JPH04213343A - 安定化高分子ラテックス組成物 - Google Patents
安定化高分子ラテックス組成物Info
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- JPH04213343A JPH04213343A JP3016521A JP1652191A JPH04213343A JP H04213343 A JPH04213343 A JP H04213343A JP 3016521 A JP3016521 A JP 3016521A JP 1652191 A JP1652191 A JP 1652191A JP H04213343 A JPH04213343 A JP H04213343A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L101/00—Compositions of unspecified macromolecular compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D129/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal, or ketal radical; Coating compositions based on hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D129/02—Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
- C09D129/04—Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D157/00—Coating compositions based on unspecified polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、(A)高分子ラテックス粒子;
(B)保護コロイド;及び(C)少なくとも1種の(i
)ポリ(オキシアルキレン)化合物、(ii)ポリオー
ル、(iii)ポリカルボン酸、クロライドまたは無水
物、及び(iv)モノカルボン酸、の反応生成物である
ポリ(オキシアルキレン)含有アルキド樹脂;からなる
安定化水性高分子ラテックス組成物に関する。別の態様
において、本発明はそのような安定化高分子ラテックス
組成物を製造する方法に関する。
(B)保護コロイド;及び(C)少なくとも1種の(i
)ポリ(オキシアルキレン)化合物、(ii)ポリオー
ル、(iii)ポリカルボン酸、クロライドまたは無水
物、及び(iv)モノカルボン酸、の反応生成物である
ポリ(オキシアルキレン)含有アルキド樹脂;からなる
安定化水性高分子ラテックス組成物に関する。別の態様
において、本発明はそのような安定化高分子ラテックス
組成物を製造する方法に関する。
【0002】コーティング、接着剤、繊維類バインダー
等の多様な用途のために乳化高分子を使用することは、
工業的に広く行なわれている。過去においては、アリル
、メタクリレート、ビニル等の高分子物質は、種々の有
機溶剤中の溶液の形で用いられるのが典型的であった。 しかし、コスト及び環境問題を考慮した結果、そのよう
な有機溶剤の代りに水を用いて水性分散物を形成させよ
うという傾向が継続的に存在している。
等の多様な用途のために乳化高分子を使用することは、
工業的に広く行なわれている。過去においては、アリル
、メタクリレート、ビニル等の高分子物質は、種々の有
機溶剤中の溶液の形で用いられるのが典型的であった。 しかし、コスト及び環境問題を考慮した結果、そのよう
な有機溶剤の代りに水を用いて水性分散物を形成させよ
うという傾向が継続的に存在している。
【0003】このような有機溶液から水性エマルジョン
への転換は多くの点で有利ではあるが、ある種の処方、
配合上の問題をもたらしてきている。特に、一般的に真
の溶液である有機質組成物とは異なり、そのような水性
質の組成物は、有効の安定化剤の不存在下では、貯蔵時
に、あるいは多くの適用(塗布)法に伴なう高剪断条件
下に、沈析ないし凝集してくる。従って、そのような水
性高分子エマルジョンに望ましい貯蔵安定性を与えるよ
うな化合物を得ようとするいくつかのこころみがなされ
てきている。
への転換は多くの点で有利ではあるが、ある種の処方、
配合上の問題をもたらしてきている。特に、一般的に真
の溶液である有機質組成物とは異なり、そのような水性
質の組成物は、有効の安定化剤の不存在下では、貯蔵時
に、あるいは多くの適用(塗布)法に伴なう高剪断条件
下に、沈析ないし凝集してくる。従って、そのような水
性高分子エマルジョンに望ましい貯蔵安定性を与えるよ
うな化合物を得ようとするいくつかのこころみがなされ
てきている。
【0004】そのようなエマルジョン高分子ラテックス
に対して安定性を与えるのに用いられてきた一群の化合
物は、保護コロイドとして分類される高分子量水溶性化
合物である。そのような水溶性保護コロイドの特定例と
しては、種々の分子量及び加水分解度のポリビニルアル
コール、及びヒドロキシエチルセルロースのようなセル
ロース誘導体がある。これらの保護コロイドは、例えば
ハーキュレス社の社報YC−4506や、ACS(19
86)「アドバンシーズ・イン・ケミストリィ・シリー
ズ213」J.E.グラス編「ウオーター・ソリユブル
・ポリマース:ビューティ・ウィズ・パホーマンス」の
ような刊行物にさらに詳しく記載されている。
に対して安定性を与えるのに用いられてきた一群の化合
物は、保護コロイドとして分類される高分子量水溶性化
合物である。そのような水溶性保護コロイドの特定例と
しては、種々の分子量及び加水分解度のポリビニルアル
コール、及びヒドロキシエチルセルロースのようなセル
ロース誘導体がある。これらの保護コロイドは、例えば
ハーキュレス社の社報YC−4506や、ACS(19
86)「アドバンシーズ・イン・ケミストリィ・シリー
ズ213」J.E.グラス編「ウオーター・ソリユブル
・ポリマース:ビューティ・ウィズ・パホーマンス」の
ような刊行物にさらに詳しく記載されている。
【0005】1989年7月26日付欧州特許公報32
5,054には、(1)ポリ(オキシアルキレン)基を
含み、少なくとも2個の−OH基を有する化合物、(2
)(1)のもの以外の化合物であって、−OH,−NH
2または−NHRとして存在する少なくとも2個の反応
性水素原子を含む化合物、(3)少なくとも2個のカル
ボン酸基を含むカルボン酸、またはその無水物もしくは
クロライド、及び(4) モノカルボン酸、モノヒド
ロキシ化合物、第2モノアミンまたはヒンダード第1モ
ノアミン、の反応生成物である一群の分散物安定用組成
物を開示している。これらの非イオン系組成物は多様な
固体及び液体のエマルジョンまたは分散物を作るのに有
用であると記載されている。
5,054には、(1)ポリ(オキシアルキレン)基を
含み、少なくとも2個の−OH基を有する化合物、(2
)(1)のもの以外の化合物であって、−OH,−NH
2または−NHRとして存在する少なくとも2個の反応
性水素原子を含む化合物、(3)少なくとも2個のカル
ボン酸基を含むカルボン酸、またはその無水物もしくは
