JPH0428918B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0428918B2 JPH0428918B2 JP60233247A JP23324785A JPH0428918B2 JP H0428918 B2 JPH0428918 B2 JP H0428918B2 JP 60233247 A JP60233247 A JP 60233247A JP 23324785 A JP23324785 A JP 23324785A JP H0428918 B2 JPH0428918 B2 JP H0428918B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- port
- rotor
- compression
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 claims description 51
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 48
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 48
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 37
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 9
- 230000003584 silencer Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 3
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 1
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 1
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/12—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
- F04C29/122—Arrangements for supercharging the working space
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/08—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C18/12—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
- F04C18/14—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
- F04C18/16—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with helical teeth, e.g. chevron-shaped, screw type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、空気、冷媒及びその他のガスを圧縮
するスクリユー圧縮機に関する。
するスクリユー圧縮機に関する。
従来のスクリユー圧縮機の構造は例えば特公昭
56−17559に示されている。雌雄一対のロータに
はねじれた山が刻まれ、山と山との間に形成され
る溝が圧縮空間となる。ロータの外周部及び端部
は、ガスの吸込口と吐出口を除いて、せまいすき
まを介してケーシングと接し、ロータは実質的に
ケーシングに包み込まれた形となつている。この
ため、ロータに刻まれた溝は吸込行程及び吐出行
程以外は閉じた空間を形成し、この空間容積がロ
ータの回転に伴つて変化(縮少)することにより
ガスの吸込み、圧縮及び吐出が行われる。
56−17559に示されている。雌雄一対のロータに
はねじれた山が刻まれ、山と山との間に形成され
る溝が圧縮空間となる。ロータの外周部及び端部
は、ガスの吸込口と吐出口を除いて、せまいすき
まを介してケーシングと接し、ロータは実質的に
ケーシングに包み込まれた形となつている。この
ため、ロータに刻まれた溝は吸込行程及び吐出行
程以外は閉じた空間を形成し、この空間容積がロ
ータの回転に伴つて変化(縮少)することにより
ガスの吸込み、圧縮及び吐出が行われる。
この圧縮機では、ロータ間及びロータケーシン
グ間にはすきまが設けられるが、このすきまを介
して、高圧側の溝から低圧側の溝へ高温のガスが
漏れる。この高温ガスは吸込行程中の溝にも漏
れ、溝の一部を占拠して圧縮機の吸込効率を低下
させる。
グ間にはすきまが設けられるが、このすきまを介
して、高圧側の溝から低圧側の溝へ高温のガスが
漏れる。この高温ガスは吸込行程中の溝にも漏
れ、溝の一部を占拠して圧縮機の吸込効率を低下
させる。
吐出圧力が7Kg/cm2gの単段空気圧縮機を例に
とると、その吐出ガス温度は300℃以上にもなり、
また、すきまを漏れるときは、すきまの前後でほ
とんど温度は変らないので、吸込行程中の溝に漏
れた空気の容積は、吸込温度に換算した同じ量の
空気容積と比べて約2倍にもなる。したがつて、
吸込終了時の溝に占める空気量は漏れのない場合
と比べて少なくなり、一方、吸込状態から空気を
吐出圧力まで圧縮する仕事は、空気の容積が同じ
とき空気温度にはほとんど無関係であるが、吸込
終了時の温度が高いほど、同じ容積であつても重
量流量が小さくなるので単位空気重量当りの仕事
量が増え、圧縮機の効率が悪くなる。
とると、その吐出ガス温度は300℃以上にもなり、
また、すきまを漏れるときは、すきまの前後でほ
とんど温度は変らないので、吸込行程中の溝に漏
れた空気の容積は、吸込温度に換算した同じ量の
