JPH04246327A - ダイナミックmrイメージング法 - Google Patents
ダイナミックmrイメージング法Info
- Publication number
- JPH04246327A JPH04246327A JP3032363A JP3236391A JPH04246327A JP H04246327 A JPH04246327 A JP H04246327A JP 3032363 A JP3032363 A JP 3032363A JP 3236391 A JP3236391 A JP 3236391A JP H04246327 A JPH04246327 A JP H04246327A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- scan
- image
- frequency component
- phase encoding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴(NMR
)を利用してイメージングを行うMRイメージング法に
関し、とくにガドリニウムDTPAなどの造影剤を用い
てダイナミックな撮像を行うダイナミックMRイメージ
ング法に関する。
)を利用してイメージングを行うMRイメージング法に
関し、とくにガドリニウムDTPAなどの造影剤を用い
てダイナミックな撮像を行うダイナミックMRイメージ
ング法に関する。
【0002】
【従来の技術】MRイメージング法では、被検体の特定
のスライス面を選択励起し、そのスライス面内の1軸方
向の位置情報をエコー信号の周波数に、他の軸方向の位
置情報をエコー信号の位相に、それぞれエンコードし、
受信したエコー信号より得たデータを2次元フーリエ変
換することにより上記の2軸方向の位置情報をデコード
して上記のスライス面での断層像を得る。
のスライス面を選択励起し、そのスライス面内の1軸方
向の位置情報をエコー信号の周波数に、他の軸方向の位
置情報をエコー信号の位相に、それぞれエンコードし、
受信したエコー信号より得たデータを2次元フーリエ変
換することにより上記の2軸方向の位置情報をデコード
して上記のスライス面での断層像を得る。
【0003】周波数エンコードは1軸方向に磁場強度が
傾斜した傾斜磁場をかけた状態でエコー信号を発生させ
ることによって行われる。位相エンコードは、他の軸方
向に磁場強度が傾斜している傾斜磁場を、その強度が等
量ずつ変化するようにして、その各々について励起・受
信のシーケンスを順次繰り返すことによって行われる。 このように励起・受信のシーケンスが繰り返されること
により、その各々のシーケンスで位相エンコード量の異
なるデータが得られる。
傾斜した傾斜磁場をかけた状態でエコー信号を発生させ
ることによって行われる。位相エンコードは、他の軸方
向に磁場強度が傾斜している傾斜磁場を、その強度が等
量ずつ変化するようにして、その各々について励起・受
信のシーケンスを順次繰り返すことによって行われる。 このように励起・受信のシーケンスが繰り返されること
により、その各々のシーケンスで位相エンコード量の異
なるデータが得られる。
【0004】このようなMRイメージング法において、
従来よりガドリニウムDTPAなどの造影剤を利用して
撮像すると、MR画像上で腫瘍が良好に描出されること
が知られている。この場合、造影剤注入後、何分後、何
秒後にもっとも良好な画像が得られるかは部位や腫瘍の
種類などによって異なるが、現在では造影剤注入後15
秒間隔とか30秒間隔とかの一定間隔で各画像について
のスキャンを行なうことが多い。たとえば図4に示すよ
うに、時刻Tで造影剤が注入されたとして、30秒間隔
でスキャンS1、S2、…を行なう。この場合、各スキ
ャンS1、S2、…では、256通りの位相エンコード
量の各々について励起・受信のシーケンスを繰り返す。 つまり位相エンコード量を変えながら励起・受信のシー
ケンスを256回繰り返して256ライン分のデータを
得る。この1スキャンに30秒かかるためスキャン間隔
が30秒ということになる。
従来よりガドリニウムDTPAなどの造影剤を利用して
撮像すると、MR画像上で腫瘍が良好に描出されること
が知られている。この場合、造影剤注入後、何分後、何
秒後にもっとも良好な画像が得られるかは部位や腫瘍の
種類などによって異なるが、現在では造影剤注入後15
秒間隔とか30秒間隔とかの一定間隔で各画像について
のスキャンを行なうことが多い。たとえば図4に示すよ
うに、時刻Tで造影剤が注入されたとして、30秒間隔
でスキャンS1、S2、…を行なう。この場合、各スキ
ャンS1、S2、…では、256通りの位相エンコード
量の各々について励起・受信のシーケンスを繰り返す。 つまり位相エンコード量を変えながら励起・受信のシー
ケンスを256回繰り返して256ライン分のデータを
得る。この1スキャンに30秒かかるためスキャン間隔
