JPH04248462A - 向流式遠心抽出装置 - Google Patents
向流式遠心抽出装置Info
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- JPH04248462A JPH04248462A JP1325991A JP1325991A JPH04248462A JP H04248462 A JPH04248462 A JP H04248462A JP 1325991 A JP1325991 A JP 1325991A JP 1325991 A JP1325991 A JP 1325991A JP H04248462 A JPH04248462 A JP H04248462A
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- rotating shaft
- cell
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- cells
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心場を利用して試料
溶液から重量成分或は軽量成分を抽出する向流式遠心抽
出装置に関するものである。
溶液から重量成分或は軽量成分を抽出する向流式遠心抽
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遠心場を利用して試料溶液から重
量成分或は軽量成分を抽出する装置として遠心向流分配
クロマトグラフ装置が公知である(特公昭58−138
6号公報,米国特許第4968428号明細書)。この
装置は、内部に多数の大径孔と、この大径孔同志を直列
状態で、互いに順次連通させる多数の小径孔を有する多
数のカセットを回転体内に、その回転軸を中心として径
方向に設けて、さらにこれらのカセット同志も互いに連
通させて1本の流路を形成するようにしたものである。 そして、この流路の一方の端部から試料溶液を供給し、
遠心場の下で上記大径孔内の固定相により抽出しようと
する重量成分或いは軽量成分を捉え、上記流路の他方の
端部より上記成分を除く軽量成分或は重量成分を流出さ
せるようにしたものである。ここで、カセットは試料溶
液に化学的に侵されて、例えば形状変形、寸法のくるい
が生じることがないように現状ではフッ素樹脂を使って
、これに高圧を加えた圧縮成形および細溝の加工を施し
、両側からステンレス板を取付けてサンドイッチ構造に
して、上記大径孔、小径孔が形成されている。
量成分或は軽量成分を抽出する装置として遠心向流分配
クロマトグラフ装置が公知である(特公昭58−138
6号公報,米国特許第4968428号明細書)。この
装置は、内部に多数の大径孔と、この大径孔同志を直列
状態で、互いに順次連通させる多数の小径孔を有する多
数のカセットを回転体内に、その回転軸を中心として径
方向に設けて、さらにこれらのカセット同志も互いに連
通させて1本の流路を形成するようにしたものである。 そして、この流路の一方の端部から試料溶液を供給し、
遠心場の下で上記大径孔内の固定相により抽出しようと
する重量成分或いは軽量成分を捉え、上記流路の他方の
端部より上記成分を除く軽量成分或は重量成分を流出さ
せるようにしたものである。ここで、カセットは試料溶
液に化学的に侵されて、例えば形状変形、寸法のくるい
が生じることがないように現状ではフッ素樹脂を使って
、これに高圧を加えた圧縮成形および細溝の加工を施し
、両側からステンレス板を取付けてサンドイッチ構造に
して、上記大径孔、小径孔が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
上記大径孔、小径孔を形成するためにフッ素樹脂が用い
られている。このため、装置を大形化して遠心分離抽出
能力を大きくしようとしても、フッ素樹脂の加工性が悪
く、上記圧縮成形のために非常に大きい力で加圧する必
要があり、また上記細溝の加工も特殊で大きなものを加
工するには困難を伴い、大形化が難しいという問題があ
る。本発明は、斯る従来の問題点を課題としてなされた
もので、容易に大形化して、遠心分離抽出能力を大きく
することを可能にした向流式遠心抽出装置を提供しよう
とするものである。
上記大径孔、小径孔を形成するためにフッ素樹脂が用い
られている。このため、装置を大形化して遠心分離抽出
能力を大きくしようとしても、フッ素樹脂の加工性が悪
く、上記圧縮成形のために非常に大きい力で加圧する必
要があり、また上記細溝の加工も特殊で大きなものを加
工するには困難を伴い、大形化が難しいという問題があ
る。本発明は、斯る従来の問題点を課題としてなされた
もので、容易に大形化して、遠心分離抽出能力を大きく
