を有し、前記出力信号のレベルが前記第2の論理
レベルから前記第1の論理レベルへと変動するに従って
その電流駆動能力が単調に減少する出力回路。 - 【請求項2】 前記第1の出力駆動回路は、前記出力
端子と前記第1の電源との間に接続され、前記入力信号
によって制御されて、前記出力端子から出力される前記
出力信号のレベルが、前記第2の論理レベルから前記第
1の論理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能
力が比較的大きな減少率で単調に減少し、かつ前記出力
信号のレベルが前記第1の論理レベルに達する前にその
電流駆動能力がゼロになる第1の出力回路と、前記第1
の出力回路に並列に接続され、前記入力信号によって制
御されて、前記出力信号のレベルが前記第2の論理レベ
ルから前記第1の論理レベルへと変動するに従って、そ
の電流駆動能力が比較的小さな減少率で単調に減少し、
かつ前記出力信号のレベルが前記第1の論理レベルに達
したときにその電流駆動能力がゼロになる第2の出力回
路と、を備える請求項1記載の出力回路。 - 【請求項3】 前記第1の出力回路は、前記出力端子
と前記第1の電源との間の電流経路に直列に介挿された
第1、第2のトランジスタを備え、前記第1のトランジ
スタは前記入力端子に接続された制御電極を有し、前記
第2のトランジスタは前記電流経路に接続された制御電
極を有する請求項2記載の出力回路。 - 【請求項4】 前記第2の出力回路は、その制御電極
に前記入力端子を、その第1の電流電極に前記第1の電
源を、その第2の電流電極に前記出力端子を、それぞれ
接続する半導体装置を備える請求項2記載の出力回路。 - 【請求項5】 前記第2の出力回路は、その入力端に
前記入力端子を接続する第1のインバータと、前記出力
端子と前記第1の電源との間に接続された第1のトラン
スミッションゲートとを備え、前記第1のトランスミッ
ションゲートは、その制御電極に前記入力端子を、その
第1の電流電極に前記出力端子を、その第2の電流電極
に前記第1の電源を、それぞれ接続する第3のトランジ
スタと、その制御電極に前記第1のインバ−タの出力端
を、その第1の電流電極に前記出力端子を、その第2の
電流電極に前記第1の電源をそれぞれ接続する、第3の
トランジスタと相補的な極性を有する第4のトランジス
タと、から成る請求項4記載の出力回路。 - 【請求項6】 前記第1のトランスミッションゲート
は、前記出力端子に接続される負荷の特性インピーダン
スの1/2以上2倍以下に設定されたオン抵抗を有する
請求項5記載の出力回路。 - 【請求項7】 前記出力端子と第2の論理レベルを有
する第2の電源との間に接続され、前記入力信号により
制御されて、前記入力信号に応じた論理レベルの前記出
力信号を前記出力端子から導出する第2の出力駆動回路
を備え、前記第2の出力駆動回路は前記出力端子から出
力される前記出力信号のレベルが第1の論理レベルから
前記第2の論理レベルへと変動する際、前記出力信号の
レベルが前記第1の論理レベル付近では前記変動に対す
る依存性が比較的大きい電流駆動能力を有し、前記出力
信号のレベルが前記第2の論理レベル付近では前記変動
に対する依存性が比較的小さい電流駆動能力を有し、前
記出力信号のレベルが前記第1の論理レベルから前記第
2の論理レベルへと変動するに従ってその電流駆動能力
が単調に減少する請求項1記載の出力回路。 - 【請求項8】 前記第2の出力駆動回路は、前記出力
端子と前記第2の電源との間に接続され、前記入力信号
によって制御されて、前記出力端子から出力される前記
出力信号のレベルが、前記第1の論理レベルから前記第
2の論理レベルへと変動するに従って、その電流駆動能
力が比較的大きな減少率で単調に減少し、かつ前記出力
信号のレベルが前記第2の論理レベルに達する前にその
電流駆動能力がゼロになる第3の出力回路と、前記第3
の出力回路に並列に接続され、前記入力信号によって制
御されて、前記出力信号のレベルが前記第1の論理レベ
ルから前記第2の論理レベルへと変動するに従って、そ
の電流駆動能力が比較的小さな減少率で単調に減少し、
かつ前記出力信号のレベルが前記第2の論理レベルに達
したときにその電流駆動能力がゼロになる第4の出力回
路と、を備える請求項7記載の出力回路。 - 【請求項9】 前記第3の出力回路は、前記出力端子
と前記第2の電源との間の電流経路に直列に介挿された
第5、第6のトランジスタを備え、前記第5のトランジ
スタは前記入力端子に接続された制御電極を有し、前記
第6のトランジスタは前記電流経路に接続された制御電
極を有する請求項8記載の出力回路。 - 【請求項10】 前記第4の出力回路は、その制御電
極に前記入力端子を、その第1の電流電極に前記第2の
電源を、その第2の電流電極に前記出力端子を、それぞ
れ接続する半導体装置を備える請求項8記載の出力回路
。 - 【請求項11】 前記第4の出力回路は、その入力端
に前記入力端子を接続する第2のインバータと、前記出
力端子と前記第2の電源との間に接続された第2のトラ
ンスミッションゲートとを備え、前記第2のトランスミ
ッションゲートは、その制御電極に前記入力端子を、そ
の第1の電流電極に前記出力端子を、その第2の電流電
極に前記第2の電源を、それぞれ接続する第7のトラン
ジスタと、その制御電極に前記第2のインバ−タの出力
端を、その第1の電流電極に前記出力端子を、その第2
の電流電極に前記第2の電源をそれぞれ接続する、第7
のトランジスタと相補的な極性を有する第8のトランジ
スタと、から成る請求項10記載の出力回路。 - 【請求項12】 前記第2のトランスミッションゲー
トは、前記出力端子に接続される負荷の特性インピーダ
ンスの1/2以上2倍以下に設定されたオン抵抗を有す
る請求項11記載の出力回路。
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JP3085165A JPH04317219A (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 出力回路 |
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