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JPH0431328A - 光学素子成形用型構造及びプレス成形方法 - Google Patents

光学素子成形用型構造及びプレス成形方法

Info

Publication number
JPH0431328A
JPH0431328A JP2133904A JP13390490A JPH0431328A JP H0431328 A JPH0431328 A JP H0431328A JP 2133904 A JP2133904 A JP 2133904A JP 13390490 A JP13390490 A JP 13390490A JP H0431328 A JPH0431328 A JP H0431328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold member
molding
optical element
transfer
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2133904A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kubo
裕之 久保
Takeshi Nomura
剛 野村
Hiroe Tanaka
田中 弘江
Tamakazu Yogo
瑞和 余語
Fumiyoshi Sato
佐藤 文良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2133904A priority Critical patent/JPH0431328A/ja
Priority to US07/704,096 priority patent/US5227917A/en
Publication of JPH0431328A publication Critical patent/JPH0431328A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/02Press-mould materials
    • C03B2215/03Press-mould materials defined by material properties or parameters, e.g. relative CTE of mould parts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/46Lenses, e.g. bi-convex
    • C03B2215/48Convex-concave
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/66Means for providing special atmospheres, e.g. reduced pressure, inert gas, reducing gas, clean room
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/69Controlling the pressure applied to the glass via the dies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/808Lens mold

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光学素子成形用型構造及びプレス成形方法に関
し、特に面取り部を有する光学素子を連続的に低コスト
にて製造し得る光学素子成形用型構造及びこれを用いた
プレス成形方法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]近年、
所定の表面精度を有する成形用型内に光学素子成形用の
素材たとえばある程度の形状及び表面精度に予備成形さ
れたガラスブランクを収容して加熱下でプレス成形する
ことにより、研削及び研摩等の後加工を不要とした、高
精度光学機能面゛を有する光学素子を製造する方法が開
発されている。
この様なプレス成形法では、一般に成形用上型部材と成
形用下型部材とをそれぞれ成形用胴室部材内に摺動可能
に対向配置し、これら上型部材、下型部材及び銅製部材
により形成されるキャビティ内に成形用素材を導入し、
型部材の酸化防止のため雰囲気を非酸化性雰囲気たとえ
ば窒素雰囲気として、成形可能温度たとえば成形用素材
