JPH04273301A - 車両用自動運転装置 - Google Patents
車両用自動運転装置Info
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- JPH04273301A JPH04273301A JP3033301A JP3330191A JPH04273301A JP H04273301 A JPH04273301 A JP H04273301A JP 3033301 A JP3033301 A JP 3033301A JP 3330191 A JP3330191 A JP 3330191A JP H04273301 A JPH04273301 A JP H04273301A
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- Japan
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- vehicle
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- relative displacement
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Links
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- 238000001444 catalytic combustion detection Methods 0.000 description 28
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- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 5
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用自動運転装置、特
に路上に敷設された白線と車両との相対変位を検出し、
この検出相対変位に基づいて車両の操舵を制御する車両
用自動運転装置に関する。
に路上に敷設された白線と車両との相対変位を検出し、
この検出相対変位に基づいて車両の操舵を制御する車両
用自動運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、運転者の負担を軽減すること
を目的として、各種の自動運転装置が開発されている。 この中で、ハンドル操作も自動的に行う自動運転が研究
されており、通常の自動車においても自動運転ができる
ような機構を搭載することが検討されている。
を目的として、各種の自動運転装置が開発されている。 この中で、ハンドル操作も自動的に行う自動運転が研究
されており、通常の自動車においても自動運転ができる
ような機構を搭載することが検討されている。
【0003】このような自動運転を行うためには車両の
走路に対する位置を常時把握し、車両が走路に沿って走
行するように制御しなければならず、このため、走路に
沿って敷設されている白線を車載テレビカメラによって
撮影し、この白線と車両との相対的位置関係に基づき車
両の操舵を制御することが提案されている。
走路に対する位置を常時把握し、車両が走路に沿って走
行するように制御しなければならず、このため、走路に
沿って敷設されている白線を車載テレビカメラによって
撮影し、この白線と車両との相対的位置関係に基づき車
両の操舵を制御することが提案されている。
【0004】すなわち、道路には通常センターラインや
車線を分離するライン等が敷設されており、自動運転の
ための位置検出を白線に基づいて行えば道路側の設備を
非常に簡単なものとできるのである。
車線を分離するライン等が敷設されており、自動運転の
ための位置検出を白線に基づいて行えば道路側の設備を
非常に簡単なものとできるのである。
【0005】例えば、特開昭60−37011号公報に
は、路上に敷設されている所定距離前方の白線をテレビ
カメラ等によって撮影し、この検出した白線位置に基づ
いて操舵制御を行う装置が開示されている。
は、路上に敷設されている所定距離前方の白線をテレビ
カメラ等によって撮影し、この検出した白線位置に基づ
いて操舵制御を行う装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては、車両に搭載されたテレビカメラ等により所定距
離前方の白線を撮影し、検出した白線と車両との相対変
位量に基づき車両の操舵を制御するものであるが、車載
