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JPH04295707A - 線路周辺構造物の形状計測装置 - Google Patents

線路周辺構造物の形状計測装置

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Publication number
JPH04295707A
JPH04295707A JP6071691A JP6071691A JPH04295707A JP H04295707 A JPH04295707 A JP H04295707A JP 6071691 A JP6071691 A JP 6071691A JP 6071691 A JP6071691 A JP 6071691A JP H04295707 A JPH04295707 A JP H04295707A
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JP
Japan
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track
light
tunnel
coordinates
cutting line
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Application number
JP6071691A
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English (en)
Other versions
JP3065367B2 (ja
Inventor
Akio Iwake
井分 昭夫
Takeshi Yamamura
山村 武
Yoshiro Nishimoto
善郎 西元
Yasuharu Jin
康晴 神
Yuichiro Goto
有一郎 後藤
Shingo Suminoe
伸吾 住江
Yozo Fukumoto
陽三 福本
Hiroyuki Naito
内藤 廣幸
Yoshikazu Aono
青野 義和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Central Japan Railway Co filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPH04295707A publication Critical patent/JPH04295707A/ja
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Publication of JP3065367B2 publication Critical patent/JP3065367B2/ja
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道におけるトンネ
ル、橋梁などの線路周辺構造物の軌道に沿う側の三次元
形状の計測を短時間で行えるようにした、線路周辺構造
物の形状計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道における保守点検作業のひとつとし
て、トンネル、橋梁などの線路周辺構造物の経年変化を
調べてそのメンテナンス時期を正確に知るため、これら
の線路周辺構造物の軌道に沿う側の三次元位置座標を求
めて三次元形状を計測することが行われている。
【0003】例えばトンネル壁面の形状計測もそのひと
つであって、この場合に一般に用いられる装置の一例と
しては、従来、特開昭61−275616号公報に示さ
れているようなものがある。図7はこの従来技術に係る
トンネル断面測定装置の概念図、図8はその測定機本体
の外観斜視図である。
【0004】図7に示すように、このトンネル断面測定
装置は、被測定トンネル101 の壁面に測距光線aを
スポット状に投射する光源手段102 と、その反射光
を収束するように光源手段102 から所定距離D1隔
てて配置した受光レンズ103 と、この受光レンズ1
03 で収束される反射光を受光するように、受光レン
ズ103 から所定距離D2隔てて配置した位置検出用
光電変換手段104 を備えている。さらに、光源手段
102 、受光レンズ103 および光電変換手段10
4 を、距離D1の方向と平行な軸線を中心として一体
に回動させる回動手段105 を設けるとともに、この
