JPH04210809A - 連続圧延機の速度制御方法 - Google Patents
連続圧延機の速度制御方法Info
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- JPH04210809A JPH04210809A JP2410398A JP41039890A JPH04210809A JP H04210809 A JPH04210809 A JP H04210809A JP 2410398 A JP2410398 A JP 2410398A JP 41039890 A JP41039890 A JP 41039890A JP H04210809 A JPH04210809 A JP H04210809A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 12
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 104
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 7
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 abstract description 10
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 abstract 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/48—Tension control; Compression control
- B21B37/52—Tension control; Compression control by drive motor control
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は連続圧延機の複数の圧延
スタンド中における1つの圧延スタンドを、圧延速度の
要となるべき圧延スタンド、即ちピボットスタンドと定
め、当該圧延スタンドの圧延速度を基準にしてその上流
側及び下流側圧延スタンドに夫々サスセシブ速度補正信
号により速度制御を行う連続圧延機の速度制御方法に関
する。 [0002] 【従来の技術】従来連続圧延機における速度制御方法と
しては連続圧延機を構成する複数の圧延スタンド中の1
つの圧延スタンドを、その圧延速度を基準速度として扱
うピボットスタンドと定め、その上流側、下流側の他の
圧延スタンドの速度をピボットスタンドの圧延速度に準
じて定め、他の圧延スタンドの速度制御域が能力を越え
ると、ピボットスタンドを他のスタンドに変更して全圧
延スタンドについて夫々の能力の範囲内で速度制御を行
うようにした方法が提案されている(特開昭58−86
920号公報)。 [0003]ところで圧延機の駆動装置としては従来、
速度制御性の点で有利な直流電動機が用いられてきたが
、近年のパワーエレクトロニクス及びコンピュータの発
展に伴って応答性に優れた交流電動機も用いられており
、前述した如き連続圧延機においては圧延材の板厚、板
幅精度の向上を目的として下流側圧延スタンド用として
交流電動機を用いる方式が採用されており、上流側圧延
スタンド用の直流電動機との併用方式となっている。 [0004]
スタンド中における1つの圧延スタンドを、圧延速度の
要となるべき圧延スタンド、即ちピボットスタンドと定
め、当該圧延スタンドの圧延速度を基準にしてその上流
側及び下流側圧延スタンドに夫々サスセシブ速度補正信
号により速度制御を行う連続圧延機の速度制御方法に関
する。 [0002] 【従来の技術】従来連続圧延機における速度制御方法と
しては連続圧延機を構成する複数の圧延スタンド中の1
つの圧延スタンドを、その圧延速度を基準速度として扱
うピボットスタンドと定め、その上流側、下流側の他の
圧延スタンドの速度をピボットスタンドの圧延速度に準
じて定め、他の圧延スタンドの速度制御域が能力を越え
ると、ピボットスタンドを他のスタンドに変更して全圧
延スタンドについて夫々の能力の範囲内で速度制御を行
うようにした方法が提案されている(特開昭58−86
920号公報)。 [0003]ところで圧延機の駆動装置としては従来、
速度制御性の点で有利な直流電動機が用いられてきたが
、近年のパワーエレクトロニクス及びコンピュータの発
展に伴って応答性に優れた交流電動機も用いられており
、前述した如き連続圧延機においては圧延材の板厚、板
幅精度の向上を目的として下流側圧延スタンド用として
交流電動機を用いる方式が採用されており、上流側圧延
スタンド用の直流電動機との併用方式となっている。 [0004]
【発明が解決しようとする課題】ところで連続圧延で圧
延を行う場合、通板時にはストリップの張力を速く安定
