JPH04277431A - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
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- JPH04277431A JPH04277431A JP3735791A JP3735791A JPH04277431A JP H04277431 A JPH04277431 A JP H04277431A JP 3735791 A JP3735791 A JP 3735791A JP 3735791 A JP3735791 A JP 3735791A JP H04277431 A JPH04277431 A JP H04277431A
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Links
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 29
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Relay Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リモートコントロー
ルリレー等に適用される電磁継電器に関するものである
。
ルリレー等に適用される電磁継電器に関するものである
。
【0002】
【従来の技術】一般に電磁継電器では、基端部を固定し
た板ばねの先端部に可動接点を設け、可動接点を固定接
点に対向して、電磁石の可動部により前記板ばねを駆動
して可動接点を固定接点に接離している。ところが、電
磁継電器でコンデンサ負荷やランプ負荷等を開閉する場
合には、可動接点の固定接点への接触時に大きな突入電
流が流れ、その突入電流によって可動接点と固定接点と
の間にアークが発生し、これによって接点溶着が生ずる
おそれがある。
た板ばねの先端部に可動接点を設け、可動接点を固定接
点に対向して、電磁石の可動部により前記板ばねを駆動
して可動接点を固定接点に接離している。ところが、電
磁継電器でコンデンサ負荷やランプ負荷等を開閉する場
合には、可動接点の固定接点への接触時に大きな突入電
流が流れ、その突入電流によって可動接点と固定接点と
の間にアークが発生し、これによって接点溶着が生ずる
おそれがある。
【0003】その対策として接点材料にタングステン等
の耐溶着性の良好なものを用いることが考えられるが、
抵抗値が大きいため接点閉成状態で温度上昇が大きくな
る欠点がある。そこで、耐溶着性の良好なアーク接点と
低抵抗接点とを併用して閉成動作時にアーク接点が先に
接触して突入電流を流すことにより低抵抗接点の溶着を
防止したものが提案されている(たとえば特開昭61−
233919 号, 同62−71137号,同62−
71138号) 。これにより接点開閉動作時にはアー
ク接点がアークを負担し、接点接触状態では低抵抗接点
の接触により抵抗を低く抑えることができる。
の耐溶着性の良好なものを用いることが考えられるが、
抵抗値が大きいため接点閉成状態で温度上昇が大きくな
る欠点がある。そこで、耐溶着性の良好なアーク接点と
低抵抗接点とを併用して閉成動作時にアーク接点が先に
接触して突入電流を流すことにより低抵抗接点の溶着を
防止したものが提案されている(たとえば特開昭61−
233919 号, 同62−71137号,同62−
71138号) 。これにより接点開閉動作時にはアー
ク接点がアークを負担し、接点接触状態では低抵抗接点
の接触により抵抗を低く抑えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの電磁
継電器は、1つの可動部によって駆動されかつアーク接
点および低抵抗接点が同一部材上に設けられているため
、アーク接点と低抵抗接点との接触時間差が小さく、そ
のため発生したアークが消滅する前に低抵抗接点が接触
して低抵抗接点が熱溶着することがあった。
継電器は、1つの可動部によって駆動されかつアーク接
点および低抵抗接点が同一部材上に設けられているため
、アーク接点と低抵抗接点との接触時間差が小さく、そ
のため発生したアークが消滅する前に低抵抗接点が接触