回動手段105 による測距光線aの投射角を検出する
角度検出手段106 を設け、距離D1及びD2と、光
電変換手段104 および角度検出手段106 のそれ
ぞれの出力とに基づいて被測定トンネルの断面を演算手
段107により演算する構成となっている。
【0005】このように構成されるトンネル断面測定装
置では、受光レンズ103 により光電変換手段104
 上に収束される被測定トンネル101 の壁面でのス
ポット光の位置は、トンネル壁面と回動手段105 に
おける回転中心軸線bとの距離Lに応じて変化する。こ
こで、光電変換手段104 上におけるスポット光の受
光位置の基準位置からの距離をxとすると、距離Lは、
L=(1/x)・D1・D2により与えられる。そこで
、角度検出手段106 から得られる測距光線aの投射
角に応じて光電変換手段104 からの位置情報に基づ
いて距離Lを演算手段107 により求めることによっ
て、被測定トンネル101 の断面を計測するようにし
ている。
【0006】より具体的には、上記トンネル断面測定装
置の測定機本体は、図8に示すように、三脚201 に
設けられた回転制御ユニット202 を備えており、こ
の回転制御ユニット202 によって基線ロッド203
 がその基線(軸線)を中心として回転され、その回転
角度が回転制御ユニット202 内の傾斜計により検出
されるようになっている。基線ロッド203 には、こ
れと一体に回転するように、光源および投光レンズを備
えた光源ユニット204 が設けられるとともに、この
光源ユニット204 の両側にそれぞれ所定距離を隔て
て受光レンズおよび光電変換素子を備えたセンサユニッ
ト205a,205bが設けられている。
【0007】これにより、所要位置に測定機本体を位置
決めし、基線ロッド203 をその基線を中心に回転制
御ユニット202 により回転させながら、光源ユニッ
ト204 からトンネルの壁面にスポット光を投射し、
その反射光をセンサユニット205a,205bで受光
して、各回転角度における基線ロッド203 の基線か
らトンネル壁面までの距離Lを測ってトンネル内の所要
位置におけるその断面形状を計測するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来技術に係るトンネル断面測定装置では、トンネルの
壁面に測距光線をスポット状に投射し、回動手段によっ
て測距光線の投射角度を変えながら所要位置におけるト
ンネルの断面形状を測定するというフライイング・スポ
ット法を用いた構成であるから、トンネル壁面の軌道に
沿う長距離にわたっての三次元形状計測を行う場合、「
軌道に沿って少し移動しては静止して計測」ということ
を繰り返すことになって、計測に時間がかかるという問
題点があった。また、軌道に沿うプラットホーム、橋梁
などの他の線路周辺構造物に関する三次元形状の計測に
おいても同様の問題が生じている。
【0009】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたものであって、トンネル、橋梁などの線路周辺
構造物の軌道に沿う側の三次元形状の計測を短時間で行
うことのできる、線路周辺構造物の形状計測装置の提供
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願の請求項1の線路周辺構造物の形状計測装置
は、軌道上を走行する移動台車と、この移動台車に配設
され、軌道に略直交する面内に放射状をなす面状スリッ
ト光を投射する光源装置と、前記移動台車に前記放射状
をなす面状スリット光にその光軸が交差するように前記
光源装置から一定距離を隔てて配設され、前記光源装置
からの放射状をなす面状スリット光によって線路周辺構
造物の軌道に臨む面に生じる光切断線を撮像する撮像装
置と、この撮像装置によって得られた光切断画像上での
前記光切断線の座標を求める画像処理手段と、この画像
処理手段によって得られた前記光切断線の座標に基づい
て前記線路周辺構造物上での前記光切断線の座標を算出
して前記線路周辺構造物の軌道に沿う側の三次元形状を
求める計算手段とを備えたことを特徴とするものである
。また、請求項2の線路周辺構造物の形状計測装置は、
前記計算手段は、求めた前記線路周辺構造物の軌道に沿
う側の三次元形状データと、与えられた安全上の限界を
示す建築限界データとを比較し、前記線路周辺構造物が
建築限界を侵しているか否かの判定を行うようにしたも
のである。
【0011】
【作用】請求項1の線路周辺構造物の形状計測装置にお
