JPH04303493A - ミシンの布送り制御装置 - Google Patents
ミシンの布送り制御装置Info
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- JPH04303493A JPH04303493A JP6694391A JP6694391A JPH04303493A JP H04303493 A JPH04303493 A JP H04303493A JP 6694391 A JP6694391 A JP 6694391A JP 6694391 A JP6694391 A JP 6694391A JP H04303493 A JPH04303493 A JP H04303493A
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- Japan
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- sewing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミシンの送り歯によ
って行われる布搬送動作を制御する布送り制御装置に関
し、特に、縫い始め及び縫い終りなどにおいて良好な縫
製品質得ることができる布送り制御装置に関する。
って行われる布搬送動作を制御する布送り制御装置に関
し、特に、縫い始め及び縫い終りなどにおいて良好な縫
製品質得ることができる布送り制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本縫いミシンなどにより縫製作業
を行う場合、縫目の両端部においては図12に示すよう
な返し縫いを行って縫目のほつれを防止するという手段
が講じられていた。この返し縫いは、作業者がレバー操
作などによって布送り方向を切り替えることにより実行
することができるが、その場合には、返し縫いにおける
縫製ピッチと、通常縫いにおける縫製ピッチとが同一と
なるため、返し縫いを数回繰り返さなければ、十分なほ
つれ防止効果は期待できず、縫製動作のサイクルタイム
が増大すると共に、多くの糸を必要とするという問題が
あり、また、両端部の縫目が幾重にも重なって見栄えが
良くない、という問題も生じた。
を行う場合、縫目の両端部においては図12に示すよう
な返し縫いを行って縫目のほつれを防止するという手段
が講じられていた。この返し縫いは、作業者がレバー操
作などによって布送り方向を切り替えることにより実行
することができるが、その場合には、返し縫いにおける
縫製ピッチと、通常縫いにおける縫製ピッチとが同一と
なるため、返し縫いを数回繰り返さなければ、十分なほ
つれ防止効果は期待できず、縫製動作のサイクルタイム
が増大すると共に、多くの糸を必要とするという問題が
あり、また、両端部の縫目が幾重にも重なって見栄えが
良くない、という問題も生じた。
【0003】そこで、多くの返し縫いを行わずに縫目両
端のほつれを防止する手段として、縫い始め及び縫い終
りの数針においてのみ縫製ピッチを通常の縫製ピッチよ
り著しく減少させ、密なる縫目(コンデンス縫目)を形
成することも提案・実施されている。この場合、縫製ピ
ッチの変更は、周知の縫いピッチ変更ダイヤルなどで行
うことも可能ではあるが、これでは、ダイヤル操作のた
めに一時縫製動作を中断しなければならず、また、極め
て微小なコンデンス縫いピッチをダイヤル操作にて適正
に設定することは極めて困難であるため、作業が煩雑化
し生産性の低下を招く結果となる。従って、通常は、コ
ンデンス縫いピッチを達成するために専用のソレノイド
を用いている。
端のほつれを防止する手段として、縫い始め及び縫い終
りの数針においてのみ縫製ピッチを通常の縫製ピッチよ
り著しく減少させ、密なる縫目(コンデンス縫目)を形
成することも提案・実施されている。この場合、縫製ピ
ッチの変更は、周知の縫いピッチ変更ダイヤルなどで行
うことも可能ではあるが、これでは、ダイヤル操作のた
めに一時縫製動作を中断しなければならず、また、極め
て微小なコンデンス縫いピッチをダイヤル操作にて適正
に設定することは極めて困難であるため、作業が煩雑化
し生産性の低下を招く結果となる。従って、通常は、コ
ンデンス縫いピッチを達成するために専用のソレノイド
を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ソ
レノイドは、コンデンス縫いピッチに変更するに際し、
通常縫製とコンデンス縫いの2種類の設定しか行えず、
コンデンス縫いの方向を選択することは不可能であった
。つまり、このソレノイドでは、予め定められた一方向
(前方又は後方)へのコンデンス縫いを行うことしかで
きず、その逆方向へのコンデンス縫いを実行させること
ができなかった。
レノイドは、コンデンス縫いピッチに変更するに際し、
通常縫製とコンデンス縫いの2種類の設定しか行えず、
コンデンス縫いの方向を選択することは不可能であった
。つまり、このソレノイドでは、予め定められた一方向
(前方又は後方)へのコンデンス縫いを行うことしかで
きず、その逆方向へのコンデンス縫いを実行させること
ができなかった。
【0005】この発明は、前記問題点に着目してなされ
たもので、布送りピッチ及び布送り方向の変更を容易か
つ迅速に切り替えることができる布送り制御装置の提供
を目的とする。
たもので、布送りピッチ及び布送り方向の変更を容易か
つ迅速に切り替えることができる布送り制御装置の提供
を目的とする。
【0006】