空気容積と比べて約2倍にもなる。したがつて、
吸込終了時の溝に占める空気量は漏れのない場合
と比べて少なくなり、一方、吸込状態から空気を
吐出圧力まで圧縮する仕事は、空気の容積が同じ
とき空気温度にはほとんど無関係であるが、吸込
終了時の温度が高いほど、同じ容積であつても重
量流量が小さくなるので単位空気重量当りの仕事
量が増え、圧縮機の効率が悪くなる。
以上には空気圧縮機を例にとつて説明したが、
空気に限らず、他のガスを圧縮する場合も同じよ
うな問題が起きる。
空気に限らず、他のガスを圧縮する場合も同じよ
うな問題が起きる。
本発明の目的は、圧縮行程側および吐出口から
両ロータの噛合い部を経て吸込側の圧縮空間に漏
れる高温ガスによる悪影響を最小限にし、効率を
向上させることにある。
両ロータの噛合い部を経て吸込側の圧縮空間に漏
れる高温ガスによる悪影響を最小限にし、効率を
向上させることにある。
〔発明の概要〕
本発明は、スクリユー圧縮機のケーシングボア
の吐出端面上またはその近くに、吐出ポートとは
独立しかつ吸込行程終了近くの圧縮空間と連通す
る掃気ポートを設け、圧縮空間に吸込まれた吸込
ガスの慣性を利用して、圧縮空間内に高圧側から
漏れた高温ガスを圧縮機の外部へ排除するもので
ある。
の吐出端面上またはその近くに、吐出ポートとは
独立しかつ吸込行程終了近くの圧縮空間と連通す
る掃気ポートを設け、圧縮空間に吸込まれた吸込
ガスの慣性を利用して、圧縮空間内に高圧側から
漏れた高温ガスを圧縮機の外部へ排除するもので
ある。
以下、本発明の一実施例を第1図〜第10図に
より説明する。第1図において、1は雄ロータ、
3はケーシング、4はロータの吸込側と接するS
ケーシング、5はロータ軸の吐出側端部を覆うD
カバーである。ロータには吸込側及び吐出側にそ
れぞれ軸6及び軸7が形成され、吸込側の軸6は
円筒コロ軸受8で、また吐出側の軸7は円筒コロ
軸受9及び組合せアンギユラ玉軸受10でそれぞ
れ支持されている。また、圧縮室の気密を保つた
めに、吸込側の軸6及び吐出側の軸7にはそれぞ
れ軸封11及び12が設けられ、さらに、軸受の
潤滑油が軸封部から漏れて圧縮空間に入るのを防
ぐために、油切り13及び14がそれぞれ取付け
られている。
より説明する。第1図において、1は雄ロータ、
3はケーシング、4はロータの吸込側と接するS
ケーシング、5はロータ軸の吐出側端部を覆うD
カバーである。ロータには吸込側及び吐出側にそ
れぞれ軸6及び軸7が形成され、吸込側の軸6は
円筒コロ軸受8で、また吐出側の軸7は円筒コロ
軸受9及び組合せアンギユラ玉軸受10でそれぞ
れ支持されている。また、圧縮室の気密を保つた
めに、吸込側の軸6及び吐出側の軸7にはそれぞ
れ軸封11及び12が設けられ、さらに、軸受の
潤滑油が軸封部から漏れて圧縮空間に入るのを防
ぐために、油切り13及び14がそれぞれ取付け
られている。
軸封11と油切り13との間、及び軸封12と
油切り14との間には、万一油切りから油が漏れ
ても軸封部に油が侵入しないようにそれぞれガス
抜き穴15及び16が設けられている。
油切り14との間には、万一油切りから油が漏れ
ても軸封部に油が侵入しないようにそれぞれガス
抜き穴15及び16が設けられている。
第2図に示すように、雄ロータ1は雌ロータ2
とかみ合つて、めがね形に交差したボア17及び
18の中でそれぞれ回転する。雄ロータ1の軸端
には第1図のようにタイミングギヤ19が設けら
れ、図示されていない雌ロータ2側のタイミング
ギヤとかみ合つている。このタイミングギヤによ
つて両ロータ12の回転角は互いに同期しせまい
隙間を介して、互いに接触しない状態で回転す
る。
とかみ合つて、めがね形に交差したボア17及び
18の中でそれぞれ回転する。雄ロータ1の軸端
には第1図のようにタイミングギヤ19が設けら
れ、図示されていない雌ロータ2側のタイミング
ギヤとかみ合つている。このタイミングギヤによ
つて両ロータ12の回転角は互いに同期しせまい
隙間を介して、互いに接触しない状態で回転す
る。
雄ロータ1は軸端に取付けられたピニオン20
により外部の電動機等の駆動源から駆動される。
により外部の電動機等の駆動源から駆動される。
吸込側の軸受8、吐出側の軸受9,10及びタ
イミングギヤ19には、それぞれ給油穴21,2
2及び23から潤滑油が供給される。これらの潤
滑油は、軸受あるいはギヤを潤滑した後、排油穴
24及び25から排出される。
イミングギヤ19には、それぞれ給油穴21,2
2及び23から潤滑油が供給される。これらの潤
滑油は、軸受あるいはギヤを潤滑した後、排油穴
24及び25から排出される。
ガスは吸込室30から、吸込ポート31を経て
両ロータ1,2の溝にすなわち圧縮空間に取入れ
られ、圧縮された後、吐出ポート32から、吐出
室33に吐出される。本実施例ではロータの吐出
端面42と接するケーシング部分39に掃気ポー
ト35が設けられている。
両ロータ1,2の溝にすなわち圧縮空間に取入れ
られ、圧縮された後、吐出ポート32から、吐出
室33に吐出される。本実施例ではロータの吐出
端面42と接するケーシング部分39に掃気ポー
ト35が設けられている。
第3図はケーシングボアの端面附近を拡大した
断面図で、各要素に付した番号は他の図の要素の
番号と共通である。掃気ポート35はケーシング
ボアの吐出端面に例えば同図符号34で示すよう
な輪部のものである。図において、p1,p2間及び
p7,p1間はそれぞれ雄ロータ1及び雌ロータ2の
外周円に、またp3,p4間及びp5,p6間はそれぞれ
雄ロータ及び雌ロータ2の溝の谷底円にそれぞれ
合わせて作られる。また、p2,p3間は、雄ロータ
の溝が掃気ポート35から閉じられる時期に期当
する雄ロータ前進面形状にほぼ合わせて作られ
る。同様にp6,p7間は、雌ロータ2の溝が掃気ポ
ート35から閉じられる時期の雌ロータ2の後進
面形状にほぼ合わせて作られる。前記p2,p3間及
