JPH04211343A - 肉のテクスチャー改良法 - Google Patents
肉のテクスチャー改良法Info
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- JPH04211343A JPH04211343A JP3017571A JP1757191A JPH04211343A JP H04211343 A JPH04211343 A JP H04211343A JP 3017571 A JP3017571 A JP 3017571A JP 1757191 A JP1757191 A JP 1757191A JP H04211343 A JPH04211343 A JP H04211343A
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- Japan
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- meat
- marinade
- texture
- protein
- whey protein
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- Granted
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
- A23L13/00—Meat products; Meat meal; Preparation or treatment thereof
- A23L13/70—Tenderised or flavoured meat pieces; Macerating or marinating solutions specially adapted therefor
- A23L13/72—Tenderised or flavoured meat pieces; Macerating or marinating solutions specially adapted therefor using additives, e.g. by injection of solutions
- A23L13/75—Tenderised or flavoured meat pieces; Macerating or marinating solutions specially adapted therefor using additives, e.g. by injection of solutions using macerating or marinating solutions, e.g. marinades containing spices, acids, condiments or flavouring agents
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は調理用の肉、更に特別に
は調理済食品に使用する肉を改良する方法に関する。
は調理済食品に使用する肉を改良する方法に関する。
【0002】高品質の、即ち低脂肪のコラーゲンが少な
い或種の加熱した肉片は、例えば冷凍状態で貯蔵した後
に、オーブンの中又は沸騰水で戻した場合、たとえ加熱
を低温で短時間行なったとしても、テクスチャーの欠陥
を有する可能性がある。他の低品質の、即ち一般により
多くの脂肪とより多くのコラーゲンを含有する肉片は一
層高温の加熱を必要とする。この場合、加熱中にかなり
の量の水がしみ出る。従ってテクスチャーはジューシィ
でない不均質の堅いものになる。しみ出しの結果、肉の
収量は減少する。
い或種の加熱した肉片は、例えば冷凍状態で貯蔵した後
に、オーブンの中又は沸騰水で戻した場合、たとえ加熱
を低温で短時間行なったとしても、テクスチャーの欠陥
を有する可能性がある。他の低品質の、即ち一般により
多くの脂肪とより多くのコラーゲンを含有する肉片は一
層高温の加熱を必要とする。この場合、加熱中にかなり
の量の水がしみ出る。従ってテクスチャーはジューシィ
でない不均質の堅いものになる。しみ出しの結果、肉の
収量は減少する。
【0003】
【従来の技術】これ等の不利な点を取り除き、収量の改
善と共に、望ましい柔軟性およびジューシィネスを得る
ために、原料肉にポリリン酸塩を例えばマリネードの形
で混入する。ポリリン酸塩は加熱中に水分を保持させ、
望ましい柔軟性を維持させるが、それ等は一般に調理済
み食品のテクスチャーと似ているテクスチャーを肉に付
与することにより、肉の繊維性テクスチャーを失なうこ
とになるので、これの添加は消費者に不評である。更に
ポリリン酸塩の使用は栄養的見地から反対が増加してい
る。
善と共に、望ましい柔軟性およびジューシィネスを得る
ために、原料肉にポリリン酸塩を例えばマリネードの形
で混入する。ポリリン酸塩は加熱中に水分を保持させ、
望ましい柔軟性を維持させるが、それ等は一般に調理済
み食品のテクスチャーと似ているテクスチャーを肉に付
与することにより、肉の繊維性テクスチャーを失なうこ
とになるので、これの添加は消費者に不評である。更に
ポリリン酸塩の使用は栄養的見地から反対が増加してい
る。
【0004】原料肉に増量剤として未変性のホエイ蛋白
質を混合することが提案されている(例えば欧州特許出