【発明が解決しようとする手段】ミシン主軸の回転に従
って所定の回動支点を中心に一定角度回転揺動する連結
体と、この連結体の水平方向成分における揺動量に応じ
た角度及び方向で回転揺動運動を行う回転体と、この回
転体の回転揺動角度及び回転方向に応じた水平往復動を
行う送り歯水平移動機構と、前記連結体の揺動支点を移
動させ前記連結体の水平方向成分における揺動量を変化
させる支点移動手段と、を備え、前記支点移動手段を、
一対のソレノイドと、前記両ソレノイドのプランジャ先
端に連結された連結リンクと、一端を前記連結リンクの
中間部に連結し他端部を前記連結体に連結した作動体と
、前記各プランジャの突出量を規制する規制部材と、前
記各ソレノイドのプランジャを布送り動作指令に応じた
所定の組み合わせで出没させる制御手段と、により構成
し、前記制御手段は、布送り方向の正逆及び布送りピッ
チの大小を設定要素とする4種類の布送り動作指令に応
じて適宜前記ソレノイドのプランジャを出没させ、前記
連結体を介して作動体の位置を4段階に変化させて、前
記連結体の揺動支点を4段階に変化させるようにしたも
のである。
って所定の回動支点を中心に一定角度回転揺動する連結
体と、この連結体の水平方向成分における揺動量に応じ
た角度及び方向で回転揺動運動を行う回転体と、この回
転体の回転揺動角度及び回転方向に応じた水平往復動を
行う送り歯水平移動機構と、前記連結体の揺動支点を移
動させ前記連結体の水平方向成分における揺動量を変化
させる支点移動手段と、を備え、前記支点移動手段を、
一対のソレノイドと、前記両ソレノイドのプランジャ先
端に連結された連結リンクと、一端を前記連結リンクの
中間部に連結し他端部を前記連結体に連結した作動体と
、前記各プランジャの突出量を規制する規制部材と、前
記各ソレノイドのプランジャを布送り動作指令に応じた
所定の組み合わせで出没させる制御手段と、により構成
し、前記制御手段は、布送り方向の正逆及び布送りピッ
チの大小を設定要素とする4種類の布送り動作指令に応
じて適宜前記ソレノイドのプランジャを出没させ、前記
連結体を介して作動体の位置を4段階に変化させて、前
記連結体の揺動支点を4段階に変化させるようにしたも
のである。
【0007】
【作用】この発明においては、布送り方向の正逆及び布
送りピッチの大小を設定要素とする布送り動作指令を入
力すると、その動作指令に応じた組み合わせで一対のソ
レノイドのプランジャが作動する。例えば、布送り動作
指令として通常送りピッチによる正方向への送り指令が
入力された場合には、両ソレノイドのプランジャが突出
して規制部材に当接し、連結リンクを介して作動体を最
大突出位置に移動させる。また、布送り動作指令として
通常送りピッチによる逆方向への送り指令が入力される
と、両ソレノイドのプランジャが没入状態となり、作動
体は最小突出位置に移動する。またさらに、コンデンス
縫いピッチによる正方向への送り指令が入力された場合
には、作動体は前記最大突出位置と最小突出位置の中間
に設定した基準位置より若干最大突出位置側に偏った位
置に移動し、コンデンス縫いピッチによる逆方向への送
り指令が入力された場合には、作動体は基準位置より最
小突出位置側に若干偏った位置に移動する。
送りピッチの大小を設定要素とする布送り動作指令を入
力すると、その動作指令に応じた組み合わせで一対のソ
レノイドのプランジャが作動する。例えば、布送り動作
指令として通常送りピッチによる正方向への送り指令が
入力された場合には、両ソレノイドのプランジャが突出
して規制部材に当接し、連結リンクを介して作動体を最
大突出位置に移動させる。また、布送り動作指令として
通常送りピッチによる逆方向への送り指令が入力される
と、両ソレノイドのプランジャが没入状態となり、作動
体は最小突出位置に移動する。またさらに、コンデンス
縫いピッチによる正方向への送り指令が入力された場合
には、作動体は前記最大突出位置と最小突出位置の中間
に設定した基準位置より若干最大突出位置側に偏った位
置に移動し、コンデンス縫いピッチによる逆方向への送
り指令が入力された場合には、作動体は基準位置より最
小突出位置側に若干偏った位置に移動する。
【0008】このようにして、4段階に作動体の位置を
変化させることにより、作動体に連結された連結体の揺
動始点も4段階に移動させることができる。そして揺動
始点4段階に変化させることにより、連結体の回転運動
における水平方向成分は、正逆2種類と、大小2種類を
組み合わせた4種類に変化し、それに伴って送り歯の動
作も前記動作指令に応じた4種類の動作を行う。
変化させることにより、作動体に連結された連結体の揺
動始点も4段階に移動させることができる。そして揺動
始点4段階に変化させることにより、連結体の回転運動
における水平方向成分は、正逆2種類と、大小2種類を
組み合わせた4種類に変化し、それに伴って送り歯の動
作も前記動作指令に応じた4種類の動作を行う。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図15
に基づき説明する。図1はこの発明に係る一実施例の全
体構成を示す斜視図であり、図中、1はミシン主軸、2
はこのミシン主軸1に固定した偏心カム、3はこの偏心
カム2の外周部に回動可能に嵌合する環状の嵌合部3a
を一端部に形成してなる揺動ロッドである。
に基づき説明する。図1はこの発明に係る一実施例の全
体構成を示す斜視図であり、図中、1はミシン主軸、2
はこのミシン主軸1に固定した偏心カム、3はこの偏心
