JPH042774B2 - - Google Patents
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- JPH042774B2 JPH042774B2 JP59199840A JP19984084A JPH042774B2 JP H042774 B2 JPH042774 B2 JP H042774B2 JP 59199840 A JP59199840 A JP 59199840A JP 19984084 A JP19984084 A JP 19984084A JP H042774 B2 JPH042774 B2 JP H042774B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B33/00—Engines characterised by provision of pumps for charging or scavenging
- F02B33/02—Engines with reciprocating-piston pumps; Engines with crankcase pumps
- F02B33/04—Engines with reciprocating-piston pumps; Engines with crankcase pumps with simple crankcase pumps, i.e. with the rear face of a non-stepped working piston acting as sole pumping member in co-operation with the crankcase
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B33/00—Engines characterised by provision of pumps for charging or scavenging
- F02B33/44—Passages conducting the charge from the pump to the engine inlet, e.g. reservoirs
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M33/00—Other apparatus for treating combustion-air, fuel or fuel-air mixture
- F02M33/02—Other apparatus for treating combustion-air, fuel or fuel-air mixture for collecting and returning condensed fuel
-
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は横置き型2サイクル内燃機関、詳し
くは掃気通路に液状燃料が溜まることを防止する
横置き型2サイクル内燃機関に関するものであ
る。
くは掃気通路に液状燃料が溜まることを防止する
横置き型2サイクル内燃機関に関するものであ
る。
(従来の技術)
一般に船外機等には、横置き型、即ち、クラン
ク軸を鉛直方向に向けた2サイクル内燃機関が搭
載されており、この種の内燃機関においてはクラ
ンク室から混合ガスをシリンダ内に供給する掃気
通路は、クランク室及びシリンダ内より下方に位
置するものがある。
ク軸を鉛直方向に向けた2サイクル内燃機関が搭
載されており、この種の内燃機関においてはクラ
ンク室から混合ガスをシリンダ内に供給する掃気
通路は、クランク室及びシリンダ内より下方に位
置するものがある。
従つて、長時間低速運転をしていると掃気通路
を通過する混合ガスの流速が遅いため停滞し、液
状(潤滑油混合)燃料が掃気通路の底部に溜まる
ようになる。この液状燃料は、低速運転後に急加
速するとき急激に燃焼室内に入つたり、また低速
定常運転時でも内燃機関の振動で不規則に燃焼室
内に流入することがある。
を通過する混合ガスの流速が遅いため停滞し、液
状(潤滑油混合)燃料が掃気通路の底部に溜まる
ようになる。この液状燃料は、低速運転後に急加
速するとき急激に燃焼室内に入つたり、また低速
定常運転時でも内燃機関の振動で不規則に燃焼室
内に流入することがある。
この液状燃料の混入で空燃比が変動して、着火
性が悪く、燃焼状態が不安定になり、円滑な運転
状態を得ることが困難である。
性が悪く、燃焼状態が不安定になり、円滑な運転
状態を得ることが困難である。
このため、従来、例えば実公昭52−44759号公
報に開示されるように、掃気通路に溜まる液状燃
料を排出管を介して気化器とリードバルブとの間
の吸気系に導き、掃気通路に液状燃料が溜まるこ
とがないようにしたものがある。
報に開示されるように、掃気通路に溜まる液状燃
料を排出管を介して気化器とリードバルブとの間
の吸気系に導き、掃気通路に液状燃料が溜まるこ