が30秒ということになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画質を
優先してデータ収集時間を長くすれば、造影剤注入後の
撮像時間間隔が長くなってしまい、時間分解能が悪くな
るという問題がある。すなわち、造影剤注入後のある時
刻でMR画像を撮像する場合でも、1つの画像のデータ
収集に要するスキャンには実際には数秒から数十秒の時
間がかかるものであり、また、データ収集に長い時間を
かけた方がS/N比の高い、診断に有効な画像が得られ
る傾向にあるからである。
優先してデータ収集時間を長くすれば、造影剤注入後の
撮像時間間隔が長くなってしまい、時間分解能が悪くな
るという問題がある。すなわち、造影剤注入後のある時
刻でMR画像を撮像する場合でも、1つの画像のデータ
収集に要するスキャンには実際には数秒から数十秒の時
間がかかるものであり、また、データ収集に長い時間を
かけた方がS/N比の高い、診断に有効な画像が得られ
る傾向にあるからである。
【0006】この発明は、上記に鑑み、画質を落とすこ
となく時間間隔の短いダイナミック画像を得ることがで
きるように改善したダイナミックMRイメージング法を
提供することを目的とする。
となく時間間隔の短いダイナミック画像を得ることがで
きるように改善したダイナミックMRイメージング法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるダイナミックMRイメージング法に
おいては、位相エンコード量の少ない低周波成分のデー
タについては個々の画像ごとのスキャンでデータ収集す
るが、位相エンコード量の多い高周波成分のデータは、
時間的に近接した画像のスキャンで収集したものを共通
に使用することが特徴となっている。これにより1つの
画像を再構成するのに必要な高周波成分から低周波成分
のすべてのデータを個々の画像についてのスキャンで収
集する必要がなくなり、高周波成分のデータ収集をしな
い分だけスキャン時間を短縮でき時間間隔を短くできる
。また、高周波成分のデータはまったく画像再構成に用
いない訳ではなく、時間的に近接した画像のスキャンで
得たものを用いるので画質の劣化もない。
め、この発明によるダイナミックMRイメージング法に
おいては、位相エンコード量の少ない低周波成分のデー
タについては個々の画像ごとのスキャンでデータ収集す
るが、位相エンコード量の多い高周波成分のデータは、
時間的に近接した画像のスキャンで収集したものを共通
に使用することが特徴となっている。これにより1つの
画像を再構成するのに必要な高周波成分から低周波成分
のすべてのデータを個々の画像についてのスキャンで収
集する必要がなくなり、高周波成分のデータ収集をしな
い分だけスキャン時間を短縮でき時間間隔を短くできる
。また、高周波成分のデータはまったく画像再構成に用
いない訳ではなく、時間的に近接した画像のスキャンで
得たものを用いるので画質の劣化もない。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例
にかかるダイナミックMRイメージング法を行うための
システム構成を示すもので、この図において、被検体1
1は主マグネット15により形成される静磁場及びそれ
に重畳して傾斜コイル14により形成される傾斜磁場内
に配置される。被検体11には、送信コイル12と受信
コイル13とが取り付けられる。
照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例
にかかるダイナミックMRイメージング法を行うための
システム構成を示すもので、この図において、被検体1
1は主マグネット15により形成される静磁場及びそれ
に重畳して傾斜コイル14により形成される傾斜磁場内
に配置される。被検体11には、送信コイル12と受信
コイル13とが取り付けられる。
【0009】傾斜コイル14は、直交3軸の各方向に磁
場強度が傾斜している傾斜磁場をそれぞれ独立に発生す
ることができるように構成されている。直交3軸の傾斜
磁場は、それぞれスライス選択用傾斜磁場Gs、読み出
し(周波数エンコード)用傾斜磁場Gr、位相エンコー
ド用傾斜磁場Gpとする。傾斜コイル14には傾斜磁場
Gs,Gr,Gpの各電源21、22、23から電流が
供給され、各方向の傾斜磁場が形成される。傾斜コイル
14により所定の波形の各傾斜磁場パルスが形成される
ように、この傾斜磁場電源21〜23の供給電流波形が
傾斜磁場制御装置24により制御されている。
場強度が傾斜している傾斜磁場をそれぞれ独立に発生す
ることができるように構成されている。直交3軸の傾斜
磁場は、それぞれスライス選択用傾斜磁場Gs、読み出
し(周波数エンコード)用傾斜磁場Gr、位相エンコー
ド用傾斜磁場Gpとする。傾斜コイル14には傾斜磁場
Gs,Gr,Gpの各電源21、22、23から電流が
供給され、各方向の傾斜磁場が形成される。傾斜コイル