カム2の外周部に回動可能に嵌合する環状の嵌合部3a
を一端部に形成してなる揺動ロッドである。
【0010】また、4はミシン機枠Mに支持された支軸
、5は一端部を前記支軸4に回動自在に挿通させた支点
移動体で、常には、図外のばねによってa方向へ付勢さ
れており、その他端部には、揺動始点として支点軸6が
突設されている。7は一端部を前記始点軸6に回動自在
に嵌挿した第1リンクであり、この第1リンク7の他端
部には、連結軸8の一端部が回動自在に挿通されている
。9は一端部を連結軸8の他端部に回動自在に嵌挿した
第2リンクであり、その他端部には、連結軸10が突設
されている。そして、以上6ないし9に示す部材により
連結部材Aが構成されている。
、5は一端部を前記支軸4に回動自在に挿通させた支点
移動体で、常には、図外のばねによってa方向へ付勢さ
れており、その他端部には、揺動始点として支点軸6が
突設されている。7は一端部を前記始点軸6に回動自在
に嵌挿した第1リンクであり、この第1リンク7の他端
部には、連結軸8の一端部が回動自在に挿通されている
。9は一端部を連結軸8の他端部に回動自在に嵌挿した
第2リンクであり、その他端部には、連結軸10が突設
されている。そして、以上6ないし9に示す部材により
連結部材Aが構成されている。
【0011】11はミシンベッド内に回動自在に支持さ
れた揺動軸で、この揺動軸11には、揺動腕12及び1
3の下端部がそれぞれ固定されており、一方の揺動腕1
2の上端部には前記連結軸10が回動自在に挿通されて
いる。なお、これら11ないし13に示す部材によって
水平揺動機構Bが構成されている。また、16は上面に
周知の送り歯17を固定した送り歯支持台である。この
送り歯支持台16はその両端部が前記揺動腕13の上端
部に嵌挿した軸15と、送り歯昇降機構Cに支持された
軸18とによってほぼ水平に支持されている。
れた揺動軸で、この揺動軸11には、揺動腕12及び1
3の下端部がそれぞれ固定されており、一方の揺動腕1
2の上端部には前記連結軸10が回動自在に挿通されて
いる。なお、これら11ないし13に示す部材によって
水平揺動機構Bが構成されている。また、16は上面に
周知の送り歯17を固定した送り歯支持台である。この
送り歯支持台16はその両端部が前記揺動腕13の上端
部に嵌挿した軸15と、送り歯昇降機構Cに支持された
軸18とによってほぼ水平に支持されている。
【0012】また、前記送り歯昇降機構Cは、前記軸1
8に回動自在に支持される角駒と、この角駒19を溝2
0aにて摺動可能に支持する腕体20と、この腕体20
を回転揺動させる揺動軸21と、この揺動軸21をミシ
ン主軸1に連動して回転揺動させる図外の回転揺動機構
とよりなり、揺動軸21と共に腕体20を回転揺動させ
ることにより、角駒19を介して軸18を昇降させ、送
り歯支持台18を前記軸15を中心に昇降させて図外の
針板から一針毎に送り歯17を出没させるようになって
いる。
8に回動自在に支持される角駒と、この角駒19を溝2
0aにて摺動可能に支持する腕体20と、この腕体20
を回転揺動させる揺動軸21と、この揺動軸21をミシ
ン主軸1に連動して回転揺動させる図外の回転揺動機構
とよりなり、揺動軸21と共に腕体20を回転揺動させ
ることにより、角駒19を介して軸18を昇降させ、送
り歯支持台18を前記軸15を中心に昇降させて図外の
針板から一針毎に送り歯17を出没させるようになって
いる。
【0013】一方、Dは前記支点移動体5を支軸4を中
心として回転移動させ、第1の連結リンクの揺動支点で
ある支点軸6の位置を移動させる支点移動手段であり、
次のように構成されている。図において、22,23は
ミシンベッド内に並設された一対のソレノイド(第1,
第2のソレノイド)であり、ここでは、同一仕様のソレ
ノイドを用いている。但し、この両ソレノイド22,2
3におけるプランジャ22a,23aのストロークはス
トッパSa,Sbによって異なるストロークとなるよう
規制されており、第1のソレノイド22のストロークが
、第2のソレノイド23のストロークより若干(距離t
だけ)大きくなるよう設定されている。なお、ストッパ
Sa,Sbは、その設定位置を機枠に螺合させたねじな
どを回転させることによりプランジャの出没方向に沿っ
て進退させ得るようになっている。
心として回転移動させ、第1の連結リンクの揺動支点で
ある支点軸6の位置を移動させる支点移動手段であり、
次のように構成されている。図において、22,23は
ミシンベッド内に並設された一対のソレノイド(第1,
第2のソレノイド)であり、ここでは、同一仕様のソレ
ノイドを用いている。但し、この両ソレノイド22,2
3におけるプランジャ22a,23aのストロークはス
トッパSa,Sbによって異なるストロークとなるよう
規制されており、第1のソレノイド22のストロークが
、第2のソレノイド23のストロークより若干(距離t
だけ)大きくなるよう設定されている。なお、ストッパ
Sa,Sbは、その設定位置を機枠に螺合させたねじな
どを回転させることによりプランジャの出没方向に沿っ
て進退させ得るようになっている。
【0014】24は両端部を前記プランジャ22a,2
3aの先端部に突設した軸22a1及び23a1によっ
て回動自在に連結してなる連結リンクであり、前記軸2
3a1は連結リンク24の長孔24aに挿通されている
。25は一端部を連結点としての軸25aによって回動
自在に連結した作動リンクであり、その他端部は回動リ
ンク26の一端部に回動自在に連結されている。この回