させるため圧延機の駆動装置には高応答性が要求され、
また通板完了後の定常運転状態下においてはストリップ
の張力を一定に維持するために圧延機の漸速性、即ち前
段圧延スタンドから後段圧延スタンドに向けて統制の採
れた圧延速度パターンを維持することが必要となる。 [0005]Lかし、従来の如き連続圧延機の速度制御
方法では、ピボットスタンドを他の圧延スタンドにおけ
る制御域が能力を越えたときにこれを変更することとし
、上述した如きストリップの通板時、或いは定常運転時
等の如く連続圧延機の運転状態とは無関係に変更してい
るため、次のような問題があった。即ち[0006]a
)例えば直流電動機で駆動する圧延機スタンドをピボッ
トスタンドに選定すると、交流電動機の高応答性を活か
し得てストリップの通板時にストリップ張力を速く安定
させることはできる反面、通板完了後の定常運転状態下
においては交流電動機と直流電動機の応答性の違いのた
め圧延スタンド間の漸速性が保てずストリップ張力の変
動を生じる。 [0007]b)また交流電動機で駆動する圧延スタン
ドをピボットスタンドに選定すると、定常運転状態下で
の漸速性は保つことはできるが、通板時においては応答
性の悪い直流電動機で制御を行うためにストリップ張力
が安定するまでに時間を要する。 [0008]本発明は斯かる事情に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところはストリップの先端部の
位置に応じてピボットスタンドを切替えることにより、
通板時の如き過渡状態においては交流電動機の高応答性
を活かし、ストリップ張力を迅速に安定化させ、更に定
常運転状態下ではスタンド間の漸速性を保ち、ストリッ
プ張力を安定に保つことにより、板厚、板幅を精度良く
制御できる圧延機制御方法を提供するにある。 [0009]
延を行う場合、通板時にはストリップの張力を速く安定
させるため圧延機の駆動装置には高応答性が要求され、
また通板完了後の定常運転状態下においてはストリップ
の張力を一定に維持するために圧延機の漸速性、即ち前
段圧延スタンドから後段圧延スタンドに向けて統制の採
れた圧延速度パターンを維持することが必要となる。 [0005]Lかし、従来の如き連続圧延機の速度制御
方法では、ピボットスタンドを他の圧延スタンドにおけ
る制御域が能力を越えたときにこれを変更することとし
、上述した如きストリップの通板時、或いは定常運転時
等の如く連続圧延機の運転状態とは無関係に変更してい
るため、次のような問題があった。即ち[0006]a
)例えば直流電動機で駆動する圧延機スタンドをピボッ
トスタンドに選定すると、交流電動機の高応答性を活か
し得てストリップの通板時にストリップ張力を速く安定
させることはできる反面、通板完了後の定常運転状態下
においては交流電動機と直流電動機の応答性の違いのた
め圧延スタンド間の漸速性が保てずストリップ張力の変
動を生じる。 [0007]b)また交流電動機で駆動する圧延スタン
ドをピボットスタンドに選定すると、定常運転状態下で
の漸速性は保つことはできるが、通板時においては応答
性の悪い直流電動機で制御を行うためにストリップ張力
が安定するまでに時間を要する。 [0008]本発明は斯かる事情に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところはストリップの先端部の
位置に応じてピボットスタンドを切替えることにより、
通板時の如き過渡状態においては交流電動機の高応答性
を活かし、ストリップ張力を迅速に安定化させ、更に定
常運転状態下ではスタンド間の漸速性を保ち、ストリッ
プ張力を安定に保つことにより、板厚、板幅を精度良く
制御できる圧延機制御方法を提供するにある。 [0009]
【課題を解決するための手段1本発明に係る連続圧延機
の速度制御方法は、連続圧延機の複数の圧延スタンド中
における1つの圧延スタンドを、当該スタンドの圧延速
度を速度基準とするピボットスタンドと定め、該ピボッ
トスタンドから上流側スタンド及び下流側スタンドに夫
々サスセシブ速度修正を行うようにした連続圧延機の速
度制御方法において、被圧延材の先端部が前記ピボット
スタンドより下流側の圧延スタンドに達した後、ピボッ
トスタンドを池の圧延スタンドに切替えることを特徴と
する。 [00101 【作用]本発明方法にあってはこれによって、連続圧延
機の駆動装置として、高応答性が要求される通板時等に
は交流電動機の特性を生かし得、また漸速性が要求され
る通板後等にあっては直流電動機の特性を生かすことが
可能となる。 [00111 【実施例]以下本発明をその実施例を示す図面に基づき
具体的に説明する。第1図は本発明に係る連続圧延機の
速度制御方法の実施設備を示すブロック図であり、図中
#1. #2. #3・・・は圧延スタンド、1はスト
リップ、2は巻取機を示している。ストリップ1は図示