とがないようにしたものがある。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、前記液状燃料を排除する機構は、簡
単な構造で掃気通路に溜まる液状燃料を排除でき
るが、この液状燃料を他の気筒の気化器とリード
バルブとの間の吸気系に導きクランク室等に戻す
と、その気筒の空燃比が設定値から外れるおそれ
がある。
単な構造で掃気通路に溜まる液状燃料を排除でき
るが、この液状燃料を他の気筒の気化器とリード
バルブとの間の吸気系に導きクランク室等に戻す
と、その気筒の空燃比が設定値から外れるおそれ
がある。
この発明はかかる点に鑑みなされたもので、掃
気通路に溜つた液状燃料を外部に排出する機構に
換え、液状燃料が掃気通路内に溜らないように
し、空燃比を常に一定に維持して円滑な運転状態
を得る横置き型2サイクル内燃機関を提供するこ
とを目的としている。
気通路に溜つた液状燃料を外部に排出する機構に
換え、液状燃料が掃気通路内に溜らないように
し、空燃比を常に一定に維持して円滑な運転状態
を得る横置き型2サイクル内燃機関を提供するこ
とを目的としている。
(問題点を解決するための手段)
この発明は前記の問題点を解決するために、機
関本体が横置きに配置され、掃気通路がクランク
室及びシリンダ内より下方に位置する横置き型2
サイクル内燃機関において、前記掃気通路の底部
に気体導通管を接続し、この気体導通管から気体
を掃気通路に供給して、掃気通路に停滞する混合
ガスをシリンダ内に流入するようになしたことを
特徴としている。
関本体が横置きに配置され、掃気通路がクランク
室及びシリンダ内より下方に位置する横置き型2
サイクル内燃機関において、前記掃気通路の底部
に気体導通管を接続し、この気体導通管から気体
を掃気通路に供給して、掃気通路に停滞する混合
ガスをシリンダ内に流入するようになしたことを
特徴としている。
(作用)
この発明では、内燃機関はそのクランク軸が鉛
直方向に向くように横置きに配設され、クランク
室及びシリンダ内より下方に位置する掃気通路
に、その底部に接続した気体導通管から、空気ま
たは混合ガス等の気体を掃気通路に供給する。こ
れにより、低速運転時等に掃気通路の底部に停滞
する混合ガスは、掃気行程においてシリンダ内に
供給され、常に一定の空燃比が得られる。
直方向に向くように横置きに配設され、クランク
室及びシリンダ内より下方に位置する掃気通路
に、その底部に接続した気体導通管から、空気ま
たは混合ガス等の気体を掃気通路に供給する。こ
れにより、低速運転時等に掃気通路の底部に停滞
する混合ガスは、掃気行程においてシリンダ内に
供給され、常に一定の空燃比が得られる。
(実施例)
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図はこの発明を適用した横置き型2サイク
ル内燃機関の断面図、第2図はチエツクバルブの
断面図である。
ル内燃機関の断面図、第2図はチエツクバルブの
断面図である。
図において符号1は船外機に搭載される2サイ
クル内燃機関の機関本体で、この機関本体1はク
ランクケース2、シリンダブロツク3およびシリ
ンダヘツド4により、クランク室5,6とシリン
ダ7,8が形成されている。クランク室5とシリ
ンダ7が連通し、クランク室6とシリンダ8とが
連通し、それぞれ水平方向に位置している。
クル内燃機関の機関本体で、この機関本体1はク
ランクケース2、シリンダブロツク3およびシリ
ンダヘツド4により、クランク室5,6とシリン
ダ7,8が形成されている。クランク室5とシリ
ンダ7が連通し、クランク室6とシリンダ8とが
連通し、それぞれ水平方向に位置している。
クランクケース2はクランク軸9が鉛直方向に
回動可能に軸支されており、このクランク軸9の
下端部には図示しないプロペラに動力を伝達する
ドライブ軸10が接続されている。
回動可能に軸支されており、このクランク軸9の
下端部には図示しないプロペラに動力を伝達する
ドライブ軸10が接続されている。
前記シリンダブロツク3に嵌合したシリンダス
リーブ11,12にはピストン13,14が水平
方向に摺動可能に嵌合され、このピストン13,
14はコンロツド15,16を介してクランク軸
9と連結されている。シリンダ7,8内でピスト
ン13,14により圧縮された混合ガスは、点火
プラグ17,18の着火により燃焼し、ピストン
13,14を水平方向に移動してクランク軸9を
回転させる。
リーブ11,12にはピストン13,14が水平
方向に摺動可能に嵌合され、このピストン13,
14はコンロツド15,16を介してクランク軸
9と連結されている。シリンダ7,8内でピスト
ン13,14により圧縮された混合ガスは、点火
プラグ17,18の着火により燃焼し、ピストン
13,14を水平方向に移動してクランク軸9を
回転させる。
上気筒のピストン13と下気筒のピストン14
は180度位相がずれた状態で水平移動し、それぞ
れ独立してクランク室5,6への吸入・シリンダ
7,8での圧縮行程と、爆発・掃気行程とを繰返
す。
は180度位相がずれた状態で水平移動し、それぞ
れ独立してクランク室5,6への吸入・シリンダ