して低抵抗接点が熱溶着することがあった。
【0005】したがって、この発明の目的は、アーク接
点と低抵抗接点との接触時間差を大きくすることができ
る電磁継電器を提供することである。
点と低抵抗接点との接触時間差を大きくすることができ
る電磁継電器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の電磁継電器は
、基端部を固定した板ばねの先端部に低抵抗接点を設け
た第1の可動接触子と、基端部を固定した板ばねの先端
部にアーク接点を設けた第2の可動接触子と、前記低抵
抗接点およびアーク接点にそれぞれ対向した固定接点を
有する固定接触子と、励磁コイルを有し前記励磁コイル
の励磁により動作して前記第1の可動接触子の前記板ば
ねの前記先端部側を駆動する第1の可動部を有するとと
もに前記第2の可動接触子の前記板ばねの前記基端部側
を駆動する第2の可動部を有する電磁石とを備えたもの
である。
、基端部を固定した板ばねの先端部に低抵抗接点を設け
た第1の可動接触子と、基端部を固定した板ばねの先端
部にアーク接点を設けた第2の可動接触子と、前記低抵
抗接点およびアーク接点にそれぞれ対向した固定接点を
有する固定接触子と、励磁コイルを有し前記励磁コイル
の励磁により動作して前記第1の可動接触子の前記板ば
ねの前記先端部側を駆動する第1の可動部を有するとと
もに前記第2の可動接触子の前記板ばねの前記基端部側
を駆動する第2の可動部を有する電磁石とを備えたもの
である。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、電磁石の励磁コイル
を駆動すると第1の可動部および第2の可動部が動作し
、これにより第1の可動接触子および第2の可動接触子
が動作する。この場合、第1の可動部は第1の可動接触
子の板ばねの先端部側を駆動し、第2の可動部は第2の
可動接触子の板ばねの基端部側を駆動するため、第2の
可動接触子の方が第1の可動接触子よりも速く動作し、
アーク接点の方が低抵抗接点よりも先に固定接点に接触
する。しかもその接触時間差は、第1の可動部が第1の
可動接触子の板ばねの先端部側を駆動するほど、かつ第
2の可動部が第2の可動接触子の板ばねの基端部側を駆
動するほど大きくなる。このため、アーク接点と低抵抗
接点との接触時間差を充分に大きくすることができるの
で、突入電流による耐溶着性をより一層向上することが
でき、低抵抗接点がアークの影響をより一層防止できる
ので長寿命化が可能になる。
を駆動すると第1の可動部および第2の可動部が動作し
、これにより第1の可動接触子および第2の可動接触子
が動作する。この場合、第1の可動部は第1の可動接触
子の板ばねの先端部側を駆動し、第2の可動部は第2の
可動接触子の板ばねの基端部側を駆動するため、第2の
可動接触子の方が第1の可動接触子よりも速く動作し、
アーク接点の方が低抵抗接点よりも先に固定接点に接触
する。しかもその接触時間差は、第1の可動部が第1の
可動接触子の板ばねの先端部側を駆動するほど、かつ第
2の可動部が第2の可動接触子の板ばねの基端部側を駆
動するほど大きくなる。このため、アーク接点と低抵抗
接点との接触時間差を充分に大きくすることができるの
で、突入電流による耐溶着性をより一層向上することが
でき、低抵抗接点がアークの影響をより一層防止できる
ので長寿命化が可能になる。
【0008】
【実施例】この発明の第1の実施例を第1図ないし第3
図により説明する。すなわち、この電磁継電器は、第1
の可動接触子1と、第2の可動接触子2と、固定接触子
3と、電磁石4とを有する。第1の可動接触子1は、基
端部を固定した板ばね5の先端部に低抵抗接点6を設け
ている。板ばね5の基端部は端子を兼ねた基板7に固定
し、板ばね5の復帰作用により低抵抗接点6は常開状態
になっている。
図により説明する。すなわち、この電磁継電器は、第1
の可動接触子1と、第2の可動接触子2と、固定接触子
3と、電磁石4とを有する。第1の可動接触子1は、基
端部を固定した板ばね5の先端部に低抵抗接点6を設け
ている。板ばね5の基端部は端子を兼ねた基板7に固定
し、板ばね5の復帰作用により低抵抗接点6は常開状態
になっている。
【0009】第2の可動接触子2は、基端部を固定した