しない上流側の設備又はコイルから繰り出されて白抜き
矢符方向から連続圧延機に導かれ、複数のスタンドを経
、最終圧延スタンド#3を出て巻取機2に巻き取られる
ようになっている。 [0012]各圧延スタンド31. #2. #3は夫
々駆動装置3a、 3b、 3cにて個別に駆動される
ようになっている。最終圧延スタンド#3の駆動装置3
Cは交流電動機によって構成され、それよりも上流側の
圧延スタンドにおける駆動装置3a、 3b等は直流電
動機によって構成されている。各駆動装置3a、 3b
、 3cに対する速度制御は夫々速度設定器4a、4b
、4cにて個別に行われるよう構成されており、ストリ
ップ1の通板時には圧延スタンド#2をピボットスタン
ドとする速度制御が、またストリップ1の通板終了後は
圧延スタンド#3をピボットスタンドとする速度制御が
以下に説明する速度制御系にて行われるようになってい
る。 [0013]速度制御系は速度指令器5、切替器6、演
算補正器7a、 7b、 7c、加算器8a、 8b、
8c、補正器11a、 llb、 11c1乗算器1
2a、 12b、 12c等を備えている。速度指令器
5は連続圧延機に対する基準速度を速度指令信号として
加算器8c、8a 、乗算器12bへ出力するようにな
っている。 切替器6はタイミング指示器10からの信号に基づき接
点6aから接点6bに切替えられるよう構成されており
、また保持器9はタイミング指示器10からの指示信号
が入力されたとき、その時点で入力されている速度指令
信号を保持し、以後はその保持した速度指令信号を出力
するよう構成されている。 [0014]タイミング指示器10はストリップ1先端
部のトラッキング装置(図示せず)から信号を受信し、
ストリップ1の先端部が巻取機2に到達するのと同時又
はその直後に切替器6.保持器9へ指示信号を出力する
よう構成されており、連続圧延機に対するストリップ1
の通板時には切替器6を6a側に、また保持器9を非作
動状態に設定し、一方通板終了後、即ちストリップ1の
先端部が巻取機2に装着された後には切替器6を6b側
に設定し、また保持器9を作動状態に設定するようにな
っている。 [0015]なおこのタイミング指示器10からの指示
信号の発信はストリップ1の通板終了時点の前、後に行
う場合に限らず、ストリップ1の先端部がピボットスタ
ンドである圧延スタンド#2の下流側に位置する圧延ス
タンド#3に達した時点から、巻取機2に装着される迄
の開のいつの時点であってもよい。補正器11a、 l
lb、 llcは圧延スケジュールに基づく圧延条件に
応じて定まる各圧延スタンド#1〜#3固有の速度補正
係数が設定されている。演算補正器7a、 7b、 7
cはストリップ1の板厚、温度、ルーパトルクの外乱等
による圧延条件の変化に応じて各圧延スタンド#1〜#
3の補正速度を演算し、これを出力するよう構成されて
いる。以下連続圧延機におけるピボットスタンドの設定
をストリップの通板時と、定常運転時とに分けて説明す
る。 [0016]<ストリップ1の通板時〉ストリップ1の
通板時は直流電動機を駆動装置3bとするスタンド#2
をピボットスタンドとして速度制御を行う。 このため切替器6はその接片を接点6aに接触させてお
く。速度指令器5から出力された速度指令信号は切替器
6を経て乗算器12bに入力され、速度補正器11bか
ら入力される速度補正係数を乗算されて速度設定器4b
に入力され、駆動装置3bを制御し、圧延スタンド#2
のロールを所定の速度で駆動させる。 [0017]また速度指令器5から出力された速度指令
信号は加算器8a、 8cに入力され、演算補正器7a
、 7cからの補正信号を加算され、次いで乗算器12
a、 12cに入力され、補正器11a、 llcから
の速度補正係数を乗算された後、速度設定器4a、 4
cに入力され、直流電動機を用いた駆動装置3a、交流
電動機を用いた駆動装置3Cを駆動制御して圧延スタン
ド#1.#3のロールを夫々の速度で駆動させる。 而
して直流電動機を用いた駆動装置3bにて駆動される圧
延スタンド#2をピボットスタンドとすることによって
、交流電動機を用いた駆動装置3Cにて駆動される圧延
スタンド#3の高応答性を活かし迅速な張力の安定を図
り得ることとなる。 [0018]<ストリップ1の通板終了後〉ストリップ
1の先端が巻取機2に達してこれに固定されると、タイ
ミング指示器10から切替器6及び保持器9に切替信号
が出力され、切替器6の接片は接点6bに接触せしめら
れ、また保持器9がその時点の速度指令信号を保持し、
以後は速度指令器5に代わって保持器9から速度指令信
号が発せられることとなる。保持器9から出力された速
度指令信号は乗算器12cに入力され、補正器11Cか
らの速度補正係数を乗算され、駆動装置3Cに出力され
、圧延スタンド#3がピボットスタンドとして駆動され
る。 [0019]また保持器9から出力された速度指令信号