7,8での圧縮行程と、爆発・掃気行程とを繰返
す。
上側のクランク室5には吸気通路19が連設さ
れ、この吸気通路19の上流側には気化器20及
びサイレンサー21が接続されている。
れ、この吸気通路19の上流側には気化器20及
びサイレンサー21が接続されている。
クランク室5と吸気通路19との接続部にはリ
ードバルブ22が配設されている。このリードバ
ルブ22はピストン13の作動によつてクランク
室5に生じる圧力変動で開閉し、混合ガスをクラ
ンク室5に供給する。また、クランク室6にも図
示しないリードバルブを介して、吸気通路19か
ら混合ガスが流入するようになつている。
ードバルブ22が配設されている。このリードバ
ルブ22はピストン13の作動によつてクランク
室5に生じる圧力変動で開閉し、混合ガスをクラ
ンク室5に供給する。また、クランク室6にも図
示しないリードバルブを介して、吸気通路19か
ら混合ガスが流入するようになつている。
リードバルブ22と気化器20の主ノズル23
との間にはスロツトルバルブ24が配設され、吸
気通路19からクランク室5,6に供給される混
合ガスの量を調整するようになつている。
との間にはスロツトルバルブ24が配設され、吸
気通路19からクランク室5,6に供給される混
合ガスの量を調整するようになつている。
前記それぞれの気筒のシリンダブロツク3には
図示しない大気と連通した排気通路と、クランク
室5,6とシリンダ7,8とを連通する複数の掃
気通路25が形成されている。掃気通路25は図
示しない排気通路よりややクランク室5,6側に
位置しており、爆発行程においてピストン13,
14の下降によりまず排気通路が開口し、ついで
掃気通路25が開口してクランク室5,6で圧縮
された混合ガスがシリンダ7,8内に供給される
ようになつている。
図示しない大気と連通した排気通路と、クランク
室5,6とシリンダ7,8とを連通する複数の掃
気通路25が形成されている。掃気通路25は図
示しない排気通路よりややクランク室5,6側に
位置しており、爆発行程においてピストン13,
14の下降によりまず排気通路が開口し、ついで
掃気通路25が開口してクランク室5,6で圧縮
された混合ガスがシリンダ7,8内に供給される
ようになつている。
それぞれの気筒において、下側に位置する掃気
通路25はクランク室5,6及びシリンダ7,8
より下方にある。従つて、クランク室5,6内の
混合ガスが掃気通路25の流入口25aから下降
するように掃気通路25に導かれ、さらに上昇す
るようにして流出口25bからシリンダ7,8内
に供給される。
通路25はクランク室5,6及びシリンダ7,8
より下方にある。従つて、クランク室5,6内の
混合ガスが掃気通路25の流入口25aから下降
するように掃気通路25に導かれ、さらに上昇す
るようにして流出口25bからシリンダ7,8内
に供給される。
それぞれの掃気通路25の底部25cには気体
導通管26が、その一端部26aをチエツクバル
ブ27を介して接続され、上側の掃気通路25に
接続された気体導通管26の他端部26bは下側
気筒のクランク室6に、また下側の掃気通路25
に接続された気体導通管26の他端部26bは上
側気筒のクランク室5に接続されている。
導通管26が、その一端部26aをチエツクバル
ブ27を介して接続され、上側の掃気通路25に
接続された気体導通管26の他端部26bは下側
気筒のクランク室6に、また下側の掃気通路25
に接続された気体導通管26の他端部26bは上
側気筒のクランク室5に接続されている。
前記チエツクバルブ27は第2図に示すように
構成されている。即ち、筒状のバルブ本体27a
はシリンダブロツク3に螺着され、その先端部は
掃気通路25の底部25cと面一で掃気流の妨げ
とならないようになつている。気体導通管26の
一端部26aはバルブ本体27aの頭部に嵌合さ
れ、容易に抜けることがないようになつている。
バルブ本体27aの内部には弁座27bが配設さ
れ、ボール弁27cがこの弁座27bを開閉す
る。また、バルブ本体27aには掃気通路25側
にボール脱落防止ピン27dが設けられ、ボール
弁27cが掃気通路25側へ脱落することを防止
している。
構成されている。即ち、筒状のバルブ本体27a
はシリンダブロツク3に螺着され、その先端部は
掃気通路25の底部25cと面一で掃気流の妨げ
とならないようになつている。気体導通管26の
一端部26aはバルブ本体27aの頭部に嵌合さ
れ、容易に抜けることがないようになつている。
バルブ本体27aの内部には弁座27bが配設さ
れ、ボール弁27cがこの弁座27bを開閉す
る。また、バルブ本体27aには掃気通路25側
にボール脱落防止ピン27dが設けられ、ボール
弁27cが掃気通路25側へ脱落することを防止
している。
それぞれのチエツクバルブ27は気体導通管2
6から供給される混合ガスによりボール弁27c
を開き、掃気行程において他方の気筒のクランク
室からの混合ガスを掃気通路25において流出口
25b方向に吹き出すようになつている。
6から供給される混合ガスによりボール弁27c