いては、移動台車が軌道上を走行すると、移動台車に配
設された光源装置によって軌道に略直交する面内に放射
状をなす面状スリット光が投射されることにより、線路
周辺構造物の軌道に臨む面に光切断線が軌道に沿って生
成される。この光切断線が移動台車上に配置された撮像
装置によって連続的に次々に撮像される。画像処理手段
は、撮像装置によって得られた各光切断画像上での光切
断線(光切断線像)の座標を求める。そして、計算手段
によって、この画像上での光切断線の座標に基づいて線
路周辺構造物上での光切断線の座標が算出され、線路周
辺構造物の軌道に沿う側の三次元形状が求められる。
【0012】請求項2の線路周辺構造物の形状計測装置
では、上記計算手段によって、求めた線路周辺構造物の
軌道に沿う側の三次元形状データと、与えられた安全上
の限界を示す建築限界データとが比較されるので、さら
に、建築限界に対する検査をも行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例に基づいてこの発明を説明する
。図1はこの発明の一実施例による線路周辺構造物の形
状計測装置の全体構成を示す図、図2はその概略を示す
斜視図、図3は図1に示す撮像装置によって得られる光
切断画像の説明図である。
【0014】図1および図2において、1は軌道、2は
軌道1に沿うその壁面の三次元形状を計測すべきトンネ
ル、3は軌道1上を走行する移動台車である。この実施
例では、移動台車3は図示しない牽引車によって図に示
す走行方向Rに牽引されるようになっている。移動台車
3上には、軌道1に略直交する面内に、図に示すように
、放射状をなす面状スリット光Sを投射する後述する光
源装置4と、この放射状をなす面状スリット光Sによっ
てトンネル2の壁面に生じる光切断線Cを撮像するため
の、CCDテレビカメラ51を備えた後述する撮像装置
5が設けられている。光源装置4はその軸線が軌道1の
軌間の中心に向くように配設されている。撮像装置5の
CCDテレビカメラ51は、1フィールド毎(1/60
秒)に光切断線画像(図3参照)が得られるフィールド
蓄積型であって、放射状をなす面状スリット光Sの面に
その光軸CPが角度θをなして交差するように光源装置
4から走行方向Rに一定距離Aを隔てて配設されている
【0015】上記のCCDテレビカメラ51は、そのカ
メラ視野の縦方向(水平走査線に直交する方向)が光切
断線Cの長さ方向になるように配置されており、この実
施例では、撮像装置5により得られる光切断画像として
は、図3に示すように、同図における左側ほど軌道1に
近い側を示すものとしている。また、光切断画像上にお
いては、横方向をu、縦方向をvとするu−v直交座標
系を設定している。なお、このu−v直交座標系の原点
Oは、図1におけるCCDテレビカメラ51の光軸CP
とCCD撮像素子面との交点に設定されている。
【0016】6は画像処理手段としての後述する画像処
理装置であって、CCDテレビカメラ51からの映像信
号に基づいてその光切断画像上での光切断線Cの座標を
求め、得られたその座標値を計算手段としての計算機(
コンピュータ)7に与えるものである。
【0017】計算機7は、画像処理装置6によって得ら
れた光切断線Cの座標に基づいてトンネル2の壁面上で
の光切断線Cの座標を算出してトンネル壁面の軌道1に
沿ったその三次元形状を求めるとともに、求めたトンネ
ル壁面の三次元形状データと、予め入力されている安全
上の限界を示す建築限界データとを比較し、トンネル2
の壁面が建築限界を侵しているか否かの判定をも行うも
のである。8は、計測されたトンネル2の壁面の三次元
形状、建築限界データとの比較判定結果などが表示され
るグラフィクディスプレイである。
【0018】なお、この実施例では、構造物直交座標系
X−Y−Zは、軌道1の所定位置における軌間の中心を
原点とし、軌道1をX軸、軌道面上にあって軌道1に直
交する方向をY軸、光源装置4の軸線方向をZ軸として
設定してある。
【0019】図4は図1に示す光源装置4を構成する光
源ユニットの構成説明図である。光源ユニット41は、
図に示すように、レーザ光を発する光源としての半導体
レーザ42を有し、その光軸上に、球面レンズを組み合
わせてなる球面凸レンズ群43、3枚の円筒凸レンズで
なるスリット光形成用円筒レンズ群44、及び1枚の円
筒凹レンズでなる広がり角拡大用円筒レンズ45を順に
配置して構成されている。この光源ユニット41によっ
て、球面凸レンズ群43により平行化された半導体レー
