JPH04202827A - 後練り抜染可能織物の製造方法 - Google Patents
後練り抜染可能織物の製造方法Info
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- JPH04202827A JPH04202827A JP2319099A JP31909990A JPH04202827A JP H04202827 A JPH04202827 A JP H04202827A JP 2319099 A JP2319099 A JP 2319099A JP 31909990 A JP31909990 A JP 31909990A JP H04202827 A JPH04202827 A JP H04202827A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は絹糸や或は麻、木綿等のセルロース系繊維の未
精練の生糸と、該生糸を抜染可能に染色処理して得た染
色糸とを交織し、而る後精練や漂白を施すことを特徴と
する後練り抜染可能織物の製造方法に関し、その目的と
するところは、耐精練性を有し且つ抜染が容易にできる
織物の製造方法として、所謂先染製品有の色調の味と、
後染品特有の鮮明な染色絵付け、優れた風合い等を具備
した高級な゛染色織物を経済的に提供することにある。
精練の生糸と、該生糸を抜染可能に染色処理して得た染
色糸とを交織し、而る後精練や漂白を施すことを特徴と
する後練り抜染可能織物の製造方法に関し、その目的と
するところは、耐精練性を有し且つ抜染が容易にできる
織物の製造方法として、所謂先染製品有の色調の味と、
後染品特有の鮮明な染色絵付け、優れた風合い等を具備
した高級な゛染色織物を経済的に提供することにある。
〈従来の技術〉
従来この種織物はちりめん等としてよく知られているが
、これらの従来品をみると、例えば、(1)絹の生糸を
精練処理を行ない、染色加工を施しyだ後製織を行って
織布とし、而る後目的に応じて抜染や染色加工を行なう
ところの所謂先染製品といわれるもの、(2)生糸のま
\製織を行ない、而る後、精練、染色又は抜染、ゆのし
等を行なうところの所謂後染織物といわれるもの等があ
る。
、これらの従来品をみると、例えば、(1)絹の生糸を
精練処理を行ない、染色加工を施しyだ後製織を行って
織布とし、而る後目的に応じて抜染や染色加工を行なう
ところの所謂先染製品といわれるもの、(2)生糸のま
\製織を行ない、而る後、精練、染色又は抜染、ゆのし
等を行なうところの所謂後染織物といわれるもの等があ
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明者は、最近、ちりめん業界や一般消費者等から従
来品よりも更に一段と高級感を具備した染色織物のニー
ズが高まっていることを知り、」二記従来品について検
討を加えた結果、(1)の所謂先染製品においては、精
練及染色処理済の糸をもって製織する関係で、上記後染
製品が有するような優れた独特の風合いが得られないこ
と、又(2)の所謂後染製品については、独特の風合い
は得られるが、先染製品固有のつや、てり等の美麗な色
調感が得られないといった大きな欠点を有していること
が判明した。
来品よりも更に一段と高級感を具備した染色織物のニー
ズが高まっていることを知り、」二記従来品について検
討を加えた結果、(1)の所謂先染製品においては、精
練及染色処理済の糸をもって製織する関係で、上記後染
製品が有するような優れた独特の風合いが得られないこ
と、又(2)の所謂後染製品については、独特の風合い
は得られるが、先染製品固有のつや、てり等の美麗な色
調感が得られないといった大きな欠点を有していること
が判明した。
そこで本発明者は、これら従来品が有する欠点を改良し
、ニーズに応えうる製品の製造方法について種々研究改
良を重ねた結果、先染製品と後染製品が有する夫々の特
徴を組合せれば目的とするものが得られることを知り、
これらの組合せを可能ならしめるために必要な技術、工
程等について研究開発を加え、先づ、緯糸に先染糸を使
用して製織し、製織後精練する方法を試みたが、この場
合、先染処理において耐精練性を有する染着加工が必要