願EP−A 31 631号明細書参照)。この方
法は高起泡性の未変性蛋白質の混合は困難であり、かつ
テクスチャーが不満足であるという官能的欠点の両技術
的欠点を有することが分った。
質を混合することが提案されている(例えば欧州特許出
願EP−A 31 631号明細書参照)。この方
法は高起泡性の未変性蛋白質の混合は困難であり、かつ
テクスチャーが不満足であるという官能的欠点の両技術
的欠点を有することが分った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の不利な
点を取り除くことを可能にする。マリネードを完全に吸
収するように、肉を乳蛋白含有マリネードで処理する本
発明の方法は、0.5から2.5重量%の熱変性ホエイ
蛋白質を原料肉に混合することを特徴とする。
点を取り除くことを可能にする。マリネードを完全に吸
収するように、肉を乳蛋白含有マリネードで処理する本
発明の方法は、0.5から2.5重量%の熱変性ホエイ
蛋白質を原料肉に混合することを特徴とする。
【0006】肉は例えば豚肉,牛肉,子羊肉,子牛肉,
家禽肉,例えば鶏肉又は七面鳥の肉、又は猟鳥肉でよい
。肉は脂肪とコラーゲンの低い良好な肉片,例えばヒレ
肉,腰肉,豚又は子牛のすじ肉,牛の肩甲骨の肉,鶏又
は七面鳥の胸部の肉から選択することができる。又、肉
はもっと脂肪とコラーゲンを多く含有する、品質の劣る
肉片,例えば牛,子牛,小羊又は羊の頸部の肉ぶつ切り
の豚のすじ肉、牛、豚、子羊又は羊の膝関節の肉,鶏又
は七面鳥の脛肉又は腿肉であることができる。
家禽肉,例えば鶏肉又は七面鳥の肉、又は猟鳥肉でよい
。肉は脂肪とコラーゲンの低い良好な肉片,例えばヒレ
肉,腰肉,豚又は子牛のすじ肉,牛の肩甲骨の肉,鶏又
は七面鳥の胸部の肉から選択することができる。又、肉
はもっと脂肪とコラーゲンを多く含有する、品質の劣る
肉片,例えば牛,子牛,小羊又は羊の頸部の肉ぶつ切り
の豚のすじ肉、牛、豚、子羊又は羊の膝関節の肉,鶏又
は七面鳥の脛肉又は腿肉であることができる。
【0007】肉片の大きさは、全肉から角切り肉,薄切
り又はこま切れ肉に変えることができる。肉片は大部分
の目に見える脂肪,結合組織および神経組織を切り取る
、即ち除くのが好ましい。
り又はこま切れ肉に変えることができる。肉片は大部分
の目に見える脂肪,結合組織および神経組織を切り取る
、即ち除くのが好ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】ホエイ蛋白質は、チーズ
製造時に生ずるホエイをpH6から7に調節したスイー
トホエイから得る。それ等のホエイ蛋白質は熱変性処理
をする。望ましい変性の程度は50から90%である。 変性の程度はケルダール法を使用する通常の窒素分析法
によって次の比率で示す。
製造時に生ずるホエイをpH6から7に調節したスイー
トホエイから得る。それ等のホエイ蛋白質は熱変性処理
をする。望ましい変性の程度は50から90%である。 変性の程度はケルダール法を使用する通常の窒素分析法
によって次の比率で示す。
【0009】
【式1】
【0010】変性処理はホエイそれ自体で、又は例えば
真空蒸発によって約15重量%の固形物迄濃縮したホエ
イで行うことができる。熱処理は、2重壁のタンク中で
攪拌しながらバッチ方式により、又は例えば表面かき取
式、プレート式又はチューブ式の熱交換器内で、又は超
高温殺菌装置内で連続的に行うことができる。処理時間
および温度は必要な変性度に合わせることができ、例え
ば95から125℃で3から30分、最高温度は最短時
間と組合わせる。
真空蒸発によって約15重量%の固形物迄濃縮したホエ
イで行うことができる。熱処理は、2重壁のタンク中で
攪拌しながらバッチ方式により、又は例えば表面かき取
式、プレート式又はチューブ式の熱交換器内で、又は超
高温殺菌装置内で連続的に行うことができる。処理時間
および温度は必要な変性度に合わせることができ、例え
ば95から125℃で3から30分、最高温度は最短時
間と組合わせる。
【0011】凝集現象を生ずる、その分散液を塩基性溶
液で中和し、ついで限外濾過によって約20から22重
量%の固形物量まで濃縮する。この工程は、乳糖および
無機質の一部を除去することにより、分散液を例えば3
0から40重量%の固形物量までホエイ蛋白質を豊富化
することが可能である。最後に、保留液を例えば噴霧乾
燥によって乾燥する。
液で中和し、ついで限外濾過によって約20から22重
量%の固形物量まで濃縮する。この工程は、乳糖および
無機質の一部を除去することにより、分散液を例えば3
0から40重量%の固形物量までホエイ蛋白質を豊富化
することが可能である。最後に、保留液を例えば噴霧乾
燥によって乾燥する。
【0012】変性ホエイ蛋白質(DWPs)は原料肉の
0.5から2.5重量%、好ましくは0.8から1.6
重量%を構成する。明確にするために、本発明における
変性蛋白質の量は、事実上純粋の蛋白質の理論量と理解
すべきであり、実際に得られる蛋白質濃縮物の量ではな
い。反対に例中での混合量は濃縮物に関してである。
0.5から2.5重量%、好ましくは0.8から1.6
重量%を構成する。明確にするために、本発明における
変性蛋白質の量は、事実上純粋の蛋白質の理論量と理解