が108〜1013ポアズとなる温度まで型部材を加熱
し、型を閉じ適宜の時間プレスして型部材表面形状を成
形用素材表面に転写し、そして型部材温度を成形用素材
のガラス転移温度より十分低い温度まで冷却し、プレス
圧力を除去し、型を開いて成形済光学素子を取出す。
ところで、以上の様にして成形された光学素子たとえば
レンズは鏡筒に組み込む際に該鏡筒の基準面に対し突き
当てられるが、該突き当てのための基準面としてレンズ
両面のうちの少なくとも一方の外周部に面取り部が形成
されることがある。
また、光学機能面外周に平面基準面を有するレンズの場
合は、両側の基準面の最外周部に面取り部が形成される
ことがある。尚、該面取り部は上記組み込みの際の逃げ
を形成するためやレンズのワレやカケを防止するために
形成されることもある。
この面取り部はプレス成形後に研削加工により形成する
こともできるが、光学素子製造の高速化及び低コスト化
の点からは、プレス成形時に同時に面取り部を形成する
のが好ましい。
そこで、下型部材または上型部材の外周に成形リング部
材を取付け、該リング部材の先端に面取り部形成のため
の形状を付しておき、プレス成形と同時に光学素子に面
取り部を形成する方法が提案されている(特開昭63−
297233号公報及び特開平1−167242号公報
参照)。
しかしながら、上記成形リング部材を付属させる方法で
は、該リング部材と上型部材または下型部材との嵌合に
基づ(精度誤差が発生し、特に上下方向の位置合わせが
難しくプレス成形でパリが発生するおそれがある。これ
を避けるためには、リング部材及び上型部材または下型
部材の製作精度を極めて高くする必要があり、コスト高
となる。更に、プレス成形を繰り返すうちに、熱履歴や
機械的応力により上型部材または下型部材とリング部材
との嵌合状態に緩みが発生して、次第に成形品の形状精
度が低下するおそれもある。
そこで、本発明は、プレス成形時に同時に光学素子に精
度良好な面取り部を形成でき、且つプレス成形を繰り返
しても成形光学素子の形状精度低下のない光学素子成形
用型構造を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上記目的を達成するものとして、 成形用胴室部材内に成形用下型部材と成形用上型部材と
がそれぞれ成形用胴型部材に対しその長手方向に摺動可
能に収容されており、上記成形用下型部材及び上記成形
用上型部材の対向する面に光学素子の光学機能面形成の
ための転写面を有する光学素子成形用型装置において、
上記成形用下型部材及び上記成形用上型部材の少なくと
も一方の光学機能面形成のための転写面の外周部に光学
素子の面取り部形成のためのリング状転写部が形成され
ていることを特徴とする、光学素子成形用型構造、 が提供される。
また、本発明によれば。
以上の様な光学素子成形用型構造を用い、軟化状態にあ
る成形用素材をプレスして成形用胴型部材、成形用上型
部材及び成形用下型部材により形成されるキャビティ内
に充填させ、上記成形用素材の重量に対応する肉厚の光
学素子を成形することを特徴とする、プレス成形方法、 が提供される。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は本発明による型構造の一実施例を示す概略縦断
面図であり、第2図は核型構造の使用される成形装置の
一例の概略構成を示す模式的縦断面図であり、第3図は
その一部省略部分拡大図である。
先ず、第2図及び第3図を参照して成形装置に関し説明
する。
図において、2は架台であり、該架台に対し上下方向に
摺動可能に胴型支持台4が取付けられている。架台2に
は、支持台4の下方においてシリンダ6が取付けられて
おり、そのピストンロッドは上記支持台4の下端部に接
続されている。
上記架台2の上部には上下方向の支柱8が取付けられて
おり、上記支持台4は該支柱8に対し上下方向に摺動自
在に係合している。上記支柱8の上端には上部平板10
が固定されており、該平板上にはシリンダ保持体12が
取付けられている。
上記調型支持台4上には銅製部材20の下端が取付けら
れている。該銅製部材は上下方向に配置されており、該
銅製部材内には下型部材22及び上型部材24が上下方
向に摺動可能に配置されている。該下型部材22の上端
面及び上型部材24の下端面は成形すべき光学素子(レ
ンズ)の光学機能面形成のための転写面であり、所望の
表面精度に仕上げられている。これら転写面と上記銅製
部材20の内面とで型キャビティが形成される。
上記下型部材22の下部には上下方向の支持ロッド23
が取付けられており、該ロッドの下端部は上記架台2の
上面に固定されている。また、上記上型部材24の上部