することを可能にした向流式遠心抽出装置を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、適宜回転駆動手段に結合し、軸端部に開
口した複数本の独立した流路を内部に有する回転軸と、
この回転軸にこれと一体回転可能に設けた枠体と、上記
回転軸の軸端部にて上記流路を外部の固定管に連通させ
る流路を有する回転管継手と、上記枠体内にこの枠体と
一体回転可能に上記回転軸を中心として径方向に配し、
内部に流入した試料溶液のうちのより軽い成分を回転軸
側端部から流出させるか、より重い成分を反回転軸側端
部から流出させるかの少なくともいずれか一方を行わせ
るようにした複数のセルと、上記セルのうちの1個を回
転軸内の流路に連通させ、これとは別の1個のセルをこ
の回転軸内の別の流路に連通させ、これらのセルおよび
他のセルを順次連通させて、上記より軽い成分或は上記
より重い成分のうちの少なくともいずれかを連続的に流
す流路とを備えた向流式遠心抽出装置において、上記セ
ルおよびセルに結合する上記流路を耐食性部材からなる
パイプ構造にして形成した。
に、本発明は、適宜回転駆動手段に結合し、軸端部に開
口した複数本の独立した流路を内部に有する回転軸と、
この回転軸にこれと一体回転可能に設けた枠体と、上記
回転軸の軸端部にて上記流路を外部の固定管に連通させ
る流路を有する回転管継手と、上記枠体内にこの枠体と
一体回転可能に上記回転軸を中心として径方向に配し、
内部に流入した試料溶液のうちのより軽い成分を回転軸
側端部から流出させるか、より重い成分を反回転軸側端
部から流出させるかの少なくともいずれか一方を行わせ
るようにした複数のセルと、上記セルのうちの1個を回
転軸内の流路に連通させ、これとは別の1個のセルをこ
の回転軸内の別の流路に連通させ、これらのセルおよび
他のセルを順次連通させて、上記より軽い成分或は上記
より重い成分のうちの少なくともいずれかを連続的に流
す流路とを備えた向流式遠心抽出装置において、上記セ
ルおよびセルに結合する上記流路を耐食性部材からなる
パイプ構造にして形成した。
【0005】
【作用】上記のように構成することにより、従来構造に
よるフッ素樹脂を使った場合のように圧縮成形,溝加工
は不要となり、溶接,或はねじ止めにより形成できるよ
うになる。
よるフッ素樹脂を使った場合のように圧縮成形,溝加工
は不要となり、溶接,或はねじ止めにより形成できるよ
うになる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。図1は、本発明に係る向流式遠心抽出装置を示し
、回転軸1と枠体2と回転軸1の両端部に設けた2個の
回転管継手3と複数の管状のセル4とからなっている。 回転軸1は、図示しない回転駆動手段に結合し、内部に
独立した2本の流路5,6を有し、このうちの1本の流
路5は一方の軸端部に、他の1本の流路6は他方の軸端
部に開口している。枠体2は、回転軸1にこれと一体回
転可能に設けてある。回転管継手3は、内部に流路7を
有し、上記2本の流路5,6の各々を別個に外部の固定
管8,9の各々に連通させている。
する。図1は、本発明に係る向流式遠心抽出装置を示し
、回転軸1と枠体2と回転軸1の両端部に設けた2個の
回転管継手3と複数の管状のセル4とからなっている。 回転軸1は、図示しない回転駆動手段に結合し、内部に
独立した2本の流路5,6を有し、このうちの1本の流
路5は一方の軸端部に、他の1本の流路6は他方の軸端
部に開口している。枠体2は、回転軸1にこれと一体回
転可能に設けてある。回転管継手3は、内部に流路7を
有し、上記2本の流路5,6の各々を別個に外部の固定
管8,9の各々に連通させている。
【0007】セル4は、枠体2内に、この枠体2と一体
回転可能に、多段かつ回転軸1を中心として径方向に配
置してあり、両端部に流出入口10,11を備えている
。そして、このセル4内は固定相となっている。また、
多数のセル4同志、およびセル4と回転軸1内の流路5
,6とは、溶接により接合した管12により互いに連通
し、パイプ構造による連続した1本の流路を形成してい
る。具体的には、多数のセル4のうちの一つの、本実施
例では最下段のものの回転軸側の流出入口10が回転軸
1内の流路5に、またこれとは別の一つの、本実施例で
は最上段のものの反回転軸側の流出入口11が回転軸1
内の流路6に連通し、これらを除く他の流出入口10,
11は、順次一つのセル4の回転軸側の流出入口10が
これとは別のセル4の反回転軸側の流出入口11に連通
するように配管してある。
回転可能に、多段かつ回転軸1を中心として径方向に配
置してあり、両端部に流出入口10,11を備えている
。そして、このセル4内は固定相となっている。また、
多数のセル4同志、およびセル4と回転軸1内の流路5