テレビカメラにより検出される白線は車両から所定距離
離れた位置の白線であり、従って、例えば車両が平坦路
ではなく登坂路を走行する場合には平坦路を走行する場
合と検出距離が異なってくる。
いては、車両に搭載されたテレビカメラ等により所定距
離前方の白線を撮影し、検出した白線と車両との相対変
位量に基づき車両の操舵を制御するものであるが、車載
テレビカメラにより検出される白線は車両から所定距離
離れた位置の白線であり、従って、例えば車両が平坦路
ではなく登坂路を走行する場合には平坦路を走行する場
合と検出距離が異なってくる。
【0007】操舵制御系は所定距離における白線と車両
との相対変位量に基づき操舵制御を行うので、このよう
に白線の検出距離が異なると、正確な操舵制御を行うこ
とが出来ず、白線に沿って自動運転できない問題があっ
た。
との相対変位量に基づき操舵制御を行うので、このよう
に白線の検出距離が異なると、正確な操舵制御を行うこ
とが出来ず、白線に沿って自動運転できない問題があっ
た。
【0008】そこで、本願出願人は先に白線までの距離
を検出し、相対変位量及び白線までの距離に基づき操舵
量を算出する自動運転装置を提案した。
を検出し、相対変位量及び白線までの距離に基づき操舵
量を算出する自動運転装置を提案した。
【0009】しかし、操舵制御の目的は車両の白線に対
する相対変位を解消するだけでなく、車両の進行方向を
白線の敷設方向と一致させることにあり、このように相
対変位量のみを解消する制御では実際の走行に合致した
滑らかな制御を行うことができない問題があった。
する相対変位を解消するだけでなく、車両の進行方向を
白線の敷設方向と一致させることにあり、このように相
対変位量のみを解消する制御では実際の走行に合致した
滑らかな制御を行うことができない問題があった。
【0010】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、白線に沿った滑らかかつ正確な
操舵制御を行うことが可能な車両用自動運転装置を提供
することにある。
のであり、その目的は、白線に沿った滑らかかつ正確な
操舵制御を行うことが可能な車両用自動運転装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用自動運転装置は、白線を撮影して車
両と白線との相対変位量を検出するCCDセンサと、C
CDセンサにて検出された相対変位量の時間変化量を算
出する演算手段と、相対変位量及び相対変位量の時間変
化量に基づき車両の操舵量を算出する制御手段とを有す
ることを特徴とする。
に、本発明の車両用自動運転装置は、白線を撮影して車
両と白線との相対変位量を検出するCCDセンサと、C
CDセンサにて検出された相対変位量の時間変化量を算
出する演算手段と、相対変位量及び相対変位量の時間変
化量に基づき車両の操舵量を算出する制御手段とを有す
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の車両用自動運転装置はこのような構成
を有しており、CCDセンサにて車両と白線との相対変
位量を検出すると共に、演算手段にてこの相対変位量に
時間変化量を算出する。この相対変位量の時間変化量は
車両が白線に対してどちらの方向に向いているかを示す
ものであり、車両のヨー角を間接的に示す物理量となる
。
を有しており、CCDセンサにて車両と白線との相対変
位量を検出すると共に、演算手段にてこの相対変位量に
時間変化量を算出する。この相対変位量の時間変化量は
車両が白線に対してどちらの方向に向いているかを示す
ものであり、車両のヨー角を間接的に示す物理量となる
。
【0013】従って、相対変位量だけでなく、この相対
変位量の時間変化量に基づき車両の操舵量を決定するこ
とにより白線との相対変位量を解消するとともに白線の
敷設方向と車両の進行方向を一致させることができる。
変位量の時間変化量に基づき車両の操舵量を決定するこ
とにより白線との相対変位量を解消するとともに白線の
敷設方向と車両の進行方向を一致させることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明に係る車両用
自動運転装置の好適な実施例を説明する。
自動運転装置の好適な実施例を説明する。
【0015】図1は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、2個のCCDカメラ10、11は車両の所定位置
に搭載され、車両の前方方向を撮影する。このCCDカ
メラ10、11は水平方向に並設されており、各々複数