なところから、繊維に染着した染料の固着力が極めて強
(、為に精練後の抜染加工が困難になること、仮に抜染
し得たとしても抜染の周辺部分がぼけて鮮明な絵付は品
が得られないこと、或は又逆に先染糸を抜染可能に染色
を行なうと後練りの際脱色が生じるといった欠点が生じ
たので更に研究を行ない、経糸又は緯糸の何れかに用い
る先染糸の染色加工において、耐精練性を有し且つ抜染
可能な反応性染料を用いると共に、後練りの処理方法等
も併せて工夫すれば問題点が解決できることを知り、か
−る知見に基いて本発明を完成するに至った。
、ニーズに応えうる製品の製造方法について種々研究改
良を重ねた結果、先染製品と後染製品が有する夫々の特
徴を組合せれば目的とするものが得られることを知り、
これらの組合せを可能ならしめるために必要な技術、工
程等について研究開発を加え、先づ、緯糸に先染糸を使
用して製織し、製織後精練する方法を試みたが、この場
合、先染処理において耐精練性を有する染着加工が必要
なところから、繊維に染着した染料の固着力が極めて強
(、為に精練後の抜染加工が困難になること、仮に抜染
し得たとしても抜染の周辺部分がぼけて鮮明な絵付は品
が得られないこと、或は又逆に先染糸を抜染可能に染色
を行なうと後練りの際脱色が生じるといった欠点が生じ
たので更に研究を行ない、経糸又は緯糸の何れかに用い
る先染糸の染色加工において、耐精練性を有し且つ抜染
可能な反応性染料を用いると共に、後練りの処理方法等
も併せて工夫すれば問題点が解決できることを知り、か
−る知見に基いて本発明を完成するに至った。
〈問題点を解決するための手段〉
本発明は、絹糸、或は木綿、麻、レーヨン等のセルロー
ス系繊維糸の夫々を経糸又は緯糸として用いるか又は絹
糸とセルロース系繊維の何れか一方を経糸として他方を
緯糸として用い、当該経糸又は緯糸の何れか一方を未精
練の生糸のま\で、又他方を糸状で通常の精練処理、漂
白処理等を行ない、これに抜染可能な反応性染料を用い
て所望の図柄に染色を行なって染色糸とした後、この生
糸と染色糸の両糸を用いて製織を行なって織布を形成し
、次に該織布を、水に、セッケン、アルカリ剤を主剤と
して溶解させ、更に添加剤としてアニオン界面活性剤又
は非イオン界面活性剤、白湯汚染防止剤(非イオン界面
活性剤)及び金属イオン封鎖剤等を含有せしめてなる精
練液を用いて精練処理を行ない、精練処理が終了後酸化
漂白剤を用いて漂白処理を行なうことを特徴とする後練
り抜染可能織物の製造方法及び該方法によって得られた
織物に更に抜染加工又は染色加工を施してなる染色織物
に関するものである。
ス系繊維糸の夫々を経糸又は緯糸として用いるか又は絹
糸とセルロース系繊維の何れか一方を経糸として他方を
緯糸として用い、当該経糸又は緯糸の何れか一方を未精
練の生糸のま\で、又他方を糸状で通常の精練処理、漂
白処理等を行ない、これに抜染可能な反応性染料を用い
て所望の図柄に染色を行なって染色糸とした後、この生
糸と染色糸の両糸を用いて製織を行なって織布を形成し
、次に該織布を、水に、セッケン、アルカリ剤を主剤と
して溶解させ、更に添加剤としてアニオン界面活性剤又
は非イオン界面活性剤、白湯汚染防止剤(非イオン界面
活性剤)及び金属イオン封鎖剤等を含有せしめてなる精
練液を用いて精練処理を行ない、精練処理が終了後酸化
漂白剤を用いて漂白処理を行なうことを特徴とする後練
り抜染可能織物の製造方法及び該方法によって得られた
織物に更に抜染加工又は染色加工を施してなる染色織物
に関するものである。
本発明の織物に使用する糸は主として絹糸が中心となる
が、この他セルロース系繊維も使用でき例えば、木綿、
亜麻、黄麻、ラミー、ビスコース・レーヨンの糸等があ
げられる。
が、この他セルロース系繊維も使用でき例えば、木綿、
亜麻、黄麻、ラミー、ビスコース・レーヨンの糸等があ
げられる。
これらの素材からなる経糸又は緯糸の何れか一方を先染
糸にするには、先づ糸を通常の精練処理、漂白処理等を
行なった後染色加工を行なう。この染色加工には反応性
染料の中から耐精練性を有し且つ抜染可能なものを選択
使用しなければならない。この抜染可能な染料としては
例えばC1bacron染料(Cjbi社1品)、カヤ
ジオン染料(日本化薬製品)、Procion染料 C