には上下方向の支持ロッド25が取付けられており、該
ロッドの上端部は上記上部平板10を貫通して上記シリ
ンダ保持体12内へと延びており、該平板10に対し上
下方向に摺動自在に取付けられている。該ロッド25の
上部は、上記シリンダ保持体12に保持されているシリ
ンダ26のピストンロッドの下端部に接続されている。
上記架台2の上面と上記支持台4の下面との間の上記ロ
ッド23の周囲には上下方向に伸縮自在の気密ベローズ
28が取付けられている。同様に、上記銅製部材20の
上端と上記平板10の下面との間の上記ロッド25の周
囲には上下方向に伸縮自在の気密ベローズ30が取付け
られている。
上記銅製部材20の側部には、成形用素材送入用の開口
20a、成形済光学素子取出し用の開口20b、非酸化
性ガス導入用の開口20c及び脱気用の開口20dが形
成されており、これらにはそれぞれ成形用素材送入用バ
イブ21a、成形済光学素子取出し用パイプ21b、非
酸化性ガス導入用バイブ21c及び脱気用バイブ21d
が接続されている。これらバイブ21a〜21dはいず
れもフレキシブル部を含んでいる。
上記銅製部材20の上部外周にはヒータ32が取付けら
れており、上記下型部材22内にはヒータ34が内蔵さ
れており、上記上型部材24内にはヒータ36が内蔵さ
れている。尚、図示されてはいないが、銅製部材20の
下部外部には、たとえば空気吹付は式等のクーラを付設
しておくことができ、上記下型部材22内及び上型部材
24内にはそれぞれ冷却水循環式等のクーラを付設して
おくことができる。また、上記銅製部材20、下型部材
22及び上型部材24にはそれぞれ温度検知のための熱
電対を備えておくことができる。
上言己成形用素材送入用バイブ21aには、素材送入側
雰囲気置換部42が形成されている。該雰囲気置換部は
、両側に成形用素材の通過可能なボールバルブ40.4
4を有しており、またバイブ43を介して不図示の減圧
源に接続され脱気可能とされている。
上記成形済光学素子取出し用バイブ21bには、成形済
光学素子取出し側雲間装置換部48が形成されている。
該雰囲気置換部は、両側に成形済光学素子の通過可能な
ボールバルブ46.50を有しており、またバイブ49
を介して不図示の減圧源に接続され脱気可能とされてい
る。
上記不活性ガス導入用バイブ21cはバルブ52゛を介
して非酸化性ガスたる窒素ガス源に接続されている。同
様に、脱気用バイブ21dはバルブ54を介して減圧源
に接続されている。
第1図において、上記第2図及び第3図におけると同様
の部材には同一の符号が付されている。
尚、62は下型部材22の温度検知のための熱電対であ
り、64は上型部材の温度検知のための熱電対である。
第1図に示されている様に、下型部材22の上端面には
、成形すべきレンズの光学機能面形成のための転写面2
2a(凹面)が形成されており、該転写面の外周部には
成形すべきレンズの面取り部形成のための転写部22b
がリング状に形成されている。同様に、上型部材24の
下端面には、成形すべきレンズの光学機能面形成のため
の転写面24a(凸面)が形成されており、該転写面の
外周部には成形すべきレンズの面取り部形成のための転
写部24bがリング状に形成されている。
第4図は上記下型部材22の転写面22a及び転写部2
2bの形成工程を示す概略断面図である。
MoB系セラミックス等からなる素材を所定の形状(た
とえば外径精度及び偏心精度3μm以下)に成形してな
る下型部材22をその中心軸22°のまわりに回転させ
ながら、円筒形状回転ダイヤモンド砥石Tを用いて端面
をNC研削及び研摩加工して所望の表面精度の転写面2
2a及び転写部22bを形成する。この加工の際に、下
型部材22の中心軸22゛に直交する平面と転写部22
bとのなす角度を01とし、下型部材22の中心軸22
′に直交する平面と砥石Tの回転中心軸T°とのなす角
度を02として、β1くβ2の関係を維持すれば、十分
良好な精度で転写面22a及び転写部22bを形成する
ことができる。この場合、転写面22aの表面粗さRm
ax O,1μm以下及び表面精度ニュートン5本以内
、転写部22bの表面粗さRmaxo、2μm以下が可
能であり、また転写面22aと転写部22bとの境界線
部の曲率半径を0.5mm以下とすることが可能である
第5図は上記上型部材24の転写面24a及び転写部2
4bの形成工程を示す概略断面図である。
同様に、MoB系セラミックス等からなる素材を所定の
形状(たとえば外径精度及び偏心精度3μm以下)に成
形してなる上型部材24をその中心軸24′のまわりに
回転させながら、円筒形状回転ダイヤモンド砥石Tを用