は加算器8bに入力され、演算補正器7bからの補正信
号を加算された後、切替器6を経て乗算器12b及び加
算器8aに入力される。乗算器12bに入力された速度
指令信号は補正器11bからの速度補正係数を乗算され
、速度設定器4bに入力され、駆動装置3bを制御して
ピボットスタンドである圧延スタンド#3の圧延速度を
基準速度としたときの速度で圧延スタンド#2を駆動制
御する。 [00201一方、加算器8aに入力された速度指令信
号は演算補正器7aから入力された補正信号を加算され
、更に乗算器12aにて補正器11aからの速度補正係
数を乗算された後、速度設定器4aに入力され、駆動装
置3aを制御してピボットスタンドである圧延スタンド
#3の圧延速度を基準速度としたときの速度で圧延スタ
ンド#1を駆動制御することとなる。而して交流電動機
を用いた駆動装置3cにて駆動される圧延スタンド#3
をピボットスタンドとすることによって、これに対する
他の圧延スタンド#2#1・・・の漸速性が保持出来て
、定常運転状態を容易に維持できることとなる。 なお
、図示していない連続圧延機の他の圧延スタンドについ
ても上記したのと同様の速度制御が行われる。 [00211また上記した実施例では通板時には圧延ス
タンド#2を、また定常運転時には圧延スタンド#3を
夫々ピボットスタンドとした場合について説明したが、
何らこれに限るものではなく、例えば連続圧延機中の直
流電動機を駆動装置とする圧延スタンド#1、或いはそ
の他の圧延スタンドを通板時のピボットスタンドとし、
また交流電動機を駆動装置に用い〜た他の圧延スタンド
(望ましくは先にピボットスタンドとされた圧延スタン
ドよりも下流側の圧延スタンド)を定常運転時のピボッ
トスタンドとして用いてもよいことは言うまでもない。 [0022] 【発明の効果】以上の如く本発明にあっては、被圧延材
の先端部の位置に応じてピボットスタンドと定める圧延
スタンドを変更することとしているから、通板時等にお
いては交流電動機の高応答性を活かして張力の安定を迅
速に図れ、また定常運転時等においては圧延スタンド相
互の漸速性を容易に維持し得て、スタンド間張力を安定
保持し得る等の優れた効果を奏するものである。
の速度制御方法は、連続圧延機の複数の圧延スタンド中
における1つの圧延スタンドを、当該スタンドの圧延速
度を速度基準とするピボットスタンドと定め、該ピボッ
トスタンドから上流側スタンド及び下流側スタンドに夫
々サスセシブ速度修正を行うようにした連続圧延機の速
度制御方法において、被圧延材の先端部が前記ピボット
スタンドより下流側の圧延スタンドに達した後、ピボッ
トスタンドを池の圧延スタンドに切替えることを特徴と
する。 [00101 【作用]本発明方法にあってはこれによって、連続圧延
機の駆動装置として、高応答性が要求される通板時等に
は交流電動機の特性を生かし得、また漸速性が要求され
る通板後等にあっては直流電動機の特性を生かすことが
可能となる。 [00111 【実施例]以下本発明をその実施例を示す図面に基づき
具体的に説明する。第1図は本発明に係る連続圧延機の
速度制御方法の実施設備を示すブロック図であり、図中
#1. #2. #3・・・は圧延スタンド、1はスト
リップ、2は巻取機を示している。ストリップ1は図示
しない上流側の設備又はコイルから繰り出されて白抜き
矢符方向から連続圧延機に導かれ、複数のスタンドを経
、最終圧延スタンド#3を出て巻取機2に巻き取られる
ようになっている。 [0012]各圧延スタンド31. #2. #3は夫
々駆動装置3a、 3b、 3cにて個別に駆動される
ようになっている。最終圧延スタンド#3の駆動装置3
Cは交流電動機によって構成され、それよりも上流側の
圧延スタンドにおける駆動装置3a、 3b等は直流電
動機によって構成されている。各駆動装置3a、 3b
、 3cに対する速度制御は夫々速度設定器4a、4b
、4cにて個別に行われるよう構成されており、ストリ
ップ1の通板時には圧延スタンド#2をピボットスタン
ドとする速度制御が、またストリップ1の通板終了後は
圧延スタンド#3をピボットスタンドとする速度制御が
以下に説明する速度制御系にて行われるようになってい
る。 [0013]速度制御系は速度指令器5、切替器6、演
算補正器7a、 7b、 7c、加算器8a、 8b、
8c、補正器11a、 llb、 11c1乗算器1
2a、 12b、 12c等を備えている。速度指令器
5は連続圧延機に対する基準速度を速度指令信号として
加算器8c、8a 、乗算器12bへ出力するようにな
っている。 切替器6はタイミング指示器10からの信号に基づき接
点6aから接点6bに切替えられるよう構成されており
、また保持器9はタイミング指示器10からの指示信号
が入力されたとき、その時点で入力されている速度指令
信号を保持し、以後はその保持した速度指令信号を出力