14により所定の波形の各傾斜磁場パルスが形成される
ように、この傾斜磁場電源21〜23の供給電流波形が
傾斜磁場制御装置24により制御されている。
【0010】送信コイル12には、高周波電源33から
送られるRFパルスが供給される。このRFパルスは、
周波数変換器32において、シンセサイザ34からのR
F正弦波信号をキャリア信号として、RF波形発生器3
1からのsinc波形でAM変調したものを、高周波電
源33により増幅したものである。
送られるRFパルスが供給される。このRFパルスは、
周波数変換器32において、シンセサイザ34からのR
F正弦波信号をキャリア信号として、RF波形発生器3
1からのsinc波形でAM変調したものを、高周波電
源33により増幅したものである。
【0011】被検体11に送信コイル12からRFパル
スを照射してその核スピンを励起した後発生するNMR
信号は受信コイル13で受信される。この受信NMR信
号は前置増幅器35により増幅された後、直交位相検波
器36で検波され、次にA/D変換器37でデジタルデ
ータに変換されてホストコンピュータ41に取り込まれ
る。この直交位相検波器36はPSD(Phase S
ensitive Detector)方式の検波回路
で、シンセサイザ34から送られる参照信号と受信信号
とをミキシングすることによって2つの信号の周波数の
差を出力する回路を用いる。
スを照射してその核スピンを励起した後発生するNMR
信号は受信コイル13で受信される。この受信NMR信
号は前置増幅器35により増幅された後、直交位相検波
器36で検波され、次にA/D変換器37でデジタルデ
ータに変換されてホストコンピュータ41に取り込まれ
る。この直交位相検波器36はPSD(Phase S
ensitive Detector)方式の検波回路
で、シンセサイザ34から送られる参照信号と受信信号
とをミキシングすることによって2つの信号の周波数の
差を出力する回路を用いる。
【0012】シーケンスコントローラ42はホストコン
ピュータ41の制御下、傾斜磁場制御装置24に各傾斜
磁場パルスの波形情報と発生タイミング情報を与え、R
F波形発生器31にRFパルスのsinc波形情報及び
発生タイミング情報を与えるとともに、シンセサイザ3
4にキャリア信号の周波数(共鳴周波数に対応する)に
関する情報を送り、A/D変換器37のサンプリングタ
イミングなどを制御する。
ピュータ41の制御下、傾斜磁場制御装置24に各傾斜
磁場パルスの波形情報と発生タイミング情報を与え、R
F波形発生器31にRFパルスのsinc波形情報及び
発生タイミング情報を与えるとともに、シンセサイザ3
4にキャリア信号の周波数(共鳴周波数に対応する)に
関する情報を送り、A/D変換器37のサンプリングタ
イミングなどを制御する。
【0013】ホストコンピュータ41には、表示装置と
キーボード装置などの入力装置とを有するコンソール4
3が接続されている。ホストコンピュータ41に取り込
まれたデータは2次元フーリエ変換されることにより画
像が再構成され、その画像がコンソール43の表示装置
に表示される。
キーボード装置などの入力装置とを有するコンソール4
3が接続されている。ホストコンピュータ41に取り込
まれたデータは2次元フーリエ変換されることにより画
像が再構成され、その画像がコンソール43の表示装置
に表示される。
【0014】イメージングのためのパルスシーケンスと
しては、通常のスピンエコー法や、サチュレーションリ
カバリ法や、インバージョンリカバリ法などを使用する
ことができる。これらのシーケンスでは、たとえばS軸
方向の傾斜磁場GsをかけながらRFパルスを加えるこ
とにより、S軸に直角な特定のスライスを順次選択励起
し、傾斜磁場GrによりR軸方向の位置情報をNMR信
号の周波数にエンコードするとともに、傾斜磁場Gpに
よりP方向の位置情報をNMR信号の位相にエンコード
する。
しては、通常のスピンエコー法や、サチュレーションリ
カバリ法や、インバージョンリカバリ法などを使用する
ことができる。これらのシーケンスでは、たとえばS軸
方向の傾斜磁場GsをかけながらRFパルスを加えるこ
とにより、S軸に直角な特定のスライスを順次選択励起
し、傾斜磁場GrによりR軸方向の位置情報をNMR信
号の周波数にエンコードするとともに、傾斜磁場Gpに
よりP方向の位置情報をNMR信号の位相にエンコード
する。
【0015】ここでは図2に示すようにスピンエコー法
によるパルスシーケンスを行うものとする。まず90゜
パルス51を印加して核スピンを90゜倒すとき同時に
スライス選択用の傾斜磁場Gsパルス53を加える。こ
れにより所定のスライス面内の核スピンのみを選択励起
する。
によるパルスシーケンスを行うものとする。まず90゜
パルス51を印加して核スピンを90゜倒すとき同時に
スライス選択用の傾斜磁場Gsパルス53を加える。こ
れにより所定のスライス面内の核スピンのみを選択励起
する。