すべきであり、実際に得られる蛋白質濃縮物の量ではな
い。反対に例中での混合量は濃縮物に関してである。
【0013】濃縮ホエイ蛋白質はマリネードの9から2
0重量%とする。マリネードは炭水化物、例えば殿粉,
乳糖,グルコース,マルトデキストリン,食塩,香辛料
およびフレーバ付与剤のような他の成分を含有すること
ができる。マリネードは7から13重量%の未糊殿粉を
含有するのがよい。
0重量%とする。マリネードは炭水化物、例えば殿粉,
乳糖,グルコース,マルトデキストリン,食塩,香辛料
およびフレーバ付与剤のような他の成分を含有すること
ができる。マリネードは7から13重量%の未糊殿粉を
含有するのがよい。
【0014】蛋白質は変性しているから、その後の加熱
でゲル化しない。ゲル化は殿粉によって生ずる。これは
勿論単に仮説ではあるが、好ましいゲル化系では、変性
ホエイ蛋白質は筋肉繊維と結合させてゲルの構造となる
。その結果生ずるテクスチャーの安定化は継続的な熱処
理,例えば加熱、冷凍および台所における仕度中に、肉
の柔軟性に作用することによって、繊維の収縮を阻止す
る。ゲルの生成の原因となる殿粉は筋肉中にある水を安
定化し、継続的な熱処理の間に、過度の滲出を防止する
。
でゲル化しない。ゲル化は殿粉によって生ずる。これは
勿論単に仮説ではあるが、好ましいゲル化系では、変性
ホエイ蛋白質は筋肉繊維と結合させてゲルの構造となる
。その結果生ずるテクスチャーの安定化は継続的な熱処
理,例えば加熱、冷凍および台所における仕度中に、肉
の柔軟性に作用することによって、繊維の収縮を阻止す
る。ゲルの生成の原因となる殿粉は筋肉中にある水を安
定化し、継続的な熱処理の間に、過度の滲出を防止する
。
【0015】従って、殿粉の選択とその濃度は、加熱の
方法、即ち長短に適合させる。高品質の赤味肉に適する
短時間加熱、例えば約70から80℃の中心部温度にお
いて15から25分の場合、塊茎殿粉、例えば馬鈴薯殿
粉が特に適する。コラーゲンのより多い低品質の肉の処
理では、例えば90から100℃の中心温度で3から4
時間の処理のためには、高温に耐えられる殿粉、例えば
穀類殿粉、特に架橋結合した加工コーンスターチを必要
とする。勿論殿粉は通常の資源、例えば米、小麦又はコ
ーンの殿粉から選択することができる。
方法、即ち長短に適合させる。高品質の赤味肉に適する
短時間加熱、例えば約70から80℃の中心部温度にお
いて15から25分の場合、塊茎殿粉、例えば馬鈴薯殿
粉が特に適する。コラーゲンのより多い低品質の肉の処
理では、例えば90から100℃の中心温度で3から4
時間の処理のためには、高温に耐えられる殿粉、例えば
穀類殿粉、特に架橋結合した加工コーンスターチを必要
とする。勿論殿粉は通常の資源、例えば米、小麦又はコ
ーンの殿粉から選択することができる。
【0016】マリネードを調製するために、DWPsお
よび殿粉以外の成分は冷水例えば4℃から20℃の水に
溶解する。ついで殿粉を、そして一番最後にDWPsを
激しく攪拌しながら混合する。殿粉は冷水に溶解しない
から、増粘剤の添加によって溶液の粘度を増加するか、
又は添加前又は添加中に連続的に攪拌して、マリネード
成分の不均一な分布となる沈澱から殿粉を防止すること
ができる。
よび殿粉以外の成分は冷水例えば4℃から20℃の水に
溶解する。ついで殿粉を、そして一番最後にDWPsを
激しく攪拌しながら混合する。殿粉は冷水に溶解しない
から、増粘剤の添加によって溶液の粘度を増加するか、
又は添加前又は添加中に連続的に攪拌して、マリネード
成分の不均一な分布となる沈澱から殿粉を防止すること
ができる。
【0017】肉に混入するマリネードの量は、原料肉を
基準として10から20重量%にすることができる。マ
リネードを肉片に混入する方法は、針によって注入し、
続いて好ましくは軽度の真空中で混和し、マリネードの
完全で、かつ均一な浸透と分布を供する。或る場合、例
えば家禽肉、小さな肉片又こま切れ肉の場合混和で充分
である。混和は肉片の完全な状態を保持するために余り
長くすべきではない。例えば混和時間は10分から30
分である。
基準として10から20重量%にすることができる。マ
リネードを肉片に混入する方法は、針によって注入し、
続いて好ましくは軽度の真空中で混和し、マリネードの
完全で、かつ均一な浸透と分布を供する。或る場合、例
えば家禽肉、小さな肉片又こま切れ肉の場合混和で充分
である。混和は肉片の完全な状態を保持するために余り
長くすべきではない。例えば混和時間は10分から30
分である。
【0018】マリネードでの処理は肉を−3℃から4℃
の温度に暖めた後に、0から10℃の低い温度で行うの
が好ましい。
の温度に暖めた後に、0から10℃の低い温度で行うの
が好ましい。
【0019】肉の種類および肉片により、加熱は短時間
でも長時間でもよく、或は圧力下で行うこともできる。 肉片は調理前に褐色に焼くこともできる。この場合、褐
色化する前に、油を主成分とする被覆用マリネードで肉
を被覆するのが有利である。被覆するマリネードは例え
ば醤油,肉抽出物,グルコース,フライ用油,香辛料を
含むことができる。原料肉を基準として3から7重量%
の量を簡単な混練によって使用することができる。
