JPH0426351Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0426351Y2 JPH0426351Y2 JP1986070759U JP7075986U JPH0426351Y2 JP H0426351 Y2 JPH0426351 Y2 JP H0426351Y2 JP 1986070759 U JP1986070759 U JP 1986070759U JP 7075986 U JP7075986 U JP 7075986U JP H0426351 Y2 JPH0426351 Y2 JP H0426351Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- sealing member
- cut
- knob
- lines
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は上面を出没自在となし側面に弾性鉤止
片を有する弾性鉤止片付キヤツプに装着される金
属製封緘部材に関するものである。
片を有する弾性鉤止片付キヤツプに装着される金
属製封緘部材に関するものである。
(ロ) 従来の技術
この種金属製封緘部材はその上壁の円形空間内
にリング状に突出する摘子片を設け、その摘子片
の根本部から2条の切込み線を側壁の途中まで設
け、その摘子片を引つ張ることにより開封するも
のが公知である(実公昭49−16275号公報第2
図)。
にリング状に突出する摘子片を設け、その摘子片
の根本部から2条の切込み線を側壁の途中まで設
け、その摘子片を引つ張ることにより開封するも
のが公知である(実公昭49−16275号公報第2
図)。
(ハ) 考案が解決しようとする課題
しかし、かかる金属製封緘部材は、切断線が側
壁の途中までしか設けていないので、開封の際に
摘子片を引つ張つても切込み線を設けていない部
分が容易に開封されない場合があつた。
壁の途中までしか設けていないので、開封の際に
摘子片を引つ張つても切込み線を設けていない部
分が容易に開封されない場合があつた。
このため、切込み線の一方を下端まで設けて開
封を容易にすることが考えられているが(実公昭
49−16275号公報第5図・第6図)、この種金属製
封緘部材は弾性鉤止片付キヤツプとセツトするた
めに、側壁の下端部を内方へ変形させると、切込
み線がこの変形部分の上端根本にも存在するの
で、その部分の切込み線が座屈してしまう欠点が
あつた。
封を容易にすることが考えられているが(実公昭
49−16275号公報第5図・第6図)、この種金属製
封緘部材は弾性鉤止片付キヤツプとセツトするた
めに、側壁の下端部を内方へ変形させると、切込
み線がこの変形部分の上端根本にも存在するの
で、その部分の切込み線が座屈してしまう欠点が
あつた。
(ニ) 課題を解決するための手段
本考案は、かかる課題を解決するためになされ
たもので、上面2aを出没自在となし側面に弾性
鉤止片2bを有する弾性鉤止片付キヤツプ2に装
着され、側壁1hに全周にわたつて内方へ変形し
た下端部1h′を設け、上壁1gにリング状の摘子
片1kを有し、この摘子片1kの根本部から側壁
1hの下端部1h′上方に至る2条の切込み線1
e,1fを設けてなるブリキ・アルミニウム等の
金属製封緘部材1において、側壁1hの2条の切
込み線1e,1fの一方1eにのみ対応して下端
部1h′の中央部分に前記一方の切込み線1eから
離して切断部1nを設けたことを特徴とする金属
製封緘部材としたものである。
たもので、上面2aを出没自在となし側面に弾性
鉤止片2bを有する弾性鉤止片付キヤツプ2に装
着され、側壁1hに全周にわたつて内方へ変形し
た下端部1h′を設け、上壁1gにリング状の摘子
片1kを有し、この摘子片1kの根本部から側壁
1hの下端部1h′上方に至る2条の切込み線1
e,1fを設けてなるブリキ・アルミニウム等の
金属製封緘部材1において、側壁1hの2条の切
込み線1e,1fの一方1eにのみ対応して下端
部1h′の中央部分に前記一方の切込み線1eから
離して切断部1nを設けたことを特徴とする金属
製封緘部材としたものである。
(ホ) 作用
かかる本考案の金属製封緘部材によれば、摘子
片1kを引つ張ることにより、根本部から2条の
切断線1e,1fに沿つて開封され、切込み線1
e,1fの下端まで開封されてから更に引つ張る
ことにより側壁1hの下端部1h′の中央部分に位
置する切断部1nまで開封され、この切断部1n
に引つ張り力が集中すると共に、切断部1nから
先端までは残り少ないので極めて容易に開封され
る。又、側壁1hの下端部1h′の切断部1nは2
条の切込み線1e,1fの一方側に対応して位置
しているので、一方の切込み線1eからその切断
部1nへ開封された場合に、その開封方向が金属
製封緘部材1の側壁1hを開く方向に作用し、開
封後そのまま弾性鉤止片付キヤツプ2より金属製
封緘部材1を摘子片1kと共に取外すことができ
