JPH04217612A - ゲル状毛髪化粧料 - Google Patents
ゲル状毛髪化粧料Info
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- JPH04217612A JPH04217612A JP41137190A JP41137190A JPH04217612A JP H04217612 A JPH04217612 A JP H04217612A JP 41137190 A JP41137190 A JP 41137190A JP 41137190 A JP41137190 A JP 41137190A JP H04217612 A JPH04217612 A JP H04217612A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪化粧料に関し、更に
詳細には手及び毛髪での伸びが良好で毛髪への適用が容
易で、かつ使用感に優れたゲル状毛髪化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ゲル状の毛髪化粧料を得る方法と
しては、(1) 非イオン性界面活性剤/水/ポリオー
ルからなる系中に油を加える方法(特開昭61−377
09号)、(2) カルボキシビニルポリマー等の水溶
性高分子を利用する方法及び(3) 脂肪酸セッケン、
デキストリン脂肪酸エステル等で油をゲル化する方法等
が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の方法においては、系の安定性が温度の影響を受ける
ため、温度安定性が悪いこと及び配合し得る油に制限が
ある等の欠点があった。また、(2) の方法において
は、水溶性高分子特有のぬめり感のために使用感が悪く
、また高分子による増粘のため曳糸性を示し、適用時の
伸びが良くないという欠点があった。(3) の方法に
おいては、油のみがゲル化しているため、手及び毛髪で
のべたつきがあり、使用感が悪いという欠点があった。 【0004】従って、手及び毛髪上での伸びが良好で、
油っぽくなくさらっとした良好な使用感を有するゲル状
毛髪化粧料が望まれていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記課題を解決すべく種々検討してきたところ、界面活性
剤として特定の分岐鎖を有するモノアルキルリン酸エス
テル塩を用い、水、アルコール類、不揮発性油剤及び揮
発性油剤を組み合せて配合すれば、手及び毛髪上での伸
びが良好で、毛髪への適用時に油っぽさがなく、かつ仕
上げ乾燥した後さらっとした良好な使用感を呈するゲル
状毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。 【0006】すなわち、本発明は次の成分(a) 、(
b) 、(c) 、(d) 及び(e) (a) 次の一般式(1) 【化3】 (式中、Rは炭素数8〜36のβ−分岐アルキル基を、
Xはアルカリ金属、塩基性アミノ酸又は有機塩基を示す
)で表わされるモノアルキルリン酸エステル塩(b)
水 (c) 揮発性油剤 (d) 不揮発性油剤 (e) アルコール類 を含有するゲル状毛髪化粧料を提供するものである。 【0007】本発明において(a) 成分として用いら
れるモノアルキルリン酸エステル塩(1) は、そのア
ルキル基のβ位に分岐を有するものであり、例えば特開
昭58−180496 号及び特開昭61−17594
号に開示の方法等によって調製されるものである。この
モノアルキルリン酸エステル塩(1) のうち好ましい
ものとしては、式中Rが次の式(2) 【化4】 (式中、kは2〜18の数を、lは2〜14の数を示し
、k+lは4〜32(好ましくは10〜18)である)
で表わされるβ−分岐アルキル基のものが挙げられる。 また、一般式(1) 中、対イオンXのうちアルカリ金
属としては、リチウム、カリウム、ナトリウム等が挙げ
られ;塩基性アミノ酸としてはアルギニン、オルニチン
、リジン、オキシリジン等が挙げられ;有機塩基として
はトリエタノールアミン、モノエタノールアミン等の炭
素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するアルカノー
ルアミン等が挙げられる。 【0008】本発明においては、(c) 揮発性油剤及
び(d) 不揮発性油剤の両者が使用されるが、ろ紙に
サンプルを浸透させた後、30℃で放置し、3時間経過
後の揮発量が50重量%以上の油剤を揮発性油剤とし、
揮発量が50重量%未満の油剤を不揮発性油剤とした。 【0009】本発明において使用される揮発性油剤(c
) としては、揮発性鎖状シリコーン、揮発性環状シリ
コーン、揮発性炭化水素等を挙げることができる。揮発
性鎖状シリコーンとしては、例えば次の一般式(3)
【化5】 (式中、mは0〜5の数を示す)で表わされるジメチル
ポリシロキサンが挙げられ、具体例としてヘキサメチル
ジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチ
ルテトラシロキサン、ヘキサデカメチルヘプタシロキサ
ンなどを挙げることができる。揮発性環状シリコーンと
しては、例えば次の一般式(4) 【化6】 (式中、nは3〜7の数を示す)で表わされるものが挙
げられ、具体例としてオクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラデカ
メチルシクロヘキサシロキサンなどを挙げることができ
る。揮発性炭化水素としては、例えば炭素数10〜16
、より好ましくは炭素数12〜16の直鎖又は分岐鎖の
炭化水素が挙げられ、具体例としては日石アイソゾール
300 、日石アイソゾール400(日本石油)、IP
ソルベント1016、IPソルベント1620(出光石
油)、NAS−3、NAS−4、パールリーム4(日本
油脂)などを挙げることができる。 【0010】不揮発性油剤(d) としては、炭化水素
類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、高級脂肪酸エス
テル類、動・植物油脂、コレステロール脂肪酸エステル
類、高級脂肪酸グリセリンエステル類、ロジン誘導体類
、シリコーン油類等の油類のうち、前記試験により不揮
発性とされる全てを用いることができるが、特に好まし
いものとしては、イソステアリルコレステリルエステル
、2−エチルヘキサン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、
イソステアリン酸等の脂肪酸の1種又は2種以上のジグ
リセリンエステル、2−エチルヘキサン酸、ミリスチン
酸、オレイン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸の1種又
は2種以上のトリグリセリンエステル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、流動パラフィン、スクワラン、ジ−2
−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、不揮発性
ジメチルポリシロキサン、ミリスチン酸イソプロピル等
が挙げられる。これら不揮発性油剤は単独又は混合して
用いることができる。 【0011】更に(e) 成分のアルコール類としては
、エタノール等のモノアルコールのほか、グリセリン、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ヘキサンジオール、ブチレングリコー
ル、ヘプタンジオール、プロピレングリコール、ソルビ
トール、マルチトール等のポリオールが挙げられる。こ
のうち、好ましいものとしては、エタノール、グリセリ
ン、プロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられ
る。 【0012】本発明のゲル状毛髪化粧料における好まし
い各成分の配合割合は、(a) 成分が0.05〜5重
量%(以下、単に%で示す)、特に0.1 〜2%、(
b) 成分が0.5 〜50%、特に2〜30%、(c
) 成分が50〜98%、(d) 成分が0.1 〜2
0%、特に0.5 〜10%、(e) 成分が2〜50
%、特に3〜40%である。 【0013】また、本発明のゲル状毛髪化粧料には、本
発明の効果を損なわない範囲において、化粧料に用いる
公知の成分、すなわち、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、
紫外線吸収剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、老化防止
剤、香料、着色料等を配合することができる。 【0014】本発明ゲル状毛髪化粧料は、常法により調
製されるが、好ましくは(a) 成分、(b) 成分及
び(e) 成分を混合攪拌し、均一とした後、これに(
c) 成分と(d) 成分を均一に混合したもの、又は
(c) 成分及び(d) 成分をそれぞれ加えることに
より調製される。この調製は室温、又は原料の性状に応
じて加温下で行なわれる。 【0015】かくして得られる本発明ゲル状毛髪化粧料
は、毛髪に塗布することにより、毛髪にトリートメント
効果を付与する目的で使用されるものである。 【0016】 【作用及び発明の効果】本発明において、モノアルキル
リン酸エステル塩(a) が低濃度から水、アルコール
類とともにラメラ液晶、リポソーム(ベシクル)等の構
造体を形成する特性を有するため、揮発性油剤(c)
は不揮発性油剤(d) とともにそれらの構造体中に安
定に保持され、その結果、本発明化粧料はO/W 型の
ゲル状構造を形成しているものと考えられる。従って、
本発明のゲル状毛髪化粧料は、手に取って髪に塗布した
とき上記構造体が容易に破壊されるため、伸びが極めて
良好であり、髪への適用が容易である。また、本発明化