でも長時間でもよく、或は圧力下で行うこともできる。 肉片は調理前に褐色に焼くこともできる。この場合、褐
色化する前に、油を主成分とする被覆用マリネードで肉
を被覆するのが有利である。被覆するマリネードは例え
ば醤油,肉抽出物,グルコース,フライ用油,香辛料を
含むことができる。原料肉を基準として3から7重量%
の量を簡単な混練によって使用することができる。
【0020】加熱は、煮出し汁の存在下で流出による加
熱ジュースの分離を伴なってとろ火で煮ることにより行
うことができ、続いてジュースを含有するソースの再混
入によって加熱および冷却をし、付け合わせ、例えば野
菜と一緒に容器に包装する。
熱ジュースの分離を伴なってとろ火で煮ることにより行
うことができ、続いてジュースを含有するソースの再混
入によって加熱および冷却をし、付け合わせ、例えば野
菜と一緒に容器に包装する。
【0021】別法として、加熱は容器内で、例えば開放
された包装容器内で、任意には肉片を褐色に焼いた後に
行うことができ、ジュースは加熱し、容器を密閉した後
、流出により分離することができる。この場合に、この
肉は次の調理済み食品への使用に向ける中間製品とする
ことができる。
された包装容器内で、任意には肉片を褐色に焼いた後に
行うことができ、ジュースは加熱し、容器を密閉した後
、流出により分離することができる。この場合に、この
肉は次の調理済み食品への使用に向ける中間製品とする
ことができる。
【0022】加熱および冷却の後、肉又は肉を含む調理
済み食品は包装し、冷却し、冷凍し、又は殺菌すること
もできる。本発明によって得た生成物は沸騰水で、電子
レンジ内で赤外線オーブン内でガスオーブン内で処理す
ることにより、戻すことができる。
済み食品は包装し、冷却し、冷凍し、又は殺菌すること
もできる。本発明によって得た生成物は沸騰水で、電子
レンジ内で赤外線オーブン内でガスオーブン内で処理す
ることにより、戻すことができる。
【0023】
【発明の効果】肉のテクスチャーは、冷凍や戻しに含ま
れる熱処理にもかかわらず、時間の関数として安定化さ
れ、即ち、均等に、一定して、正確に画定される。肉は
優れた官能的特性を有し、特にジューシィで、柔軟で、
かつ良好なフレーバを有する。本発明の方法によって、
肉の最初のテクスチャーは処理,貯蔵および戻し操作の
間保持される。本発明の収量はポリリン酸塩を添加して
得られる収量に匹敵する。
れる熱処理にもかかわらず、時間の関数として安定化さ
れ、即ち、均等に、一定して、正確に画定される。肉は
優れた官能的特性を有し、特にジューシィで、柔軟で、
かつ良好なフレーバを有する。本発明の方法によって、
肉の最初のテクスチャーは処理,貯蔵および戻し操作の
間保持される。本発明の収量はポリリン酸塩を添加して
得られる収量に匹敵する。
【0024】ホエイ蛋白質は家禽肉に対し望ましい白色
化効果を有する。本発明を次例により説明する。例中パ
ーセントは、重量基準とする。これ等の例中、全体の収
量は処理後に得た肉の、最初に使用した肉に対する重量
パーセントで示す。加熱収量は加熱後に得た肉のマリネ
ードした肉に対する重量パーセントである。即ち次の通
りである。
化効果を有する。本発明を次例により説明する。例中パ
ーセントは、重量基準とする。これ等の例中、全体の収
量は処理後に得た肉の、最初に使用した肉に対する重量
パーセントで示す。加熱収量は加熱後に得た肉のマリネ
ードした肉に対する重量パーセントである。即ち次の通
りである。
【0025】
【式2】
【0026】
例1−6
1. 75%の乳糖、12%の蛋白質、8.8%の無
機質および5%の脂肪から成る、カマンベールチーズの
製造から得たホエイ(固形物含量6.5%)を15%の
固形物含量に蒸発濃縮する。最初のpH6.3は6.1
に下がる。ついで濃縮物を二重壁のタンク内で、攪拌し
ながら95℃で30分間熱処理をする。凝集物が形成さ
れる。その懸濁液を水酸化ナトリウム水の添加によって
pH7に調節する。温度を50℃に調節した後、懸濁液
を20,000から40,000ダルトンの分子量分画
帯を有する膜を備えたモジュールで保留液が21から2
2%の固形物含量を有する迄限外濾過する。最後に保留
液を噴霧乾燥する。
機質および5%の脂肪から成る、カマンベールチーズの
製造から得たホエイ(固形物含量6.5%)を15%の
固形物含量に蒸発濃縮する。最初のpH6.3は6.1
に下がる。ついで濃縮物を二重壁のタンク内で、攪拌し
ながら95℃で30分間熱処理をする。凝集物が形成さ
れる。その懸濁液を水酸化ナトリウム水の添加によって
pH7に調節する。温度を50℃に調節した後、懸濁液
を20,000から40,000ダルトンの分子量分画
帯を有する膜を備えたモジュールで保留液が21から2
2%の固形物含量を有する迄限外濾過する。最後に保留
液を噴霧乾燥する。
【0027】得られた変性ホエイ蛋白質は次の組成、
%固形物
96
蛋白質
40
脂 肪 5
乳 糖 38
無
機質 13 水
分
4を有
し、変性の程度(ケルダール法)は18%である。
%固形物
96
蛋白質
40
脂 肪 5
乳 糖 38
無
機質 13 水
分
4を有
し、変性の程度(ケルダール法)は18%である。
【0028】2−6. 処理法は例1の通りである。
但し、熱変性処理は上記装置にてかつ6.5%の固形物