するよう構成されている。 [0014]タイミング指示器10はストリップ1先端
部のトラッキング装置(図示せず)から信号を受信し、
ストリップ1の先端部が巻取機2に到達するのと同時又
はその直後に切替器6.保持器9へ指示信号を出力する
よう構成されており、連続圧延機に対するストリップ1
の通板時には切替器6を6a側に、また保持器9を非作
動状態に設定し、一方通板終了後、即ちストリップ1の
先端部が巻取機2に装着された後には切替器6を6b側
に設定し、また保持器9を作動状態に設定するようにな
っている。 [0015]なおこのタイミング指示器10からの指示
信号の発信はストリップ1の通板終了時点の前、後に行
う場合に限らず、ストリップ1の先端部がピボットスタ
ンドである圧延スタンド#2の下流側に位置する圧延ス
タンド#3に達した時点から、巻取機2に装着される迄
の開のいつの時点であってもよい。補正器11a、 l
lb、 llcは圧延スケジュールに基づく圧延条件に
応じて定まる各圧延スタンド#1〜#3固有の速度補正
係数が設定されている。演算補正器7a、 7b、 7
cはストリップ1の板厚、温度、ルーパトルクの外乱等
による圧延条件の変化に応じて各圧延スタンド#1〜#
3の補正速度を演算し、これを出力するよう構成されて
いる。以下連続圧延機におけるピボットスタンドの設定
をストリップの通板時と、定常運転時とに分けて説明す
る。 [0016]<ストリップ1の通板時〉ストリップ1の
通板時は直流電動機を駆動装置3bとするスタンド#2
をピボットスタンドとして速度制御を行う。 このため切替器6はその接片を接点6aに接触させてお
く。速度指令器5から出力された速度指令信号は切替器
6を経て乗算器12bに入力され、速度補正器11bか
ら入力される速度補正係数を乗算されて速度設定器4b
に入力され、駆動装置3bを制御し、圧延スタンド#2
のロールを所定の速度で駆動させる。 [0017]また速度指令器5から出力された速度指令
信号は加算器8a、 8cに入力され、演算補正器7a
、 7cからの補正信号を加算され、次いで乗算器12
a、 12cに入力され、補正器11a、 llcから
の速度補正係数を乗算された後、速度設定器4a、 4
cに入力され、直流電動機を用いた駆動装置3a、交流
電動機を用いた駆動装置3Cを駆動制御して圧延スタン
ド#1.#3のロールを夫々の速度で駆動させる。 而
して直流電動機を用いた駆動装置3bにて駆動される圧
延スタンド#2をピボットスタンドとすることによって
、交流電動機を用いた駆動装置3Cにて駆動される圧延
スタンド#3の高応答性を活かし迅速な張力の安定を図
り得ることとなる。 [0018]<ストリップ1の通板終了後〉ストリップ
1の先端が巻取機2に達してこれに固定されると、タイ
ミング指示器10から切替器6及び保持器9に切替信号
が出力され、切替器6の接片は接点6bに接触せしめら
れ、また保持器9がその時点の速度指令信号を保持し、
以後は速度指令器5に代わって保持器9から速度指令信
号が発せられることとなる。保持器9から出力された速
度指令信号は乗算器12cに入力され、補正器11Cか
らの速度補正係数を乗算され、駆動装置3Cに出力され
、圧延スタンド#3がピボットスタンドとして駆動され
る。 [0019]また保持器9から出力された速度指令信号
は加算器8bに入力され、演算補正器7bからの補正信
号を加算された後、切替器6を経て乗算器12b及び加
算器8aに入力される。乗算器12bに入力された速度
指令信号は補正器11bからの速度補正係数を乗算され
、速度設定器4bに入力され、駆動装置3bを制御して
ピボットスタンドである圧延スタンド#3の圧延速度を
基準速度としたときの速度で圧延スタンド#2を駆動制
御する。 [00201一方、加算器8aに入力された速度指令信
号は演算補正器7aから入力された補正信号を加算され
、更に乗算器12aにて補正器11aからの速度補正係
数を乗算された後、速度設定器4aに入力され、駆動装
置3aを制御してピボットスタンドである圧延スタンド
#3の圧延速度を基準速度としたときの速度で圧延スタ
ンド#1を駆動制御することとなる。而して交流電動機
を用いた駆動装置3cにて駆動される圧延スタンド#3
をピボットスタンドとすることによって、これに対する
他の圧延スタンド#2#1・・・の漸速性が保持出来て
、定常運転状態を容易に維持できることとなる。 なお
、図示していない連続圧延機の他の圧延スタンドについ
ても上記したのと同様の速度制御が行われる。 [00211また上記した実施例では通板時には圧延ス
タンド#2を、また定常運転時には圧延スタンド#3を
夫々ピボットスタンドとした場合について説明したが、
何らこれに限るものではなく、例えば連続圧延機中の直
流電動機を駆動装置とする圧延スタンド#1、或いはそ
の他の圧延スタンドを通板時のピボットスタンドとし、
また交流電動機を駆動装置に用い〜た他の圧延スタンド
