JPH04273954A - 冷凍サイクルの冷媒量調整装置 - Google Patents
冷凍サイクルの冷媒量調整装置Info
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- JPH04273954A JPH04273954A JP3467891A JP3467891A JPH04273954A JP H04273954 A JPH04273954 A JP H04273954A JP 3467891 A JP3467891 A JP 3467891A JP 3467891 A JP3467891 A JP 3467891A JP H04273954 A JPH04273954 A JP H04273954A
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- reducing devices
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- refrigerant
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 35
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Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の冷凍サイ
クルに係り、特に冷凍サイクル内の冷媒循環量を適正に
保つことができる冷凍サイクルの冷媒量調整装置に関す
る。
クルに係り、特に冷凍サイクル内の冷媒循環量を適正に
保つことができる冷凍サイクルの冷媒量調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の冷凍サイクルは、図3に示
すように圧縮機1,四方弁2,室外熱交換器3,膨張弁
などの減圧装置4,室内熱交換器5を順次接続してなり
、冷房時は圧縮機1からの高温高圧冷媒ガスを室外熱交
換器3に流して凝縮させ、減圧装置4で減圧し、室内熱
交換器5で蒸発させて室内冷房を行った後、圧縮機1に
戻し、暖房時は四方弁2の切り替えで冷房時と逆に高温
高圧冷媒ガスを室内熱交換器5に流し、そこで凝縮させ
て室内を暖房し、減圧装置4で減圧した後、室外熱交換
器3で蒸発させて圧縮機に戻すようにしている。
すように圧縮機1,四方弁2,室外熱交換器3,膨張弁
などの減圧装置4,室内熱交換器5を順次接続してなり
、冷房時は圧縮機1からの高温高圧冷媒ガスを室外熱交
換器3に流して凝縮させ、減圧装置4で減圧し、室内熱
交換器5で蒸発させて室内冷房を行った後、圧縮機1に
戻し、暖房時は四方弁2の切り替えで冷房時と逆に高温
高圧冷媒ガスを室内熱交換器5に流し、そこで凝縮させ
て室内を暖房し、減圧装置4で減圧した後、室外熱交換
器3で蒸発させて圧縮機に戻すようにしている。
【0003】この冷凍サイクルにおいて、減圧装置は圧
縮機1の吸込み温度でその開度が制御され、吸込温度が
高いときはその開度を開くよう、また吸込温度が低いと
きは開度を絞るように制御している。
縮機1の吸込み温度でその開度が制御され、吸込温度が
高いときはその開度を開くよう、また吸込温度が低いと
きは開度を絞るように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この冷
凍サイクル内に封入する冷媒量が過多状態であるとき、
凝縮側の熱交換器に液冷媒が溜りやすくなり、その熱交
換器の放熱性能が低下し、圧縮機1の消費電力の増加や
冷凍能力(冷暖房能力)の低下などの問題が生じる。ま
たさらに最悪の状態では蒸発側熱交換器での冷媒蒸発が
十分に行われず、圧縮機の液バックが生じ、圧縮機の故
障を引き起こす原因ともなる。
凍サイクル内に封入する冷媒量が過多状態であるとき、
凝縮側の熱交換器に液冷媒が溜りやすくなり、その熱交
換器の放熱性能が低下し、圧縮機1の消費電力の増加や
冷凍能力(冷暖房能力)の低下などの問題が生じる。ま
たさらに最悪の状態では蒸発側熱交換器での冷媒蒸発が
十分に行われず、圧縮機の液バックが生じ、圧縮機の故
障を引き起こす原因ともなる。
【0005】またスプリット形などの分離型冷凍サイク
ルの場合には、冷媒の封入量は室内機と室外機とを接続
する接続配管長さの据付状況によって変りやすく、適正
な冷媒封入量とすることが難しく、冷媒の追加や放出な
どの調整が必要となり、その据付工事の悪化を招く問題
がある。
ルの場合には、冷媒の封入量は室内機と室外機とを接続
する接続配管長さの据付状況によって変りやすく、適正
な冷媒封入量とすることが難しく、冷媒の追加や放出な
どの調整が必要となり、その据付工事の悪化を招く問題
がある。
【0006】また冷媒封入量が適切でも、冷暖房運転の
状況に応じてはサイクル内の循環冷媒が不足したり過多