動リンク26は中央部を軸27によってミシン機枠に回
動自在に支持されており、他端部は線状部材28を介し
て前記支点移動体5の下端部に連結されている。
3aの先端部に突設した軸22a1及び23a1によっ
て回動自在に連結してなる連結リンクであり、前記軸2
3a1は連結リンク24の長孔24aに挿通されている
。25は一端部を連結点としての軸25aによって回動
自在に連結した作動リンクであり、その他端部は回動リ
ンク26の一端部に回動自在に連結されている。この回
動リンク26は中央部を軸27によってミシン機枠に回
動自在に支持されており、他端部は線状部材28を介し
て前記支点移動体5の下端部に連結されている。
【0015】また、図2はこの実施例における制御装置
の概略構成を示すブロック図である。図において、30
は制御手段としての周知のマイクロコンピュータであり
、CPU31及びROM32,RAM33などからなり
、前記CPU31の入力側には、前記スイッチSW1,
SW2,SW3が接続されている。
の概略構成を示すブロック図である。図において、30
は制御手段としての周知のマイクロコンピュータであり
、CPU31及びROM32,RAM33などからなり
、前記CPU31の入力側には、前記スイッチSW1,
SW2,SW3が接続されている。
【0016】これらスイッチのうちSW1は通常のピッ
チによる逆方向への縫いを指令する逆送りスイッチ、S
W2は正方向へのコンデンス縫いを指令するコンデンス
スイッチ、SW3は逆方向へのコンデンス縫いを指令す
る逆コンデンススイッチであり、各スイッチが全てOF
Fであるときには、通常のピッチによる正方向の縫いが
指令されるようになっている。なお、ここで言う通常の
ピッチとは、図外の縫いピッチ調整ダイヤルによって設
定される縫いピッチを言い、正逆いずれの方向への縫い
においても共通するピッチとなっている。
チによる逆方向への縫いを指令する逆送りスイッチ、S
W2は正方向へのコンデンス縫いを指令するコンデンス
スイッチ、SW3は逆方向へのコンデンス縫いを指令す
る逆コンデンススイッチであり、各スイッチが全てOF
Fであるときには、通常のピッチによる正方向の縫いが
指令されるようになっている。なお、ここで言う通常の
ピッチとは、図外の縫いピッチ調整ダイヤルによって設
定される縫いピッチを言い、正逆いずれの方向への縫い
においても共通するピッチとなっている。
【0017】また、前記CPU31の出力側には、前記
第1,第2のソレノイド22,23が接続されており、
前記各スイッチのON,OFF状態によって、各ソレノ
イド22,23を適宜作動させるようになっている。
第1,第2のソレノイド22,23が接続されており、
前記各スイッチのON,OFF状態によって、各ソレノ
イド22,23を適宜作動させるようになっている。
【0018】以上の構成に基づき次に作用を説明する。
スイッチSW1〜SW3が全てOFF状態とし、通常ピ
ッチによる正方向の縫いを指令がCPU31に入力され
る場合には、第1,第2のソレノイド22,23は共に
非通電状態となり、プランジャ22a,23aがそれぞ
れストッパSa,Sbに当接した状態となっている。
ッチによる正方向の縫いを指令がCPU31に入力され
る場合には、第1,第2のソレノイド22,23は共に
非通電状態となり、プランジャ22a,23aがそれぞ
れストッパSa,Sbに当接した状態となっている。
【0019】このため、作動リンク25は連結リンク2
4と共に前方に押し出された状態となり、連結点として
の軸25aは、図7に示すように最大突出点P1に位置
する。その結果、回動リンク26は図3に示すように最
も矢符c方向へ回転した状態となり、支点移動体5は、
支軸4を中心に最大限上方(矢符x方向へ)回転した位
置で線状部材28に保持される。従って、連結部材の揺
動支点である支点軸6も最上昇位置に保持される。なお
、支点移動体5のX方向への回転は、不図示のばねの付
勢力によって行われる。
4と共に前方に押し出された状態となり、連結点として
の軸25aは、図7に示すように最大突出点P1に位置
する。その結果、回動リンク26は図3に示すように最
も矢符c方向へ回転した状態となり、支点移動体5は、
支軸4を中心に最大限上方(矢符x方向へ)回転した位
置で線状部材28に保持される。従って、連結部材の揺
動支点である支点軸6も最上昇位置に保持される。なお
、支点移動体5のX方向への回転は、不図示のばねの付
勢力によって行われる。
【0020】このように、支点軸6が最上昇位置に保持
された状態でミシンを駆動した場合、各部材は図3に示
すように動作する。すなわち、ミシン主軸1と共に偏心
カム2が回転することにより、揺動ロッド3は図中点線
及び実線にて示すような上下方向への運動成分を含んだ
揺動運動を行い、それに伴って第1リンク7及び連結軸
8,第2リンク9などからなる連結部材Aが支点軸6を
中心とする円周上のR1の回転範囲(図11参照)で回
転揺動運動を行う。この回転揺動運動に含まれる水平方
向の揺動成分は、連結軸10を介して揺動腕12の揺動
軸11を中心とした角度α1の回転揺動運動に変換され
、回転軸11の回転揺動運動となる。なお、第1,第2
のリンク7,9の回転揺動運動に含まれる垂直方向にお
ける揺動成分は、連結軸8と第2のリンク9との回動及
び第2のリンク9と連結軸10との回動によって吸収さ
れ、揺動腕12の揺動には寄与しない。
された状態でミシンを駆動した場合、各部材は図3に示
すように動作する。すなわち、ミシン主軸1と共に偏心