を開き、掃気行程において他方の気筒のクランク
室からの混合ガスを掃気通路25において流出口
25b方向に吹き出すようになつている。
次に、この実施例の作用について説明する。
ピストン13,14は180度位相がずれた状態
で水平方向に移動し、これに相応してそれぞれの
クランク室5,6に圧力変動が生じるが、クラン
ク室5,6内の減圧時、即ちピストン13の圧縮
行程時にリードバルブ22が開き、吸気通路19
から混合ガスがクランク室5に流入する。また、
同様に180度位相がずれたタイミングでクラン
ク室6に混合ガスが流入する。
で水平方向に移動し、これに相応してそれぞれの
クランク室5,6に圧力変動が生じるが、クラン
ク室5,6内の減圧時、即ちピストン13の圧縮
行程時にリードバルブ22が開き、吸気通路19
から混合ガスがクランク室5に流入する。また、
同様に180度位相がずれたタイミングでクラン
ク室6に混合ガスが流入する。
この混合ガスは掃気行程でクランク室5,6か
らそれぞれの掃気通路25を介してシリンダ7,
8内に供給されるが、低速運転時にはピストン1
3,14の動作速度が遅く。従つて、掃気通路2
5を通過する混合ガスの速度も遅くなり、底部2
5cを流れる混合ガスが停滞し、長時間低速運転
をすると、ついには混合ガスが掃気通路25の底
部25cに液状燃料として溜まるようになる。
らそれぞれの掃気通路25を介してシリンダ7,
8内に供給されるが、低速運転時にはピストン1
3,14の動作速度が遅く。従つて、掃気通路2
5を通過する混合ガスの速度も遅くなり、底部2
5cを流れる混合ガスが停滞し、長時間低速運転
をすると、ついには混合ガスが掃気通路25の底
部25cに液状燃料として溜まるようになる。
ところで、上側ピストン13と下側ピストン1
4とは180度位相がずれており、今、例えば上側
気筒が膨張行程であるとき、クランク室5で新気
な混合ガスが昇圧される。従つて、下側気筒は掃
気行程であり、クランク室6からの混合ガスは掃
気通路25を介してシリンダ8内に供給される。
これと同時に、クランク室6の新気な混合ガスが
気体導通管26を介して下側気筒の掃気通路25
に導かれて、通路内においても流出口25b方向
に吹き込まれる。このため、クランク室6からの
混合ガスは掃気通路25の底部25cに停滞する
ことなく、クランク室5に接続した気体導通管2
6を介して導かれる混合ガスとともにシリンダ8
内に供給される。
4とは180度位相がずれており、今、例えば上側
気筒が膨張行程であるとき、クランク室5で新気
な混合ガスが昇圧される。従つて、下側気筒は掃
気行程であり、クランク室6からの混合ガスは掃
気通路25を介してシリンダ8内に供給される。
これと同時に、クランク室6の新気な混合ガスが
気体導通管26を介して下側気筒の掃気通路25
に導かれて、通路内においても流出口25b方向
に吹き込まれる。このため、クランク室6からの
混合ガスは掃気通路25の底部25cに停滞する
ことなく、クランク室5に接続した気体導通管2
6を介して導かれる混合ガスとともにシリンダ8
内に供給される。
上側気筒の掃気通路25にも同様に、下側気筒
のクランク室6から新気な混合ガスが気体導通管
26を介して供給される。従つて、クランク室5
からの混合ガスは通路底部25cに停滞すること
なく、クランク室6からの混合ガスによりシリン
ダ7内に導かれる。
のクランク室6から新気な混合ガスが気体導通管
26を介して供給される。従つて、クランク室5
からの混合ガスは通路底部25cに停滞すること
なく、クランク室6からの混合ガスによりシリン
ダ7内に導かれる。
第3図は他の実施例を示す横置き型2サイクル
内燃機関の要部断面図である。この実施例におい
て、気体導通管26はその一端部26aが前記実
施例と同様にチエツクバルブ27に接続され、他
端部26bは同一気筒のクランクケース2に形成
された開口ボス部2aに係合し、クランク室5と
掃気通路25とを連通している。
内燃機関の要部断面図である。この実施例におい
て、気体導通管26はその一端部26aが前記実
施例と同様にチエツクバルブ27に接続され、他
端部26bは同一気筒のクランクケース2に形成
された開口ボス部2aに係合し、クランク室5と
掃気通路25とを連通している。
この気体導通管26は中間部に畜圧室28を有
しており、この畜圧室28にはクランク室6側の
連通口を開閉するチエツクバルブ29が配設され
ている。このチエツクバルブ29は支持体30と
の間に縮設されたスプリング31により、常時気
体導通管26の連通口を閉じるように付勢されて
いる。
しており、この畜圧室28にはクランク室6側の
連通口を開閉するチエツクバルブ29が配設され
ている。このチエツクバルブ29は支持体30と
の間に縮設されたスプリング31により、常時気
体導通管26の連通口を閉じるように付勢されて
いる。
従つて、爆発によりピストン14が下降して、
クランク室6内の混合ガスは圧縮され、ピストン
14が掃気通路25の流出口25bを閉塞してい
るとき、開口ボス部2aから気体導通管26に流
入する。このとき掃気通路25はピストン14に