る。更に、切断部1nは側壁1hの下端部1h′の
中央部分に設けられているので、下端部1h′が設
けられる際に切断部1nに座屈が生ずることがな
い。
片1kを引つ張ることにより、根本部から2条の
切断線1e,1fに沿つて開封され、切込み線1
e,1fの下端まで開封されてから更に引つ張る
ことにより側壁1hの下端部1h′の中央部分に位
置する切断部1nまで開封され、この切断部1n
に引つ張り力が集中すると共に、切断部1nから
先端までは残り少ないので極めて容易に開封され
る。又、側壁1hの下端部1h′の切断部1nは2
条の切込み線1e,1fの一方側に対応して位置
しているので、一方の切込み線1eからその切断
部1nへ開封された場合に、その開封方向が金属
製封緘部材1の側壁1hを開く方向に作用し、開
封後そのまま弾性鉤止片付キヤツプ2より金属製
封緘部材1を摘子片1kと共に取外すことができ
る。更に、切断部1nは側壁1hの下端部1h′の
中央部分に設けられているので、下端部1h′が設
けられる際に切断部1nに座屈が生ずることがな
い。
(ヘ) 実施例
以下、本考案の一実施例を第1図〜第5図に基
いて説明する。ブリキ製封緘部材1は、その上壁
1gにリング状摘子片1kが設けられている。こ
の摘子片1kの根本部から側壁1hに至る2条の
切込み線1e,1fが設けられている。この切込
み線1e,1fは夫々3個に分割されて形成され
ている。封緘部材1の側壁1hには全周にわたつ
て内方へ変形した下端部1h′が形成されている。
この下端部1h′の中央部分には、第2図に示すよ
うに、一方の切込み線1eにのみ対応して切断部
1nが設けられる。この切断部1nは一方の切込
み線1eから離れて形成されている。又、下端部
1h′には、第2図に示す状態から第3図に示すよ
うに外側へ巻設された巻設部1mが形成されてい
る。
いて説明する。ブリキ製封緘部材1は、その上壁
1gにリング状摘子片1kが設けられている。こ
の摘子片1kの根本部から側壁1hに至る2条の
切込み線1e,1fが設けられている。この切込
み線1e,1fは夫々3個に分割されて形成され
ている。封緘部材1の側壁1hには全周にわたつ
て内方へ変形した下端部1h′が形成されている。
この下端部1h′の中央部分には、第2図に示すよ
うに、一方の切込み線1eにのみ対応して切断部
1nが設けられる。この切断部1nは一方の切込
み線1eから離れて形成されている。又、下端部
1h′には、第2図に示す状態から第3図に示すよ
うに外側へ巻設された巻設部1mが形成されてい
る。
弾性鉤止片付キヤツプ2は、上面2aが出没自
在をなし、側面に弾性鉤止片2bが形成されてい
る。この弾性鉤止片付キヤツプ2内にパツキング
6が挿入された状態で、封緘部材1内に弾性鉤止
片2bの弾性を利用して挿入され、第4図に示す
ようにキヤツプユニツト6が構成される。
在をなし、側面に弾性鉤止片2bが形成されてい
る。この弾性鉤止片付キヤツプ2内にパツキング
6が挿入された状態で、封緘部材1内に弾性鉤止
片2bの弾性を利用して挿入され、第4図に示す
ようにキヤツプユニツト6が構成される。
このキヤツプユニツト6は、第5図に示すよう
に缶口3に嵌着され、封緘部材1の下端部1h′が
封緘機で内方へ変形される。
に缶口3に嵌着され、封緘部材1の下端部1h′が
封緘機で内方へ変形される。
かかる金属製封緘部材によれば、摘子片1kを
引つ張ることによりその根本部から2条の切断線
1e,1fに沿つて開封され、切込み線1e,1
fの下端まで開封されてから更に引つ張ると側壁
1h下端部の切断部1nまで開封されてこの切断
部1n側に引つ張り力が集中すると共に、切断部
1nから先端までは残り少ないので、極めて容易
に開封される。又、側壁1hの下端部1h′の切断
部1nは2条の切込み線1e,1fの一方側に位
置しているので、一方の切込み線1eからその切
断部1nへ開封された場合に、その開封方向が金
属製封緘部材1の側壁1hを開く方向に作用し、
開封後そのまま弾性鉤止片付キヤツプ2より金属
製封緘部材1を摘子片1kと共に取外すことがで
きる。更に、切断部1nは側壁1hの下端部1
h′の中央部分に設けられているので、下端部1
h′が締つけられる際にこの切断部1nに座屈が生
ずることがない。
引つ張ることによりその根本部から2条の切断線
1e,1fに沿つて開封され、切込み線1e,1
fの下端まで開封されてから更に引つ張ると側壁
1h下端部の切断部1nまで開封されてこの切断
部1n側に引つ張り力が集中すると共に、切断部
1nから先端までは残り少ないので、極めて容易
に開封される。又、側壁1hの下端部1h′の切断
部1nは2条の切込み線1e,1fの一方側に位
置しているので、一方の切込み線1eからその切
断部1nへ開封された場合に、その開封方向が金
属製封緘部材1の側壁1hを開く方向に作用し、
開封後そのまま弾性鉤止片付キヤツプ2より金属
製封緘部材1を摘子片1kと共に取外すことがで
きる。更に、切断部1nは側壁1hの下端部1
h′の中央部分に設けられているので、下端部1