を有する、即ち濃縮しないホエイから出発する下記表1
に示す処理温度と時間の条件下で実施する。
を有する、即ち濃縮しないホエイから出発する下記表1
に示す処理温度と時間の条件下で実施する。
【0029】
【表1】
表1 例 装 置
温度(℃) 時
間(分) 変性率(%)─────────────
────────────────────── 2
表面かき 110−112
6 70
取り式 熱交換器 3 表面かき 10
7 5 6
0 取り式 熱交換器 4 プレート式 110−112
6 70
熱交換器 5 プレート式 9
5 5 5
0 熱交換器 6 UHT(超 125
3 70
高温) 殺菌器
表1 例 装 置
温度(℃) 時
間(分) 変性率(%)─────────────
────────────────────── 2
表面かき 110−112
6 70
取り式 熱交換器 3 表面かき 10
7 5 6
0 取り式 熱交換器 4 プレート式 110−112
6 70
熱交換器 5 プレート式 9
5 5 5
0 熱交換器 6 UHT(超 125
3 70
高温) 殺菌器
【0030】
例7
整形し、脂肪を除いた、重量0.3kgの豚の腰肉の肉
片を、4℃に保持した加熱用の戸棚で解凍する。肉片は
5.5から5.8のpHを有する。原料肉の15%に相
当するマリネードを多針注入器によって肉片の中心に注
入する。注入するマリネードは次の組成を有する。
% 例1記載の変性ホ
エイ蛋白質(DWPs) 18
結晶グルコース
7.9 塩
4.9
水
69.2
片を、4℃に保持した加熱用の戸棚で解凍する。肉片は
5.5から5.8のpHを有する。原料肉の15%に相
当するマリネードを多針注入器によって肉片の中心に注
入する。注入するマリネードは次の組成を有する。
% 例1記載の変性ホ
エイ蛋白質(DWPs) 18
結晶グルコース
7.9 塩
4.9
水
69.2
【0031】それは塩とグルコースを冷水に溶
解し、激しく攪拌しながらDWPsを混入することによ
り調製する。注入後、被覆用マリネードで被覆した後、
軟化用の混和装置内において10℃で30分間混和する
。被覆用マリネードは原料肉の7%に相当し、次の組成
を有する。
% 肉抽出液の加水分
解物
49 天然の殿粉
12 植物油
20
還元糖
6 水
13
解し、激しく攪拌しながらDWPsを混入することによ
り調製する。注入後、被覆用マリネードで被覆した後、
軟化用の混和装置内において10℃で30分間混和する
。被覆用マリネードは原料肉の7%に相当し、次の組成
を有する。
% 肉抽出液の加水分
解物
49 天然の殿粉
12 植物油
20
還元糖
6 水
13
【0032】次に肉を湿度
を制御したオーブン内で、低温度で短時間の加熱により
、75℃の中心温度まで処理する。次に肉を換気付トン
ネル内で15℃に冷却する。 肉を薄切りに切断した後、柔軟な煮沸保証付のプラスチ
ック材料の袋の中に、ソースと共に入れ、次にそれを密
閉する。最後にその袋を−30℃で冷凍する。加熱収率
は78%であり、全体収率は93%である。
を制御したオーブン内で、低温度で短時間の加熱により
、75℃の中心温度まで処理する。次に肉を換気付トン
ネル内で15℃に冷却する。 肉を薄切りに切断した後、柔軟な煮沸保証付のプラスチ
ック材料の袋の中に、ソースと共に入れ、次にそれを密
閉する。最後にその袋を−30℃で冷凍する。加熱収率
は78%であり、全体収率は93%である。
【0033】
比較例A−D
A. 比較として、マリネードを注入しない肉の場合
、加熱収率は74%であり、全体収率は81%である。 更に、沸騰水で15分間戻した後、中心の温度は60℃
であり、注入した肉のテクスチャーは柔らかで柔軟であ
り、一方注入していない肉はジューシィでない、堅い、
そして異質のテクスチャーを有する。
、加熱収率は74%であり、全体収率は81%である。 更に、沸騰水で15分間戻した後、中心の温度は60℃
であり、注入した肉のテクスチャーは柔らかで柔軟であ
り、一方注入していない肉はジューシィでない、堅い、
そして異質のテクスチャーを有する。
【0034】B−D. 熱変性ホエイ蛋白質の、天然
ホエイ蛋白質以上の注入の利点を証明するために、注入
マリネードは原料肉を基準として15%のマリネードを
注入した後原料肉中0.95%のホエイ蛋含量となるよ
うに、それ等の組成により8%(例C)および12%の
天然ホエイ蛋白質(例B)を含有する以外は、豚の腰肉
を例7に記載したと同様な方法で加熱する。又マリネー
ドは4.6%の塩、100%にする水およびグルコース
を含有する。それ以外は被覆をしない。例Dでは注入を
しない。戻し操作は上記比較例Aと同様な方法で行なう
。 収率およびテクスチャーについての結果を下記の表2に
示す。
ホエイ蛋白質以上の注入の利点を証明するために、注入
マリネードは原料肉を基準として15%のマリネードを
注入した後原料肉中0.95%のホエイ蛋含量となるよ
うに、それ等の組成により8%(例C)および12%の
天然ホエイ蛋白質(例B)を含有する以外は、豚の腰肉
を例7に記載したと同様な方法で加熱する。又マリネー
ドは4.6%の塩、100%にする水およびグルコース
を含有する。それ以外は被覆をしない。例Dでは注入を
しない。戻し操作は上記比較例Aと同様な方法で行なう