【0016】つぎに読み出し(周波数エンコード)用の
傾斜磁場Grのパルス55と、位相エンコード用の傾斜
磁場Gpのパルス57とを加え、スライス面内の1軸方
向の位置情報を周波数にエンコードするとともに、スラ
イス面内の他の軸方向の位置情報を位相にエンコードす
る。その後、180゜パルス52をスライス選択用傾斜
磁場Gsのパルス54とともに加え、さらにその後、読
み出し(周波数エンコード)用の傾斜磁場Grのパルス
56を加えてスピンエコー信号58を発生させる。
傾斜磁場Grのパルス55と、位相エンコード用の傾斜
磁場Gpのパルス57とを加え、スライス面内の1軸方
向の位置情報を周波数にエンコードするとともに、スラ
イス面内の他の軸方向の位置情報を位相にエンコードす
る。その後、180゜パルス52をスライス選択用傾斜
磁場Gsのパルス54とともに加え、さらにその後、読
み出し(周波数エンコード)用の傾斜磁場Grのパルス
56を加えてスピンエコー信号58を発生させる。
【0017】この図2に示したようなパルスシーケンス
を、位相エンコード用傾斜磁場Gpのパルス57の大き
さを少しずつ変化させながら一定の時間間隔で繰り返す
。その各々でエコー信号58が発生し、そのエコー信号
を所定のサンプリングレートでサンプリングしてA/D
変換することにより1列(1ライン)のデータを得るの
で、図3のように位相エンコード量ごとにデータ列が得
られことになる。
を、位相エンコード用傾斜磁場Gpのパルス57の大き
さを少しずつ変化させながら一定の時間間隔で繰り返す
。その各々でエコー信号58が発生し、そのエコー信号
を所定のサンプリングレートでサンプリングしてA/D
変換することにより1列(1ライン)のデータを得るの
で、図3のように位相エンコード量ごとにデータ列が得
られことになる。
【0018】従来では、前述のように1スキャンにつき
256通りに位相エンコード量を変え(負側から正側へ
と徐々に大きくしていく)、位相エンコード量が負側に
大きい高周波成分から位相エンコード量の小さい低周波
成分、位相エンコード量が正側に大きい高周波成分へと
データ収集を行なって、高周波成分から低周波成分まで
の256ライン分のデータを得るようにしている(図4
参照)。この場合各スキャンで得たデータにより再構成
した画像の撮像時刻は低周波成分の中心時刻であるから
、各画像の取得時刻は15秒、45秒、…となり、この
ように256ライン分のデータを用いる限り時間間隔は
30秒以下とすることはできない。
256通りに位相エンコード量を変え(負側から正側へ
と徐々に大きくしていく)、位相エンコード量が負側に
大きい高周波成分から位相エンコード量の小さい低周波
成分、位相エンコード量が正側に大きい高周波成分へと
データ収集を行なって、高周波成分から低周波成分まで
の256ライン分のデータを得るようにしている(図4
参照)。この場合各スキャンで得たデータにより再構成
した画像の撮像時刻は低周波成分の中心時刻であるから
、各画像の取得時刻は15秒、45秒、…となり、この
ように256ライン分のデータを用いる限り時間間隔は
30秒以下とすることはできない。
【0019】この実施例では、図5に示すように最初の
スキャンS1では図4と同様に位相エンコード量を負側
から正側へと徐々に大きくして、高周波成分から低周波
成分までの256ライン分のデータを得るが、2回目、
3回目のスキャンS2、S3では高周波側の25%に相
当するライン分のデータ収集は行なわない。つまり2回
目、3回目のスキャンでは、位相エンコード量が正また
は負側の一方側に大きくなっている25%に相当する6
4ライン分のシーケンスは行なわず、192ライン分の
シーケンスを繰り返すこととしている。
スキャンS1では図4と同様に位相エンコード量を負側
から正側へと徐々に大きくして、高周波成分から低周波
成分までの256ライン分のデータを得るが、2回目、
3回目のスキャンS2、S3では高周波側の25%に相
当するライン分のデータ収集は行なわない。つまり2回
目、3回目のスキャンでは、位相エンコード量が正また
は負側の一方側に大きくなっている25%に相当する6
4ライン分のシーケンスは行なわず、192ライン分の
シーケンスを繰り返すこととしている。
【0020】これにより繰り返し回数が25%低減する
ため、2回目、3回目のスキャンS2、S3ではかかる
時間が25%少なくなって22.5秒と短くなる。
ため、2回目、3回目のスキャンS2、S3ではかかる
時間が25%少なくなって22.5秒と短くなる。
【0021】64ライン分不足する高周波成分のデータ
は、この実施例では図6に示すように直前のスキャンで
得た高周波成分のデータを共通に使用することでまかな
う。これにより各画像について256ライン分のデータ
で再構成ができるようになるので、画質の劣化は起こら
ない。またこうして再構成された画像は、それらの低周
波成分についてのデータ収集の中心時刻での画像とされ