いて端面をNC研削及び研摩加工して所望の表面精度の
転写面24a及び転写部24bを形成する。この加工の
際に、上型部材24の中心軸24°に直交する平面と転
写部24bとのなす角度をβ1とし、下型部材24の中
心軸24°と砥石Tの回転中心軸T′とのなす角度なβ
2として、β1〈β2の関係を維持すれば、十分良好な
精度で転写面24a及び転写部24bを形成することが
できる。この場合、転写面24aの表面粗さRmaxo
、1μm以下及び表面精度ニュートン5本以内、転写部
24bの表面粗さRmaxO,2μm以下が可能であり
、また転写面24aと転写部24bとの境界線部の曲率
半径を0.5mm以下とすることが可能である。
次に、上記の成形装置の動作について説明する。第6図
〜第11図は動作の進行にともない変化する部分を重点
的に示すための概略図である。
これらの図において、上記第1図〜第5図におけると同
様の部材には同一の符号が付されている。
先ず、第6図に示されている様に、シリンダ26の作動
位置を設定して、下型部材22と上型部材24との間隔
を所望の光学素子厚さよりも十分に大きく設定する。更
に、シリンダ6を作動させて、銅製部材20の上下方向
位置を、上記成形用素材送入用開口20aがちょうど下
型部材22の上端面のすぐ上となる様に、設定する。
上記銅製部材20内のキャビティを含む空隙内、上記ベ
ローズ28.30内、及び上記バイブ2’la  21
b、21c、21d内は密閉系を形成することができる
。当初、バルブ40,46゜52を閉じておき、上記密
閉系内をたとえばl×10−”Torrまで脱気する。
その後、バルブ54を閉じ、バルブ52を開いて、該密
閉系内に窒素ガスを導入する。
そして、バルブ52を閉じ、バルブ44を開き、外部の
不図示のマガジンから上記素材送入側雰囲気置換部42
内へと成形用素材G、を入れ、バルブ44を閉じる。尚
、該置換部42への成形用素材Glの導入は不図示のセ
ンサにより検知され、これに基づき以後の工程の制御が
順次実行される。
上記成形用素材G1は所望の光学素子と同等の体積を有
する球形状をなしており、その表面は鏡面とされている
。そして、バイブ43を介して雰囲気置換部42内を脱
気し、バルブ40を開(。
尚、この状態で、上記バイブ21aは雰囲気置換部42
側から銅製部材20側へと次第に低(なる様な傾斜が形
成されており、成形用素材G、は転動により型キヤビテ
イ内(下型部材22上)・\と供給される。その後、バ
ルブ40を閉じる。
この工程では、上記下型部材22及び上型部材24の温
度をそれぞれヒータ34,36により上記ガラス転移温
度より低い温度に設定しておく。
尚、側型部材20の上部即ちヒータ32の近傍の銅製部
材部分の温度は該ヒータでの加熱により成形用素材のガ
ラス転移温度より高く維持され、この状態は続く全工程
で維持される。かくして、側型部材20には、その長手
方向に関し上部が高く且つ下部が低い温度分布が形成さ
れる。
次に、第7図に示されている様に、シリンダ6を作動さ
せて、側型部材20を下方へと移動させ、上記型キャビ
ティを銅製部材上部(ヒータ32に対応する高さ)に位
置せしめる。この移動の際、上記の様に、側型部材20
の上部は下型部材22及び上型部材24より高い温度に
設定されているので、調型部材内面と下型部材外面及び
上型部材外面とのクリアランスは十分あり、移動は良好
に行われる。
そして、ヒータ34,36を制御することにより、下型
部材22及び上型部材24の温度を成形用素材G、のガ
ラス転移温度以上の成形可能温度まで上昇させる。この
加熱は、側型部材20の下降開始と同時に開始すること
ができるが、上型部材24の加熱開始を下型部材22の
加熱開始より若干遅らせることができる。
次に、第8図に示されている様に、シリンダ26を作動
させて、上型部材24を下方へと移動させ、成形用素材
をプレスして光学素子G2を形成し、このプレス状態を
適宜の時間維持する。プレス圧力は、たとえば面圧で3
〜100Kg/Cm”である。
このプレス時の上型部材24の移動の際に調型部材内面
とのクリアランスを維持するために、上記の様に上型部
材24の加熱開始を下型部材22の加熱開始より若干遅
らせ、上型部材24の温度が成形用素材のガラス転移点
をわずかに越えた時点(銅製部材20上部の温度には到
達していない)で、プレスを開始することができる。
上記シリンダ26には変位センサが付設されており、該
センサの出力から、プレスの進行状況が把握できる。即
ち、変位センサの出力が飽和したことをもって、キャビ
ティ内に材料が充填されたと判定することができる。
プレス終了時点では側型部材20、下型部材22及び上
