JPH04226797A - インキ式筆記具 - Google Patents
インキ式筆記具Info
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- JPH04226797A JPH04226797A JP3184274A JP18427491A JPH04226797A JP H04226797 A JPH04226797 A JP H04226797A JP 3184274 A JP3184274 A JP 3184274A JP 18427491 A JP18427491 A JP 18427491A JP H04226797 A JPH04226797 A JP H04226797A
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- JP
- Japan
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- ink
- capillary
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- chamber
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Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 2
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 description 1
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K8/00—Pens with writing-points other than nibs or balls
- B43K8/02—Pens with writing-points other than nibs or balls with writing-points comprising fibres, felt, or similar porous or capillary material
- B43K8/04—Arrangements for feeding ink to writing-points
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インキ式筆記具であっ
て、筆記先端部と、インキ貯え室と、該インキ貯え室と
前記筆記先端部との間に配置されたインキ調節器とが設
けられていて、該インキ調節器が、前記筆記先端部にイ
ンキを供給するための毛管状のインキ通路と、前記筆記
先端部に隣接した、横方向リブによって制限された毛管
状の補償室のグループとを備えており、該補償室が毛管
通路、特にインキ通路を介して前記インキ貯え室に接続
されていて、非毛管状の通気通路に接続されており、該
通気通路が補償室と、該補償室に隣接した制御ギャップ
とを介して前記インキ貯え室に接続されている形式のも
のに関する。
て、筆記先端部と、インキ貯え室と、該インキ貯え室と
前記筆記先端部との間に配置されたインキ調節器とが設
けられていて、該インキ調節器が、前記筆記先端部にイ
ンキを供給するための毛管状のインキ通路と、前記筆記
先端部に隣接した、横方向リブによって制限された毛管
状の補償室のグループとを備えており、該補償室が毛管
通路、特にインキ通路を介して前記インキ貯え室に接続
されていて、非毛管状の通気通路に接続されており、該
通気通路が補償室と、該補償室に隣接した制御ギャップ
とを介して前記インキ貯え室に接続されている形式のも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の筆記具はドイツ連邦共
和国特許第2609668号明細書およびドイツ連邦共
和国特許出願公開第3530906号明細書に基づき公
知である。これらの公知の筆記具では、繊維から成る内
部の毛管溜めまたは毛管セルを使用することなくインキ
調整器によってインキ貯えが信頼性よく保持される。イ
ンキ調整器は大気圧または温度の変化に基づきインキ貯
え室から流出したインキを吸収し、これによって、筆記
先端部におけるインキの漏れを阻止している。それと同