カム2が回転することにより、揺動ロッド3は図中点線
及び実線にて示すような上下方向への運動成分を含んだ
揺動運動を行い、それに伴って第1リンク7及び連結軸
8,第2リンク9などからなる連結部材Aが支点軸6を
中心とする円周上のR1の回転範囲(図11参照)で回
転揺動運動を行う。この回転揺動運動に含まれる水平方
向の揺動成分は、連結軸10を介して揺動腕12の揺動
軸11を中心とした角度α1の回転揺動運動に変換され
、回転軸11の回転揺動運動となる。なお、第1,第2
のリンク7,9の回転揺動運動に含まれる垂直方向にお
ける揺動成分は、連結軸8と第2のリンク9との回動及
び第2のリンク9と連結軸10との回動によって吸収さ
れ、揺動腕12の揺動には寄与しない。
【0021】この揺動軸11の回転揺動運動により送り
歯支持台16は揺動腕13及び軸15を介して送り歯1
7に伝達される。またこれと同時に、送り歯支持台16
は、送り歯昇降機構Cによって軸15を中心として上下
方向への運動も行っており、送り歯17は支持台16と
共に水平方向への揺動運動と垂直方向への揺動運動の合
成されたいわゆる四運動を行い、布を通常ピッチで正方
向へ搬送する。
歯支持台16は揺動腕13及び軸15を介して送り歯1
7に伝達される。またこれと同時に、送り歯支持台16
は、送り歯昇降機構Cによって軸15を中心として上下
方向への運動も行っており、送り歯17は支持台16と
共に水平方向への揺動運動と垂直方向への揺動運動の合
成されたいわゆる四運動を行い、布を通常ピッチで正方
向へ搬送する。
【0022】また、正方向へのコンデンス縫いを実行さ
せる場合には、スイッチSW2をONさせる。すると、
CPU31により第2のソレノイド23のプランジャ2
3aのみが没入してストッパSaから離間し、連結リン
ク24が図4及び図8に示すように傾斜した状態(左上
りの状態)となり、軸25aは図8に示すように基準位
置P0に対して若干P1側に偏った位置P2に移動する
。このため、作動リンク25に引かれて回動リンク27
は図3の位置よりもd方向へ回転し、支点軸6は、支点
移動体5と共に図3に示す位置よりb方向へ回転した位
置に保持される。
せる場合には、スイッチSW2をONさせる。すると、
CPU31により第2のソレノイド23のプランジャ2
3aのみが没入してストッパSaから離間し、連結リン
ク24が図4及び図8に示すように傾斜した状態(左上
りの状態)となり、軸25aは図8に示すように基準位
置P0に対して若干P1側に偏った位置P2に移動する
。このため、作動リンク25に引かれて回動リンク27
は図3の位置よりもd方向へ回転し、支点軸6は、支点
移動体5と共に図3に示す位置よりb方向へ回転した位
置に保持される。
【0023】この揺動支点軸6の移動により、揺動ロッ
ド3の揺動に伴う第1,第2リンク7,8の回転揺動運
動は、図3に示す回転範囲R1より位相の進んだ回転範
囲R2で行われる(図11参照)。その結果、この回転
揺動運動に含まれる水平揺動成分は大幅に減少し、揺動
腕12の回転揺動角度も図4のα2に示すように大幅に
減少し、殆ど0に近い状態となる。これに伴って、送り
歯17の水平移動量も著しく減少し、布は正方向へ極め
てわずかなピッチで送られ、コンデンス縫目が形成され
る。
ド3の揺動に伴う第1,第2リンク7,8の回転揺動運
動は、図3に示す回転範囲R1より位相の進んだ回転範
囲R2で行われる(図11参照)。その結果、この回転
揺動運動に含まれる水平揺動成分は大幅に減少し、揺動
腕12の回転揺動角度も図4のα2に示すように大幅に
減少し、殆ど0に近い状態となる。これに伴って、送り
歯17の水平移動量も著しく減少し、布は正方向へ極め
てわずかなピッチで送られ、コンデンス縫目が形成され
る。
【0024】このように、布の送りピッチは、連結部材
Aの揺動支点である支点軸3を図3に示す状態からB方
向へ回転させて行くことにより、送りピッチは序々に減
少してゆき、図4に示す位置を若干越えた時点で完全に
0となる。このときの作動リンク25と回動リンク27
の連結点25aの位置が前記基準点P0であり、この基
準点POを越えてさらに連結点25aを最小突出位置P
1側へ移動させると、送りピッチは予めピッチ設定ダイ
ヤルにて設定した通常ピッチまで序々に増大して行くが
、その送り方向は逆方向へと転換され縫いの方向が逆転
する。
Aの揺動支点である支点軸3を図3に示す状態からB方
向へ回転させて行くことにより、送りピッチは序々に減
少してゆき、図4に示す位置を若干越えた時点で完全に
0となる。このときの作動リンク25と回動リンク27
の連結点25aの位置が前記基準点P0であり、この基
準点POを越えてさらに連結点25aを最小突出位置P
1側へ移動させると、送りピッチは予めピッチ設定ダイ
ヤルにて設定した通常ピッチまで序々に増大して行くが
、その送り方向は逆方向へと転換され縫いの方向が逆転
する。
【0025】すなわち、通常ピッチにて逆方向への縫製
動作を行う場合には、スイッチSWSW1をONとする
。すると、CPU31によって両ソレノイド22,23
のプランジャ22a,23aが共に没入状態となる。 これにより、連結リンク24と作動リンク25とを連結
する軸25aが図10に示す最小突出位置P3に位置し
、回動リンク26は図4に示した位置よりさらにB方向
へ回転した状態となり、支点軸6も共にb方向へ移動す
る。
動作を行う場合には、スイッチSWSW1をONとする
。すると、CPU31によって両ソレノイド22,23
のプランジャ22a,23aが共に没入状態となる。 これにより、連結リンク24と作動リンク25とを連結