(望ましくは先にピボットスタンドとされた圧延スタン
ドよりも下流側の圧延スタンド)を定常運転時のピボッ
トスタンドとして用いてもよいことは言うまでもない。 [0022] 【発明の効果】以上の如く本発明にあっては、被圧延材
の先端部の位置に応じてピボットスタンドと定める圧延
スタンドを変更することとしているから、通板時等にお
いては交流電動機の高応答性を活かして張力の安定を迅
速に図れ、また定常運転時等においては圧延スタンド相
互の漸速性を容易に維持し得て、スタンド間張力を安定
保持し得る等の優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明方法の実施設備を示すブロック図である
。
。
1 ストリップ
2 巻取機
3a〜3c 駆動装置
4a〜4c 速度設定器
5 速度指令器
6 切替器
7a〜7c 演算補正器
8a〜8C加算器
9 保持器
10 タイミング指示器
11a〜11C補正器
12a〜12c 乗算器
Claims (1)
- 【請求項1】連続圧延機の複数の圧延スタンド中におけ
る1つの圧延スタンドを、当該スタンドの圧延速度を速
度基準とするピボットスタンドと定め、該ピボットスタ
ンドから上流側スタンド及び下流側スタンドに夫々サス
セシブ速度修正を行うようにした連続圧延機の速度制御
方法において、被圧延材の先端部が前記ピボットスタン
ドより下流側の圧延スタンドに達した後、ピボットスタ
ンドを他の圧延スタンドに切替えることを特徴とする連
続圧延機の速度制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410398A JP2636510B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 連続圧延機の速度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2410398A JP2636510B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 連続圧延機の速度制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210809A true JPH04210809A (ja) | 1992-07-31 |
JP2636510B2 JP2636510B2 (ja) | 1997-07-30 |
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ID=18519567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410398A Expired - Fee Related JP2636510B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 連続圧延機の速度制御方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2636510B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0753359A1 (en) * | 1995-07-10 | 1997-01-15 | Kawasaki Steel Corporation | Method and apparatus for continuous finishing hot-rolling a steel strip |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP2410398A patent/JP2636510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0753359A1 (en) * | 1995-07-10 | 1997-01-15 | Kawasaki Steel Corporation | Method and apparatus for continuous finishing hot-rolling a steel strip |
US5871138A (en) * | 1995-07-10 | 1999-02-16 | Kawasaki Steel Corporation | Method and apparatus for continuous finishing hot-rolling a steel strip |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2636510B2 (ja) | 1997-07-30 |
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