時に、インキ通路を介して、十分なインキ量が筆記先端
部に近付けられるので、種々の筆記先端部、たとえば固
い繊維ピンまたは軟らかい繊維ピン、ボール状筆記先端
部またはペン先の使用時でも、その都度滑らかで均一な
書き込みが可能となる。
和国特許第2609668号明細書およびドイツ連邦共
和国特許出願公開第3530906号明細書に基づき公
知である。これらの公知の筆記具では、繊維から成る内
部の毛管溜めまたは毛管セルを使用することなくインキ
調整器によってインキ貯えが信頼性よく保持される。イ
ンキ調整器は大気圧または温度の変化に基づきインキ貯
え室から流出したインキを吸収し、これによって、筆記
先端部におけるインキの漏れを阻止している。それと同
時に、インキ通路を介して、十分なインキ量が筆記先端
部に近付けられるので、種々の筆記先端部、たとえば固
い繊維ピンまたは軟らかい繊維ピン、ボール状筆記先端
部またはペン先の使用時でも、その都度滑らかで均一な
書き込みが可能となる。
【0003】このようなインキ式筆記具においては、イ
ンキ貯え室の容積、ひいては最大可能なインキ貯えが、
毛管状の補償室の容積に関連している。インキ貯え室が
大き過ぎると、温度および大気圧の変化時に、補償室が
収容し得る量よりも多い量のインキがインキ貯え室から
押し退けられてしまうので、筆記先端部においてインキ
の望ましくない流出が生ぜしめられてしまう。公知のイ
ンキ式筆記具では、できるだけ大きなインキ貯えを維持
しようとして、補償室の数と、インキ調整器の構造長さ
とが拡大されており、この場合、筆記先端部への十分な
インキ供給を保証する目的で、補償室とは別個にインキ
通路が筆記先端部に案内されなければならない。このた
めには、インキ調整器を中心で貫通しているインキ供給
ロッドにインキ通路が構成されており、これによって、
このインキ式筆記具の製造が高価になってしまう。
ンキ貯え室の容積、ひいては最大可能なインキ貯えが、
毛管状の補償室の容積に関連している。インキ貯え室が
大き過ぎると、温度および大気圧の変化時に、補償室が
収容し得る量よりも多い量のインキがインキ貯え室から
押し退けられてしまうので、筆記先端部においてインキ
の望ましくない流出が生ぜしめられてしまう。公知のイ
ンキ式筆記具では、できるだけ大きなインキ貯えを維持
しようとして、補償室の数と、インキ調整器の構造長さ
とが拡大されており、この場合、筆記先端部への十分な
インキ供給を保証する目的で、補償室とは別個にインキ
通路が筆記先端部に案内されなければならない。このた
めには、インキ調整器を中心で貫通しているインキ供給
ロッドにインキ通路が構成されており、これによって、
このインキ式筆記具の製造が高価になってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のインキ式筆記具を改良して、簡単に製造
可能であってかつ、大きなインキ貯え室を有しているよ
うなインキ式筆記具を提供することである。
で述べた形式のインキ式筆記具を改良して、簡単に製造
可能であってかつ、大きなインキ貯え室を有しているよ
うなインキ式筆記具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、インキ貯え室に隣接した別の毛管
状の補償室のグループが設けられていて、該グループの
補償室が前記通気通路に接続されており、さらに前記グ
ループの各補償室が毛管ギャップによって、前記インキ
貯え室に通じたインキ貯え通路に接続されており、該イ
ンキ貯え通路が前記毛管ギャップに比べて低い毛管率を
有しているようにした。
に本発明の構成では、インキ貯え室に隣接した別の毛管
状の補償室のグループが設けられていて、該グループの
補償室が前記通気通路に接続されており、さらに前記グ
ループの各補償室が毛管ギャップによって、前記インキ
貯え室に通じたインキ貯え通路に接続されており、該イ
ンキ貯え通路が前記毛管ギャップに比べて低い毛管率を
有しているようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明によるインキ式筆記具において、
インキ通路は筆記先端部に隣接した補償室のグループに
交差することができ、これによってインキ調整器の製造
と筆記具の組付けとが楽になる。筆記先端部に隣接した
補償室のグループ、つまりインキ貯え室に向かって毛管