板ばね8の先端部にアーク接点9を設けている。実施例
では板ばね5,8が等長で平行に配設され基端部がとも
に基板7に固定され、しかもアーク接点9と低抵抗接点
6を基板7から同一長さの位置に設けている。そして板
ばね8の復帰作用によりアーク接点9は常開状態になっ
ている。
板ばね8の先端部にアーク接点9を設けている。実施例
では板ばね5,8が等長で平行に配設され基端部がとも
に基板7に固定され、しかもアーク接点9と低抵抗接点
6を基板7から同一長さの位置に設けている。そして板
ばね8の復帰作用によりアーク接点9は常開状態になっ
ている。
【0010】固定接触子3は、低抵抗接点6およびアー
ク接点9にそれぞれ対向した固定接点10,11を有す
る。これらの接点は端子を兼ねた基板12に取付けられ
ている。電磁石4は、励磁コイル13を有し、励磁コイ
ル13の励磁により動作して第1の可動接触子1の板ば
ね5の先端部側すなわち低抵抗接点6側を駆動する第1
の可動部14を有するとともに、励磁コイル13の励磁
により第2の可動接触子2の板ばね8の基端部側を駆動
する第2の可動部15を有し、低抵抗接点6が固定接点
10に接触するよりも先にアーク接点9を固定接点11
に先に接触させている。
ク接点9にそれぞれ対向した固定接点10,11を有す
る。これらの接点は端子を兼ねた基板12に取付けられ
ている。電磁石4は、励磁コイル13を有し、励磁コイ
ル13の励磁により動作して第1の可動接触子1の板ば
ね5の先端部側すなわち低抵抗接点6側を駆動する第1
の可動部14を有するとともに、励磁コイル13の励磁
により第2の可動接触子2の板ばね8の基端部側を駆動
する第2の可動部15を有し、低抵抗接点6が固定接点
10に接触するよりも先にアーク接点9を固定接点11
に先に接触させている。
【0011】第1の可動部14は、第2図に示すように
コ字形の磁心16と、有極のアーマチュア17と、第1
の可動接触子1を駆動する駆動突起24からなり、励磁
コイル13が磁心16の中間部に巻装されている。アー
マチュア17は回転軸36を有する回転軸部18と、こ
の回転軸部18を間にして平行に配設された一対の磁性
体19,20と、磁性体19,20間に介在された永久
磁石21とからなり、磁性体19,20の各両端部のす
き間に磁心16の両端部22,23を挿入し、回転軸3
6をベース(図示せず)に軸支して磁性体19,20の
両端部が両端部22,23に当たる位置まで回動可能に
している。励磁コイル13の無励磁では第3図(a)ま
たは同図(c)のように永久磁石21の磁束Φが磁心1
6を流れるため、アーマチュア17はそれぞれの状態で
保持されている。この場合、第3図(a)では第1図か
ら明らかなように駆動突起24が後退しているため板ば
ね5がそのばね作用により復帰して低抵抗接点6が固定
接点10から開離した状態にあり、同図(c)では反対
に駆動突起24により板ばね5のばね力に抗して板ばね
5の先端部側を駆動して低抵抗接点6が固定接点10に
接触した閉成状態である。また第3図(b)は励磁コイ
ル13を一方向に励磁した状態であり、磁束Φ1により
アーマチュア17に永久磁石21に対する反発力を生じ
させてアーマチュア17を回動させ、第3図(a)の状
態から同図(c)の状態に駆動する。励磁コイル13を
他方向に励磁したとき第3図(c)から第3図(a)に
復帰する。
コ字形の磁心16と、有極のアーマチュア17と、第1
の可動接触子1を駆動する駆動突起24からなり、励磁
コイル13が磁心16の中間部に巻装されている。アー
マチュア17は回転軸36を有する回転軸部18と、こ
の回転軸部18を間にして平行に配設された一対の磁性
体19,20と、磁性体19,20間に介在された永久
磁石21とからなり、磁性体19,20の各両端部のす
き間に磁心16の両端部22,23を挿入し、回転軸3
6をベース(図示せず)に軸支して磁性体19,20の
両端部が両端部22,23に当たる位置まで回動可能に
している。励磁コイル13の無励磁では第3図(a)ま
たは同図(c)のように永久磁石21の磁束Φが磁心1
6を流れるため、アーマチュア17はそれぞれの状態で
保持されている。この場合、第3図(a)では第1図か
ら明らかなように駆動突起24が後退しているため板ば
