JPH04294924A - 鋼管の切断長さ制御装置 - Google Patents
鋼管の切断長さ制御装置Info
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- JPH04294924A JPH04294924A JP5652991A JP5652991A JPH04294924A JP H04294924 A JPH04294924 A JP H04294924A JP 5652991 A JP5652991 A JP 5652991A JP 5652991 A JP5652991 A JP 5652991A JP H04294924 A JPH04294924 A JP H04294924A
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- Japan
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- cutting
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- cut
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ストレッチレデュー
サーミルを有する継目無鋼管製造設備で製造された長尺
素管を、複数本の定尺製品に切断するに際して、長尺素
管の先後端に生成される増肉部の長さを正確に把握し、
切断長さが製品目標長さ以内に入る範囲内において、可
能なかぎり1本当たりの切断長さを長くするように制御
する鋼管の切断長さ制御装置に関する。
サーミルを有する継目無鋼管製造設備で製造された長尺
素管を、複数本の定尺製品に切断するに際して、長尺素
管の先後端に生成される増肉部の長さを正確に把握し、
切断長さが製品目標長さ以内に入る範囲内において、可
能なかぎり1本当たりの切断長さを長くするように制御
する鋼管の切断長さ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】継目無鋼管を製造するためのストレッチ
レデューサーは、3ロールのスタンドを連続的に多数ス
タンド配列し、継目無素管の外形を順次圧延しながら相
隣るスタンドのロール周速に差を与え、管軸方向に引張
力を加えることにより、その肉厚を制御する設備である
。その特徴を以下に列挙すると次のとおりである。
レデューサーは、3ロールのスタンドを連続的に多数ス
タンド配列し、継目無素管の外形を順次圧延しながら相
隣るスタンドのロール周速に差を与え、管軸方向に引張
力を加えることにより、その肉厚を制御する設備である
。その特徴を以下に列挙すると次のとおりである。
【0003】(1)素管寸法を大きくできる。スタンド
間に張力を働かせることにより、肉厚減少が可能であり
、また外径リダクションも大きくとれる。 (2)素管寸法の集約が可能である。同一の素管寸法か
ら各種寸法の製品が得られる。 (3)外径、肉厚減少率を大きくとれるので、管端切捨
ロスが大きくなる欠点があったが、計算機制御の導入に
よる回転数制御によって管端切捨ロスが少なくなってき
た。
間に張力を働かせることにより、肉厚減少が可能であり
、また外径リダクションも大きくとれる。 (2)素管寸法の集約が可能である。同一の素管寸法か
ら各種寸法の製品が得られる。 (3)外径、肉厚減少率を大きくとれるので、管端切捨
ロスが大きくなる欠点があったが、計算機制御の導入に
よる回転数制御によって管端切捨ロスが少なくなってき
た。
【0004】上述のような特徴があるので、ストレッチ
レデューサーは、マンドレルミルやプラグミルと組み合
わされて使用される。
レデューサーは、マンドレルミルやプラグミルと組み合
わされて使用される。
【0005】図4はストレッチレデューサーが、マンド
レルミルと組み合わされて使用されている継目無管の製
造工程を示す工程図である。継目無管の素材である丸鋼
片31が、回転式の鋼片加熱炉32で所定の温度まで加
熱される。そして、穿孔機33で丸鋼片31の中心に中
空部が穿孔され、第一段階の中空素管34が造られる。 この中空素管34は、引き続きマンドレル35と軸芯が
水平と垂直交互に配置された複数組の2ロール36とか
ら構成されるマンドレルミル37により圧延されて、肉
