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JPH04297376A - 車体骨格メンバ - Google Patents

車体骨格メンバ

Info

Publication number
JPH04297376A
JPH04297376A JP6200491A JP6200491A JPH04297376A JP H04297376 A JPH04297376 A JP H04297376A JP 6200491 A JP6200491 A JP 6200491A JP 6200491 A JP6200491 A JP 6200491A JP H04297376 A JPH04297376 A JP H04297376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
joining
jointing
longitudinal direction
flanges
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6200491A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Namiiri
厚 波入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6200491A priority Critical patent/JPH04297376A/ja
Publication of JPH04297376A publication Critical patent/JPH04297376A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体の軽量化等が可
能で、車両衝突時等のエネルギ吸収量を増大することが
できる車体骨格メンバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車体骨格メンバとしては、例えば
図11に示すフロントサイドメンバ101がある。
【0003】このサイドメンバ101はスチール製であ
り、例えば図12のようにチャンネル材形状の突板部材
103と平板部材105とが両接合フランジ107,1
09において所定間隔をもってスポット溶接111によ
り接合され、閉断面構造を呈している。そして、車両の
前面衝突時等にバンパー側からサイドメンバ101へ衝
突荷重が入力されるとサイドメンバ101の潰れ変形等
によって衝突エネルギを吸収するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、燃費
低減や車両の性能向上を図るために車体の軽量化が要望
され、このような要望に答えるべくサイドメンバ101
等の骨格メンバをアルミニウム等の軽金属で形成する研
究が進められ、すでに実用化されている。
【0005】この場合アルミニウム等の材料強度は熱処
理などにより高めているが、スポット熔接により材料の
組成が変化して処理前の状態に戻ると、熔接部の強度が
部分的に低下する可能性がある。また、前面衝突等によ
りサイドメンバ101に軸圧縮荷重が入力され、例えば
図13で示すように蛇腹状に潰れ変形すると、この潰れ
変形により頭初は両接合フランジ107,109が一体
で曲げ変形するものの、潰れ変形が進行すると図13で
示すように両接合フランジ107,109を引剥す方向
の荷重fa2,fb2が生じるため、引剥し方向の荷重
に弱いスポット熔接111が図のように剥離する可能性
がある。従って、従来は両接合フランジ107,109
のスポット熔接箇所の数を増やし、あるいは、部材10
3,105の板厚を厚くして、所定のエネルギ吸収量を
設定しなければならない。
【0006】一方、両接合フランジ107,109のス
ポット熔接111の数を増やすと熔接作業か著しく煩雑
となり、また、部材103,105の板厚を厚肉にする
と、重量軽減に限界があり、アルミニウム等の軽金属で
成形したメリットを損なう恐れがある。
【0007】そこでこの発明は、アルミニウム等の軽金
属板材で成形しながら、板厚増加等を招くことなくエネ
ルギ吸収特性の向上を図ることができる車体骨格メンバ
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】軽金属製長尺板材の幅方
向端縁に接合フランジを設け、この接合フランジをスポ
ット熔接及び接着により接合して形成される閉断面構造
の車体骨格メンバであって、前記接合した両接合フラン
ジに長手方向所定間隔で高剛性部を設けたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】軸圧縮方向の入力荷重により車体骨格メンバは
潰れ変形する。このとき両接合フランジでは長手方向所
定間隔で設けた高剛性部間で変形が促進され、高剛性部
では変形が抑制される。両接合フランジの高剛性部にお
いてはスポット熔接部に入力される剥離方向の荷重が大
幅に減少する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図1はこの発明の一実施例に係る車体骨格
メンバとしてサイドメンバ1の先端側を示した斜視図で
ある。
【0012】この実施例に係るサイドメンバ1は、アル
ミニウム等の軽金属製の長尺板材により上下壁部3およ
び左右壁部5,7で構成され、角部9を有する閉断面構
造となっている。
【0013】前記上下壁部3および右壁部7はチャンネ
ル状の突板部材1Aによって形成され、上下壁部3の端
部に接合フランジ11が設けられている。さらに、接合
フランジ11の板厚方向に突出する突出片13が長手方
向に所定間隔で設けられている。
【0014】前記左壁部5は平板部材1Bで形成され、
上下端部に接合フランジ15が設けられている。さらに
、接合フランジ15の板厚方向に突出する突出片17が
長手方向に所定間隔で設けられている。
【0015】そして、突板部材1Aの接合フランジ11
および突出片13と平板部材の接合フランジ15および
突出片17とが接着剤により接合されるとともに、突出
片13,17の位置で両接合フランジ11,15がスポ
ット熔接19により接合されている。
【0016】従って、この実施例に係るサイドメンバ1
は、突出片13,17により両接合フランジ11,15
に長手方向所定間隔で高剛性部20を設けた構成となり
、高剛性部20の間は、変形部21となる。
【0017】つぎに、上記一実施例の作用について説明
する。
【0018】車両の前面衝突等により図示しないフロン
トバンパ側からサイドメンバ1に衝突荷重が入力される
と高剛性部20の存在により変形部21から潰れ変形が
始まり、図2に示すように左右壁部5,7等が蛇腹状に
潰れ変形する。この潰れ変形により両接合フランジ11
,15は、衝突荷重が小さいときは接着剤で接合された
状態のまま一体で曲げ変形し、十分な荷重吸収を行なう
。衝突荷重が大きくなると、変形部21の変形はさらに
進行し、両接合フランジ11,15間には変形部21に
おいて剪断荷重fa1,fb1、剥離荷重fa2,fb
2が作用する。両接合フランジ11,15を接合する接