びp6,p7間はロータ歯形に合わせるとはいえ必ず
しも忠実に合わせる必要はなく、ロータ歯形を円
弧、放物線などの2次曲線や折線等で近似するこ
ともできる。また、雄ロータ1の前進面がp2,p3
間の縁にさしかかる時期と雌ロータ2の後進面が
p6,p7間の縁にさしかかる時期とは必ずしも一致
する必要はなく、状況に応じて変えられる。
断面図で、各要素に付した番号は他の図の要素の
番号と共通である。掃気ポート35はケーシング
ボアの吐出端面に例えば同図符号34で示すよう
な輪部のものである。図において、p1,p2間及び
p7,p1間はそれぞれ雄ロータ1及び雌ロータ2の
外周円に、またp3,p4間及びp5,p6間はそれぞれ
雄ロータ及び雌ロータ2の溝の谷底円にそれぞれ
合わせて作られる。また、p2,p3間は、雄ロータ
の溝が掃気ポート35から閉じられる時期に期当
する雄ロータ前進面形状にほぼ合わせて作られ
る。同様にp6,p7間は、雌ロータ2の溝が掃気ポ
ート35から閉じられる時期の雌ロータ2の後進
面形状にほぼ合わせて作られる。前記p2,p3間及
びp6,p7間はロータ歯形に合わせるとはいえ必ず
しも忠実に合わせる必要はなく、ロータ歯形を円
弧、放物線などの2次曲線や折線等で近似するこ
ともできる。また、雄ロータ1の前進面がp2,p3
間の縁にさしかかる時期と雌ロータ2の後進面が
p6,p7間の縁にさしかかる時期とは必ずしも一致
する必要はなく、状況に応じて変えられる。
破線で示した閉曲線40は雌雄ロータ1,2の
接触点軌跡の投影線を示し、一般にシールライン
と呼ばれる。掃気ポート35の輪郭はこの閉曲線
を横切つてはいけない。本実施例ではポート35
の縁のp4,p5間は、このシールラインに外側から
ほぼ近接した曲線で作られる。
接触点軌跡の投影線を示し、一般にシールライン
と呼ばれる。掃気ポート35の輪郭はこの閉曲線
を横切つてはいけない。本実施例ではポート35
の縁のp4,p5間は、このシールラインに外側から
ほぼ近接した曲線で作られる。
以下、本実施例の動作及び効果を述べる。
第4a図において、1は雄ロータ、41は吸込
端面、42は吐出端面を示す。ハツチングを施し
た図形43はあるロータ回転角における作動室を
雄ロータ軸に平行な平面に第影した図形を示す。
Q1からQ2を経てQ3に至る曲線は雄雌ロータ間の
シールラインである。
端面、42は吐出端面を示す。ハツチングを施し
た図形43はあるロータ回転角における作動室を
雄ロータ軸に平行な平面に第影した図形を示す。
Q1からQ2を経てQ3に至る曲線は雄雌ロータ間の
シールラインである。
ロータ上の溝は吸込端面から吐出端面まで一つ
ながりに刻まれているが、相手ロータとのかみ合
いにより、上記シールラインで別々の圧縮空間に
分割される。
ながりに刻まれているが、相手ロータとのかみ合
いにより、上記シールラインで別々の圧縮空間に
分割される。
ねじの性質により、ロータのかみ合い部はロー
タの回転に伴つて、吸込端面側から吐出端面側に
向つて軸方向に平行移動するが、かみ合い部のみ
でなくロータの溝全体が軸方向に平行移動し、例
えばロータがある角度だけ回転した後に溝は第4
bのような位置に来る。第4a図及び第4b図に
おいて破線で示した部分は、ロータが十分長い場
合を想定して延長した作動室の仮想部分を示す。
本図のロータでは破線部分は実在しないが、ロー
タが回転すると、あたかもこの部分がロータの外
側から軸方向に平行移動して来たかのように実在
の圧縮空間となる。
タの回転に伴つて、吸込端面側から吐出端面側に
向つて軸方向に平行移動するが、かみ合い部のみ
でなくロータの溝全体が軸方向に平行移動し、例
えばロータがある角度だけ回転した後に溝は第4
bのような位置に来る。第4a図及び第4b図に
おいて破線で示した部分は、ロータが十分長い場
合を想定して延長した作動室の仮想部分を示す。
本図のロータでは破線部分は実在しないが、ロー
タが回転すると、あたかもこの部分がロータの外
側から軸方向に平行移動して来たかのように実在
の圧縮空間となる。
点Q2が吸込端面41の外側にあるときは圧縮
空間43はまだ存在しない。圧縮空間はQ2が吸
込端面に達したときからロータ上に現れ、その
後、容積が次第に増加する。Q2が吐出端面42
を通過すると吐出端面から飛出した部分の圧縮空
間は消滅するのでその分だけ容積は減少するが、
しばらくの間は吸込端面41側でそれ以上に容積
が増えるので差し引きして圧縮空間の容積は増加
を続ける。しかし、やがてピークを過ぎて減少
し、Q4が吐出端面42に達したとき容積は0と
なる。
空間43はまだ存在しない。圧縮空間はQ2が吸
込端面に達したときからロータ上に現れ、その
後、容積が次第に増加する。Q2が吐出端面42
を通過すると吐出端面から飛出した部分の圧縮空
間は消滅するのでその分だけ容積は減少するが、
しばらくの間は吸込端面41側でそれ以上に容積
が増えるので差し引きして圧縮空間の容積は増加
を続ける。しかし、やがてピークを過ぎて減少
し、Q4が吐出端面42に達したとき容積は0と
なる。
スクリユー圧縮機の吸込行程は、点Q2が吸込
端面41を通過した直後から始まり、圧縮空間が
吸込ポートから締切られるまで吸込みが続けられ
る。普通は容積が最大になる附近で圧縮空間が締
切られ圧縮室(吸込ポート、吐出ポートにも連通
していない閉じられた圧縮空間)となるように吸
込ポートの位置が定められている。
端面41を通過した直後から始まり、圧縮空間が
吸込ポートから締切られるまで吸込みが続けられ
る。普通は容積が最大になる附近で圧縮空間が締
切られ圧縮室(吸込ポート、吐出ポートにも連通
していない閉じられた圧縮空間)となるように吸
込ポートの位置が定められている。
上に述べたように、スクリユー圧縮機の圧縮空
間はロータの回転に伴つて平行移動をし、リード
が一定で、ロータの回転速度も一定の場合は圧縮
空間は軸方向に等速運動をする。第4a図におい
て、圧縮空間43は吸込端面41に設けた吸込ポ