。 収率およびテクスチャーについての結果を下記の表2に
示す。
【0035】
【表2】
表2 例 ホエイ
蛋白質 加熱収率
テクスチャー
(%) 平
均味覚記号1 注 解────────
─────────────────────────
── B 天然の、限外
78 7
最初は柔かく、 濾過によって
得た、
次に咀嚼後砂状
60%蛋白質 C 天然の、カラム
68 6 ジュー
シィで クロマトグラフィ
ない2 によって得た
、 90%蛋白質 D(無注入)───
74 5 ジューシ
ィで
ない堅い、
そし
て異質の 7 DWPs40%蛋白質 78
7−8 柔らかくそして
(読み出し)
正常な凡例: 1. 記号の数字が高い程テクス
チャーがよい。 2. 例Cの場合に、この蛋白質は溶解中に拡がらな
いから使用することが困難である。
表2 例 ホエイ
蛋白質 加熱収率
テクスチャー
(%) 平
均味覚記号1 注 解────────
─────────────────────────
── B 天然の、限外
78 7
最初は柔かく、 濾過によって
得た、
次に咀嚼後砂状
60%蛋白質 C 天然の、カラム
68 6 ジュー
シィで クロマトグラフィ
ない2 によって得た
、 90%蛋白質 D(無注入)───
74 5 ジューシ
ィで
ない堅い、
そし
て異質の 7 DWPs40%蛋白質 78
7−8 柔らかくそして
(読み出し)
正常な凡例: 1. 記号の数字が高い程テクス
チャーがよい。 2. 例Cの場合に、この蛋白質は溶解中に拡がらな
いから使用することが困難である。
【0036】試験の中で、DWPsは天然の蛋白質以上
の若干の利点を示し、 − それ等は激しい攪拌により水中で容易に分散し、
天然のホエイ蛋白質の特性である起泡性を有しない。
の若干の利点を示し、 − それ等は激しい攪拌により水中で容易に分散し、
天然のホエイ蛋白質の特性である起泡性を有しない。
【0037】− DWPsは熱の影響下でゲル化特性
を有しない。対照的に天然ホエイ蛋白質は使用した加熱
条件下で完全にはゲル化しない。これは、明らかにまだ
ゲル化していない懸濁した蛋白質粒子の存在による比較
例Bで観察された砂状の特性を説明している。
を有しない。対照的に天然ホエイ蛋白質は使用した加熱
条件下で完全にはゲル化しない。これは、明らかにまだ
ゲル化していない懸濁した蛋白質粒子の存在による比較
例Bで観察された砂状の特性を説明している。
【0038】− DWPsはより多くの水を保持し、
肉に安定した、よりジューシィで柔らかい、均質なテク
スチャーを付与する結合剤として作用する。
肉に安定した、よりジューシィで柔らかい、均質なテク
スチャーを付与する結合剤として作用する。
【0039】
例8−12
種々の肉片を、原料肉を基準として10又は20%の量
の混入マリネードを使用して、例7に記載したと同様な
方法で処理する。混合マリネードは次の組成を有する、
% 例1のDWP濃縮物
9−15 (40%の蛋白質を含有
する) 3.6−6 馬鈴薯殿粉
9−12.7 乳糖
6
塩
4.5
水
10
0にする量
の混入マリネードを使用して、例7に記載したと同様な
方法で処理する。混合マリネードは次の組成を有する、
% 例1のDWP濃縮物
9−15 (40%の蛋白質を含有
する) 3.6−6 馬鈴薯殿粉
9−12.7 乳糖
6
塩
4.5
水
10
0にする量
【0040】マリネードを調製するため、塩
と乳糖を最初にタンク中の10℃の水に溶解し、その後
、殿粉とDWPsを激しく攪拌しながら混合する。10
℃で溶解しない殿粉の沈降を防止するため、タンクの内
容物を肉に混入する間、連続的に攪拌する。
と乳糖を最初にタンク中の10℃の水に溶解し、その後
、殿粉とDWPsを激しく攪拌しながら混合する。10
℃で溶解しない殿粉の沈降を防止するため、タンクの内
容物を肉に混入する間、連続的に攪拌する。
【0041】上記のマリネードは注入によるか又は混和
によるかの何れかで混入する。後者の場合、混和は15
分続け、被覆用マリネードは使用しない。方法の条件と
得られた結果を下記の表3に記述する。
によるかの何れかで混入する。後者の場合、混和は15
分続け、被覆用マリネードは使用しない。方法の条件と
得られた結果を下記の表3に記述する。
【0042】
【表3】
【0043】
比較例E−J
比較として、同様な肉片を同様な方法で、原料肉を基準
として20%のポリリン酸塩を含有する水溶液の注入(
注入したポリリン酸の含量は、P2 05 として示し
て、原料肉を基準として0.3%である、例E)又は注
入しない(例F−J)の何れかで調製した。方法の条件
と結果を下記の表4に示す。
として20%のポリリン酸塩を含有する水溶液の注入(
注入したポリリン酸の含量は、P2 05 として示し
て、原料肉を基準として0.3%である、例E)又は注
入しない(例F−J)の何れかで調製した。方法の条件
と結果を下記の表4に示す。
【0044】
【表4】
【0045】ポリリン酸塩と比べて、DWPsと馬鈴薯
殿粉の混合物は実質的に同等の収率を得ることが可能で
ある(8はEと比べて)。テクスチャーの観点から、そ
れは柔らかく、ジューシィで、柔軟で、かつ最初の肉の
特徴を保持しているが、ポリリン酸塩のものは肉の繊維