となる場合があり、必ずしも減圧装置の開度制御だけで
は負荷に対応した運転ができない問題がある。
状況に応じてはサイクル内の循環冷媒が不足したり過多
となる場合があり、必ずしも減圧装置の開度制御だけで
は負荷に対応した運転ができない問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、冷凍サイクル内の冷媒循環量を適切に保つことがで
きる冷凍サイクルの冷媒量調整装置を提供することにあ
る。
し、冷凍サイクル内の冷媒循環量を適切に保つことがで
きる冷凍サイクルの冷媒量調整装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、室内熱
交換器を順次接続した冷凍サイクルにおいて、室外熱交
換器と室内熱交換器の間に二つのサイクル側減圧装置を
直列に接続し、他方圧縮機の吐出側と吸込側間をパイパ
ス通路で接続すると共にそのバイパス通路に二つのバイ
パス側減圧装置を直列に接続し、これらサイクル側とバ
イパス側の減圧装置の中間点を液タンクで連通したもの
である。
に本発明は、圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、室内熱
交換器を順次接続した冷凍サイクルにおいて、室外熱交
換器と室内熱交換器の間に二つのサイクル側減圧装置を
直列に接続し、他方圧縮機の吐出側と吸込側間をパイパ
ス通路で接続すると共にそのバイパス通路に二つのバイ
パス側減圧装置を直列に接続し、これらサイクル側とバ
イパス側の減圧装置の中間点を液タンクで連通したもの
である。
【0009】
【作用】上記構成によれば、運転状況に応じてサイクル
側の二つの減圧装置の開度を調整することで、サイクル
側の減圧装置間とバイパス側の減圧装置間の圧力差を調
整でき、これにより液タンクに溜まった冷媒液を冷凍サ
イクルに戻したり或いは冷凍サイクル内の冷媒を液タン
クに貯溜して、冷凍サイクルを実質的に流れる冷媒循環
量を最適に調整できる。
側の二つの減圧装置の開度を調整することで、サイクル
側の減圧装置間とバイパス側の減圧装置間の圧力差を調
整でき、これにより液タンクに溜まった冷媒液を冷凍サ
イクルに戻したり或いは冷凍サイクル内の冷媒を液タン
クに貯溜して、冷凍サイクルを実質的に流れる冷媒循環
量を最適に調整できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0011】図1において、1は圧縮機、2は四方弁,
3は室外熱交換器,4a,4bは二つ直列接続された電
子膨張弁などからなるサイクル側第1及び第2減圧装置
,4は室内熱交換器で、これらは順次接続されて冷凍サ
イクルが構成される。
3は室外熱交換器,4a,4bは二つ直列接続された電
子膨張弁などからなるサイクル側第1及び第2減圧装置
,4は室内熱交換器で、これらは順次接続されて冷凍サ
イクルが構成される。
【0012】圧縮機1の吐出側と吸込側とはバイパス通
路6で接続されると共にそのバイパス通路6にキャピラ
リーチューブなどからなる二つのバイパス側第1及び第
2減圧装置7a,7bが直列に接続される。
路6で接続されると共にそのバイパス通路6にキャピラ
リーチューブなどからなる二つのバイパス側第1及び第
2減圧装置7a,7bが直列に接続される。
【0013】このサイクル側第1及び第2減圧装置4a
,4bの中間点Aとバイパス側第1及び第2減圧装置7
a,7bの中間点Bとは連通パイプ8で接続され、その
パイプ8に液タンク9が接続される。この液タンク9は
、略垂直に起立されて設けられ、底部が中間点A側に接
続され、上部が中間点B側に接続される。
,4bの中間点Aとバイパス側第1及び第2減圧装置7
a,7bの中間点Bとは連通パイプ8で接続され、その
パイプ8に液タンク9が接続される。この液タンク9は
、略垂直に起立されて設けられ、底部が中間点A側に接
続され、上部が中間点B側に接続される。
【0014】この冷凍サイクルには各箇所の冷媒温度を
検出するセンサが設けられる。すなわち圧縮機1の吸込
側配管には吸込温度センサ10が設けられ、また室外熱
交換器3には、室外熱交中間温度センサ11が設けられ
、またその熱交換器3の冷房時の出口側には、出口温度
センサ12が設けられる。さらに室内熱交換器5には室
内熱交中間温度センサ13が設けられ、また暖房時の出
口側に出口温度センサ14が設けられる。
検出するセンサが設けられる。すなわち圧縮機1の吸込
側配管には吸込温度センサ10が設けられ、また室外熱
交換器3には、室外熱交中間温度センサ11が設けられ
、またその熱交換器3の冷房時の出口側には、出口温度
センサ12が設けられる。さらに室内熱交換器5には室
内熱交中間温度センサ13が設けられ、また暖房時の出
口側に出口温度センサ14が設けられる。
【0015】液タンク9には、液面レベル検出センサ1
5が設けられる。