のCCD(固体撮像素子)を有し車両の前方走路をライ
ン状に撮影して画像信号を出力する。そして、このCC
Dカメラ10、11から出力された画像信号はA/D変
換器12によってデジタルデータに変換された後、演算
処理回路14に供給される。
あり、2個のCCDカメラ10、11は車両の所定位置
に搭載され、車両の前方方向を撮影する。このCCDカ
メラ10、11は水平方向に並設されており、各々複数
のCCD(固体撮像素子)を有し車両の前方走路をライ
ン状に撮影して画像信号を出力する。そして、このCC
Dカメラ10、11から出力された画像信号はA/D変
換器12によってデジタルデータに変換された後、演算
処理回路14に供給される。
【0016】ここで、CCDカメラ10、11の概略構
成図が図2に示されており、センサケース110の前面
には集光レンズ112が設けられている。そして、集光
レンズ112に入射する光Lは1次元CCD114に集
光され、入射光の輝度に応じた電気信号に変換される。 なお、この集光レンズ112とCCD114との間に配
置された赤外線フィルタ116はCCD114における
温度に起因する誤差を排除するためのものであり、また
絞り118はCCD114に入射する光を所定範囲内に
限定するために設けられている。
成図が図2に示されており、センサケース110の前面
には集光レンズ112が設けられている。そして、集光
レンズ112に入射する光Lは1次元CCD114に集
光され、入射光の輝度に応じた電気信号に変換される。 なお、この集光レンズ112とCCD114との間に配
置された赤外線フィルタ116はCCD114における
温度に起因する誤差を排除するためのものであり、また
絞り118はCCD114に入射する光を所定範囲内に
限定するために設けられている。
【0017】そして、CCDカメラ10、11における
CCD114は前述したように複数個配置されており、
このCCDカメラ10、11によって前方走路を撮影し
た場合には、図3の破線で示すようなライン状のエリア
120が検出されることとなる。なお、図3において走
路に敷設された白線は、それぞれ符号122,124が
付されている。
CCD114は前述したように複数個配置されており、
このCCDカメラ10、11によって前方走路を撮影し
た場合には、図3の破線で示すようなライン状のエリア
120が検出されることとなる。なお、図3において走
路に敷設された白線は、それぞれ符号122,124が
付されている。
【0018】演算処理回路14はCCDカメラ10、1
1から供給された画像信号を処理して白線122,12
4を検出するが、このためにまず入力されたデジタルデ
ータを所定のしきい値と比較し、入力画像信号がしきい
値より大きい時にH、小さい時にLと判定してCCDビ
ット毎の二値化データを得る。
1から供給された画像信号を処理して白線122,12
4を検出するが、このためにまず入力されたデジタルデ
ータを所定のしきい値と比較し、入力画像信号がしきい
値より大きい時にH、小さい時にLと判定してCCDビ
ット毎の二値化データを得る。
【0019】そして、この二値化データからL→H、H
→LとなるCCDビットの番地を求めることにより、白
線の位置を検出することができる。
→LとなるCCDビットの番地を求めることにより、白
線の位置を検出することができる。
【0020】白線位置が検出された後、演算処理回路1
4は次に車両の所定基準線(本実施例においては車両前
後方向に平向な中心線)と検出された白線との横変位量
を算出する。ここで、横変位量は図4に示されるように
、車両位置からCCDカメラ10、11の前方注視距離
Lにおける検出ラインと検出された白線との交点b及び
検出ラインと車両の前後中心線との交点aの間の距離e
で定義される。本実施例においては、CCDカメラ10
、11の前方注視距離Lを20mに設定している。
4は次に車両の所定基準線(本実施例においては車両前
後方向に平向な中心線)と検出された白線との横変位量
を算出する。ここで、横変位量は図4に示されるように
、車両位置からCCDカメラ10、11の前方注視距離
Lにおける検出ラインと検出された白線との交点b及び
検出ラインと車両の前後中心線との交点aの間の距離e
で定義される。本実施例においては、CCDカメラ10
、11の前方注視距離Lを20mに設定している。
【0021】また、本実施例においては、車速センサ1
6が所定位置に設けられており、この車速センサ16か
らの車速信号SPDを演算処理回路14に供給する。
6が所定位置に設けられており、この車速センサ16か
らの車速信号SPDを演算処理回路14に供給する。