性構造を分らなくし、調理済み食品のテクスチャーに似
た「保存品の特性を示した」テクスチャーである。8で
得られた安定化したテクスチャーは−10℃および−2
0℃で少くとも6ケ月の貯蔵期間中保持されるが、Eに
よるものは、肉が貯蔵中ジューシィでないものになる。
殿粉の混合物は実質的に同等の収率を得ることが可能で
ある(8はEと比べて)。テクスチャーの観点から、そ
れは柔らかく、ジューシィで、柔軟で、かつ最初の肉の
特徴を保持しているが、ポリリン酸塩のものは肉の繊維
性構造を分らなくし、調理済み食品のテクスチャーに似
た「保存品の特性を示した」テクスチャーである。8で
得られた安定化したテクスチャーは−10℃および−2
0℃で少くとも6ケ月の貯蔵期間中保持されるが、Eに
よるものは、肉が貯蔵中ジューシィでないものになる。
【0046】子牛肉に対して(9はGと比べて)、DW
Psと馬鈴薯殿粉の注入は、種々の組成の肩肉のテクス
チャーを標準化することによって、工業的規模で実施す
ることは困難である、肉片を小さく切断することが避け
られる。
Psと馬鈴薯殿粉の注入は、種々の組成の肩肉のテクス
チャーを標準化することによって、工業的規模で実施す
ることは困難である、肉片を小さく切断することが避け
られる。
【0047】家きん肉に関する限り、(11はIと比べ
てそして12はJと比べて)DWPsと殿粉の注入は、
粒子の分離なしにジューシィなテクスチャーを付与し、
肉を白色化する。
てそして12はJと比べて)DWPsと殿粉の注入は、
粒子の分離なしにジューシィなテクスチャーを付与し、
肉を白色化する。
【0048】
例13−14
上記の例の肉より多くのコラーゲンを含有する、品質の
劣る肉片は、前記の例の場合(とろ火で長期の煮込み)
よりも高い温度で長期の加熱を必要とする。
劣る肉片は、前記の例の場合(とろ火で長期の煮込み)
よりも高い温度で長期の加熱を必要とする。
【0049】コラーゲンの比較的多い肉は解凍し、0か
ら2℃に加熱する。小さな角形に切断後、肉を4℃で完
全に解凍し、その後肉に、多針注入器によって次の組成
を有する注入マリネードを注入する。
% 例1のDWP濃縮物
15.2 加工コーンスターチ
1
0.8 乳糖
12.5 塩
7.7
水
100に合わせ
る
ら2℃に加熱する。小さな角形に切断後、肉を4℃で完
全に解凍し、その後肉に、多針注入器によって次の組成
を有する注入マリネードを注入する。
% 例1のDWP濃縮物
15.2 加工コーンスターチ
1
0.8 乳糖
12.5 塩
7.7
水
100に合わせ
る
【0050】ついで肉片を例7に記載したと同様な方
法で、被覆するマリネードと混和する。ついで肉片を褐
色に焼き、ついで加熱した煮出汁と共に食器に入れる。 ついで蒸気を飽和した空気の存在下で95℃の中心温度
迄加熱する。液を排出後肉片を冷却し、ついで野菜のつ
け合わせおよびソースと共に容器に入れる。容器の上に
蓋をし、ボール箱に入れ、最後に−30℃で冷凍する。 家庭用の赤外線オーブン又は電子レンジ内で食べられる
ようにした後、肉を試食する。肉の特性、注入条件およ
び試験の結果は下記の表5に示す。
法で、被覆するマリネードと混和する。ついで肉片を褐
色に焼き、ついで加熱した煮出汁と共に食器に入れる。 ついで蒸気を飽和した空気の存在下で95℃の中心温度
迄加熱する。液を排出後肉片を冷却し、ついで野菜のつ
け合わせおよびソースと共に容器に入れる。容器の上に
蓋をし、ボール箱に入れ、最後に−30℃で冷凍する。 家庭用の赤外線オーブン又は電子レンジ内で食べられる
ようにした後、肉を試食する。肉の特性、注入条件およ
び試験の結果は下記の表5に示す。
【0051】
【表5】
表5 例 肉
注入率 全体の収
率 テクスチャーの記号
%
%───────────────────
──────────────── 13 豚
のシチュ 10 7
2 8 14 角切り
牛肉の 10 70
8 赤ブドウ
酒煮
表5 例 肉
注入率 全体の収
率 テクスチャーの記号
%
%───────────────────
──────────────── 13 豚
のシチュ 10 7
2 8 14 角切り
牛肉の 10 70
8 赤ブドウ
酒煮
【0052】
比較例K−L
比較として、同様な肉(K:豚肉,L:牛肉)をポリリ
ン酸塩の10%水溶液の注入によって処理した(注入し
たポリリン酸塩の含量は原料肉を基準として、P2 O
5 として示し0.3%である)。ポリリン酸を含有す
る肉は記号7と判定される。それ等は更に堅くしまり、
繊維を分らなくする。
ン酸塩の10%水溶液の注入によって処理した(注入し
たポリリン酸塩の含量は原料肉を基準として、P2 O
5 として示し0.3%である)。ポリリン酸を含有す
る肉は記号7と判定される。それ等は更に堅くしまり、
繊維を分らなくする。
【0053】
例15−16
蛋白質を基準として15%の脂肪および16から18%
のコラーゲンを含有する原料牛肉を荒く切り、その後次
の組成、
% 例1のDWP濃縮物
13
.8 加工コンスターチ
8.
1 塩,還元糖およびフレーバ付与剤
11 水
67.1を有するマ
リネードを添加する。
のコラーゲンを含有する原料牛肉を荒く切り、その後次
の組成、
% 例1のDWP濃縮物
13
.8 加工コンスターチ
8.