厚が減肉されて長く延びた第二段階の中空素管38がで
きる。この第二段階の中空素管38はウォーキングビー
ムタイプの再加熱炉39で加熱される。そして、ストレ
ッチレデューサー40で前述のようにして圧延され、所
定の製品形状となり、冷却台41で冷却された後切断機
42で製品長さに切断される。
レルミルと組み合わされて使用されている継目無管の製
造工程を示す工程図である。継目無管の素材である丸鋼
片31が、回転式の鋼片加熱炉32で所定の温度まで加
熱される。そして、穿孔機33で丸鋼片31の中心に中
空部が穿孔され、第一段階の中空素管34が造られる。 この中空素管34は、引き続きマンドレル35と軸芯が
水平と垂直交互に配置された複数組の2ロール36とか
ら構成されるマンドレルミル37により圧延されて、肉
厚が減肉されて長く延びた第二段階の中空素管38がで
きる。この第二段階の中空素管38はウォーキングビー
ムタイプの再加熱炉39で加熱される。そして、ストレ
ッチレデューサー40で前述のようにして圧延され、所
定の製品形状となり、冷却台41で冷却された後切断機
42で製品長さに切断される。
【0006】継目無素管は、ストレッチレデューサー4
0でスタンド間に張力を働かせながら圧延しているので
あるが、材料の先端が次のスタンドに噛み込まれるまで
、あるいは後端が噛み出されてから次のスタンドに達す
るまでの間は張力が働かないので、前後端に増肉部が生
成される。そして、継目無素管のこのような増肉部は、
従来製品寸法毎にあらかじめ決められたクロップ長さで
切断し、その後同じくあらかじめ決められた切断長さで
製品に切断するようにしていた。
0でスタンド間に張力を働かせながら圧延しているので
あるが、材料の先端が次のスタンドに噛み込まれるまで
、あるいは後端が噛み出されてから次のスタンドに達す
るまでの間は張力が働かないので、前後端に増肉部が生
成される。そして、継目無素管のこのような増肉部は、
従来製品寸法毎にあらかじめ決められたクロップ長さで
切断し、その後同じくあらかじめ決められた切断長さで
製品に切断するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の継目無素管の切断方法には、次のような問題点
があった。 (1)ストレッチレデューサーにおける圧延制御がうま
くいっていない場合、増肉部分が通常よりも長くなり、
増肉部分が製品予定部分にのこるので、肉厚不良の製品
が発生する。 (2)ストレッチレデューサーにおける圧延制御が非常
にうまくいる場合、増肉部分が通常よりも短くなり、製
品として使用できる部分が切捨てられてしまう。
た従来の継目無素管の切断方法には、次のような問題点
があった。 (1)ストレッチレデューサーにおける圧延制御がうま
くいっていない場合、増肉部分が通常よりも長くなり、
増肉部分が製品予定部分にのこるので、肉厚不良の製品
が発生する。 (2)ストレッチレデューサーにおける圧延制御が非常
にうまくいる場合、増肉部分が通常よりも短くなり、製
品として使用できる部分が切捨てられてしまう。
【0008】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消し、継目無素管の増肉部分の長さを正確に実測
し、残りの正常部分を製品目標長さの限度内でできるだ
け長く切断するように制御する鋼管の切断長さ制御装置
を提供することを目的としている。
点を解消し、継目無素管の増肉部分の長さを正確に実測
し、残りの正常部分を製品目標長さの限度内でできるだ
け長く切断するように制御する鋼管の切断長さ制御装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る鋼管の切
断長さ制御装置は、ストレッチレデューサーミルを有す
る継目無鋼管製造設備で製造された長尺素管を複数本の
定尺製品に切断する鋼管の切断長さ制御装置において、
ストレッチレデューサーミル出側で長尺素管の経時的な
通過長さの変化を連続して測定する長さ測定器と、同じ
くストレッチレデューサーミル出側で長尺素管の全長に
わたって経時的に変化する肉厚を連続して測定する肉厚
測定器と、前記長さ測定器からの長さ信号とこの肉厚測
定器から送られてくる長尺素管の全長にわたる連続した
肉厚信号とから長尺素管の先後端の増肉部の長さおよび
長尺素管の全長を判断する増肉部長さ判断手段と、この