型部材24の温度はほぼ同一となり、調型部材内面と下
型部材外面及び上型部材外面とのクリアランスが十分小
さくなり、キャビティが閉塞される。
上記適宜時間のプレス状態維持の後に、シリンダ26に
よるプレス圧の印加を除去し、上型部材24の自重のみ
印加する。そして、ヒータ34゜36による下型部材2
2及び上型部材24の加熱を停止し、これら型部材の設
定温度をガラス転移温度より低い温度とする。
次に、第9図に示されている様に、シリンダ6を作動さ
せて、側型部材2oを上方へと移動させる。これにより
、光学素子G2に対するヒータ32による加熱の影響が
少なくなり、上記の様に下型゛部材22及び上型部材2
4の設定温度をガラス転移温度より低い次第としたこと
とあいまって、光学素子G、の温度が次第に低下する。
また、必要に応じてクーラ33により調型部材20の下
部を冷却させることができる。これにより、光学素子G
、を取出し可能な温度とすることができる。
この工程では、下型部材22及び上型部材24が調型部
材20の上部より低い温度に設定されているので、調型
部材上部内面と下型部材外面及び上型部材外面とのクリ
アランスは十分あり、移動は良好に行われる。
尚、この工程では、ヒータ32の加熱を停止することも
できる。これによれば、冷却時間を短縮することができ
る。
次に、第10図に示されている様に、シリンダ26を作
動させて、上型部材24を上方へと移動させる。これに
より、光学素子G2は上型部材24から剥離せしめられ
て、下型部材22上に位置する。
次に、第11図に示されている様に、バルブ46を開い
た後に、バルブ52を開いて窒素ガスを導入させ、これ
により下型部材22上の光学素子G、を剥離させて吹き
飛ばし、パイプ21b内を脱気済の雰囲気置換部48ま
で移動させる。
しかる後に、上記バルブを46.52を閉じ、バルブ5
0を開いて、光学素子G2を取出す。そして、バルブ5
0を閉じ、雰囲気置換部48内を脱気する。
続いて、上記第6図以下の工程を繰返すことにより、直
ちに次のプレスサイクルを行うことができる。
尚、上記第6図に関し述べた密閉系の脱気は、最初のサ
イクルで行えばよく、以後常に窒素ガス雰囲気を維持す
ることにより、2回目以降のサイクルでは行う必要がな
い。但し、サイクルごとに密閉系の脱気を行ってもよい
ことはもちろんである。
更に、上記雰囲気置換部42.48に加熱手段を゛設け
ておき、ここに次サイクルの成形用素材を導入し待機さ
せている時に、該加熱手段により素材加熱を行うことに
より、潤製部材20内での加熱時間を短縮することがで
きる。
以上の説明では、成形用素材の形状が球形状であるとさ
れており、これによればキャビティ内への送入を有利に
行うことができるが、これに限定されることはなく、成
形すべき光学素子の形状に近似の形状をもつ素材を用い
ることもでき、この場合はプレス時間を短縮することが
できる。
また、上と調型部材20と下型部材22及び上型部材2
4とで熱膨張係数の異なる材質のものを用い、下型部材
22及び上型部材24として調型部材20よりも熱膨張
係数の大きいものを用いることにより、プレス時の型キ
ャビティの閉塞性及び調型部材に対する下型部材及び上
型部材の摺動性をより良好なものとすることができる。
次に、上記成形装置を用いて実際にプレス成形により光
学レンズを製造した具体例を以下に示す。
成形用素材として、光学ガラスSF8からなる、直径1
1.85mmの球形のものを用いた。
下型部材及び上型部材は外形が25mmで、その材質は
MoB系セラミックスをHIP処理したものであり、熱
膨張係数約80 X 10−’/”Cであり、外径精度
及び偏心が3μm以下とされていた。また、下型部材及
び上型部材の光学機能面形成のための転写面の表面粗さ
Rwaxは0.05μm及び表面精度ニュートン3本、
面取り部形成のための転写部の表面粗さR+++ax0
.1μmであった。
調型部材は長さ約180mmであり、その材質はTiN
系サーメットであり、熱膨張係数約45X 10−’/
’Cであった。下型部材及び上型部材と摺動する内面は
十分良好に加工され、真円度及び内径バラツキが1μm
以内であった。
下型部材及び上型部材の温度は待機状態では350℃で
あり、また側型部材上部のヒータ部近傍の温度は490
℃であった。
上記密閉系のlXl0””Torrまでの脱気及び該密
閉系への窒素ガスの大気圧までの充填に要する時間は3
0秒以内であった。本実施例と同等のガラスをプレス成
形する従来のバッチ式装置の成形室全体の内部を同様に
雰囲気置換する場合には上記雰囲気置換の時間はほぼ6
〜7分であり、本実施例では十分な時間短縮が可能であ