5が設けられる。
【0016】これらセンサ10,11,12,13,1
4,15の検出値は制御装置16に入力され、その検出
値に応じてサイクル側第1及び第2減圧装置4a,4b
の弁開度が制御されるようになっている。
4,15の検出値は制御装置16に入力され、その検出
値に応じてサイクル側第1及び第2減圧装置4a,4b
の弁開度が制御されるようになっている。
【0017】次に本実施例の作用を説明する。
【0018】冷房運転時、圧縮機1からの高温高圧冷媒
ガスは四方弁2を介して室外熱交換器3に流れ、そこで
凝縮され、サイクル側第1及び第2減圧装置4a,4b
で減圧され、室内熱交換器5で蒸発されて室内の冷房を
行った後、四方弁2を介して圧縮機1に戻される。また
暖房運転時、四方弁2の切り替えで冷房時と逆に高温高
圧冷媒ガスが室内熱交換器5に流れ、そこで凝縮されて
室内を暖房した後、サイクル側第2及び第1減圧装置4
b,4aで減圧された後、室外熱交換器3に流れ、そこ
で蒸発されて圧縮機1に戻るようになっている。
ガスは四方弁2を介して室外熱交換器3に流れ、そこで
凝縮され、サイクル側第1及び第2減圧装置4a,4b
で減圧され、室内熱交換器5で蒸発されて室内の冷房を
行った後、四方弁2を介して圧縮機1に戻される。また
暖房運転時、四方弁2の切り替えで冷房時と逆に高温高
圧冷媒ガスが室内熱交換器5に流れ、そこで凝縮されて
室内を暖房した後、サイクル側第2及び第1減圧装置4
b,4aで減圧された後、室外熱交換器3に流れ、そこ
で蒸発されて圧縮機1に戻るようになっている。
【0019】この冷暖房運転時、圧縮機1から高温高圧
冷媒ガスの一部は、バイパス通路6に流れバイパス側第
1及び第2減圧装置7a,7bを通って圧縮機1に戻る
が、このバイパス側第1及び第2減圧装置7a,7bの
中間点Bとサイクル側第1及び第2減圧装置4a,4b
の中間点A間圧力差により、すなわち中間点Aの圧力が
中間点Bより高い時は、液タンク9内に冷房時はサイク
ル側第1減圧装置4aから、暖房時はサイクル側第2減
圧装置4bからの冷媒液が流入して貯溜され、また中間
点Aの圧力が中間点Bの圧力より低い時は液タンク9内
の冷媒液が蒸発器(冷房時は室内熱交換器5,暖房時は
室外熱交換器3)に流れ、冷凍サイクル内の冷媒循環量
が調整される。
冷媒ガスの一部は、バイパス通路6に流れバイパス側第
1及び第2減圧装置7a,7bを通って圧縮機1に戻る
が、このバイパス側第1及び第2減圧装置7a,7bの
中間点Bとサイクル側第1及び第2減圧装置4a,4b
の中間点A間圧力差により、すなわち中間点Aの圧力が
中間点Bより高い時は、液タンク9内に冷房時はサイク
ル側第1減圧装置4aから、暖房時はサイクル側第2減
圧装置4bからの冷媒液が流入して貯溜され、また中間
点Aの圧力が中間点Bの圧力より低い時は液タンク9内
の冷媒液が蒸発器(冷房時は室内熱交換器5,暖房時は
室外熱交換器3)に流れ、冷凍サイクル内の冷媒循環量
が調整される。
【0020】この冷凍サイクル内の冷媒循環量の調整は
、制御装置16が、センサー10,11,12,13,
14の検出値よりサイクル側第1及び第2減圧装置4a
,4bの開度を調節することで行う。すなわち、制御装
置16は、センサー10,11,12,13,14の検
出値より冷凍サイクル内でのアンダークールの大小とス
ーパーヒートの大小を検出し、それに応じてサイクル側
第1及び第2減圧装置4a,4bの開度を調節する。先
ずアンダークールは、冷房時室外熱交中間温度センサ1
1と出口温度センサ12の温度差より、また暖房時室内
熱交中間温度センサ13と出口温度センサ14の温度差
より求める。またスーパーヒートは、冷房時吸込温度セ
ンサ10と出口温度センサ14(又は室外熱交中間温度
センサ11)の温度差、暖房時吸込温度センサ10と出
口温度センサ14(又は室内熱交中間温度センサ13)
の温度差より求める。
、制御装置16が、センサー10,11,12,13,
14の検出値よりサイクル側第1及び第2減圧装置4a
,4bの開度を調節することで行う。すなわち、制御装
置16は、センサー10,11,12,13,14の検
出値より冷凍サイクル内でのアンダークールの大小とス
ーパーヒートの大小を検出し、それに応じてサイクル側
第1及び第2減圧装置4a,4bの開度を調節する。先
ずアンダークールは、冷房時室外熱交中間温度センサ1
1と出口温度センサ12の温度差より、また暖房時室内
熱交中間温度センサ13と出口温度センサ14の温度差
より求める。またスーパーヒートは、冷房時吸込温度セ
ンサ10と出口温度センサ14(又は室外熱交中間温度
センサ11)の温度差、暖房時吸込温度センサ10と出
口温度センサ14(又は室内熱交中間温度センサ13)
の温度差より求める。
【0021】このアンダークールが大きい時は冷媒循環
量が多いとして液タンク9内に液を溜め、また小さい時