ート4からガスを吸込みながら吐出端面42側に
平行移動していくが、点Q2が吐出端面に達した
とき、もし、従来のように吐出端面側で圧縮空間
がケーシング3,4の壁で閉じていれば、この附
近の圧縮空間内ガスはせきとめられ、圧力が上昇
する。しかし、本実施例では吐出端面と接するケ
ーシングに第1図のような掃気ポート35が設け
られているので、ガスは慣性によつて掃気ポート
35を通り掃気室38に流出する。このとき圧縮
空間の吐出端面近くには高圧側から漏れた熱いガ
スが多いので、この掃気ポート35から流出する
のは主としてこの熱いガスである。一方、この時
期には、吸込端側の吸込ポート31はまた開いて
いるので、圧縮空間内には吸込室30の新鮮なガ
スが入り込み、掃気ポート35から流出したガス
と入れ換わる。
間はロータの回転に伴つて平行移動をし、リード
が一定で、ロータの回転速度も一定の場合は圧縮
空間は軸方向に等速運動をする。第4a図におい
て、圧縮空間43は吸込端面41に設けた吸込ポ
ート4からガスを吸込みながら吐出端面42側に
平行移動していくが、点Q2が吐出端面に達した
とき、もし、従来のように吐出端面側で圧縮空間
がケーシング3,4の壁で閉じていれば、この附
近の圧縮空間内ガスはせきとめられ、圧力が上昇
する。しかし、本実施例では吐出端面と接するケ
ーシングに第1図のような掃気ポート35が設け
られているので、ガスは慣性によつて掃気ポート
35を通り掃気室38に流出する。このとき圧縮
空間の吐出端面近くには高圧側から漏れた熱いガ
スが多いので、この掃気ポート35から流出する
のは主としてこの熱いガスである。一方、この時
期には、吸込端側の吸込ポート31はまた開いて
いるので、圧縮空間内には吸込室30の新鮮なガ
スが入り込み、掃気ポート35から流出したガス
と入れ換わる。
さらにロータの回転が進むと、圧縮空間が掃気
ポート35から外れ掃気が終了する。これは第3
図で、雄ロータ側では前進面36が掃気ポート線
p2,p3を通過する時期、雌ロータ側では後進面3
7が掃気ポートの線p6,p7を通過する時期に相当
する。
ポート35から外れ掃気が終了する。これは第3
図で、雄ロータ側では前進面36が掃気ポート線
p2,p3を通過する時期、雌ロータ側では後進面3
7が掃気ポートの線p6,p7を通過する時期に相当
する。
掃気ポートから締切られる時期は、遅くともそ
の圧縮空間が吸込ポート31から締切られると同
時かあるいはそれ以前でなければならない。も
し、吸込ポート31の締切りが掃気ポート35の
締切りより早いと、圧縮空間内のガスが希薄にな
り、圧縮機の効率が落ち、さらには掃気したガス
が圧縮空間内に逆流して掃気の効果が落ちる。
の圧縮空間が吸込ポート31から締切られると同
時かあるいはそれ以前でなければならない。も
し、吸込ポート31の締切りが掃気ポート35の
締切りより早いと、圧縮空間内のガスが希薄にな
り、圧縮機の効率が落ち、さらには掃気したガス
が圧縮空間内に逆流して掃気の効果が落ちる。
なお、掃気ポート35はシールラインを投影し
た閉曲線40の内側部分を含まないので、高圧側
の圧縮空間と掃気ポート35が連通することはな
い。
た閉曲線40の内側部分を含まないので、高圧側
の圧縮空間と掃気ポート35が連通することはな
い。
本実施例ではガスは、ロータ1,2の吸込端か
ら軸方向に吸込まれ、さらに掃気ポート35から
軸方向に掃気される構造となつており、吸込まれ
たガスの運動量がそのまま掃気に活用されるので
余分な動力消費がなく、効率的である。
ら軸方向に吸込まれ、さらに掃気ポート35から
軸方向に掃気される構造となつており、吸込まれ
たガスの運動量がそのまま掃気に活用されるので
余分な動力消費がなく、効率的である。
第5図は本発明の他の実施例を示すものであ
る。図にはロータ形状は省略してある。図の掃気
ポート35を形成する輪郭のうち、p1,p2間及び
p7,p1間は第3図の実施例と同じであるが、第3
図のp3,p4に相当する部分は第4図ではp3′,
p4′となり、雄ロータの谷底円44から離れてい
る。同様にp5′,p6′間は雄ロータの谷底円45か
ら離れている。さらにp4′,p5′もシールライン4
0から離れている。
る。図にはロータ形状は省略してある。図の掃気
ポート35を形成する輪郭のうち、p1,p2間及び
p7,p1間は第3図の実施例と同じであるが、第3
図のp3,p4に相当する部分は第4図ではp3′,
p4′となり、雄ロータの谷底円44から離れてい
る。同様にp5′,p6′間は雄ロータの谷底円45か
ら離れている。さらにp4′,p5′もシールライン4
0から離れている。
スクリユー圧縮機の吐出側面における漏れは主
としてロータ端面とこれに面したケーシング内壁
との間のせまい平行すきまの間で起きる。このす
きまが大きいときは、高圧の溝から低圧の溝へ漏
れるガス量が多くなる。この漏れの中には雄側の
軸穴51または雌側の軸穴52を経る漏れもあ
る。本実施例のように掃気ポートを軸穴から離す
ことにより、上記の漏れを減らすことができる。
このことは、シールライン40に対しても同様で
ある。掃気ポート35が、シールライン40から
離れることにより、ロータ端面からの漏れが少な
くなる。これを第6図において説明する。すなわ
ち、図のように雌雄ロータがかみ合つていると
き、53の圧縮空間は高圧の圧縮室であり、ロー
タ端面とケーシングとの間のすきまから矢印54
のような漏れを生じるが、掃気ポート35がシー
ルライン40に非常に近い場合と比べて、本実施
例の場合には漏れの通路が長くなるので漏れ量が
減少する。
としてロータ端面とこれに面したケーシング内壁
との間のせまい平行すきまの間で起きる。このす
きまが大きいときは、高圧の溝から低圧の溝へ漏
れるガス量が多くなる。この漏れの中には雄側の
軸穴51または雌側の軸穴52を経る漏れもあ
る。本実施例のように掃気ポートを軸穴から離す