ね5がそのばね作用により復帰して低抵抗接点6が固定
接点10から開離した状態にあり、同図(c)では反対
に駆動突起24により板ばね5のばね力に抗して板ばね
5の先端部側を駆動して低抵抗接点6が固定接点10に
接触した閉成状態である。また第3図(b)は励磁コイ
ル13を一方向に励磁した状態であり、磁束Φ1により
アーマチュア17に永久磁石21に対する反発力を生じ
させてアーマチュア17を回動させ、第3図(a)の状
態から同図(c)の状態に駆動する。励磁コイル13を
他方向に励磁したとき第3図(c)から第3図(a)に
復帰する。
【0012】第2の可動部15は、磁心16の両端部2
2,23に一端部が磁気結合された一対のL字形のヨー
ク25,26と、ヨーク25,26の反対側の先端部2
7,28間に一片30が介在されたコ字形の磁性体製の
可動片31と、この可動片31に設けられて板ばね8の
基端部側に係合する駆動片32からなる。可動片31は
中間部がヨーク25の先端部27に被さるように配置さ
れて、その一片30が先端部27,28間を移動でき、
一片30が先端部28に接触したとき、他片33が先端
部27に接触するようにしている。
2,23に一端部が磁気結合された一対のL字形のヨー
ク25,26と、ヨーク25,26の反対側の先端部2
7,28間に一片30が介在されたコ字形の磁性体製の
可動片31と、この可動片31に設けられて板ばね8の
基端部側に係合する駆動片32からなる。可動片31は
中間部がヨーク25の先端部27に被さるように配置さ
れて、その一片30が先端部27,28間を移動でき、
一片30が先端部28に接触したとき、他片33が先端
部27に接触するようにしている。
【0013】励磁コイル13が無励磁のときは、可動片
31は板ばね8の復帰作用により第3図(a)のように
一片30が先端部28から離れている。励磁コイル13
を励磁すると、第3図(b)のように磁束Φ1が磁心1
6,ヨーク25,26および可動片31を通して流れる
ので、可動片31が矢印の方向に吸引されて、一片30
が先端部28に移動し、この動作により板ばね8が駆動
されてアーク接点9が固定接点11に接触する。この場
合、励磁コイル13の励磁により第1の可動部17も動
作して第1の可動接触子1を駆動して低抵抗接点6が動
作するが、可動片15はアーマチュア17よりも軽量で
あるためより速く動作するとともに、駆動片32により
板ばね8の基端部側を駆動するためアーク接点9の動作
は、駆動突起24により板ばね5の先端部がわ駆動する
ことにより動作する低抵抗接点6の動作よりも速いので
、大きい接触時間差をもってアーク接点9が低抵抗接点
6よりも先に固定接点11に接触する。すなわち、アー
ク接点9の駆動片32の駆動位置が板ばね8の基端部側
であるため高感度で動作するとともに、可動片31が軽
量であるため高感度で動作するので、アーク接点9が低
抵抗接点6よりもいわゆる先入りとなる。
31は板ばね8の復帰作用により第3図(a)のように
一片30が先端部28から離れている。励磁コイル13
を励磁すると、第3図(b)のように磁束Φ1が磁心1
6,ヨーク25,26および可動片31を通して流れる
ので、可動片31が矢印の方向に吸引されて、一片30
が先端部28に移動し、この動作により板ばね8が駆動
されてアーク接点9が固定接点11に接触する。この場
合、励磁コイル13の励磁により第1の可動部17も動
作して第1の可動接触子1を駆動して低抵抗接点6が動
作するが、可動片15はアーマチュア17よりも軽量で
あるためより速く動作するとともに、駆動片32により
板ばね8の基端部側を駆動するためアーク接点9の動作
は、駆動突起24により板ばね5の先端部がわ駆動する
ことにより動作する低抵抗接点6の動作よりも速いので
、大きい接触時間差をもってアーク接点9が低抵抗接点
6よりも先に固定接点11に接触する。すなわち、アー
ク接点9の駆動片32の駆動位置が板ばね8の基端部側
であるため高感度で動作するとともに、可動片31が軽
量であるため高感度で動作するので、アーク接点9が低
抵抗接点6よりもいわゆる先入りとなる。
【0014】この状態で励磁コイル13の励磁を解くと
、アーマチュア17は有極であるため閉成状態を維持す