【0022】さらに、自動運転スイッチ20が車両の運
転席近傍に設けられており、このスイッチをONとする
ことにより演算処理回路14は入力した各検出信号に基
づき操舵アクチュエータ22に制御信号を供給する構成
である。
転席近傍に設けられており、このスイッチをONとする
ことにより演算処理回路14は入力した各検出信号に基
づき操舵アクチュエータ22に制御信号を供給する構成
である。
【0023】以下、この演算処置回路14にて行われる
演算処理を説明する。図5にはCCDカメラ10、11
内のCCD114の構成及び光量のプロファイルが示さ
れている。左右のCCDカメラ10、11にて得られる
像をそれぞれ基準部及び参照部とすると、この基準部に
投射される基準像と参照部に投射される参照像との横ず
れは白線までの距離に依存することとなり、この左右像
の間隔を読み取ることによって白線までの距離を得るこ
とができる。
演算処理を説明する。図5にはCCDカメラ10、11
内のCCD114の構成及び光量のプロファイルが示さ
れている。左右のCCDカメラ10、11にて得られる
像をそれぞれ基準部及び参照部とすると、この基準部に
投射される基準像と参照部に投射される参照像との横ず
れは白線までの距離に依存することとなり、この左右像
の間隔を読み取ることによって白線までの距離を得るこ
とができる。
【0024】すなわち、基準部のi番目の素子の出力を
Si、参照部のi番目の素子の出力をCiとすると、左
右像のずれがちょうど基準部、参照部間隔に等しい場合
、 Si−Ci=0 となる。しかしながら、一般にはCCDカメラ10、1
1のピント外れに起因する横ずれが生じるので、必ずし
も0になるとは限らない。
Si、参照部のi番目の素子の出力をCiとすると、左
右像のずれがちょうど基準部、参照部間隔に等しい場合
、 Si−Ci=0 となる。しかしながら、一般にはCCDカメラ10、1
1のピント外れに起因する横ずれが生じるので、必ずし
も0になるとは限らない。
【0025】そこで、対応する素子の出力の差の絶対値
の和をとり、これをAとして相関量の目安とする。
の和をとり、これをAとして相関量の目安とする。
【0026】
A(m)=Σ|(Si+k)−C(j+k+n)|ここ
で、iは基準部の最初の素子の番号であり、jは参照部
の素子の最初の番号である。また、kは基準部、参照部
の最初の素子から数えてk番目の素子を表している。
で、iは基準部の最初の素子の番号であり、jは参照部
の素子の最初の番号である。また、kは基準部、参照部
の最初の素子から数えてk番目の素子を表している。
【0027】そして、基準部のデータ番号を固定し、参
照部のデータ番号をmにより一つずつシフトさせこのシ
フト量mと相関量A(m)との関係を算出する。
照部のデータ番号をmにより一つずつシフトさせこのシ
フト量mと相関量A(m)との関係を算出する。
【0028】その定義から明らかなように、相関量A(
n)は左右像の不一致度の目安であり、従って、この相
関量A(n)が最小となるシフト量mが左右像の相関が
最も高い最適なシフト量であり、このシフト量、すなわ
ち左右像のずれ量が白線までの距離に依存することから
白線までの距離が算出されることとなる。
n)は左右像の不一致度の目安であり、従って、この相
関量A(n)が最小となるシフト量mが左右像の相関が
最も高い最適なシフト量であり、このシフト量、すなわ
ち左右像のずれ量が白線までの距離に依存することから
白線までの距離が算出されることとなる。
【0029】一般に、左右像のずれ量をn、白線までの
距離をRとした時、ほぼ R=c/n なる関係となる。但し、cは集光レンズ112の焦点距
離やCCD114の素子長により定まる定数である。
距離をRとした時、ほぼ R=c/n なる関係となる。但し、cは集光レンズ112の焦点距
離やCCD114の素子長により定まる定数である。
【0030】このように、演算処理回路14はCCDカ
メラ10、11の視差を利用して白線までの距離Rを算
出し、さらにこの白線までの距離Rに基づいて操舵制御
の制御ゲインを決定する。すなわち、図6に示されるよ
うに複数の予め設定された車速値及び複数の予め定めら
れた距離に対応する制御ゲイン値KP 及びKe をマ
ップとしてメモリ30に格納しておき、演算処理回路1
4はこのメモリ30にアクセスして検出された車速及び
距離に対応する制御ゲイン値を選択する。
メラ10、11の視差を利用して白線までの距離Rを算
出し、さらにこの白線までの距離Rに基づいて操舵制御
の制御ゲインを決定する。すなわち、図6に示されるよ
うに複数の予め設定された車速値及び複数の予め定めら