ことにより、上記の漏れを減らすことができる。
このことは、シールライン40に対しても同様で
ある。掃気ポート35が、シールライン40から
離れることにより、ロータ端面からの漏れが少な
くなる。これを第6図において説明する。すなわ
ち、図のように雌雄ロータがかみ合つていると
き、53の圧縮空間は高圧の圧縮室であり、ロー
タ端面とケーシングとの間のすきまから矢印54
のような漏れを生じるが、掃気ポート35がシー
ルライン40に非常に近い場合と比べて、本実施
例の場合には漏れの通路が長くなるので漏れ量が
減少する。
第7図は本発明の、さらに別の実施例である。
本実施例では掃気ポート57がロータの外周面に
接して開口する。これをラジアル掃気ポートと呼
ぶことにする。ラジアル掃気ポート57の形状の
一例を第8a図に示す。図はケーシングボアを展
開した図で41はロータの吸込端、42は吐出端
である。A1とA2を結ぶ線分はケーシングボアの
吸込側交線で第2図の点55に、また、B1とB2
を結ぶ線分はケーシングボアの吐出側交線で第2
図の点56に、それぞれ対応する。58,59の
線はロータの山の頂上部のつるまき線に該当す
る。ラジアル掃気ポート57の縁のうち、C1,
C2及びC5,C6はそれぞれロータ軸に平行な直線、
C2,C3及びC4,C5はそれぞれ58及び59に平
行な直線、C3,C4は線分A1,A2の一部、C1,C6
はロータの吐出端面を含む平面とケーシングボア
との交線の一部である。
本実施例では掃気ポート57がロータの外周面に
接して開口する。これをラジアル掃気ポートと呼
ぶことにする。ラジアル掃気ポート57の形状の
一例を第8a図に示す。図はケーシングボアを展
開した図で41はロータの吸込端、42は吐出端
である。A1とA2を結ぶ線分はケーシングボアの
吸込側交線で第2図の点55に、また、B1とB2
を結ぶ線分はケーシングボアの吐出側交線で第2
図の点56に、それぞれ対応する。58,59の
線はロータの山の頂上部のつるまき線に該当す
る。ラジアル掃気ポート57の縁のうち、C1,
C2及びC5,C6はそれぞれロータ軸に平行な直線、
C2,C3及びC4,C5はそれぞれ58及び59に平
行な直線、C3,C4は線分A1,A2の一部、C1,C6
はロータの吐出端面を含む平面とケーシングボア
との交線の一部である。
ラジアル掃気ポートの縁は、必要に応じて第8
b図のように3角形で簡略化することもできる。
あるいは円形、その他加工の容易な形状にするこ
とができる。
b図のように3角形で簡略化することもできる。
あるいは円形、その他加工の容易な形状にするこ
とができる。
ラジアル掃気ポート57の場合は、ロータの吐
出端面は吐出ポート32を除いて全面的にケーシ
ング3,4の壁でさえぎられるので、第5図の実
施例に述べたような端面の漏れはさらに減少す
る。作動室内のガスには遠心力が働くこと、吐出
端面が行き止まりになつていてガスがせき止めら
れ圧力が上がつていることなどにより、外周面か
らでもガスはロータ外に流出する。
出端面は吐出ポート32を除いて全面的にケーシ
ング3,4の壁でさえぎられるので、第5図の実
施例に述べたような端面の漏れはさらに減少す
る。作動室内のガスには遠心力が働くこと、吐出
端面が行き止まりになつていてガスがせき止めら
れ圧力が上がつていることなどにより、外周面か
らでもガスはロータ外に流出する。
以上、掃気ポートの構造、動作及び効果を述べ
たが、実際の圧縮機では掃気されたガスの処理方
法が問題になることがある。
たが、実際の圧縮機では掃気されたガスの処理方
法が問題になることがある。
第9図は空気圧縮機の場合の、掃気ガスの処理
法の一実施例を示し空気は大気から、吸込フイル
タ61、吸込サイレンサ62、吸込絞り弁63を
経て圧縮機60に吸込まれる。圧縮された高圧の
空気は吐出室33からプレクーラ64、逆止弁6
5、アフタクーラ66、吐出サイレンサ67を経
てラインに圧送される。掃気された空気は冷却器
68、弁69、及びサイレンサ70を経て大気に
放出される。掃気ガスの温度があまり高くない場
合は冷却器68を省略しても良く、また、掃気ガ
スをモータフアンの排気やその他空冷放熱器類の
排気と混ぜて温度を下げてから外部に放出するこ
とも出来る。
法の一実施例を示し空気は大気から、吸込フイル
タ61、吸込サイレンサ62、吸込絞り弁63を
経て圧縮機60に吸込まれる。圧縮された高圧の
空気は吐出室33からプレクーラ64、逆止弁6
5、アフタクーラ66、吐出サイレンサ67を経
てラインに圧送される。掃気された空気は冷却器
68、弁69、及びサイレンサ70を経て大気に
放出される。掃気ガスの温度があまり高くない場
合は冷却器68を省略しても良く、また、掃気ガ
スをモータフアンの排気やその他空冷放熱器類の
排気と混ぜて温度を下げてから外部に放出するこ
とも出来る。
空気圧縮機の場合、アンロード運転するときは
吸込側の弁63を絞つて、あるいは全閉して、空
気量を調整し、運転することが多いが、このと
き、吸込圧力が下がるので、掃気ポート35を大
気に開放しておくと、大気が、サイレンサ70側
から掃気室38に逆流し、アンロード運転ができ
なくなる。そこで、アンロード運転をするきは弁
69を全閉にして使用する。
吸込側の弁63を絞つて、あるいは全閉して、空
気量を調整し、運転することが多いが、このと
き、吸込圧力が下がるので、掃気ポート35を大
気に開放しておくと、大気が、サイレンサ70側
から掃気室38に逆流し、アンロード運転ができ
なくなる。そこで、アンロード運転をするきは弁
69を全閉にして使用する。
第10図は排気ガス処理法の他の実施例を示
す。図のように、本実施例では掃気ポート35か
らの掃気ガスを冷却器68で冷却した後、圧縮機
の吸込室30に戻す。これは、冷媒圧縮機やヘリ
ウム圧縮機のように、掃気ガスを大気に放出でき
ない場合に有効であることは言うまでもないが、
空気圧縮機でも本実施例によれば、大気への放出