,6とは、溶接により接合した管12により互いに連通
し、パイプ構造による連続した1本の流路を形成してい
る。具体的には、多数のセル4のうちの一つの、本実施
例では最下段のものの回転軸側の流出入口10が回転軸
1内の流路5に、またこれとは別の一つの、本実施例で
は最上段のものの反回転軸側の流出入口11が回転軸1
内の流路6に連通し、これらを除く他の流出入口10,
11は、順次一つのセル4の回転軸側の流出入口10が
これとは別のセル4の反回転軸側の流出入口11に連通
するように配管してある。
【0008】ここで、セル4,管12および回転軸1,
回転管継手3の流路部分は耐触性部材、例えばステンレ
ス鋼,チタン鋼,或はフッ素樹脂からなっている。そし
て、例えば試料溶液中の重量成分を分離抽出しようとす
る場合には、図1において実線による矢印で示すように
、下方の回転管継手3の流路7より試料溶液を供給し、
枠体2とともにセル4を回転させる。この結果、遠心場
の下で試料溶液中の重量成分はセル4内の固定相で捉え
られ、軽量成分は回転軸側の流出入口10より排出され
、上方の回転管継手3の流路7より送り出される。 これとは逆に試料溶液中の軽量成分を分離抽出しようと
する場合は、図1において破線による矢印で示すように
、上記と逆の流れとなる。なお、この遠心場の下での分
離抽出の原理自体は公知のものである(上記公告公報お
よび米国特許明細書)。
回転管継手3の流路部分は耐触性部材、例えばステンレ
ス鋼,チタン鋼,或はフッ素樹脂からなっている。そし
て、例えば試料溶液中の重量成分を分離抽出しようとす
る場合には、図1において実線による矢印で示すように
、下方の回転管継手3の流路7より試料溶液を供給し、
枠体2とともにセル4を回転させる。この結果、遠心場
の下で試料溶液中の重量成分はセル4内の固定相で捉え
られ、軽量成分は回転軸側の流出入口10より排出され
、上方の回転管継手3の流路7より送り出される。 これとは逆に試料溶液中の軽量成分を分離抽出しようと
する場合は、図1において破線による矢印で示すように
、上記と逆の流れとなる。なお、この遠心場の下での分
離抽出の原理自体は公知のものである(上記公告公報お
よび米国特許明細書)。
【0009】なお、上記実施例では図面を単純化するた
めに、回転軸1の両側に1列ずつ多数のセル4を上下に
配置した装置を示したが、実際上は模式的に示せば図2
に示すように回転軸1を中心として、周方向に多数の列
を配するのが好ましい。また、上記実施例では上下のセ
ル4同志を連通させて、この連通させたものを周方向に
並ぶ別のセル4の列と連通させるようにした装置を示し
たが、本発明はこれに限定するものでなく、図3に示す
ように周方向に並ぶセル4同志を連通させてから、順次
上下方向に連通させるようにしてもよく、セル4同志を
連通させる順序は何ら限定するものでなく、かつセル4
の列数,段数も何ら限定するものではない。図4は、図
3に示すようにまず回転軸1を中心として周方向に並ぶ
セル4同志を連通させたタイプの別の実施例を示し、回
転軸1に、これと一体回転可能に適宜間隔で多段に設け
た円板13の上下両面にセル4を固定したものである。 なお、図2〜図4において図1と互いに共通する部分に
は同一番号を符してある。
めに、回転軸1の両側に1列ずつ多数のセル4を上下に
配置した装置を示したが、実際上は模式的に示せば図2
に示すように回転軸1を中心として、周方向に多数の列
を配するのが好ましい。また、上記実施例では上下のセ
ル4同志を連通させて、この連通させたものを周方向に
並ぶ別のセル4の列と連通させるようにした装置を示し
たが、本発明はこれに限定するものでなく、図3に示す
ように周方向に並ぶセル4同志を連通させてから、順次
上下方向に連通させるようにしてもよく、セル4同志を
連通させる順序は何ら限定するものでなく、かつセル4
の列数,段数も何ら限定するものではない。図4は、図
3に示すようにまず回転軸1を中心として周方向に並ぶ
セル4同志を連通させたタイプの別の実施例を示し、回
転軸1に、これと一体回転可能に適宜間隔で多段に設け
た円板13の上下両面にセル4を固定したものである。 なお、図2〜図4において図1と互いに共通する部分に
は同一番号を符してある。
【0010】図5は本発明の別の実施例に係る多段形の
向流式遠心抽出装置を示し、本実施例では回転体20を
2段に配置してある。この回転体20は回転軸21と枠
体22と回転軸21の両端部に設けた2個の回転管継手
23と複数のセル24とからなっている。回転軸21は
、図示しない回転駆動手段に結合し、内部に独立した4
本の流路25,26,27,28を有し、このうちの2
本の流路25,26は一方の軸端部に、他の2本の流路
27,28は他方の軸端部に開口している。枠体22は