状の制御ギャップによって制限される補償室のグループ
の構成長さは、インキ通路を介してこれらの補償室に接
続された筆記先端部を含めて、全補償容積に関する不都
合なしで所定の長さに、つまり筆記先端部へのインキの
最適な供給と、極めて好都合な制御特性とを得るために
特に適しているような長さに制限することができる。必
要となる付加的な補償容積はインキ貯え室に隣接した第
2のグループの補償室によって提供され、この第2のグ
ループの個々の各補償室は毛管ギャップを介してインキ
貯え室に接続されており、したがって制御ギャップの制
御特性とは無関係にインキを収容するか、または放出す
ることができる。この場合、互いに別個にインキ貯え室
に接続された両グループの補償室を本発明により組み合
わせることにより、迅速な応答と均一なインキ流とを保
証する極めて信頼性の良い制御特性が得られることが実
際に判った。このような制御特性は種々様々な種類の筆
記先端部に同じように適している。目標とされる制御特
性が、筆記先端部に隣接した補償室のグループの軸方向
の構成長さを制限するのに対して、インキ貯え室に隣接
した補償室のグループは所望のインキ貯え室寸法に応じ
て拡張することができ、しかもこの場合に制御特性に不
都合な影響が与えられることはない。
インキ通路は筆記先端部に隣接した補償室のグループに
交差することができ、これによってインキ調整器の製造
と筆記具の組付けとが楽になる。筆記先端部に隣接した
補償室のグループ、つまりインキ貯え室に向かって毛管
状の制御ギャップによって制限される補償室のグループ
の構成長さは、インキ通路を介してこれらの補償室に接
続された筆記先端部を含めて、全補償容積に関する不都
合なしで所定の長さに、つまり筆記先端部へのインキの
最適な供給と、極めて好都合な制御特性とを得るために
特に適しているような長さに制限することができる。必
要となる付加的な補償容積はインキ貯え室に隣接した第
2のグループの補償室によって提供され、この第2のグ
ループの個々の各補償室は毛管ギャップを介してインキ
貯え室に接続されており、したがって制御ギャップの制
御特性とは無関係にインキを収容するか、または放出す
ることができる。この場合、互いに別個にインキ貯え室
に接続された両グループの補償室を本発明により組み合
わせることにより、迅速な応答と均一なインキ流とを保
証する極めて信頼性の良い制御特性が得られることが実
際に判った。このような制御特性は種々様々な種類の筆
記先端部に同じように適している。目標とされる制御特
性が、筆記先端部に隣接した補償室のグループの軸方向
の構成長さを制限するのに対して、インキ貯え室に隣接
した補償室のグループは所望のインキ貯え室寸法に応じ
て拡張することができ、しかもこの場合に制御特性に不
都合な影響が与えられることはない。
【0007】さらに、本発明の別の構成では、毛管状の
制御ギャップがインキ貯え通路に開口している。さらに
、インキ通路はインキ貯え通路に対して平行にインキ貯
え室にまで延びていてよい。この場合に、インキ通路は
半径方向外側に開いた軸平行な毛管溝から成っていてよ
い。この毛管溝は補償室の内部とインキ貯え通路の壁と
に延びている。このような構成はインキ調整器の簡単な
製造可能性に役立って、インキ貯え通路と筆記先端部と
の遮断されてない毛管状の接続を保証しており、このよ
うな接続は空気の影響によって遮断され得ない。
制御ギャップがインキ貯え通路に開口している。さらに
、インキ通路はインキ貯え通路に対して平行にインキ貯
え室にまで延びていてよい。この場合に、インキ通路は
半径方向外側に開いた軸平行な毛管溝から成っていてよ
い。この毛管溝は補償室の内部とインキ貯え通路の壁と
に延びている。このような構成はインキ調整器の簡単な
製造可能性に役立って、インキ貯え通路と筆記先端部と
の遮断されてない毛管状の接続を保証しており、このよ
うな接続は空気の影響によって遮断され得ない。
【0008】本発明の別の構成では、種々の筆記先端部
をインキ調整器に簡単かつ有効に接続する目的で、イン
キ通路が孔に開口しており、この孔に多孔性の材料、特
に繊維材料が充てんされており、この材料が、前記孔に
突入した筆記先端部の接続端部を取り囲んでいる。これ
によって特別な調整なしで、種々の形状の筆記先端部を
単一のインキ調整器に接続することができる。