音がないので、放出用のサイレンが不要となる。
す。図のように、本実施例では掃気ポート35か
らの掃気ガスを冷却器68で冷却した後、圧縮機
の吸込室30に戻す。これは、冷媒圧縮機やヘリ
ウム圧縮機のように、掃気ガスを大気に放出でき
ない場合に有効であることは言うまでもないが、
空気圧縮機でも本実施例によれば、大気への放出
音がないので、放出用のサイレンが不要となる。
第10図の実施例はさらに、油冷式圧縮機にも
適用できる。
適用できる。
このように本発明の実施例によれば、圧縮行程
側の溝や吐出ポートなどの高圧側から吸込行程中
の作動室に漏れた高温のガスを、余分な動作を消
費することなく掃気できるので圧縮機の効率が上
がり、圧縮動力の損失を低減することができる。
側の溝や吐出ポートなどの高圧側から吸込行程中
の作動室に漏れた高温のガスを、余分な動作を消
費することなく掃気できるので圧縮機の効率が上
がり、圧縮動力の損失を低減することができる。
さらに、圧縮開始時のガスの温度が下がるので
圧縮機の吐出温度も下がり、ロータやケーシング
の熱変形量が少なくなり、信頼性も向上する。
圧縮機の吐出温度も下がり、ロータやケーシング
の熱変形量が少なくなり、信頼性も向上する。
以上のように本発明によれば、高圧側から吸込
行程中のロータ溝内に漏れた高温ガスの大部分を
掃気ポートから、ロータ溝外に排出するので、漏
れた高温ガスの膨張による吸引ガス流量(重量)
の低下はほとんどなくなり、この分だけ従来に比
べて効率を向上することができる。
行程中のロータ溝内に漏れた高温ガスの大部分を
掃気ポートから、ロータ溝外に排出するので、漏
れた高温ガスの膨張による吸引ガス流量(重量)
の低下はほとんどなくなり、この分だけ従来に比
べて効率を向上することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す横断面図、第
2図は第1図の切断線I−Iにおける断面図、第
3図は第2図の部分拡大図、第4a図及び第4b
図は本発明の動作の説明図、第5図は本発明の他
の実施例を示す部分拡大図、第6図は第5図の実
施例の動作の説明図、第7図は本発明のさらに他
の実施例を示す横断面図、第8a図及び第8b図
は第7図の圧縮機のケーシングボア展開図、第9
図及び第10図はそれぞれ本発明のさらに別の実
施例の系統図である。 1……雄ロータ、2……雌ロータ、3……ケー
シング、17……雄側ボア、18……雌側ボア、
30……吸込室、31……吸込ポート、32……
吐出ポート、33……吐出室、35……掃気ポー
ト、38……掃気室、40……シールライン、4
3……作動室の投影図、57……ラジアル掃気ポ
ート、60……圧縮機、68……冷却器、69…
…弁、70……サイレンサ。
2図は第1図の切断線I−Iにおける断面図、第
3図は第2図の部分拡大図、第4a図及び第4b
図は本発明の動作の説明図、第5図は本発明の他
の実施例を示す部分拡大図、第6図は第5図の実
施例の動作の説明図、第7図は本発明のさらに他
の実施例を示す横断面図、第8a図及び第8b図
は第7図の圧縮機のケーシングボア展開図、第9
図及び第10図はそれぞれ本発明のさらに別の実
施例の系統図である。 1……雄ロータ、2……雌ロータ、3……ケー
シング、17……雄側ボア、18……雌側ボア、
30……吸込室、31……吸込ポート、32……
吐出ポート、33……吐出室、35……掃気ポー
ト、38……掃気室、40……シールライン、4
3……作動室の投影図、57……ラジアル掃気ポ
ート、60……圧縮機、68……冷却器、69…
…弁、70……サイレンサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 交差する2つのボアで形成された作用空間、
この作用空間の一方の側に連通して形成された吸
込ポートおよび他方の側に連通して形成つれた吐
出ポートを有するケーシングと、複数の山および
これら山と山との間に存在する複数の溝がらせん
状に形成された雌雄一対のロータとを備え、これ
ら両ロータが作用空間内に噛合つた状態に収めら
れ、両ロータとケーシングとの間に複数の圧縮空
間が形成され、両ロータが噛合いながら回転した
際、前記圧縮空間が吸込ポートと連通している間
は吸込ポートから該圧縮空間にガスを吸込み、回
転にともなつて該圧縮室間が吸込ポートから遮断
されて吸込行程が終了した後吐出ポートに連通す
るまでの間に、該圧縮空間内のガスを圧縮し、吐
出ポートと連通している間は、該圧縮空間内のガ
スを吐出ポートへ吐出するものにおいて、前記ケ
ーシングには、前記吸込ポートとは独立して掃気
ポートを設け、この掃気ポートは、吸込行程にあ
る前記圧縮空間とつながり、吸込行程中の少なく
とも一部の期間、前記圧縮空間内のガスの一部を
前記作用空間外に排出させるように形成されてい
ることを特徴とするスクリユー圧縮機。 2 前記掃気ポートは、前記圧縮空間のうちの吸
込行程が終了する直前の圧縮空間と連通されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
スクリユー圧縮機。 3 前記掃気ポートは、ケーシングの作用空間の
吐出口側端面に形成されていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のスクリユー圧縮機。 4 前記掃気ポートの輪郭は、ケーシングの作用
空間の吐出口側端面に投影した両ロータのシール
ラインの一部に沿う曲線、雌ロータの回転中心を
中心とし雌ロータの溝の底を通る円弧、雄ロータ
の回転中心を中心とし雄ロータの溝の底を通る円
弧、雌ロータの溝の後進面に沿う曲線、雄ロータ
の山の前進面に沿う曲線及びボアの交差部分の内
壁面に沿う曲線を含んでいることを特徴とする特
許請求の範囲第3項記載のスクリユー圧縮機。 5 前記掃気ポートは、吸込側のボア交線の一部