、回転軸21にこれと一体回転可能に設けてある。回転
管継手23は、内部に独立した2本の流路29,30を
有し、これにより上記4本の流路25,26,27,2
8の各々を別個に4本の固定管31,32,33,34
或は33,34,35,36の各々に連通させている。 具体的には、以下に詳述するように流路29により流路
26と固定管33或は35と、さらに流路28と固定管
32或は33とを連通させ、流路30により流路25と
固定管34或は36と、さらに流路27と固定管31或
は34とを連通させている。なおこの種の回転管継手は
公知のものである(特開昭63−47594号公報)。
向流式遠心抽出装置を示し、本実施例では回転体20を
2段に配置してある。この回転体20は回転軸21と枠
体22と回転軸21の両端部に設けた2個の回転管継手
23と複数のセル24とからなっている。回転軸21は
、図示しない回転駆動手段に結合し、内部に独立した4
本の流路25,26,27,28を有し、このうちの2
本の流路25,26は一方の軸端部に、他の2本の流路
27,28は他方の軸端部に開口している。枠体22は
、回転軸21にこれと一体回転可能に設けてある。回転
管継手23は、内部に独立した2本の流路29,30を
有し、これにより上記4本の流路25,26,27,2
8の各々を別個に4本の固定管31,32,33,34
或は33,34,35,36の各々に連通させている。 具体的には、以下に詳述するように流路29により流路
26と固定管33或は35と、さらに流路28と固定管
32或は33とを連通させ、流路30により流路25と
固定管34或は36と、さらに流路27と固定管31或
は34とを連通させている。なおこの種の回転管継手は
公知のものである(特開昭63−47594号公報)。
【0011】セル24は管形状となっており、枠体22
内に、この枠体22と一体回転可能に、多段かつ回転軸
21を中心として径方向に配置してあり、回転軸側の端
部に内方流出口37,反回転軸側の端部に外方流出口3
8,中央部に第1,第2流入口39,40を備えている
。そして、このうちの一つの、本実施例では最下段の外
方流出口38が回転軸21内の流路28を介して回転管
継手23内の流路29に、これと同じセル24の第1流
入口39が同じく流路27を介して流路30に連通する
ように配管されている。また、これとは別の一つの、本
実施例では最上段の内方流出口37が回転軸21内の流
路25を介して回転管継手23内の流路30、これと同
じセル24の第2流入口40が同じく流路26を介して
流路29に連通するように配管されている。さらに、他
の流出入口については順次内方流出口37が別のセル2
4の第1流入口39と、第2流入口40が別のセル24
の外方流出口38と連通するように配管されている。
内に、この枠体22と一体回転可能に、多段かつ回転軸
21を中心として径方向に配置してあり、回転軸側の端
部に内方流出口37,反回転軸側の端部に外方流出口3
8,中央部に第1,第2流入口39,40を備えている
。そして、このうちの一つの、本実施例では最下段の外
方流出口38が回転軸21内の流路28を介して回転管
継手23内の流路29に、これと同じセル24の第1流
入口39が同じく流路27を介して流路30に連通する
ように配管されている。また、これとは別の一つの、本
実施例では最上段の内方流出口37が回転軸21内の流
路25を介して回転管継手23内の流路30、これと同
じセル24の第2流入口40が同じく流路26を介して
流路29に連通するように配管されている。さらに、他
の流出入口については順次内方流出口37が別のセル2
4の第1流入口39と、第2流入口40が別のセル24
の外方流出口38と連通するように配管されている。
【0012】このように、セル24およびこれと結合す
る流路は上記実施例と同様パイプ構造となっている。上
記流路28,27を介してセル24の外方流出口38,
第1流入口39に通じる流路29,30の外方端部はそ
れぞれ第1管継手部41,第2管継手部42となってお
り、流路25,26を介してセル24の内方流出口37
,第2流入口40に通じる流路30,29の外方端部は
それぞれ第3管継手部43,第4管継手部44となって
いる。そして、隣り合う回転体20のうちの一方の回転
体20の第1管継手部41を固定管33により、他方の
第4管継手部44と、上記一方の回転体20の第2管継
手部42を固定管34により上記他方の第3管継手部4
3と直接連通させることにより、両回転体20のセル2
4を通る連続した2種類の流路が形成してある。また、
本実施例の場合には回転体20は2段に設けてあるだけ
であるので、上記一方の回転体20の第3管継手部43
からの流路は固定管36により軽量物抽出溶液採取部4
5に至り、第4管継手部44は固定管35により重液供