1,CL社製品)等が好適である。これらの染料による
染色条件としては、先づ染料を助剤と共に溶解した染浴
中に浴比1:30〜1:50 で糸を浸漬し、30°C
〜40°Cで10分間経過後芒硝を添加し、そのま5の
条件を40〜50分間保持した後昇温を開始し、25〜
30分後に染浴温度を75〜80°Cになるように調整
し、この温度を保持しながらソーダ灰を添加、そのま\
40〜60分間温度を保持した後、水洗により洗浄を行
ない而る後60’Cで10分間のソーピングを2度繰返
して実施するのがよい。
糸にするには、先づ糸を通常の精練処理、漂白処理等を
行なった後染色加工を行なう。この染色加工には反応性
染料の中から耐精練性を有し且つ抜染可能なものを選択
使用しなければならない。この抜染可能な染料としては
例えばC1bacron染料(Cjbi社1品)、カヤ
ジオン染料(日本化薬製品)、Procion染料 C
1,CL社製品)等が好適である。これらの染料による
染色条件としては、先づ染料を助剤と共に溶解した染浴
中に浴比1:30〜1:50 で糸を浸漬し、30°C
〜40°Cで10分間経過後芒硝を添加し、そのま5の
条件を40〜50分間保持した後昇温を開始し、25〜
30分後に染浴温度を75〜80°Cになるように調整
し、この温度を保持しながらソーダ灰を添加、そのま\
40〜60分間温度を保持した後、水洗により洗浄を行
ない而る後60’Cで10分間のソーピングを2度繰返
して実施するのがよい。
又この染色工程においては系全体を均一に染色する他、
種々の方法により部分染色を行ない所望の図柄に染色し
てもよい。
種々の方法により部分染色を行ない所望の図柄に染色し
てもよい。
次にこのような先染糸を用いて織布を形成する場合には
、先染糸を経糸とした場合緯糸には未精練の生糸を用い
又未精練の生糸を経糸とした場合には緯糸に先染糸を用
いて一般のジャカー ド織機等により製織する。
、先染糸を経糸とした場合緯糸には未精練の生糸を用い
又未精練の生糸を経糸とした場合には緯糸に先染糸を用
いて一般のジャカー ド織機等により製織する。
このような構成からなる織布を精練処理するには、先づ
精練浴の水溶液中に入れる精練剤としては、石ケン、ア
ルカリ剤(例えば、ソーダ灰、硅曹、重ソウ、セスキ炭
酸ソーダ等)の他、アニオン界面活性剤又は非イオン界
面活性剤、白湯汚染防止剤としての非イオン界面活性剤
、金属イオン封鎖剤等が添加剤として必要であり、この
ような精練剤や助剤を含有する精練浴中に織布を浸漬し
、浴温96°C〜98°Cにて4〜6時間時間積練処理
を行なうとよい。又こ\て添加剤として使用するアニオ
ン界面活性剤としては、例えば、硫酸化油、アルキル硫
酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン
酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等か適用でき、
又白湯汚染防止剤としての非イオン界面活性剤としては
、酸化エチレン系、多価アルコール脂肪酸エステル系、
ポリエチレンイミン系や脂肪酸アルキロールアミド系等
が、更に金属イオン封鎖剤としては、ポリリン酸ナトリ
ウム、EDTAナトリウム、酒石酸、クエン酸の他キレ
ート化剤例えばアセチルアセトン、オキシン、グリシン
、エチレンジアミン、ビピリジン等が適用できる。
精練浴の水溶液中に入れる精練剤としては、石ケン、ア
ルカリ剤(例えば、ソーダ灰、硅曹、重ソウ、セスキ炭
酸ソーダ等)の他、アニオン界面活性剤又は非イオン界
面活性剤、白湯汚染防止剤としての非イオン界面活性剤
、金属イオン封鎖剤等が添加剤として必要であり、この
ような精練剤や助剤を含有する精練浴中に織布を浸漬し
、浴温96°C〜98°Cにて4〜6時間時間積練処理
を行なうとよい。又こ\て添加剤として使用するアニオ
ン界面活性剤としては、例えば、硫酸化油、アルキル硫
酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン
酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等か適用でき、
又白湯汚染防止剤としての非イオン界面活性剤としては