より塞がれているため、混合ガスは畜圧室28の
チエツクバルブ29を開いて蓄積される。そし
て、ピストン14が掃気通路25を開く掃気行程
に至ると、畜圧室28からの混合ガスでチエツク
バルブ27が開き、混合ガス掃気通路25におい
て流出口25b方向に吹き出す。
クランク室6内の混合ガスは圧縮され、ピストン
14が掃気通路25の流出口25bを閉塞してい
るとき、開口ボス部2aから気体導通管26に流
入する。このとき掃気通路25はピストン14に
より塞がれているため、混合ガスは畜圧室28の
チエツクバルブ29を開いて蓄積される。そし
て、ピストン14が掃気通路25を開く掃気行程
に至ると、畜圧室28からの混合ガスでチエツク
バルブ27が開き、混合ガス掃気通路25におい
て流出口25b方向に吹き出す。
第4図はさらに他の実施例を示す横置き型2サ
イクル内燃機関の要部断面図である。この実施例
において、気体導通管26はその一端部26aは
チエツクバルブ27を介して掃気通路25の底部
25cに接続されているが、他端部26bは大気
に開口されている。従つて、掃気行程において、
掃気通路25が負圧になると大気が気体導通管2
6からチエツクバルブ27を介して掃気通路25
に吹き出し、掃気通路25の底部25cに停滞す
る混合ガスをシリンダ8内に供給する。
イクル内燃機関の要部断面図である。この実施例
において、気体導通管26はその一端部26aは
チエツクバルブ27を介して掃気通路25の底部
25cに接続されているが、他端部26bは大気
に開口されている。従つて、掃気行程において、
掃気通路25が負圧になると大気が気体導通管2
6からチエツクバルブ27を介して掃気通路25
に吹き出し、掃気通路25の底部25cに停滞す
る混合ガスをシリンダ8内に供給する。
なお、前記実施例では気体導通管26の一端部
26aは掃気通路25の流出側に接続したが、吹
き出し方向が掃気流を加速する方向であれば流入
側でも、また中央部でもよく、特に限定されな
い。
26aは掃気通路25の流出側に接続したが、吹
き出し方向が掃気流を加速する方向であれば流入
側でも、また中央部でもよく、特に限定されな
い。
(発明の効果)
この発明は前記のように、掃気通路の底部に気
体導通管を接続し、この気体導通管から混合ガス
や空気等の気体を掃気通路に供給して吹き出し、
掃気通路に停滞する混合ガスをシリンダ内に流入
するようになしたから、特に低速運転時等に掃気
通路に混合ガスは停滞することなく、掃気行程に
おいてシリンダ内に供給される。従つて、空燃比
が常に設定範囲に維持され、円滑な運転性能を得
ることができる。
体導通管を接続し、この気体導通管から混合ガス
や空気等の気体を掃気通路に供給して吹き出し、
掃気通路に停滞する混合ガスをシリンダ内に流入
するようになしたから、特に低速運転時等に掃気
通路に混合ガスは停滞することなく、掃気行程に
おいてシリンダ内に供給される。従つて、空燃比
が常に設定範囲に維持され、円滑な運転性能を得
ることができる。
第1図はこの発明を適用した横置き型2サイク
ル内燃機関の断面図、第2図はチエツクバルブの
断面図、第3図は他の実施例を示す横置き型2サ
イクル内燃機関の要部断面図、第4図はさらに他
の実施例を示す横置き型2サイクル内燃機関の要
部断面図である。 5,6…クランク室、7,8…シリンダ、9…
クランク軸、13,14…ピストン、19…吸気
通路、22…リードバルブ、25…掃気通路、2
6…気体導通管、27…チエツクバルブ、28…
畜圧室。
ル内燃機関の断面図、第2図はチエツクバルブの
断面図、第3図は他の実施例を示す横置き型2サ
イクル内燃機関の要部断面図、第4図はさらに他
の実施例を示す横置き型2サイクル内燃機関の要
部断面図である。 5,6…クランク室、7,8…シリンダ、9…
クランク軸、13,14…ピストン、19…吸気
通路、22…リードバルブ、25…掃気通路、2
6…気体導通管、27…チエツクバルブ、28…
畜圧室。
Claims (1)
- 1 機関本体が横置きに配置され、掃気通路がク
ランク室及びシリンダ内より下方に位置する横置
き型2サイクル内燃機関において、前記掃気通路
の底部に気体導通管を接続し、その気体導通管か
ら気体を掃気通路に供給して、掃気通路に停滞す
る混合ガスをシリンダ内に供給するようになした
ことを特徴とする横置き型2サイクル内燃機関。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59199840A JPS6176716A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 横置き型2サイクル内燃機関 |
US06/777,331 US4690109A (en) | 1984-09-25 | 1985-09-18 | Two-stroke engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59199840A JPS6176716A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 横置き型2サイクル内燃機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6176716A JPS6176716A (ja) | 1986-04-19 |