は液タンク9内の冷媒液を冷凍サイクルに戻すようにサ
イクル側第1及び第2減圧装置4a,4bの開度を調節
し、またスーパーヒートが大きい時は、その第1及び第
2減圧装置4a,4bの開度を開きまた小さいときはサ
イクル側第1及び第2減圧装置4a,4bの開度を絞る
ように調節する。また液タンク9内の冷媒液は、液面レ
ベル検出センサ15で検出され、タンク9内の冷媒液が
満液又は空の時、制御装置16は圧縮機1の運転を停止
する。
量が多いとして液タンク9内に液を溜め、また小さい時
は液タンク9内の冷媒液を冷凍サイクルに戻すようにサ
イクル側第1及び第2減圧装置4a,4bの開度を調節
し、またスーパーヒートが大きい時は、その第1及び第
2減圧装置4a,4bの開度を開きまた小さいときはサ
イクル側第1及び第2減圧装置4a,4bの開度を絞る
ように調節する。また液タンク9内の冷媒液は、液面レ
ベル検出センサ15で検出され、タンク9内の冷媒液が
満液又は空の時、制御装置16は圧縮機1の運転を停止
する。
【0022】次にこの制御装置16を図2のフローチャ
ートを基にさらに詳しく説明する。
ートを基にさらに詳しく説明する。
【0023】先ずこのフローチャートは冷房運転時の例
を示したもので、冷房運転が開始されると、アンダーク
ールが設定範囲より大きいか小さいかを判断20し、大
きければ、第1減圧装置4aを開方向に、また第2減圧
装置4bを閉方向に開度調整21を行う。この開度調整
により中間点Aの圧力が中間点Bの圧力より高くなり、
第1減圧装置4aから凝縮液冷媒が液タンク9に溜めら
れるため、アンダークールが適正になるよう調整される
。また判断20でアンダークールが設定より小さければ
、第1減圧装置4aを閉方向に、また第2減圧装置4b
を開方向に開度調整22を行う。この開度調整により中
間点Aの圧力が中間点Bの圧力より低くなりタンク9内
の液冷媒が第2減圧装置4bを介してサイクル側に供給
されることとなりアンダークールが適正になるよう調整
される。
を示したもので、冷房運転が開始されると、アンダーク
ールが設定範囲より大きいか小さいかを判断20し、大
きければ、第1減圧装置4aを開方向に、また第2減圧
装置4bを閉方向に開度調整21を行う。この開度調整
により中間点Aの圧力が中間点Bの圧力より高くなり、
第1減圧装置4aから凝縮液冷媒が液タンク9に溜めら
れるため、アンダークールが適正になるよう調整される
。また判断20でアンダークールが設定より小さければ
、第1減圧装置4aを閉方向に、また第2減圧装置4b
を開方向に開度調整22を行う。この開度調整により中
間点Aの圧力が中間点Bの圧力より低くなりタンク9内
の液冷媒が第2減圧装置4bを介してサイクル側に供給
されることとなりアンダークールが適正になるよう調整
される。
【0024】次にアンダークールが適正であれば、次に
スーパーヒートが設定範囲より大きいか小さいかを判断
23し、大きければ、過熱状態を防止すべく第1及び第
2減圧装置4a,4bを共に開方向に開度を開いて減圧
度を低くしてスーパーヒートを適正値まで下げる調整2
4を行い、またスーパーヒートが小さければ、液バック
を防止すべく、第1及び第2減圧装置4a,4bを共に
閉方向に開度を絞ってスーパーヒートを適正値まで上げ
る調整25を行う。またスーパーヒートが適正であれば
次に液面レベルの判断26を行い、タンク内が満液や空
の時は圧縮機を停止するなどの異常停止処理27を行う
。
スーパーヒートが設定範囲より大きいか小さいかを判断
23し、大きければ、過熱状態を防止すべく第1及び第
2減圧装置4a,4bを共に開方向に開度を開いて減圧
度を低くしてスーパーヒートを適正値まで下げる調整2
4を行い、またスーパーヒートが小さければ、液バック
を防止すべく、第1及び第2減圧装置4a,4bを共に
閉方向に開度を絞ってスーパーヒートを適正値まで上げ
る調整25を行う。またスーパーヒートが適正であれば
次に液面レベルの判断26を行い、タンク内が満液や空
の時は圧縮機を停止するなどの異常停止処理27を行う
。
【0025】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、冷凍サイ
クルに二つの減圧装置を設け、他方圧縮機の吐出側と吸
込側間に二つのバイパス側減圧装置を接続し、これらサ
イクル側とバイパス側の減圧装置の中間点を液タンクで
連通することで、バイパス側の減圧装置の開度を調整し
て液タンクに溜まった冷媒液を冷凍サイクルに戻したり
或いは冷凍サイクル内の冷媒を液タンクに貯溜して、冷
凍サイクルを実質的に流れる冷媒循環量を最適に調整で
きる。従って(1) アンダークール過多となり凝縮側
の性能が低下し、消費電力の増大、冷凍能力の低下と言
った問題がなくなる。(2) 冷媒過多時に圧縮機に液
冷媒が戻り故障を起こす危険がなくなる。(3) 施工