、酸化エチレン系、多価アルコール脂肪酸エステル系、
ポリエチレンイミン系や脂肪酸アルキロールアミド系等
が、更に金属イオン封鎖剤としては、ポリリン酸ナトリ
ウム、EDTAナトリウム、酒石酸、クエン酸の他キレ
ート化剤例えばアセチルアセトン、オキシン、グリシン
、エチレンジアミン、ビピリジン等が適用できる。
尚精練後の織布の白変を向上させるために漂白処理を行
なうが、この漂白処理には、例えば、過酸化水素、過硼
酸ソーダや過酸化ソーダ等の酸化漂白剤を用いる必要が
ある。
なうが、この漂白処理には、例えば、過酸化水素、過硼
酸ソーダや過酸化ソーダ等の酸化漂白剤を用いる必要が
ある。
本発明は上記した工程を有するところの先染糸を使用し
てなる後練り抜染可能織物の製造方法を提供するもので
あるが、本発明においては更に当該製造方法によって得
られた織物は勿論こ・、れらの織物に後加工としての抜
染加工又は染色加工が施された最終製品としての染色織
物も包含されるものである。
てなる後練り抜染可能織物の製造方法を提供するもので
あるが、本発明においては更に当該製造方法によって得
られた織物は勿論こ・、れらの織物に後加工としての抜
染加工又は染色加工が施された最終製品としての染色織
物も包含されるものである。
この後加工としての抜染加工や染色加工には手描き又は
スクリーン捺染法等の通常の技法を適用して行なえばよ
い。
スクリーン捺染法等の通常の技法を適用して行なえばよ
い。
く作用〉
本発明における先染糸の染色に使用する染料は反応性染
料であるため、繊維分子と共有結合を形成する関係で極
めて強力な染着力を有するものであり耐精練性を具備す
るものであるが、精練時又は精練後の漂白の際にハイド
ロサルファイドのような還元漂白剤を使用すると脱色が
生じるので本発明では酸化漂白剤を使用する。
料であるため、繊維分子と共有結合を形成する関係で極
めて強力な染着力を有するものであり耐精練性を具備す
るものであるが、精練時又は精練後の漂白の際にハイド
ロサルファイドのような還元漂白剤を使用すると脱色が
生じるので本発明では酸化漂白剤を使用する。
又抜染可能な染料を選択使用することにより、精練後の
後加工の際通常の抜染技法が容易に適用できるといった
特徴を有する。
後加工の際通常の抜染技法が容易に適用できるといった
特徴を有する。
〈実施例〉
以下に本発明の実施態様について具体的実施例を示して
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
実施例1
絹糸を公知の方法にて精練処理、漂白処理等を行なった
後、以下に示す処方にて染色加工を行なった。
後、以下に示す処方にて染色加工を行なった。
(1)染浴の準備として、水101中に、染料として反
応性染料(シバクロンイエロー6G、シバクロンレッド
、シバクロンブルー3Rを1:5、】0の比率で配合)
を4802、助剤として染料分散均染剤(アニオン界面
活性剤)を407を混入して染浴を形成する。
応性染料(シバクロンイエロー6G、シバクロンレッド
、シバクロンブルー3Rを1:5、】0の比率で配合)
を4802、助剤として染料分散均染剤(アニオン界面
活性剤)を407を混入して染浴を形成する。
(2)次に該染浴中に、浴比1:30で通常の精練、・
漂白処理済の絹糸を入れ、浴温40°Cで10分間経過
後芒硝(無水)を5002添加し、更に50分間その温
度を維持した後染浴の昇温を開始し、30分後に浴温が
80’Cになるように調整した。而して浴温か80°C
に達した後、ソーダ灰を2051添加してその浴温を5
0分間維持する。而る後染浴から染色糸を取出して水洗
した後ソーピングを60°Cで10分間を2度繰返して
行ない染色糸を形成する。
漂白処理済の絹糸を入れ、浴温40°Cで10分間経過
後芒硝(無水)を5002添加し、更に50分間その温
度を維持した後染浴の昇温を開始し、30分後に浴温が
80’Cになるように調整した。而して浴温か80°C
に達した後、ソーダ灰を2051添加してその浴温を5
0分間維持する。而る後染浴から染色糸を取出して水洗
した後ソーピングを60°Cで10分間を2度繰返して
行ない染色糸を形成する。
次にこのようにして得た染色糸を緯糸とし、又未精練の