ザ42からの光をスリット光形成用円筒レンズ群44に
よってスリット光に形成し、さらに広がり角拡大用円筒
レンズ45のレンズ効果によりその広がり角を拡大して
、厚み数mm、広がり角ψが約80度の輝度の高い扇状
のスリット光を得るようにしている。
【0020】上記の光源装置4は、図示省略しているが
、このような光源ユニット41を光軸をずらせて同一面
上に四組配置して構成されており、これにより、図2に
示すように、広がり角が約 300度の円板形に近い放
射状をなす面状スリット光Sが実現できるようになって
いる。
【0021】図5は図1に示す撮像装置5の構成説明図
である。上述した撮像装置5は、図に示すように、カメ
ラレンズ51aを有するCCDテレビカメラ51と、こ
れに装着される縦横変倍レンズ装置52及び光学フィル
タ53を備えている。ところで、上述したように配置さ
れている、通常のカメラレンズ51aを備えたCCDテ
レビカメラ51のみでは、特に重要となるトンネル2の
壁面の奥行きに関する所要の計測精度(測定精度)を確
保をするために、走査線方向である横方向のカメラ視野
を狭めると、光切断線Cの長さ方向に対応する縦方向の
カメラ視野も狭められて、計測領域が狭くなって好まし
くない。 そこで、この実施例では、計測領域を狭めることなくト
ンネル2の壁面までの所要の奥行き計測精度が得られる
ように上記の縦横変倍レンズ装置52をカメラレンズ5
1aを有するCCDテレビカメラ51に装着するように
している。
【0022】すなわち、縦横変倍レンズ装置52は、図
5に示すように、カメラレンズ51a側から順に、その
光軸上に、カメラレンズ側レンズ群52aと計測対象物
側レンズ群52bとの2つのレンズ群を主面間距離dを
あけて配置してなるものである。カメラレンズ側レンズ
群52aは、CCDテレビカメラ51のカメラ視野の縦
方向(光切断線Cの長さ方向)においてレンズ効果(屈
折作用)を持つ姿勢で配置された、正の焦点距離f1を
持つ1枚の円筒両凸レンズで構成されている。
【0023】また、計測対象物側レンズ群52bは、負
の焦点距離を有し、視野周辺部の収差を取り除くために
その表裏両面からの等距離面が湾曲面をなす円筒平凹レ
ンズを2枚用いて構成されており、その合成焦点距離と
しては負の焦点距離f2を有している。この2枚の円筒
平凹レンズは、ともにカメラ視野の縦方向においてレン
ズ効果を持つ姿勢でその湾曲面のカメラ51からみて凸
側がトンネル壁面側に向けて配置されている。なお、上
記の各円筒レンズは、後述する光学フィルタ53ととも
に、カメラレンズ51aに着脱可能な図示しない枠体に
固定されるようになっている。このような円筒レンズで
構成される両レンズ群52a,52bが、その主面間距
離dがd=f1+f2の関係を満たすように配置されて
いる。
【0024】したがって、この縦横変倍レンズ装置52
によって、カメラレンズ51aを介してCCDテレビカ
メラ51の結像面上に、カメラレンズ51aのみの場合
に比較して、所要の計測精度を確保し得るように設定さ
れた横方向のカメラ視野は同じであって、光切断線Cの
長さ方向に対応する縦方向のカメラ視野が拡大された状
態での光切断線Cの画像が形成されるようになっている
。なお、この場合、縦方向の結像倍率は横方向のそれに
比べて小さくなり、その倍率比は、カメラレンズ側レン
ズ群52aの焦点距離f1と計測対象物側レンズ群52
bの焦点距離f2との比で定められるようになっている
。例えば、f1=90mm、f2=−30mmとすると
、カメラレンズ51aのみの場合に比べ縦方向のカメラ
視野が3倍に拡げられる。
【0025】光学フィルタ53は、放射状をなす面状ス
リット光Sを形成する光源としての半導体レーザ42の
波長(波長域)のみを透過させるためのものである。
【0026】図6は図1に示す画像処理装置6のブロッ
ク図である。この画像処理装置6は、CCDテレビカメ
ラ51から1フィールド毎(1/60秒)に出力される
映像信号により形成される光切断画像上での、Ck(u
,v),k=1 〜Nで表される光切断線の座標(光切
断線像の座標値)を、ビデオレート(1/60秒)にて
全ての水平走査線N(Nは有効走査線の本数で 240
本程度の値である)で求めるようにしたものである(図
3参照)。
【0027】すなわち、画像処理装置6は、図6に示す
ように、CCDテレビカメラ51からの映像信号を増幅
するための増幅器61、この増幅された映像信号を輝度
レベルを有するディジタル信号に変換するためのAD変