JPH042774B2 true JPH042774B2 (ja) | 1992-01-20 |
Family
ID=16414517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59199840A Granted JPS6176716A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 横置き型2サイクル内燃機関 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4690109A (ja) |
JP (1) | JPS6176716A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2530822B2 (ja) * | 1986-07-03 | 1996-09-04 | 三信工業株式会社 | 船外機のドレン除去装置 |
US4892066A (en) * | 1987-11-19 | 1990-01-09 | Outboard Marine Corporation | Multi-cylinder two-stroke engine with reduced cost and complexity |
US4890587A (en) * | 1988-01-29 | 1990-01-02 | Outboardmarine Corporation | Fuel residual handling system |
JP2724608B2 (ja) * | 1989-02-17 | 1998-03-09 | 三信工業株式会社 | 船舶用v型2サイクル内燃機関の水冷装置 |
JPH02294518A (ja) * | 1989-05-02 | 1990-12-05 | Nissan Motor Co Ltd | 2ストロークエンジン |
JP2876563B2 (ja) * | 1990-07-31 | 1999-03-31 | ヤマハ発動機株式会社 | 2サイクルディーゼルエンジン |
JPH07224666A (ja) * | 1994-02-07 | 1995-08-22 | Sanshin Ind Co Ltd | V型多気筒2サイクルエンジン |
US5540196A (en) * | 1995-10-13 | 1996-07-30 | Ford Motor Company | Multi-cylinder internal combustion engine with lower cylinder communication |
JPH09151739A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-06-10 | Kioritz Corp | 2サイクル内燃エンジン |
JP3883226B2 (ja) * | 1996-01-10 | 2007-02-21 | ヤマハマリン株式会社 | クランク室内の燃料残留防止装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1035513A (en) * | 1910-11-28 | 1912-08-13 | Gustav A F Ahlberg | Internal-combustion engine. |
US3132635A (en) * | 1962-07-30 | 1964-05-12 | Outboard Marine Corp | Internal combustion engine with crankcase compression |
US3730149A (en) * | 1971-01-21 | 1973-05-01 | Outboard Marine Corp | Drain return for engine |
US3859967A (en) * | 1972-02-23 | 1975-01-14 | Outboard Marine Corp | Fuel feed system for recycling fuel |
-
1984
- 1984-09-25 JP JP59199840A patent/JPS6176716A/ja active Granted
-
1985
- 1985-09-18 US US06/777,331 patent/US4690109A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6176716A (ja) | 1986-04-19 |
US4690109A (en) | 1987-09-01 |
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