絹の生糸を経糸としてジャカード織機で製織して織布を
形成し而る後、水1(lにケイ酸ナトリウム(30度ボ
ーメ)20CC1石ケン100ノ、アニオン系界面活性
剤102、白湯汚染防止剤として非イオン界面活性剤1
09、金属イオン封鎖剤としてキレート化剤を39等を
混入して得た精練浴中に上記織布を浸漬し、浴温を96
°C〜98°Cに保持しながら6時間精練処理を行ない
、続いて水に過酸化水素を2重量%含有せしめた酸化漂
白浴を用いて漂白処理を行なった結果、先染糸の染色の
色調に何等の影響を与えることなく後練りの優れた風合
いを具備した抜染可能な絹織物が得られることが判明し
た。
絹の生糸を経糸としてジャカード織機で製織して織布を
形成し而る後、水1(lにケイ酸ナトリウム(30度ボ
ーメ)20CC1石ケン100ノ、アニオン系界面活性
剤102、白湯汚染防止剤として非イオン界面活性剤1
09、金属イオン封鎖剤としてキレート化剤を39等を
混入して得た精練浴中に上記織布を浸漬し、浴温を96
°C〜98°Cに保持しながら6時間精練処理を行ない
、続いて水に過酸化水素を2重量%含有せしめた酸化漂
白浴を用いて漂白処理を行なった結果、先染糸の染色の
色調に何等の影響を与えることなく後練りの優れた風合
いを具備した抜染可能な絹織物が得られることが判明し
た。
実施例2
実施例1で得られた織布に、通常の抜染剤を用いてスク
リーン捺染法により抜染処理を行なった結果、鮮明な抜
染図柄が形成されると共に先染糸織物特有の光沢・色調
と後練り品独得の風合いをもったところの抜染絹織物が
得られた。
リーン捺染法により抜染処理を行なった結果、鮮明な抜
染図柄が形成されると共に先染糸織物特有の光沢・色調
と後練り品独得の風合いをもったところの抜染絹織物が
得られた。
実施例3
実施例2で得られた抜染絹織物の抜染部分に通常のスク
リーン捺染法により含金染料を含有する捺染糊を用いて
染色加工を行なった結果、先染糸織物特有の光沢・色調
と後練り後染織物か有する独得の風合いに富み且つ鮮明
な図柄と色彩を顕現した絹織物が得られた。
リーン捺染法により含金染料を含有する捺染糊を用いて
染色加工を行なった結果、先染糸織物特有の光沢・色調
と後練り後染織物か有する独得の風合いに富み且つ鮮明
な図柄と色彩を顕現した絹織物が得られた。
実施例4
実施例1で使用した絹糸の代りに麻糸を使用し実施例1
と同様の工程で処理した結果、実施例1と同様の麻織物
が得られることが判明した。
と同様の工程で処理した結果、実施例1と同様の麻織物
が得られることが判明した。
実施例5
実施例1で使用した絹糸の代りに、未精練の絹糸を経糸
とし、木綿糸を緯糸とし、該木綿糸を実施例1と同様に
して先染糸とし、この両糸を用いて以下実施例1と同様
にして実施例1と同様の絹と木綿の交織織物が得られる
ことが判明した。
とし、木綿糸を緯糸とし、該木綿糸を実施例1と同様に
して先染糸とし、この両糸を用いて以下実施例1と同様
にして実施例1と同様の絹と木綿の交織織物が得られる
ことが判明した。
〈発明の効果〉
以上説明の通り、本発明によれば、先染糸に使用する染
料が耐精練性と高堅牢度を有するものであるため先染糸
使用織物特有のてり、つや等の色調を保持した織物が得
られることは勿論、後練り製品でもあるため従来のちり
めんが有する独特の軟かい風合いも具備したものが得ら
れる他、後練りに於て白湯汚染防止剤を用いることによ
り先染糸による汚染が生じないこと、又漂白時に酸化漂
白剤を用いるので脱色が生じないこと、又先染糸に使用
する染料が抜染可能なものであるため後加工である抜染
加工が容易に実施できると同時に極めて鮮明な抜染図柄
が形成できるので抜染後の染色加工においても鮮明な染
色品が現出できる等々の特徴を有する関係から、本発明
によって得られる織物は、従来の先染品や後染品等と比
較し格段に美麗な織物として極めて高級感に富んだもの
となり、従来の高級ちりめんとしての利用は勿論、洋装
用織布、インチリヤ用織布等にも巾広(応用できるとこ
ろの産業上利用価値の高いものである。
料が耐精練性と高堅牢度を有するものであるため先染糸
使用織物特有のてり、つや等の色調を保持した織物が得
られることは勿論、後練り製品でもあるため従来のちり
めんが有する独特の軟かい風合いも具備したものが得ら