増肉部長さ判断手段により把握した増肉部長さの合計と
、あらかじめ設定してある切り代のあらかじめ設定して
ある切断本数倍の長さとを、前記長尺素管の全長から差
し引いて切断本数で除することにより、1本当たりの切
断長さを演算する切断長さ演算手段と、演算した1本当
たりの切断長さが製品目標長さの下限以上かつ製品目標
長さの上限以下であるかどうかを判断する製品適正長さ
判断手段と、演算した1本当たりの切断長さが製品目標
長さの下限以上かつ製品目標長さの上限以下であるとき
には、前期把握した増肉部を除去するとともに演算した
1本当たりの切断長さで切断するように、また演算した
1本当たりの切断長さが製品目標長さ未満または製品目
標長さを超えるときには、あらかじめ設定されているク
ロップ長さで先後端クロップを切断するとともに、正常
部を同じくあらかじめ設定されている切断長さで切断す
るよう切断設備の制御系統に指令を発する切断長さ制御
手段とからなるものである。
断長さ制御装置は、ストレッチレデューサーミルを有す
る継目無鋼管製造設備で製造された長尺素管を複数本の
定尺製品に切断する鋼管の切断長さ制御装置において、
ストレッチレデューサーミル出側で長尺素管の経時的な
通過長さの変化を連続して測定する長さ測定器と、同じ
くストレッチレデューサーミル出側で長尺素管の全長に
わたって経時的に変化する肉厚を連続して測定する肉厚
測定器と、前記長さ測定器からの長さ信号とこの肉厚測
定器から送られてくる長尺素管の全長にわたる連続した
肉厚信号とから長尺素管の先後端の増肉部の長さおよび
長尺素管の全長を判断する増肉部長さ判断手段と、この
増肉部長さ判断手段により把握した増肉部長さの合計と
、あらかじめ設定してある切り代のあらかじめ設定して
ある切断本数倍の長さとを、前記長尺素管の全長から差
し引いて切断本数で除することにより、1本当たりの切
断長さを演算する切断長さ演算手段と、演算した1本当
たりの切断長さが製品目標長さの下限以上かつ製品目標
長さの上限以下であるかどうかを判断する製品適正長さ
判断手段と、演算した1本当たりの切断長さが製品目標
長さの下限以上かつ製品目標長さの上限以下であるとき
には、前期把握した増肉部を除去するとともに演算した
1本当たりの切断長さで切断するように、また演算した
1本当たりの切断長さが製品目標長さ未満または製品目
標長さを超えるときには、あらかじめ設定されているク
ロップ長さで先後端クロップを切断するとともに、正常
部を同じくあらかじめ設定されている切断長さで切断す
るよう切断設備の制御系統に指令を発する切断長さ制御
手段とからなるものである。
【0010】
【作用】この発明に係る鋼管の切断長さ制御装置におい
ては、ストレッチレデューサーミル出側で通過する長尺
素管の経時的な通過長さを長さ測定器で、また長尺素管
の経時的な肉厚変動を肉厚測定器で測定している。そし
て、長さ測定器で測定された長さ信号および肉厚測定器
で測定された肉厚信号は、増肉部長さ判断手段に送られ
る。増肉部長さ判断手段はあらかじめ設定してある肉厚
レベルを超えた長さの範囲を増肉部と判断し、増肉部長
さの合計を演算する。
ては、ストレッチレデューサーミル出側で通過する長尺
素管の経時的な通過長さを長さ測定器で、また長尺素管
の経時的な肉厚変動を肉厚測定器で測定している。そし
て、長さ測定器で測定された長さ信号および肉厚測定器
で測定された肉厚信号は、増肉部長さ判断手段に送られ
る。増肉部長さ判断手段はあらかじめ設定してある肉厚
レベルを超えた長さの範囲を増肉部と判断し、増肉部長
さの合計を演算する。
【0011】演算された増肉部長さの合計は切断長さ演
算手段に入力され、この増肉部長さの合計と、あらかじ
め設定された切り代にあらかじめ設定された切断本数を
掛け合わせた長さとが、前記長さ測定器から入力されて
いる長尺素管の全長から差し引かれ、残った長さが前記
あらかじめ設定された切断本数で除されることにより、
製品1本当たりの切断長さが演算される。
算手段に入力され、この増肉部長さの合計と、あらかじ
め設定された切り代にあらかじめ設定された切断本数を
掛け合わせた長さとが、前記長さ測定器から入力されて
いる長尺素管の全長から差し引かれ、残った長さが前記
あらかじめ設定された切断本数で除されることにより、
製品1本当たりの切断長さが演算される。