換器62、AD変換器62からの信号を平滑化処理する
ための移動平均回路63、移動平均回路63からの信号
を微分処理するための微分回路64、移動平均回路63
からの信号と一定値の輝度レベルを示す設定値とを比較
して光切断線C(光切断線像)に相当する信号を抽出す
るための移動平均値比較回路65、微分回路64及び移
動平均値比較回路65からの信号に基づいて輝度レベル
が最も変化する位置としての光切断線Cの座標を検出す
るためのゼロクロス検出回路66、及び、この検出回路
66によって検出された、1フィールド毎の映像信号に
より形成される光切断画像上での光切断線座標Ck(u
,v),k=1 〜Nのデータを所定のタイミングで計
算機7に与えるために一時格納しておくためのバッファ
67などから構成されている。
【0028】以下、上記構成になる線路周辺構造物の形
状計測装置の動作を説明する。移動台車3が軌道1上を
走行すると、光源装置4によって軌道1に略直交する面
内に放射状をなす面状スリット光Sが投射されることに
より、トンネル2の壁面に光切断線Cが軌道に沿って生
成される。この光切断線Cが移動台車3上に配置された
CCDテレビカメラ51によって1/60秒毎に次々と
撮像される。
【0029】この場合、CCDテレビカメラ51に装着
された縦横変倍レンズ装置52により、トンネル2の壁
面までの所要の奥行き計測精度を確保した状態で光切断
線Cの長さ方向に対応する縦方向のカメラ視野を拡げる
ことができ、光切断線Cのような細長い線状のものであ
っても広い計測領域にわたってこれを撮像することがで
きる。また、CCDテレビカメラ51には光源としての
半導体レーザ42の波長のみを透過させる光学フィルタ
53が装着されているので、太陽光や線路周辺の照明光
に影響されることなく、光切断線Cを明確に撮像するこ
とができる。
【0030】CCDテレビカメラ51からの映像信号は
、1フィールド毎(1/60秒)に画像処理装置6に与
えられる。これを受けて画像処理装置6は、上述したよ
うに、光切断画像上での光切断線Cの座標Ck(u,v
),k=1 〜Nをビデオレート(1/60秒)にて求
め、得られたその1フィールド毎の光切断線座標Ck(
u,v),k=1 〜Nをブランキング時間(約 1.
2msec)の期間に計算機7に与える。
【0031】計算機7は、上記の光切断画像上での光切
断線Cの座標Ck(u,v),k=1〜Nから、以下に
示す式■及び■によりトンネル2の壁面上での光切断線
Cの座標を算出して、トンネル2の1断面形状に対応す
る光切断線Cの三次元座標Pi(Xi,Yi,Zi)を
求める。
【0032】
【表1】
【0033】ここで、mは撮像装置5の撮像倍率、fは
撮像装置5の焦点距離、θは放射状をなす面状スリット
光Sの面と撮像装置5の光軸CPとのなす角度、hは放
射状をなす面状スリット光Sの面と撮像装置5の光軸C
Pとの交点Qの軌道面からの高さである。なお、X軸座
標値は図示しない位置検出器により与えられるようにな
っている。
【0034】移動台車3が軌道1上を移動しながら、こ
のようにして、トンネル2の1断面形状に対応する光切
断線Cの三次元座標Pi(Xi,Yi,Zi)が1/6
0秒毎に順次求められる。これによって、この三次元座
標Pi(Xi,Yi,Zi)を軌道1に沿って積み重ね
た、トンネル2の壁面の三次元座標Pi(Xi,Yi,
Zi),i=1 〜nを求めることができ、トンネル壁
面の軌道1に沿ったその三次元形状を短時間で計測する
ことができる。これらのトンネル壁面の三次元形状デー
タPi(Xi,Yi,Zi),i=1 〜nは、計算機
7のメモリに格納されるとともにグラフィクディスプレ
イ8に表示される。
【0035】また、計算機7では、上記のトンネル2の
1断面形状に対応する光切断線Cの三次元座標Pi(X
i,Yi,Zi)が得られる毎に、この三次元形状デー
タと予め入力されている安全上の限界を示す建築限界デ
ータとを比較し、トンネル2の壁面が建築限界を侵して
いるか否かの判定を行う。そして、その偏差値などがグ
ラフィクディスプレイ8に表示される。これにより、移
動台車3が軌道1上を移動しながら建築限界に対する検
査をも行うことができる。
【0036】なお、上記実施例では一つの撮像装置5と
一つの画像処理装置6とを一組とする単一のチャンネル
で構成した例について説明したが、これに限定されるこ
となく、光切断線を撮像するための撮像装置と画像処理
装置とを複数チャンネルで構成するようにしてもよい。 このことによって、計測領域を分割して個々の撮像装置