する軸25aが図10に示す最小突出位置P3に位置し
、回動リンク26は図4に示した位置よりさらにB方向
へ回転した状態となり、支点軸6も共にb方向へ移動す
る。
【0026】このため、揺動ロッド3の揺動に伴って行
われる第1リンク7の回転揺動運動は、前述の回転範囲
R2より位相の遅れた範囲R4で行われる(図11参照
)。従って、この回転範囲で行われる揺動運動に含まれ
る水平移動成分により、揺動腕12及び揺動軸11はR
1の回転範囲で揺動させた場合とは逆方向に回転揺動運
動を行う。すなわち、逆方向への送りが行われる。この
際の送りピッチは、予めピッチ設定ダイヤルなどで設定
した通常ピッチとなる。
われる第1リンク7の回転揺動運動は、前述の回転範囲
R2より位相の遅れた範囲R4で行われる(図11参照
)。従って、この回転範囲で行われる揺動運動に含まれ
る水平移動成分により、揺動腕12及び揺動軸11はR
1の回転範囲で揺動させた場合とは逆方向に回転揺動運
動を行う。すなわち、逆方向への送りが行われる。この
際の送りピッチは、予めピッチ設定ダイヤルなどで設定
した通常ピッチとなる。
【0027】また、逆方向へのコンデンス縫いを実行さ
せる場合には、スイッチSW3をONとする。これによ
り、軸25aは図9に示すように、基準位置P0に対し
て若干P3側に偏った位置P4に移動し、回転リンク2
6及び支点軸6は図4に示した位置より若干y方向へ回
転した状態となる。その結果、第1リンク7の回転範囲
はR3に移動し、その水平移動成分は前述のR4の回転
範囲で行われる揺動運動に含まれる水平移動成分より大
幅に減少する。但し、方向は同一である。従って、布に
形成される縫目は、逆方向のコンデンス縫いとなる。
せる場合には、スイッチSW3をONとする。これによ
り、軸25aは図9に示すように、基準位置P0に対し
て若干P3側に偏った位置P4に移動し、回転リンク2
6及び支点軸6は図4に示した位置より若干y方向へ回
転した状態となる。その結果、第1リンク7の回転範囲
はR3に移動し、その水平移動成分は前述のR4の回転
範囲で行われる揺動運動に含まれる水平移動成分より大
幅に減少する。但し、方向は同一である。従って、布に
形成される縫目は、逆方向のコンデンス縫いとなる。
【0028】以上のようにこの実施例では、通常ピッチ
による縫いと、コンデンス縫いとを正、逆両方向におい
て実行することが可能となり、その設定、切替は、スイ
ッチSW1〜SW3を適宜ON,OFFさせることで極
めて容易かつ迅速に行うことができる。従って、布の一
端部から他端部までの縫製を行う場合などにおいては、
図15に示すような縫目を連続的な縫製動作によって形
成することができる。すなわち、この縫いは、縫い始め
の数針を正送りのコンデンス縫いで行った後、布の終端
まで通常ピッチにて正方向への縫いを行い、最後に数針
分逆送りのコンデンス縫いを行ったものであり、これに
よれば、縫目の両端がコンデンス縫いとなるため、縫目
の両端がほつれることはなくなり、布の補強効果も得ら
れる。また、幾重にも返し縫いを施す従来の縫いに比べ
て見栄えも大幅に向上する。
による縫いと、コンデンス縫いとを正、逆両方向におい
て実行することが可能となり、その設定、切替は、スイ
ッチSW1〜SW3を適宜ON,OFFさせることで極
めて容易かつ迅速に行うことができる。従って、布の一
端部から他端部までの縫製を行う場合などにおいては、
図15に示すような縫目を連続的な縫製動作によって形
成することができる。すなわち、この縫いは、縫い始め
の数針を正送りのコンデンス縫いで行った後、布の終端
まで通常ピッチにて正方向への縫いを行い、最後に数針
分逆送りのコンデンス縫いを行ったものであり、これに
よれば、縫目の両端がコンデンス縫いとなるため、縫目
の両端がほつれることはなくなり、布の補強効果も得ら
れる。また、幾重にも返し縫いを施す従来の縫いに比べ
て見栄えも大幅に向上する。
【0029】なお、布の両端にかけて縫いを施す場合に
は、布端までの縫いを正確に行い易くするため、図12
に示すような縫い形式を取り上げて説明したが、この実
施例では、その他の縫い形式、例えば、逆方向へのコン
デンス縫いを縫い始めに行い、それに連続して逆縫いを
通常ピッチで行った後、正方向のコンデンス縫いを行う
ようにしても良く、その他、必要に応じて、前記4種類
の縫いを適宜組み合わせて縫製動作を行うことができる
。
は、布端までの縫いを正確に行い易くするため、図12
に示すような縫い形式を取り上げて説明したが、この実
施例では、その他の縫い形式、例えば、逆方向へのコン
デンス縫いを縫い始めに行い、それに連続して逆縫いを
通常ピッチで行った後、正方向のコンデンス縫いを行う
ようにしても良く、その他、必要に応じて、前記4種類
の縫いを適宜組み合わせて縫製動作を行うことができる
。
【0030】また、上記実施例では、ストッパSa,S
bの位置をプランジャの出没方向において段差をもたせ
、これによってプランジャ22a,23aのストローク
を適宜変更して縫いを行うようにしたが、図10に示す
ように連結リンク24と作動リンク25とを連結する軸
25a’の位置を、上記実施例における軸25aの設定
位置に対し連結リンク24の長手方向に沿ってずらせば
、各ソレノイドのプランジャストロークを同一としても
、上記実施例と同様に、作動リンク25を4段階に移動
させることが可能となる。すなわち、上記実施例では、
図13に示すように長孔24aの左端と軸22a1との