1 塩,還元糖およびフレーバ付与剤
11 水
67.1を有するマ
リネードを添加する。
【0054】肉をマリネード(原料肉の15%に相当す
る)と混合する次に6mmの粒子に細かく切り、一端の
み閉じたケーシングにいれる。次に肉を沸騰水の中で中
心温度を90℃以上に保持するように45分間加熱する
。 加熱後、肉は液を抜き、ケーシングを密閉し急速に冷却
し、ついで冷凍する。
る)と混合する次に6mmの粒子に細かく切り、一端の
み閉じたケーシングにいれる。次に肉を沸騰水の中で中
心温度を90℃以上に保持するように45分間加熱する
。 加熱後、肉は液を抜き、ケーシングを密閉し急速に冷却
し、ついで冷凍する。
【0055】全体の収率、即ち液を排出した加熱肉の、
使用した原料肉に対してのパーセントは80から83%
である。比較として、マリネードの混入なしでの同一方
法による収率は62から65%である。
使用した原料肉に対してのパーセントは80から83%
である。比較として、マリネードの混入なしでの同一方
法による収率は62から65%である。
【0056】16. 例15に記載したと同様な脂肪
とコラーゲン含量を有する原料牛肉を25から30gの
重量の立方体に切断し、ついで原料肉を基準として15
%のマリネードを多針注入器を使用して注入する。
とコラーゲン含量を有する原料牛肉を25から30gの
重量の立方体に切断し、ついで原料肉を基準として15
%のマリネードを多針注入器を使用して注入する。
【0057】注入マリネードは次の組成、
%
例1のDWP濃縮物
13.8
加工コーンスターチ
8.1
塩,還元糖およびフレーバ付与剤
14.5 水
63.6を有する。
%
例1のDWP濃縮物
13.8
加工コーンスターチ
8.1
塩,還元糖およびフレーバ付与剤
14.5 水
63.6を有する。
【0058】注入後、肉を原料肉の3%に相当する油を
主成分とした被覆用マリネードの存在下で混和する。次
に肉片を褐色に焼き、ケーシングに入れ、例15に記載
したと同様な操作で処理する。その全体収率は80%で
あるが、マリネードを注入しない同様な方法による全体
収率は63%である。
主成分とした被覆用マリネードの存在下で混和する。次
に肉片を褐色に焼き、ケーシングに入れ、例15に記載
したと同様な操作で処理する。その全体収率は80%で
あるが、マリネードを注入しない同様な方法による全体
収率は63%である。
Claims (9)
- 【請求項1】 マリネードを完全に吸収するように、
肉を乳蛋白質含有マリネードで処理する、調理用の肉の
テクスチャーを改良する法において、原料肉に0.5か
ら2.5重量%の量の熱変性ホエイ蛋白質を添加するこ
とを特徴とする、上記肉テクスチャーの改良法。 - 【請求項2】 ホエイ蛋白質を50から90%量まで
変性する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 原料肉を基準として10から22重量
%の量のマリネードを注入および/又は混和添加する、
請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 マリネードは変性ホエイ蛋白質に加え
て7から13重量%の非糊殿粉を含有する、請求項1記
載の方法。 - 【請求項5】 肉は牛肉,豚肉,羊肉,子羊肉,子牛
肉,家禽肉又は猟鳥肉から選択し、全肉,薄切り肉、角
切り肉およびこまぎれ肉から選択した肉片の形態である
、請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 変性ホエイ蛋白質をスイートホエイか
ら調製し、任意に蒸発濃縮し、必要ならばpHを6から
6.2に調節し、スイートホエイを95から125℃で
3から30分処理し、ついで中和し、限外濾過によって
分散液を濃縮し、続いて乾燥する、請求項1記載の方法
。 - 【請求項7】 マリネードを吸収後、肉を加熱し、冷
却し、深凍結し;又は滅菌する、請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 肉を低温で短時間加熱し、マリネード
は65から75℃でゲル化する殿粉を含有する、コラー
ゲンの少ない赤肉の製造のための請求項7に記載の方法
。 - 【請求項9】 肉は高温で長時間加熱し、そしてマリ
ネードは90から100℃でゲル化する殿粉を含有する
、コラーゲンの多い高脂肪の肉の製造のための請求項7
に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT901025627 | 1990-02-09 | ||
EP90102562 | 1990-02-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04211343A true JPH04211343A (ja) | 1992-08-03 |
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Family
ID=8203623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP2804852B2 (ja) |
AR (1) | AR245351A1 (ja) |
AU (1) | AU640444B2 (ja) |
CA (1) | CA2035547C (ja) |
DE (1) | DE69106733T2 (ja) |
DK (1) | DK0442361T3 (ja) |
ES (1) | ES2067058T3 (ja) |
FI (1) | FI107118B (ja) |
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DE19503222C2 (de) * | 1995-02-02 | 1997-04-17 | Reinert H & E Kg | Rohpökelerzeugnis aus Fleisch und Verfahren zu seiner Herstellung |
US6187367B1 (en) * | 1997-09-25 | 2001-02-13 | Protein Technologies International, Inc. | Low viscosity meat emulsion and process for producing a protein composition useful to form a low viscosity meat emulsion |
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NZ195928A (en) * | 1979-12-31 | 1982-12-21 | Stauffer Chemical Co | Protein fortified red meat |
US4348420A (en) * | 1980-08-25 | 1982-09-07 | Nutrisearch Company | Process for binding comminuted meat |
US4492712A (en) * | 1983-10-17 | 1985-01-08 | Corning Glass Works | Use of hydrolyzed whey products in fermented sausages |
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- 1991-02-07 NO NO910484A patent/NO301514B1/no not_active IP Right Cessation
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