った。
次に、成形用素材の加熱及びプレスの際の下型部材の設
定温度を510℃とし、この設定は第7図の潤製部材下
降開始と同時に行った。約22秒後に設定温度に到達し
た。上型部材の設定温度も同様に510℃としたが、こ
の設定は上記下型部材の設定より約13秒遅延させた。
これにより5プレス時の上型部材の移動がスムーズであ
った。
尚、プレスはキャビティ内の温度が一定になった時点で
開始してもよいが、上型部材温度がガラス転移点445
℃をわずかに越えた450℃となった時点で開始した。
プレス圧力は15Kg/c m ”とした。
プレス開始から成形用素材がキャビティ形状に変形する
までに要した時間は約13秒であった。
そして、以上の様にして得られた光学素子の温度分布を
均一化するために、更に約5秒間プレス状態を維持した
その後、上型部材によるプレス力印加を停止し、下型部
材及び上型部材の設定温度を350℃とした。
潤製部材下部の温度は約200℃であり、該部分に対し
空気吹付けによる冷却を行った。約20秒で成形済光学
素子が十分取出し可能となり、窒素ガス吹付けにより取
出した。尚、この間、潤製部材上昇及び上型部材上昇を
行った。
以上の成形サイクルに要した時間は約1分間であり、従
来のバッチ式装置での1サイクルに要していた時間(約
1時間)に比べて十分な時間短縮が実現された。
尚、上記実施例では、潤製部材が上下方向に配置され下
型部材及び上型部材がそれぞれ該側型部材内で上下に配
置されているが、本発明はこれに限定されることはな(
、潤製部材の方向は適宜設定することができ、下型部材
及び上型部材は側型部材内で摺動可能に配置されていれ
ば必ずしも上下に配置されていなくてもよく、たとえば
水平方向に配置されているものをも含むものとする。
[発明の効果〕 以上説明した様に、本発明によれば、成形用下型部材及
び成形用上型部材の少なくとも一方の光学機能面形成の
ための転写面の外周部に光学素子の面取り部形成のため
のリング状転写部が形成されているので、プレス成形時
に同時に光学素子に精度良好な面取り部を形成でき、且
つプレス成形を繰り返しても成形光学素子の形状精度が
低下せず、か(して面取り部付きの光学素子を低コスト
にて高速に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による型構造の一実施例を示す概略縦断
面図であり、第2図は該型構造の使用される成形装置の
一例の概略構成を示す模式的縦断面図であり、第3図は
その一部省略部分拡大図である。 第4図は下型部材の転写面及び転写部の形成工程を示す
概略断面図である。 第5図は上型部材の転写面及び転写部の形成工程を示す
概略断面図である。 第6図〜第11図は上記成形装置の動作の進行にともな
い変化する部分を重点的に示すための概略図である。 6.26:シリンダ、 20:祠型部材、21a:成形
用素材送入用バイブ、 21b:成形済光学素子取出し用バイブ、21c:非酸
化性ガス導入用バイブ、 21d:脱気用バイブ、 22 : 22a 2b 24 : 4a 4b 28゜ 32゜ 42゜ G1 : G2 : 下型部材、 :光学機能面形成のための転写面、 :面取り部形成のための転写部、 上型部材、 :光学機能面形成のための転写面、 二面取り部形成のための転写部、 30:気密ベローズ、 34.36:ヒータ、 48:雰囲気置換部、 成形用素材、 成形済光学素子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)成形用胴型部材内に成形用下型部材と成形用上型
    部材とがそれぞれ成形用胴型部材に対しその長手方向に
    摺動可能に収容されており、上記成形用下型部材及び上
    記成形用上型部材の対向する面に光学素子の光学機能面
    形成のための転写面を有する光学素子成形用型装置にお
    いて、上記成形用下型部材及び上記成形用上型部材の少
    なくとも一方の光学機能面形成のための転写面の外周部
    に光学素子の面取り部形成のためのリング状転写部が形
    成されていることを特徴とする、光学素子成形用型構造
  2. (2)上記請求項1に記載の光学素子成形用型構造を用
    い、軟化状態にある成形用素材をプレスして成形用胴型
    部材、成形用上型部材及び成形用下型部材により形成さ
    れるキャビティ内に充填させ、上記成形用素材の重量に
    対応する肉厚の光学素子を成形することを特徴とする、
    プレス成形方法。
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