れた距離に対応する制御ゲイン値KP 及びKe をマ
ップとしてメモリ30に格納しておき、演算処理回路1
4はこのメモリ30にアクセスして検出された車速及び
距離に対応する制御ゲイン値を選択する。
【0031】次に、演算処理回路14は算出された相対
変位量eの時間的変化量de/dtを演算する。この時
間的変化量が負の大きな値である場合には相対変位量e
は急激に小さくなっていることを意味し、従って車両の
中心線と白線の接線とのなす角度が大きく車両が白線方
向に向いていることを示している。また、時間的変化量
が正の大きな値である場合には相対変位量eは急激に大
きくなっていることを意味し、従って車両が白線とは逆
方向に向かっていることを示している。
変位量eの時間的変化量de/dtを演算する。この時
間的変化量が負の大きな値である場合には相対変位量e
は急激に小さくなっていることを意味し、従って車両の
中心線と白線の接線とのなす角度が大きく車両が白線方
向に向いていることを示している。また、時間的変化量
が正の大きな値である場合には相対変位量eは急激に大
きくなっていることを意味し、従って車両が白線とは逆
方向に向かっていることを示している。
【0032】このように、相対変位量eの時間的変化量
de/dtを算出することにより、車両と白線とのなす
角度を間接的にモニタすることにより、相対変位量及び
車両の進行方向を所望の値に速やかに制御することが可
能となる。
de/dtを算出することにより、車両と白線とのなす
角度を間接的にモニタすることにより、相対変位量及び
車両の進行方向を所望の値に速やかに制御することが可
能となる。
【0033】すなわち、算出された相対変位量e、相対
変位量の時間的変化量de/dt、及びメモリ30から
読みだされた制御ゲインKP 、Ke を用いてθ=K
P ・e+Ke ・de/dt により前輪の操舵角θを算出する。但し、中立位置を0
とし、右操舵を+、左操舵を−としている。ここで、右
辺第1項は車両中心線と白線との相対変位量を制御する
項であり、右辺第2項は車両と白線とのなす角度を制御
する項である。
変位量の時間的変化量de/dt、及びメモリ30から
読みだされた制御ゲインKP 、Ke を用いてθ=K
P ・e+Ke ・de/dt により前輪の操舵角θを算出する。但し、中立位置を0
とし、右操舵を+、左操舵を−としている。ここで、右
辺第1項は車両中心線と白線との相対変位量を制御する
項であり、右辺第2項は車両と白線とのなす角度を制御
する項である。
【0034】このように、本実施例においては、図7の
制御フローチャートに示されるように、白線を検出して
相対変位量を算出し(S101)、1ステップ前の相対
変位量との差分演算を行うことにより時間的変化量を算
出し(S102)、操舵角を演算して(S103)操舵
アクチュエータ22に指示する(S104)ことにより
操舵制御するものであり、白線に沿った正確かつ滑らか
な制御を行うことができる。
制御フローチャートに示されるように、白線を検出して
相対変位量を算出し(S101)、1ステップ前の相対
変位量との差分演算を行うことにより時間的変化量を算
出し(S102)、操舵角を演算して(S103)操舵
アクチュエータ22に指示する(S104)ことにより
操舵制御するものであり、白線に沿った正確かつ滑らか
な制御を行うことができる。
【0035】図8には本実施例の構成及び制御で所定の
白線に沿って自動操縦走行を行った場合のシミュレーシ
ョン結果を示したものである。想定カーブは90R、ま
た車速は100Km/h、制御時間は100msとした
。図において、横軸はX軸方向の走行距離を示しており
、縦軸はY軸方向の走行距離を示している。また、この
X−Yマップ上には車両の走行コース及びこの時の操舵
角、相対変位量、車両ヨー角、ヨーレートが示されてい
る。なお、比較のため図9に白線との相対変位量のみを
制御した場合(θ=K・e)のシミュレーション結果を
示す。
白線に沿って自動操縦走行を行った場合のシミュレーシ
ョン結果を示したものである。想定カーブは90R、ま
た車速は100Km/h、制御時間は100msとした
。図において、横軸はX軸方向の走行距離を示しており
、縦軸はY軸方向の走行距離を示している。また、この
X−Yマップ上には車両の走行コース及びこの時の操舵
角、相対変位量、車両ヨー角、ヨーレートが示されてい
る。なお、比較のため図9に白線との相対変位量のみを
制御した場合(θ=K・e)のシミュレーション結果を
示す。
【0036】両図において、操舵角及びヨーレートの変
化に着目すると、相対変位量のみを制御した場合にはオ