【0012】演算された製品1本当たりの切断長さは、
製品適正長さ判断手段に入力され、あらかじめ設定され
ている製品目標長さ下限以上かつ製品目標長さ上限以下
にあるかどうか判断される。
製品適正長さ判断手段に入力され、あらかじめ設定され
ている製品目標長さ下限以上かつ製品目標長さ上限以下
にあるかどうか判断される。
【0013】製品適正長さ判断手段での判断結果は切断
制御手段に入力され、切断制御手段は切断長さが許容範
囲内のときには、切断長さ演算手段で演算した長さで切
断するように、また、切断長さが許容範囲外のときには
、あらかじめ設定された切断長さで切断するように切断
設備の制御系統に指令を発する。
制御手段に入力され、切断制御手段は切断長さが許容範
囲内のときには、切断長さ演算手段で演算した長さで切
断するように、また、切断長さが許容範囲外のときには
、あらかじめ設定された切断長さで切断するように切断
設備の制御系統に指令を発する。
【0014】本発明に係る鋼管の切断長さ制御装置を使
用することにより、極力増肉部のみを切捨てるようにな
るので、製品歩留が向上するとともに肉厚不良の製品が
発生することもない。
用することにより、極力増肉部のみを切捨てるようにな
るので、製品歩留が向上するとともに肉厚不良の製品が
発生することもない。
【0015】
【実施例】本発明の1実施例の鋼管の切断長さ制御装置
を、図1により説明する。図1は本発明の1実施例の鋼
管の切断長さ制御装置の構成を示すブロック図であるが
、本発明の1実施例の鋼管の切断長さ制御装置は、スト
レッチレデューサーミル出側で長尺素管の経時的な通過
長さの変化を連続して測定する長さ測定器1と、同じく
ストレッチレデューサーミル出側で長尺素管の全長にわ
たって経時的に変化する肉厚を連続して測定する肉厚測
定器2と、前記長さ測定器1からの長さ信号とこの肉厚
測定器2から送られてくる長尺素管の全長にわたる連続
した肉厚信号とから長尺素管の先後端の増肉部の長さお
よび長尺素管の全長を判断する増肉部長さ判断手段3と
、この増肉部長さ判断手段3により把握した増肉部長さ
の合計と、あらかじめ設定してある切り代のあらかじめ
設定してある切断本数倍の長さとを、前記長尺素管の全
長から差し引いて切断本数で除することにより、1本当
たりの切断長さを演算する切断長さ演算手段4と、演算
した1本当たりの切断長さが製品目標長さの下限以上か
つ製品目標長さの上限以下であるかどうかを判断する製
品適正長さ判断手段5と、演算した1本当たりの切断長
さが製品目標長さの下限以上かつ製品目標長さの上限以
下であるときには、前期把握した増肉部を除去するとと
もに演算した1本当たりの切断長さで切断するように、
また演算した1本当たりの切断長さが製品目標長さ未満
または製品目標長さを超えるときには、あらかじめ設定
されているクロップ長さで先後端クロップを切断すると
ともに、正常部を同じくあらかじめ設定されている切断
長さで切断するよう切断設備の制御系統に指令を発する
切断長さ制御手段6とから構成されている。そして、増
肉部長さ判断手段3には、設定器7により製品肉厚上限
値が設定され、切断長さ演算手段4には、設定器8によ
り切り代および切断本数が設定され、製品適正長さ判断
手段5には、設定器9により製品目標長さの下限値およ
び上限値が設定されるようになっている。
を、図1により説明する。図1は本発明の1実施例の鋼
管の切断長さ制御装置の構成を示すブロック図であるが
、本発明の1実施例の鋼管の切断長さ制御装置は、スト
レッチレデューサーミル出側で長尺素管の経時的な通過
長さの変化を連続して測定する長さ測定器1と、同じく
ストレッチレデューサーミル出側で長尺素管の全長にわ
たって経時的に変化する肉厚を連続して測定する肉厚測
定器2と、前記長さ測定器1からの長さ信号とこの肉厚
測定器2から送られてくる長尺素管の全長にわたる連続
した肉厚信号とから長尺素管の先後端の増肉部の長さお
よび長尺素管の全長を判断する増肉部長さ判断手段3と
、この増肉部長さ判断手段3により把握した増肉部長さ
の合計と、あらかじめ設定してある切り代のあらかじめ
設定してある切断本数倍の長さとを、前記長尺素管の全
長から差し引いて切断本数で除することにより、1本当
たりの切断長さを演算する切断長さ演算手段4と、演算
した1本当たりの切断長さが製品目標長さの下限以上か
つ製品目標長さの上限以下であるかどうかを判断する製