クロライド、及び(4) モノカルボン酸、モノヒド
ロキシ化合物、第2モノアミンまたはヒンダード第1モ
ノアミン、の反応生成物である一群の分散物安定用組成
物を開示している。これらの非イオン系組成物は多様な
固体及び液体のエマルジョンまたは分散物を作るのに有
用であると記載されている。
【0006】これら両方の群の化合物は、個々には、エ
マルジョン高分子ラテックスの安定性を著しく増強する
ことが認められてきているが、そのようなラテックス組
成物にさらに大きな安定性を与え同時に重合パラメータ
ーの改善を与える分散剤組成物を得ることは望ましいで
あろう。
マルジョン高分子ラテックスの安定性を著しく増強する
ことが認められてきているが、そのようなラテックス組
成物にさらに大きな安定性を与え同時に重合パラメータ
ーの改善を与える分散剤組成物を得ることは望ましいで
あろう。
【0007】従って、大きな安定性を示す高分子ラテッ
クス組成物を提供することは本発明の一目的である。
クス組成物を提供することは本発明の一目的である。
【0008】重合工程中に凝集の生成が少ない高分子ラ
テックスを提供することは、本発明の別の一目的である
。
テックスを提供することは、本発明の別の一目的である
。
【0009】さらに本発明の一目的は、凝集の少ない安
定なエマルジョン高分子ラテックスを製造する方法を提
供することである。
定なエマルジョン高分子ラテックスを製造する方法を提
供することである。
【0010】これらの目的及びその他の目的は下記の記
載ならびに実施例からさらに明らかとなろう。
載ならびに実施例からさらに明らかとなろう。
【0011】一態様において、本発明は、(A)高分子
ラテックス粒子; (B) 保護コロイド;及び (C)(i) 少なくとも1種のポリオキシアルキレ
ン化合物、 (ii) 少なくとも1種のポリオール、(iii)
少なくとも1種のポリカルボン酸もしくはそのクロ
ライドまたは無水物、及び (iv) 少なくとも1種のモノカルボン酸、の反応
生成物であるポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂;
からなる安定化水性高分子ラテックスを提供する。
ラテックス粒子; (B) 保護コロイド;及び (C)(i) 少なくとも1種のポリオキシアルキレ
ン化合物、 (ii) 少なくとも1種のポリオール、(iii)
少なくとも1種のポリカルボン酸もしくはそのクロ
ライドまたは無水物、及び (iv) 少なくとも1種のモノカルボン酸、の反応
生成物であるポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂;
からなる安定化水性高分子ラテックスを提供する。
【0012】本発明は、別の態様において、(A)(i
) 水、 (ii) モノマー、 (iii) 保護コロイド、及び (iv) ポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂よ
りなる混合物を一緒に混合し、そして(B) その混
合物を重合反応条件に付す、ことからなる安定化高分子
ラテックス組成物の製造方法を提供する。
) 水、 (ii) モノマー、 (iii) 保護コロイド、及び (iv) ポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂よ
りなる混合物を一緒に混合し、そして(B) その混
合物を重合反応条件に付す、ことからなる安定化高分子
ラテックス組成物の製造方法を提供する。
【0013】本発明の安定化水性高分子ラテックス組成
物は高分子粒子、保護コロイド及びポリオキシアルキレ
ン含有アルキド樹脂から構成される。
物は高分子粒子、保護コロイド及びポリオキシアルキレ
ン含有アルキド樹脂から構成される。
【0014】高分子ラテックス粒子(このものの分散物
を本発明の組成物において安定化させる)は、1個また
はそれ以上のエチレン性不飽和結合を含む1種またはそ
れ以上の適宜なモノマー材料から製造できる。そのよう
なモノマーの代表例は、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート等のようなアルキルア
クリレート;メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、ブチルメタクリレート等のようなアルキルメタク
リレート;酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、ア
ルファ−アルキルスチレン、ジビニルベンゼン等のよう
なビニルモノマー;ジメチルフマレート、ジエチルフマ
レート、ジメチルマレート、ジエチルマレート、ジメチ
ルイタコネート、ジ(エチレングリコール)マレート、
ジ(エチレングリコール)イタコネート、ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)マロネート等のようなポリカルボン酸
に基くモノマー;ベータ−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ベータヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキ
シプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブ
メチルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート等のヒドロキシル含有不飽和化合
物;である。好ましいものとして挙げうる高分子物質に
は、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
及びポリメチルメタクリレートがある。
を本発明の組成物において安定化させる)は、1個また
はそれ以上のエチレン性不飽和結合を含む1種またはそ
れ以上の適宜なモノマー材料から製造できる。そのよう
なモノマーの代表例は、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート等のようなアルキルア
クリレート;メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、ブチルメタクリレート等のようなアルキルメタク
リレート;酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、ア
ルファ−アルキルスチレン、ジビニルベンゼン等のよう
なビニルモノマー;ジメチルフマレート、ジエチルフマ
レート、ジメチルマレート、ジエチルマレート、ジメチ
ルイタコネート、ジ(エチレングリコール)マレート、
ジ(エチレングリコール)イタコネート、ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)マロネート等のようなポリカルボン酸
に基くモノマー;ベータ−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ベータヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキ
シプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブ
メチルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート等のヒドロキシル含有不飽和化合
物;である。好ましいものとして挙げうる高分子物質に
は、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
及びポリメチルメタクリレートがある。
【0015】上記の高分子物質は粒子の形で懸濁される
。一般に、そのような粒子は約0.01〜約10ミクロ
ンの直径を有しよう。好ましくはその直径は約0.05
〜約7ミクロン、さらに好ましくは約0.1〜約5ミク
ロンの範囲であろう。しかし、最適直径は、使用される
個々の高分子、意図された特定の用途等の因子によって
異なるものとなることは了解されよう。しかし当業者で
あれば、所与の高分子及び用途についての最適粒子寸法
は容易に決定できよう。
。一般に、そのような粒子は約0.01〜約10ミクロ
ンの直径を有しよう。好ましくはその直径は約0.05
〜約7ミクロン、さらに好ましくは約0.1〜約5ミク
ロンの範囲であろう。しかし、最適直径は、使用される
個々の高分子、意図された特定の用途等の因子によって
異なるものとなることは了解されよう。しかし当業者で
あれば、所与の高分子及び用途についての最適粒子寸法
は容易に決定できよう。
【0016】使用しうる保護コロイドは、主鎖の一部と
してあるいは枝分れ基として充分な親水性基を含んで水
溶性である高分子量の重合体分子である。そのような水
溶性分子はラテックス関係の当業者には周知であり、典
型的にはほぼ10万程度から数百万(あるいはそれ以上
)の範囲の分子量を有する。そのような保護コロイドの
代表例は、ポリビニルアルコール;ヒドロキシエチルセ
ロルース、ヒドロキシプロピルセロルース、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシエチルセルロース等のよ
うなセルロース誘導体;ポリアクリルアミド、グアーゴ
ム及びキサンタンゴムである。これらの材料は、ハーキ
ュレス社の社報VC−450Cや、J.E.グラスによ
る「アドバンシーズ・イン・ケミストリィ・シリーズ」
213,ACS(1986)の「ウォーター・ソリユブ
ル・ポリマース:ビューティ・ウイズ・パホーマンス」
のような刊行物に記載されている。
してあるいは枝分れ基として充分な親水性基を含んで水
溶性である高分子量の重合体分子である。そのような水
溶性分子はラテックス関係の当業者には周知であり、典
型的にはほぼ10万程度から数百万(あるいはそれ以上
)の範囲の分子量を有する。そのような保護コロイドの
代表例は、ポリビニルアルコール;ヒドロキシエチルセ
ロルース、ヒドロキシプロピルセロルース、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシエチルセルロース等のよ
うなセルロース誘導体;ポリアクリルアミド、グアーゴ
ム及びキサンタンゴムである。これらの材料は、ハーキ
ュレス社の社報VC−450Cや、J.E.グラスによ
る「アドバンシーズ・イン・ケミストリィ・シリーズ」
213,ACS(1986)の「ウォーター・ソリユブ
ル・ポリマース:ビューティ・ウイズ・パホーマンス」
のような刊行物に記載されている。
【0017】本発明の実施において使用されるポリオキ
シアルキレン含有アルキド樹脂は、(i)少なくとも1
種のポリオキシアルキレン化合物、(ii)少なくとも
1種のポリオール、(iii)少なくとも1種のポリカ
ルボン酸、そのクロライドまたは無水物、及び(iv)
少なくとも1種のモノカルボン酸、の反応生成物である
。そのようなポリオキシアルキレン置換アルキド樹脂の
代表例は、欧州特許公告第325,054号に開示され
ている化合物である。
シアルキレン含有アルキド樹脂は、(i)少なくとも1
種のポリオキシアルキレン化合物、(ii)少なくとも
1種のポリオール、(iii)少なくとも1種のポリカ
ルボン酸、そのクロライドまたは無水物、及び(iv)
少なくとも1種のモノカルボン酸、の反応生成物である
。そのようなポリオキシアルキレン置換アルキド樹脂の
代表例は、欧州特許公告第325,054号に開示され
ている化合物である。
【0018】成分(i)として使用しうるポリオキシア
ルキレン化合物は、典型的には(AO)nのタイプであ
る少なくとも1つのポリオキシアルキレン基を含む。こ
こにAは少なくとも2個ただし6個以下の炭素原子を含
むアルキレン基であり、そしてnは、少なくとも2、典
型的には少なくとも10の値の整数である。基Aは、好
ましくは、エチレン、プロピレンまたはブチレン基であ
り、最も好ましくはエチレン基である。
ルキレン化合物は、典型的には(AO)nのタイプであ
る少なくとも1つのポリオキシアルキレン基を含む。こ
こにAは少なくとも2個ただし6個以下の炭素原子を含
むアルキレン基であり、そしてnは、少なくとも2、典
型的には少なくとも10の値の整数である。基Aは、好
ましくは、エチレン、プロピレンまたはブチレン基であ
り、最も好ましくはエチレン基である。
【0019】ポリオキシアルキレン化合物は、ポリオキ
シアルキレン基とポリオールとの縮合物であってもよく
、そのような化合物の例は、nの値が典型的には20〜
50である1個のポリオキシエチレン基を含むポリオキ
シエチレンソルビトールである。
シアルキレン基とポリオールとの縮合物であってもよく
、そのような化合物の例は、nの値が典型的には20〜
50である1個のポリオキシエチレン基を含むポリオキ
シエチレンソルビトールである。
【0020】あるいは、ポリオキシアルキレン化合物は
、二つの相異なるポリオキシアルキレン基のブロック共
重合体であってもよく、例えばポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレン−ポリオキシエチレン重合体であり
、典型的には、オキシアルキレン単位のうちの少なくと
も50%がオキシエチレン単位であるものである。
、二つの相異なるポリオキシアルキレン基のブロック共
重合体であってもよく、例えばポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレン−ポリオキシエチレン重合体であり
、典型的には、オキシアルキレン単位のうちの少なくと
も50%がオキシエチレン単位であるものである。
【0021】さらに別のポリオキシアルキレン化合物は
、エチレンジアミンまたはヘキサメチレンジアミンのよ
うなジアミンとの縮合物である。そのような化合物にお
いては、典型的には、二つのポリオキシアルキレン鎖が
各窒素原子に結合されており、そしてその化合物は合計
四つのポリオキシアルキレン鎖を含む。それらのアルキ
レン鎖は、同一であっても、あるいは互いに異なってい
てもよく、そしてブロック共重合体であってもよい。 そのような共重合体の例は、ポリオキシプロピレンがジ
アミンの窒素原子に結合しているポリオキシプロピレン
−ポリオキシエチレン団である。
、エチレンジアミンまたはヘキサメチレンジアミンのよ
うなジアミンとの縮合物である。そのような化合物にお
いては、典型的には、二つのポリオキシアルキレン鎖が
各窒素原子に結合されており、そしてその化合物は合計