給部46に直接連通しており、上記他方の回転体20の
第1管継手部41からの流路は固定管32により重量物
抽出溶液採取部47に至り、第2管継手部42は固定管
31により軽液供給部48に直接連通している。さらに
、両回転体20,20間の固定管33,34のいずれか
の箇所、本実施例では固定管33の中間部に試料溶液供
給部49が接続してある。ここで、重液供給部46,軽
液供給部48,試料溶液供給部49はポンプ50と液溜
め部51とからなっている。
る流路は上記実施例と同様パイプ構造となっている。上
記流路28,27を介してセル24の外方流出口38,
第1流入口39に通じる流路29,30の外方端部はそ
れぞれ第1管継手部41,第2管継手部42となってお
り、流路25,26を介してセル24の内方流出口37
,第2流入口40に通じる流路30,29の外方端部は
それぞれ第3管継手部43,第4管継手部44となって
いる。そして、隣り合う回転体20のうちの一方の回転
体20の第1管継手部41を固定管33により、他方の
第4管継手部44と、上記一方の回転体20の第2管継
手部42を固定管34により上記他方の第3管継手部4
3と直接連通させることにより、両回転体20のセル2
4を通る連続した2種類の流路が形成してある。また、
本実施例の場合には回転体20は2段に設けてあるだけ
であるので、上記一方の回転体20の第3管継手部43
からの流路は固定管36により軽量物抽出溶液採取部4
5に至り、第4管継手部44は固定管35により重液供
給部46に直接連通しており、上記他方の回転体20の
第1管継手部41からの流路は固定管32により重量物
抽出溶液採取部47に至り、第2管継手部42は固定管
31により軽液供給部48に直接連通している。さらに
、両回転体20,20間の固定管33,34のいずれか
の箇所、本実施例では固定管33の中間部に試料溶液供
給部49が接続してある。ここで、重液供給部46,軽
液供給部48,試料溶液供給部49はポンプ50と液溜
め部51とからなっている。
【0013】次に、上記構成からなる装置の機能につい
て説明する。まず、重液或は軽液或は両者の混合液をセ
ル24内に充満させた状態で各回転体20を高速回転さ
せ、重量成分或は軽量成分を分離抽出させようとする試
料溶液を試料溶液供給部49より固定管33に供給する
。各セル24は遠心場の下に置かれより重い成分は外方
流出口38より、より軽い成分は内方流出口37より流
出し、それぞれ逆方向の隣り合うセル24の第2流入口
40,第1流入口39へと流入して行く。そして、全体
的には、より重い成分は図中破線による矢印で示すよう
に、またより軽い成分は図中一点鎖線による矢印で示す
ように流れる。このようにして流路内の試料溶液中の重
量成分のみが上記破線による矢印の方向の下流側に、軽
量成分のみが上記一点鎖線による矢印の方向の下流側に
集まり、それぞれ重量物抽出溶液採取部47,軽量物抽
出溶液採取部45に抽出される。
て説明する。まず、重液或は軽液或は両者の混合液をセ
ル24内に充満させた状態で各回転体20を高速回転さ
せ、重量成分或は軽量成分を分離抽出させようとする試
料溶液を試料溶液供給部49より固定管33に供給する
。各セル24は遠心場の下に置かれより重い成分は外方
流出口38より、より軽い成分は内方流出口37より流
出し、それぞれ逆方向の隣り合うセル24の第2流入口
40,第1流入口39へと流入して行く。そして、全体
的には、より重い成分は図中破線による矢印で示すよう
に、またより軽い成分は図中一点鎖線による矢印で示す
ように流れる。このようにして流路内の試料溶液中の重
量成分のみが上記破線による矢印の方向の下流側に、軽
量成分のみが上記一点鎖線による矢印の方向の下流側に
集まり、それぞれ重量物抽出溶液採取部47,軽量物抽
出溶液採取部45に抽出される。
【0014】各セル24には連続的に第1流入口39,
第2流入口40より液が流入し、より重い成分、より軽
い成分を外方流出口38,内方流出口37より流出させ
ている故、この分離抽出作業は連続的に行えるようにな
っている。なお、本発明は上記実施例に限定されるもの
でなく、この他例えば試料溶液供給部49を固定管34
に接続してもよい。また、上記実施例では回転体20を
2段に配置したものを示したが、回転体20を3段以上
に配置してもよい。そして、このように回転体20を3
段以上配置することにより、重量成分と軽量成分の2種
類だけでなく、比重の異なる3種類以上の成分の分離が
行える。
第2流入口40より液が流入し、より重い成分、より軽
い成分を外方流出口38,内方流出口37より流出させ
ている故、この分離抽出作業は連続的に行えるようにな
っている。なお、本発明は上記実施例に限定されるもの
でなく、この他例えば試料溶液供給部49を固定管34