をインキ調整器に簡単かつ有効に接続する目的で、イン
キ通路が孔に開口しており、この孔に多孔性の材料、特
に繊維材料が充てんされており、この材料が、前記孔に
突入した筆記先端部の接続端部を取り囲んでいる。これ
によって特別な調整なしで、種々の形状の筆記先端部を
単一のインキ調整器に接続することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
説明する。
【0010】図示のインキ式筆記具は円筒状の軸部1を
有しており、この軸部はインキ貯え室2を取り囲んでい
て、その端部(図示しない)を閉鎖されている。軸部1
の図示の開いた端部には、インキ調整器3と軸部前側部
分4とが挿入されている。軸部前側部分4は軸部1と固
く結合されていて、筆記先端部5を有している。この筆
記先端部は繊維芯からなっている。筆記先端部5は星形
に配置されたリブ6によって保持されている。このリブ
の間には空気通路が設けられており、この空気通路は軸
部前側部分4の内部に設けられた中空室7と環境大気と
を接続している。
有しており、この軸部はインキ貯え室2を取り囲んでい
て、その端部(図示しない)を閉鎖されている。軸部1
の図示の開いた端部には、インキ調整器3と軸部前側部
分4とが挿入されている。軸部前側部分4は軸部1と固
く結合されていて、筆記先端部5を有している。この筆
記先端部は繊維芯からなっている。筆記先端部5は星形
に配置されたリブ6によって保持されている。このリブ
の間には空気通路が設けられており、この空気通路は軸
部前側部分4の内部に設けられた中空室7と環境大気と
を接続している。
【0011】インキ調整器3は円筒状の基本形状の本体
を有しており、この本体の外径は軸部1の内径にほぼ一
致している。筆記先端部5に向いたインキ調整器3の端
部は直径の減径された区分8で中空室7に突入していて
、真ん中の孔9を有している。この孔には、筆記先端部
5の接続端部が突入している。孔9は繊維から成る多孔
性の材料を有しており、この材料は筆記先端部5の接続
端部を取り囲んでいて、筆記先端部5に向かって有効な
インキ流を生ぜしめる。多孔性の繊維材料の変形可能性
は製造により生じる寸法偏差を補償するために役立つ。
を有しており、この本体の外径は軸部1の内径にほぼ一
致している。筆記先端部5に向いたインキ調整器3の端
部は直径の減径された区分8で中空室7に突入していて
、真ん中の孔9を有している。この孔には、筆記先端部
5の接続端部が突入している。孔9は繊維から成る多孔
性の材料を有しており、この材料は筆記先端部5の接続
端部を取り囲んでいて、筆記先端部5に向かって有効な
インキ流を生ぜしめる。多孔性の繊維材料の変形可能性
は製造により生じる寸法偏差を補償するために役立つ。
【0012】インキ調整器3の円筒状の外周面には、円
環状の溝が加工成形されており、この溝は薄い横方向リ
ブによって互いに隔離されていて、複数のグループの補
償室10,11,12,13を形成している。補償室1
0,11,12,13の軸方向幅はその都度所望の毛管
作用に相当している。前記軸方向幅は補償室10,11
,12において、筆記先端部5から出発してインキ貯え
室2の方向に向かってグループ毎に減少している。補償
室13の幅は補償室11の幅にほぼ一致している。イン
キ調整器3の円筒状軸に対して同心的に配置されている
補償室10,11,12とは異なり、補償室13は、イ
ンキ調整器3の円筒状軸に対して平行に延びる共通の軸
線を有している。したがって、補償室13は偏心的な位
置を有しており、この場合、この位置の半径方向での最
大深さは図面の左半部の図平面に位置していて、半径方
向での最小深さは図面の右半部の図平面に位置している
。
環状の溝が加工成形されており、この溝は薄い横方向リ
ブによって互いに隔離されていて、複数のグループの補
償室10,11,12,13を形成している。補償室1
0,11,12,13の軸方向幅はその都度所望の毛管
作用に相当している。前記軸方向幅は補償室10,11
,12において、筆記先端部5から出発してインキ貯え
室2の方向に向かってグループ毎に減少している。補償
室13の幅は補償室11の幅にほぼ一致している。イン
キ調整器3の円筒状軸に対して同心的に配置されている
補償室10,11,12とは異なり、補償室13は、イ