品適正長さ判断手段5と、演算した1本当たりの切断長
さが製品目標長さの下限以上かつ製品目標長さの上限以
下であるときには、前期把握した増肉部を除去するとと
もに演算した1本当たりの切断長さで切断するように、
また演算した1本当たりの切断長さが製品目標長さ未満
または製品目標長さを超えるときには、あらかじめ設定
されているクロップ長さで先後端クロップを切断すると
ともに、正常部を同じくあらかじめ設定されている切断
長さで切断するよう切断設備の制御系統に指令を発する
切断長さ制御手段6とから構成されている。そして、増
肉部長さ判断手段3には、設定器7により製品肉厚上限
値が設定され、切断長さ演算手段4には、設定器8によ
り切り代および切断本数が設定され、製品適正長さ判断
手段5には、設定器9により製品目標長さの下限値およ
び上限値が設定されるようになっている。
【0016】次に、本発明の1実施例の鋼管の切断長さ
制御装置を使用して、鋼管の切断長さを制御する方法を
説明する。図2の説明図に示すように、ストレッチレデ
ューサーで圧延した全長がLの素管11のトップクロッ
プ(素管先端の製品肉厚の上限を超えている部分)の長
さがlc1、ボトムクロップ(素管後端の製品肉厚の上
限を超えている部分)の長さがlc2で、このlc1お
よびlc2の部分を除いて、残りを切り代kでn等分に
切断する場合で説明する。前記長さ測定器1からの長さ
信号と肉厚測定器2から送られてくる長尺素管の全長に
わたる連続した肉厚信号とから、増肉部長さ判断手段3
には、図3のグラフに示すように、横軸に素管の先端か
らの位置、縦軸に肉厚の変動を示すような形で素管全長
にわたる肉厚信号がもたらされる。そして、あらかじめ
設定してある製品肉厚上限値と比較されることにより、
先後端クロップ長さlc1およびlc2が判断される。
制御装置を使用して、鋼管の切断長さを制御する方法を
説明する。図2の説明図に示すように、ストレッチレデ
ューサーで圧延した全長がLの素管11のトップクロッ
プ(素管先端の製品肉厚の上限を超えている部分)の長
さがlc1、ボトムクロップ(素管後端の製品肉厚の上
限を超えている部分)の長さがlc2で、このlc1お
よびlc2の部分を除いて、残りを切り代kでn等分に
切断する場合で説明する。前記長さ測定器1からの長さ
信号と肉厚測定器2から送られてくる長尺素管の全長に
わたる連続した肉厚信号とから、増肉部長さ判断手段3
には、図3のグラフに示すように、横軸に素管の先端か
らの位置、縦軸に肉厚の変動を示すような形で素管全長
にわたる肉厚信号がもたらされる。そして、あらかじめ
設定してある製品肉厚上限値と比較されることにより、
先後端クロップ長さlc1およびlc2が判断される。
【0017】増肉部長さ判断手段3により判断された先
後端クロップ長さlc1およびlc2と、前記長さ測定
器1から得られる素管の全長L値は、切断長さ演算手段
4に入力される。そして、切断長さ演算手段4では、あ
らかじめ設定してある切り代kおよび切断本数nとを用
いて、切断長さl0(仮の切断長さ)を数1の式に基づ
き演算する。
後端クロップ長さlc1およびlc2と、前記長さ測定
器1から得られる素管の全長L値は、切断長さ演算手段
4に入力される。そして、切断長さ演算手段4では、あ
らかじめ設定してある切り代kおよび切断本数nとを用
いて、切断長さl0(仮の切断長さ)を数1の式に基づ
き演算する。
【0018】
【数1】
【0019】この演算された切断長さl0は、製品適正
長さ判断手段5に入力され、あらかじめ設定してある製
品目標長さ下限値および製品目標長さ上限値と数2の式
の関係にあるかどうかが判断される。
長さ判断手段5に入力され、あらかじめ設定してある製
品目標長さ下限値および製品目標長さ上限値と数2の式
の関係にあるかどうかが判断される。
【0020】
【数2】
【0021】そして、数2の関係を満足しているか否か
の信号が切断長さ制御手段6に送られ、満足していると
きには、クロップ長さは前記lc1およびlc2で切断
し、製品長さは前記l0で切断するように、また満足し
ていないときには、クロップ長さおよび製品長さともあ
らかじめ設定してある長さで切断するように、切断設備
の制御系統に指令を発する。
の信号が切断長さ制御手段6に送られ、満足していると
きには、クロップ長さは前記lc1およびlc2で切断