に接続してもよい。また、上記実施例では回転体20を
2段に配置したものを示したが、回転体20を3段以上
に配置してもよい。そして、このように回転体20を3
段以上配置することにより、重量成分と軽量成分の2種
類だけでなく、比重の異なる3種類以上の成分の分離が
行える。
【0015】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、上記セルおよびセルに結合する上記流路を耐
食性部材からなるパイプ構造にして形成してある。この
ように、パイプ構造にしてあるため、従来構造によるフ
ッ素樹脂を使った場合のように圧縮成形,溝加工は不要
となり、溶接,或はねじ止めにより形成でき、またパイ
プ自体の製造は容易であり、装置の大形化、分離抽出能
力の向上が可能になるという効果を奏する。
によれば、上記セルおよびセルに結合する上記流路を耐
食性部材からなるパイプ構造にして形成してある。この
ように、パイプ構造にしてあるため、従来構造によるフ
ッ素樹脂を使った場合のように圧縮成形,溝加工は不要
となり、溶接,或はねじ止めにより形成でき、またパイ
プ自体の製造は容易であり、装置の大形化、分離抽出能
力の向上が可能になるという効果を奏する。
【図1】 本発明に係る向流式遠心抽出装置の縦断面
図である。
図である。
【図2】 図1に示すものと同タイプの本発明に係る
装置を模式的に示した図である。
装置を模式的に示した図である。
【図3】 図1に示すものとは別のタイプの本発明に
係る装置を模式的に示した図である。
係る装置を模式的に示した図である。
【図4】 図3に示したものと同タイプの本発明に係
る装置の縦断面図である。
る装置の縦断面図である。
【図5】 本発明の別の実施例に係る装置の全体構成
図である。
図である。
1 回転軸
2 枠体
3 回転管継手
4 セル
5〜7 流路
8,9 固定管
10,11 流出入口
12 管
21 回転軸
22 枠体
23 回転管継手
24 セル
25〜30 流路
31〜36 固定管
37 内方流出口
38 外方流出口
Claims (1)
- 【請求項1】 適宜回転駆動手段に結合し、軸端部に
開口した複数本の独立した流路を内部に有する回転軸と
、この回転軸にこれと一体回転可能に設けた枠体と、上
記回転軸の軸端部にて上記流路を外部の固定管に連通さ
せる流路を有する回転管継手と、上記枠体内にこの枠体
と一体回転可能に上記回転軸を中心として径方向に配し
、内部に流入した試料溶液のうちのより軽い成分を回転
軸側端部から流出させるか、より重い成分を反回転軸側
端部から流出させるかの少なくともいずれか一方を行わ
せるようにした複数のセルと、上記セルのうちの1個を
回転軸内の流路に連通させ、これとは別の1個のセルを
この回転軸内の別の流路に連通させ、これらのセルおよ
び他のセルを順次連通させて、上記より軽い成分或は上
記より重い成分のうちの少なくともいずれかを連続的に
流す流路とを備えた向流式遠心抽出装置において、上記
セルおよびセルに結合する上記流路を耐食性部材からな
るパイプ構造にしたことを特徴とする向流式遠心抽出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1325991A JPH04248462A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 向流式遠心抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1325991A JPH04248462A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 向流式遠心抽出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04248462A true JPH04248462A (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=11828226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1325991A Pending JPH04248462A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 向流式遠心抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04248462A (ja) |
-
1991
- 1991-02-04 JP JP1325991A patent/JPH04248462A/ja active Pending
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