ンキ調整器3の円筒状軸に対して平行に延びる共通の軸
線を有している。したがって、補償室13は偏心的な位
置を有しており、この場合、この位置の半径方向での最
大深さは図面の左半部の図平面に位置していて、半径方
向での最小深さは図面の右半部の図平面に位置している
。
【0013】補償室10,11,12,13全体を通じ
て、非毛管状の長手方向溝によって形成された通気通路
14が延びており、この通気通路は筆記先端部に向いた
その端部で非毛管状の環状通路15に開口している。こ
の環状室15は、インキ調整室3の前記通気通路14と
は反対の側に位置する通気スリット16を介して中空室
7に接続されている。インキ調整器3は通気通路とは反
対の側に毛管状のインキ通路17を有しており、このイ
ンキ通路はインキ貯え室2から、このインキ貯え室から
最も遠くに離された補償室10にまで延びていて、この
補償室10の内部で孔9に開口している。インキ通路1
7は、補償室10,11,12を貫通しているので、こ
れらの補償室と直接に接続されていて、小幅に寸法決め
されており、この場合、補償室10,11,12内に押
し退けられたインキをインキ通路17を介して再び吸い
出すことができる。補償室13の範囲では、半径方向外
側でインキ通路17にインキ貯え通路18が隣接してお
り、このインキ貯え通路はインキ通路17よりもかなり
広幅に形成されていて、大きな毛管作用を有していない
。補償室13は、その偏心的な位置によって形成されて
いる毛管ギャップ19によってそれぞれインキ貯え通路
18に接続されている。インキ貯え通路18はインキ貯
え室2に向かって開いている。インキ貯え通路18は制
御ギャップ29によって補償室12とは隔離されており
、前記制御ギャップの幅はインキ通路17の幅よりも少
しだけ大きく形成されている。
て、非毛管状の長手方向溝によって形成された通気通路
14が延びており、この通気通路は筆記先端部に向いた
その端部で非毛管状の環状通路15に開口している。こ
の環状室15は、インキ調整室3の前記通気通路14と
は反対の側に位置する通気スリット16を介して中空室
7に接続されている。インキ調整器3は通気通路とは反
対の側に毛管状のインキ通路17を有しており、このイ
ンキ通路はインキ貯え室2から、このインキ貯え室から
最も遠くに離された補償室10にまで延びていて、この
補償室10の内部で孔9に開口している。インキ通路1
7は、補償室10,11,12を貫通しているので、こ
れらの補償室と直接に接続されていて、小幅に寸法決め
されており、この場合、補償室10,11,12内に押
し退けられたインキをインキ通路17を介して再び吸い
出すことができる。補償室13の範囲では、半径方向外
側でインキ通路17にインキ貯え通路18が隣接してお
り、このインキ貯え通路はインキ通路17よりもかなり
広幅に形成されていて、大きな毛管作用を有していない
。補償室13は、その偏心的な位置によって形成されて
いる毛管ギャップ19によってそれぞれインキ貯え通路
18に接続されている。インキ貯え通路18はインキ貯
え室2に向かって開いている。インキ貯え通路18は制
御ギャップ29によって補償室12とは隔離されており
、前記制御ギャップの幅はインキ通路17の幅よりも少
しだけ大きく形成されている。
【0014】説明したインキ式筆記具において、インキ
はインキ貯え室2から毛管状のインキ通路17を通って
、多孔性の繊維材料を充てんされた孔9に流入して、こ
の場所から筆記先端部5に到達する。書き込み時にイン
キはインキ貯え通路18をも満たし、この場合、インキ
は毛管ギャップ19で引き止められる。インキの消費に
よってインキ貯え室2内の圧力が減少すると、リブ6の
間を通って中空室7に侵入した空気は通気スリット16
と環状通路15と通気通路14とを介して、制御ギャッ
プ20に隣接した補償室12に流入し、この場所で小さ
な気泡の形で制御ギャップ20を貫流してインキ貯え通
路18に沿ってインキ貯え室2にまで上昇することがで
きる。これによって圧力補償が行われて、筆記先端部へ
のインキの制御された後流が補償される。この場合に、
制御ギャップ20と、紙に接触した筆記先端部の端部と
の間の距離は所望の制御特性に合わせて調整されている
。この距離を拡大しても縮小しても、あまり好都合な制
御特性は得られない。