間隔Laの中心に前記軸25aの位置を設定したが、こ
れに対し長孔の右端から軸22a1までの距離Lbの中
心に軸25a’を設定すれば、両ソレノイド22,23
のストロークを同一に設定しても(ストッパSa.Sb
の位置に段差をもたせなくとも)4段階に作動ロッドを
移動させることが可能となり、上記実施例と同様の作用
効果を期待できる。またさらに、上記説明では、一対の
ソレノイド22,23を互いに並設した場合を例にとり
説明したが、両ソレノイドを左右方向へ若干ずらした状
態で向かい合いに取り付け、各々のプランジャに上記実
施例と同様にして連結リンクを連結しても良く、この発
明は、2個のソレノイドを用いて連結リンク及び作動リ
ンクを4段階に位置させ得るものであり、ソレノイドの
取り付け位置などは、必要に応じて種々変更可能である
。
bの位置をプランジャの出没方向において段差をもたせ
、これによってプランジャ22a,23aのストローク
を適宜変更して縫いを行うようにしたが、図10に示す
ように連結リンク24と作動リンク25とを連結する軸
25a’の位置を、上記実施例における軸25aの設定
位置に対し連結リンク24の長手方向に沿ってずらせば
、各ソレノイドのプランジャストロークを同一としても
、上記実施例と同様に、作動リンク25を4段階に移動
させることが可能となる。すなわち、上記実施例では、
図13に示すように長孔24aの左端と軸22a1との
間隔Laの中心に前記軸25aの位置を設定したが、こ
れに対し長孔の右端から軸22a1までの距離Lbの中
心に軸25a’を設定すれば、両ソレノイド22,23
のストロークを同一に設定しても(ストッパSa.Sb
の位置に段差をもたせなくとも)4段階に作動ロッドを
移動させることが可能となり、上記実施例と同様の作用
効果を期待できる。またさらに、上記説明では、一対の
ソレノイド22,23を互いに並設した場合を例にとり
説明したが、両ソレノイドを左右方向へ若干ずらした状
態で向かい合いに取り付け、各々のプランジャに上記実
施例と同様にして連結リンクを連結しても良く、この発
明は、2個のソレノイドを用いて連結リンク及び作動リ
ンクを4段階に位置させ得るものであり、ソレノイドの
取り付け位置などは、必要に応じて種々変更可能である
。
【0031】なお、この発明における揺動調整手段を、
複数個組み合わせれば、4n 段階の移動を行うことが
可能となり(nは調整手段の組み合わせ数)、これをミ
シンだけでなく、それ以外のものの移動に適用すること
も可能である。
複数個組み合わせれば、4n 段階の移動を行うことが
可能となり(nは調整手段の組み合わせ数)、これをミ
シンだけでなく、それ以外のものの移動に適用すること
も可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明に係る布
送り制御装置は、一対のソレノイドの各プランジャを連
結リンクにて連結し、このソレノイドのプランジャを布
送り方向及びピッチを設定要素とする布送り指令に応じ
て出没させることにより、前記連結リンクに連結した作
動リンクを4段階に移動させて、ミシン主軸の回転に従
って揺動する連結部材の揺動支点の位置を4段階に変化
させ得るようにしたため、連結部材の水平揺動運動に伴
って揺動するミシン送り歯の水平揺動量の大小及び揺動
方向の正逆を設定することが可能となり、それによって
、正逆両方向において、通常ピッチによる縫いとコンデ
ンス縫いが可能となる。このため、縫い始め及び縫い終
りにおいてコンデンス縫いを実行すれば、従来のように
幾重にも返し縫いを施さなくとも、縫目のほつれを防止
することができ縫製動作のサイクルタイムを短縮し得る
と共に、縫目の見栄えも良好なものとなる。また、縫い
ピッチ及び方向の切替は単に布送り指令を切り換えるこ
とで容易かつ迅速に行うことができるため、切換えに際
しその都度縫製動作を中断させる必要もなく、生産性は
大幅に向上する。
送り制御装置は、一対のソレノイドの各プランジャを連
結リンクにて連結し、このソレノイドのプランジャを布
送り方向及びピッチを設定要素とする布送り指令に応じ
て出没させることにより、前記連結リンクに連結した作
動リンクを4段階に移動させて、ミシン主軸の回転に従
って揺動する連結部材の揺動支点の位置を4段階に変化
させ得るようにしたため、連結部材の水平揺動運動に伴
って揺動するミシン送り歯の水平揺動量の大小及び揺動
方向の正逆を設定することが可能となり、それによって
、正逆両方向において、通常ピッチによる縫いとコンデ
ンス縫いが可能となる。このため、縫い始め及び縫い終
りにおいてコンデンス縫いを実行すれば、従来のように
幾重にも返し縫いを施さなくとも、縫目のほつれを防止
することができ縫製動作のサイクルタイムを短縮し得る
と共に、縫目の見栄えも良好なものとなる。また、縫い
ピッチ及び方向の切替は単に布送り指令を切り換えるこ
とで容易かつ迅速に行うことができるため、切換えに際
しその都度縫製動作を中断させる必要もなく、生産性は
大幅に向上する。
【図1】この発明に係る一実施例の全体構成を示す斜視
図である。
図である。
【図2】同実施例における制御手段の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】同実施例において通常ピッチによる正方向への
縫製動作を行った場合の各部材の動作状態を示す作用説
明図である。
縫製動作を行った場合の各部材の動作状態を示す作用説
明図である。
【図4】同実施例において正方向へのコンデンス縫いを
行った場合の各部材の動作状態を示す作用説明図である