るので、1回目のスキャンS1による画像は造影剤注入
時点Tから15秒の時点でのもの、2回目のスキャンS
2による画像は37.5秒の時点でのもの、3回目のス
キャンS3による画像は60秒の時点でのものとされる
。
は、この実施例では図6に示すように直前のスキャンで
得た高周波成分のデータを共通に使用することでまかな
う。これにより各画像について256ライン分のデータ
で再構成ができるようになるので、画質の劣化は起こら
ない。またこうして再構成された画像は、それらの低周
波成分についてのデータ収集の中心時刻での画像とされ
るので、1回目のスキャンS1による画像は造影剤注入
時点Tから15秒の時点でのもの、2回目のスキャンS
2による画像は37.5秒の時点でのもの、3回目のス
キャンS3による画像は60秒の時点でのものとされる
。
【0022】なお、ここでは高周波側の25%のライン
のデータについて隣接する2つのスキャンで共通に使用
することとしているが、この共通に使用するデータ量は
総データ量の何%とするかは自由であり、任意に設定で
きるものとする。
のデータについて隣接する2つのスキャンで共通に使用
することとしているが、この共通に使用するデータ量は
総データ量の何%とするかは自由であり、任意に設定で
きるものとする。
【0023】図7は変形例を表すものである。この例で
は1回目のスキャンS1では位相エンコード量を負の大
きい側から徐々に正側へと変化させて高周波成分と低周
波成分のデータを収集し、2回目、3回目のスキャンS
2、S3では高周波側のデータ収集は一切行なわず、4
回目のスキャンS4で位相エンコード量を正の大きい方
にまで変化させて低周波成分と高周波成分のデータ収集
を行なっている。この場合、スキャンS1の正の高周波
成分のデータはスキャンS4で得たものを使用し、スキ
ャンS2、S3の正・負の高周波成分のデータはスキャ
ンS1、S4で得たものをそれぞれ使用し、スキャンS
4の負の高周波成分のデータはスキャンS1で得たもの
を使用している。このように1つのスキャンで得た高周
波成分をいくつものスキャンのデータとして共通に使用
することにより、1スキャンの時間をさらに短縮し、画
像取得の時間間隔(図7のt1、t2、t3、t4の間
隔)を短くすることができる。
は1回目のスキャンS1では位相エンコード量を負の大
きい側から徐々に正側へと変化させて高周波成分と低周
波成分のデータを収集し、2回目、3回目のスキャンS
2、S3では高周波側のデータ収集は一切行なわず、4
回目のスキャンS4で位相エンコード量を正の大きい方
にまで変化させて低周波成分と高周波成分のデータ収集
を行なっている。この場合、スキャンS1の正の高周波
成分のデータはスキャンS4で得たものを使用し、スキ
ャンS2、S3の正・負の高周波成分のデータはスキャ
ンS1、S4で得たものをそれぞれ使用し、スキャンS
4の負の高周波成分のデータはスキャンS1で得たもの
を使用している。このように1つのスキャンで得た高周
波成分をいくつものスキャンのデータとして共通に使用
することにより、1スキャンの時間をさらに短縮し、画
像取得の時間間隔(図7のt1、t2、t3、t4の間
隔)を短くすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のダイナミックMRイメージング法によれば、生
データのライン数を減らして画質を落とすということな
く、ダイナミックMRイメージングにおける撮像時間間
隔を短くし、時間分解能を向上させることができる。
の発明のダイナミックMRイメージング法によれば、生
データのライン数を減らして画質を落とすということな
く、ダイナミックMRイメージングにおける撮像時間間
隔を短くし、時間分解能を向上させることができる。
【図1】この発明による一実施例にかかるダイナミック
MRイメージング法を行うためのシステム構成を示すブ
ロック図。
MRイメージング法を行うためのシステム構成を示すブ
ロック図。
【図2】パルスシーケンスの一例を示すタイムチャート
。
。
【図3】位相エンコード量とデータ列との関係を表す模
式図。
式図。
【図4】従来例のダイナミックMRイメージングを説明
するタイムチャート。
するタイムチャート。
【図5】一実施例のダイナミックMRイメージングを説
明するタイムチャート。
明するタイムチャート。
【図6】同実施例の生データの共通化を説明する模式図
。
。
【図7】変形例のダイナミックMRイメージングを説明
するタイムチャート。
するタイムチャート。
11 被検体12
送信コイル13
受信コイル14
傾斜コイル15 主マ
グネット21 スライス選
択用傾斜磁場電源22 読
み出し用傾斜磁場電源23
位相エンコード用傾斜磁場電源24
傾斜磁場制御装置31
RF波形発生器32
周波数変換器33
高周波電源34 シンセサ
イザ35 前置増幅器36
直交位相検波器37
A/D変換器41
ホストコンピュータ42
シーケンスコントローラ43
コンソール51