四つのポリオキシアルキレン鎖を含む。それらのアルキ
レン鎖は、同一であっても、あるいは互いに異なってい
てもよく、そしてブロック共重合体であってもよい。 そのような共重合体の例は、ポリオキシプロピレンがジ
アミンの窒素原子に結合しているポリオキシプロピレン
−ポリオキシエチレン団である。
【0022】さらに別のポリオキシアルキレン化合物の
タイプは、ポリオキシアルキレン鎖が、ポリジメチルシ
ロキサンのようなシリコーンに対して、側鎖として結合
しているものである。
タイプは、ポリオキシアルキレン鎖が、ポリジメチルシ
ロキサンのようなシリコーンに対して、側鎖として結合
しているものである。
【0023】ポリオキシアルキレン化合物の平均分子量
は、典型的には、1,000以上であり、好ましくは5
,000以上、さらには10,000以上のこともある
。
は、典型的には、1,000以上であり、好ましくは5
,000以上、さらには10,000以上のこともある
。
【0024】1種よりも多くのポリオキシアルキレン化
合物を、本発明の組成物中のポリオキシアルキレン含有
アルキド樹脂の製造のために使用してもよい。
合物を、本発明の組成物中のポリオキシアルキレン含有
アルキド樹脂の製造のために使用してもよい。
【0025】ポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂の
成分(ii)として使用されるポリオールは、2個また
はそれ以上の−OH置換基を有する。そのようなポリオ
ールの例は、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトール、ピロガロールまたは1,3,5−トリヒド
ロキシベンゼンである。好ましいポリオールとしては、
グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール及
びペンタエリスリトールとソルビトールとの混合物があ
る。
成分(ii)として使用されるポリオールは、2個また
はそれ以上の−OH置換基を有する。そのようなポリオ
ールの例は、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトール、ピロガロールまたは1,3,5−トリヒド
ロキシベンゼンである。好ましいポリオールとしては、
グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール及
びペンタエリスリトールとソルビトールとの混合物があ
る。
【0026】ポリカルボン酸成分(iii)は、2個ま
たはそれ以上のカルボン酸基を含む化合物を含むか、ま
たはそれから誘導されたものでよい。そのようなポリカ
ルボン酸は、飽和または不飽和の脂肪族、脂環式または
芳香族化合物であってよい。そのようなポリカルボン酸
またはポリカルボン酸誘導体の例は、マロン酸、スクシ
ン酸、グルタル酸、アジピン酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、無水スクシ
ン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、ピロメリット酸
二無水物、無水トリメリット酸、テレフタル酸ジクロラ
イドまたはアジピン酸ジクロライドである。
たはそれ以上のカルボン酸基を含む化合物を含むか、ま
たはそれから誘導されたものでよい。そのようなポリカ
ルボン酸は、飽和または不飽和の脂肪族、脂環式または
芳香族化合物であってよい。そのようなポリカルボン酸
またはポリカルボン酸誘導体の例は、マロン酸、スクシ
ン酸、グルタル酸、アジピン酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、無水スクシ
ン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、ピロメリット酸
二無水物、無水トリメリット酸、テレフタル酸ジクロラ
イドまたはアジピン酸ジクロライドである。
【0027】本発明で使用のアルキド樹脂の製造に用い
られる反応混合物中の成分(iv)は、飽和または不飽
和モノカルボン酸である。そのようなモノカルボン酸は
、典型的には、少なくとも4個、好ましくは少なくとも
6個の炭素原子を含む。適当なモノカルボン酸の例とし
ては、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、テトラデカ
ン酸、オクタデカン酸、オレイン酸、トール油脂肪酸及
びリノレイン酸がある。本発明の組成物において使用さ
れるポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂を得るのに
用いられる材料は、好ましくは、反応性水素原子及びカ
ルボン酸基の両者を実質的に含まない樹脂を生じるよう
な相対比率で反応される。従って、それらの材料は、好
ましくは、ヒドロキシル基及びカルボン酸基が実質的に
当モル量であるような量で用いられる。例えばヒドロキ
シル基:カルボン酸基のモル比は、一般的には、約0.
75:1ないし約1.33:1、好ましくは約0.9:
1ないし約1.1:1、最も好ましくは約0.95:1
ないし約1.05:1の範囲である。
られる反応混合物中の成分(iv)は、飽和または不飽
和モノカルボン酸である。そのようなモノカルボン酸は
、典型的には、少なくとも4個、好ましくは少なくとも
6個の炭素原子を含む。適当なモノカルボン酸の例とし
ては、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、テトラデカ
ン酸、オクタデカン酸、オレイン酸、トール油脂肪酸及
びリノレイン酸がある。本発明の組成物において使用さ
れるポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂を得るのに
用いられる材料は、好ましくは、反応性水素原子及びカ
ルボン酸基の両者を実質的に含まない樹脂を生じるよう
な相対比率で反応される。従って、それらの材料は、好
ましくは、ヒドロキシル基及びカルボン酸基が実質的に
当モル量であるような量で用いられる。例えばヒドロキ
シル基:カルボン酸基のモル比は、一般的には、約0.
75:1ないし約1.33:1、好ましくは約0.9:
1ないし約1.1:1、最も好ましくは約0.95:1
ないし約1.05:1の範囲である。
【0028】個々の成分の割合は、特定の成分の分子量
、それに含まれるヒドロキシル基またはカルボン酸基の
数、及び所望のアルキド樹脂の分子量、によって左右さ
れよう。生成物の分子量は、主として、成分(ii)の
使用量によって左右されるが、成分(i)の分子量によ
っても左右される。
、それに含まれるヒドロキシル基またはカルボン酸基の
数、及び所望のアルキド樹脂の分子量、によって左右さ
れよう。生成物の分子量は、主として、成分(ii)の
使用量によって左右されるが、成分(i)の分子量によ
っても左右される。
【0029】成分(i)である化合物(1種またはそれ
以上)の割合は、典型的には、反応混合物全体の10〜
約95重量%を占め、一般的には反応混合物全体の少な
くとも20重量%を占める。もし成分(i)が、(AO
)nのタイプのポリオキシアルキレン基を含む化合物で
あってそのnの値が大きい(例えば少なくとも20)も
のである場合(このような化合物を以下、「高分子量化
合物」と称することがある)、成分(i)の割合は、反
応混合物全体の約60〜約95重量%であるのが典型的
である。成分(ii)であるポリオール化合物は、典型
的には反応混合物全体の約0.2〜約40重量%をなす
。成分(i)が上記定義のような高分子量化合物である
ときには、成分(ii)の割合は、典型的には約0.4
〜約5重量%をなす。成分(iii)であるポリカルボ
ン酸の割合は、反応混合物全体の約1〜約40重量%を
なすのが典型的である。成分(i)が上記定義の如き高
分子量化合物であるときには、成分(iii)の割合は
、典型的には約1〜約10重量%をなす。成分(iv)
であるモノカルボン酸の割合は、典型的には約4〜約5
0重量%をなす。もし成分(i)が上記定義の如き高分
子量化合物であるときには、成分(ii)の割合は、典
型的には約4〜約30重量%をなす。
以上)の割合は、典型的には、反応混合物全体の10〜
約95重量%を占め、一般的には反応混合物全体の少な
くとも20重量%を占める。もし成分(i)が、(AO
)nのタイプのポリオキシアルキレン基を含む化合物で
あってそのnの値が大きい(例えば少なくとも20)も
のである場合(このような化合物を以下、「高分子量化
合物」と称することがある)、成分(i)の割合は、反
応混合物全体の約60〜約95重量%であるのが典型的
である。成分(ii)であるポリオール化合物は、典型
的には反応混合物全体の約0.2〜約40重量%をなす
。成分(i)が上記定義のような高分子量化合物である
ときには、成分(ii)の割合は、典型的には約0.4
〜約5重量%をなす。成分(iii)であるポリカルボ
ン酸の割合は、反応混合物全体の約1〜約40重量%を
なすのが典型的である。成分(i)が上記定義の如き高
分子量化合物であるときには、成分(iii)の割合は
、典型的には約1〜約10重量%をなす。成分(iv)
であるモノカルボン酸の割合は、典型的には約4〜約5
0重量%をなす。もし成分(i)が上記定義の如き高分
子量化合物であるときには、成分(ii)の割合は、典
型的には約4〜約30重量%をなす。
【0030】成分(i),(ii),(iii)及び(
iv)として使用される化合物は、特定官能基以外の官
能基を含んでいてもよいが、そのような追加的官能基は
、ヒドロキシル基またはカルボン酸基と反応すべきでな
く、好ましくはヒドロキシル基またはカルボン酸基の反
応性に悪影響を与えるべきでない。存在してもよいその
ような追加的官能基の例としては、ハロゲン原子、ニト
ロ基及びニトリル基がある。一般に、成分(i),(i
i),(iii)及び(iv)がそのような追加的官能
基を含まないこと、そして化合物が特定の基だけを含む
炭化水素化合物またはオキシアルキレン化合物であるこ
とは、好ましい。
iv)として使用される化合物は、特定官能基以外の官
能基を含んでいてもよいが、そのような追加的官能基は
、ヒドロキシル基またはカルボン酸基と反応すべきでな
く、好ましくはヒドロキシル基またはカルボン酸基の反
応性に悪影響を与えるべきでない。存在してもよいその
ような追加的官能基の例としては、ハロゲン原子、ニト
ロ基及びニトリル基がある。一般に、成分(i),(i
i),(iii)及び(iv)がそのような追加的官能
基を含まないこと、そして化合物が特定の基だけを含む
炭化水素化合物またはオキシアルキレン化合物であるこ
とは、好ましい。
【0031】本発明の実施に用いられるポリオキシアル
キレン含有アルキド樹脂は、慣用エステル化条件下で実
施されうるエステル化反応によって生成されたエステル
基を含む。従って、ポリオキシアルキレン含有アルキド
樹脂は、エステル化条件下での成分(i),(ii),
(iii)及び(iv)の反応によって、都合よく製造
できる。 好適には、それらすべての成分を一緒に混合し、そして
一段階で反応させるが、所望によっては、反応は、少な
くとも若干の反応が生じた後に反応剤のうちの少なくと
も1つを混合物に添加することにより一段階より多い段
階で実施することもできる。典型的には、エステル化は
、不活性の液体溶剤/希釈剤の不存在下に、エステル化
触媒の存在下で昇温において実施される。
キレン含有アルキド樹脂は、慣用エステル化条件下で実
施されうるエステル化反応によって生成されたエステル
基を含む。従って、ポリオキシアルキレン含有アルキド
樹脂は、エステル化条件下での成分(i),(ii),
(iii)及び(iv)の反応によって、都合よく製造
できる。 好適には、それらすべての成分を一緒に混合し、そして
一段階で反応させるが、所望によっては、反応は、少な
くとも若干の反応が生じた後に反応剤のうちの少なくと
も1つを混合物に添加することにより一段階より多い段
階で実施することもできる。典型的には、エステル化は
、不活性の液体溶剤/希釈剤の不存在下に、エステル化
触媒の存在下で昇温において実施される。
【0032】エステル化は、少なくとも約150℃、好
ましくは少なくとも約200℃の昇温度において実施す
るのが好ましい。エステル化温度は、好ましくは約30
0℃以下である。
ましくは少なくとも約200℃の昇温度において実施す
るのが好ましい。エステル化温度は、好ましくは約30
0℃以下である。
【0033】任意の適当なエステル化触媒を、使用する
ことができ、例えばリン酸、p−トルエンスルホン酸、
ナトリウムメトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムまたは水酸化カルシウムがある。
ことができ、例えばリン酸、p−トルエンスルホン酸、
ナトリウムメトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムまたは水酸化カルシウムがある。
【0034】エステル化は、典型的には、昇温度におい
て少なくとも0.5時間にわたり実施される。一般に、
10時間以下の反応時間、特に6時間以下の反応時間で
十分である。しかし、反応時間は、反応温度までの加熱
速度、撹拌の強さ等の多くの因子により左右されるもの
であり、加熱速度が早くそして撹拌が激しければ、反応
時間が短縮されることは了解されよう。
て少なくとも0.5時間にわたり実施される。一般に、
10時間以下の反応時間、特に6時間以下の反応時間で
十分である。しかし、反応時間は、反応温度までの加熱
速度、撹拌の強さ等の多くの因子により左右されるもの
であり、加熱速度が早くそして撹拌が激しければ、反応
時間が短縮されることは了解されよう。
【0035】反応生成物は、まだ液状である昇温度で反
応容器から排出され、次いでいずれか所望の形態の組成
物を得るために慣用技法を用いて処理されうる。ある特
定のそのようなアルキド樹脂を製造するための方法は、
欧州特許公告第325,054号に詳細に開示されてい
る。当業者であれば、そのような方法を別のポリオキシ
アルキレン含有アルキド樹脂を製造するために容易に適
合させることができよう。
応容器から排出され、次いでいずれか所望の形態の組成
物を得るために慣用技法を用いて処理されうる。ある特
定のそのようなアルキド樹脂を製造するための方法は、
欧州特許公告第325,054号に詳細に開示されてい
る。当業者であれば、そのような方法を別のポリオキシ
アルキレン含有アルキド樹脂を製造するために容易に適
合させることができよう。
【0036】高分子粒子、保護コロイド及びポリオキシ
アルキレン含有アルキド樹脂以外に、本発明の安定化高
分子ラテックス組成物は、重合反応工程において助けと
なる界面活性剤をさらに含んでいてもよい。一般に、有
用な界面活性剤の例としては、アルキルサルフェート、
スルホネート、スルホスクシネート、有機ホスファイト
エステル等の塩のようなアニオン系または非イオン系の
ものがある。
アルキレン含有アルキド樹脂以外に、本発明の安定化高
分子ラテックス組成物は、重合反応工程において助けと
なる界面活性剤をさらに含んでいてもよい。一般に、有
用な界面活性剤の例としては、アルキルサルフェート、
スルホネート、スルホスクシネート、有機ホスファイト
エステル等の塩のようなアニオン系または非イオン系の
ものがある。
【0037】一般に本発明の安定化高分子ラテックスは
、約65%まで、あるいはそれ以上の固形分を含みうる
。当業者であれば所与のラテックス及び特定の用途につ
いての最適の固形分含量を容易に決定できよう。
、約65%まで、あるいはそれ以上の固形分を含みうる
。当業者であれば所与のラテックス及び特定の用途につ
いての最適の固形分含量を容易に決定できよう。
【0038】一般に、ポリオキシアルキレン含有アルキ
ド樹脂は、高分子ラテックス組成物中に、高分子成分(
A)の重量の約0.01〜約10重量%の量で存在する
が、約0.1〜約5.0重量%の量であるのが好ましい
。保護コロイドは、典型的には組成物中に、高分子成分
(A)の約0.1〜約10.0重量%の量で存在するが
、約0.5〜約5.0重量%の量で存在するのが好まし
い。
ド樹脂は、高分子ラテックス組成物中に、高分子成分(
A)の重量の約0.01〜約10重量%の量で存在する
が、約0.1〜約5.0重量%の量であるのが好ましい
。保護コロイドは、典型的には組成物中に、高分子成分
(A)の約0.1〜約10.0重量%の量で存在するが
、約0.5〜約5.0重量%の量で存在するのが好まし
い。
【0039】典型的には、アルキド樹脂:保護コロイド
の重量比は約4:1ないし約1:12、好ましくは約2
:1ないし約1:8、さらに好ましくは約4:3ないし
約1:6の範囲である。しかし、ある任意のラテックス
についての最も好ましい上記比は、選択された個々のア
ルキド樹脂及び保護コロイド、高分子粒子の組成、及び
ラテックスが曝される条件等々の因子によって変るもの
であることは了解されよう。当業者であれば、以下の実
施例に記載されているような通常の実験法を用いること
により、ある特定のラテックスに添加されるべき保護コ
ロイドの量およびポリオキシアルキレン含有アルキド樹
脂の量を容易に最適化することができよう。
の重量比は約4:1ないし約1:12、好ましくは約2
:1ないし約1:8、さらに好ましくは約4:3ないし
約1:6の範囲である。しかし、ある任意のラテックス
についての最も好ましい上記比は、選択された個々のア
ルキド樹脂及び保護コロイド、高分子粒子の組成、及び
ラテックスが曝される条件等々の因子によって変るもの
であることは了解されよう。当業者であれば、以下の実
施例に記載されているような通常の実験法を用いること
により、ある特定のラテックスに添加されるべき保護コ
ロイドの量およびポリオキシアルキレン含有アルキド樹
脂の量を容易に最適化することができよう。
【0040】本発明の安定化ラテックスは、典型的には
、保護コロイド、ポリオキシアルキレン含有アルキド樹
脂及びモノマー前駆体をある順序で水性化合物へ混入し
、次いでその混合物を重合条件に付すことにより製造さ
れる。そのような重合条件は、典型的には、ペルサルフ
ェート、ペルオキシド、還元/酸化開始剤等のような重
合開始剤の有効量を添加すること、そして反応を所望の
時間継続することを含む。ある所定のモノマー(単数ま
たは複数)についての個々の反応条件は当業者に周知で
あろう。いくつかの適当な方法は、「J.Polyml
.Sci.」Part B.第2巻 第257頁以
降(1964)にエルグッド等によって記載されている
。
、保護コロイド、ポリオキシアルキレン含有アルキド樹
脂及びモノマー前駆体をある順序で水性化合物へ混入し
、次いでその混合物を重合条件に付すことにより製造さ
れる。そのような重合条件は、典型的には、ペルサルフ
ェート、ペルオキシド、還元/酸化開始剤等のような重
合開始剤の有効量を添加すること、そして反応を所望の
時間継続することを含む。ある所定のモノマー(単数ま
たは複数)についての個々の反応条件は当業者に周知で
あろう。いくつかの適当な方法は、「J.Polyml
.Sci.」Part B.第2巻 第257頁以
降(1964)にエルグッド等によって記載されている
。
【0041】本発明の高分子ラテックスは、予想外の望
ましい安定性と少ない凝集体形成を示す。殊に保護コロ
イドまたはポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂を単
独で添加した場合と比較して効果は著しいものがある。
ましい安定性と少ない凝集体形成を示す。殊に保護コロ
イドまたはポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂を単
独で添加した場合と比較して効果は著しいものがある。
【0042】
【実施例】以下の実施例は本発明をさらに説明するため
のものであり、本発明をいささかも限定するためのもの
ではない。
のものであり、本発明をいささかも限定するためのもの
ではない。
【0043】
【比較実験A】594gの蒸留水及び13.5gのポリ
ビニルアルコール(商標「elvanol 52−2
2」、加水分解度87〜89%;デュ・ポン社製)を、
凝縮器及び撹拌機付きの2lのフラスコに添加した。混
合物を脱気し、80℃に加熱した。80℃で30分間保
持してポリビニルアルコールを溶解した後、その溶液を
60℃に冷却し、10.3gのアンモニウムサルフェー
ト化アルキルフェノキシポリエチレノキシエタノール(
商標「ATSURF 1910」ICI アメリカ
ス社)を2.4gの28%水酸化アンモニウムと共に添
加した。そのフラスコに、48gの酢酸ビニル、次いで
6.0gの蒸留水中の1.5gの過硫酸ナトリウムを添
加した。この混合物を10分間にわたり73℃まで加熱
し、しかる後に、546.0gの酢酸ビニル及び6.0
gのメタクリル酸からなるモノマー溶液を、4時間にわ
たり一定速度で反応混合物に添加した。2時間のモノマ
ー溶液添加の後に、6.0gの蒸留水中の1.5gの過
硫酸ナトリウムの溶液を添加した。すべての成分の添加
終了してから、混合物を79℃でさらに1時間反応させ
、次いで冷却し、200メッシュのスクリーンで濾過し
た。得られたラテックスは49.6%の固形分を含み、
ブルックフィールド粘度計で測定したところ920セン
チポイズの粘度を示した。スクリーン上に残留した凝集
物の量は0.5gであった。
ビニルアルコール(商標「elvanol 52−2
2」、加水分解度87〜89%;デュ・ポン社製)を、
凝縮器及び撹拌機付きの2lのフラスコに添加した。混
合物を脱気し、80℃に加熱した。80℃で30分間保
持してポリビニルアルコールを溶解した後、その溶液を
60℃に冷却し、10.3gのアンモニウムサルフェー
ト化アルキルフェノキシポリエチレノキシエタノール(
商標「ATSURF 1910」ICI アメリカ
ス社)を2.4gの28%水酸化アンモニウムと共に添
加した。そのフラスコに、48gの酢酸ビニル、次いで
6.0gの蒸留水中の1.5gの過硫酸ナトリウムを添
加した。この混合物を10分間にわたり73℃まで加熱
し、しかる後に、546.0gの酢酸ビニル及び6.0
gのメタクリル酸からなるモノマー溶液を、4時間にわ
たり一定速度で反応混合物に添加した。2時間のモノマ
ー溶液添加の後に、6.0gの蒸留水中の1.5gの過
硫酸ナトリウムの溶液を添加した。すべての成分の添加
終了してから、混合物を79℃でさらに1時間反応させ
、次いで冷却し、200メッシュのスクリーンで濾過し
た。得られたラテックスは49.6%の固形分を含み、
ブルックフィールド粘度計で測定したところ920セン
チポイズの粘度を示した。スクリーン上に残留した凝集
物の量は0.5gであった。
【0044】
【実施例1】1.5gのポリオキシエチレン含有アルキ
ド樹脂(62.7%のPEG 800,3.4%のペ
ンタエリスリトール、7.2%の無水トリメリット酸及
び26.7%のトール油脂肪酸を反応させて製造;すべ
て重量%)をモノマー溶液に加え、そしてポリビニルア
ルコールの量を12.0gに減少したことを除き、上記
比較実験Aの操作を繰返した。得られたラテックス49
.5%の固形分を含み、ブルックフィールド粘度は74
0センチポイズであった。200メッシュのスクリーン
上残留凝集物の量は痕跡にすぎなかった。
ド樹脂(62.7%のPEG 800,3.4%のペ
ンタエリスリトール、7.2%の無水トリメリット酸及
び26.7%のトール油脂肪酸を反応させて製造;すべ
て重量%)をモノマー溶液に加え、そしてポリビニルア
ルコールの量を12.0gに減少したことを除き、上記
比較実験Aの操作を繰返した。得られたラテックス49
.5%の固形分を含み、ブルックフィールド粘度は74
0センチポイズであった。200メッシュのスクリーン
上残留凝集物の量は痕跡にすぎなかった。
【0045】
【実施例2】1.5gのポリオキシエチレン含有アルキ
ド樹脂(48.0%のPEG600,3.7%のペンタ
エリスリトール、8.5%の無水トリメリット酸、及び
39.8%のトール油脂肪酸の反応により調製)をモノ
マー溶液に添加したこと、及びポリビニルアルコールの
量を12.0gとしたことを除き比較実験Aの操作を繰
返した。得られたラテックスは49.5%の固形分を含
み、440センチポイズのブルックフィールド粘度を示
した。200メッシュスクリーン上残留の凝集物は痕跡
量にすぎなかった。
ド樹脂(48.0%のPEG600,3.7%のペンタ
エリスリトール、8.5%の無水トリメリット酸、及び
39.8%のトール油脂肪酸の反応により調製)をモノ
マー溶液に添加したこと、及びポリビニルアルコールの
量を12.0gとしたことを除き比較実験Aの操作を繰
返した。得られたラテックスは49.5%の固形分を含
み、440センチポイズのブルックフィールド粘度を示
した。200メッシュスクリーン上残留の凝集物は痕跡
量にすぎなかった。
【0046】
【比較実験B】2lのフラスコに、594gの蒸留水を
加え、この水を60℃に加熱し、10.3gのアンモニ
ウムサルフェート化アルキルフェノキシポリエチレンオ
キシエタノール、2.4gの28%水酸化アンモニウム
及び13.5gのポリオキシエチレン含有アルキド樹脂
(48.0%のPEG600,3.7%のペンタエリス
リトール、8.5%の無水トリメリット酸、39.8%
のトール油脂肪酸の反応により調製)を添加し、さらに
48gの酢酸ビニルをフラスコに添加し、次いで6.0
gの蒸留水中の1.5gの過硫酸ナトリウムの溶液も添
加した。この混合物を10分間で73℃にまで加熱し、
次いで546.0gの酢酸ビニル及び6.0gのメタク
リル酸のモノマー溶液を4時間にわたり一定速度で反応
混合物に添加した。2時間のモノマー溶液の添加の後に
、6.0gの蒸留水中の1.5gの過硫酸の溶液を添加
した。すべての成分の添加終了後に、反応混合物を79
℃でさらに1時間反応させ、次いで冷却し、200メッ
シュスクリーンで濾過した。得られたラテックスは48
.6%の固形分を含み、40センチポイズのブルックフ
ィールド粘度を示した。200メッシュスクリーン上残
留凝集物は5.0gであった。
加え、この水を60℃に加熱し、10.3gのアンモニ
ウムサルフェート化アルキルフェノキシポリエチレンオ
キシエタノール、2.4gの28%水酸化アンモニウム
及び13.5gのポリオキシエチレン含有アルキド樹脂
(48.0%のPEG600,3.7%のペンタエリス
リトール、8.5%の無水トリメリット酸、39.8%
のトール油脂肪酸の反応により調製)を添加し、さらに
48gの酢酸ビニルをフラスコに添加し、次いで6.0
gの蒸留水中の1.5gの過硫酸ナトリウムの溶液も添
加した。この混合物を10分間で73℃にまで加熱し、
次いで546.0gの酢酸ビニル及び6.0gのメタク
リル酸のモノマー溶液を4時間にわたり一定速度で反応
混合物に添加した。2時間のモノマー溶液の添加の後に
、6.0gの蒸留水中の1.5gの過硫酸の溶液を添加
した。すべての成分の添加終了後に、反応混合物を79
℃でさらに1時間反応させ、次いで冷却し、200メッ
シュスクリーンで濾過した。得られたラテックスは48
.6%の固形分を含み、40センチポイズのブルックフ
ィールド粘度を示した。200メッシュスクリーン上残
留凝集物は5.0gであった。
【0047】
【比較実験C】(a)10.5gのヒドロキシエチルセ
ルロース(商標「Natrosol」、アクアロン社製
)をまず蒸留水に加え、その混合物を30分間80℃に
加熱し、60℃に冷却してからその他の成分を添加した
こと、及び(b)ポリオキシアルキレン含有アルキド樹
脂を添加しなかったこと、を除き比較実験Bの操作を繰
返した。
ルロース(商標「Natrosol」、アクアロン社製
)をまず蒸留水に加え、その混合物を30分間80℃に
加熱し、60℃に冷却してからその他の成分を添加した
こと、及び(b)ポリオキシアルキレン含有アルキド樹
脂を添加しなかったこと、を除き比較実験Bの操作を繰
返した。
【0048】得られたラテックスは49.9%の固形分
を含み、2170のブルックフィールド粘度を示した。 200メッシュスクリーン上残留凝集物は痕跡量にすぎ
なかった。
を含み、2170のブルックフィールド粘度を示した。 200メッシュスクリーン上残留凝集物は痕跡量にすぎ
なかった。
【0049】
【実施例3】9.0gのヒドロキシエチルセルロースを
最初に添加し、そして15.gポリオキシエチレン含有
アルキド樹脂(48.0%のPEG600,3.7%の
ペンタエリスリトール、8.5%の無水トリメリット酸
、39.8%のトール油脂肪酸の反応により調製)を初
期モノマー溶液に添加したことを除き比較実験Cの操作
を繰返した。
最初に添加し、そして15.gポリオキシエチレン含有
アルキド樹脂(48.0%のPEG600,3.7%の
ペンタエリスリトール、8.5%の無水トリメリット酸
、39.8%のトール油脂肪酸の反応により調製)を初
期モノマー溶液に添加したことを除き比較実験Cの操作
を繰返した。
【0050】得られたラテックスは49.2%の固形分
を含み、760センチポイズのブルックフィールド粘度
を示した。200メッシュスクリーン上残留凝集物は痕
跡量であった。
を含み、760センチポイズのブルックフィールド粘度
を示した。200メッシュスクリーン上残留凝集物は痕
跡量であった。
【0051】
【実施例4】4.5gのヒドロキシエチルセルロース及
び6.0gのポリオキシエチレン含有アルキド樹脂を添
加したことを除き実施例3の操作を繰返した。
び6.0gのポリオキシエチレン含有アルキド樹脂を添
加したことを除き実施例3の操作を繰返した。
【0052】安定性の試験:実施例3及び4ならびに比
較実験B及びCの高分子ラテックスの安定性を試験する
ために、200メッシュスクリーンを予め通過させた各
高分子ラテックスの200gを「ハミルトン・ビーチ」
混合機に入れ「高」のスイッチ位置で15分間混合した
。試験後、試料を200メッシュスクリーンで濾過して
、生成した凝集物の量を調べた。結果を下記の表に示す
。
較実験B及びCの高分子ラテックスの安定性を試験する
ために、200メッシュスクリーンを予め通過させた各
高分子ラテックスの200gを「ハミルトン・ビーチ」
混合機に入れ「高」のスイッチ位置で15分間混合した
。試験後、試料を200メッシュスクリーンで濾過して
、生成した凝集物の量を調べた。結果を下記の表に示す
。
【0053】
【表1】
【0054】上記のデータは、保護コロイド及びポリオ
キシアルキレン含有アルキド樹脂の両方を含むラテック
スのみが、初期安定性と、強撹拌後の安定性との両方を
示すことを明かにしている。
キシアルキレン含有アルキド樹脂の両方を含むラテック
スのみが、初期安定性と、強撹拌後の安定性との両方を
示すことを明かにしている。
Claims (24)
- 【請求項1】(A)高分子ラテックス粒子;(B)
保護コロイド;及び (C)(i) 少なくとも1種のポリオキシアルキレ
ン化合物、 (ii) 少なくとも1種のポリオール、(iii)
少なくとも1種のポリカルボン酸もしくはそのクロ
ライドまたは無水物、及び (iv) 少なくとも1種のモノカルボン酸、の反応
生成物であるポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂;
からなる安定化水性高分子ラテックス。 - 【請求項2】 それらの高分子類は少なくとも1つの
エチレン性不飽和結合を含む少なくとも1種のモノマー
から作られたものである請求項1のラテックス組成物。 - 【請求項3】 それらの高分子類は、アルキルアクリ
レート、アルキルメタクリレート、ビニルモノマー及び
ヒドロキシ含有不飽和化合物からなる群より選択された
少なくとも1種のモノマーから作られたものである請求
項1のラテックス組成物。 - 【請求項4】 高分子粒子はポリ酢酸ビニル、ポリ塩
化ビニル及びポリメチルメタクリレートからなる群より
選択される請求項3のラテックス組成物。 - 【請求項5】 成分(A)の高分子粒子は約0.01
〜約10ミクロンの直径を有する請求項1のラテックス
組成物。 - 【請求項6】 成分(A)の高分子粒子は約0.05
〜約7ミクロンの直径を有する請求項5のラテックス組
成物。 - 【請求項7】 成分(A)の高分子粒子は約0.1〜
約5ミクロンの粒子寸法を有する請求項6のラテックス
組成物。 - 【請求項8】 保護コロイドである成分(B)は、ポ
リビニルアルコール、セルロース誘導体、ポリアクリル
アミド、グア−ゴム及びキサンタンゴムからなる群より
選択される請求項1のラテックス組成物。 - 【請求項9】 保護コロイドは、ポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース及びカルボキ
シエチルセルロースからなる群より選択される請求項8
のラテックス組成物。 - 【請求項10】 成分(C)の生成のために反応され
るポリ(オキシアルキレン)化合物は、式(AO)nで
あり、ここにAが2〜6個の炭素原子を有するアルキレ
ン基でありそしてnが少なくとも2の値の整数である請
求項1のラテックス組成物。 - 【請求項11】 ポリ(オキシアルキレン)化合物が
ポリ(オキシエチレン)化合物である請求項10のラテ
ックス組成物。 - 【請求項12】 ポリオール成分(C)(ii)はグ
リセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、及
びペンタエリスリトールとソルビトールとの混合物から
なる群より選択される請求項1のラテックス組成物。 - 【請求項13】 ポリカルボン酸成分(C)(iii
)は、マロン酸、スクシン酸、クルタル酸、アジピン酸
、スベリン酸、マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、
イソフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、無水
スクシン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、ピロメリ
ット酸二無水物、無水トリメリット酸、テレフタル酸ジ
クロライド及びアジピン酸ジクロライドからなる群より
選択される請求項1のラテックス組成物。 - 【請求項14】 モノカルボン酸成分(C)(iv)
は、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、テトラデカン
酸、オクタデカン酸、オレイン酸、トール油脂肪酸及び
リノレイン酸からなる群より選択される請求項1のラテ
ックス組成物。 - 【請求項15】 アニオン系または非イオン系界面活
性剤をさらに含む請求項1のラテックス組成物。 - 【請求項16】 ラテックスが約65重量%までの固
形分を含む請求項1のラテックス組成物。 - 【請求項17】 ポリ(オキシアルキレン)含有アル
キド樹脂が高分子成分(A)の重量を基準として0.0
1〜約10重量%の量で存在する請求項1のラテックス
組成物。 - 【請求項18】 ポリ(オキシアルキレン)含有アル
キド樹脂が高分子成分(A)の重量を基準として約0.
1〜約5.0重量%の量で存在する請求項17の組成物
。 - 【請求項19】 保護コロイドは高分子成分(A)の
重量を基準として約0.1〜約10重量%の量で存在す
る請求項1のラテックス組成物。 - 【請求項20】 保護コロイドは高分子成分(A)の
重量を基準として約0.5〜約5重量%の量で存在する
請求項19のラテックス組成物。 - 【請求項21】 アルキド樹脂:保護コロイドの重量
比は約4:1ないし約1:12である請求項1のラテッ
クス組成物。 - 【請求項22】 アルキド樹脂:保護コロイドの重量
比は約2:1ないし約1:8である請求項21のラテッ
クス組成物。 - 【請求項23】 アルキド樹脂:保護コロイドの重量
比は約4:3ないし約1:6である請求項22のラテッ
クス組成物。 - 【請求項24】 (A)(i) 水、(ii)
モノマー、 (iii) 保護コロイド、及び (iv) ポリオキシアルキレン含有アルキド樹脂よ
りなる混合物を一緒に混合し、そして(B) その混
合物を重合反応条件に付す、ことからなる安定化高分子
ラテックス組成物の製造方法。
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