粧料は、O/W 型のゲル状構造を有していることから
、手や髪が直接油剤と接触せず、使用感が良好である。 更に、乾燥後は、揮発性油剤が揮散し、油っぽさのない
、さらっとした使用感が得られる。 【0017】 【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。 【0018】実施例1 表1に示す組成のゲル状毛髪化粧料を調製し、その外観
性状を肉眼にて観察し、次いで女性パネラー10名によ
り伸ばし易さ、手に取ったときの油っぽさ及び毛髪に適
用し、乾燥後の感触について評価した。 (1) 製法 表1中の成分(1) 〜(3) を混合し、60℃に加
温して溶解し、室温にもどして攪拌しながら成分(4)
〜(6) をゆっくり添加した。 (2) 評価基準 伸ばし易さ: 伸ばし易い ○ 伸ばし難い × 油っぽさ: 油っぽくなく、さらっとしている ○油っぽ
く、べたつく ×
乾燥後の感触: さらっとして良好 ○ べとつく ×【0019】 【表1】 【0020】 実施例2 ゲル状毛髪化粧料 (1) 2−ヘキサデシルリン酸アルギニン塩
0.2 (重量%)
(2) 水
2 (3) ジメチルポリシロキサ
ン(SE−76, GE 社製)
5 (4) グリセリン
5 (5) 四員環ジメチルポリシ
ロキサン(SH244, 信越化学製) バランス
(6) 香料、色素
適量
計
100.0 上記組成の毛髪化粧料は美しいゲル状
の外観を呈し、伸ばしやすく、毛髪に塗布したとき、油
性感が少なく、乾燥後の感触も良好であった。 【0021】 実施例3 ゲル状毛髪化粧料 (1) 2−ヘキサデシルリン酸アルギニン塩
0.2 (重量%)
(2) 水
2 (3) ジメチルポリシロキサ
ン(一般式(3) 中 n=3000)
5 (4) グリセリン
5 (5) イソパラフィン(アイソ
ゾール400,日石製) バランス
(6) 香料、色素
適量
計
100.0 上記組成の毛髪化粧料は、美しいゲ
ル状の外観を呈し、伸ばしやすく、毛髪に塗布したとき
、油性感が少なく、乾燥後の感触も良好であった。
詳細には手及び毛髪での伸びが良好で毛髪への適用が容
易で、かつ使用感に優れたゲル状毛髪化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ゲル状の毛髪化粧料を得る方法と
しては、(1) 非イオン性界面活性剤/水/ポリオー
ルからなる系中に油を加える方法(特開昭61−377
09号)、(2) カルボキシビニルポリマー等の水溶
性高分子を利用する方法及び(3) 脂肪酸セッケン、
デキストリン脂肪酸エステル等で油をゲル化する方法等
が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の方法においては、系の安定性が温度の影響を受ける
ため、温度安定性が悪いこと及び配合し得る油に制限が
ある等の欠点があった。また、(2) の方法において
は、水溶性高分子特有のぬめり感のために使用感が悪く
、また高分子による増粘のため曳糸性を示し、適用時の
伸びが良くないという欠点があった。(3) の方法に
おいては、油のみがゲル化しているため、手及び毛髪で
のべたつきがあり、使用感が悪いという欠点があった。 【0004】従って、手及び毛髪上での伸びが良好で、
油っぽくなくさらっとした良好な使用感を有するゲル状
毛髪化粧料が望まれていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記課題を解決すべく種々検討してきたところ、界面活性
剤として特定の分岐鎖を有するモノアルキルリン酸エス
テル塩を用い、水、アルコール類、不揮発性油剤及び揮
発性油剤を組み合せて配合すれば、手及び毛髪上での伸
びが良好で、毛髪への適用時に油っぽさがなく、かつ仕
上げ乾燥した後さらっとした良好な使用感を呈するゲル
状毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。 【0006】すなわち、本発明は次の成分(a) 、(
b) 、(c) 、(d) 及び(e) (a) 次の一般式(1) 【化3】 (式中、Rは炭素数8〜36のβ−分岐アルキル基を、
Xはアルカリ金属、塩基性アミノ酸又は有機塩基を示す
)で表わされるモノアルキルリン酸エステル塩(b)
水 (c) 揮発性油剤 (d) 不揮発性油剤 (e) アルコール類 を含有するゲル状毛髪化粧料を提供するものである。 【0007】本発明において(a) 成分として用いら
れるモノアルキルリン酸エステル塩(1) は、そのア
ルキル基のβ位に分岐を有するものであり、例えば特開
昭58−180496 号及び特開昭61−17594
号に開示の方法等によって調製されるものである。この
モノアルキルリン酸エステル塩(1) のうち好ましい
ものとしては、式中Rが次の式(2) 【化4】 (式中、kは2〜18の数を、lは2〜14の数を示し
、k+lは4〜32(好ましくは10〜18)である)