のカメラ視野を狭めることができ、計測精度をより向上
させることもできる。また、この場合、個々の撮像装置
のカメラ視野の大きさをそれぞれ変えることもでき、特
に高い精度が要求される計測領域部分を担当する特定の
撮像装置のカメラ視野をより狭めるようにすることも可
能となる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の線路周辺構造物の形状計測装
置によれば、軌道上を走行する移動台車に、軌道に略直
交する面内に放射状をなす面状スリット光を投射する光
源装置とこの放射状をなす面状スリット光によって線路
周辺構造物の軌道に臨む面に生じる光切断線を撮像する
撮像装置を配設してあるので、移動台車が軌道上を走行
しながら、線路周辺構造物の軌道に臨む面に軌道に沿っ
て生じる光切断線を撮像装置によって連続的に次々に撮
像してその光切断画像を得ることができ、この光切断画
像上での光切断線の座標に基づいて、線路周辺構造物上
での光切断線の座標を計算手段によって算出してこの構
造物の軌道に沿う側の三次元形状を計測するように構成
したものであるから、トンネル、橋梁などの線路周辺構
造物の軌道に沿う側の三次元形状の計測に要する時間を
従来に比べ著しく短縮することができる。
【0038】また、請求項2の線路周辺構造物の形状計
測装置よれば、上記の効果に加え、計算手段は、求めた
線路周辺構造物の軌道に沿う側の三次元形状データと、
与えられた安全上の限界を示す建築限界データとを比較
し、線路周辺構造物が建築限界を侵しているか否かの判
定をも行うので、建築限界に対する検査も簡単に行うこ
とができ、鉄道での保守点検作業のいっそうの能率向上
に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による線路周辺構造物の形
状計測装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す形状計測装置の概略を示す斜視図で
ある。
【図3】図1に示す撮像装置によって得られる光切断画
像の説明図である。
【図4】図1に示す光源装置を構成する光源ユニットの
構成説明図である。
【図5】図1に示す撮像装置の構成説明図である。
【図6】図1に示す画像処理装置のブロック図である。
【図7】従来技術に係るトンネル断面測定装置の概念図
である。
【図8】図7に示すトンネル断面測定装置の測定機本体
の外観斜視図である。
【符号の説明】
1…軌道  2…トンネル  3…移動台車  4…光
源装置  41…光源ユニット 42…半導体レーザ  43…球面凸レンズ群  44
…スリット光形成用円筒レンズ群 45…広がり角拡大用円筒レンズ  5…撮像装置  
51…CCDテレビカメラ  51a…カメラレンズ 
 52…縦横変倍レンズ装置  53…光学フィルタ 
 6…画像処理装置  7…計算機  S…放射状をな
す面状スリット光  C…光切断線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軌道上を走行する移動台車と、この移
    動台車に配設され、軌道に略直交する面内に放射状をな
    す面状スリット光を投射する光源装置と、前記移動台車
    に前記放射状をなす面状スリット光にその光軸が交差す
    るように前記光源装置から所定距離を隔てて配設され、
    前記光源装置からの放射状をなす面状スリット光によっ
    て線路周辺構造物の軌道に臨む面に生じる光切断線を撮
    像する撮像装置と、この撮像装置によって得られた光切
    断画像上での前記光切断線の座標を求める画像処理手段
    と、この画像処理手段によって得られた前記光切断線の
    座標に基づいて前記線路周辺構造物上での前記光切断線
    の座標を算出して前記線路周辺構造物の軌道に沿う側の
    三次元形状を求める計算手段とを備えたことを特徴とす
    る線路周辺構造物の形状計測装置。
  2. 【請求項2】  前記計算手段は、求めた前記線路周辺
    構造物の軌道に沿う側の三次元形状データと、与えられ
    た安全上の限界を示す建築限界データとを比較し、前記
    線路周辺構造物が建築限界を侵しているか否かの判定を
    行うことを特徴とする請求項1記載の線路周辺構造物の
    形状計測装置。
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