h′が締つけられる際にこの切断部1nに座屈が生
ずることがない。
(ト) 考案の効果
本考案の金属製封緘部材によれば、摘子片1k
を引つ張つて開封する際に切断線1nにより引つ
張り力を集中させ容易に開封することができ、
又、その開封方向が金属製封緘部材1の取外し方
向と合致させて摘子片1kと共に取外すことがで
き、更には側壁1hの下部を内方へ変形させる際
に座屈することもない効果を有する。
を引つ張つて開封する際に切断線1nにより引つ
張り力を集中させ容易に開封することができ、
又、その開封方向が金属製封緘部材1の取外し方
向と合致させて摘子片1kと共に取外すことがで
き、更には側壁1hの下部を内方へ変形させる際
に座屈することもない効果を有する。
第1図は本考案の封緘部材の一部断面正面図、
第2図は同封緘部材の平面図、第3図は同封緘部
材の完成直前の一部断面正面図、第4図は同封緘
部材を用いたキヤツプユニツトの一部断面正面
図、第5図は同封緘部材の缶口装着状態の一部断
面正面図である。 1……封緘部材、2……弾性鉤止片付キヤツ
プ、3……缶口、6……キヤツプユニツト。
第2図は同封緘部材の平面図、第3図は同封緘部
材の完成直前の一部断面正面図、第4図は同封緘
部材を用いたキヤツプユニツトの一部断面正面
図、第5図は同封緘部材の缶口装着状態の一部断
面正面図である。 1……封緘部材、2……弾性鉤止片付キヤツ
プ、3……缶口、6……キヤツプユニツト。
Claims (1)
- 上面2aを出没自在となし側面に弾性鉤止片2
bを有する弾性鉤止片付キヤツプ2に装着され、
側壁1hに全周にわたつて内方へ変形した下端部
1h′を設け、上壁1gにリング状の摘子片1kを
有し、この摘子片1kの根本部から側壁1hの下
端部1h′上方に至る2条の切込み線1e,1fを
設けてなるブリキ・アルミニウム等の金属製封緘
部材1において、側壁1hの2条の切込み線1
e,1fの一方1eにのみ対応して下端部1h′の
中央部分に前記一方の切込み線1eから離して切
断部1nを設けたことを特徴とする金属製封緘部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986070759U JPH0426351Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986070759U JPH0426351Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62182243U JPS62182243U (ja) | 1987-11-19 |
JPH0426351Y2 true JPH0426351Y2 (ja) | 1992-06-24 |
Family
ID=30912684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986070759U Expired JPH0426351Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0426351Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684175B2 (ja) * | 1988-05-18 | 1994-10-26 | 広浜金属工業株式会社 | 金属製封緘部材の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5827152B2 (ja) * | 1975-11-24 | 1983-06-07 | ユニロイヤル、インコ−ポレ−テツド | 空気偏向板 |
JPS602449A (ja) * | 1983-06-07 | 1985-01-08 | 株式会社神宮製作所 | 金属製封緘部材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5827152U (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-21 | 株式会社神宮製作所 | 金属製封緘部材 |
-
1986
- 1986-05-13 JP JP1986070759U patent/JPH0426351Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5827152B2 (ja) * | 1975-11-24 | 1983-06-07 | ユニロイヤル、インコ−ポレ−テツド | 空気偏向板 |
JPS602449A (ja) * | 1983-06-07 | 1985-01-08 | 株式会社神宮製作所 | 金属製封緘部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62182243U (ja) | 1987-11-19 |
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