はインキ貯え室2から毛管状のインキ通路17を通って
、多孔性の繊維材料を充てんされた孔9に流入して、こ
の場所から筆記先端部5に到達する。書き込み時にイン
キはインキ貯え通路18をも満たし、この場合、インキ
は毛管ギャップ19で引き止められる。インキの消費に
よってインキ貯え室2内の圧力が減少すると、リブ6の
間を通って中空室7に侵入した空気は通気スリット16
と環状通路15と通気通路14とを介して、制御ギャッ
プ20に隣接した補償室12に流入し、この場所で小さ
な気泡の形で制御ギャップ20を貫流してインキ貯え通
路18に沿ってインキ貯え室2にまで上昇することがで
きる。これによって圧力補償が行われて、筆記先端部へ
のインキの制御された後流が補償される。この場合に、
制御ギャップ20と、紙に接触した筆記先端部の端部と
の間の距離は所望の制御特性に合わせて調整されている
。この距離を拡大しても縮小しても、あまり好都合な制
御特性は得られない。
【0015】外部の圧力降下または温度上昇に基づきイ
ンキ貯え室からインキが押し退けられてしまうと、この
インキはインキ通路17を介して補償室10,11,1
2に侵入して、これらの補償室を上方から開始して下方
に向かって連続的に徐々に満たしていくことができる。 それと同時に、毛管ギャップ19を介して、押し退けら
れたインキ容量の一部が補償室13に侵入し得る。この
ようにして、比較的大きなインキ容量を補償室10,1
1,12,13に貯えることができ、しかもこの場合に
、筆記先端部5におけるインキ流出特性は変化しない。 圧力変化または温度変化が再び元に戻ると、同様にして
、補償室10,11,12,13に貯えられたインキは
再びインキ貯え室2に戻される。その理由は、インキが
制御ギャップ20に隣接した補償室12から吸い出され
ている場合にしか、空気が制御ギャップ20を介してイ
ンキ貯え室2に再び流入し得ないからである。圧力およ
び温度特性が補償室10,11,12,13の排出をも
たらさない場合には、補償室10,11,12,13の
排出が書き込み時に行われる。それというのは、インキ
貯え室からの新たな後流が行われる前に、インキがまず
補償室10,11,12,13から引き出されるからで
ある。
ンキ貯え室からインキが押し退けられてしまうと、この
インキはインキ通路17を介して補償室10,11,1
2に侵入して、これらの補償室を上方から開始して下方
に向かって連続的に徐々に満たしていくことができる。 それと同時に、毛管ギャップ19を介して、押し退けら
れたインキ容量の一部が補償室13に侵入し得る。この
ようにして、比較的大きなインキ容量を補償室10,1
1,12,13に貯えることができ、しかもこの場合に
、筆記先端部5におけるインキ流出特性は変化しない。 圧力変化または温度変化が再び元に戻ると、同様にして
、補償室10,11,12,13に貯えられたインキは
再びインキ貯え室2に戻される。その理由は、インキが
制御ギャップ20に隣接した補償室12から吸い出され
ている場合にしか、空気が制御ギャップ20を介してイ
ンキ貯え室2に再び流入し得ないからである。圧力およ
び温度特性が補償室10,11,12,13の排出をも
たらさない場合には、補償室10,11,12,13の
排出が書き込み時に行われる。それというのは、インキ
貯え室からの新たな後流が行われる前に、インキがまず
補償室10,11,12,13から引き出されるからで
ある。
【0016】説明したインキ式筆記具は簡単かつ廉価に
製造され得る。それというのは、インキ調整器が、外方
に開いた長手方向溝および横方向溝と共に一体の構成部
分として簡単に製造することができ、しかも特別な組付
け手間を必要としないからである。このことは特に補償
室の前記配置形式および前記構成に基づき可能となる。 その理由は、補償室とは別個にインキ調整器を貫通する
ような不経済なインキ通路が必要でないからである。
製造され得る。それというのは、インキ調整器が、外方
に開いた長手方向溝および横方向溝と共に一体の構成部
分として簡単に製造することができ、しかも特別な組付
け手間を必要としないからである。このことは特に補償
室の前記配置形式および前記構成に基づき可能となる。 その理由は、補償室とは別個にインキ調整器を貫通する
ような不経済なインキ通路が必要でないからである。
【図1】本発明によるインキ式筆記具の筆記先端部側の