90゜パルス52
180゜パルス53、54 ス
ライス選択用傾斜磁場パルス55、56
読み出し(周波数エンコード)用傾斜磁場パルス
送信コイル13
受信コイル14
傾斜コイル15 主マ
グネット21 スライス選
択用傾斜磁場電源22 読
み出し用傾斜磁場電源23
位相エンコード用傾斜磁場電源24
傾斜磁場制御装置31
RF波形発生器32
周波数変換器33
高周波電源34 シンセサ
イザ35 前置増幅器36
直交位相検波器37
A/D変換器41
ホストコンピュータ42
シーケンスコントローラ43
コンソール51
90゜パルス52
180゜パルス53、54 ス
ライス選択用傾斜磁場パルス55、56
読み出し(周波数エンコード)用傾斜磁場パルス
Claims (1)
- 【請求項1】 被検体の特定のスライス面を選択励起
し、そのスライス面内の1軸方向の位置情報をエコー信
号の周波数に、他の軸方向の位置情報をエコー信号の位
相に、それぞれエンコードし、受信したエコー信号から
得たデータを2次元フーリエ変換することにより上記の
2軸方向の位置情報をデコードして上記のスライス面で
の断層像を得るMRイメージング法において、位相エン
コード量を変えながら励起・受信のシーケンスを順次行
って1画像分のデータ収集するスキャンをつぎつぎに行
なうとともに、そのすくなくとも1つのスキャンでは位
相エンコード量の多い高周波成分のデータ収集は行なわ
ず、その収集しなかった高周波成分のデータは他の時間
的に近接したスキャンで得た高周波成分のデータを共通
に使用することを特徴とするダイナミックMRイメージ
ング法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032363A JPH04246327A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ダイナミックmrイメージング法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032363A JPH04246327A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ダイナミックmrイメージング法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04246327A true JPH04246327A (ja) | 1992-09-02 |
Family
ID=12356872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3032363A Pending JPH04246327A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ダイナミックmrイメージング法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH04246327A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04307033A (ja) * | 1991-04-05 | 1992-10-29 | Yokogawa Medical Syst Ltd | Mrイメージング装置 |
JPH0647023A (ja) * | 1992-04-28 | 1994-02-22 | Picker Internatl Inc | 磁気共鳴クライン撮像 |
JPH06217960A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-08-09 | Picker Internatl Inc | 映画磁気共鳴撮像方法及び装置 |
JPH0767855A (ja) * | 1993-08-13 | 1995-03-14 | Siemens Ag | Mr画像生成方法 |
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JP2018064783A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | 株式会社日立製作所 | 磁気共鳴イメージング装置及び画像解析方法 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP3032363A patent/JPH04246327A/ja active Pending
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JP2007260454A (ja) * | 1996-03-26 | 2007-10-11 | Wisconsin Alumni Res Found | Mriシステム |
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