で表わされるβ−分岐アルキル基のものが挙げられる。 また、一般式(1) 中、対イオンXのうちアルカリ金
属としては、リチウム、カリウム、ナトリウム等が挙げ
られ;塩基性アミノ酸としてはアルギニン、オルニチン
、リジン、オキシリジン等が挙げられ;有機塩基として
はトリエタノールアミン、モノエタノールアミン等の炭
素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するアルカノー
ルアミン等が挙げられる。 【0008】本発明においては、(c) 揮発性油剤及
び(d) 不揮発性油剤の両者が使用されるが、ろ紙に
サンプルを浸透させた後、30℃で放置し、3時間経過
後の揮発量が50重量%以上の油剤を揮発性油剤とし、
揮発量が50重量%未満の油剤を不揮発性油剤とした。 【0009】本発明において使用される揮発性油剤(c
) としては、揮発性鎖状シリコーン、揮発性環状シリ
コーン、揮発性炭化水素等を挙げることができる。揮発
性鎖状シリコーンとしては、例えば次の一般式(3)
【化5】 (式中、mは0〜5の数を示す)で表わされるジメチル
ポリシロキサンが挙げられ、具体例としてヘキサメチル
ジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチ
ルテトラシロキサン、ヘキサデカメチルヘプタシロキサ
ンなどを挙げることができる。揮発性環状シリコーンと
しては、例えば次の一般式(4) 【化6】 (式中、nは3〜7の数を示す)で表わされるものが挙
げられ、具体例としてオクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラデカ
メチルシクロヘキサシロキサンなどを挙げることができ
る。揮発性炭化水素としては、例えば炭素数10〜16
、より好ましくは炭素数12〜16の直鎖又は分岐鎖の
炭化水素が挙げられ、具体例としては日石アイソゾール
300 、日石アイソゾール400(日本石油)、IP
ソルベント1016、IPソルベント1620(出光石
油)、NAS−3、NAS−4、パールリーム4(日本
油脂)などを挙げることができる。 【0010】不揮発性油剤(d) としては、炭化水素
類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、高級脂肪酸エス
テル類、動・植物油脂、コレステロール脂肪酸エステル
類、高級脂肪酸グリセリンエステル類、ロジン誘導体類
、シリコーン油類等の油類のうち、前記試験により不揮
発性とされる全てを用いることができるが、特に好まし
いものとしては、イソステアリルコレステリルエステル
、2−エチルヘキサン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、
イソステアリン酸等の脂肪酸の1種又は2種以上のジグ
リセリンエステル、2−エチルヘキサン酸、ミリスチン
酸、オレイン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸の1種又
は2種以上のトリグリセリンエステル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、流動パラフィン、スクワラン、ジ−2
−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、不揮発性
ジメチルポリシロキサン、ミリスチン酸イソプロピル等
が挙げられる。これら不揮発性油剤は単独又は混合して
用いることができる。 【0011】更に(e) 成分のアルコール類としては
、エタノール等のモノアルコールのほか、グリセリン、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ヘキサンジオール、ブチレングリコー
ル、ヘプタンジオール、プロピレングリコール、ソルビ
トール、マルチトール等のポリオールが挙げられる。こ
のうち、好ましいものとしては、エタノール、グリセリ
ン、プロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられ
る。 【0012】本発明のゲル状毛髪化粧料における好まし
い各成分の配合割合は、(a) 成分が0.05〜5重
量%(以下、単に%で示す)、特に0.1 〜2%、(
b) 成分が0.5 〜50%、特に2〜30%、(c
) 成分が50〜98%、(d) 成分が0.1 〜2
0%、特に0.5 〜10%、(e) 成分が2〜50
%、特に3〜40%である。 【0013】また、本発明のゲル状毛髪化粧料には、本
発明の効果を損なわない範囲において、化粧料に用いる
公知の成分、すなわち、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、
紫外線吸収剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、老化防止