。
行った場合の各部材の動作状態を示す作用説明図である
。
【図5】同実施例において逆方向へのコンデンス縫いを
行った場合の各部材の動作状態を示す作用説明図である
。
行った場合の各部材の動作状態を示す作用説明図である
。
【図6】同実施例において通常ピッチによる逆方向への
縫製動作を行った場合の各部材の動作状態を示す作用説
明図である。
縫製動作を行った場合の各部材の動作状態を示す作用説
明図である。
【図7】同実施例の支点移動手段において通常ピッチに
よる正方向への縫いを行った場合の設定状態を示す説明
平面図である。
よる正方向への縫いを行った場合の設定状態を示す説明
平面図である。
【図8】同実施例の支点移動手段において正方向へのコ
ンデンス縫いを行った場合の設定状態を示す説明平面図
である。
ンデンス縫いを行った場合の設定状態を示す説明平面図
である。
【図9】同実施例の支点移動手段において逆方向へのコ
ンデンス縫いを行った場合の設定状態を示す説明平面図
である。
ンデンス縫いを行った場合の設定状態を示す説明平面図
である。
【図10】同実施例の支点移動手段において通常ピッチ
による逆方向への縫いを行った場合の設定状態を示す説
明平面図である。
による逆方向への縫いを行った場合の設定状態を示す説
明平面図である。
【図11】同実施例の図3〜図6の各状態における連結
部材の揺動軸を中心とした回転範囲を示す説明正面図で
ある。
部材の揺動軸を中心とした回転範囲を示す説明正面図で
ある。
【図12】この発明に係る他の実施例における支点移動
手段の構成を示す説明正面図である。
手段の構成を示す説明正面図である。
【図13】上記各実施例の連結リンクと作動リンクとを
連結する連結軸の設定方法を示す説明正面図である。
連結する連結軸の設定方法を示す説明正面図である。
【図14】同実施例によって実行し得る縫製形態の一例
を示す説明正面図である。
を示す説明正面図である。
【図15】従来の縫製形態の一例を示す説明正面図であ
る。
る。
A 連結部材
B 送り歯水平揺動機構
C 送り歯昇降機構
D 支点移動手段
1 ミシン主軸
3 揺動ロッド
6 支点軸(揺動支点)
11 揺動軸(揺動体)
17 送り歯
22 第1のソレノイド
22a プランジャ
23 第2のソレノイド
23a プランジャ
24 連結リンク
25 作動リンク
Claims (1)
- 【請求項1】 ミシン主軸の回転に伴って揺動する揺
動リンクと、この揺動リンクに連結され、揺動リンクの
揺動に従って所定の回動支点を中心に一定角度回転揺動
する連結部材と、この連結体の水平方向成分における揺
動量に応じた角度及び方向で回転揺動運動を行う揺動体
と、この揺動体の回転揺動角度の大小に応じたピッチ、
及び回転角度の方向に応じた方向で送り歯を水平往復動
させる送り歯水平移動機構と、この送り歯水平移動機構
に同期して送り歯を上下動させ、針板から送り歯を出没
させる送り歯昇降機構と、前記連結部材の揺動支点を移
動させ、前記連結部材の水平方向成分における揺動量を
変化させる支点移動手段と、を備え、前記支点移動手段
を、一対のソレノイドと、前記両ソレノイドのプランジ
ャ先端に連結された連結リンクと、一端を前記連結リン
クの中間部に連結し、他端部を前記連結部材に連結した
作動リンクと、前記各ソレノイドのプランジャを布送り
動作指令に応じた所定の組み合わせで出没させる制御手
段と、により構成し、前記制御手段は、布送り方向の正
逆及び布送りピッチの大小を設定要素とする4種類の布
送り動作指令に応じて適宜前記ソレノイドのプランジャ
を出没させ、前記連結部材を介して作動リンクの位置を
4段階に変化させて、前記連結部材の揺動支点を4段階
に変化させるようにしたことを特徴とするミシンの布送
り制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6694391A JPH04303493A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ミシンの布送り制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6694391A JPH04303493A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ミシンの布送り制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04303493A true JPH04303493A (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=13330597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6694391A Pending JPH04303493A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | ミシンの布送り制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04303493A (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP6694391A patent/JPH04303493A/ja active Pending
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