端部の縦断面図である。
端部の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った横断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿った横断面図であ
る。
る。
【図4】図1のIV−IV線に沿った横断面図である。
1 軸部、 2 インキ貯え室、 3 イン
キ調整器、 4 軸部前側部分、5筆記先端部、
6 リブ、 7 中空室、 8 区分、
9 孔、 10,11,12,13 補償室、
14 通気通路、 15 環状通路、 1
6通気スリット、 17 インキ通路、 18
インキ貯え通路、 19 毛管ギャップ、 2
0 制御ギャップ
キ調整器、 4 軸部前側部分、5筆記先端部、
6 リブ、 7 中空室、 8 区分、
9 孔、 10,11,12,13 補償室、
14 通気通路、 15 環状通路、 1
6通気スリット、 17 インキ通路、 18
インキ貯え通路、 19 毛管ギャップ、 2
0 制御ギャップ
Claims (5)
- 【請求項1】 インキ式筆記具であって、筆記先端部
と、インキ貯え室と、該インキ貯え室と前記筆記先端部
との間に配置されたインキ調整器とが設けられていて、
該インキ調整器が、前記筆記先端部にインキを供給する
ための毛管状のインキ通路と、前記筆記先端部に隣接し
た、横方向リブによって制限された毛管状の補償室のグ
ループとを備えており、該補償室が毛管通路を介して前
記インキ貯え室に接続されていて、さらに非毛管状の通
気通路に接続されており、該通気通路が補償室と、該補
償室に隣接した制御ギャップとを介して前記インキ貯え
室に接続されている形式のものにおいて、インキ貯え室
(2)に隣接した別の毛管状の補償室(13)のグルー
プが設けられていて、該グループの補償室が前記通気通
路(14)に接続されており、さらに前記グループの各
補償室が毛管ギャップ(19)によって、前記インキ貯
え室(2)に通じたインキ貯え通路(18)に接続され
ており、該インキ貯え通路が前記毛管ギャップ(19)
に比べて低い毛管率を有していることを特徴とするイン
キ式筆記具。 - 【請求項2】 毛管状の前記制御ギャップ(20)が
前記インキ貯え通路(18)に開口している、請求項1
記載のインキ式筆記具。 - 【請求項3】 前記インキ通路(17)が前記インキ
貯え通路(18)に対して平行に前記インキ貯え室(2
)にまで延びている、請求項1または2記載のインキ式
筆記具。 - 【請求項4】 前記インキ通路(17)が、半径方向
外側に開いた軸平行な毛管溝から成っており、該毛管溝
が前記補償室(10,11,12)の内部と前記インキ
貯え通路(18)の壁とに延びている、請求項1から3
までのいずれか1項記載のインキ式筆記具。 - 【請求項5】 前記インキ通路(17)が孔(9)に
開口しており、該孔に多孔性の材料が充てんされており
、該材料が、前記孔(9)に突入した筆記先端部(5)
の接続端部を取り囲んでいる、請求項1から4までのい
ずれか1項記載のインキ式筆記具。
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Family Applications (1)
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US6602012B2 (en) * | 1999-12-16 | 2003-08-05 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Collector type writing instrument |
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- 1991-07-25 DE DE59105424T patent/DE59105424D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-07-25 EP EP91112479A patent/EP0469465B1/de not_active Expired - Lifetime
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