し、製品長さは前記l0で切断するように、また満足し
ていないときには、クロップ長さおよび製品長さともあ
らかじめ設定してある長さで切断するように、切断設備
の制御系統に指令を発する。
【0022】
【発明の効果】この発明により、鋼管の製品歩留が向上
するとともに、製品の肉厚不良の発生が防止できる。
するとともに、製品の肉厚不良の発生が防止できる。
【図1】本発明の1実施例の鋼管の切断長さ制御装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】素管の切断状況を示す説明図である。
【図3】素管の肉厚の変動状況を示すグラフである。
【図4】継目無管の製造工程を示す工程図である。
1 長さ測定器
2 肉厚測定器
3 増肉部長さ判断手段
4 切断長さ演算手段
5 製品適正長さ判断手段
6 切断長さ制御手段
7 設定器
8 設定器
9 設定器
Claims (1)
- 【請求項1】 ストレッチレデューサーミルを有する
継目無鋼管製造設備で製造された長尺素管を複数本の定
尺製品に切断する鋼管の切断長さ制御装置において、ス
トレッチレデューサーミル出側で長尺素管の経時的な通
過長さの変化を連続して測定する長さ測定器と、同じく
ストレッチレデューサーミル出側で長尺素管の全長にわ
たって経時的に変化する肉厚を連続して測定する肉厚測
定器と、前記長さ測定器からの長さ信号とこの肉厚測定
器から送られてくる長尺素管の全長にわたる連続した肉
厚信号とから長尺素管の先後端の増肉部の長さおよび長
尺素管の全長を判断する増肉部長さ判断手段と、この増
肉部長さ判断手段により把握した増肉部長さの合計と、
あらかじめ設定してある切り代のあらかじめ設定してあ
る切断本数倍の長さとを、前記長尺素管の全長から差し
引いて切断本数で除することにより、1本当たりの切断
長さを演算する切断長さ演算手段と、演算した1本当た
りの切断長さが製品目標長さの下限以上かつ製品目標長
さの上限以下であるかどうかを判断する製品適正長さ判
断手段と、演算した1本当たりの切断長さが製品目標長
さの下限以上かつ製品目標長さの上限以下であるときに
は、前期把握した増肉部を除去するとともに演算した1
本当たりの切断長さで切断するように、また演算した1
本当たりの切断長さが製品目標長さ下限未満または製品
目標長さ上限を超えるときには、あらかじめ設定されて
いるクロップ長さで先後端クロップを切断するとともに
、正常部を同じくあらかじめ設定されている切断長さで
切断するよう切断設備の制御系統に指令を発する切断長
さ制御手段とからなることを特徴とする鋼管の切断長さ
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5652991A JPH04294924A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 鋼管の切断長さ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5652991A JPH04294924A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 鋼管の切断長さ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04294924A true JPH04294924A (ja) | 1992-10-19 |
Family
ID=13029630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5652991A Pending JPH04294924A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 鋼管の切断長さ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04294924A (ja) |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP5652991A patent/JPH04294924A/ja active Pending
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