るが、可動片32には磁束Φ1が流れなくなるので吸引
力がなくなり板ばね8の復帰作用により復帰する。した
がって、閉成状態では低抵抗接点6のみが接触したまま
となり、アーク接点9は開離した状態となる。そして再
度励磁コイル3を励磁すると、アーマチュア17より軽
量である可動片31が先に動作し再度板ばね8を駆動し
てアーク接点9が固定接点11に接触し、一方これに遅
れてアーマチュア17は元の位置に動作し、第1の可動
接触子1は接触状態から開離動作する。つぎにその励磁
を解くと、板ばね8の作用により復帰動作するため、可
動片31が後退しアーク接点9が開離動作し、低抵抗接
点6に対していわゆる後切れとなる。
、アーマチュア17は有極であるため閉成状態を維持す
るが、可動片32には磁束Φ1が流れなくなるので吸引
力がなくなり板ばね8の復帰作用により復帰する。した
がって、閉成状態では低抵抗接点6のみが接触したまま
となり、アーク接点9は開離した状態となる。そして再
度励磁コイル3を励磁すると、アーマチュア17より軽
量である可動片31が先に動作し再度板ばね8を駆動し
てアーク接点9が固定接点11に接触し、一方これに遅
れてアーマチュア17は元の位置に動作し、第1の可動
接触子1は接触状態から開離動作する。つぎにその励磁
を解くと、板ばね8の作用により復帰動作するため、可
動片31が後退しアーク接点9が開離動作し、低抵抗接
点6に対していわゆる後切れとなる。
【0015】このように、アーク接点9は突入電流のみ
が流れて定常電流が流れないので突入電流を抑制する構
成たとえばより高抵抗とする等が可能であるので接点開
閉能力を向上することができる。また耐溶着性の良好な
アーク接点9と低抵抗接点6を別々に駆動することがで
きるので、突入電流が流れている時間内はアーク接点9
のみが閉成状態にあり、定常電流が流れ出すと低抵抗接
点6のみが閉成状態にあるようにでき、そのため接点開
閉性能を長寿命化することができる。
が流れて定常電流が流れないので突入電流を抑制する構
成たとえばより高抵抗とする等が可能であるので接点開
閉能力を向上することができる。また耐溶着性の良好な
アーク接点9と低抵抗接点6を別々に駆動することがで
きるので、突入電流が流れている時間内はアーク接点9
のみが閉成状態にあり、定常電流が流れ出すと低抵抗接
点6のみが閉成状態にあるようにでき、そのため接点開
閉性能を長寿命化することができる。
【0016】この実施例によれば、電磁石4の励磁コイ
ル13を駆動すると第1の可動部14および第2の可動
部15が動作し、これにより第1の可動接触子1および
第2の可動接触子2が動作する。この場合、第1の可動
部14は第1の可動接触子1の板ばねの先端部側を駆動
し、第2の可動部15は第2の可動接触子2の板ばね8
の基端部側を駆動するため、第2の可動接触子2の方が
第1の可動接触子1よりも速く動作し、アーク接点9の
方が低抵抗接点6よりも先に固定接点11に接触する。 しかもその接触時間差は、第1の可動部14が第1の可
動接触子1の板ばね5の先端部側を駆動するほど、かつ
第2の可動部15が第2の可動接触子2の板ばね8の基
端部側を駆動するほど大きくなる。このため、アーク接
点9と低抵抗接点6との接触時間差を充分に大きくする
ことができるので、突入電流による耐溶着性をより一層
向上することができ、低抵抗接点6がアークの影響をよ
り一層防止できるので長寿命化が可能になる。
ル13を駆動すると第1の可動部14および第2の可動
部15が動作し、これにより第1の可動接触子1および
第2の可動接触子2が動作する。この場合、第1の可動
部14は第1の可動接触子1の板ばねの先端部側を駆動
し、第2の可動部15は第2の可動接触子2の板ばね8
の基端部側を駆動するため、第2の可動接触子2の方が
第1の可動接触子1よりも速く動作し、アーク接点9の
方が低抵抗接点6よりも先に固定接点11に接触する。 しかもその接触時間差は、第1の可動部14が第1の可
動接触子1の板ばね5の先端部側を駆動するほど、かつ
第2の可動部15が第2の可動接触子2の板ばね8の基
端部側を駆動するほど大きくなる。このため、アーク接
点9と低抵抗接点6との接触時間差を充分に大きくする
ことができるので、突入電流による耐溶着性をより一層
向上することができ、低抵抗接点6がアークの影響をよ