ーバシュートを生じて逆に操舵して蛇行走行しているが
、相対変位量及びその時間的変化量を制御している場合
にはこのようなことは生じずスムーズに白線に沿って走
行していることがわかる。
化に着目すると、相対変位量のみを制御した場合にはオ
ーバシュートを生じて逆に操舵して蛇行走行しているが
、相対変位量及びその時間的変化量を制御している場合
にはこのようなことは生じずスムーズに白線に沿って走
行していることがわかる。
【0037】なお、本実施例において車速に応じて制御
ゲインを変化させているが、車速に応じて差分演算時間
を変化させて時間変化量を算出してもよい。
ゲインを変化させているが、車速に応じて差分演算時間
を変化させて時間変化量を算出してもよい。
【0038】また、本実施例のシミュレーション結果は
実際に車両と白線とのなす角を検出して制御を行う場合
とほとんど同じ結果を与えることを発明者は見いだして
おり、従って別個角度検出センサ等を設ける必要がなく
制御を行うことができる効果を有する。
実際に車両と白線とのなす角を検出して制御を行う場合
とほとんど同じ結果を与えることを発明者は見いだして
おり、従って別個角度検出センサ等を設ける必要がなく
制御を行うことができる効果を有する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用自動運転装置によれば、相対変位量の時間的変化量を
も考慮して操舵制御することにより、白線に沿って正確
にかつ滑らかに自動運転を行うことが可能となる。
用自動運転装置によれば、相対変位量の時間的変化量を
も考慮して操舵制御することにより、白線に沿って正確
にかつ滑らかに自動運転を行うことが可能となる。
【図1】本発明の車両用自動運転装置の実施例の構成ブ
ロック図。
ロック図。
【図2】同実施例のCCDカメラの構成図。
【図3】同実施例のCCDカメラの視野説明図。
【図4】同実施例の前方変位量説明図。
【図5】同実施例のCCDの検出出力説明図。
【図6】同実施例の制御ゲイン値マップ説明図。
【図7】同実施例の制御フローチャート図。
【図8】同実施例のシミュレーション結果説明図。
【図9】同実施例における比較例のシミュレーション結
果説明図。
果説明図。
10,11 CCDカメラ
14 演算処理回路
22 操舵アクチュエータ
122,124 白線
Claims (1)
- 【請求項1】道路に敷設された白線を検出し、車両と検
出白線との相対変位量に基づき車両の操舵を制御する車
両用自動運転装置であって、白線を撮影し、車両と白線
との相対変位量を検出するCCDセンサと、前記CCD
センサにて検出された相対変位量の時間変化量を算出す
る演算手段と、前記相対変位量及び相対変位量の時間変
化量に基づき車両の操舵量を算出する制御手段と、を有
することを特徴とする車両用自動運転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033301A JPH04273301A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車両用自動運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3033301A JPH04273301A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車両用自動運転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04273301A true JPH04273301A (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=12382730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3033301A Pending JPH04273301A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 車両用自動運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04273301A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-02-28 JP JP3033301A patent/JPH04273301A/ja active Pending
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