を含むボア壁面に形成されていることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のスクリユー圧縮
機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60233247A JPS6293491A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | スクリユ−圧縮機 |
US06/905,956 US4770615A (en) | 1985-10-21 | 1986-09-11 | Screw compressor with scavenging port |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60233247A JPS6293491A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | スクリユ−圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6293491A JPS6293491A (ja) | 1987-04-28 |
JPH0428918B2 true JPH0428918B2 (ja) | 1992-05-15 |
Family
ID=16952076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60233247A Granted JPS6293491A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | スクリユ−圧縮機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4770615A (ja) |
JP (1) | JPS6293491A (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6429690A (en) * | 1987-07-22 | 1989-01-31 | Hitachi Ltd | Shaft sealing device for screw vacuum pump |
JPH05202855A (ja) * | 1992-01-29 | 1993-08-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体回転装置 |
JP3668616B2 (ja) | 1998-09-17 | 2005-07-06 | 株式会社日立産機システム | オイルフリースクリュー圧縮機 |
DE29904409U1 (de) * | 1999-03-10 | 2000-07-20 | GHH-RAND Schraubenkompressoren GmbH & Co. KG, 46145 Oberhausen | Schraubenkompressor |
US6474950B1 (en) * | 2000-07-13 | 2002-11-05 | Ingersoll-Rand Company | Oil free dry screw compressor including variable speed drive |
US6652250B2 (en) | 2000-10-16 | 2003-11-25 | Kobe Steel, Ltd. | Screw compressor having intermediate shaft bearing |
US20070186581A1 (en) * | 2006-02-14 | 2007-08-16 | Ingersoll-Rand Company | Compressor cooling system |
JP4692397B2 (ja) * | 2006-06-05 | 2011-06-01 | 株式会社デンソー | スクリュー圧縮機 |
CN204060911U (zh) * | 2013-03-11 | 2014-12-31 | 伊顿公司 | 一种用于发动机的增压系统 |
DE102013106344B4 (de) * | 2013-06-18 | 2015-03-12 | Bitzer Kühlmaschinenbau Gmbh | Kältemittelverdichter |
JP6190293B2 (ja) * | 2014-03-10 | 2017-08-30 | 株式会社神戸製鋼所 | オイルフリースクリュ圧縮機 |
US10375901B2 (en) | 2014-12-09 | 2019-08-13 | Mtd Products Inc | Blower/vacuum |
US10337773B2 (en) * | 2016-11-09 | 2019-07-02 | Aktiebolaget Skf | Cooling system |
US10295231B2 (en) * | 2016-11-09 | 2019-05-21 | Aktiebolaget Skf | Cooling system |
US10295232B2 (en) * | 2016-11-09 | 2019-05-21 | Aktiebolaget Skf | Cooling system |
US10309697B2 (en) * | 2016-11-09 | 2019-06-04 | Aktiebolaget Skf | Cooling system |
CN107288878B (zh) * | 2017-08-18 | 2020-04-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 消声器及压缩机 |