り一層防止できるので長寿命化が可能になる。
【0017】この発明の第2の実施例を第4図に示す。
すなわち、この電磁継電器は、第1の実施例においてヨ
ーク25を直線状に形成し、可動片31をL字形にし、
その可動片31の内側屈曲部37をヨーク25の先端部
27の角縁に回動可能に支持したものである。この場合
も、励磁コイル13が無励磁の時は、板ばね8の復帰作
用により可動片31がヨーク26の先端部28から離れ
ているが、励磁コイル13を励磁すると、磁束Φ1が流
れることにより可動片31がヨーク26の先端部28に
吸引されるので内側屈曲部37を中心に可動片31が回
動し、これにより板ばね8が動作し、アーク接点9が固
定接点11に接触する。その他の動作および作用効果は
第1の実施例と同様である。
ーク25を直線状に形成し、可動片31をL字形にし、
その可動片31の内側屈曲部37をヨーク25の先端部
27の角縁に回動可能に支持したものである。この場合
も、励磁コイル13が無励磁の時は、板ばね8の復帰作
用により可動片31がヨーク26の先端部28から離れ
ているが、励磁コイル13を励磁すると、磁束Φ1が流
れることにより可動片31がヨーク26の先端部28に
吸引されるので内側屈曲部37を中心に可動片31が回
動し、これにより板ばね8が動作し、アーク接点9が固
定接点11に接触する。その他の動作および作用効果は
第1の実施例と同様である。
【0018】この発明の第3の実施例を第5図に示す。
すなわち、この電磁継電器は、第1の実施例において、
可動片31が磁石34と、磁石34の両極側に設けられ
た磁性片33によりコ字形に形成され、しかもヨーク2
6の中間位置より先端部28に平行に枝ヨーク35を延
出し、その先端部28,38間にヨーク25の先端部2
7を位置させ、そして先端部27,28間および先端部
27,38間にそれぞれ磁性片33が位置するようにし
たものである。
可動片31が磁石34と、磁石34の両極側に設けられ
た磁性片33によりコ字形に形成され、しかもヨーク2
6の中間位置より先端部28に平行に枝ヨーク35を延
出し、その先端部28,38間にヨーク25の先端部2
7を位置させ、そして先端部27,28間および先端部
27,38間にそれぞれ磁性片33が位置するようにし
たものである。
【0019】この実施例によれば、可動片31が有極で
あるため、アーマチュア17と同様に無励磁で可動片3
1が先端部27,28に接触するか、先端部27,38
間に接触してそれぞれ保持され、励磁コイル13を励磁
することにより反対向きに動作する。この場合、一方向
の励磁コイル13の励磁により第1の可動部14および
第2の可動部15ともに動作して第1の可動接触子1お
よび第2の可動接触子2を閉極動作させ、励磁コイル1
3を他方向に励磁することにより第1の可動接触子1お
よび第2の可動接触子2を開極動作させ、いずれの場合
も第1の可動接触子1および第2の可動接触子2は励磁
を解いたのちも各状態に保持される。そして、第1の可
動接触子1および第2の可動接触子2の各動作は可動片
31が軽量であることと、可動片31の駆動片32が板
ばね8の基端部側を駆動しているため、アーク接点9の
方が速く動作する。また可動片31を有極としたので電
磁石の効率がよくなる。
あるため、アーマチュア17と同様に無励磁で可動片3
1が先端部27,28に接触するか、先端部27,38
間に接触してそれぞれ保持され、励磁コイル13を励磁
することにより反対向きに動作する。この場合、一方向
の励磁コイル13の励磁により第1の可動部14および
第2の可動部15ともに動作して第1の可動接触子1お
よび第2の可動接触子2を閉極動作させ、励磁コイル1
3を他方向に励磁することにより第1の可動接触子1お
よび第2の可動接触子2を開極動作させ、いずれの場合
も第1の可動接触子1および第2の可動接触子2は励磁
を解いたのちも各状態に保持される。そして、第1の可
動接触子1および第2の可動接触子2の各動作は可動片
31が軽量であることと、可動片31の駆動片32が板
ばね8の基端部側を駆動しているため、アーク接点9の
方が速く動作する。また可動片31を有極としたので電
磁石の効率がよくなる。
【0020】なお、固定接点10,11は共通の基板1