剤、香料、着色料等を配合することができる。 【0014】本発明ゲル状毛髪化粧料は、常法により調
製されるが、好ましくは(a) 成分、(b) 成分及
び(e) 成分を混合攪拌し、均一とした後、これに(
c) 成分と(d) 成分を均一に混合したもの、又は
(c) 成分及び(d) 成分をそれぞれ加えることに
より調製される。この調製は室温、又は原料の性状に応
じて加温下で行なわれる。 【0015】かくして得られる本発明ゲル状毛髪化粧料
は、毛髪に塗布することにより、毛髪にトリートメント
効果を付与する目的で使用されるものである。 【0016】 【作用及び発明の効果】本発明において、モノアルキル
リン酸エステル塩(a) が低濃度から水、アルコール
類とともにラメラ液晶、リポソーム(ベシクル)等の構
造体を形成する特性を有するため、揮発性油剤(c)
は不揮発性油剤(d) とともにそれらの構造体中に安
定に保持され、その結果、本発明化粧料はO/W 型の
ゲル状構造を形成しているものと考えられる。従って、
本発明のゲル状毛髪化粧料は、手に取って髪に塗布した
とき上記構造体が容易に破壊されるため、伸びが極めて
良好であり、髪への適用が容易である。また、本発明化
粧料は、O/W 型のゲル状構造を有していることから
、手や髪が直接油剤と接触せず、使用感が良好である。 更に、乾燥後は、揮発性油剤が揮散し、油っぽさのない
、さらっとした使用感が得られる。 【0017】 【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。 【0018】実施例1 表1に示す組成のゲル状毛髪化粧料を調製し、その外観
性状を肉眼にて観察し、次いで女性パネラー10名によ
り伸ばし易さ、手に取ったときの油っぽさ及び毛髪に適
用し、乾燥後の感触について評価した。 (1) 製法 表1中の成分(1) 〜(3) を混合し、60℃に加
温して溶解し、室温にもどして攪拌しながら成分(4)
〜(6) をゆっくり添加した。 (2) 評価基準 伸ばし易さ: 伸ばし易い ○ 伸ばし難い × 油っぽさ: 油っぽくなく、さらっとしている ○油っぽ
く、べたつく ×
乾燥後の感触: さらっとして良好 ○ べとつく ×【0019】 【表1】 【0020】 実施例2 ゲル状毛髪化粧料 (1) 2−ヘキサデシルリン酸アルギニン塩
0.2 (重量%)
(2) 水
2 (3) ジメチルポリシロキサ
ン(SE−76, GE 社製)
5 (4) グリセリン
5 (5) 四員環ジメチルポリシ
ロキサン(SH244, 信越化学製) バランス
(6) 香料、色素
適量
計
100.0 上記組成の毛髪化粧料は美しいゲル状
の外観を呈し、伸ばしやすく、毛髪に塗布したとき、油
性感が少なく、乾燥後の感触も良好であった。 【0021】 実施例3 ゲル状毛髪化粧料 (1) 2−ヘキサデシルリン酸アルギニン塩
0.2 (重量%)
(2) 水
2 (3) ジメチルポリシロキサ
ン(一般式(3) 中 n=3000)
5 (4) グリセリン
5 (5) イソパラフィン(アイソ
ゾール400,日石製) バランス
(6) 香料、色素
適量
計
100.0 上記組成の毛髪化粧料は、美しいゲ
ル状の外観を呈し、伸ばしやすく、毛髪に塗布したとき
、油性感が少なく、乾燥後の感触も良好であった。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(a) 、(b) 、(c)
、(d)及び(e) (a) 次の一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭素数8〜36のβ−分岐アルキル基を、
Xはアルカリ金属、塩基性アミノ酸又は有機塩基を示す
)で表わされるモノアルキルリン酸エステル塩(b)
水 (c) 揮発性油剤 (d) 不揮発性油剤 (e) アルコール類 を含有するゲル状毛髪化粧料。 - 【請求項2】 (a) 成分の一般式(1) で表わ
されるモノアルキルリン酸エステル塩のRで示される基
が、次の式(2) 【化2】 (式中、kは2〜18の数を、lは2〜14の数を示し
、k+lは4〜32である)で表わされるβ−分岐アル
キル基である請求項1記載のゲル状毛髪化粧料。
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JP41137190A JPH04217612A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | ゲル状毛髪化粧料 |
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JP41137190A JPH04217612A (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | ゲル状毛髪化粧料 |
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