れる他、後練りに於て白湯汚染防止剤を用いることによ
り先染糸による汚染が生じないこと、又漂白時に酸化漂
白剤を用いるので脱色が生じないこと、又先染糸に使用
する染料が抜染可能なものであるため後加工である抜染
加工が容易に実施できると同時に極めて鮮明な抜染図柄
が形成できるので抜染後の染色加工においても鮮明な染
色品が現出できる等々の特徴を有する関係から、本発明
によって得られる織物は、従来の先染品や後染品等と比
較し格段に美麗な織物として極めて高級感に富んだもの
となり、従来の高級ちりめんとしての利用は勿論、洋装
用織布、インチリヤ用織布等にも巾広(応用できるとこ
ろの産業上利用価値の高いものである。
Claims (4)
- (1)(イ)絹からなる経糸と緯糸の何れか一方を未精
練の生糸のまゝで、他方を糸状で通常の精練処理、漂白
処理等を行ない、これに抜染可能な反応性染料を用いて
所望の図柄に染色を行なって染色糸となし、 (ロ)この両糸を用いて製織を行ない、得られた織布を
、水に、セッケン、アルカリ剤を溶解させ且つ添加剤と
してアニオン界面活性剤又は非イオン界面活性剤、白湯
汚染防止剤(非イオン界面活性剤)、金属イオン封鎖剤
等を含有せしめてなる精練液を用いて精練処理を行ない
、 (ハ)精練処理が終了後、酸化漂白剤を用いて漂白処理
を行なう。 これらの工程を有することを特徴とする後練り抜染可能
織物の製造方法。 - (2)前項(イ)の絹の代りに、セルロース系繊維を用
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の後練
り抜染可能織物の製造方法。 - (3)特許請求の範囲第1項(イ)の絹の代りに、絹と
セルロース系繊維の両者を、経糸と緯糸の何れか一方に
夫々用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の後練り抜染可能織物の製造方法。 - (4)特許請求の範囲第1項又は第2項記載又は第3項
記載の方法で得た織布に抜染加工を施すか又は抜染加工
と染色加工を施してなる染色織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2319099A JPH076113B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 後練り抜染可能織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2319099A JPH076113B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 後練り抜染可能織物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04202827A true JPH04202827A (ja) | 1992-07-23 |
JPH076113B2 JPH076113B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=18106463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2319099A Expired - Fee Related JPH076113B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 後練り抜染可能織物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076113B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100358675B1 (ko) * | 2000-06-26 | 2002-10-30 | 주식회사 경방 | 의마면사의 제조방법 |
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JPH076113B2 (ja) | 1995-01-25 |
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