時に冷媒の追加・放出などの調整が不要となり工事性が
改善される。 (4) 異なる形態の室内ユニットを接続する場合に冷
媒量、絞りなどを自己調整するため、開発にかかる負荷
が低減できる。(5) 異なる空調条件でも常に最適な
制御を行える等の効果を奏する。
クルに二つの減圧装置を設け、他方圧縮機の吐出側と吸
込側間に二つのバイパス側減圧装置を接続し、これらサ
イクル側とバイパス側の減圧装置の中間点を液タンクで
連通することで、バイパス側の減圧装置の開度を調整し
て液タンクに溜まった冷媒液を冷凍サイクルに戻したり
或いは冷凍サイクル内の冷媒を液タンクに貯溜して、冷
凍サイクルを実質的に流れる冷媒循環量を最適に調整で
きる。従って(1) アンダークール過多となり凝縮側
の性能が低下し、消費電力の増大、冷凍能力の低下と言
った問題がなくなる。(2) 冷媒過多時に圧縮機に液
冷媒が戻り故障を起こす危険がなくなる。(3) 施工
時に冷媒の追加・放出などの調整が不要となり工事性が
改善される。 (4) 異なる形態の室内ユニットを接続する場合に冷
媒量、絞りなどを自己調整するため、開発にかかる負荷
が低減できる。(5) 異なる空調条件でも常に最適な
制御を行える等の効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す冷凍サイクル図である
。
。
【図2】本発明のフローチャートを示す図である。
【図3】従来の冷凍サイクルを示す図である。
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外熱交換器
4a,4b サイクル側減圧装置
5 室内熱交換器
7a,7b バイパス側減圧装置
9 液タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、室
内熱交換器を順次接続した冷凍サイクルにおいて、室外
熱交換器と室内熱交換器の間に二つのサイクル側減圧装
置を直列に接続し、他方圧縮機の吐出側と吸込側間をパ
イパス通路で接続すると共にそのバイパス通路に二つの
バイパス側減圧装置を直列に接続し、これらサイクル側
とバイパス側の減圧装置の中間点を液タンクで連通した
ことを特徴とする冷凍サイクルの冷媒量調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3467891A JPH04273954A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 冷凍サイクルの冷媒量調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3467891A JPH04273954A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 冷凍サイクルの冷媒量調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04273954A true JPH04273954A (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=12421081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3467891A Pending JPH04273954A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 冷凍サイクルの冷媒量調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04273954A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111649446A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-09-11 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调器自动收液控制方法、控制系统及空调器 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP3467891A patent/JPH04273954A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111649446A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-09-11 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调器自动收液控制方法、控制系统及空调器 |
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