2に設けたが、それぞれ別の基板(図示せず)に設けて
もよい。
2に設けたが、それぞれ別の基板(図示せず)に設けて
もよい。
【0021】
【発明の効果】この発明の電磁継電器は、電磁石の第1
の可動部が第1の可動接触子の板ばねの先端部側を駆動
し、電磁石の第2の可動部が第2の可動接触子の板ばね
の基端部側を駆動するため、第2の可動接触子の方が第
1の可動接触子よりも速く動作し、アーク接点の方が低
抵抗接点よりも先に固定接点に接触する。しかもその接
触時間差は、第1の可動部が第1の可動接触子の板ばね
の先端部側を駆動するほど、かつ第2の可動部が第2の
可動接触子の板ばねの基端部側を駆動するほど大きくな
るので、アーク接点と低抵抗接点との接触時間差を充分
に大きくすることができ、したがって突入電流による耐
溶着性をより一層向上することができ、低抵抗接点がア
ークの影響をより一層防止できるので長寿命化が可能に
なるという効果がある。
の可動部が第1の可動接触子の板ばねの先端部側を駆動
し、電磁石の第2の可動部が第2の可動接触子の板ばね
の基端部側を駆動するため、第2の可動接触子の方が第
1の可動接触子よりも速く動作し、アーク接点の方が低
抵抗接点よりも先に固定接点に接触する。しかもその接
触時間差は、第1の可動部が第1の可動接触子の板ばね
の先端部側を駆動するほど、かつ第2の可動部が第2の
可動接触子の板ばねの基端部側を駆動するほど大きくな
るので、アーク接点と低抵抗接点との接触時間差を充分
に大きくすることができ、したがって突入電流による耐
溶着性をより一層向上することができ、低抵抗接点がア
ークの影響をより一層防止できるので長寿命化が可能に
なるという効果がある。
【図1】この発明の第1の実施例の一部省略斜視図であ
る。
る。
【図2】電磁石の斜視図である。
【図3】動作説明図である。
【図4】第2の実施例の電磁石の斜視図である。
【図5】第3の実施例の電磁石の斜視図である。
1 第1の可動接触子
2 第2の可動接触子
3 固定接触子
4 電磁石
5,8 板ばね
6 低抵抗接点
9 アーク接点
10,11 固定接点
13 励磁コイル
14 第1の可動部
15 第2の可動部
Claims (1)
- 【請求項1】 基端部を固定した板ばねの先端部に低
抵抗接点を設けた第1の可動接触子と、基端部を固定し
た板ばねの先端部にアーク接点を設けた第2の可動接触
子と、前記低抵抗接点およびアーク接点にそれぞれ対向
した固定接点を有する固定接触子と、励磁コイルを有し
前記励磁コイルの励磁により動作して前記第1の可動接
触子の前記板ばねの前記先端部側を駆動する第1の可動
部を有するとともに前記第2の可動接触子の前記板ばね
の前記基端部側を駆動する第2の可動部を有する電磁石
とを備えた電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3735791A JPH04277431A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3735791A JPH04277431A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 電磁継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04277431A true JPH04277431A (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=12495292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3735791A Pending JPH04277431A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04277431A (ja) |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP3735791A patent/JPH04277431A/ja active Pending
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