着剤は剪断荷重fa1,fb1に対して強く、荷重吸収
に寄与する。また、剥離荷重fa2,fb2によって両
接合フランジ11,15間に隙間ができるときも、接着
剤は荷重fa2,fb2に抵抗して荷重吸収に寄与する
。さらに、荷重fa2,fb2による接合フランジ11
,15の引き剥し力は、高剛性部20にまで及ぶが、突
出片13,17間の接着剤が、剪断荷重として受け、両
接合フランジ11,15およびスポット熔接19に入力
される剥離荷重が大幅に減少する。従って、潰れ変形は
、接着剤の剥れが起った変形部21でさらに進行すると
共に、高剛性部20では剥離方向の変形がスポット熔接
19及び接着剤によって阻止され、剥離変形は変形部2
1から高剛性部20へ至る手前で確実に止まり、安定し
た荷重吸収が行なわれる。また、潰れ変形箇所が特定で
きるため、サイドメンバ1による吸収エネルギの設定も
容易となる。さらにスポット熔接19を少なくすること
ができ、作業が容易となる。
【0019】図3はこの発明の他の実施例を示すもので
ある。図1で示すサイドメンバ1と同一構成要素には同
符号を付し、重複した説明は省略する。
【0020】この実施例は、両接合フランジ11,15
の幅方向縁部に長手方向所定箇所において横ビード23
,25を設けている。この横ビード23,25は、図4
に示すように両接合フランジ11,15の板厚方向に斜
めに屈曲されており、図1の実施例における突出片13
,17と略同様の機能を有するものである。また、前記
横ビード23,25の長手方向両側部において両接合フ
ランジ11,15には、図5に示すように縦ビード27
,29が設けられ、この縦ビード27,29は変形促進
部となっている。従って、この実施例においても高剛性
部20と変形部21とを有する構成となっている。
【0021】図6はこの実施例の作用状態を示すもので
ある。基本的には横ビード23,25を有する高剛性部
20とその間の変形部21とが図1の実施例と略同様に
機能する。さらにこの実施例では、縦ビード27,29
が変形促進部となり、両接合フランジ11,15の剥離
変形が確実に阻止され、スポット熔接19まで及ぶこと
がないため、スポット熔接の剥離が確実に防止される。
【0022】従って、この実施例によれば、前述の実施
例と同様の作用効果を奏する他、スポット熔接部の剥離
方向の変形をより確実に防止することができ、エネルギ
吸収性能をより安定させることができる。
【0023】図7乃至図10はこの発明のさらに他の実
施例を示すものである。図1および図2で示すサイドメ
ンバ1と同一構成要素には同符号を付し、重複した説明
は省略する。
【0024】この実施例は、図1の実施例の変形例であ
り、軽金属製長尺板材、特に断面凸部材などの成形によ
るバックリングで生じる接合フランジ間の隙間をなくす
ようにしたものである。
【0025】図14のように、一般の骨格メンバ等の突
板部材103では、成形によるバックリングで接合フラ
ンジ107の端末107aが開いており、これをむりや
りスポット熔接で加圧熔接するとスポット熔接111の
部分では両接合フランジ107,109が固着するもの
の、スポット熔接111間では接合フランジ107の端
末107aが開いた状態となり、接着剤の効果が期待で
きない。
【0026】そこで、図7および図8に示すように、突
板部材1Aの接合フランジ11の縁部に突出片13間に
渡る形状保持片31を設けている。
【0027】このように形成された突板部材1Aと平板
部材1Bの接合状態を説明すると、図9および図10で
示すように、突板部材1Aの接合フランジ11の端末が
開いた状態で平板部材1Bの接合フランジ15にスポッ
ト33で加圧してスポット熔接する。そして、長手方向
所定間隔でつぎつぎにスポット熔接すると、スポット熔
接19間において接合フランジ11は、形状保持片31
により、形状保持されつつ強制的に接合フランジ15に
密着接合する。従って、両接合フランジ11,15は接
着剤により確実に接合される。
【0028】この実施例において、荷重吸収作用は図1
の実施例と略同様に行なわれる。
【0029】なお、この発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、リヤサイドメンバ、あるいはその他の車体
骨格メンバに適用することもできる。また、骨格メンバ
としては2部材の合わせ構造により閉断面構造とするも
のに限らず、断面袋状として、閉断面構造とすることも
できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、この発
明の構成によれば、高剛性部での潰れ変形が抑制される
と共に、高剛性部間で潰れ変形するため、高剛性部にお
いてスポット熔接及び接着が両接合フランジを確実に接
合保持し、十分なエネルギ吸収を行うことができるとと
もにエネルギ吸収性能を安定させることができる。また
、潰れ変形状態を特定することができ吸収エネルギの設
定も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る斜視図である。
【図2】作用説明図である。
【図3】他の実施例に係る斜視図である。
【図4】図3のA−A線における断面図である。
【図5】図3のB−B線における断面図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】他の実施例に係る斜視図である。
【図8】図7における突板部材の一部を省略した斜視図
である。
【図9】作用説明図である。
【図10】作用説明図である。
【図11】車体前部の斜視図である。
【図12】従来のサイドメンバの斜視図である。
【図13】作用説明図である。
【図14】作用説明図である。
【符号の説明】
1  サイドメンバ(車体骨格メンバ)11,15  
接合フランジ 20  高剛性部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軽金属製長尺板材の幅方向端縁に接合
    フランジを設け、この接合フランジをスポット熔接及び
    接着により接合して形成される閉断面構造の車体骨格メ
    ンバであって、前記接合した両接合フランジに長手方向
    所定間隔で高剛性部を設けたことを特徴とする車体骨格
    メンバ。
JP6200491A 1991-03-26 1991-03-26 車体骨格メンバ Pending JPH04297376A (ja)

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JP6200491A JPH04297376A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 車体骨格メンバ

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JP6200491A JPH04297376A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 車体骨格メンバ

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