CN112780551A (zh) * | 2021-02-26 | 2021-05-11 | 珠海格力电器股份有限公司 | 转子组件、压缩机和空调 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836704A (ja) * | 1971-09-16 | 1973-05-30 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2620968A (en) * | 1945-11-03 | 1952-12-09 | Jarvis C Marble | Machine of the screw-compressor type |
US3057543A (en) * | 1960-02-05 | 1962-10-09 | Ingersoll Rand Co | Axial flow compressor |
US3275226A (en) * | 1965-02-23 | 1966-09-27 | Joseph E Whitfield | Thrust balancing and entrapment control means for screw type compressors and similardevices |
GB1197432A (en) * | 1966-07-29 | 1970-07-01 | Svenska Rotor Maskiner Ab | Improvements in and relating to Rotary Positive Displacement Machines of the Intermeshing Screw Type and Rotors therefor |
US3526470A (en) * | 1968-09-11 | 1970-09-01 | St Regis Paper Co | Circulating pumps |
US3610787A (en) * | 1970-03-10 | 1971-10-05 | Alexandr Ivanovich Borisoglebs | Rotary screw machine |
SE366374B (ja) * | 1972-08-28 | 1974-04-22 | Stal Refrigeration Ab | |
GB1517156A (en) * | 1974-06-21 | 1978-07-12 | Svenska Rotor Maskiner Ab | Screw compressor including means for varying the capacity thereof |
JPS5951190A (ja) * | 1982-09-17 | 1984-03-24 | Hitachi Ltd | オイルフリ−スクリユ−圧縮機の油切り装置 |
US4560333A (en) * | 1984-02-07 | 1985-12-24 | Hitachi, Ltd. | Screw compressor |
-
1985
- 1985-10-21 JP JP60233247A patent/JPS6293491A/ja active Granted
-
1986
- 1986-09-11 US US06/905,956 patent/US4770615A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836704A (ja) * | 1971-09-16 | 1973-05-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6293491A (ja) | 1987-04-28 |
US4770615A (en) | 1988-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0428918B2 (ja) | ||
JPH07197891A (ja) | スクロール式流体機械 | |
JPS58197493A (ja) | 羽根形コンプレツサ | |
JPS6218759B2 (ja) | ||
JP2001153073A (ja) | 給油式スクリュー圧縮機 | |
JP3473067B2 (ja) | 揺動型ロータリー圧縮機 | |
KR19980063888A (ko) | 토출 챔버 압력 해제 홈을 갖는 회전식 압축기 | |
JPH0368237B2 (ja) | ||
JPH0217195Y2 (ja) | ||
JPH01224490A (ja) | 気体圧縮機 | |
JP7649918B2 (ja) | ガスを圧縮するための要素、装置及び方法 | |
JPH03185291A (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP3518210B2 (ja) | ロータリー圧縮機 | |
JPS61265376A (ja) | スクロ−ル圧縮機 | |
KR100360236B1 (ko) | 스크롤 압축기의 가스누설 저감구조 | |
KR100286714B1 (ko) | 베어링부에 흡입구조를 가지는 로터리 압축기 | |
JPS62178794A (ja) | スクロ−ル圧縮機 | |
JP2595377B2 (ja) | スクリュー真空ポンプ | |
JPS59113289A (ja) | ロ−タリ−コンプレツサ− | |
JPH0716064Y2 (ja) | 油入りスクリュ真空ポンプ | |
JP2008297977A (ja) | スクロール型流体機械 | |
JP2937895B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
JPH0579483A (ja) | 多気筒ロータリ圧縮機 | |
JPH01267380A (ja) | スクロール機械の羽根 | |
JPS62118082A (ja) | スクロ−ル形流体機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |