JPH04212206A - 絶縁塗料、ハンダ付け可能な絶縁電線、該絶縁電線の製造方法および該絶縁電線を用いたフライバックトランス - Google Patents
絶縁塗料、ハンダ付け可能な絶縁電線、該絶縁電線の製造方法および該絶縁電線を用いたフライバックトランスInfo
- Publication number
- JPH04212206A JPH04212206A JP3062316A JP6231691A JPH04212206A JP H04212206 A JPH04212206 A JP H04212206A JP 3062316 A JP3062316 A JP 3062316A JP 6231691 A JP6231691 A JP 6231691A JP H04212206 A JPH04212206 A JP H04212206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chemical formula
- formula
- general formula
- group
- group selected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性に優れ、ハンダ
付け性の良い絶縁電線及び絶縁塗料に関し、さらに詳し
くは、ポリイミド樹脂又はイミド変性ポリウレタン樹脂
皮膜を導体上に形成させたハンダ付け可能な絶縁電線及
びその製造方法、並びに絶縁塗料更には前記絶縁電線を
用いたフライバックトランスに関する。
付け性の良い絶縁電線及び絶縁塗料に関し、さらに詳し
くは、ポリイミド樹脂又はイミド変性ポリウレタン樹脂
皮膜を導体上に形成させたハンダ付け可能な絶縁電線及
びその製造方法、並びに絶縁塗料更には前記絶縁電線を
用いたフライバックトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビ等家電製品の小型・軽量化
が一層進み、これに対応して、モ−タ−やトランス等の
電気機器の小型・軽量化・高性能化は著しく、また、そ
の信頼性向上も強く望まれている。
が一層進み、これに対応して、モ−タ−やトランス等の
電気機器の小型・軽量化・高性能化は著しく、また、そ
の信頼性向上も強く望まれている。
【0003】これらの観点から、上記電気機器等に用い
られている絶縁電線の被覆材料としては耐熱性の優れた
材料が望まれ、ポリエステル樹脂塗料を用いた電線がB
種(130℃)またはF種(155℃)の絶縁電線とし
て用いられている。他に、さらに耐熱性の優れた材料と
してポリイミド樹脂が知られている。
られている絶縁電線の被覆材料としては耐熱性の優れた
材料が望まれ、ポリエステル樹脂塗料を用いた電線がB
種(130℃)またはF種(155℃)の絶縁電線とし
て用いられている。他に、さらに耐熱性の優れた材料と
してポリイミド樹脂が知られている。
【0004】一方、電気機器の小型・軽量化・高性能化
には電線の細線化を必要とし、細線化されたポリエステ
ル絶縁電線には、一層高性能なものが求められるように
なった。
には電線の細線化を必要とし、細線化されたポリエステ
ル絶縁電線には、一層高性能なものが求められるように
なった。
【0005】さらに、これらのポリエステル絶縁電線は
過酷な環境下で使用される為、耐熱性、電気絶縁性の他
に耐化学薬品性、耐溶剤性、耐加水分解性および耐アル
カリ性が求められている。
過酷な環境下で使用される為、耐熱性、電気絶縁性の他
に耐化学薬品性、耐溶剤性、耐加水分解性および耐アル
カリ性が求められている。
【0006】また、原価低減を目的に工程の合理化が求
められている。
められている。
【0007】その一環として絶縁電線の端末はく離処理
の合理化およびライン化がある。
の合理化およびライン化がある。
【0008】現在、この端末はく離の処理方法には、機
械はく離、熱分解はく離、薬品はく離およびハンダはく
離等の諸方法があるが、作業時間、細線の導体の無傷化
および連続処理化等を考えると、上記のハンダはく離処
理方法が最も好ましい。
械はく離、熱分解はく離、薬品はく離およびハンダはく
離等の諸方法があるが、作業時間、細線の導体の無傷化
および連続処理化等を考えると、上記のハンダはく離処
理方法が最も好ましい。
【0009】しかし、ポリエステル絶縁電線は、薬品は
く離によるライン化はすでに行なわれているものの、薬
品中への浸漬に一定時間を必要とし、また洗浄も必要に
なる。取扱う上でも薬品の危険があるため、ハンダはく
離のライン化が試みられたが、従来のポリエステル絶縁
電線ではいずれもハンダはく離性を有していなかった。
く離によるライン化はすでに行なわれているものの、薬
品中への浸漬に一定時間を必要とし、また洗浄も必要に
なる。取扱う上でも薬品の危険があるため、ハンダはく
離のライン化が試みられたが、従来のポリエステル絶縁
電線ではいずれもハンダはく離性を有していなかった。
【0010】また、耐熱性が優れたものとしてポリイミ
ド絶縁電線があるが(特開平1−124905号)、ハ
ンダはく離性を有していない。
ド絶縁電線があるが(特開平1−124905号)、ハ
ンダはく離性を有していない。
【0011】ハンダはく離処理が可能な絶縁電線として
は、特開昭64−90268号に見られるようにポリウ
レタン樹脂を主成分とするポリウレタン絶縁電線がある
が、耐熱性がE種(120℃)と低いものである。
は、特開昭64−90268号に見られるようにポリウ
レタン樹脂を主成分とするポリウレタン絶縁電線がある
が、耐熱性がE種(120℃)と低いものである。
【0012】このため、ハンダはく離処理ができる、耐
熱性がB種(130℃)以上の耐熱性樹脂被覆の絶縁電
線の出現が強く望まれている。
熱性がB種(130℃)以上の耐熱性樹脂被覆の絶縁電
線の出現が強く望まれている。
【0013】また、最近、多数のより合わせ絶縁電線を
ハンダ付けする場合には、絶縁皮膜が被ったままの絶縁
電線を直接ハンダ浴に浸漬することによって絶縁皮膜の
はく離とハンダ付けを一挙に行なう端末処理が増えてき
た。
ハンダ付けする場合には、絶縁皮膜が被ったままの絶縁
電線を直接ハンダ浴に浸漬することによって絶縁皮膜の
はく離とハンダ付けを一挙に行なう端末処理が増えてき
た。
【0014】このためには、ハンダ浴への浸漬に続いて
絶縁皮膜はできるだけ速やかに除去されねばならない。 ハンダ浴への浸漬が短時間であればある程に良いことは
当然である。
絶縁皮膜はできるだけ速やかに除去されねばならない。 ハンダ浴への浸漬が短時間であればある程に良いことは
当然である。
【0015】ハンダはく離においては、溶融ハンダ浴の
温度が450℃を超えるとハンダ浴の酸化劣化が著しく
進み、導体である銅がハンダに溶解する速度が速くなる
ために絶縁電線の線細りの問題が生じて来る。
温度が450℃を超えるとハンダ浴の酸化劣化が著しく
進み、導体である銅がハンダに溶解する速度が速くなる
ために絶縁電線の線細りの問題が生じて来る。
【0016】上記のようなハンダはく離性を考慮して、
ポリエステルイミド樹脂系の絶縁皮膜を有する絶縁電線
(特開昭63−289711号)や、ポリエステルイミ
ドとイソシアネ−トから形成されるポリウレタン系の組
成物(特開昭63−69819号)等が提案されている
が、これらは皮膜の化学構造が異なり、また、原料が特
殊なものであったり、反応が複雑であるので、製品が高
価格となる上、極性基濃度が高いため電気絶縁性に劣る
欠点がある。更に、エステル型の架橋構造が多いためハ
ンダ付け性に劣る可能性がある。
ポリエステルイミド樹脂系の絶縁皮膜を有する絶縁電線
(特開昭63−289711号)や、ポリエステルイミ
ドとイソシアネ−トから形成されるポリウレタン系の組
成物(特開昭63−69819号)等が提案されている
が、これらは皮膜の化学構造が異なり、また、原料が特
殊なものであったり、反応が複雑であるので、製品が高
価格となる上、極性基濃度が高いため電気絶縁性に劣る
欠点がある。更に、エステル型の架橋構造が多いためハ
ンダ付け性に劣る可能性がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点に鑑み、
本発明は絶縁電線被覆材料の耐熱性がB種(130℃)
以上で、被覆材料のはく離とハンダ付けを450℃以下
の温度で一挙にできる、優れた熱的、機械的、電気的、
化学的特性をもつハンダ付け可能な絶縁電線及び絶縁塗
料を、比較的容易にかつ低価格にて提供すべくなされた
ものであり、さらには、上記絶縁電線を用いたフライバ
ックトランスを提供することを目的とする。
本発明は絶縁電線被覆材料の耐熱性がB種(130℃)
以上で、被覆材料のはく離とハンダ付けを450℃以下
の温度で一挙にできる、優れた熱的、機械的、電気的、
化学的特性をもつハンダ付け可能な絶縁電線及び絶縁塗
料を、比較的容易にかつ低価格にて提供すべくなされた
ものであり、さらには、上記絶縁電線を用いたフライバ
ックトランスを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、特定の化学構
造のポリアミド酸又はポリイミドを含む絶縁塗料、ある
いは特定の化学構造のポリアミド酸とイソシアネ−ト又
はブロック化イソシアネ−トとを含む絶縁塗料を用いて
、これを導体上に塗布し焼き付けることによって、上記
の要望に応える絶縁電線が得られることを見出し、本発
明に到達した。
に、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、特定の化学構
造のポリアミド酸又はポリイミドを含む絶縁塗料、ある
いは特定の化学構造のポリアミド酸とイソシアネ−ト又
はブロック化イソシアネ−トとを含む絶縁塗料を用いて
、これを導体上に塗布し焼き付けることによって、上記
の要望に応える絶縁電線が得られることを見出し、本発
明に到達した。
【0019】すなわち、本発明は、一般式(化1)
【0
020】
020】
【化1】
【0021】で示されるポリアミド酸を含む絶縁塗料を
導体上に塗布し、焼き付けてなる、ポリイミド樹脂皮膜
を有するハンダ付け可能な絶縁電線に関する。
導体上に塗布し、焼き付けてなる、ポリイミド樹脂皮膜
を有するハンダ付け可能な絶縁電線に関する。
【0022】但し、上記一般式(化1)中、Xは、ポリ
アミド酸のエンドキャップ剤であるヒドロキシルアミン
中の主鎖となるアルキレン基又はアルキレンフェニレン
基であり、特に望ましくは、Xは一般式(化12)
アミド酸のエンドキャップ剤であるヒドロキシルアミン
中の主鎖となるアルキレン基又はアルキレンフェニレン
基であり、特に望ましくは、Xは一般式(化12)
【0
023】
023】
【化12】
【0024】からなる群より選ばれるアルキレン基又は
一般式(化13)
一般式(化13)
【0025】
【化13】
【0026】からなる群より選ばれるアルキレンフエニ
レン基である。
レン基である。
【0027】すなわち、上記式中、HO−X−は、一般
式(化14)
式(化14)
【0028】
【化14】
【0029】からなる群より選ばれる1価の有機基であ
り、これらの基を含むモノアミンはエンドキャップ剤と
して同等に用いられるものである。
り、これらの基を含むモノアミンはエンドキャップ剤と
して同等に用いられるものである。
【0030】以下、本願明細書全体を通じて他の一般式
においてもXについては同様である。
においてもXについては同様である。
【0031】また、nは正の整数であり、皮膜の機械的
強度の点からnは5以上であることが望ましい。以下、
本願明細書全体を通じて他の一般式においてもnについ
ては同様である。
強度の点からnは5以上であることが望ましい。以下、
本願明細書全体を通じて他の一般式においてもnについ
ては同様である。
【0032】またR1及びR2については、R1が一般
式(化2)
式(化2)
【0033】
【化2】
【0034】からなる群より選ばれる4価の有機基であ
るとき、R2は一般式(化3)
るとき、R2は一般式(化3)
【0035】
【化3】
【0036】からなる群より選ばれる2価の有機基(h
は2〜16の整数、i及びjは2〜10の整数)であり
、R1が一般式(化4)
は2〜16の整数、i及びjは2〜10の整数)であり
、R1が一般式(化4)
【0037】
【化4】
【0038】からなる群より選ばれる4価の有機基であ
るとき、R2は一般式(化5)
るとき、R2は一般式(化5)
【0039】
【化5】
【0040】からなる群より選ばれる2価の有機基(k
は1〜10の整数、l及びmは2〜10の整数)である
。
は1〜10の整数、l及びmは2〜10の整数)である
。
【0041】以下、本願明細書全体を通じて他の一般式
においてもR1及びR2については同様である。
においてもR1及びR2については同様である。
【0042】上記の絶縁電線は次のようにして製造する
ことができる。
ことができる。
【0043】すなわち、本願発明は、一般式(化6)
【
0044】
0044】
【化6】
【0045】で示されるヒドロキシルアミンと、一般式
(化7)
(化7)
【0046】
【化7】
【0047】で示されるテトラカルボン酸二無水物と、
一般式(化8)
一般式(化8)
【0048】
【化8】
【0049】で示されるジアミンとを、有機溶媒の存在
下に反応させ、一般式(化1)
下に反応させ、一般式(化1)
【0050】
【化1】
【0051】で示されるポリアミド酸を生成させた後、
これを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けて、上
記一般式(化1)中のアミド基とカルボキシル基とを分
子内反応させてイミド化してポリイミド樹脂とすること
を特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法に関
する。
これを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けて、上
記一般式(化1)中のアミド基とカルボキシル基とを分
子内反応させてイミド化してポリイミド樹脂とすること
を特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法に関
する。
【0052】上記製造方法において用いられる有機溶媒
は、反応促進の為に必要であり、例えば、ジメチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドン、N−メチルカプロラ
クタム、ジメチルスルホン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等である。
は、反応促進の為に必要であり、例えば、ジメチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドン、N−メチルカプロラ
クタム、ジメチルスルホン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等である。
【0053】また、上記製造方法において、絶縁塗料中
に触媒量の第三級アミンを加えてもよい。これらは、例
えば、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ジ
メチルドデシルアミン、ピリジン、4−イソプロピルピ
リジン、N−ジメチルベンジルアミン、イソキノリン、
N−メチルモルホリン等である。これらの第三級アミン
は、イミド化ばかりでなく、ウレタン化の触媒としても
作用する。
に触媒量の第三級アミンを加えてもよい。これらは、例
えば、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ジ
メチルドデシルアミン、ピリジン、4−イソプロピルピ
リジン、N−ジメチルベンジルアミン、イソキノリン、
N−メチルモルホリン等である。これらの第三級アミン
は、イミド化ばかりでなく、ウレタン化の触媒としても
作用する。
【0054】図1は、本発明に係る絶縁電線の断面図で
ある。図1において1は銅線などの導体であり、導体1
には、絶縁塗料を塗布し焼き付けることにより、絶縁皮
膜2が形成されている。
ある。図1において1は銅線などの導体であり、導体1
には、絶縁塗料を塗布し焼き付けることにより、絶縁皮
膜2が形成されている。
【0055】上記一般式(化1)で示されるポリアミド
酸を含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けることに
より、一般式(化1)中のアミド基とカルボキシル基と
が分子内反応によりイミド化してポリイミド樹脂が生成
するとともに、溶媒が揮発して強固なポリイミド樹脂皮
膜が導体上に形成される。
酸を含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けることに
より、一般式(化1)中のアミド基とカルボキシル基と
が分子内反応によりイミド化してポリイミド樹脂が生成
するとともに、溶媒が揮発して強固なポリイミド樹脂皮
膜が導体上に形成される。
【0056】また、上記一般式(化1)で示されるポリ
アミド酸を含む絶縁塗料は、ポリアミド酸の合成の過程
で、反応温度が高いなどの条件によっては分子内イミド
化が起こり、一般式(化9)
アミド酸を含む絶縁塗料は、ポリアミド酸の合成の過程
で、反応温度が高いなどの条件によっては分子内イミド
化が起こり、一般式(化9)
【0057】
【化9】
【0058】で示されるポリイミドをも含んでいる場合
もあり得る。
もあり得る。
【0059】また更に、絶縁塗料が上記一般式(化9)
で示されるポリイミドを含むように、導体上への塗布前
にイミド化を予め進めておいてもよい。この場合ポリア
ミド酸の合成反応時に有機溶媒の中にイミド化触媒を添
加しておくことが望ましい。
で示されるポリイミドを含むように、導体上への塗布前
にイミド化を予め進めておいてもよい。この場合ポリア
ミド酸の合成反応時に有機溶媒の中にイミド化触媒を添
加しておくことが望ましい。
【0060】イミド化触媒は上記した第三級アミンなど
である。
である。
【0061】すなわち、本発明は、一般式(化9)
【0
062】
062】
【化9】
【0063】で示されるポリイミドを含む絶縁塗料を導
体上に塗布し、焼き付けてなる、ポリイミド樹脂皮膜を
有するハンダ付け可能な絶縁電線に関する。
体上に塗布し、焼き付けてなる、ポリイミド樹脂皮膜を
有するハンダ付け可能な絶縁電線に関する。
【0064】さらに、本発明は、上記絶縁電線の製造方
法として、一般式(化6)
法として、一般式(化6)
【0065】
【化6】
【0066】で示されるヒドロキシルアミンと、一般式
(化7)
(化7)
【0067】
【化7】
【0068】で示されるテトラカルボン酸二無水物と、
一般式(化8)
一般式(化8)
【0069】
【化8】
【0070】で示されるジアミンとを、有機溶媒の存在
下に反応させ、一般式(化9)
下に反応させ、一般式(化9)
【0071】
【化9】
【0072】で示されるポリイミドを生成させた後、こ
れを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けることを
特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法に関す
る。
れを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けることを
特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法に関す
る。
【0073】ここにおいて、ポリイミドの生成は、イミ
ド化触媒の添加あるいは、反応温度を高くする等によっ
てなされる。
ド化触媒の添加あるいは、反応温度を高くする等によっ
てなされる。
【0074】さらにまた、本発明は、一般式(化1)
【
0075】
0075】
【化1】
【0076】で示されるポリアミド酸と、イソシアネ−
ト又はブロック化イソシアネ−トを含む絶縁塗料を導体
上に塗布し、焼き付けてなる、イミド化ポリウレタン樹
脂皮膜を有するハンダ付け可能な絶縁電線に関する。
ト又はブロック化イソシアネ−トを含む絶縁塗料を導体
上に塗布し、焼き付けてなる、イミド化ポリウレタン樹
脂皮膜を有するハンダ付け可能な絶縁電線に関する。
【0077】ここにおいて、一般式(化1)で示される
ポリアミド酸をポリオ−ルとして、末端の2つの水酸基
とイソシアネ−トを反応させることにより、イミド化ポ
リウレタンが生成することを利用するものであり、上記
イミド化ポリウレタン樹脂皮膜を有する絶縁電線は次の
ようにして製造することができる。
ポリアミド酸をポリオ−ルとして、末端の2つの水酸基
とイソシアネ−トを反応させることにより、イミド化ポ
リウレタンが生成することを利用するものであり、上記
イミド化ポリウレタン樹脂皮膜を有する絶縁電線は次の
ようにして製造することができる。
【0078】すなわち、本発明は、一般式(化1)
【0
079】
079】
【化1】
【0080】で示されるポリアミド酸と、イソシアネ−
ト又はブロック化イソシアネ−トとを上記ポリアミド酸
の末端水酸基1当量につきイソシアネ−ト基0.4〜2
.0当量の割合で配合してなる絶縁塗料を導体上に塗布
し、焼き付けることにより、上記ポリアミド酸のアミド
基とカルボキシル基とが分子内反応してイミド化すると
ともに、末端水酸基がイソシアネ−ト又はブロック化イ
ソシアネ−ト基と反応してイミド化ポリウレタン樹脂が
生成することを特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の
製造方法に関する。
ト又はブロック化イソシアネ−トとを上記ポリアミド酸
の末端水酸基1当量につきイソシアネ−ト基0.4〜2
.0当量の割合で配合してなる絶縁塗料を導体上に塗布
し、焼き付けることにより、上記ポリアミド酸のアミド
基とカルボキシル基とが分子内反応してイミド化すると
ともに、末端水酸基がイソシアネ−ト又はブロック化イ
ソシアネ−ト基と反応してイミド化ポリウレタン樹脂が
生成することを特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の
製造方法に関する。
【0081】なお、末端水酸基とイソシアネ−ト基の当
量比が上記範囲の時に、ウレタン化反応が完結し、被覆
層の諸特性が良好であり、特に、イソシアネ−ト基とし
て0.9〜1.1当量が著しく良い。
量比が上記範囲の時に、ウレタン化反応が完結し、被覆
層の諸特性が良好であり、特に、イソシアネ−ト基とし
て0.9〜1.1当量が著しく良い。
【0082】また、イソシアネ−トとしては、ジイソシ
アネ−トあるいはトリイソシアネ−トの例として、フェ
ニレンジイソシアネ−ト、トルイレンジイソシアネ−ト
、1−エチルベンゼン−2,4−ジイソシアネ−ト、ジ
フェニルメタンジイソシアネ−ト、1−イソプロピルベ
ンゼン−2,4−ジイソシアネ−ト、1−クロルベンゼ
ン−2,4−ジイソシアネ−ト、キシリレンジイソシア
ネ−ト、1−ニトロベンゼン−2,4−ジイソシアネ−
ト、イソホロンジイソシアネ−ト、1−メトキシベンゼ
ン−2,4−ジイソシアネ−ト、ナフタレンジイソシア
ネ−ト、ジメチルビフェニレンジイソシアネ−ト、1−
メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネ−ト、ト
リフェニルメタントリイソシアネ−ト、1,3,5−ト
リメチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネ−ト、
ナフタレン−1,3,7−トリイソシアネ−ト、ビフェ
ニル−2,4,4´−トリイソシアネ−ト、ヘキサメチ
レンジイソシアネ−ト等を挙げることができる。
アネ−トあるいはトリイソシアネ−トの例として、フェ
ニレンジイソシアネ−ト、トルイレンジイソシアネ−ト
、1−エチルベンゼン−2,4−ジイソシアネ−ト、ジ
フェニルメタンジイソシアネ−ト、1−イソプロピルベ
ンゼン−2,4−ジイソシアネ−ト、1−クロルベンゼ
ン−2,4−ジイソシアネ−ト、キシリレンジイソシア
ネ−ト、1−ニトロベンゼン−2,4−ジイソシアネ−
ト、イソホロンジイソシアネ−ト、1−メトキシベンゼ
ン−2,4−ジイソシアネ−ト、ナフタレンジイソシア
ネ−ト、ジメチルビフェニレンジイソシアネ−ト、1−
メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネ−ト、ト
リフェニルメタントリイソシアネ−ト、1,3,5−ト
リメチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネ−ト、
ナフタレン−1,3,7−トリイソシアネ−ト、ビフェ
ニル−2,4,4´−トリイソシアネ−ト、ヘキサメチ
レンジイソシアネ−ト等を挙げることができる。
【0083】また、ポリイソシアネ−ト化合物の例とし
ては、分子量100〜400程度の低分子イソシアネ−
ト、特にジイソシアネ−トと、トリメチロ−ルプロパン
、ヘキサントリオ−ル、ブタンジオ−ル等の分子量60
〜200程度の低分子量ポリオ−ルの単独もしくは混合
物を反応させて得られるウレタン結合含有ポリイソシア
ネ−トを挙げることができる。
ては、分子量100〜400程度の低分子イソシアネ−
ト、特にジイソシアネ−トと、トリメチロ−ルプロパン
、ヘキサントリオ−ル、ブタンジオ−ル等の分子量60
〜200程度の低分子量ポリオ−ルの単独もしくは混合
物を反応させて得られるウレタン結合含有ポリイソシア
ネ−トを挙げることができる。
【0084】また、ブロック化イソシアネ−トとしては
上記のすべてのイソシアネ−トをブロック化した化合物
であり、分子量300〜10,000程度のジイソシア
ネ−ト化合物やトリイソシアネ−ト化合物、更に、ポリ
イソシアネ−ト化合物のような一分子中に2個以上のイ
ソシアネ−ト基を持つ多価イソシアネ−ト化合物におい
て、その各々のイソシアネ−ト基を活性水素を有する化
合物、例えばフェノ−ル、クレゾ−ル、キシレノ−ル、
クロルフェノ−ル等のフェノ−ル類、メチルエチルケト
ンオキシム等のオキシム類、第一級、第二級、第三の水
酸基を有するモノアルコ−ル類、カプロラクタム類のブ
ロック化剤を用いて常法でブロック化されたものを用い
ることができる。また、上記多価イソシアネ−ト化合物
をトリメチロ−ルプロパン、ヘキサントリオ−ル、グリ
セリン等の多価アルコ−ルと反応させてブロック化して
なるものでも良い。本発明で用いることができるブロッ
ク化イソシアネ−トの市販品の例としては、日本ポリウ
レタン社製のコロネ−トAPステ−ブル、コロネ−ト2
503、コロネ−ト2515、ミリオネ−トMS−50
、住友バイエルウレタン社製のデスモジュ−ルAP−1
2ステ−ブル、デスモジュ−ルCTステ−ブル等を挙げ
ることができる。
上記のすべてのイソシアネ−トをブロック化した化合物
であり、分子量300〜10,000程度のジイソシア
ネ−ト化合物やトリイソシアネ−ト化合物、更に、ポリ
イソシアネ−ト化合物のような一分子中に2個以上のイ
ソシアネ−ト基を持つ多価イソシアネ−ト化合物におい
て、その各々のイソシアネ−ト基を活性水素を有する化
合物、例えばフェノ−ル、クレゾ−ル、キシレノ−ル、
クロルフェノ−ル等のフェノ−ル類、メチルエチルケト
ンオキシム等のオキシム類、第一級、第二級、第三の水
酸基を有するモノアルコ−ル類、カプロラクタム類のブ
ロック化剤を用いて常法でブロック化されたものを用い
ることができる。また、上記多価イソシアネ−ト化合物
をトリメチロ−ルプロパン、ヘキサントリオ−ル、グリ
セリン等の多価アルコ−ルと反応させてブロック化して
なるものでも良い。本発明で用いることができるブロッ
ク化イソシアネ−トの市販品の例としては、日本ポリウ
レタン社製のコロネ−トAPステ−ブル、コロネ−ト2
503、コロネ−ト2515、ミリオネ−トMS−50
、住友バイエルウレタン社製のデスモジュ−ルAP−1
2ステ−ブル、デスモジュ−ルCTステ−ブル等を挙げ
ることができる。
【0085】上記イミド化ポリウレタン樹脂皮膜を形成
するに際して、前記と同様に、絶縁塗料中に、イミド化
触媒としての第三級アミンを含めることができる。第三
級アミンはウレタン化反応の触媒としても作用する。
するに際して、前記と同様に、絶縁塗料中に、イミド化
触媒としての第三級アミンを含めることができる。第三
級アミンはウレタン化反応の触媒としても作用する。
【0086】また、本発明は、一般式(化10)
【00
87】
87】
【化10】
【0088】で示されるポリイミド樹脂皮膜を有するハ
ンダ付け可能な絶縁電線に関する。
ンダ付け可能な絶縁電線に関する。
【0089】この絶縁皮膜の形成方法として、本発明は
、一般式(化7)
、一般式(化7)
【0090】
【化7】
【0091】で示されるテトラカルボン酸二無水物と、
一般式(化8)
一般式(化8)
【0092】
【化8】
【0093】で示されるジアミンとを、有機溶媒の存在
下に反応させ、一般式(化11)
下に反応させ、一般式(化11)
【0094】
【化11】
【0095】で示されるポリアミド酸を生成させた後、
これを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けること
により、(化11)式中のアミド基とカルボキシル基と
の分子内反応によりイミド化してポリイミド樹脂とする
ことを特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法
に関する。
これを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けること
により、(化11)式中のアミド基とカルボキシル基と
の分子内反応によりイミド化してポリイミド樹脂とする
ことを特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法
に関する。
【0096】ここにおいて、有機溶媒は前述と同様であ
り、また、絶縁塗料は触媒量の第三級アミンをイミド化
触媒とし含むことができる。
り、また、絶縁塗料は触媒量の第三級アミンをイミド化
触媒とし含むことができる。
【0097】上記(化10)式及び(化11)式中、n
は正の整数であり、5以上であることが望ましい。
は正の整数であり、5以上であることが望ましい。
【0098】また、(化10)式で示されるポリイミド
樹脂皮膜を有する絶縁電線は、(化10)式で示される
ポリイミドを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付け
ることによっても製造することもできる。
樹脂皮膜を有する絶縁電線は、(化10)式で示される
ポリイミドを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付け
ることによっても製造することもできる。
【0099】すなわち、例えば、一般式(化7)
【01
00】
00】
【化7】
【0101】で示されるテトラカルボン酸二無水物と、
一般式(化8)
一般式(化8)
【0102】
【化8】
【0103】で示されるジアミンとを、有機溶媒の存在
下に反応させ、一般式(化11)
下に反応させ、一般式(化11)
【0104】
【化11】
【0105】で示されるポリアミド酸を生成させ、該ポ
リアミド酸をイミド化して、一般式(化10)
リアミド酸をイミド化して、一般式(化10)
【010
6】
6】
【化10】
【0107】で示されるポリイミドを生成させた後、こ
れを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けることに
よって絶縁電線を製造する。ここにおいてイミド化は、
イミド化触媒の添加あるいは加熱などによってなされる
。イミド化触媒は前述の第三級アミンなどである。
れを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けることに
よって絶縁電線を製造する。ここにおいてイミド化は、
イミド化触媒の添加あるいは加熱などによってなされる
。イミド化触媒は前述の第三級アミンなどである。
【0108】このように、絶縁塗料がポリイミドを含ん
でいる場合には、導体上への塗布、焼き付けによって溶
媒が揮発して、強固な絶縁皮膜が形成される。
でいる場合には、導体上への塗布、焼き付けによって溶
媒が揮発して、強固な絶縁皮膜が形成される。
【0109】上記絶縁塗料による本発明のハンダ付け可
能な絶縁電線は、上記絶縁塗料を導体上に塗布後、汎用
の焼き付け塗装装置で焼き付けて所定の皮膜厚さとする
ことにより提供される。
能な絶縁電線は、上記絶縁塗料を導体上に塗布後、汎用
の焼き付け塗装装置で焼き付けて所定の皮膜厚さとする
ことにより提供される。
【0110】この時に使用する導体とは、例えば、銅、
銀又はステンレス鋼線であり、適用される導体径は極細
線から太線までいずれの径のものでも良く、特定の導体
径のものに限定されるものではない。一般的には径が約
0.030乃至2.0mm程度の銅線に主として適用さ
れている。
銀又はステンレス鋼線であり、適用される導体径は極細
線から太線までいずれの径のものでも良く、特定の導体
径のものに限定されるものではない。一般的には径が約
0.030乃至2.0mm程度の銅線に主として適用さ
れている。
【0111】上記導体上に絶縁皮膜を形成する方法は従
来公知の方法に準拠すれば良く、例えば、フェルト絞り
方式やダイス絞り方式等の方法により絶縁塗料を塗布し
、連続的に300〜500℃の温度の焼付炉中に3〜1
00秒程度ずつ、数回〜数十回通すことによって所望の
絶縁皮膜が形成される。要するに、塗料の硬化反応をほ
ぼ完了し得るに充分な温度と時間焼き付けて得られる。 また、絶縁皮膜の厚さは、JIS、NEMAあるいはI
EC等の規格に規定された皮膜厚さである。
来公知の方法に準拠すれば良く、例えば、フェルト絞り
方式やダイス絞り方式等の方法により絶縁塗料を塗布し
、連続的に300〜500℃の温度の焼付炉中に3〜1
00秒程度ずつ、数回〜数十回通すことによって所望の
絶縁皮膜が形成される。要するに、塗料の硬化反応をほ
ぼ完了し得るに充分な温度と時間焼き付けて得られる。 また、絶縁皮膜の厚さは、JIS、NEMAあるいはI
EC等の規格に規定された皮膜厚さである。
【0112】なお、上記本発明に係る絶縁電線の皮膜を
形成するために使用される絶縁塗料はすべて、電線に限
らず各種導体の絶縁被覆を形成するために用いることも
できる。
形成するために使用される絶縁塗料はすべて、電線に限
らず各種導体の絶縁被覆を形成するために用いることも
できる。
【0113】また、本発明は上記絶縁電線を用いてなる
フライバックトランスを提供するにある。
フライバックトランスを提供するにある。
【0114】
【作用】本発明に係る絶縁塗料は、特定の化学構造のポ
リアミド酸又はポリイミドあるいは特定の化学構造のポ
リアミド酸とイソシアネ−ト又はブロック化イソシアネ
−トとを含むものであり、この絶縁塗料を導体上に塗布
、焼き付けて形成されるポリイミド樹脂又はイミド化ポ
リウレタン樹脂は、優れた熱的、機械的、電気的、化学
的特性を有し、これを皮膜とする絶縁電線は、130℃
以上の耐熱性と良好なハンダ付け性を有する。
リアミド酸又はポリイミドあるいは特定の化学構造のポ
リアミド酸とイソシアネ−ト又はブロック化イソシアネ
−トとを含むものであり、この絶縁塗料を導体上に塗布
、焼き付けて形成されるポリイミド樹脂又はイミド化ポ
リウレタン樹脂は、優れた熱的、機械的、電気的、化学
的特性を有し、これを皮膜とする絶縁電線は、130℃
以上の耐熱性と良好なハンダ付け性を有する。
【0115】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0116】実施例及び比較例においては、絶縁皮膜を
形成する塗料の原料をそれぞれ略称で示した。略称の意
味は次のとおりである。
形成する塗料の原料をそれぞれ略称で示した。略称の意
味は次のとおりである。
【0117】イ.一般式(化6)
【0118】
【化6】
【0119】で示されるヒドロキシルアミンとしては、
略称S…p−アミノベンジルアルコ−ル(化15)
略称S…p−アミノベンジルアルコ−ル(化15)
【0
120】
120】
【化15】
【0121】ロ.一般式(化7)
【0122】
【化7】
【0123】で示されるテトラカルボン酸二無水物と、
一般式(化8)
一般式(化8)
【0124】
【化8】
【0125】で示されるジアミンとの組合せは、以下の
2通りがある。すなわち、1.上記テトラカルボン酸二
無水物が、以下の略称(A1〜A8)の化合物である時
に、上記ジアミンは、以下の略称(B1〜B5)の化合
物が良く、2.上記テトラカルボン酸二無水物が、以下
の略称(A9〜A17)の化合物である時に、上記ジア
ミンは、以下の略称(B6〜B13)の化合物が良い。
2通りがある。すなわち、1.上記テトラカルボン酸二
無水物が、以下の略称(A1〜A8)の化合物である時
に、上記ジアミンは、以下の略称(B1〜B5)の化合
物が良く、2.上記テトラカルボン酸二無水物が、以下
の略称(A9〜A17)の化合物である時に、上記ジア
ミンは、以下の略称(B6〜B13)の化合物が良い。
【0126】テトラカルボン酸二無水物としては、以下
の17種である。
の17種である。
【0127】略称A1…1,3,3a,4,5,9b−
ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−フラニル)−ナフト[1,2−C]フラン−1,
3−ジオン(化16)
ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−フラニル)−ナフト[1,2−C]フラン−1,
3−ジオン(化16)
【0128】
【化16】
【0129】略称A2…エチレングリコ−ルビス(アン
ヒドロトリメリテ−ト)(化17)
ヒドロトリメリテ−ト)(化17)
【0130】
【化17】
【0131】略称A3…テトラメチレングリコ−ルビス
(アンヒドロトリメリテ−ト)(化18)
(アンヒドロトリメリテ−ト)(化18)
【0132】
【化18】
【0133】略称A4…ジエチレングリコ−ルビス(ア
ンヒドロトリメリテ−ト)(化19)
ンヒドロトリメリテ−ト)(化19)
【0134】
【化19】
【0135】略称A5…ネオペンチルグリコ−ルビス(
アンヒドロトリメリテ−ト)(化20)
アンヒドロトリメリテ−ト)(化20)
【0136】
【化20】
【0137】略称A6…1,4−シクロヘキサンジオ−
ルビス(アンヒドロトリメリテ−ト)(化21)
ルビス(アンヒドロトリメリテ−ト)(化21)
【01
38】
38】
【化21】
【0139】略称A7…p−キシリレングリコ−ルビス
(アンヒドロトリメリテ−ト)(化22)
(アンヒドロトリメリテ−ト)(化22)
【0140】
【化22】
【0141】略称A8…ハイドロキノン−ジ−(β−ヒ
ドロキシエチル)エ−テルビス(アンヒドロトリメリテ
−ト)(化23)
ドロキシエチル)エ−テルビス(アンヒドロトリメリテ
−ト)(化23)
【0142】
【化23】
【0143】略称A9…ピロメリット酸二無水物(化2
4)
4)
【0144】
【化24】
【0145】略称A10…3,3´,4,4´−ジフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物(化25)
ニルテトラカルボン酸二無水物(化25)
【0146】
【化25】
【0147】略称A11…3,3´,4,4´−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物(化26)
フェノンテトラカルボン酸二無水物(化26)
【0148】
【化26】
【0149】略称A12…2,3,6,7−ナフタレン
テトラカルボン酸二無水物(化27)
テトラカルボン酸二無水物(化27)
【0150】
【化27】
【0151】略称A13…1,4,5,8−ナフタレン
テトラカルボン酸二無水物(化28)
テトラカルボン酸二無水物(化28)
【0152】
【化28】
【0153】略称A14…1,2,5,6−ナフタレン
テトラカルボン酸二無水物(化29)
テトラカルボン酸二無水物(化29)
【0154】
【化29】
【0155】略称A15…3,3´,4,4´−ジフェ
ニルエ−テルテトラカルボン酸二無水物(化30)
ニルエ−テルテトラカルボン酸二無水物(化30)
【0
156】
156】
【化30】
【0157】略称A16…3,3´,4,4´−ジフェ
ニルメタンテトラカルボン酸二無水物(化31)
ニルメタンテトラカルボン酸二無水物(化31)
【0158】
【化31】
【0159】略称A17…3,3´,4,4´−ジフェ
ニルプロパンテトラカルボン酸二無水物(化32)
ニルプロパンテトラカルボン酸二無水物(化32)
【0
160】
160】
【化32】
【0161】一方、ジアミンとしては、以下の13種で
ある。
ある。
【0162】略称B1…2,2−ビス[4−(4´−ア
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン(化33)
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン(化33)
【0163】
【化33】
【0164】略称B2…1,3−ビス[2−(4´−ア
ミノフェニル)プロピル]ベンゼン(化34)
ミノフェニル)プロピル]ベンゼン(化34)
【0165】
【化34】
【0166】略称B3…4,4´−ジアミノジフェニル
メタン(化35)
メタン(化35)
【0167】
【化35】
【0168】略称B4…1,3−ビス(4−アミノフェ
ノキシ)ベンゼン(化36)
ノキシ)ベンゼン(化36)
【0169】
【化36】
【0170】略称B5…4,4´−ジアミノジフェニル
エ−テル(化37)
エ−テル(化37)
【0171】
【化37】
【0172】略称B6…4,4´−ジアミノジシクロヘ
キシルメタン(化38)
キシルメタン(化38)
【0173】
【化38】
【0174】略称B7…1,4−ジ(アミノメチル)ベ
ンゼン(化39)
ンゼン(化39)
【0175】
【化39】
【0176】略称B8…4,4´−ジアミノジフェニル
プロパン(化40)
プロパン(化40)
【0177】
【化40】
【0178】略称B9…1,4−ジ(アミノメチル)シ
クロヘキサン(化41)
クロヘキサン(化41)
【0179】
【化41】
【0180】略称B10…1,4−ジアミノシクロヘキ
サン(化42)
サン(化42)
【0181】
【化42】
【0182】略称B11…4,4´−ジアミノジシクロ
ヘキシルプロパン(化43)
ヘキシルプロパン(化43)
【0183】
【化43】
【0184】略称B12…ヘキサメチレンジアミン(化
44)
44)
【0185】
【化44】
【0186】略称B13…2,2−ジメチルプロピレン
ジアミン(化45)
ジアミン(化45)
【0187】
【化45】
【0188】ハ.イミド化触媒の第三級アミンとしては
、以下の2種類を用いた。
、以下の2種類を用いた。
【0189】略称C1…ジメチルドデシルアミン略称C
2…N−ジメチルベンジルアミン尚、ウレタン化反応用
のブロック化イソシアネ−トとしては、デスモジュ−ル
CTステ−ブル(住友バイエルウレタン社製)、又イソ
シアネ−トとしては、ジフェニルメタンジイソシアネ−
ト、さらにポリアミド酸生成用の有機溶媒としては、ジ
メチルアセトアミド(DMAc)とN−メチルピロリド
ン(NMP)の混合溶媒(重量比で1:1)を用いた。
2…N−ジメチルベンジルアミン尚、ウレタン化反応用
のブロック化イソシアネ−トとしては、デスモジュ−ル
CTステ−ブル(住友バイエルウレタン社製)、又イソ
シアネ−トとしては、ジフェニルメタンジイソシアネ−
ト、さらにポリアミド酸生成用の有機溶媒としては、ジ
メチルアセトアミド(DMAc)とN−メチルピロリド
ン(NMP)の混合溶媒(重量比で1:1)を用いた。
【0190】
(実施例1)
撹拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた反応フラスコ
内にジアミンB1を6.15g(0.015モル)、溶
媒DMAcを40g及びNMPを40g仕込み、窒素気
流下で25℃を保ちつつ、充分に撹拌した。この溶液に
、酸二無水物A1を4.95g(0.0165モル)及
びヒドロキシルアミンSを0.369g(0.003モ
ル)徐々に加えた。全部を加えた後、窒素気流下25℃
で12時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
内にジアミンB1を6.15g(0.015モル)、溶
媒DMAcを40g及びNMPを40g仕込み、窒素気
流下で25℃を保ちつつ、充分に撹拌した。この溶液に
、酸二無水物A1を4.95g(0.0165モル)及
びヒドロキシルアミンSを0.369g(0.003モ
ル)徐々に加えた。全部を加えた後、窒素気流下25℃
で12時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
【0191】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を0.
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い、皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜
の赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と138
0cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い、皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜
の赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と138
0cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
【0192】得られた電線をJIS C3003−19
84のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験方
法に準じて評価した。その評価結果を表1に示す。
84のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験方
法に準じて評価した。その評価結果を表1に示す。
【0193】
(実施例2)
ジアミンB2を6.192g(0.018モル)、溶媒
DMAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A1
を5.85g(0.0195モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
実施例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
DMAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A1
を5.85g(0.0195モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
実施例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0194】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0195】その評価結果を表1に示す。
【0196】
(実施例3)
ジアミンB1を6.15g(0.015モル)、溶媒D
MAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2を
6.765g(0.0165モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
実施例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2を
6.765g(0.0165モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
実施例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0197】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0198】その評価結果を表1に示す。
【0199】
(実施例4)
ジアミンB2を7.224g(0.021モル)、溶媒
DMAcを60g及びNMPを60g、酸二無水物A2
を9.225g(0.0225モル)及びヒドロキシル
アミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外
は実施例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
DMAcを60g及びNMPを60g、酸二無水物A2
を9.225g(0.0225モル)及びヒドロキシル
アミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外
は実施例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0200】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0201】その評価結果を表1に示す。
【0202】
(実施例5)
ジアミンB1を6.15g(0.015モル)、溶媒D
MAcを60g及びNMPを60g、酸二無水物A2を
6.765g(0.0165モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)、さらに第三
級アミンC1を0.06g用いた以外は実施例1と同様
にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを60g及びNMPを60g、酸二無水物A2を
6.765g(0.0165モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)、さらに第三
級アミンC1を0.06g用いた以外は実施例1と同様
にしてポリアミド酸を合成した。
【0203】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0204】その評価結果を表1に示す。
【0205】
(実施例6)
ジアミンB1を3.69g(0.009モル)、溶媒D
MAcを30g及びNMPを30g、酸二無水物A2を
4.305g(0.0105モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
実施例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを30g及びNMPを30g、酸二無水物A2を
4.305g(0.0105モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
実施例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0206】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0207】その評価結果を表1に示す。
【0208】
(実施例7)
実施例6のポリアミド酸溶液中へ、その末端水酸基1当
量につきイソシアネ−ト基1当量の割合になるようにジ
フェニルメタンジイソシアネ−を配合して混合し塗料を
得た。
量につきイソシアネ−ト基1当量の割合になるようにジ
フェニルメタンジイソシアネ−を配合して混合し塗料を
得た。
【0209】得られた塗料を用い、実施例1と同様にし
て本発明のイミド化ポリウレタン樹脂絶縁電線を得、こ
れを実施例1と同様に評価した。
て本発明のイミド化ポリウレタン樹脂絶縁電線を得、こ
れを実施例1と同様に評価した。
【0210】その評価結果を表1に示す。
【0211】
(実施例8)
ジアミンB1を6.15g(0.015モル)、溶媒D
MAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2を
6.15g(0.015モル)用いた以外は実施例1と
同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシ
ルアミンSは用いなかった)。
MAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2を
6.15g(0.015モル)用いた以外は実施例1と
同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシ
ルアミンSは用いなかった)。
【0212】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0213】その評価結果を表1に示す。
【0214】
(実施例9)
ジアミンB2を6.88g(0.02モル)、溶媒DM
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A1を6
.00g(0.02モル)用いた以外は実施例1と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A1を6
.00g(0.02モル)用いた以外は実施例1と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
【0215】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0216】その評価結果を表1に示す。
【0217】
(実施例10)
ジアミンB4を5.84g(0.02モル)、溶媒DM
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A2を8
.2g(0.02モル)用いた以外は実施例1と同様に
してポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルアミ
ンSは用いなかった)。
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A2を8
.2g(0.02モル)用いた以外は実施例1と同様に
してポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルアミ
ンSは用いなかった)。
【0218】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0219】その評価結果を表1に示す。
【0220】
(実施例11)
ジアミンB5を4g(0.02モル)、溶媒DMAcを
40g及びNMPを40g、酸二無水物A2を8.2g
(0.02モル)用いた以外は実施例1と同様にしてポ
リアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルアミンSは
用いなかった)。
40g及びNMPを40g、酸二無水物A2を8.2g
(0.02モル)用いた以外は実施例1と同様にしてポ
リアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルアミンSは
用いなかった)。
【0221】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例1と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得
、これを実施例1と同様に評価した。
【0222】その評価結果を表1に示す。
【0223】
(実施例12)
撹拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた反応フラスコ
内にジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒
DMAcを40g及びNMPを40g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ、充分に撹拌した。この溶液に、
酸二無水物A2を9.225g(0.0225モル)及
びヒドロキシルアミンSを0.615g(0.005モ
ル)徐々に加えた。全部を加えた後、窒素気流下25℃
で14時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
内にジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒
DMAcを40g及びNMPを40g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ、充分に撹拌した。この溶液に、
酸二無水物A2を9.225g(0.0225モル)及
びヒドロキシルアミンSを0.615g(0.005モ
ル)徐々に加えた。全部を加えた後、窒素気流下25℃
で14時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
【0224】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を0.
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温38
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い、皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜
の赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と138
0cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温38
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い、皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜
の赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と138
0cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
【0225】得られた電線をJIS C3003−19
84のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験方
法に準じて評価した。その評価結果を表2に示す。
84のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験方
法に準じて評価した。その評価結果を表2に示す。
【0226】
(実施例13)
ジアミンB3を3.168g(0.016モル)、溶媒
DMAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2
を6.97g(0.017モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
DMAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2
を6.97g(0.017モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0227】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0228】その評価結果を表2に示す。
【0229】
(実施例14)
ジアミンB3を4.95g(0.025モル)、溶媒D
MAcを60g及びNMPを60g、酸二無水物A2を
10.66g(0.026モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを60g及びNMPを60g、酸二無水物A2を
10.66g(0.026モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0230】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0231】その評価結果を表2に示す。
【0232】
(実施例15)
ジアミンB3を2.97g(0.015モル)、溶媒D
MAcを30g及びNMPを30g、酸二無水物A2を
6.56g(0.016モル)及びヒドロキシルアミン
Sを0.246g(0.002モル)、さらに第三級ア
ミンC2を0.045g用いた以外は実施例12と同様
にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを30g及びNMPを30g、酸二無水物A2を
6.56g(0.016モル)及びヒドロキシルアミン
Sを0.246g(0.002モル)、さらに第三級ア
ミンC2を0.045g用いた以外は実施例12と同様
にしてポリアミド酸を合成した。
【0233】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0234】その評価結果を表2に示す。
【0235】
(実施例16)
ジアミンB3を3.564g(0.018モル)、溶媒
DMAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2
を8.61g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.738g(0.006モル)用いた以外は実
施例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
DMAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2
を8.61g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.738g(0.006モル)用いた以外は実
施例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0236】本発明の一般式(化1)におけるn=6の
ポリアミド酸であった。
ポリアミド酸であった。
【0237】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0238】その評価結果を表2に示す。
【0239】
(実施例17)
ジアミンB3を4.158g(0.021モル)、溶媒
DMAcを50g及びNMPを50g、酸二無水物A2
を9.84g(0.024モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.738g(0.006モル)用いた以外は実
施例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
DMAcを50g及びNMPを50g、酸二無水物A2
を9.84g(0.024モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.738g(0.006モル)用いた以外は実
施例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0240】これをさらに200℃、3時間反応させ、
イミド化を行ない、実施例12と同様に赤外線吸収スペ
クトルで確認した。
イミド化を行ない、実施例12と同様に赤外線吸収スペ
クトルで確認した。
【0241】得られた塗料(上記溶液)を用い、実施例
12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得、これ
を実施例1と同様に評価した。
12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得、これ
を実施例1と同様に評価した。
【0242】その評価結果を表2に示す。
【0243】
(実施例18)
実施例16のポリアミド酸溶液中へその末端水酸基1当
量につきイソシアネ−ト基1当量の割合になるように、
ジフェニルメタンジイソシアネ−トを配合して混合し塗
料を得た。
量につきイソシアネ−ト基1当量の割合になるように、
ジフェニルメタンジイソシアネ−トを配合して混合し塗
料を得た。
【0244】得られた塗料を用い、実施例12と同様に
して本発明のイミド化ポリウレタン樹脂絶縁電線を得、
これを実施例1と同様に評価した。
して本発明のイミド化ポリウレタン樹脂絶縁電線を得、
これを実施例1と同様に評価した。
【0245】その評価結果を表2に示す。
【0246】
(実施例19)
ジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒DM
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2を8
.2g(0.02モル)用いた以外は実施例12と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A2を8
.2g(0.02モル)用いた以外は実施例12と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
【0247】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0248】その評価結果を表2に示す。
【0249】
(実施例20)
ジアミンB3を5.94g(0.03モル)、溶媒DM
Acを60g及びNMPを60g、酸二無水物A2を1
2.3g(0.03モル)用いた以外は実施例12と同
様にしてポリアミド酸を合成した。これをさらに210
℃、4時間反応させ、イミド化を行ない、実施例12と
同様に赤外線吸収スペクトルで確認した。
Acを60g及びNMPを60g、酸二無水物A2を1
2.3g(0.03モル)用いた以外は実施例12と同
様にしてポリアミド酸を合成した。これをさらに210
℃、4時間反応させ、イミド化を行ない、実施例12と
同様に赤外線吸収スペクトルで確認した。
【0250】得られた塗料(上記溶液)を用い、実施例
12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得、これ
を実施例1と同様に評価した。
12と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を得、これ
を実施例1と同様に評価した。
【0251】その評価結果を表2に示す。
【0252】
(実施例21)
撹拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた反応フラスコ
内にジアミンB2を6.88g(0.02モル)、溶媒
DMAcを50g及びNMPを50g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、酸
二無水物A3を8.979g(0.0205モル)及び
ヒドロキシルアミンSを0.123g(0.001モル
)徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で1
5時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
内にジアミンB2を6.88g(0.02モル)、溶媒
DMAcを50g及びNMPを50g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、酸
二無水物A3を8.979g(0.0205モル)及び
ヒドロキシルアミンSを0.123g(0.001モル
)徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で1
5時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
【0253】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を0.
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と1380
cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と1380
cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
【0254】得られた電線をJIS C3003−1
984のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験
方法に準じて評価した。
984のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験
方法に準じて評価した。
【0255】その評価結果を表3に示す。
【0256】
(実施例22)
ジアミンB5を3.2g(0.016モル)、溶媒DM
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A4を7
.491g(0.0165モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は実
施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A4を7
.491g(0.0165モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は実
施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0257】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0258】その評価結果を表3に示す。
【0259】
(実施例23)
ジアミンB4を5.84g(0.02モル)、溶媒DM
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A5を9
.266g(0.0205モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は実
施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A5を9
.266g(0.0205モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は実
施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0260】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0261】その評価結果を表3に示す。
【0262】
(実施例24)
ジアミンB3を5.94g(0.03モル)、溶媒DM
Acを70g及びNMPを70g、酸二無水物A6を1
4.152g(0.0305モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は
実施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを70g及びNMPを70g、酸二無水物A6を1
4.152g(0.0305モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は
実施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0263】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0264】その評価結果を表3に示す。
【0265】
(実施例25)
ジアミンB5を5.2g(0.026モル)、溶媒DM
Acを65g及びNMPを65g、酸二無水物A7を1
2.879g(0.0265モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は
実施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを65g及びNMPを65g、酸二無水物A7を1
2.879g(0.0265モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は
実施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0266】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0267】その評価結果を表3に示す。
【0268】
(実施例26)
ジアミンB4を6.424g(0.022モル)、溶媒
DMAcを65g及びNMPを65g、酸二無水物A8
を12.285g(0.0225モル)及びヒドロキシ
ルアミンSを0.123g(0.001モル)用いた以
外は実施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
DMAcを65g及びNMPを65g、酸二無水物A8
を12.285g(0.0225モル)及びヒドロキシ
ルアミンSを0.123g(0.001モル)用いた以
外は実施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0269】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0270】その評価結果を表3に示す。
【0271】
(実施例27)
ジアミンB5を4.0g(0.02モル)、溶媒DMA
cを45g及びNMPを45g、酸二無水物A3を8.
979g(0.0205モル)及びヒドロキシルアミン
Sを0.123g(0.001モル)用いた以外は実施
例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
cを45g及びNMPを45g、酸二無水物A3を8.
979g(0.0205モル)及びヒドロキシルアミン
Sを0.123g(0.001モル)用いた以外は実施
例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0272】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0273】その評価結果を表3に示す。
【0274】
(実施例28)
ジアミンB4を5.84g(0.02モル)、溶媒DM
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A3を8
.979g(0.0205モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は実
施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A3を8
.979g(0.0205モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は実
施例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0275】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0276】その評価結果を表3に示す。
【0277】
(実施例29)
ジアミンB4を5.84g(0.02モル)、溶媒DM
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A3を8
.979g(0.0205モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.123g(0.001モル)、さらに第三級
アミンC1を0.05g用いた以外は実施例21と同様
にしてポリアミド酸を合成した。
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A3を8
.979g(0.0205モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.123g(0.001モル)、さらに第三級
アミンC1を0.05g用いた以外は実施例21と同様
にしてポリアミド酸を合成した。
【0278】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0279】その評価結果を表4に示す。
【0280】
(実施例30)
ジアミンB4を2.92g(0.01モル)、溶媒DM
Acを30g及びNMPを30g、酸二無水物A3を4
.818g(0.011モル)及びヒドロキシルアミン
Sを0.246g(0.002モル)用いた以外は実施
例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを30g及びNMPを30g、酸二無水物A3を4
.818g(0.011モル)及びヒドロキシルアミン
Sを0.246g(0.002モル)用いた以外は実施
例21と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0281】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0282】その評価結果を表4に示す。
【0283】
(実施例31)
実施例30のポリアミド酸溶液中へ、その末端水酸基1
当量につきイソシアネ−ト基1当量の割合になるように
、ジフェニルメタンジイソシアネ−トを配合して混合し
塗料を得た。
当量につきイソシアネ−ト基1当量の割合になるように
、ジフェニルメタンジイソシアネ−トを配合して混合し
塗料を得た。
【0284】得られた塗料を用い、実施例21と同様に
して本発明のイミド化ポリウレタン樹脂絶縁電線を得、
これを実施例1と同様に評価した。
して本発明のイミド化ポリウレタン樹脂絶縁電線を得、
これを実施例1と同様に評価した。
【0285】その評価結果を表4に示す。
【0286】
(実施例32)
ジアミンB4を5.84g(0.02モル)、溶媒DM
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A3を8
.76g(0.02モル)用いた以外は実施例21と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
Acを50g及びNMPを50g、酸二無水物A3を8
.76g(0.02モル)用いた以外は実施例21と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
【0287】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0288】その評価結果を表4に示す。
【0289】
(実施例33)
ジアミンB5を4.0g(0.02モル)、溶媒DMA
cを45g及びNMPを45g、酸二無水物A3を8.
76g(0.02モル)用いた以外は実施例21と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
cを45g及びNMPを45g、酸二無水物A3を8.
76g(0.02モル)用いた以外は実施例21と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
【0290】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0291】その評価結果を表4に示す。
【0292】
(実施例34)
ジアミンB2を6.88g(0.02モル)、溶媒DM
Acを55g及びNMPを55g、酸二無水物A3を8
.76g(0.02モル)用いた以外は実施例21と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
Acを55g及びNMPを55g、酸二無水物A3を8
.76g(0.02モル)用いた以外は実施例21と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
【0293】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0294】その評価結果を表4に示す。
【0295】
(実施例35)
ジアミンB4を5.84g(0.02モル)、溶媒DM
Acを55g及びNMPを55g、酸二無水物A4を9
.08g(0.02モル)用いた以外は実施例21と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
Acを55g及びNMPを55g、酸二無水物A4を9
.08g(0.02モル)用いた以外は実施例21と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
【0296】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例21と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0297】その評価結果を表4に示す。
【0298】
(実施例36)
撹拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた反応フラスコ
内にジアミンB7を2.72g(0.02モル)、溶媒
DMAcを25g及びNMPを25g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、酸
二無水物A9を4.578g(0.021モル)及びヒ
ドロキシルアミンSを0.246g(0.002モル)
徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で15
時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
内にジアミンB7を2.72g(0.02モル)、溶媒
DMAcを25g及びNMPを25g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、酸
二無水物A9を4.578g(0.021モル)及びヒ
ドロキシルアミンSを0.246g(0.002モル)
徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で15
時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
【0299】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を0.
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と1380
cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と1380
cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
【0300】得られた電線をJIS C3003−1
984のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験
方法に準じて評価した。
984のエナメル銅線及びエナメルアルミニウム線試験
方法に準じて評価した。
【0301】その評価結果を表5に示す。
【0302】
(実施例37)
ジアミンB8を6.78g(0.03モル)、溶媒DM
Acを55g及びNMPを55g、酸二無水物A10を
9.114g(0.031モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを55g及びNMPを55g、酸二無水物A10を
9.114g(0.031モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0303】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0304】その評価結果を表5に示す。
【0305】
(実施例38)
ジアミンB6を3.36g(0.016モル)、溶媒D
MAcを30g及びNMPを30g、酸二無水物A11
を5.474g(0.017モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを30g及びNMPを30g、酸二無水物A11
を5.474g(0.017モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0306】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0307】その評価結果を表5に示す。
【0308】
(実施例39)
ジアミンB9を2.84g(0.02モル)、溶媒DM
Acを30g及びNMPを30g、酸二無水物A12を
5.628g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを30g及びNMPを30g、酸二無水物A12を
5.628g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0309】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0310】その評価結果を表5に示す。
【0311】
(実施例40)
ジアミンB10を2.964g(0.026モル)、溶
媒DMAcを35g及びNMPを35g、酸二無水物A
13を7.236g(0.027モル)及びヒドロキシ
ルアミンSを0.246g(0.002モル)用いた以
外は実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
媒DMAcを35g及びNMPを35g、酸二無水物A
13を7.236g(0.027モル)及びヒドロキシ
ルアミンSを0.246g(0.002モル)用いた以
外は実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0312】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0313】その評価結果を表5に示す。
【0314】
(実施例41)
ジアミンB11を5.712g(0.024モル)、溶
媒DMAcを45g及びNMPを45g、酸二無水物A
14を6.7g(0.025モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
媒DMAcを45g及びNMPを45g、酸二無水物A
14を6.7g(0.025モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0315】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0316】その評価結果を表5に示す。
【0317】
(実施例42)
ジアミンB12を3.48g(0.03モル)、溶媒D
MAcを50g及びNMPを50g、酸二無水物A15
を9.61g(0.031モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを50g及びNMPを50g、酸二無水物A15
を9.61g(0.031モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0318】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0319】その評価結果を表5に示す。
【0320】
(実施例43)
ジアミンB13を2.04g(0.02モル)、溶媒D
MAcを30g及びNMPを30g、酸二無水物A16
を6.468g(0.021モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを30g及びNMPを30g、酸二無水物A16
を6.468g(0.021モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0321】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0322】その評価結果を表5に示す。
【0323】
(実施例44)
ジアミンB8を4.52g(0.02モル)、溶媒DM
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A17を
7.056g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A17を
7.056g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0324】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0325】その評価結果を表5に示す。
【0326】
(実施例45)
ジアミンB8を4.52g(0.02モル)、溶媒DM
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A11を
6.762g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A11を
6.762g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は実
施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0327】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0328】その評価結果を表6に示す。
【0329】
(実施例46)
ジアミンB11を4.76g(0.02モル)、溶媒D
MAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A16
を6.468g(0.021モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを40g及びNMPを40g、酸二無水物A16
を6.468g(0.021モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.246g(0.002モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0330】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0331】その評価結果を表6に示す。
【0332】
(実施例47)
ジアミンB8を4.52g(0.02モル)、溶媒DM
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A11を
6.762g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)、さらに第三級
アミンC1を0.06g用いた以外は実施例36と同様
にしてポリアミド酸を合成した。
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A11を
6.762g(0.021モル)及びヒドロキシルアミ
ンSを0.246g(0.002モル)、さらに第三級
アミンC1を0.06g用いた以外は実施例36と同様
にしてポリアミド酸を合成した。
【0333】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0334】その評価結果を表6に示す。
【0335】
(実施例48)
ジアミンB8を2.26g(0.01モル)、溶媒DM
Acを25g及びNMPを25g、酸二無水物A11を
3.703g(0.0115モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを25g及びNMPを25g、酸二無水物A11を
3.703g(0.0115モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
実施例36と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0336】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0337】その評価結果を表6に示す。
【0338】
(実施例49)
実施例48のポリアミド酸溶液中へ、その末端水酸基1
当量につきイソシアネ−ト基1当量の割合になるように
、ジフェニルメタンジイソシアネ−トを配合して混合し
塗料を得た。
当量につきイソシアネ−ト基1当量の割合になるように
、ジフェニルメタンジイソシアネ−トを配合して混合し
塗料を得た。
【0339】得られた塗料を用い、実施例36と同様に
して本発明のイミド化ポリウレタン樹脂絶縁電線を得、
これを実施例1と同様に評価した。
して本発明のイミド化ポリウレタン樹脂絶縁電線を得、
これを実施例1と同様に評価した。
【0340】その評価結果を表6に示す。
【0341】
(実施例50)
ジアミンB8を4.52g(0.02モル)、溶媒DM
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A11を
6.44g(0.02モル)用いた以外は実施例36と
同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシ
ルアミンSは用いなかった)。
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A11を
6.44g(0.02モル)用いた以外は実施例36と
同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシ
ルアミンSは用いなかった)。
【0342】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0343】その評価結果を表6に示す。
【0344】
(実施例51)
ジアミンB6を4.2g(0.02モル)、溶媒DMA
cを35g及びNMPを35g、酸二無水物A12を5
.36g(0.02モル)用いた以外は実施例36と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
cを35g及びNMPを35g、酸二無水物A12を5
.36g(0.02モル)用いた以外は実施例36と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
【0345】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0346】その評価結果を表6に示す。
【0347】
(実施例52)
ジアミンB10を2.28g(0.02モル)、溶媒D
MAcを35g及びNMPを35g、酸二無水物A17
を6.72g(0.02モル)用いた以外は実施例36
と同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキ
シルアミンSは用いなかった)。
MAcを35g及びNMPを35g、酸二無水物A17
を6.72g(0.02モル)用いた以外は実施例36
と同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキ
シルアミンSは用いなかった)。
【0348】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0349】その評価結果を表6に示す。
【0350】
(実施例53)
ジアミンB13を2.04g(0.02モル)、溶媒D
MAcを25g及びNMPを25g、酸二無水物A9を
4.36g(0.02モル)用いた以外は実施例36と
同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシ
ルアミンSは用いなかった)。
MAcを25g及びNMPを25g、酸二無水物A9を
4.36g(0.02モル)用いた以外は実施例36と
同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシ
ルアミンSは用いなかった)。
【0351】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
、実施例36と同様にして本発明のイミド化絶縁電線を
得、これを実施例1と同様に評価した。
【0352】その評価結果を表6に示す。
【0353】次に比較例について示す。
【0354】
比較例1
撹拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた反応フラスコ
内にジアミンB5を3.00g(0.015モル)、溶
媒DMAcを20g及びNMPを20g仕込み、窒素気
流下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、
酸二無水物A9を3.597g(0.0165モル)及
びヒドロキシルアミンSを0.369g(0.003モ
ル)徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で
12時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
内にジアミンB5を3.00g(0.015モル)、溶
媒DMAcを20g及びNMPを20g仕込み、窒素気
流下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、
酸二無水物A9を3.597g(0.0165モル)及
びヒドロキシルアミンSを0.369g(0.003モ
ル)徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で
12時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
【0355】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を0.
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1380cm ̄1と730c
m ̄1にイミド基の吸収が認められた。
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1380cm ̄1と730c
m ̄1にイミド基の吸収が認められた。
【0356】得られた電線を上記実施例1と同様に、J
IS C3003−1984のエナメル銅線及びエナ
メルアルミニウム線試験方法に準じて評価し、その評価
結果を表1に示す。
IS C3003−1984のエナメル銅線及びエナ
メルアルミニウム線試験方法に準じて評価し、その評価
結果を表1に示す。
【0357】
比較例2
ジアミンB3を2.97g(0.015モル)、溶媒D
MAcを20g及びNMPを20g、酸二無水物A9を
3.597g(0.0165モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
比較例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
MAcを20g及びNMPを20g、酸二無水物A9を
3.597g(0.0165モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.369g(0.003モル)用いた以外は
比較例1と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0358】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例1と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
、比較例1と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
【0359】その評価結果を表1に示す。
【0360】
比較例3
ジアミンB5を3.00g(0.015モル)、溶媒D
MAcを20g及びNMPを20g、酸二無水物A9を
3.27g(0.015モル)用いた以外は比較例1と
同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシ
ルアミンSは用いなかった)。
MAcを20g及びNMPを20g、酸二無水物A9を
3.27g(0.015モル)用いた以外は比較例1と
同様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシ
ルアミンSは用いなかった)。
【0361】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例1と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
、比較例1と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
【0362】その評価結果を表1に示す。
【0363】
比較例4
ジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒DM
Acを25g及びNMPを25g、酸二無水物A9を4
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例1と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
Acを25g及びNMPを25g、酸二無水物A9を4
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例1と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
【0364】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例1と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
、比較例1と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
【0365】その評価結果を表1に示す。
【0366】
比較例5
撹拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた反応フラスコ
内にジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒
DMAcを40g及びNMPを40g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、酸
二無水物A9を4.578g(0.021モル)及びヒ
ドロキシルアミンSを0.246g(0.002モル)
徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で14
時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
内にジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒
DMAcを40g及びNMPを40g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、酸
二無水物A9を4.578g(0.021モル)及びヒ
ドロキシルアミンSを0.246g(0.002モル)
徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で14
時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
【0367】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を0.
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温38
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と1380
cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温38
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と1380
cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
【0368】得られた電線を上記実施例1と同様に、J
IS C3003−1984のエナメル銅線及びエナ
メルアルミニウム線試験方法に準じて評価し、その評価
結果を表2に示す。
IS C3003−1984のエナメル銅線及びエナ
メルアルミニウム線試験方法に準じて評価し、その評価
結果を表2に示す。
【0369】
比較例6
ジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒DM
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A9を4
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例5と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
Acを40g及びNMPを40g、酸二無水物A9を4
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例5と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
【0370】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例5と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
、比較例5と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
【0371】その評価結果を表2に示す。
【0372】
比較例7
多価アルコ−ルと多価カルボン酸より合成されたポリエ
ステルポリオ−ル(住友バイエルウレタン社製デスモフ
ェン600)10g、ブロック化イソシアネ−トとして
(住友バイエルウレタン社製デスモジュ−ルCTステ−
ブル)21.2g、さらに、オクチル酸鉛0.2gをク
レゾ−ル40gに溶解し、塗料組成物を得た。
ステルポリオ−ル(住友バイエルウレタン社製デスモフ
ェン600)10g、ブロック化イソシアネ−トとして
(住友バイエルウレタン社製デスモジュ−ルCTステ−
ブル)21.2g、さらに、オクチル酸鉛0.2gをク
レゾ−ル40gに溶解し、塗料組成物を得た。
【0373】得られた塗料組成物を用い、比較例5と同
様にして絶縁電線を得、これを実施例1と同様に評価し
た。
様にして絶縁電線を得、これを実施例1と同様に評価し
た。
【0374】その評価結果を表2に示す。
【0375】
比較例8
撹拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた反応フラスコ
内にジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒
DMAcを30g及びNMPを30g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、酸
二無水物A9を4.469g(0.0205モル)及び
ヒドロキシルアミンSを0.123g(0.001モル
)徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で1
5時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
内にジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒
DMAcを30g及びNMPを30g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。この溶液に、酸
二無水物A9を4.469g(0.0205モル)及び
ヒドロキシルアミンSを0.123g(0.001モル
)徐々に加えた。全部加えた後、窒素気流下25℃で1
5時間撹拌を続け、ポリアミド酸を合成した。
【0376】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を0.
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1380cm ̄1と730c
m ̄1にイミド基の吸収が認められた。
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1380cm ̄1と730c
m ̄1にイミド基の吸収が認められた。
【0377】得られた電線を上記実施例1と同様に、J
IS C3003−1984のエナメル銅線及びエナ
メルアルミニウム線試験方法に準じて評価し、その評価
結果を表3及び表4に示す。
IS C3003−1984のエナメル銅線及びエナ
メルアルミニウム線試験方法に準じて評価し、その評価
結果を表3及び表4に示す。
【0378】
比較例9
ジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒DM
Acを35g及びNMPを35g、酸二無水物A10を
6.027g(0.0205モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は
比較例8と同様にしてポリアミド酸を合成した。
Acを35g及びNMPを35g、酸二無水物A10を
6.027g(0.0205モル)及びヒドロキシルア
ミンSを0.123g(0.001モル)用いた以外は
比較例8と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0379】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例8と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
、比較例8と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
【0380】その評価結果を表3及び表4に示す。
【0381】
比較例10
ジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒DM
Acを35g及びNMPを35g、酸二無水物A11を
6.44g(0.02モル)用いた以外は比較例8と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
Acを35g及びNMPを35g、酸二無水物A11を
6.44g(0.02モル)用いた以外は比較例8と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
【0382】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例8と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
、比較例8と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
【0383】その評価結果を表3及び表4に示す。
【0384】
比較例11
ジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒DM
Acを30g及びNMPを30g、酸二無水物A9を4
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例8と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
Acを30g及びNMPを30g、酸二無水物A9を4
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例8と同様
にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシルア
ミンSは用いなかった)。
【0385】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例8と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
、比較例8と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実施
例1と同様に評価した。
【0386】その評価結果を表3及び表4に示す。
【0387】
比較例12
撹拌機、温度計、窒素導入管を取り付けた反応フラスコ
内にジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒
DMAcを30g及びNMPを30g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。
内にジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒
DMAcを30g及びNMPを30g仕込み、窒素気流
下で25℃を保ちつつ充分に撹拌した。
【0388】この溶液に、酸二無水物A9を4.578
g(0.021モル)及びヒドロキシルアミンSを0.
246g(0.002モル)徐々に加えた。全部加えた
後、窒素気流下25℃で15時間撹拌を続け、ポリアミ
ド酸を合成した。
g(0.021モル)及びヒドロキシルアミンSを0.
246g(0.002モル)徐々に加えた。全部加えた
後、窒素気流下25℃で15時間撹拌を続け、ポリアミ
ド酸を合成した。
【0389】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を0.
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と1380
cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
4mmφの銅線に塗布し線速10m/minで炉温37
0℃、炉長3.0mの炉中を数回通して焼き付けを行な
い皮膜厚さ約20μmの絶縁電線を得た。なお、皮膜の
赤外線吸収スペクトルには1780cm ̄1と1380
cm ̄1にイミド基の吸収が認められた。
【0390】得られた電線を上記実施例1と同様に、J
IS C3003−1984のエナメル銅線及びエナ
メルアルミニウム線試験方法に準じて評価し、その評価
結果を表5及び表6に示す。
IS C3003−1984のエナメル銅線及びエナ
メルアルミニウム線試験方法に準じて評価し、その評価
結果を表5及び表6に示す。
【0391】
比較例13
ジアミンB5を4.0g(0.02モル)、溶媒DMA
cを35g及びNMPを35g、酸二無水物A12を5
.628g(0.021モル)及びヒドロキシルアミン
Sを0.246g(0.002モル)用いた以外は比較
例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
cを35g及びNMPを35g、酸二無水物A12を5
.628g(0.021モル)及びヒドロキシルアミン
Sを0.246g(0.002モル)用いた以外は比較
例12と同様にしてポリアミド酸を合成した。
【0392】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例12と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実
施例1と同様に評価した。
、比較例12と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実
施例1と同様に評価した。
【0393】その評価結果を表5及び表6に示す。
【0394】
比較例14
ジアミンB3を3.96g(0.02モル)、溶媒DM
Acを30g及びNMPを30g、酸二無水物A9を4
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例12と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
Acを30g及びNMPを30g、酸二無水物A9を4
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例12と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
【0395】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例12と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実
施例1と同様に評価した。
、比較例12と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実
施例1と同様に評価した。
【0396】その評価結果を表5及び表6に示す。
【0397】
比較例15
ジアミンB5を4.0g(0.02モル)、溶媒DMA
cを35g及びNMPを35g、酸二無水物A12を5
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例12と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
cを35g及びNMPを35g、酸二無水物A12を5
.36g(0.02モル)用いた以外は比較例12と同
様にしてポリアミド酸を合成した(但し、ヒドロキシル
アミンSは用いなかった)。
【0398】得られた塗料(ポリアミド酸溶液)を用い
、比較例12と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実
施例1と同様に評価した。
、比較例12と同様にイミド化絶縁電線を得、これを実
施例1と同様に評価した。
【0399】その評価結果を表5及び表6に示す。
【0400】
【表1】
【0401】
【表2】
【0402】
【表3】
【0403】
【表4】
【0404】
【表5】
【0405】
【表6】
【0406】表1〜表6の結果から明らかな如く、本発
明の絶縁電線は、従来品(比較例)に比べ、一般特性に
おいて同等乃至それ以上の特性を有するとともに、優れ
たハンダ付け性を有していることが明らかである。
明の絶縁電線は、従来品(比較例)に比べ、一般特性に
おいて同等乃至それ以上の特性を有するとともに、優れ
たハンダ付け性を有していることが明らかである。
【0407】すなわち、本発明の電線は耐熱性に優れる
とともに、ハンダ付けも可能である優れた電線である。
とともに、ハンダ付けも可能である優れた電線である。
【0408】次に、カラ−TV用フライバックトランス
への応用例を示す。
への応用例を示す。
【0409】本発明の電線を用いたフライバックトラン
ス(FBT)の電圧印加時寿命試験を行なった。
ス(FBT)の電圧印加時寿命試験を行なった。
【0410】図2にカラ−TV用FBTの概略断面図を
示す。また、図3には寿命に著しく関わる高圧コイル部
の拡大図を示す。
示す。また、図3には寿命に著しく関わる高圧コイル部
の拡大図を示す。
【0411】これらの図において、3は高圧巻線、4は
高圧ボビン、5は低圧巻線、6は低圧ボビンである。高
圧巻線3は、高圧ボビン4に形成された溝内に装巻され
ている。低圧巻線5は、低圧ボビン6に形成された溝内
に装巻されている。
高圧ボビン、5は低圧巻線、6は低圧ボビンである。高
圧巻線3は、高圧ボビン4に形成された溝内に装巻され
ている。低圧巻線5は、低圧ボビン6に形成された溝内
に装巻されている。
【0412】また、7は充填剤、8は収納ケ−ス、9は
コアである。
コアである。
【0413】通常、接触している巻線間の電圧は10〜
300Vと言われている。
300Vと言われている。
【0414】そこで、電線2本を接触してプラスチック
円筒に巻いて、充填剤(エポキシレジン)中に埋め込ん
で、空気中に出ている両端間に3kVの電圧を印加しつ
つ110℃に放置して、FBTの加速寿命試験を行ない
、絶縁破壊するまでの時間を求めた。
円筒に巻いて、充填剤(エポキシレジン)中に埋め込ん
で、空気中に出ている両端間に3kVの電圧を印加しつ
つ110℃に放置して、FBTの加速寿命試験を行ない
、絶縁破壊するまでの時間を求めた。
【0415】ワイブルプロットによると、本発明の実施
例1、2、3、22、28、32、35、37、49、
50、51の被覆材料を用いた電線(但し、銅線の径:
0.06mm、皮膜厚さ:0.01mm)による寿命試
験では、1%不良率が発生する時間は450hr、50
0hr、600hr、530hr、550hr、580
hr、560hr、540hr、550hr、570h
r、560hrであった。
例1、2、3、22、28、32、35、37、49、
50、51の被覆材料を用いた電線(但し、銅線の径:
0.06mm、皮膜厚さ:0.01mm)による寿命試
験では、1%不良率が発生する時間は450hr、50
0hr、600hr、530hr、550hr、580
hr、560hr、540hr、550hr、570h
r、560hrであった。
【0416】一方、比較用被覆材料として、住友バイエ
ルウレタン社製デスモフェン800(ポリオ−ル)とデ
スモジュ−ルCTステ−ブル(ブロック型イソシアネ−
ト)からなる汎用ポリウレタン樹脂を選び、絶縁電線を
作り、上記と同じ加速寿命試験を行なった。その結果、
1%不良率が発生する時間は、わずか40hrにしか過
ぎず、実施例に比べ極めて劣っていることが明らかにな
った。
ルウレタン社製デスモフェン800(ポリオ−ル)とデ
スモジュ−ルCTステ−ブル(ブロック型イソシアネ−
ト)からなる汎用ポリウレタン樹脂を選び、絶縁電線を
作り、上記と同じ加速寿命試験を行なった。その結果、
1%不良率が発生する時間は、わずか40hrにしか過
ぎず、実施例に比べ極めて劣っていることが明らかにな
った。
【0417】すなわち、本発明の電線を用いることによ
り、汎用のポリウレタン樹脂を用いた従来品(比較例)
に比べ、FBTの長寿命化や高出力化が可能となる。
り、汎用のポリウレタン樹脂を用いた従来品(比較例)
に比べ、FBTの長寿命化や高出力化が可能となる。
【0418】
【発明の効果】本発明の絶縁電線は、電気特性、機械特
性及び化学特性を損なうことなく、耐熱性とハンダ付け
性の両立化を可能にしたものであり、トランス等の耐熱
性を要する電気機器に広く、作業性良く使用し得る効果
を有する。
性及び化学特性を損なうことなく、耐熱性とハンダ付け
性の両立化を可能にしたものであり、トランス等の耐熱
性を要する電気機器に広く、作業性良く使用し得る効果
を有する。
【0419】また、本発明の絶縁塗料は、耐熱性と絶縁
性を必要とする皮膜として、各種の導体を被覆するのに
用いることができる。
性を必要とする皮膜として、各種の導体を被覆するのに
用いることができる。
【図1】本発明に係る絶縁電線の断面図である。
【図2】カラ−TV用フライバックトランスの概略断面
図である。
図である。
【図3】上記トランス断面図の高圧コイル部拡大図であ
る。
る。
1…導体、2…絶縁皮膜、3…高圧巻線、4…高圧ボビ
ン、5…低圧巻線、6…低圧ボビン、7…充填剤、8…
収納ケ−ス、9…コア。
ン、5…低圧巻線、6…低圧ボビン、7…充填剤、8…
収納ケ−ス、9…コア。
Claims (22)
- 【請求項1】一般式(化1) 【化1】 で示されるポリアミド酸を含む絶縁塗料を導体上に塗布
し、焼き付けてなる、ポリイミド樹脂皮膜を有するハン
ダ付け可能な絶縁電線。但し、上記一般式(化1)中、
Xはアルキレン基又はアルキレンフエニレン基、nは正
の整数であり、R1が一般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項2】一般式(化6) 【化6】 で示されるヒドロキシルアミンと、一般式(化7)【化
7】 で示されるテトラカルボン酸二無水物と、一般式(化8
) 【化8】 で示されるジアミンとを、有機溶媒の存在下に反応させ
、一般式(化1) 【化1】 で示されるポリアミド酸を生成させた後、これを含む絶
縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けて、上記一般式(化
1)中のアミド基とカルボキシル基とを分子内反応させ
てイミド化してポリイミド樹脂とすることを特徴とする
ハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法。但し、上記一般
式(化6)、(化7)、(化8)及び(化1)中、Xは
アルキレン基又はアルキレンフエニレン基、nは正の整
数であり、R1が一般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)あり、R1が一般式
(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項3】絶縁塗料中に触媒量の第三級アミンを含む
ことを特徴とする請求項第2項記載のハンダ付け可能な
絶縁電線の製造方法。 - 【請求項4】一般式(化1) 【化1】 で示されるポリアミド酸を含む絶縁塗料。 但し、上記一般式(化1)中、Xはアルキレン基又はア
ルキレンフエニレン基、nは正の整数であり、R1は一
般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項5】一般式(化1) 【化1】 で示されるポリアミド酸と、イソシアネ−ト又はブロッ
ク化イソシアネ−トを含む絶縁塗料を導体上に塗布し、
焼き付けてなる、イミド化ポリウレタン樹脂皮膜を有す
るハンダ付け可能な絶縁電線。 但し、上記一般式(化1)中、Xはアルキレン基又はア
ルキレンフエニレン基、nは正の整数であり、R1が一
般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項6】一般式(化1) 【化1】 で示されるポリアミド酸と、イソシアネ−ト又はブロッ
ク化イソシアネ−トとを、上記ポリアミド酸の末端水酸
基1当量につきイソシアネ−ト基0.4〜2.0当量の
割合で配合してなる絶縁塗料を導体上に塗布し、焼き付
けることにより、上記ポリアミド酸のアミド基とカルボ
キシル基とが分子内反応してイミド化するとともに、末
端水酸基がイソシアネ−ト又はブロック化イソシアネ−
トと反応してイミド化ポリウレタン樹脂が生成すること
を特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法。 但し、上記一般式(化1)中、Xはアルキレン基又はア
ルキレンフエニレン基、nは正の整数であり、R1が一
般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項7】絶縁塗料中に触媒量の第三級アミンを含む
ことを特徴とする請求項第6項記載のハンダ付け可能な
絶縁電線の製造方法。 - 【請求項8】一般式(化1) 【化1】 で示されるポリアミド酸と、イソシアネ−ト又はブロッ
ク化イソシアネ−トとを、上記ポリアミド酸の末端水酸
基1当量につきイソシアネ−ト基0.4〜2.0当量の
割合で配合してなる絶縁塗料。但し、上記一般式(化1
)中、Xはアルキレン基又はアルキレンフエニレン基、
nは正の整数であり、R1が一般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項9】一般式(化9) 【化9】 で示されるポリイミドを含む絶縁塗料を導体上に塗布し
、焼き付けてなる、ポリイミド樹脂皮膜を有するハンダ
付け可能な絶縁電線。但し、上記一般式(化9)中、X
はアルキレン基又はアルキレンフエニレン基、nは正の
整数であり、R1が一般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項10】一般式(化6) 【化6】 で示されるヒドロキシルアミンと、一般式(化7)【化
7】 で示されるテトラカルボン酸二無水物と、一般式(化8
) 【化8】 で示されるジアミンとを、有機溶媒の存在下に反応させ
、一般式(化9) 【化9】 で示されるポリイミドを生成させた後、これを含む絶縁
塗料を導体上に塗布し、焼き付けることを特徴とするハ
ンダ付け可能な絶縁電線の製造方法。但し、上記一般式
(化6)、(化7)、(化8)及び(化9)中、Xはア
ルキレン基又はアルキレンフエニレン基、nは正の整数
であり、R1が一般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項11】一般式(化9) 【化9】 で示されるポリイミドを含む絶縁塗料。但し、上記一般
式(化9)中、Xはアルキレン基又はアルキレンフエニ
レン基、nは正の整数であり、R1が一般式(化2)【
化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項12】一般式(化10) 【化10】 で示されるポリイミド樹脂皮膜を有するハンダ付け可能
な絶縁電線。但し、上記一般式(化10)中、nは正の
整数であり、R1が一般式(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項13】一般式(化7) 【化7】 で示されるテトラカルボン酸二無水物と、一般式(化8
) 【化8】 で示されるジアミンとを、有機溶媒の存在下に反応させ
、一般式(化11) 【化11】 で示されるポリアミド酸を生成させた後、これを含む絶
縁塗料を導体上に塗布し、焼き付けることにより、上記
一般式(化11)中のアミド基とカルボキシル基とを分
子内反応させてイミド化してポリイミド樹脂とすること
を特徴とするハンダ付け可能な絶縁電線の製造方法。但
し、上記一般式(化7)、(化8)及び(化11)中、
nは正の整数であり、R1が一般式(化2)【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
が一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項14】絶縁塗料が触媒量の第三級アミンを含む
ことを特徴とする請求項第13項記載のハンダ付け可能
な絶縁電線の製造方法。 - 【請求項15】一般式(化11) 【化11】 で示されるポリアミド酸を含む絶縁塗料。但し、上記一
般式(化11)中、nは正の整数であり、R1が一般式
(化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項16】一般式(化10) 【化10】 で示されるポリイミドを含む絶縁塗料を導体上に塗布し
、焼き付けることを特徴とする上記一般式(化10)で
示されるポリイミド樹脂皮膜を有するハンダ付け可能な
絶縁電線の製造方法。但し、上記一般式(化10)中、
nは正の整数であり、R1が一般式(化2)【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項17】一般式(化7) 【化7】 で示されるテトラカルボン酸二無水物と、一般式(化8
) 【化8】 で示されるジアミンとを、有機溶媒の存在下に反応させ
、一般式(化11) 【化11】 で示されるポリアミド酸を生成させ、該ポリアミド酸を
イミド化して、一般式(化10) 【化10】 で示されるポリイミドを生成させた後、これを含む絶縁
塗料を導体上に塗布し、焼き付けることを特徴とするハ
ンダ付け可能な絶縁電線の製造方法。但し、上記一般式
(化7)、(化8)、(化11)及び(化11)中、n
は正の整数であり、R1が一般式(化2)【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項18】一般式(化10) 【化10】 で示されるポリイミドを含む絶縁塗料。但し、上記一般
式(化10)中、nは正の整数であり、R1が一般式(
化2) 【化2】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化3) 【化3】 からなる群より選ばれる2価の有機基(hは2〜16の
整数、i及びjは2〜10の整数)であり、R1が一般
式(化4) 【化4】 からなる群より選ばれる4価の有機基であるとき、R2
は一般式(化5) 【化5】 からなる群より選ばれる2価の有機基(kは1〜10の
整数、l及びmは2〜10の整数)である。 - 【請求項19】Xが一般式(化12) 【化12】 からなる群より選ばれるアルキレン基又は一般式(化1
3) 【化13】 からなる群より選ばれるアルキレンフエニレン基である
請求項第1項、第5項又は第9項のいずれかに記載の絶
縁電線。 - 【請求項20】Xが一般式(化12) 【化12】 からなる群より選ばれるアルキレン基又は一般式(化1
3) 【化13】 からなる群より選ばれるアルキレンフエニレン基である
請求項第2項、第3項、第6項、第7項又は第10項の
いずれかに記載の絶縁電線の製造方法。 - 【請求項21】Xが一般式(化12) 【化12】 からなる群より選ばれるアルキレン基又は一般式(化1
3) 【化13】 からなる群より選ばれるアルキレンフエニレン基である
請求項第4項、第8項又は第11項のいずれかに記載の
絶縁塗料。 - 【請求項22】請求項第1項、第5項、第9項又は第1
2項に記載の絶縁電線を用いることを特徴とするフライ
バックトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062316A JPH04212206A (ja) | 1990-03-27 | 1991-03-27 | 絶縁塗料、ハンダ付け可能な絶縁電線、該絶縁電線の製造方法および該絶縁電線を用いたフライバックトランス |
Applications Claiming Priority (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7730990 | 1990-03-27 | ||
JP2-77309 | 1990-03-27 | ||
JP2-96428 | 1990-04-13 | ||
JP2-233254 | 1990-09-05 | ||
JP23325490 | 1990-09-05 | ||
JP2-252547 | 1990-09-20 | ||
JP25254790 | 1990-09-20 | ||
JP3062316A JPH04212206A (ja) | 1990-03-27 | 1991-03-27 | 絶縁塗料、ハンダ付け可能な絶縁電線、該絶縁電線の製造方法および該絶縁電線を用いたフライバックトランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04212206A true JPH04212206A (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=27464155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3062316A Pending JPH04212206A (ja) | 1990-03-27 | 1991-03-27 | 絶縁塗料、ハンダ付け可能な絶縁電線、該絶縁電線の製造方法および該絶縁電線を用いたフライバックトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04212206A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0532779A (ja) * | 1990-11-27 | 1993-02-09 | Nkk Corp | ナフタレン骨格を有するポリイミド樹脂 |
WO1995004100A1 (fr) * | 1993-08-03 | 1995-02-09 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Polymere polyimidique thermoplastique, feuille polyimidique thermoplastique, stratifie polyimidique, et procede de production du stratifie |
JP2006104462A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-04-20 | Ube Ind Ltd | ポリブタジエンを含んだ変性ポリイミド樹脂、その組成物及び硬化絶縁膜 |
WO2006120954A1 (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Tokyo Institute Of Technology | 蛍光材料 |
JP2010534651A (ja) * | 2007-07-26 | 2010-11-11 | ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン | イミド部分を含有するアルコールおよびそれから製造される反応性オリゴマー |
JP2011052220A (ja) * | 2004-09-10 | 2011-03-17 | Ube Industries Ltd | ポリブタジエンを含んだ変性ポリイミド樹脂、その組成物及び硬化絶縁膜 |
CN102276562A (zh) * | 2011-05-28 | 2011-12-14 | 南昌大学 | 一种含有1,2,2-三甲基环戊基脂环结构的二酐及制备方法 |
JP2014177642A (ja) * | 2008-07-22 | 2014-09-25 | Kaneka Corp | 新規なポリイミド前駆体組成物及びその利用 |
JPWO2016129546A1 (ja) * | 2015-02-10 | 2017-12-14 | 日産化学工業株式会社 | 剥離層形成用組成物 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3062316A patent/JPH04212206A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0532779A (ja) * | 1990-11-27 | 1993-02-09 | Nkk Corp | ナフタレン骨格を有するポリイミド樹脂 |
WO1995004100A1 (fr) * | 1993-08-03 | 1995-02-09 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Polymere polyimidique thermoplastique, feuille polyimidique thermoplastique, stratifie polyimidique, et procede de production du stratifie |
US5621068A (en) * | 1993-08-03 | 1997-04-15 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Thermoplastic polyimide polymer; thermoplastic polyimide film; polyimide laminate; and method of manufacturing the laminate |
KR100326655B1 (ko) * | 1993-08-03 | 2002-06-29 | 후루타 다케시 | 카바레이필름또는fpc제작용베이스필름에사용되는폴리이미드적층체및그적층체의제조방법 |
CN1088074C (zh) * | 1993-08-03 | 2002-07-24 | 钟渊化学工业株式会社 | 热塑性聚酰亚胺聚合物 |
JP2011052220A (ja) * | 2004-09-10 | 2011-03-17 | Ube Industries Ltd | ポリブタジエンを含んだ変性ポリイミド樹脂、その組成物及び硬化絶縁膜 |
JP2006104462A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-04-20 | Ube Ind Ltd | ポリブタジエンを含んだ変性ポリイミド樹脂、その組成物及び硬化絶縁膜 |
WO2006120954A1 (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Tokyo Institute Of Technology | 蛍光材料 |
JP2010534651A (ja) * | 2007-07-26 | 2010-11-11 | ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン | イミド部分を含有するアルコールおよびそれから製造される反応性オリゴマー |
JP2014177642A (ja) * | 2008-07-22 | 2014-09-25 | Kaneka Corp | 新規なポリイミド前駆体組成物及びその利用 |
US9267004B2 (en) | 2008-07-22 | 2016-02-23 | Kaneka Corporation | Polyimide precursor composition and use thereof |
CN102276562A (zh) * | 2011-05-28 | 2011-12-14 | 南昌大学 | 一种含有1,2,2-三甲基环戊基脂环结构的二酐及制备方法 |
JPWO2016129546A1 (ja) * | 2015-02-10 | 2017-12-14 | 日産化学工業株式会社 | 剥離層形成用組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04212206A (ja) | 絶縁塗料、ハンダ付け可能な絶縁電線、該絶縁電線の製造方法および該絶縁電線を用いたフライバックトランス | |
JP2013253124A (ja) | ポリイミド樹脂ワニス及びそれを用いた絶縁電線、電機コイル、モータ | |
JP2012234625A (ja) | 絶縁電線及びそれを用いた、電機コイル、モータ | |
JPH05205538A (ja) | はんだ付け可能な絶縁電線 | |
JP2013033669A (ja) | 多層絶縁電線及びそれを用いた電機コイル、モータ | |
US5254659A (en) | Insulating coating composition, solderable insulated wires, production process of the insulated wires and flyback transformers using the insulated wires | |
US4428977A (en) | Ammonium salt of partially emidized polyamide acid for aqueous coating composition | |
GB2075999A (en) | Improved Polyamide Acid Polymer Coating Composition and Bondable Substrate | |
JPH06203644A (ja) | はんだ付け可能な絶縁電線 | |
US4659622A (en) | Essentially linear polymer having a plurality of amide, imide and ester groups therein, a tinnable and solderable magnet wire, and a method of making the same | |
JP5712661B2 (ja) | ポリアミドイミド樹脂絶縁塗料及びそれを用いた絶縁電線 | |
US4423111A (en) | Polyetherimide resin and electrical conductors insulated therewith | |
JPH0587924B2 (ja) | ||
JPH01225677A (ja) | ハンダ処理可能な絶縁電線 | |
JPS5880325A (ja) | ポリアミドイミド樹脂組成物およびその製造方法 | |
US4611050A (en) | Essentially linear polymer having a plurality of amide, imide and ester groups therein, and a method of making the same | |
JP3336220B2 (ja) | 絶縁電線 | |
JP3490895B2 (ja) | 絶縁電線 | |
JPS58104925A (ja) | ポリアミドイミド樹脂組成物およびその製造方法 | |
JPS585207B2 (ja) | ポリアミドイミド樹脂組成物 | |
JPS5851409A (ja) | 絶縁電線 | |
JPH03190917A (ja) | ポリエステルイミド/安定化ポリイソシアネート樹脂組成物 | |
JPS59204609A (ja) | ポリアミドイミド系樹脂組成物 | |
JP3504859B2 (ja) | 絶縁塗料 | |
JP3504858B2 (ja) | 半田剥離可能な絶縁電線 |